JP4085119B2 - 止血器具 - Google Patents

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本発明は、止血器具に関する。
血管内に経皮的にカテーテル等を挿入して治療、検査などを行った場合には、そのカテーテル等を抜去した後、穿刺部位の止血をする必要がある。この止血を行うために用いられ、腕または脚の穿刺部位のある部分に巻き付けるように装着し、止血すべき穿刺部位を圧迫する止血器具が知られている。
しかしながら、従来の止血器具では、止血すべき部位に対する押圧方向がほぼ垂直に上から下へ向かう方向になっているが、この押圧方向では止血効果が十分ではなく、完全に止血されなかったり、止血するまでに長時間を要したりする場合があった。
また、従来の止血器具では、止血すべき穿刺部位だけでなくその周辺を全体的に圧迫するようになっていることから、他の血管や神経等が圧迫され、しびれや血行不良を生じる場合もあった。
本発明の目的は、優れた止血効果が得られる止血器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) 肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
前記帯体より硬質な材料で構成され、その少なくとも一部が内周側に向かって湾曲した湾曲板と、
前記湾曲板の内側に設置され、流体を注入することにより拡張するバルーンと、
前記湾曲板と前記バルーンとの間に、その少なくとも一部が前記バルーンと重なるように設置され、内部に充填された流体の圧力により前記バルーンを押圧する補助バルーンとを備えており、
前記補助バルーンは、前記バルーンより小さく、前記湾曲板の前記帯体の長手方向の一端部付近に位置することを特徴とする止血器具。
(2) 前記補助バルーンは、流体を注入することにより拡張する上記(1)に記載の止血器具。
(3) 前記バルーンの内部と前記補助バルーンの内部とを連通する連通部を有する上記()に記載の止血器具。
(4) 前記バルーンの一部と前記補助バルーンの一部とは、互いに融着または接着により接合されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の止血器具。
(5) 前記湾曲板は、少なくとも前記補助バルーンが片寄って位置する側に、その中央部よりも曲率半径が小さい部分を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の止血器具。
(6) 前記補助バルーンは、その片側のみが前記帯体に対し連結されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の止血器具。
(7) 前記バルーンおよび前記補助バルーンの少なくとも一方は、前記帯体と同質または同種の材料で構成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の止血器具。
本発明によれば、優れた止血効果が得られる。また、止血器具を装着した部位より末梢側のしびれや血行不良などが生じるのを有効に防止することができる。
また、バルーン内部と補助バルーン内部とが連通部により連通している場合には、一方に注入された流体が他方にも注入されるので、1回の操作で両者を拡張させることができ、操作性に優れる。
また、湾曲板の、帯体の長手方向の一端側に片寄った位置にバルーンや補助バルーンが位置するよう構成した場合や、さらに、湾曲板が、バルーンや補助バルーンが片寄った側に、その中央部よりも曲率半径が小さい部分を有するようにした場合には、より優れた止血効果が得られる。
以下、本発明の止血器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の止血器具の第1実施形態を示す底面図(手首に装着したときの内面側が見える状態)、図2は、図1に示す止血器具の使用状態を示す断面図である。
図1および図2に示す止血器具1は、治療、検査、診断等の目的で手首500(肢体)に形成した穿刺孔より経皮的に動脈へ挿入したカテーテル等を抜去した後に、その穿刺部位510を止血するのに使用するものであり、手首500に巻き付ける帯体2と、帯体2を手首500に巻き付けた状態で固定する固定手段としての面ファスナー3と、湾曲板4と、バルーン5と、補助バルーン6とを備えている。
帯体2は、可撓性を有する帯状の部材である。図2に示すように、帯体2は、手首500の外周を一周するように巻き付けられ、その両端付近の部分を互いに重ね合わせるようにして、手首500に装着される。そして、帯体2は、この重ね合わせ部分が後述する面ファスナー3によって固定(接合)される。
帯体2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)が挙げられる。
また、帯体2は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
帯体2の中央部には、後述する湾曲板4を保持する湾曲板保持部21が形成されている。湾曲板保持部21は、外面側(または内面側)に別個の帯状の部材が融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶媒による接着)等の方法により接合されることにより、二重になっており、それらの隙間に挿入された湾曲板4を保持する。
帯体2の図1中の左端付近の部分の内面側(図1の紙面の表側)には、一般にマジックテープ(登録商標)などと呼ばれる面ファスナー3の雄側(または雌側)31が設置(固定)されており、帯体2の図1中の右端付近の部分の外面側(図1の紙面の裏側)には、面ファスナー3の雌側(または雄側)32が設置(固定)されている。図2に示すように、この面ファスナー3の雄側31と雌側32とが接合することにより、帯体2が手首500に装着される。なお、帯体2を手首500に巻き付けた状態で固定する固定手段としては、面ファスナー3に限らず、例えば、スナップ、ボタン、クリップ、帯体2の端部を通す枠部材等であってもよい。
湾曲板4は、帯体2の二重に形成された湾曲板保持部21の間に挿入されることにより、帯体2に保持されている。
湾曲板4は、その少なくとも一部が内周側に向かって湾曲した形状をなしている。この湾曲板4は、帯体2よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。
図1に示すように、本実施形態では、湾曲板4は、帯体2の長手方向に長い形状をなしている。図2に示すように、この湾曲板4の長手方向の中央部41は、ほとんど湾曲せずに平板状になっており、この中央部41の両側には、それぞれ、内周側に向かって、かつ、帯体2の長手方向(手首500の周方向)に沿って湾曲した湾曲部42が形成されている。すなわち、湾曲部42の曲率半径Rは、中央部41の曲率半径R(図示の構成では、Rは、ほぼ無限大)より小さい。
湾曲板4の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
また、湾曲板4は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
なお、湾曲板4は、中央部41のような湾曲していない部分を有さないもの、すなわち、その全長に渡り湾曲しているものであってもよい。
また、湾曲板4を帯体2に設置する方法は、図示の構成に限らず、例えば、帯体2の内面側または外面側に融着または接着等の方法により接合されていてもよい。また、帯体2は、手首500を一周するものでなくてもよく、例えば、湾曲板4の両端部にそれぞれ連結されているようなものでもよい。すなわち、湾曲板4と重なる部分に帯体2が存在しなくてもよい。
湾曲板4の内側には、可撓性を有する材料で構成されたバルーン5が設置されている。バルーン5は、流体(空気等の気体もしくは液体)を注入することにより拡張し、手首500の穿刺部位510を圧迫する。
バルーン5は、湾曲板4の長手方向の一端側に片寄って位置している。すなわち、図示の構成では、バルーン5は、湾曲板4の図2中のほぼ右半分側と重なるように位置している。
バルーン5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した帯体2の構成材料と同様のものを用いることができる。また、バルーン5は、帯体2と同質または同種の材料で構成されるのが好ましい。これにより、融着による帯体2との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
また、バルーン5は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
バルーン5の構造は、例えば、前述したような材料からなるシート材の縁部を融着または接着等の方法によりシールして袋状に形成したものとすることができる。図示の構成では、バルーン5は、拡張していない状態では、ほぼ四角形をなしている。
このようなバルーン5は、可撓性を有する連結部11を介して、帯体2に連結されている。本実施形態では、バルーン5は、湾曲板4に対し片寄った側、すなわち、図2中の右側のみが連結部11を介して帯体2に連結されている。この連結部11は、その実質的な長さが比較的短くされ、これにより、バルーン5が湾曲板4に対し片寄った位置に繋留される。なお、連結部11は、バルーン5と同材料で構成されているのが好ましい。
本実施形態では、バルーン5が連結部11により片側のみで帯体2に連結されていることにより、図2に示す状態でバルーン5がやや傾斜した姿勢になり、その結果、穿刺部位510に対する押圧力Fが傾斜した方向に作用する。
図1に示すように、バルーン5には、バルーン5内に流体を注入する注入部7が接続されている。注入部7は、その基端部がバルーン5に接続され、その内腔がバルーン5の内部に連通する可撓性を有するチューブ71と、チューブ71の先端部に設置された袋体72と、袋体72に接合された管状のコネクタ73とで構成されている。
バルーン5を拡張(膨張)させる際には、コネクタ73にシリンジ(図示せず)の先端突出部を挿入し、このシリンジの押し子を押して、シリンジ内の流体を注入部7を介してバルーン5内に注入する。バルーン5内に流体を注入したら、コネクタ73からシリンジの先端突出部を抜去すると、コネクタ73に内蔵された逆止弁が閉じて流体の漏出が防止され、バルーン5が拡張した状態が維持される。
図2に示すように、湾曲板4とバルーン5との間には、可撓性を有する材料で構成された補助バルーン6が、その全部または一部がバルーン5と重なるようにして設置されている。この補助バルーン6は、バルーン5を押圧する押圧部材として機能するものである。
補助バルーン6は、内部に充填された流体の圧力により、図2中の矢印fで示すように、バルーン5をほぼ手首500の中心部520に向かう方向に押圧する。このような補助バルーン6からの押圧力を受けることにより、バルーン5は、図2中の矢印Fで示すように、穿刺部位510を上から下へ垂直な方向(手首500の表面に対し垂直な方向)ではなく、傾斜した方向(手首500の中心部520に向かうような方向)に押圧(圧迫)する。これにより、本発明では、穿刺部位510を上から下へ垂直な方向に押圧(圧迫)する場合と比べ、より優れた止血効果が得られ、より確実に止血することができる。
なお、図示の構成では、図2に示す状態で、バルーン5が湾曲板4に(帯体2を介して)接触していないが、バルーン5の一部が湾曲板4に(帯体2を介して)接触してもよい。
補助バルーン6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した帯体2の構成材料と同様のものを用いることができる。また、補助バルーン6は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。また、補助バルーン6の構造は、バルーン5と同様の構造とすることができる。
本実施形態では、補助バルーン6は、帯体2の長手方向についての幅がバルーン5よりも小さくされていることにより、その大きさがバルーン5よりも小さくなっており、バルーン5を局所的に押圧する。これにより、バルーン5から穿刺部位510への押圧力Fの方向をより確実に傾斜させることができる。
また、本実施形態では、補助バルーン6は、湾曲板4の長手方向の図2中の右端部付近に位置する。これにより、補助バルーン6からバルーン5への押圧力fの方向をより確実に手首500の中心部520に向かうような方向にすることができ、その結果、バルーン5から穿刺部位510への押圧力Fの方向をより確実に傾斜させることができる。
さらに、本実施形態では、前述したように、湾曲板4は、バルーン5が片寄った側、すなわち補助バルーン6が片寄って位置する側(図2中の右側)に、その中央部41よりも曲率半径が小さい湾曲部42を有している。そして、補助バルーン6は、湾曲板4の湾曲部42またはそれより図2中の右側の部分に(帯体2を介して)接触する。これにより、補助バルーン6が湾曲板4から受ける力の方向、換言すれば、補助バルーン6が(帯体2を介して)接触する部分の湾曲板4の法線方向は、手首500の中心部520に向かうような方向に傾斜することとなる。その結果、押圧力fや押圧力Fの方向をより確実に傾斜させることができる。
また、本実施形態では、バルーン5の一部と補助バルーン6の一部とは、互いに融着または接着等の方法により接合されている。そして、その接合部には、バルーン5の内部と補助バルーン6の内部とを連通する連通部(開口部)12が形成されている。これにより、前述したようにしてバルーン5に流体を注入すると、注入された流体の一部が連通部12を介して補助バルーン6内に流入し、バルーン5の拡張に伴って補助バルーン6が拡張する。これにより、1回の操作で両者を拡張させることができ、操作性に優れる。
また、補助バルーン6は、連通部12付近の部位に加えて、連結部11に近い部分(図2中の右端部)がさらにバルーン5と接合されていてもよい。これにより、バルーン5をより確実に押圧することができ、なおかつ、湾曲板4を押し上げる力が強くなるため、湾曲板4が手首500からより離間し易くなる。
なお、図示の構成に限らず、補助バルーン6は、バルーン5と別個に流体を注入することにより拡張するよう構成されていてもよい。
また、補助バルーン6は、本実施形態のような使用時に流体を注入することによって拡張するものに限らず、初めから流体が充填され拡張しているものであってもよい。
次に、止血器具1の使用方法について説明する。
[1] 止血器具1を手首に装着する前は、バルーン5および補助バルーン6は、拡張していない状態とされている。手首500の場合、通常、動脈への穿刺部位510は、手首500の内側(腱がある側)の親指側へ片寄った位置にある。この穿刺部位510を指などで圧迫しながら、穿刺部位510上にバルーン5が位置するようにして、帯体2を手首500に巻き付け、帯体2の両端部付近を面ファスナー3にて固定(接合)する。
[2] 止血器具1を手首500に装着したら、注入部7のコネクタ73にシリンジ(図示せず)を接続し、前述したようにして流体をバルーン5および補助バルーン6内に注入し、バルーン5および補助バルーン6を拡張させる。本発明では、このときの流体の注入量により、症例に応じて、バルーン5および補助バルーン6の拡張度合い、すなわち、穿刺部位510への圧迫力を容易に調節することができ、操作性に優れる。
[3] バルーン5および補助バルーン6を拡張させたら、コネクタ73からシリンジを離脱させる。これにより、バルーン5および補助バルーン6は、拡張状態を維持し、穿刺部位510への圧迫状態が維持される(図2参照)。この状態では、バルーン5が穿刺部位510(およびその周辺)を局所的に押圧するとともに、バルーン5および補助バルーン6の拡張により、湾曲板4は、手首500の表面から離間して、手首500に接触し難くなる。これにより、穿刺部位510(およびその周辺)が集中して圧迫力を受けるので、止血効果が高いとともに、止血を必要としない他の血管や神経等を圧迫するのを回避することができ、手のしびれや血行不良などを生じるのを有効に防止することができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の止血器具の第2実施形態における使用状態を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明の止血器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態の止血器具1’は、補助バルーン6が、可撓性を有する固着部(連結部)13を介して、帯体2に固着(連結)されていること以外は前記第1実施形態と同様である。
すなわち、本実施形態では、補助バルーン6が、固着部13を介して、バルーン5の連結部11と同じ側(図3中の右側)で帯体2に固着(連結)されていることにより、補助バルーン6がより容易かつ確実に傾斜した姿勢になる。これにより、本実施形態の止血器具1’では、バルーン5に対する押圧力fが傾斜した方向(バルーン5をほぼ手首500の中心部520に向かわせるような方向)により作用し易くなり、よって、より優れた止血効果が得られる。
以上、本発明の止血器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、止血器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の止血器具は、手首に装着して使用するものに限らず、腕または脚(本明細書では、これらを総称して「肢体」という)のいかなる部分に装着して使用する止血器具にも適用することができる。
本発明の止血器具の第1実施形態を示す底面図(手首に装着したときの内面側が見える状態)である。 図1に示す止血器具の使用状態を示す断面図である。 本発明の止血器具の第2実施形態における使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1、1’ 止血器具
11 連結部
12 連通部
13 固着部
2 帯体
21 湾曲板保持部
3 面ファスナー
31 雄側
32 雌側
4 湾曲板
41 中央部
42 湾曲部
5 バルーン
6 補助バルーン
7 注入部
71 チューブ
72 袋体
73 コネクタ
500 手首
510 穿刺部位
520 中心部

Claims (7)

  1. 肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
    前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
    前記帯体より硬質な材料で構成され、その少なくとも一部が内周側に向かって湾曲した湾曲板と、
    前記湾曲板の内側に設置され、流体を注入することにより拡張するバルーンと、
    前記湾曲板と前記バルーンとの間に、その少なくとも一部が前記バルーンと重なるように設置され、内部に充填された流体の圧力により前記バルーンを押圧する補助バルーンとを備えており、
    前記補助バルーンは、前記バルーンより小さく、前記湾曲板の前記帯体の長手方向の一端部付近に位置することを特徴とする止血器具。
  2. 前記補助バルーンは、流体を注入することにより拡張する請求項1に記載の止血器具。
  3. 前記バルーンの内部と前記補助バルーンの内部とを連通する連通部を有する請求項に記載の止血器具。
  4. 前記バルーンの一部と前記補助バルーンの一部とは、互いに融着または接着により接合されている請求項1ないしのいずれかに記載の止血器具。
  5. 前記湾曲板は、少なくとも前記補助バルーンが片寄って位置する側に、その中央部よりも曲率半径が小さい部分を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の止血器具。
  6. 前記補助バルーンは、その片側のみが前記帯体に対し連結されている請求項1ないしのいずれかに記載の止血器具。
  7. 前記バルーンおよび前記補助バルーンの少なくとも一方は、前記帯体と同質または同種の材料で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の止血器具。
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