JP3006075U - 採血管ホルダー - Google Patents
採血管ホルダーInfo
- Publication number
- JP3006075U JP3006075U JP1994009037U JP903794U JP3006075U JP 3006075 U JP3006075 U JP 3006075U JP 1994009037 U JP1994009037 U JP 1994009037U JP 903794 U JP903794 U JP 903794U JP 3006075 U JP3006075 U JP 3006075U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood collection
- holder
- collection tube
- needle
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 採血管を挿入するホルダー本体が、プラス
チツク製で断面が多角形の筒状であり、ホルダー本体内
に採血管を挿入したとき、採血管の封止部がホルダー内
壁に当接し、ホルダー内壁が僅かに拡張する採血管ホル
ダー。 【効果】 採血管ホルダー内におけるキックバック現象
を防止できる。
チツク製で断面が多角形の筒状であり、ホルダー本体内
に採血管を挿入したとき、採血管の封止部がホルダー内
壁に当接し、ホルダー内壁が僅かに拡張する採血管ホル
ダー。 【効果】 採血管ホルダー内におけるキックバック現象
を防止できる。
Description
【0001】
本考案は採血管ホルダーに関する。
【0002】
臨床検査で血清検査・血球検査等の血液検査を行う際には、通常、採血器具に より血液試料を採取する。この採血器具は採血管ホルダー・中空針・減圧採血管 からなる。採血管ホルダーは、その前端部の針装着部に、これを貫通する中空針 が装着されている。中空針の前部は採血針となり、中空針の後部は減圧採血管へ の血液供給針となるものであるが、この血液供給針の先端にゴム状弾性を示す鞘 体が外嵌されている。また、減圧採血管は有底管と有底管の開口に挿入された栓 体からなり、血液検査に必要とされる血液採取量に応じて、管内部が減圧されて いる。
【0003】 採血時には採血針を穿刺し、採血管ホルダー内に減圧採血管の栓体部を内にし て挿入し、その栓体でゴム状弾性を示す鞘体を軸心方向に圧縮し、中空針の後部 でこの鞘体・栓体を貫通させる。その結果減圧採血管内の減圧度に応じて、所定 量の血液試料が採取される。
【0004】 血液採取後の採血管は自動化学分析装置で分析されることが多い。この装置で は減圧採血管をラックに設置した状態で、検査針を栓体に挿入し、血液試料を採 取できるようにしてある。
【0005】 その場合血液試料を能率よく容易に採取できるように、検査針に対する栓体の 刺通抵抗を小さくしてある。
【0006】
このような刺通抵抗の小さい栓体を付けた減圧採血管を採血管ホルダー内に入 れて使用する場合、採血時圧縮される鞘体がゴム状弾性を示し、その反発力が、 中空針を栓体内に留まらせるための針と栓体間の摩擦力よりも大となって、減圧 採血管をホルダー内で後退させ、中空針が栓体から抜けてしまう現象、いわゆる キックバック現象を生じる。
【0007】 本考案はこのキックバック現象の問題を解決した採血管ホルダーを提供するた めになされた。
【0008】
本考案は、一端に中空針を接続するための針接合部を有し他端が開口している ホルダー本体が、プラスチツク製で断面が多角形の筒状であり、ホルダー本体内 に採血管を挿入したとき、採血管の封止部がホルダー内壁に当接し、ホルダー内 壁が僅かに拡張することを特徴とする採血管ホルダーを要旨とする。
【0009】 本考案において、中空針とはホルダー外にある先端は採血のための採血針であ り、ホルダー内にある先端は採血管の栓体に穿刺させるための針である。 本考案において、ホルダーの針接合部には中空針を支持する針基部がある。 本考案において、ホルダー本体はプラスチツクで作られる。プラスチツクとし てはポリプロピレン・ポリエチレン・ポリ塩化ビニル・ポリカーボネイト・ポリ スチレンなどを採用する。採血管をしっかり把持できるように、プラスチツクの なかで比較的伸度が大であり、弾性回復性の優れているのが好ましい。
【0010】 本考案において、ホルダー本体の断面を円筒状でなく、多角形の筒状としてあ るのは、ホルダー内壁の周りを採血管の外周よりも少しでも大にするためである 。この点と操作性を考慮して6〜8角形が好ましい。 本考案のホルダー本体の大きさは減圧採血管の大きさ、とりわけ採血管に付い ている封止部の大きさに合わす。その際、ホルダー開口部からホルダーの内部に 向かってテーパー状に細くしておくと、種々の寸法の封止部に対応できる。従っ て、通常はテーパー状の本体が好ましい。
【0011】 採血で本考案のホルダーに採血管を挿入する際、ホルダー内の中空針が減圧採 血管の封止部を貫通するまで挿入される。本考案のホルダー内の中空針の寸法・ 位置は従来のホルダーの場合と異なるところはない。
【0012】
本考案において、採血管の封止部がホルダー内壁に当接する場合、封止部の外 周が円形でホルダー内壁が多角形であるので、面接触でなく、点又は線接触とな る。この接触の強さはホルダー内から減圧採血管が抜けない程度でなければなら ない。すなわちキックバック現象を起こさないようにする。なおホルダーの材料 が薄く仕上がっている場合は多角形の辺の箇所が封止部の周りに添うように変形 することもあり、この場合もキックバック現象を防止できる。
【0013】 本考案において、このような接触強さで採血管の封止部がホルダー内壁に当接 するためには、ホルダー内壁が僅かに拡張することを期待しなくてはならない。 そこで前述のように比較的伸度が大であり、弾性回復性の優れているプラスチツ クを使用するわけである。
【0014】
本考案は上記のような構成であるので、減圧採血管で採血の際、ホルダー内で 減圧採血管の封止部から中空針が抜けるという、いわゆるギックバック現象を防 止できることとなる。
【0015】
図1は本考案の実施例を示す斜視図である。 図においてホルダー本体1は針挿着部2・フランジ部3を有し、開口部から内 部に向かって、すなわち、フランジ部3から針挿着部2に向かってテーパー状と なっている。従って、少なくともホルダー本体1に挿入できる減圧採血管であれ ば、その封止部が種々の大きさであっても対応できる。
【0016】 図においてA−A線矢視線断面もB−B線矢視線断面も6角形になっているが 、A−A線矢視線断面を多角形とし、B−B線矢視線断面を円形とすることもで きる。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
1 ホルダー本体 2 針挿着部 3 フランジ部
Claims (2)
- 【請求項1】 一端に中空針を接続するための針接合部
を有し他端が開口しているホルダー本体が、プラスチツ
ク製で断面が多角形の筒状であり、ホルダー本体内に採
血管を挿入したとき、採血管の封止部がホルダー内壁に
当接し、ホルダー内壁が僅かに拡張することを特徴とす
る採血管ホルダー。 - 【請求項2】 一端に中空針を接続するための針接合部
を有し他端が開口しているホルダー本体が、プラスチツ
ク製で断面が8角形の筒状であり、ホルダー本体内に採
血管を挿入したとき、採血管の封止部がホルダー内壁に
当接し、ホルダー内壁が僅かに拡張することを特徴とす
る採血管ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009037U JP3006075U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 採血管ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009037U JP3006075U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 採血管ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006075U true JP3006075U (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=43141954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994009037U Expired - Lifetime JP3006075U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 採血管ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006075U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01291830A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-24 | Terumo Corp | 採血管ホルダー |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP1994009037U patent/JP3006075U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01291830A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-24 | Terumo Corp | 採血管ホルダー |
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