JP2522231B2 - 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ - Google Patents

印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ

Info

Publication number
JP2522231B2
JP2522231B2 JP3300583A JP30058391A JP2522231B2 JP 2522231 B2 JP2522231 B2 JP 2522231B2 JP 3300583 A JP3300583 A JP 3300583A JP 30058391 A JP30058391 A JP 30058391A JP 2522231 B2 JP2522231 B2 JP 2522231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
tip
printing
slide member
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3300583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05138902A (ja
Inventor
祐一 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP3300583A priority Critical patent/JP2522231B2/ja
Priority to DE4238071A priority patent/DE4238071C2/de
Priority to US07/975,044 priority patent/US5320441A/en
Priority to GB9223993A priority patent/GB2261632B/en
Publication of JPH05138902A publication Critical patent/JPH05138902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522231B2 publication Critical patent/JP2522231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/235Print head assemblies
    • B41J2/25Print wires
    • B41J2/255Arrangement of the print ends of the wires

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字モードを切換え可
能なワイヤドットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数本の印字ワイヤを電磁的
に駆動し、印字ワイヤの先端でインクリボンを介してプ
ラテン上の記録媒体にドットマトリクスの記録を形成す
る印字ヘッドがある。近年では、印字の高密度化が要求
され、これにつれて印字ワイヤの本数が増加し、例えば
24本の印字ワイヤを、印字ヘッドの移動方向にほぼ直
交する方向に2列に整列させたものがある。各印字ワイ
ヤの先端部は、先端ガイドの所定のガイド孔を貫通して
いる。
【0003】印字ワイヤの配置としては、印字ヘッドの
移動方向に隣り合う2本のワイヤが同一レベルに位置す
るパラレル配置と、相互に半ピッチずつ位置がずれてい
る千鳥配置とがある。パラレル配置は高速印字(Dra
ftモード)に適し、千鳥配置は高密度印字(NLQ
(Near Letter Quality)モード)
に適している。
【0004】従来技術において、このパラレル配置と千
鳥配置とを、必要に応じて任意に切り換えできる構成が
開示されている。
【0005】第1として、米国特許第4010835号
(特公昭57−60950号)には、1つの具体的手段
として、1列の印字ワイヤを支持するワイヤ・ガイドを
固定とし、他の列の印字ワイヤを支持するワイヤ・ガイ
ドをソレノイドにより上下動可能とし、両ガイドを隣接
させて構成している。可動側のワイヤ・ガイドを上昇さ
せたとき千鳥配置となり、下降した時パラレル配置とな
る。また他の具体的手段として、1つのワイヤ・ガイド
に全ての印字ワイヤを支持させ、このワイヤ・ガイドを
時計方向または反時計方向に僅かに回転できるように構
成している。時計方向の回転により印字ワイヤが左下傾
斜に整列するとき千鳥配置となり、反時計方向の回転に
より右下傾斜に整列するとき千鳥配置となる。
【0006】第2として、米国特許第4470713号
(特公平2−29022号)には、先端ガイドを3枚の
板を隣接させて形成し、隣り合う2枚を固定のガイド板
とし、他を可動のガイド板としている。ガイド孔は、固
定のガイド板では、対向する端面に半円形の凹部を対向
的に形成し、この凹部内に固定側の1列の印字ワイヤを
支持している。他の列の印字ワイヤは、固定のガイド板
と可動のガイド板との対向する端面に設けた凹部で支持
される。
【0007】即ち、可動側のガイド板の端面に半円形の
凹部を形成して他の列の印字ワイヤを位置させ、固定側
のガイド板の端面にこの印字ワイヤが半ピッチずれるの
を許容するように凹部の底面に小さい凹凸を設けてい
る。また可動側のガイド板のストロークを規制するため
に、印字ワイヤ列の上下の可動側のガイド板に、半円形
の凹部を設けてこの中に印字ワイヤと同径の軸を固着
し、固定側のガイド板にはこの軸に対向する位置に、印
字ワイヤが嵌合する孔と同一円弧を2つ隣接しかつ2つ
の円弧の中心距離が印字ワイヤが嵌合している位置にお
ける中心距離の半分である凹部を形成している。軸は2
つの円弧のいずれか一方に選択的に嵌合し、半ピッチ上
下に移動することができる。可動側のガイド板は支持体
に固着され、この支持体は固定側に向かってばね力が付
勢してあり、更に支持体に指状片が立設してある。印字
ヘッドが左右に移動して対向する左右の側板には、この
指状片と係合可能な、一方は上傾斜の、他方は下傾斜の
傾斜面が設けてある。したがって指状片が上傾斜面に係
合した時に可動側ガイド板は上昇して印字ワイヤは千鳥
配置となり、指状片が下傾斜面に係合した時に可動側ガ
イド板は下降して印字ワイヤはパラレル配置となる。
【0008】第3として、米国特許第4605323号
には、2列の印字ワイヤがそれぞれ別のガイドに支持さ
れており、両ガイドは各別に上下に移動可能になってい
る。両ガイドはソレノイドによって前進後退する台に載
置されており、この台の上面は、一方のガイドが載置さ
れている側と、他方のガイドが載置されている側とで、
その傾斜方向が反対になっている。したがって台が前進
する時は一方のガイドが上昇して他方のガイドが下降
し、台が後退する時は一方のガイドが下降して他方のガ
イドが上昇し、これにより2列の印字ワイヤの相対的位
置は千鳥配置或いはパラレル配置に切り換えられる。
【0009】第4として、ドイツ公開特許第32081
04号では、先端ガイドを回転自在としてあり、先端ガ
イドを時計方向または反時計方向に僅かに回転し、印字
ワイヤが左下傾斜に整列するパラレル配置と、垂直に整
列する千鳥配置とに切り換える。先端ガイドを回転させ
る機構としては、実際には以下のようなものが使用され
る。
【0010】すなわち、先端ガイドにスライドバーを連
結してあり、プリンタの地板の外側にソレノイドを位置
させてある。キャリアが地板に接近して停止したとき、
スライドバーが地板から突出するようにしてある。そこ
で、ソレノイドが駆動されてプランジャを突出させ、ス
ライドバーに係合させる。そこで印字ヘッドが地板方向
に、または地板と反対方向に僅かに移動されると、スラ
イドバーを介して先端ガイドが時計方向または反時計方
向に僅かに回転し、これによってパラレル配置と千鳥配
置とに切り換えられる。
【0011】第5として、特開昭63−99960号公
報には、先端ガイドを2枚設け、この2枚の先端ガイド
のガイド孔配列を、一部または全部を互いにずらすこと
により対応するワイヤを斜行させる例が示されている。
そしてヘッドとプラテン間のギャップを変化させること
によって、ワイヤ先端によるドット形成位置を変化さ
せ、このドット形成位置がパラレル配置または千鳥配置
に対応することにより、高速印字と高密度印字とを切り
換え可能にしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、一方のワイヤ・ガイドを上下に駆動するのにソレノ
イドが必要になるのでコストが増加する。また先端ガイ
ドを回転させるものでは、パラレル配置の場合も千鳥配
置の場合も、印字ワイヤの配列が印字ヘッドの移動方向
に垂直ではないので、ワイヤを駆動する印字データの処
理が複雑となり、メモリが増加し、処理速度を早めねば
ならないなど、制御回路が高価となる。更に先端ガイド
の回転による印字ワイヤのねじれ量が、回転中心に近い
ところと遠いところとで異なり、ワイヤ特性のばらつき
の原因になる。
【0013】上記第2の従来技術は、印字ワイヤが、一
方の列では対向する半円形の凹部で支持され、他方の列
では半円形の凹部と小さい凹凸とで支持され、いずれも
完全な孔でないので印字品質が低下する。また上記の小
さい凹凸は使用により容易に摩耗し、この列の印字ワイ
ヤの支持が不十分となり、印字品質が低下する。更に固
定側のガイド板の凹部にリボンかすやインクや記録紙の
ごみ等が付着し易く、ごみ等の付着により可動側のガイ
ド板の軸が十分に移動できなくなり、切り換えが不能と
なるおそれがある。
【0014】上記第3の従来技術は、両ガイドを上下動
させるのにソレノイドが必要であるのでコストが増加す
る。
【0015】上記第4の従来技術は、先端ガイドを回転
させるので、印字ワイヤのねじれ量が、回転中心に近い
ところと遠いところとで異なり、ワイヤの応答特性のば
らつきの原因になる。更にソレノイドが必要になるので
コストが増加する。
【0016】また、印字ワイヤが千鳥配置,パラレル配
置時で垂直方向の印字ワイヤの配列ピッチが変わるので
文字の大きさが変わってしまう。
【0017】上記第5の従来技術は、2枚の先端ガイド
で印字ワイヤを斜行させるので、ワイヤに加わる負荷が
増大し、応答特性や耐久性に難点がある。またパラレル
配置と千鳥配置とでワイヤのストロークが異なるため
に、印字特性に差が発生しやすい。
【0018】そこで本発明の第1の目的は、印字ヘッド
の移動のみで印字ワイヤの配置の切り換えを可能にして
ソレノイドを不要にし、構成を簡素化することにある。
【0019】第2の目的は、印字ワイヤの配置の切り換
えによる印字ワイヤの撓み量の変化を可及的に少なくし
て印字特性を安定化し、パラレル配置と千鳥配置とで印
字特性に差を生じないようにし、また耐久性を向上させ
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のワイヤドットプリンタは、キャリッジ上に
搭載されて記録媒体の幅方向に移動されるとともに、電
磁的に駆動される複数の印字ワイヤがヘッドフレームの
ノーズ部で整列支持されている印字ヘッドを有しかつ印
字モードを高速印字と高品質印字とに切換え可能なワイ
ヤドットプリンタにおいて、ノーズ部には、上記印字ワ
イヤの先端部を少なくとも2列に整列する第1の先端ガ
イドと第2の先端ガイドが印字ワイヤの延伸方向に相
対向して備わっており、第1の先端ガイドはノーズ部に
固定されている一方、第2の先端ガイドは、上記ノーズ
部に上記印字ワイヤの先端の整列方向に移動自在に設け
てある先端ガイド枠に固定されており、当該先端ガイド
枠は実質的に上記印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の
1のストロークで移動可能であり、第1及び第2の先端
ガイドには、各列の印字ワイヤの縦方向の位置を決定す
る複数のガイド孔と各列の印字ワイヤが束状に整列して
嵌合し当該整列方向の長さよりも少なくとも印字ワイヤ
の先端整列ピッチの2分の1だけ長い長溝とが並列的に
設けてあるとともに、第1の先端ガイドのガイド孔と長
溝とが第2の先端ガイドの長溝とガイド孔とにそれぞれ
対向している。
【0021】ヘッドフレームまたはそれと固定関係にあ
る部材には、印字ヘッドの移動方向と実質的に平行にス
ライド可能なスライド部材がヘッドフレームの両側より
突出する状態に設けてあり、スライド部材は、印字ヘッ
ドが通常の印字時に移動する領域を越えて移動されたと
きにプリンタ内の静止部材と当接することによって変位
されるものである。
【0022】スライド部材と先端ガイド枠との間には、
スライド部材の変位に連動して先端ガイド枠を変位させ
る伝達切換え手段が設けてある。
【0023】伝達切換え手段は、好ましくはスライド部
材の変位に連動してスライドまたは揺動する少なくとも
一つの伝達レバーと、一端がヘッドフレームに固定され
かつ他端が伝達レバーに係合する板ばねと、先端ガイド
枠と一体に移動するように設けてありかつ板ばねの中途
に係合する係合片とから構成される。
【0024】伝達レバーがスライド部材の移動方向と実
質的に直交する方向にスライドする部材であるときは、
スライド部材に設けてあるラックと噛合するピニオンを
設け、このピニオンが伝達レバーのラックと噛合するよ
うにしてもよい。
【0025】伝達レバーがスライド部材の移動方向と実
質的に直交する方向にスライドする部材であるときは、
スライド部材に設けてあるカム手段と係合するカムフォ
ロアを伝達レバーに設けてもよい。
【0026】カム手段はカムフォロアが嵌合するカム溝
によって構成してもよい。このとき、当該カム溝は、好
ましくはスライド部材の移動方向に長くかつこの移動方
向と実質的に直交する方向に位置がずれている第1及び
第2の切換え長溝と、この両切換え長溝を連結する傾斜
溝とから構成される。
【0027】さらに好ましくは、スライド部材または伝
達レバーのいずれかを高速印字位置と高品質印字位置に
選択的に安定させる位置決め手段が設けられる。
【0028】位置決め手段は、スライド部材に設けてあ
るクリック用の突起または凹部と、ヘッドフレームまた
はそれと固定関係にある部材に設けてありかつ、この突
起または凹部に係合する形状を有する位置決め用の板ば
ねを含むようにしてもよい。
【0029】位置決め手段は、スライド部材が高速印字
位置と高品質印字位置のいずれに位置しているときも
この高速印字位置と高品質印字位置との中間位置に向け
てスライド部材にばね力を付勢する付勢手段を含むよう
にし、スライド部材が高速印字位置または高品質印字位
置にあるとき位置決め用の板ばねが付勢手段の付勢力に
よりスライド部材のクリック用の突起または凹部と係合
するようにしてもよい。
【0030】付勢手段は、好ましくは単一の圧縮コイル
ばねが使用される。このときスライド部材には、圧縮
イルばねが嵌合する保持溝と、この保持溝の両端からス
ライド部材の移動方向に延伸しかつこの保持溝より幅が
狭くなっている1対の細い連通溝とが形成してあり、ヘ
ッドフレームまたはそれと固定関係にある部材に各連
通溝内に位置する係合部材が設けてあり、スライド部材
が高速印字位置または高品質印字位置のいずれかにある
とき、圧縮コイルばねが係合部材の一方と保持溝の一方
の端部との間で圧縮されることにより圧縮コイルばねが
係合部材を付勢する。
【0031】静止部材はプリンタフレームの側板または
それに固着された当接部材であってもよい。
【0032】
【作用】スライド部材がヘッドと共に移動してプリンタ
内の静止部材に当接し、ヘッドの移動方向と反対方向に
相対的に移動した時、先端ガイド枠は印字ワイヤ先端の
整列方向に移動し、第2の先端ガイドを介して印字ワイ
ヤの一方の列が半ピッチ移動する。そのために印字ワイ
ヤの配置が千鳥配置とパラレル配置に切り換えられる。
【0033】
【実施例】図面を参照し、本発明の詳細を好適な実施例
にそって説明する。
【0034】図1にワイヤドット形成の印字ヘッド1の
正面図を示している。図5のように印字ヘッド1内に、
電磁的駆動装置として、鉄心,駆動コイル,印字レバ
ー,復帰ばね等(図示せず。)が備わっている。24本
の印字ワイヤ2…は、印字レバーの先端部に固着され、
鉄心に吸引されて印字レバーが前進したときに印字し、
復帰ばねのばね力により後退する。図7に示すように、
本体1の前面には、ヘッドフレーム10が固着してあ
り、印字ワイヤ2…はヘッドフレーム10から前方に突
出するノーズ部10a内を貫通すると共に、第1及び第
2の2枚の先端ガイド4,3によって整列されている。
【0035】図7に示すように、第1先端ガイド4はヘ
ットフレーム10のノーズ部10aの前端に固着されて
固定ガイドとなっており、第2先端ガイド3は第1先端
ガイド4に対して僅かに垂直方向に移動可能となるよう
に、ノーズ部10aに設けてある先端ガイド枠5に固着
してある。
【0036】第1先端ガイド4の前方に位置する第2先
端ガイド3は、図4(a)のように平行するガイド孔3
a,長溝3bが設けてある。ガイド孔3aは印字ワイヤ
2がそれぞれ1本ずつ貫通する12個の円形の孔を近接
して垂直方向に整列する複数の孔で構成してあり、長溝
3bは12本の印字ワイヤ2…が垂直方向に整列して嵌
合しかつ半ピッチ分以上のクリアランスを下方に有す
る。
【0037】第1先端ガイド4は、図4(b)のように
平行する長溝4a,ガイド孔4bが設けてある。長溝4
aは、12本の印字ワイヤ2…が垂直方向に整列して嵌
合しかつ半ピッチ分以上のクリアランスを上方に有す
る。ガイド孔4bは、印字ワイヤ2がそれぞれ1本ずつ
貫通する12個の円形の孔を近接して垂直方向に整列す
る複数の孔で構成してある。
【0038】図3に示すように、第1及び第2の先端ガ
イド4,3が重ね合わされた時には、ガイド孔3aに長
溝4aが対向し、長溝3bにガイド孔4bが対向する。
【0039】本発明では、この第2先端ガイド3の垂直
方向の移動によって、印字ワイヤ2…のパラレル配置と
千鳥配置との切り換えが行われる。第2先端ガイド3が
下降している時に、図3のように複数のガイド孔3aと
4bとが相互にパラレルに位置し、24本の印字ワイヤ
2…の内の一方の列の12本はガイド孔3aと長溝4a
を貫通し、他方の列の12本は長溝3bとガイド孔4b
を貫通してパラレル配置となる。
【0040】そこで第2先端ガイド3を上下に移動可能
に支持している構成について次に説明する。図2及び図
5に示すように、ヘッドフレーム10の下辺の支持部1
0bにバー固定板6がねじ6a,6aにより固着してあ
り、このバー固定板6に左右方向に移動可能にスライド
バー(スライド部材)7が連結してある。スライドバー
7には、移動方向に長いガイド長溝7aが設けてある。
バー固定板6にはローラピン8が固定してあり、ローラ
ピン8の頭部にローラ8aを嵌合させてこのローラをガ
イド長溝7a内に位置させ、頭部の突出端にEリング8
bを止めることによって、スライドバー7をバー固定板
6から脱出不能にし、かつ左右に移動可能に取り付けて
いる。したがって、スライドバー7はヘッドと共に移動
可能であるが、ヘッドに対し相対的に移動可能である。
スライドバー7の両端部はヘッド1から左右に突出して
いる。
【0041】図2に示すように、プリンタの支持フレー
ムを構成する側板31には、スライドバー7と当接する
当接部材(静止部材)30が設けてある。側板31,当
接部材30はヘッド移動領域の両側に設けてある。
【0042】図8に示すように、印字ヘッド1は当接部
材30a,30bの間の長さL0 の領域I内を通常の印
字時には移動する。千鳥配置をパラレル配置に、または
パラレル配置を千鳥配置に切り換える場合には、印字ヘ
ッドは領域I内を越えて領域JまたはK内を移動しL1
またはL2 だけ移動したときに、スライドバー7が当接
部材30aまたは30bに当接してスライドバー7がヘ
ッド1の移動方向と反対方向に所定量移動するようにな
っている。
【0043】スライドバー7、ヘッドフレーム10には
スライドバー7の位置決め手段Dを設けてある。即ち、
スライドバー7の中央部には移動方向に長い溝7bが設
けてある。この溝7bの中央部は付勢手段である圧縮コ
イルばね9が嵌合するばね保持溝7b1 であり、その両
側から延伸する連通溝7b2 ,7b2 は、ばね保持溝7
b1 よりも幅が狭くなっている。連通構7b2 には、バ
ー固定板6に立設してある1対のピン(係合部材)11
が嵌合して相対的に移動自在となっている。
【0044】スライドバー7の中央部下端面には、逆台
形のクリック用突起7cが設けてあり、支持部10bと
スライドバー7との間の間隙に位置決め用の板ばね12
が圧入されヘッドフレーム10に固定されている。板ば
ね12はスライドバー7の端面に弾接している。位置決
め用の板ばね12の中央部にはクリック用突起12aが
屈成してあり、突起7cは、突起12aを押圧して位置
決め用の板ばね12を撓ませてこれを乗り越えることが
でき、突起12aの右側と左側とに位置することができ
る。
【0045】つぎに伝達切換え手段Cについて説明す
る。
【0046】スライドバー7には更にカム溝7dが設け
てある。このカム溝7dはスライドバー7の左右方向の
移動を伝達レバー13の上下方向の移動に変換するため
のもので、カム溝7dの両端部には、ヘッドの移動方向
に長くかつ移動方向に垂直方向(上下方向)に相互の位
置がずれている第1切換長溝7d1 及び第2切換長溝7
d2 が設けてあり、中央部でこの両切換溝を連結する傾
斜溝7d3 が設けてある。傾斜溝7d3 の移動方向の長
さは、後述するスライドバー7のスライド量よりも小さ
く設定してある。伝達レバー13に設けてあるローラピ
ン(カムフォロア)14はこのカム溝7dに嵌合してい
る。ローラピン14の構成は先に説明したローラピン8
と同様であり、ローラ14a及びEリング14bが備わ
っている。図2及び図6に示すように、伝達レバー13
はスライドバー7に直交して上下に移動可能である。伝
達レバー13にはその移動方向に長い長溝13a,13
aが設けてあり、ヘッドフレーム10に圧入した支持ピ
ン15,15がこの長溝に嵌合している。伝達レバー1
3の上端部には、加圧ばねである板ばね16を連結する
ための連結孔13bが穿設してある。
【0047】図1及び図2に示すように、板ばね16は
その一端部(右端部)でねじ17によってヘッドフレー
ム10に片持ち支持してある。板ばね16はねじ17に
近い中間部で、後述の係合片18の連結孔を貫通し、そ
の他端部(左端部)で連結孔13bに貫通して、板ばね
16を伝達レバー13に連結している。
【0048】後述するように、スライドバー7が印字ヘ
ッド1に対して左右に移動するときに、ローラピン14
は第1切換長溝7d1 または第2切換長溝7d2 内に入
る。このとき、板ばね16はローラピン14が第1切換
長溝7d1 に入っているときに下方へたわみヘッド上方
向への弾性力を伝達レバー13に加え、ローラピン14
が第2切換長溝7d2 に入っているときに上方へたわみ
ヘッド下方向への弾性力を伝達レバー13に加えるよう
になっている。この弾性力のために、ローラピン14は
第1切換長溝7d1 内にあるときは上の溝面に押しつけ
られ、第2切換長溝7d2 内にあるときは下の溝面に押
しつけられる。第1切換長溝7d1 ,第2切換長溝7d
2 はヘッドの移動方向に平行に延伸しているのでローラ
ピン14は第1切換長溝7d1 ,第2切換長溝7d2 に
より正確に上下方向の位置決めをされている。この2つ
の溝7d1 ,7d2 内でのローラピン14の上下方向の
位置ずれ量は、伝達レバー13の上下方向の移動量に等
しく設定してある。
【0049】係合片18は、先端ガイド枠5と板ばね1
6とを連結するもので、先端ガイド枠5の上端部に設け
た連結部5aにねじ19で固着している。先端ガイド枠
5を上下方向に摺動可能としかつそのストロークを決め
る手段としては、図2及び図7に示すように、その背面
側に介在させた2枚のガイド板20,21とスライドピ
ン22とにより行われる。先端ガイド枠5の両側につば
部5bを突出させてあり、つば部5bに第1ガイド板2
0が固着してあり、第2ガイド板21はつば部5bと対
向するヘッドフレーム10に固着してある。第1ガイド
板20にスライドピン22が圧入して固着してあり、第
2ガイド板21には、スライドピン22が嵌合しかつ、
ワイヤ配置を千鳥配置,パラレル配置に切り換えるため
のストローク分だけ移動可能な長溝21aが形成してあ
る。
【0050】この構成では、先端ガイド枠5の上下移動
による摺動部は、第1ガイド板20と第2ガイド板21
との間となるので、印字動作によって印字ワイヤ2の先
端部近傍で発生するごみ等がこの摺動部に付着すること
はなく、ごみ等により動作が不安定になることが防止さ
れる。
【0051】図1及び図5乃至図7に示すように、先端
ガイド枠5,スライドバー7,付勢手段9,伝達レバー
13及び板ばね16を脱出しないように保持するため
に、ヘッドフレーム10の前面を前カバー23で覆って
ねじ24により固定している。
【0052】次に動作について説明する。図2の状態
は、印字ヘッドが図2の左から右へ移動し、通常の移動
領域Iを越えて更にL2 だけ右へ移動されたときに、ス
ライドバー7が当接部材30bに当接してその移動が阻
止されてヘッドの移動方向とは反対方向に相対的に左へ
移動することにより、印字ワイヤ2…が高品質印字に適
した千鳥配置となった状態を示す。
【0053】即ち、スライドバー7が相対的に左へ移動
すると、突起7cは突起12aを押圧して板ばね12を
撓ませてこれを右から左へ乗り越え、図示のように突起
7cは突起12aの左側に位置する。この位置は、付勢
手段9の左端が左側のピン11に当接し、かつ付勢手段
9の右端部がばね用保持溝7b1 の右端部に係止されて
圧縮されることにより、スライドバー7に右方向のばね
力が付勢され、コイルばね9と位置決め用の板ばね12
とのばね力がバランスすることにより、上記の位置を安
定に保つ。
【0054】ローラピン14は移動前には切換溝7d内
の第1切換長溝7d1 に位置していたが、移動により傾
斜溝7d3 を通って第2切換溝7d2 へ移動する。第1
切換溝7d1 と第2切換長溝7d2 とは上下方向に相互
の位置がずれており、第2切換長溝7d2 の方が上方に
位置しているので、ローラピン14は上方へ移動し、伝
達レバー13を上方へ移動させる。このために板ばね1
6の左端に上方向の荷重が加わる。
【0055】板ばね16はねじ17による片持ち支持で
あるので、てこの原理により先端部に与えられた荷重に
比して大きい荷重が、その中間部から係合片18を介し
て先端ガイド枠5に与えられる。先端ガイド枠5が板ば
ね16の上方への撓みによる荷重を受けて上方へ移動す
ると、第2先端ガイド3が上方へ移動する。図4(a)
に示したように、第2先端ガイド3では、その右列のガ
イド孔3aが印字ワイヤ2が個々に貫通し、長溝3bが
下方にクリアランスを有するものであるので、第2先端
ガイド3が上方へ移動すると、右列のガイド孔3aを貫
通する12本の印字ワイヤ…のみが上方へ半ピッチ移動
し、左列の12本の印字ワイヤは第1先端ガイド4の左
列のガイド孔4bに規制されたままであるので、結果と
して24本の印字ワイヤ2…は千鳥配置となる。
【0056】千鳥配置を高速印字に適したパラレル配置
に切り換える場合には、上に述べた場合とは逆に、印字
ヘッドが右から左へ移動して移動領域Iを越えて更にL
1 だけ左へ移動させ、スライドバー7を相対的に右へ移
動させて行う。この時は突起7cが突起12aを左から
右へ乗り越えてその右側に位置し、コイルばね9の右端
が右側のピン11に当接して圧縮されてスライドバー7
に左方向のばね力が付勢されて安定する。そしてローラ
ピン14が第1切換長溝7d1 へ移動し、伝達レバー1
3が下降し、板ばね16を下方へ撓ませて先端ガイド枠
5を下方へ移動させ、第2先端ガイド3を下方へ移動さ
せる。第2先端ガイド3が下方へ移動すると、右列のガ
イド孔3aを貫通する12本の印字ワイヤ…のみが下方
へ半ピッチ移動する。左列の12本の印字ワイヤは第1
先端ガイド4の左列のガイド孔4bに規制されたままで
あるので、結果として24本の印字ワイヤ2…はパラレ
ル配置となる。
【0057】本発明によれば、先端ガイドを回転させ印
字ワイヤを千鳥配置,パラレル配置に切り換えるもので
ないから、千鳥配置,パラレル配置時で印字ワイヤの垂
直方向の配列ピッチが不変で文字の大きさに大きな変化
はない。
【0058】つぎに位置決め手段Dの作用について説明
する。
【0059】たとえばパラレル配置を千鳥配置に切換え
る場合、印字ヘッド1が図2の左から右へ移動し、印字
ヘッドの移動のずれにより通常の移動領域Iを越えて更
に図8のL2 以上右へ移動される場合があるが、このと
きにスライドバー7は必要以上に印字ヘッド1から左方
向に突出する。この状態のまま印字ヘッドを移動領域I
内で移動しフル桁印字するとスライドバー7の左端部が
当接部材30aに当接してスライドバー7が破損した
り、印字時に千鳥配置をパラレル配置に誤切換えしてし
まうおそれがある。位置決め手段Dは突起7cが突起1
2aの左側に当接するようにし、スライドバー7をヘッ
ドに対して正確な位置に保持して以上のことを防止す
る。千鳥配置をパラレル配置に切換える場合も同様であ
る。
【0060】なお、長孔4a,3bはワイヤ2のリボン
引掛を防止するためのもので印字ワイヤの突出時のガイ
ドではないので、横幅をワイヤ2より十分大きくとって
もよい。
【0061】図9乃至図11は先端ガイド枠の部分の構
成を簡略化した他の実施例を示している。上記の実施例
では、先端ガイド枠5と、係合片18と、第1,第2ガ
イド板20,21とをそれぞれ別部品とし、ねじ19や
接着などにより固定しているが、この例では、上例のば
ね押え板と第1ガイド板とを一体に形成してガイド板2
6とし、上例の第2ガイド板を省略している。即ちガイ
ド板26の上端(係合片)を突出させて板ばねとの連結
部26aとし、図9,10,11に示すように、上例に
おけるワイヤ枠10にスライドピン22を固着し、先端
ガイド枠25のつば部25bにガイド板26を固着し、
ガイド板26にスライドピン22に対して移動可能な長
溝26c,26dを設けている。この長溝26dは先端
ガイド枠25のストロークを規制するように、その縦方
向の長さはスライドピン22の径よりも印字ワイヤの半
ピッチ分長い。先端ガイド枠25のつば部25bには、
長溝26c,26dに対向する位置にそれぞれ同じ平面
形状の長溝25c(図示せず。),25dを設けてあ
る。
【0062】図12に上例の伝達レバー13を移動可能
にヘッドフレーム10に取り付ける支持ピン15を省略
して簡素化し、かつ圧入する工程を廃して組立を簡素化
した他の実施例を示している。即ち、ヘッドフレーム1
0に一体的に突起10cを突設し、これにつば付きロー
ラ27を嵌合している。なおこのつば付きローラ27は
設けなくてもよい。
【0063】図13に上例のレバー固定板6を省略し簡
素化した他の実施例を示している。即ち、ヘッドフレー
ム10から位置決めピン10d,10dを突設し、スラ
イドバー7の位置決め溝7bに嵌合させている。また上
例のスライドバー7を取り付けるローラピン8に代え
て、ヘッドフレーム10から一体的に取付柱10eを突
設し、この柱にねじ28をねじ込む構成とし、Eリング
を用いないようにして組立の簡単化を図っている。
【0064】図12,13に上例のスライドバー7と伝
達レバー13とを連結するためのローラ14a及びEリ
ング14bを有するローラピン14に代えて、つば付き
ローラ29aを備えたローラピン29による他の実施例
を示している。これはEリングを用いないようにして組
立の簡素化を図っている。
【0065】なお、上記の他の実施例において、実質的
に同一の個所には同一の符号を付している。またつば付
きローラ29aはなくてもよく、ガイド長溝7aと取付
柱10eとの間にはローラを設けなくてもよい。
【0066】また、スライドバーの動きを伝達レバーに
変換する手段は上述の実施例のようなカム構7dとロー
ラピン14に限られない。
【0067】すなわち、図14,図15のようにリンク
機構によってもよい。図14では、スライドバー(スラ
イド部材)107は図示しない印字ヘッドに設けた伝達
レバー33を介して伝達レバー113を上下させ、図1
5ではスライドバー107は伝達レバー213を回転さ
せ板ばね16を移動させる。
【0068】また図16のようにラック・ピニオン機構
を用いてもよい。すなわち、スライドバー(スライド部
材)207,伝達レバー313にそれぞれラック207
a,313aを形成し、図示しない印字ヘッドにピニオ
ン32を設け三者を噛合させ伝達レバー313を上下さ
せる。伝達レバー313のストロークの規制は、ラック
またはピニオンに歯を部分的に設けることにより行な
う。
【0069】また、スライドバーの位置決め手段は上述
の実施例に限られない。ストロークを規制する位置決め
手段Dの設置位置は、上述のスライドバー7に代えて伝
達レバー13,113,313に設けることも可能であ
る。
【0070】例えば、図17のように図2のコイルばね
9,位置決め用の板ばね12を設けず、代わりにスライ
ドバー(スライド部材)307のカム溝307dには位
置決め手段Eの一部である、わずかに傾斜した第1切換
長溝307d1 ,第2切換長溝307d2 、および両切
替長溝307d1 ,307d2 に連通する傾斜溝307
d5 、位置決め突起307d3 ,307d4 を設けてあ
る。すなわちコイルばね9,位置決め用の板ばね12の
役割をそれぞれ板ばね16,突起307d3 ,307d
4 により行なう。例えば、図示しない印字ヘッドが右へ
移動し、当接部材にスライドバー307が当接し、ロー
ラピン14が第2切替長溝307d2 に入ったとき、印
字ヘッドの移動のずれにより通常の移動領域Iを越えて
更に図8のL2 以上右へ移動される場合にスライドバー
307は図17の状態よりも左方向に移動する。このと
きは、第2切替長溝307d2 の下の溝面の図17より
さらに右の部分がローラピン14に対向することにな
る。第2切替長溝307d2の下の溝面は右へいくほど
高くなっており、またローラピン14は板ばね16によ
り下方に押圧されている。そのため、スライドバー30
7は、ローラピン14の押圧力により、図17の状態よ
りも左へ移動した分量だけ右へもどされ、位置決め突起
307d4 がローラピン14に当たって位置決めされ
る。ローラピン14が第1切替長溝307d1 内にある
ときも同様である。
【0071】また、コイルばね9を設けず、この代わり
に図17の傾斜溝307d1 ,307d2 を用いてもよ
い。この場合は、付勢手段9の役割を板ばね16が行な
い、位置決め用の板ばね12はそのまま用いる。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、第2先
端ガイドを印字ヘッドの移動に連動させて上下に移動さ
せてパラレル配置と千鳥配置とを切り換えるようにした
ので、ソレノイドが不要となり、切換え構成を簡単にで
き、印字スピードの高速化と印字品質の向上との両方の
要望に応えることができる。第1及び第2先端ガイドに
より印字ワイヤをガイド孔全周で均等にガイドしている
ので、印字品質を向上できる。2列に整列する一方の列
の印字ワイヤが半ピッチ移動するのみであるので、印字
ワイヤの撓み量が少なく均一であり、パラレル配置と千
鳥配置とで印字特性が均一で安定であり、耐久性を向上
できる。印字ワイヤを先端部で斜行させることが無いの
で、ワイヤに加わる負荷が少なく、応答特性や耐久性を
向上できる。またスライド部材または伝達レバーの位置
決め手段を設けているので、それらの移動状態を安定し
て保持できる。更にヘッドフレームで板ばねを片持支持
して、板ばね他端が伝達レバーに係合しており、係合片
が板ばねの中途に係合しているので、伝達切替え手段を
移動するためにはスライド部材は伝達レバーを小さい力
で移動させればよく、したがってスライド部材を移動さ
せる負荷は小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の印字ヘッドの正面図であ
る。
【図2】前カバーを取り外した状態の印字ヘッドの正面
図である。
【図3】印字ワイヤの先端部の拡大正面図である。
【図4】(a)は第2先端ガイドの拡大正面図であり、
(b)は第1先端ガイドの拡大正面図である。
【図5】図1E−E線断面図である。
【図6】図1F−F線断面図である。
【図7】図1G−G線断面図である。
【図8】ヘッドの移動範囲を示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す一部の正面図であ
る。
【図10】同上の一部の断面図である。
【図11】同上の一部の断面図である。
【図12】本発明の更に他の実施例を示す一部の断面図
である。
【図13】本発明の更に他の実施例を示す一部の断面図
である。
【図14】本発明の更に他の実施例を示す部分正面図で
ある。
【図15】本発明の更に他の実施例を示す部分正面図で
ある。
【図16】本発明の更に他の実施例を示す部分正面図で
ある。
【図17】本発明の更に他の実施例を示す部分正面図で
ある。
【符号の説明】
C 伝達切替え手段 D,E 位置決め手段 1 印字ヘッド 2 印字ワイヤ 3 第2の先端ガイド 3a,4b ガイド孔 4 第1先端ガイド 4a,3b 長溝 5,25 先端ガイド枠 7,107,207,307 スライド
部材 7b1 保持溝 7b2 連通溝 7c クリック用突起 7d,307d カム溝(カム手段) 7d1 ,307d1 第1切換長溝 7d2 ,307d2 第2切換長溝 7d3 ,307d5 傾斜溝 9 圧縮コイルばね(付勢手段) 10 ヘッドフレーム 10a ノーズ部 11 係合部材 12 位置決め用板ばね 13,33,113,213,313 伝達レバー 14 ローラピン(カムフォロア) 16 板ばね 18,26 係合片 30 当接部材(静止部材) 32 ピニオン 207a スライド部材に設けてあるラック 313a 伝達レバーに設けてあるラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−232758(JP,A) 特開 昭63−99960(JP,A) 特開 昭57−27766(JP,A) 特開 昭52−20121(JP,A) 特開 昭58−62071(JP,A) 特公 昭57−60950(JP,B2) 特公 平2−29022(JP,B2) 米国特許4605323(US,A) 西独国特許公開3208104(DE,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジ上に搭載されて記録媒体の幅
    方向に移動されるとともに、電磁的に駆動される複数の
    印字ワイヤがヘッドフレームのノーズ部で整列支持され
    ている印字ヘッドを有しかつ印字モードを高速印字と高
    品質印字とに切換え可能なワイヤドットプリンタにおい
    て、 上記ノーズ部には、上記印字ワイヤの先端部を少なくと
    も2列に整列する第1の先端ガイドと第2の先端ガイド
    が印字ワイヤの延伸方向に相対向して備わっており、 上記第1の先端ガイドは上記ノーズ部に固定されている
    一方、上記第2の先端ガイドは、上記ノーズ部に上記印
    字ワイヤの先端の整列方向に移動自在に設けてある先端
    ガイド枠に固定されており、当該先端ガイド枠は実質的
    に上記印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の1のストロ
    ークで移動可能であり、 上記第1及び第2の先端ガイドには、各列の印字ワイヤ
    の縦方向の位置を決定する複数のガイド孔と各列の印字
    ワイヤが束状に整列して嵌合し当該整列方向の長さより
    も少なくとも上記印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の
    だけ長い長溝とが並列的に設けてあるとともに、上記
    第1の先端ガイドの上記ガイド孔と上記長溝とが上記第
    2の先端ガイドの上記長溝と上記ガイド孔とにそれぞれ
    対向しており、 上記ヘッドフレームまたはそれと固定関係にある部材に
    は、上記印字ヘッドの移動方向と実質的に平行にスライ
    ド可能なスライド部材が上記ヘッドフレームの両側より
    突出する状態に設けてあり、 上記スライド部材は、上記印字ヘッドが通常の印字時に
    移動する領域を越えて移動されたときにプリンタ内の静
    止部材と当接することによって変位されるものであり、 上記スライド部材と上記先端ガイド枠との間には、上記
    スライド部材の変位に連動して上記先端ガイド枠を変位
    させる伝達切換え手段が設けてあることを特徴とする印
    字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記伝達切換え手段
    は、上記スライド部材の変位に連動してスライドまたは
    揺動する少なくとも一つの伝達レバーと、一端が上記ヘ
    ッドフレームに固定されかつ他端が上記伝達レバーに係
    合する板ばねと、上記先端ガイド枠と一体に移動するよ
    うに設けてありかつ上記板ばねの中途に係合する係合片
    とからなっていることを特徴とする印字モードを切換え
    可能なワイヤドットプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記伝達レバーは上
    記スライド部材の移動方向と実質的に直交する方向にス
    ライドする部材であり、上記スライド部材に設けてある
    ラックと噛合するピニオンが設けてあり、このピニオン
    がさらに上記伝達レバーに設けてあるラックと噛合する
    ものであることを特徴とする印字モードを切換え可能な
    ワイヤドットプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記伝達レバーは上
    記スライド部材の移動方向と実質的に直交する方向にス
    ライドする部材でありかつ上記スライド部材に設けてあ
    るカム手段と係合するカムフォロアを有していることを
    特徴とする印字モードを切換え可能なワイヤドットプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記カム手段は上記
    カムフォロアが嵌合するカム溝であり、当該カム溝は、
    上記スライド部材の移動方向に長くかつこの移動方向と
    実質的に直交する方向に位置がずれている第1及び第2
    の切換え長溝と、この両切換え長溝を連結する傾斜溝と
    からなっていることを特徴とする印字モードを切換え可
    能なワイヤドットプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1内至5のいずれかにおいて、上
    記スライド部材または上記伝達レバーのいずれかを高速
    印字位置と高品質印字位置とに選択的に安定させる位置
    決め手段が設けてあることを特徴とする印字モードを切
    換え可能なワイヤドットプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記位置決め手段は
    上記スライド部材に設けてあるクリック用の突起または
    凹部と、上記ヘッドフレームまたはそれと固定関係にあ
    る部材に設けてありかつ、この突起または凹部に係合す
    形状を有する位置決め用の板ばねを含むことを特徴と
    する印字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記位置決め手段は
    上記スライド部材が高速印字位置と高品質印字位置のい
    ずれに位置しているときも、この高速印字位置と高品質
    印字位置との中間位置に向けて上記スライド部材にばね
    力を付勢する付勢手段を含み、上記スライド部材が上記
    高速印字位置または上記高品質印字位置にあるとき上記
    位置決め用の板ばねが上記付勢手段の付勢力により上記
    スライド部材の上記クリック用の突起または凹部と係合
    することを特徴とする印字モードを切換え可能なワイヤ
    ドットプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、上記付勢手段は単一
    の圧縮コイルばねであり、上記スライド部材には、上記
    圧縮コイルばねが嵌合する保持溝と、この保持溝の両端
    から上記スライド部材の移動方向に延伸しかつこの保持
    溝より幅が狭くなっている1対の細い連通溝とが形成し
    てあり、上記ヘッドフレームまたはそれと固定関係にあ
    る部材に上記各連通溝内に位置する係合部材が設けて
    り、上記スライド部材が高速印字位置または高品質印
    字位置のいずれかにあるとき、上記圧縮コイルばねが上
    記係合部材の一方と上記保持溝の一方の端部との間で圧
    縮されることにより上記圧縮コイルばねが上記係合部材
    を付勢することを特徴とする印字モードを切換え可能な
    ワイヤドットプリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項1において、上記静止部材はプ
    リンタフレームの側板またはそれに固着された当接部材
    であることを特徴とする印字モードを切換え可能なワイ
    ヤドットプリンタ。
JP3300583A 1991-11-15 1991-11-15 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ Expired - Fee Related JP2522231B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3300583A JP2522231B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ
DE4238071A DE4238071C2 (de) 1991-11-15 1992-11-11 Nadelmatrixdrucker mit umschaltbaren Druckbetriebsarten
US07/975,044 US5320441A (en) 1991-11-15 1992-11-12 Wire-dot printer in which printing modes can be changed over from one to another
GB9223993A GB2261632B (en) 1991-11-15 1992-11-16 Wire-dot printer in which printing modes can be interchanged

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3300583A JP2522231B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05138902A JPH05138902A (ja) 1993-06-08
JP2522231B2 true JP2522231B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=17886592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3300583A Expired - Fee Related JP2522231B2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5320441A (ja)
JP (1) JP2522231B2 (ja)
DE (1) DE4238071C2 (ja)
GB (1) GB2261632B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4248566B2 (ja) * 2006-06-30 2009-04-02 株式会社沖データ インパクトヘッド及びインパクトプリンタ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2291035A1 (fr) * 1974-11-14 1976-06-11 Sagem Perfectionnements apportes aux dispositifs d'impression d'informations d'un premier et d'un second types qui comprennent au moins une tete d'impression
US4010835A (en) * 1975-08-01 1977-03-08 International Business Machines Corporation Matrix print head
IT1119227B (it) * 1979-10-17 1986-03-03 Olivetti & Co Spa Dispositivo di stampa a punti per macchina contabile terminale telescrivente e simile macchina per ufficio
DE3019515A1 (de) * 1980-05-22 1981-11-26 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Drucker zur herstellung eines rasterfoermig aufgebauten zeichens
DE3019773A1 (de) * 1980-05-23 1981-12-03 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Drucker zur herstellung eines rasterfoermig aufgebauten zeichens
CH644307A5 (fr) * 1981-09-18 1984-07-31 Hermes Precisa International Tete d'ecriture commutable.
DE3208104A1 (de) * 1982-03-06 1983-09-08 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Druckkopf fuer einen matrixdrucker
US4605323A (en) * 1985-07-02 1986-08-12 At&T Teletype Corporation Dual quality wire matrix print head
JPS6399960A (ja) * 1986-10-17 1988-05-02 Canon Inc ワイヤドツトヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
GB2261632A (en) 1993-05-26
GB2261632B (en) 1994-10-12
DE4238071C2 (de) 2001-01-25
JPH05138902A (ja) 1993-06-08
GB9223993D0 (en) 1993-01-06
US5320441A (en) 1994-06-14
DE4238071A1 (ja) 1993-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0827839B1 (en) Mechanical way to double the resolution
JP2522231B2 (ja) 印字モ―ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ
JPS61154961A (ja) ドツトマトリツクスプリンタ
EP0378215A2 (en) A printing apparatus
JP2560681B2 (ja) 印字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ
US20060001699A1 (en) Apparatus and method for performing mechanical printhead alignment in an imaging apparatus
US4605323A (en) Dual quality wire matrix print head
JP3354628B2 (ja) ワイヤドットプリンタ
KR100896022B1 (ko) 프린터
JP3069718B2 (ja) 印字モードを切り換え可能なワイヤドットプリンタ
US5213423A (en) Printer with impact dot head
JPH0529885Y2 (ja)
JPH0631939A (ja) インパクトドットヘッド
JPS6395958A (ja) 高画質サ−マルプリンタ
JPS5820468A (ja) インパクト式印字装置
JPH028765Y2 (ja)
JP2002240372A (ja) プラテン装置
JPH06336037A (ja) 印字モードを切り換え可能なワイヤドットプリンタ
JP2938318B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH06336036A (ja) 印字モードを切り換え可能なワイヤドットプリンタ
JP3904070B2 (ja) ドットプリンタ
JPH08197754A (ja) シャトルプリンタ
JPH11348248A (ja) インクジェットプリンタ
JP3111567B2 (ja) インクリボンカセット
JPH06115106A (ja) インパクトドットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees