JP4142784B2 - 採血管用ホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、採血管を用いて採血する際に採血管を保持するための採血管用ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
真空採血管による採血は、採血針を採血管用ホルダーに取り付け、この採血針を血管に穿刺したあと、真空採血管をホルダーに挿入することによって行われる。採血針を血管に穿刺する際、採血針のホルダー側の端面が開放されていると、血液が漏洩するので、一般的な採血針はこの端面に鞘ゴムがかぶせてある。採血の際には、採血管の封止部で鞘ゴムを圧縮しながら採血針のホルダー側の端面が採血管の封止部を貫通して血管と採血管内が連通することによって、血液が採血管内に流入し、規定量を採血後、採血管をホルダーから抜き取ると、鞘ゴムが弾性により復元されて採血針のホルダー側の端面を覆うことにより、血液の漏洩が防止される(特開昭58−188560、特開昭58−183172)。
【0003】
しかしながら、このような鞘ゴムを用いた採血針を用いて採血を行う場合、鞘ゴムの復元力によって採血管が押し戻され、採血管が採血針から抜けてしまう場合がある。この現象は一般にキックバックと呼ばれるが、キックバックが起こると、規定量の採血を行うことができない。
【0004】
この問題を解決するために、特開平1−291830号公報には、図7に示したように、ホルダーに設けられた凸部と採血管の封止部との間の摩擦力を利用してキックバックを防止する採血管ホルダーが記載されている。しかしながら、このホルダーでは種々の大きさの封止部を有する採血管に適合できないという問題点があった。すなわち、封止部の径が小さい採血管を保持する場合にはホルダーの凸部を大きくする必要があるが、凸部を大きくしたホルダーに封止部の径が大きな採血管を挿入しようとする場合、摩擦抵抗が大きいため大きな力で採血管を挿入しなければならず、採血者の負担が大きくなる。また、このホルダーに使用する採血管の封止部はある程度の摩擦抵抗を有する必要があり、摩擦抵抗の少ない材質でできた封止部の場合は、キックバックを起こすという問題点があった。
【0005】
また、実開平5−35106号公報には、板状に切り出された先端を有するアタプターが設けられた採血筒が記載されている。しかし、かかる採血筒も、採血管の封止部が摩擦抵抗の少ない材質の場合には、キックバックを起こすという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記に鑑み、採血管の封止部の大きさや材質に関らずキックバックを起こすことのない採血管用ホルダーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、一端が開口し他端が閉塞した有底管体、および、有底管体の開口部を封止し、採血針が刺通可能とされている封止部からなり、該封止部の最大径が、該有底管体の外径よりも大きくなされていることを特徴とする採血管に用いられ、
一端に採血管挿入用の開口部を有し、他端に採血針固定機構を設けた閉塞面を有する筒状の採血管用ホルダーであって、
該ホルダーの内壁面側には凸部が形成され、
該凸部は、上記採血管の挿入時に、弾性変形できるように構成され、
上記採血管が挿入された状態において、該凸部により上記採血管の封止部の最大径部分が係止されることで採血管が保持される
ことを特徴とする採血管用ホルダーである。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の採血管用ホルダーであって、該凸部の頂点と上記閉塞面との採血管挿入方向の長さが、6mm以上15mm以下とされていることを特徴とする採血管用ホルダーである。
【0009】
(作用)
本発明の採血管用ホルダーにおいては、ホルダー内壁面側に設けられた弾性変形可能な凸部が、採血管の封止部の最大径部分を係止することで採血管を保持することにより、鞘ゴムの復元力により採血管を押し戻す力が働いても、キックバックを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明の採血管ホルダーに用いる採血管は、一端が開口し他端が閉塞した有底管体7、および、有底管体の開口部を封止し、採血針が刺通可能とされている封止部6からなり、該封止部6の最大径が、該有底管体7の外径よりも大きくなされていることを特徴とするものであり、例えば、図5・6に示されるような形状のものを用いることができる。
【0011】
図5に示される採血管は、有底管体7と封止部6が嵌合でき、かつ、分離可能に構成されているものである。材質としては特に限定されないが、例えば、有底管体については、プラスチックやガラスを、封止部には、ゴムやエラストマーを用いることができる。
また、図6に示される採血管は、封止部6のうち最大径部分6aが有底管体7と一体的に構成され、封止部頂面6bが採血針が刺通可能な材料で構成されるものである。封止部頂面を構成する、採血針が刺通可能な材料としては、たとえば、アルミ箔、各種フィルム、ゴムやエラストマー等を用いることができる。
【0012】
本発明の採血管用ホルダーには、ホルダーの内壁面側に凸部が形成され、例えば、図1〜4に示されるような凸部2が設けられる。
上記凸部の形状としては特に限定されないが、図2・4の凸部2に示されるようにホルダーの採血管挿入方向の断面が、略円弧状となるような形状とすることができる。この凸部の数は、特に限定されないが、1つの場合には、ホルダーに採血管を挿入した際、採血管が傾く場合があるので、2つ以上設けることが好ましく、より好ましくは3つ以上設けるのがよい。図1・3においては、凸部2を3つ設けた実施態様を、図2・4においては、2つ設けた実施態様を示す。
【0013】
上記凸部は、上記採血管の挿入時に、弾性変形できるように構成される。これは、採血管をホルダーに挿入する際に、採血管の封止部と接触することによって凸部が変形して採血管の最大径部分がホルダーの閉塞面側まで挿入されることが可能であり、かつ、採血管を挿入した状態で凸部が回復し採血管を保持することができれば、その手段は特に限定されない。例えば、ホルダーの内壁面側に弾性変形可能な材料で上記凸部を設けるか、ホルダー内壁面のうち該凸部の付け根付近を弾性変形できる材料で構成すればよい。また、最も簡単には、図1〜4の凸部2に示されるように、円筒状のホルダーの壁面を外側から二次加工することによって、壁面の一部を内側に凸型に突出させる方法を用いることができる。
【0014】
本発明の採血管用ホルダーは、上記採血管が挿入された状態において、該凸部により上記採血管の封止部の最大径部分が係止されることで採血管が保持されることを特徴とする。すなわち、本発明においては、上述のような凸部が設けられ、採血管の封止部の最大径部分が該凸部によって引っかけられることでキックバックが防止される。例えば、図4に示したように、封止部の最大径と有底管体の外径との外径差を利用して係止されてもよいし、封止部自体に外径差を設け、その外径差を利用して係止されてもよい。従って、使用する採血管の封止部の大きさや材質は特に限定されるものではない。
【0015】
本発明の採血管ホルダーでは、上記凸部の頂点と上記ホルダーの閉塞面との採血管挿入方向の長さが、6mm以上15mm以下とされることがより好ましい。これは、多くの採血管の封止部の採血管挿入方向の長さは、6mm以上の長さを有するので、上記凸部の頂点と上記ホルダーの閉塞面との長さが、6mm未満では係止することができないからである。また、採血針の採血管側の長さは、一般的に20mm程度であるが、一般的な封止部の採血針刺通部は、2〜5mmの肉厚を持つため、上記凸部の頂点と上記ホルダーの閉塞面との採血管挿入方向の長さが15mmより大きいと、採血針が刺通部を貫通した状態のままで該凸部により封止部を係止することできないからである。
【0016】
本発明の採血管ホルダーにおいては、例えば採血管の栓体が本体から抜ける等して採血管ホルダー内に血液が漏洩した場合でも、採血管ホルダー外に血液が漏洩するのを防止するため、外側にカバーが設けられることも可能である。
【0017】
本発明のホルダーの材質としては特に限定されないが、金属、プラスチック等が好ましく、プラスチックの中では、ポリエチレン、ポリプロピレン等がより好ましい。
【0018】
【発明の効果】
本発明により、採血管の封止部の大きさや材質に関らずキックバックを起こすことのない採血管用ホルダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の採血管ホルダーの実施例を示す斜視図。
【図2】 本発明の採血管ホルダーの実施例を示す断面図。
【図3】 本発明の採血管ホルダーの実施例を示す上面図。
【図4】 本発明の採血管ホルダーの実施例を使用した状態を示す断面図。
【図5】 本発明の採血管ホルダーに使用する採血管の例を示す断面図。
【図6】 本発明の採血管ホルダーに使用する採血管の例を示す断面図。
【図7】 従来の採血管ホルダーを使用した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…採血管ホルダー本体
2…凸部
3…採血針固定機構
4…フランジ
5…採血針
6…封止部
6a…最大径部分
6b…封止部頂面
7…有底管体
8…従来技術における凸部

Claims (2)

  1. 一端が開口し他端が閉塞した有底管体、および、有底管体の開口部を封止し、採血針が刺通可能とされている封止部からなり、該封止部の最大径が、該有底管体の外径よりも大きくなされていることを特徴とする採血管に用いられ、
    一端に採血管挿入用の開口部を有し、他端に採血針固定機構を設けた閉塞面を有する筒状の採血管用ホルダーであって、
    該ホルダーの内壁面側には、ホルダーの採血管挿入方向の断面が略円弧状である凸部が形成され、
    該凸部は、上記採血管の挿入時に、弾性変形できるように構成され、
    上記採血管が挿入された状態において、該凸部により上記採血管の封止部の最大径部分が係止されることで採血管が保持される
    ことを特徴とする採血管用ホルダー。
  2. 請求項1記載の採血管用ホルダーであって、該凸部の頂点と上記閉塞面との採血管挿入方向の長さが、6mm以上15mm以下とされていることを特徴とする採血管用ホルダー。
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