JPH08257138A - 翼付きｉｖカテーテル組立体 - Google Patents
翼付きｉｖカテーテル組立体Info
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- JPH08257138A JPH08257138A JP8060669A JP6066996A JPH08257138A JP H08257138 A JPH08257138 A JP H08257138A JP 8060669 A JP8060669 A JP 8060669A JP 6066996 A JP6066996 A JP 6066996A JP H08257138 A JPH08257138 A JP H08257138A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/06—Body-piercing guide needles or the like
- A61M25/0612—Devices for protecting the needle; Devices to help insertion of the needle, e.g. wings or holders
- A61M25/0637—Butterfly or winged devices, e.g. for facilitating handling or for attachment to the skin
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/02—Holding devices, e.g. on the body
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
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- A61M25/0606—"Over-the-needle" catheter assemblies, e.g. I.V. catheters
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 患者の体内に挿入し易い翼付きＩＶカテーテ
ル組立体の提供。 【解決手段】 翼付きＩＶカテーテル組立体１０は、基
端１８と、カテーテル１４に固着された末端２０とを有
する中央管１２を備えている。該中央管の外周には、少
なくとも一つの環状ビード２４が設けられている。該カ
テーテル組立体は、長手方向に伸長する本体２８と、該
本体に接続された一対の可撓性翼部分４０、４２とを有
する翼付き挿入体１６を備えている。該本体は中央通路
２２を備えている。該通路は、前記中央管に設けられた
環状ビードを受け入れる環状溝３６を少なくとも一つ備
えている。中央管及びカテーテルは、翼付き挿入体の通
路３４内に回転可能に配置することが出来る。次に、該
中央管及びカテーテルは、カテーテルを患者の体内に挿
入し易いよう、操作する医師等が必要なときに翼付きカ
テーテルに関して回転させることが出来る。
ル組立体の提供。 【解決手段】 翼付きＩＶカテーテル組立体１０は、基
端１８と、カテーテル１４に固着された末端２０とを有
する中央管１２を備えている。該中央管の外周には、少
なくとも一つの環状ビード２４が設けられている。該カ
テーテル組立体は、長手方向に伸長する本体２８と、該
本体に接続された一対の可撓性翼部分４０、４２とを有
する翼付き挿入体１６を備えている。該本体は中央通路
２２を備えている。該通路は、前記中央管に設けられた
環状ビードを受け入れる環状溝３６を少なくとも一つ備
えている。中央管及びカテーテルは、翼付き挿入体の通
路３４内に回転可能に配置することが出来る。次に、該
中央管及びカテーテルは、カテーテルを患者の体内に挿
入し易いよう、操作する医師等が必要なときに翼付きカ
テーテルに関して回転させることが出来る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、翼付
き静脈内（ＩＶ）カテーテル組立体に関する。
き静脈内（ＩＶ）カテーテル組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかるカテーテルの翼部分は、血管内に
配置する際におけるカテーテル及び針の操作を容易にす
る。更に、これらの翼部分があれば、血管の穿刺箇所に
おけるカテーテルの安定性を確保し得るよう、患者の皮
膚にテープ固定するための大きい表面積が得られる。こ
れらの翼部分は、折り畳んで血管内に導入する適所に針
先端がカテーテルから伸長した状態で、針をカテーテル
内で軸方向に保持することが出来る。カテーテルを正確
に挿入したならば、針を引き抜き、翼部分を患者の体表
面に対して平らな位置にし、接着テープでカテーテルを
患者の皮膚に固定することが出来るようにする。
配置する際におけるカテーテル及び針の操作を容易にす
る。更に、これらの翼部分があれば、血管の穿刺箇所に
おけるカテーテルの安定性を確保し得るよう、患者の皮
膚にテープ固定するための大きい表面積が得られる。こ
れらの翼部分は、折り畳んで血管内に導入する適所に針
先端がカテーテルから伸長した状態で、針をカテーテル
内で軸方向に保持することが出来る。カテーテルを正確
に挿入したならば、針を引き抜き、翼部分を患者の体表
面に対して平らな位置にし、接着テープでカテーテルを
患者の皮膚に固定することが出来るようにする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】翼付きＩＶカテーテル
を血管内に正確に導入することは、難しい操作である。
カテーテルが長手方向に進むとき、カテーテルをその長
手方向軸線を中心としてゆっくりと回転させることで、
そのカテーテルの末端が正確に配置されるよう巧みに操
作することが多い。例えば、カテーテルを静脈又は動脈
内にゆっくりと進める間に、そのカテーテルを一方向に
１８０°回転させ、次に、その反対方向に１８０°回転
させることが出来る。翼付きＩＶカテーテルの場合、翼
部分がカテーテルから外方に突出していることを考える
と、そのカテーテルを回転させることは難しい操作であ
る。少しでも回転させると、翼部分が患者の皮膚に押し
込まれて、それ以上の回転を妨げ、又はカテーテルは、
患者の皮膚から上方に離れるように偏倚される。かかる
カテーテルの並進動作は望ましくない。
を血管内に正確に導入することは、難しい操作である。
カテーテルが長手方向に進むとき、カテーテルをその長
手方向軸線を中心としてゆっくりと回転させることで、
そのカテーテルの末端が正確に配置されるよう巧みに操
作することが多い。例えば、カテーテルを静脈又は動脈
内にゆっくりと進める間に、そのカテーテルを一方向に
１８０°回転させ、次に、その反対方向に１８０°回転
させることが出来る。翼付きＩＶカテーテルの場合、翼
部分がカテーテルから外方に突出していることを考える
と、そのカテーテルを回転させることは難しい操作であ
る。少しでも回転させると、翼部分が患者の皮膚に押し
込まれて、それ以上の回転を妨げ、又はカテーテルは、
患者の皮膚から上方に離れるように偏倚される。かかる
カテーテルの並進動作は望ましくない。
【０００４】このため、本発明の一つの目的は、患者の
体内に挿入し易い翼付きＩＶカテーテル組立体を提供す
ることである。
体内に挿入し易い翼付きＩＶカテーテル組立体を提供す
ることである。
【０００５】本発明のもう一つの目的は、患者の体内へ
の挿入を容易にすべくカテーテルを翼部分と独立的に回
転させることを可能にする翼付きＩＶカテーテル組立体
を提供することである。
の挿入を容易にすべくカテーテルを翼部分と独立的に回
転させることを可能にする翼付きＩＶカテーテル組立体
を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の翼付きＩＶカテ
ーテル組立体は、カテーテル副組立体と、翼付き挿入体
の副組立体とを備えている。本発明は、一体形のＩＶ伸
長セットと共に使用することが可能であることを理解す
べきである。カテーテルの基端は、中央管内に確実に且
つ回転不能に配置されている。この中央管は、約３.１
７５ｍｍ （０．１２５インチ）の外径であることが好
ましい。該中央管は、その周方向に沿って伸長する環状
ビードのような少なくとも一つの周方向に沿った分断部
分（外周面を分断する部分）がその周りに設けられた円
筒状外面を備えている。好ましくは、二つの周方向に沿
った分断部分、即ち環状ビードが、中央管の外面の上で
互いに軸方向に離隔されているようにする。環状ビード
の各々は、翼部分の端部から翼部分の中心に向けて約
２．５４ｍｍ（約０．１０インチ）の位置に配置されて
いる。更に、環状ビードの各々は、約０．１２７ｍｍ
（約０．００５インチ）の深さであることが好ましい。
該中央管及びその周方向に沿った分断部分は、プラスチ
ック材料で単一体として成形することが出来る。更に、
中央管の少なくとも周方向に沿った分断部分は、可撓性
にすることが出来る。カテーテル副組立体の中央管は、
翼付き挿入体の副組立体の内部に配置されている。
ーテル組立体は、カテーテル副組立体と、翼付き挿入体
の副組立体とを備えている。本発明は、一体形のＩＶ伸
長セットと共に使用することが可能であることを理解す
べきである。カテーテルの基端は、中央管内に確実に且
つ回転不能に配置されている。この中央管は、約３.１
７５ｍｍ （０．１２５インチ）の外径であることが好
ましい。該中央管は、その周方向に沿って伸長する環状
ビードのような少なくとも一つの周方向に沿った分断部
分（外周面を分断する部分）がその周りに設けられた円
筒状外面を備えている。好ましくは、二つの周方向に沿
った分断部分、即ち環状ビードが、中央管の外面の上で
互いに軸方向に離隔されているようにする。環状ビード
の各々は、翼部分の端部から翼部分の中心に向けて約
２．５４ｍｍ（約０．１０インチ）の位置に配置されて
いる。更に、環状ビードの各々は、約０．１２７ｍｍ
（約０．００５インチ）の深さであることが好ましい。
該中央管及びその周方向に沿った分断部分は、プラスチ
ック材料で単一体として成形することが出来る。更に、
中央管の少なくとも周方向に沿った分断部分は、可撓性
にすることが出来る。カテーテル副組立体の中央管は、
翼付き挿入体の副組立体の内部に配置されている。
【０００７】該翼付き挿入体の副組立体は、細長の本体
と、該細長の本体から反対方向外方に伸長する一対の可
撓性翼部分とを備えている。翼付き挿入体の本体も可撓
性であり、また、該本体は、貫通して長手方向に伸長す
る通路を備えている。該翼付き挿入体の副組立体は、Ｐ
ＶＣのような可撓性の熱可塑性材料、又はシリコンのよ
うなエラストマー材料で出来ている。該通路は、該中央
管を摺動可能に且つ回転可能に受け入れ得る寸法として
ある。該通路の径は、約３．３０２ｍｍ（約０．１３０
インチ）であることが好ましい。特に、該通路は、周方
向に沿った分断部分を少なくとも一つ備えることが出来
る。この周方向に沿った分断部分は、上述したように、
中央管の環状ビード又はその他の同様の周方向に沿った
分断部分を回転可能に受け入れ得る寸法及び配置とした
環状溝とすることが出来る。
と、該細長の本体から反対方向外方に伸長する一対の可
撓性翼部分とを備えている。翼付き挿入体の本体も可撓
性であり、また、該本体は、貫通して長手方向に伸長す
る通路を備えている。該翼付き挿入体の副組立体は、Ｐ
ＶＣのような可撓性の熱可塑性材料、又はシリコンのよ
うなエラストマー材料で出来ている。該通路は、該中央
管を摺動可能に且つ回転可能に受け入れ得る寸法として
ある。該通路の径は、約３．３０２ｍｍ（約０．１３０
インチ）であることが好ましい。特に、該通路は、周方
向に沿った分断部分を少なくとも一つ備えることが出来
る。この周方向に沿った分断部分は、上述したように、
中央管の環状ビード又はその他の同様の周方向に沿った
分断部分を回転可能に受け入れ得る寸法及び配置とした
環状溝とすることが出来る。
【０００８】中央管及び細長の本体は、翼付き挿入体の
副組立体における細長の本体に形成された通路内に中央
管を摺動可能に挿入し得る寸法にしてある。中央管の周
方向に沿った分断部分が翼付き挿入体の本体に接触した
ときに、抵抗力が付与される。しかしながら、中央管又
は翼付き挿入体の可撓性の材料のため、中央管を翼付き
挿入体内に更に軸方向に進めることが可能となる。中央
管を通路内に十分に長手方向に進めると、周方向に沿っ
た分断部分は、翼付き挿入体の周方向に沿った分断部分
に有効に「スナップ動作」して入る。翼付き挿入体に関
して中央管を更に軸方向に前進させると、中央管に設け
られた周方向に沿った分断部分と該周方向に沿った分断
部分に隣接する通路部分との相対的な寸法差により抵抗
が生じる。このようにして、中央管は、通路内で軸方向
に拘束される。しかしながら、この相対的な半径方向へ
の寸法により、中央管及び該中央管に接続されたカテー
テルが自由に且つ翼付き挿入体と独立的に回転すること
が可能となる。カテーテル組立体の回転に対する僅かな
抵抗力を付与し且つカテーテル組立体に安定性を持たせ
るため、環状ビードとそのかみ合う環状溝との間には、
多少の締まり嵌め状態を持たせることが好ましい。この
ように、挿入体の針を静止状態に保持する間に、カテー
テルを回転させることで、カテーテルを誘導針から分離
させることが出来る。同様に、カテーテルを血管内に挿
入し且つ血管を通じて進めるときに、中央管を回転させ
ることが可能である。
副組立体における細長の本体に形成された通路内に中央
管を摺動可能に挿入し得る寸法にしてある。中央管の周
方向に沿った分断部分が翼付き挿入体の本体に接触した
ときに、抵抗力が付与される。しかしながら、中央管又
は翼付き挿入体の可撓性の材料のため、中央管を翼付き
挿入体内に更に軸方向に進めることが可能となる。中央
管を通路内に十分に長手方向に進めると、周方向に沿っ
た分断部分は、翼付き挿入体の周方向に沿った分断部分
に有効に「スナップ動作」して入る。翼付き挿入体に関
して中央管を更に軸方向に前進させると、中央管に設け
られた周方向に沿った分断部分と該周方向に沿った分断
部分に隣接する通路部分との相対的な寸法差により抵抗
が生じる。このようにして、中央管は、通路内で軸方向
に拘束される。しかしながら、この相対的な半径方向へ
の寸法により、中央管及び該中央管に接続されたカテー
テルが自由に且つ翼付き挿入体と独立的に回転すること
が可能となる。カテーテル組立体の回転に対する僅かな
抵抗力を付与し且つカテーテル組立体に安定性を持たせ
るため、環状ビードとそのかみ合う環状溝との間には、
多少の締まり嵌め状態を持たせることが好ましい。この
ように、挿入体の針を静止状態に保持する間に、カテー
テルを回転させることで、カテーテルを誘導針から分離
させることが出来る。同様に、カテーテルを血管内に挿
入し且つ血管を通じて進めるときに、中央管を回転させ
ることが可能である。
【０００９】中央管及び細長の本体は、組み合わせた場
合、人間が翼部分を共に折り畳んだ際に、カテーテル組
立体を貫通して伸長する針が圧縮状態に保持されるよう
にするのに十分な可撓性及び圧縮性を備えるようにする
必要がある。これにより、血管の穿刺中、針が後方に滑
るのを防止するのに十分な力が針に加わる。翼部分を解
放すれば、針は取り外し且つ廃棄することが自在とな
る。
合、人間が翼部分を共に折り畳んだ際に、カテーテル組
立体を貫通して伸長する針が圧縮状態に保持されるよう
にするのに十分な可撓性及び圧縮性を備えるようにする
必要がある。これにより、血管の穿刺中、針が後方に滑
るのを防止するのに十分な力が針に加わる。翼部分を解
放すれば、針は取り外し且つ廃棄することが自在とな
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の上記及びその他の目的並
びに有利な点は、以下の詳細な説明及び添付図面を参照
することにより明らかになるであろう。同様の構成部品
は同様の参照符号で表示する添付図面に関して、本発明
の好適な実施例を以下に説明する。
びに有利な点は、以下の詳細な説明及び添付図面を参照
することにより明らかになるであろう。同様の構成部品
は同様の参照符号で表示する添付図面に関して、本発明
の好適な実施例を以下に説明する。
【００１１】本発明による翼付きＩＶカテーテル組立体
は、図１乃至図３及び図６に全体として参照符号１０で
示してある。該翼付きＩＶカテーテル組立体１０は、中
央管１２と、該中央管１２内に確実に、密閉的に且つ堅
固に取り付けられたカテーテル１４と、可撓性の翼付き
挿入体１６とを備えている。
は、図１乃至図３及び図６に全体として参照符号１０で
示してある。該翼付きＩＶカテーテル組立体１０は、中
央管１２と、該中央管１２内に確実に、密閉的に且つ堅
固に取り付けられたカテーテル１４と、可撓性の翼付き
挿入体１６とを備えている。
【００１２】中央管１２は、可撓性のＰＶＣ又はより剛
性な樹脂のような普通程度の可撓性のプラスチック材料
で単一体として成形された細長の管状部材であり、その
硬さは、ショアＡ７５乃至８５デュロメータの範囲であ
る。中央管１２は、それぞれ対向した基端１８及び末端
２０と、該中央管を貫通して軸方向に伸長する中央通路
２２とを備えている。通路２２は、誘導針（図示せず）
が該通路を貫通するのを許容する寸法としてある。中央
管１２の末端２０は、堅固な流体密の密閉係合状態にて
カテーテル１４の基端を確実に保持する。例えば、カテ
ーテル１４は、物理的な締まり嵌めによる取り付け方法
に利用可能な楔止め技術で、中央管１２内に確実に保持
することが出来る。中空で円錐形の金属製楔をカテーテ
ル１４内に同軸状に配置することが好ましい。楔に起因
してカテーテル１４が変形する結果、カテーテルは、中
央管１２の内部凹所に嵌まり、カテーテル１４と中央管
１２との間に確実な密閉シールが形成される。
性な樹脂のような普通程度の可撓性のプラスチック材料
で単一体として成形された細長の管状部材であり、その
硬さは、ショアＡ７５乃至８５デュロメータの範囲であ
る。中央管１２は、それぞれ対向した基端１８及び末端
２０と、該中央管を貫通して軸方向に伸長する中央通路
２２とを備えている。通路２２は、誘導針（図示せず）
が該通路を貫通するのを許容する寸法としてある。中央
管１２の末端２０は、堅固な流体密の密閉係合状態にて
カテーテル１４の基端を確実に保持する。例えば、カテ
ーテル１４は、物理的な締まり嵌めによる取り付け方法
に利用可能な楔止め技術で、中央管１２内に確実に保持
することが出来る。中空で円錐形の金属製楔をカテーテ
ル１４内に同軸状に配置することが好ましい。楔に起因
してカテーテル１４が変形する結果、カテーテルは、中
央管１２の内部凹所に嵌まり、カテーテル１４と中央管
１２との間に確実な密閉シールが形成される。
【００１３】図５を参照すると、中央管１２は、該中央
管１２の長さの主要部分に沿って外径「ｄ」を画成する
円筒状外面を備えている。しかしながら、中央管１２に
は、また、中間位置にて該管から単一体として外方に突
出する環状ビード２４、２６が形成されている。これら
環状ビード２４、２６は、中央管１２の他の位置におけ
る外径「ｄ」よりも大きい外径「ｃ」を画成する。外径
「ｃ」は、約３．４２９ｍｍ（約０．１３５インチ）で
あることが好ましい。更に、これらの環状ビード２４、
２６は、好ましくは約７．６２ｍｍ（約０．３インチ）
の距離、互いに軸方向に離間されており、また、翼付き
挿入体１６を中央管１２に取り付けたとき、好ましく
は、翼部分４０、４２の端部から約２．５４ｍｍ（約
０．１０インチ）離れた位置にあるようにする。
管１２の長さの主要部分に沿って外径「ｄ」を画成する
円筒状外面を備えている。しかしながら、中央管１２に
は、また、中間位置にて該管から単一体として外方に突
出する環状ビード２４、２６が形成されている。これら
環状ビード２４、２６は、中央管１２の他の位置におけ
る外径「ｄ」よりも大きい外径「ｃ」を画成する。外径
「ｃ」は、約３．４２９ｍｍ（約０．１３５インチ）で
あることが好ましい。更に、これらの環状ビード２４、
２６は、好ましくは約７．６２ｍｍ（約０．３インチ）
の距離、互いに軸方向に離間されており、また、翼付き
挿入体１６を中央管１２に取り付けたとき、好ましく
は、翼部分４０、４２の端部から約２．５４ｍｍ（約
０．１０インチ）離れた位置にあるようにする。
【００１４】翼付き挿入体１６は、可撓性のＰＶＣ又は
その他の可撓性の樹脂で単一体として成形されており、
また、その硬さはショアＡ７５乃至８５デュロメータの
範囲である必要がある。より具体的には、図３及び図４
に最も明確に図示するように、翼付き挿入体１６は、そ
れぞれ対向した末端３０及び基端３２と、該端部との間
で長手方向に伸長する通路３４とを有する細長の中央本
体２８を備えている。本体２８の基端３２は、通路３４
へのテーパー付き入口を画成し得るよう、面取り加工す
ることが出来る。図４に最も明確に図示するように、通
路３４は、中央管１２の外径「ｄ」よりも大きいが、中
央管１２に設けられた環状ビード２４、２６の外径
「ｃ」よりは僅かに小さい内径「ｂ」を有する。該内径
「ｂ」は、約３．３０２ｍｍ（約０．１３０インチ）で
あることが好ましい。通路３４は、好ましくは、約７．
６２ｍｍ（約０．３インチ）の距離、互いに軸方向に離
間され且つ好ましくは約２．５４ｍｍ（約０．１０イン
チ）、翼部分４０、４２の端部から離間された位置にあ
る環状溝３６、３８を備えることを特徴としている。こ
れらの環状溝３６、３８の各々は、中央管１２の環状ビ
ード２４、２６の外径「ｃ」よりも僅かに小さい内径
「ａ」を有する。この僅かな締まり嵌めにより、中央管
１２と細長の中央本体２８との間には、幾分かの安定性
が得られる。
その他の可撓性の樹脂で単一体として成形されており、
また、その硬さはショアＡ７５乃至８５デュロメータの
範囲である必要がある。より具体的には、図３及び図４
に最も明確に図示するように、翼付き挿入体１６は、そ
れぞれ対向した末端３０及び基端３２と、該端部との間
で長手方向に伸長する通路３４とを有する細長の中央本
体２８を備えている。本体２８の基端３２は、通路３４
へのテーパー付き入口を画成し得るよう、面取り加工す
ることが出来る。図４に最も明確に図示するように、通
路３４は、中央管１２の外径「ｄ」よりも大きいが、中
央管１２に設けられた環状ビード２４、２６の外径
「ｃ」よりは僅かに小さい内径「ｂ」を有する。該内径
「ｂ」は、約３．３０２ｍｍ（約０．１３０インチ）で
あることが好ましい。通路３４は、好ましくは、約７．
６２ｍｍ（約０．３インチ）の距離、互いに軸方向に離
間され且つ好ましくは約２．５４ｍｍ（約０．１０イン
チ）、翼部分４０、４２の端部から離間された位置にあ
る環状溝３６、３８を備えることを特徴としている。こ
れらの環状溝３６、３８の各々は、中央管１２の環状ビ
ード２４、２６の外径「ｃ」よりも僅かに小さい内径
「ａ」を有する。この僅かな締まり嵌めにより、中央管
１２と細長の中央本体２８との間には、幾分かの安定性
が得られる。
【００１５】翼付き挿入体１６は、中央本体２８から略
直径方向の反対方向に突出する一対の可撓性の翼部分４
０、４２を更に備えている。これらの翼部分４０、４２
は、薄く且つ可撓性であり、また、非偏倚状態にあると
き、略共通の面内に位置している。しかしながら、これ
ら翼部分４０、４２は、互いに近づく方向に撓ませ且つ
回転させ、翼部分４０、４２の面が互いに対面状態に当
接するようにすることが出来る。翼部分４０、４２が互
いに近づく方向に回転する結果、血管の穿刺中、針が後
方に滑り出るのを防止するのに十分な圧縮力が針に加わ
る。更に、これらの翼部分４０、４２は、翼付き挿入体
１６を使用する医師等が容易に把持して操作するための
タブを効果的に形成する。
直径方向の反対方向に突出する一対の可撓性の翼部分４
０、４２を更に備えている。これらの翼部分４０、４２
は、薄く且つ可撓性であり、また、非偏倚状態にあると
き、略共通の面内に位置している。しかしながら、これ
ら翼部分４０、４２は、互いに近づく方向に撓ませ且つ
回転させ、翼部分４０、４２の面が互いに対面状態に当
接するようにすることが出来る。翼部分４０、４２が互
いに近づく方向に回転する結果、血管の穿刺中、針が後
方に滑り出るのを防止するのに十分な圧縮力が針に加わ
る。更に、これらの翼部分４０、４２は、翼付き挿入体
１６を使用する医師等が容易に把持して操作するための
タブを効果的に形成する。
【００１６】カテーテル組立体１０は、カテーテル１４
及び中央管１２を翼付き挿入体１６の通路３４内に挿入
することで組み立てられる。該翼付き挿入体１６の基端
３２における、通路３４への面取り加工した入口が、こ
の最初の挿入を容易にする。上述したように、中央管１
２は、通路３４の長さの大部分の内径「ｂ」よりも僅か
に小さい外径「ｄ」をその長さの大部分に沿って画成す
る。他方、環状ビード２４、２６の各々は、通路３４の
内径「ｂ」よりも僅かに大きい外径「ｃ」を有する。従
って、中央管１２を翼付き挿入体１６内に挿入するこの
操作段階中、抵抗力が加わる。しかしながら、翼付き挿
入体１６は、可撓性のＰＶＣ又はその他の可撓性材料で
形成されており、中央管１２に付与される圧力に応答し
て弾性動作をする。更に、上述したように、中央管１２
も又、翼付き挿入体１６との組立てが容易であるよう
に、適度に可撓性の材料で形成することが出来る。従っ
て、通路３４内へ中央管１２を連続的に挿入すること
が、難無く行い得る。
及び中央管１２を翼付き挿入体１６の通路３４内に挿入
することで組み立てられる。該翼付き挿入体１６の基端
３２における、通路３４への面取り加工した入口が、こ
の最初の挿入を容易にする。上述したように、中央管１
２は、通路３４の長さの大部分の内径「ｂ」よりも僅か
に小さい外径「ｄ」をその長さの大部分に沿って画成す
る。他方、環状ビード２４、２６の各々は、通路３４の
内径「ｂ」よりも僅かに大きい外径「ｃ」を有する。従
って、中央管１２を翼付き挿入体１６内に挿入するこの
操作段階中、抵抗力が加わる。しかしながら、翼付き挿
入体１６は、可撓性のＰＶＣ又はその他の可撓性材料で
形成されており、中央管１２に付与される圧力に応答し
て弾性動作をする。更に、上述したように、中央管１２
も又、翼付き挿入体１６との組立てが容易であるよう
に、適度に可撓性の材料で形成することが出来る。従っ
て、通路３４内へ中央管１２を連続的に挿入すること
が、難無く行い得る。
【００１７】中央管１２を翼付き挿入体１６内に十分に
挿入したならば、環状ビード２４、２６は、通路３４の
環状溝３６、３８と軸方向に整合される。この軸方向へ
の整合により、環状ビード２４、２６は、効果的に「ス
ナップ動作」して環状溝３６、３８内に入る。上述した
ように、環状ビード２４、２６の各々は、環状溝３６、
３８の内径「ａ」よりも僅かに大きい外径「ｃ」を有す
る。その結果、中央管１２は、翼付き挿入体１６内で僅
かな程度の抵抗力が加わる状態で回転させることが出来
る。しかしながら、図１及び図３に示した状態を越えて
中央管１２及びカテーテル１４を軸方向に動かすため、
翼付き挿入体１６の本体２８及び／又は中央管１２上の
環状ビード２４、２６を更に変形させるのに十分な軸方
向力を加えればよい。
挿入したならば、環状ビード２４、２６は、通路３４の
環状溝３６、３８と軸方向に整合される。この軸方向へ
の整合により、環状ビード２４、２６は、効果的に「ス
ナップ動作」して環状溝３６、３８内に入る。上述した
ように、環状ビード２４、２６の各々は、環状溝３６、
３８の内径「ａ」よりも僅かに大きい外径「ｃ」を有す
る。その結果、中央管１２は、翼付き挿入体１６内で僅
かな程度の抵抗力が加わる状態で回転させることが出来
る。しかしながら、図１及び図３に示した状態を越えて
中央管１２及びカテーテル１４を軸方向に動かすため、
翼付き挿入体１６の本体２８及び／又は中央管１２上の
環状ビード２４、２６を更に変形させるのに十分な軸方
向力を加えればよい。
【００１８】カテーテル組立体１０は、略従来の方法で
患者の体内に導入することが出来る。血管を穿刺すると
き、一方の手の親指と人差し指とで翼部分４０、４２を
対面状態に保持して、カテーテル１４を患者の体内に挿
入し且つ針を適所に保持することが出来る。カテーテル
１４が正確に挿入されたならば、医師等は、翼部分を解
放し且つ中央管１２を回転させて、カテーテル１４を導
入体の針から患者の体内に進めることが出来る。
患者の体内に導入することが出来る。血管を穿刺すると
き、一方の手の親指と人差し指とで翼部分４０、４２を
対面状態に保持して、カテーテル１４を患者の体内に挿
入し且つ針を適所に保持することが出来る。カテーテル
１４が正確に挿入されたならば、医師等は、翼部分を解
放し且つ中央管１２を回転させて、カテーテル１４を導
入体の針から患者の体内に進めることが出来る。
【００１９】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、患者の
体内への挿入が容易であって、しかも、翼部分と独立的
にカテーテルを回転させ、患者の体内へのカテーテルの
挿入を容易にする、翼付きＩＶカテーテル組立体が提供
されることが理解される。
体内への挿入が容易であって、しかも、翼部分と独立的
にカテーテルを回転させ、患者の体内へのカテーテルの
挿入を容易にする、翼付きＩＶカテーテル組立体が提供
されることが理解される。
【図１】本発明による翼付きＩＶカテーテル組立体の斜
視図である。
視図である。
【図２】図１に示した翼付きＩＶカテーテル組立体の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図３】図１に示した翼付きＩＶカテーテル組立体の一
部断面図とした平面図である。
部断面図とした平面図である。
【図４】翼付き挿入体の副組立体における一部分の部分
断面図である。
断面図である。
【図５】カテーテル組立体の部分断面図である。
【図６】翼部分を共に折畳んだときの本発明の翼付きＩ
Ｖカテーテル組立体を示す端面図である。
Ｖカテーテル組立体を示す端面図である。
１０ 翼付きＩＶカテーテル組立体 １２ 中央管 １４ カテーテル １６ 翼付き挿入
体 １８ 中央管の基端 ２０ 中央管の末
端 ２２ 中央通路 ２４、２６ 環状
ビード ２８ 翼付き挿入体の中央本体 ３０ 中央本体の
末端 ３２ 中央本体の基端 ３４ 翼付き挿入
体の通路 ３６、３８ 環状溝 ４０、４２ 翼部
分
体 １８ 中央管の基端 ２０ 中央管の末
端 ２２ 中央通路 ２４、２６ 環状
ビード ２８ 翼付き挿入体の中央本体 ３０ 中央本体の
末端 ３２ 中央本体の基端 ３４ 翼付き挿入
体の通路 ３６、３８ 環状溝 ４０、４２ 翼部
分
Claims (10)
- 【請求項１】 翼付きＩＶカテーテル組立体にして、 対向した基端及び末端と、貫通して軸方向に伸長する通
路であって、内面を画成し、該内面に少なくとも一つの
円周溝が形成された前記通路とを有する細長の本体を備
える翼付き挿入体と、 前記通路内に回転可能に配置された中央管であって、基
端と、末端と、該基端と末端との間を伸長する外面とを
備え、該外面が、前記通路の円周溝により軸方向に拘束
される少なくとも一つの円周突起を有し、その末端が、
カテーテルに係合する手段を有し、これにより、該中央
管及び前記カテーテルが、定位置にて、前記翼付き挿入
体に関して軸方向に回転可能であるようになされた中央
管と、 前記中央管の基端に回転不能に固着された細長の管と、
を備えることを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組立
体。 - 【請求項２】 請求項１に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記翼付き挿入体が、可撓性のプラスチック材料で出来
たものであることを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組
立体。 - 【請求項３】 請求項２に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記可撓性のプラスチック材料が、可撓性のＰＶＣであ
ることを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組立体。 - 【請求項４】 請求項１に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記中央管が、プラスチック材料で出来たものであるこ
とを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組立体。 - 【請求項５】 請求項４に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記中央管が、可撓性のプラスチック材料で出来たもの
であることを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組立体。 - 【請求項６】 翼付きＩＶカテーテル組立体にして、 可撓性のプラスチック材料で単一体として成形された翼
付き挿入体であって、対向した基端及び末端と、該基端
と末端との間を伸長する通路とを有する長手方向に伸長
する本体を備え、該通路が、第一の径を画成する互いに
離隔された円筒状部分と、第二の径を画成する少なくと
も一つの中間部分とを有する前記翼付き挿入体と、 対向した基端及び末端と、前記通路の第一の径及び第二
の径よりも小さい外径とを有する細長のカテーテルと、 対向した基端及び末端を有する中央管であって、その末
端が前記カテーテルの前記基端に確実に取り付けられ、
その外面が該中央管の前記基端と末端との間を伸長し且
つ該外面が前記翼付き挿入体の本体を貫通する通路の第
一の径よりも小さい外径を画成する互いに離隔された円
筒状部分を有する前記中央管とを備え、 前記外面が、少なくとも一つの中間部分を更に備え、 前記中央管が、前記中間部分が互いに半径方向に整合さ
れた状態で前記通路内に配置され、 前記中央管及び該中央管に係合したカテーテルが、該通
路内で略軸方向に固定され且つ前記翼付き挿入体に関し
て回転可能であるようにしたことを特徴とする翼付きＩ
Ｖカテーテル組立体。 - 【請求項７】 請求項６に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記翼付き挿入体が、可撓性のプラスチック材料で成形
されたものであることを特徴とする翼付きＩＶカテーテ
ル組立体。 - 【請求項８】 請求項７に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記中央管が、プラスチック材料で成形されたものであ
ることを特徴とする翼付きＩＶカテーテル組立体。 - 【請求項９】 請求項６に記載の翼付きＩＶカテーテル
組立体にして、 前記通路の前記中間部分が環状溝であり、前記中央管の
中間部分が環状ビードであることを特徴とする翼付きＩ
Ｖカテーテル組立体。 - 【請求項１０】 請求項９に記載のカテーテル組立体に
して、 前記通路が互いに離隔された一対の環状溝を備え、前記
中央管が、それぞれ前記溝に回転可能に配置された一対
の環状ビードを備えることを特徴とするカテーテル組立
体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US405166 | 1995-03-16 | ||
| US08/405,166 US5674201A (en) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | Rotatable catheter housed within a flexible wing assembly |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257138A true JPH08257138A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=23602560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8060669A Pending JPH08257138A (ja) | 1995-03-16 | 1996-03-18 | 翼付きｉｖカテーテル組立体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
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| US (1) | US5674201A (ja) |
| EP (1) | EP0732119A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08257138A (ja) |
| CA (1) | CA2169221A1 (ja) |
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Also Published As
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