JP2002291724A - 採血管用ホルダー - Google Patents

採血管用ホルダー

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JP2002291724A
JP2002291724A JP2001093376A JP2001093376A JP2002291724A JP 2002291724 A JP2002291724 A JP 2002291724A JP 2001093376 A JP2001093376 A JP 2001093376A JP 2001093376 A JP2001093376 A JP 2001093376A JP 2002291724 A JP2002291724 A JP 2002291724A
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JP
Japan
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blood collection
collection tube
blood collecting
blood
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JP2001093376A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakaizumi
政博 中泉
Shoji Sakakiyama
昭二 榊山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダーの内壁面に採血管の挿入時に弾性変
形可能な凸部が形成されてなる採血管用ホルダーを使用
する際に、ホルダーに固定されている採血針の先端部が
振れて、血管を傷つける恐れのない採血管用ホルダーを
得る。 【解決手段】 一端に採血管挿入用の開口部4を有し、
他端に採血針固定機構3を設けた閉塞面3aを有する採
血管用ホルダーであって、該ホルダーの内壁面に採血管
の挿入時に弾性変形可能な凸部2が形成されてなる採血
管用ホルダー6において、採血管の挿入押圧力により弾
性変形可能なエラストマー製の環状緩衝部材5が挿入さ
れている。環状緩衝部材5は、ホルダーの閉塞面3aと
凸部2との間に挿入されているのが好ましい。また、環
状緩衝部材5の片端面または両端面に、採血管の挿入押
圧力により弾性変形可能なエラストマー製の複数個の突
片5bが形成されているものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採血管を用いて採
血する際に、採血管を保持するために使用する採血管用
ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の採血管用ホルダーとして、一端
に採血管挿入用の開口部を有し、他端に採血針固定機構
を設けた閉塞面を有する筒状の採血管用ホルダーであっ
て、該ホルダーの内壁面に採血管の挿入時に弾性変形可
能な凸部が形成されてなる採血管用ホルダーが知られて
いる(例えば、特開2000−201908号公報参
照)。
【0003】上記従来の採血管用ホルダーにあって、ホ
ルダーの内壁面の凸部は、採血管用ホルダーに真空採血
管を挿入して採血する際に、採血針に被せてある血液漏
洩防止用の鞘ゴムの復元力によって採血管が押し戻され
て、採血管が採血針から抜ける現象、いわゆるキックバ
ックを防止し、規定量の採血を確実に行うために形成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の採血管用ホ
ルダーに採血管を挿入する際には、キックバック防止用
のホルダーの凸部と採血管を封止する栓体部の周縁とが
接触して挿入抵抗が生じ、その後、採血管の栓体部がこ
の凸部を通過した直後に挿入抵抗が急激に小さくなるた
め、採血管がホルダーに急速に押し込まれる。
【0005】特に、採血管用ホルダーの内壁面に形成さ
れている凸部が、採血管の挿入方向の断面が略円弧状に
なっている場合に挿入抵抗の急激な変化が顕著であり、
その結果、ホルダーに固定されている採血針の先端部が
振れて、血管を傷つける恐れがある。そこで、採血の際
には万全の注意を払ってこれを防止せねばならず、採血
者にかかる負担が大きくなるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、ホルダーの内壁面に採血管の
挿入時に弾性変形可能な凸部が形成されてなる採血管用
ホルダーを使用する際に、ホルダーに固定されている採
血針の先端部が振れて、血管を傷つける恐れのない採血
管用ホルダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、一端に採血管挿入用の開口
部を有し、他端に採血針固定機構を設けた閉塞面を有す
る筒状の採血管用ホルダーであって、該ホルダーの内壁
面に採血管の挿入時に弾性変形可能な凸部が形成されて
なる採血管用ホルダーにおいて、採血管の挿入押圧力に
より弾性変形可能なエラストマー製の環状緩衝部材が、
上記ホルダー内壁面に沿って同軸的に挿入されている構
成とした。
【0008】また、請求項2の発明では、環状緩衝部材
は、ホルダーの閉塞面と凸部との間に挿入されている構
成とした。
【0009】さらに、請求項3の発明では、環状緩衝部
材の片端面または両端面に、採血管の挿入押圧力により
弾性変形可能なエラストマー製の複数個の突片が形成さ
れている構成とした。
【0010】(作用)本発明の採血管用ホルダーに採血
管を挿入する際に、採血管の栓体部がホルダーのキック
バック防止用の凸部を通過した直後に挿入抵抗が急激に
小さくなり、採血管がホルダーに急速に押し込まれよう
とするが、その押し込み圧はホルダー内に挿入されてい
る環状緩衝部材の弾性復元力により緩和されて、採血管
の急速な押し込みが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
ながら、本発明を詳しく説明する。図1は本発明の採血
管用ホルダーの一例を示す縦断面、図2は採血管用ホル
ダーに挿入される環状緩衝部材の一例を示す斜視図、図
3は採血管用ホルダーの使用例を示す縦断面である。
【0012】図1において、1はホルダー本体、2はホ
ルダー本体1の内壁面に形成された凸部であって、採血
管の挿入時に弾性変形可能である。3はホルダー本体1
の他端に形成された採血針固定機構、3aは採血針固定
機構3を有する閉塞面、4はホルダー本体1の一端に形
成された採血管挿入用の開口部である。
【0013】上記ホルダー本体1、凸部2、採血針固定
機構3、閉塞面3a、開口部4の構成は、特に限定され
ず、この種の従来の採血管用ホルダーの構成と同様な構
成が採用される。
【0014】図1では、ホルダー本体1はポリプロピレ
ン製である。また、凸部2はホルダー本体1と同じポリ
プロピレン製でホルダー本体1と一体に形成され、採血
管の挿入方向の断面が略円弧状に4箇所形成されてい
る。採血針固定機構3はねじ込み方式となっている。
【0015】そして、本発明では、上記ホルダー本体1
の内壁面に沿って同軸的に、エラストマー(水添スチレ
ン−ブタジエン−スチレンンブロック共重合体を使用)
製の環状緩衝部材5が挿入されている。この環状緩衝部
材5は、採血管の挿入押圧力により弾性変形可能に構成
されている。エラストマーとしては、シリコンゴムやウ
レタンゴムも好適に用いられるがこれに限定されない。
【0016】上記環状緩衝部材5は、図1に示すように
ホルダー1の閉塞面3aと凸部2との間に挿入されてい
るのが、採血管の挿入操作を円滑に行う観点から好まし
いが、ホルダー1の凸部2と開口部4との間に挿入され
ていてもよい。なお、環状緩衝部材5は、ホルダー1の
内壁に密着した状態で挿入されているのが、環状緩衝部
材5がホルダー1から抜け落ちないようにする観点から
好ましいが、ホルダー1の内壁と僅かに隙間ができるよ
うな状態で挿入されていてもよい。
【0017】また、環状緩衝部材5は、採血管の挿入押
圧力により弾性変形可能に環状に形成されておればよ
く、その環状断面その他の形状は特に限定されない。特
に、図1および図2に示すように、環状部分5aの片端
面または両端面に、採血管の挿入押圧力により弾性変形
可能なエラストマー製の複数個の突片5bが形成されて
いると、この突片5bの良好な折り曲がり作用によっ
て、より一層の緩衝緩和作用が発現するので好適であ
る。
【0018】こうして、本発明の採血管用ホルダー6が
構成される。この採血管用ホルダー6を用いて採血を行
うには、図3に示すように、先ず、血液漏洩防止用の鞘
ゴム10が被せてある従来公知の採血針7を、採血管用
ホルダー6の採血針固定機構3にねじ込んで取り付け、
この状態で採血針7の一端部を血管に穿刺したあと、真
空採血管8をその栓体部9をホルダーに向けて、ホルダ
ー6の開口部4からホルダー内へ挿入していく。
【0019】真空採血管8は、従来公知のものが使用さ
れ、有底管体の開口部に採血針が刺通可能なゴム栓等の
弾性変形し得る材料からなる栓体部9が設けられたもの
で、栓体部9の最大径が有底管体の外径よりも大きくな
されている。
【0020】そして、採血管8の栓体部9の周縁部がホ
ルダー6の凸部2を弾性変形させながら通過し、さらに
採血管8の挿入押圧力により、採血管8の栓体部9が環
状緩衝部材5の突片5bに当たり、この突片5bが弾性
変形しながら折り曲げられる。そのため、採血管8の押
し込み圧は環状緩衝部材5の弾性復元力により緩和され
て、採血管8の急速な押し込みが防止され、血管を傷つ
けることなく円滑に採血が行われる。
【0021】また、この際、採血針7の他端部7aは、
採血針7に被せてある鞘ゴム10の先端を破り、鞘ゴム
10が縮まりながら栓体部9を貫通し、鞘ゴム10の弾
性復元力により、採血管8の栓体部9が押されて採血管
8が押し返されようとするが、栓体部9の周縁部がホル
ダー6の凸部2に引っ掛かって良好に保持され、いわゆ
るキックバックが防止される。
【0022】なお、上記環状緩衝部材5において、突片
5bが形成されていない環状部分5aだけの場合は、採
血管8の栓体部9がこの環状部分5aに当たり、環状部
分5aの弾性変形によって採血管8の押し込み圧が緩和
され、採血管8の急速な押し込みが防止される。
【0023】また、環状緩衝部材5がホルダーの凸部2
と開口部4との間に挿入されている場合は、採血管8が
ホルダーの開口部4からホルダー内へ挿入されていく時
に、環状緩衝部材5が採血管8の栓体部9により押され
て、ホルダーの閉塞面3aと凸部2との間に挿入され、
環状緩衝部材5は上記と同様に作用する。
【0024】
【発明の効果】上述のとおり、本発明の採血管用ホルダ
ーによれば、キックバックが防止されるとともに、採血
管がホルダー内に急速に押し込まれなくなり、その結
果、採血管用ホルダーを使用する際に、ホルダーに固定
されている採血針の先端部が振れて血管を傷つける恐れ
がなくなり、採血者の注意負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採血管用ホルダーの一例を示す縦断面
である。
【図2】採血管用ホルダーに挿入される環状緩衝部材の
一例を示す斜視図である。
【図3】採血管用ホルダーの使用例を示す縦断面であ
る。
【符号の説明】
1 ホルダー本体 2 凸部 3 採血針固定機構 3a 閉塞面 4 開口部 5 環状緩衝部材 5a 環状部分 5b 突片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に採血管挿入用の開口部を有し、他
    端に採血針固定機構を設けた閉塞面を有する筒状の採血
    管用ホルダーであって、該ホルダーの内壁面に採血管の
    挿入時に弾性変形可能な凸部が形成されてなる採血管用
    ホルダーにおいて、採血管の挿入押圧力により弾性変形
    可能なエラストマー製の環状緩衝部材が、上記ホルダー
    内壁面に沿って同軸的に挿入されていることを特徴とす
    る採血管用ホルダー。
  2. 【請求項2】 環状緩衝部材は、ホルダーの閉塞面と凸
    部との間に挿入されていることを特徴とする請求項1に
    記載の採血管用ホルダー。
  3. 【請求項3】 環状緩衝部材の片端面または両端面に、
    採血管の挿入押圧力により弾性変形可能なエラストマー
    製の複数個の突片が形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の採血管用ホルダー。
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