JPS6399960A - ワイヤドツトヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はワイヤドツト記録装置の記録ヘッド（ワイヤド
ツトヘッド）に関し、特に、該ワイヤドツトヘッドのプ
リントワイヤのガイド手段に関する。

〔従来技術〕

ワイヤドツトヘッドは、複数（例えば２４（！ｊｌ）の
励磁コイルでこれと同数（２４本）のプリントワイヤを
印字データ信号に基いて突出駆動させながらシート上に
ドツトパターンを記録していくよう構成されている。

すなわち、各ワイヤごとに設けた励磁コイルに通電し、
磁力によって各ワイヤを突出駆動させ、ワイヤ先端でイ
ンクリボンを介してプラテン上のシートを打撃すること
によりドツトパターンを形成するよう構成されている。

第９図は本発明を実施するのに好適なワイヤドツトヘッ
ドを示す。

第９図において、ケース前部ＩＡ、ケース中間部ＩＢお
よびケース後部ＩＣから成るケースｌ内には、円周方向
等間隔の複数位置（例えば２４の個所）に配列したコア
２のそれぞれのまわりに励磁コイル３が装着され、該励
磁コイルに通電することにより、対応するプランジャ４
およびこれに結合されたアーマチュア５を戻しスプリン
グ６に抗して第１図中上向きに変位させ、もって対応す
るアーマチュア５の先端に結合された対応するプリント
ワイヤ７を突出駆動するよう構成されている。このワイ
ヤ７は前記コア２および励磁コイル３から成る電磁石の
数（２４個）と同数配列されている。

なお、各アーマチュア５は非動作時にはストフパ８で支
持されている。

各ワイヤ７はケース１の中心部を通して先端部へ延びて
おり、その先端部は第１のガイド部材１１で案内支持さ
れ、中間部の所望位置は第２のガイド部材１２、第３の
ガイド部材１３及び第４のガイド部材１４で案内支持さ
れている。

各ガイド部材１１〜１４にはワイヤ７の数に相当するガ
イド孔が所望の配列をなして形成され、それぞれのガイ
ド孔で対応するワイヤ７が摺動可能に案内されている。

こうして、複数本のワイヤ７を軸方向所定間隔をおいて
配置された２個以上（図示の例では４個）のガイド部材
１１．１２．１３．１４のそれぞれに形成した複数のガ
イド孔で摺動案内するとともに、記録信号に基いて各励
磁コイル３に通電し対応する各ワイヤ７を突出駆動する
型式のワイヤドツトヘッドが構成されている。

第１０図および第１１図は、ワイヤ７の先端に最も近い
２個のガイド部材１１，１２のガイド孔の配列（ただし
明瞭化のためワイヤ７の数に対応するガイド孔の数は１
４個にする）を例示する。

第１０図は、１４本のワイヤ７を印字方向に間隔りを設
けて７本づつの同じ高さの２つのグループに分け、交互
にタイミングをずらせて駆動するのに好適な配列にした
高速印字配列を例示する。

第１１図は、１４本のワイヤ７を印字方向に間隔りを設
けて７本づつの互いに千鳥配列の２つのグループに分け
、高いドツト密度で印字するのに好適な配列にした高密
度印字配列を例示する。

すなわち、ワイヤドツトヘッドによる記録速度はキャリ
ジ（ヘッド）の走査速度よりも励磁コイル３の熱容量に
よって制限を受けるので、第１０図のように交互にタイ
ミングをずらせて駆動できるドツト配列によればヒート
インターバルが長くなりその分走査速度を高めることが
でき、第１１図のような千鳥配置では速度は上げられな
いがドツト密度を向上させ画像品位を向上させることが
できる。

ところで、従来のワイヤドツトヘッドにおいては、ワイ
ヤ７の　先端に最も近い２個のガイド部材１１．１２で
は各ワイヤ７を案内するガイド孔が同じ配列で形成され
ており、この部分で各ワイヤ７は互いに平行に（シート
に対し垂直に）案内されていた。

したがって、高速印字に適したドツト配列を得るために
は第１のガイド部材１１および第２のガイド部材１２と
も第１０図のような平行配列でガイド孔が形成され、高
密度印字に適したドツト配列を得るためには第１のガイ
ド部材１１および第２のガイド部材１２とも第１１図の
ような千鳥配列でガイド孔が形成されていた。

このため、高速印字に適したドツト配列と高密度印字に
適したドツト配列で記録したい場合には、それぞれ専用
のワイヤドツトヘッドを必要とし、取扱い、が不便であ
り、コストも嵩むという問題があった吻 〔目的〕 本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、高速印字に適したドツト配列および高密度印字に適し
たドツト配列の両方を簡単に得ることができ、いづれの
印字方法にも使用しうるワイヤドツトヘッドを得ること
である。

（目的達成のための手段〕 本発明は、ワイヤの先端寄りの少なくとも２個のガイド
部材のガイド孔配列の一部または全部を互いにずらすこ
とにより対応するワイヤを斜行させ、ヘッドギャップを
変化させることにより、交互に時間をずらせて駆動する
のに適した高速印字配列と高いドツト密度で印字するの
に適した高密度印字配列とに切替え可能にしたワイヤド
ツトヘッドにより、上記目的を達成するものである。

〔実施例〕

以下、第１図〜第８図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明によるワイヤドツトヘッドの一実施例を
示す。

第１図のワイヤドツトヘッドにおいても、第９図の場合
と同様、複数本のワイヤ７は、軸方向所定間隔をおいて
配置された３個のガイド部材１１Ａ、１２Ａ、１３Ａの
それぞれに形成した複数の（複数本のワイヤ７に対応す
る）ガイド孔に摺動案内され、それぞれの電磁コイル２
．３で駆動されるアーマチュア５に連結され記録情報（
印字データ信号）に基き戻しスプリング６に抗して突出
駆動されるよう構成されている。

第１図中でも第９図のワイヤヘッドの各部と同一または
対応する部分は同じ番号で表示されており、それらの詳
細説明は省略する。

然して、本発明によれば、ワイヤ７の先端寄りの少、な
くとも２個のガイド部材１１Ａ、１２Ａのガイド孔配列
の一部または全部を互いにずらすことにより対応するワ
イヤ７を斜行させ、ヘッドギャップを変化させることに
よりドツト配列を高速印字配列と高密度印字配列とのい
ずれかに切替えうるよう構成されている。

第１図中の鎖線Ｐ１およびＰ２はヘッドギャップを切替
えたときのワイヤヘッド７の衝突位置（プラテン、シー
トおよびインクシートの積層部の表面）を示す。

第２図は第１のガイド部材１１Ａのガイド孔配列（鎖線
）と第２のガイド部材１２Ａのガイド孔配列（実線）の
相互間のずれ状態を重ねて示し、第３図は第２図中の線
■−■に沿って各ワイヤの斜行状態を示す縦断面図ある
。

また、第４図はヘッドギャップを小さく設定し各ワイヤ
７が記録面Ｐ１で衝突してストップする場合のドツト配
列を示し、第５図はヘッドギャップを大きく設定し各ワ
イヤ７が記録面Ｐ２で衝突してストップする場合のドツ
ト配列を示す。

第２図〜第５図に示すごとく、第１および第２のガイド
部材１１Ａ、１２Ａの間隔Ａおよびそれらのガイド孔配
列のずれによって各ワイヤ７の斜行状態（傾斜方向およ
び傾斜角度）が決められ、この斜行状態を考慮して２段
切替え時のヘンドギャップ量すなわち各ワイヤ７の各衝
突面ＰＩ、Ｐ２の位置を選定することにより、記録シー
ト上のドツト配列を第４図に示す高速印字配列（第１０
図と同じ）と第５図に示す高密度印字配列（第１Ｌ図と
同じ）に切替えることができる。

第６図はヘッドギャップＧの調整手段を例示し、第６図
中の（Ａ）はヘッドギャップＧを比較的小さくセントし
た状態を、第６図中の（Ｂ）はヘッドギャップＣを比較
的大きくセットした状態を示す。

第６図において、記録シート（不図示）をバンクアンプ
するプラテン２１の前方にこれと平行にガイドシャフト
２２が設置され、このガイドシャフトに沿って案内支持
されたキャリジ２３上にワイヤドツトヘッド２４が搭載
されている。前記キャリジ２３上にはワイヤドツトヘッ
ド２４を後方から抱き込む配置でリボンカセット２５が
変換可能に装着され、該リボンカセットによりワイヤド
ツトヘッド２４の前面にインクリボン（不図示）が送給
される。

然して、キャリジ２３を案内するガイドシャフト２２の
両端には偏心軸受部２６．２６が一体的あるいは別部品
をボルト締結するなどの方法で設けられており、このガ
イドシャフト２２はこの両端の偏心軸受部２６．２６を
シャーシの軸受孔に回転可能に嵌合させることにより軸
支されている。

したがって、前記偏心軸受部２６．２６を操作レバーを
介して手動で回動させたり、またはモータでギヤ等を介
して自動的に回動させることにより、キャリジ２３をプ
ラテン２１に対し接近離反する方向に位置調節すること
ができ、もって、プラテン２１とワイヤドツトヘッド２
４との間の隙間Ｇ即ちヘッドギャップを調整することが
できる。

以上説明した実施例によれば、先端寄りの２個のガイド
部材１１Ａ、１２Ａのガイド孔配列をずらすことにより
各ワイヤ７を斜行させ、へ、ドギャップＧを変化させる
ことによりドツト配列を高速印字配列および高密度配列
のいずれにも切替えるよう構成したので、１つのワイヤ
ドツトヘッドで高速印字および高密度印字を自由に選択
して記録することが可能になった。

第７図および第８図は本発明のワイヤドツトへの他の実
施例の要部を示し、第７図はへラドギャップ切替えによ
るドツト配列の変化を示し、第８図は第７図の場合の各
ワイヤの突出駆動状態を示す。

本実施例は、第１のガイド部材１１Ｂおよび第２のガイ
ド部材１２Ｂのガイド孔配列の半分をずらし、残り半分
は一致させ、ヘッドギャップを小さくしてワイヤ衝突面
をＰＩに選定したとき第１０図に示すような高速印字配
列が得られ、ヘッドギャップを大きくしてワイヤ衝突面
をＰ２に選定すると左右のドツト列が千鳥配列になり高
密度印字配列が得られる。

本実施例のワイヤドツトヘッドのその他の構成は第１図
〜第６図で説明した実施例の場合と実質上同じである。

第７図および第８図に示す実施例においては、先端寄り
の２個のガイド部材１１Ｂ、１２Ｂのガイド孔配列の一
部（右半分）を互いにずらすことにより対応するワイヤ
（右列）を斜行させ、ヘッドギャップＧを変化させてワ
イヤ７の衝突面ＰｉＰ２を切替えることにより、交互に
時間をずらせて駆動するのに適した高速印字配列と高い
ドツト密度で印字するのに適した高密度印字配列とに切
替えるよう構成されており、したがって、第１図〜第６
図の実施例の場合と実質上同じ作用効果を奏することが
できた。

なお、ヘッドギャップＧの切替え調整は、プラテンとワ
イヤドツトヘッドとの間隔を調整しうる機構であれば、
第６図に示した調整手段に限らず、その他の適当な手段
、例えばワイヤドツトヘッド２４のキャリジ２３に対す
る位置を国節する手段などにより自由に実施することが
できる。

また、本発明は、３個以上のガイド部材でガイド孔配列
をずらしたり、ヘッドギャップを３段階以上に切替える
場合にも同様に通用することができる。

（効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、ヘッ
ドギャップを調整するだけで、高速印字に適したドツト
配列および高密度印字に適したドツト配列などの異なっ
た複数のドツト配列を得るこが可能なワイヤドツトヘッ
ドが提供される。

【図面の簡単な説明】

第１１！！Ｊは本発明によるワイヤドツトの一実施例の
半径方向縦断面図、第２図は第１図中の第１および第２
のガイド部材のガイド孔配列を示す平面図、第３Ｔｆ！
Ｊは第２図の線ｍ−ｍに沿った模式的縦断面図、第４図
はヘッドギャップを小さく調整した時のドツト配列を例
示する模式的平面図、第５図はヘッドギャップを太き（
調整した時のドツト配列を例示する模式的平面図、第６
図はへ１ドギヤツプ調整装置を例示する縦断面図、第７
図は本発明によるワイヤドツトヘッドの他の実施例にお
ける第１および第２のガイド部材のガイド孔配列および
ドツト配列を示す模式的平面図、第８図は第７図の線■
−■から見た模式的断面図、第９図は本発明を通用する
のに好適なワイヤドツトヘッドの半径方向縦断面図、第
１０ｒｙＪは高速印字に適したワイヤのガイド孔配列（
ドツト配列）を例示する模式図、第１１ｒ！！Ｊは高密
度印字に適したワイヤのガイド孔配列（ドツト配列）を
例示する模式％式％ ガイド部材、１２Ａ、１２Ｂ・・−・−・・・第２のガ
イド部材、Ｇ・〜・・・・・・・・・ヘッドギャップ、
Ｐｌ、Ｐ２・・・・・・・・・・ワイヤの衝突面。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 １’Ｊ　　　ｕＪ　　　（Ｎ 第４ （Ａ） 第５ （Ａ） ０　−−−−ＤＩ Ｏ−−−−０２ ０−＝−０４ Ｏ−−−−ＯＳ Ｏ−−−−０７ ワ？ 凶 １日） 〜 Ｑ＋　ｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏ。 Ｏコ 区ＣＬｏ　ｏ　ｏ　ｏ　ｏ　ｏ　。 −［ソ ー　　　　　　　Ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数本のワイヤを軸方向所定間隔位置に配置され
   た２個以上のガイド部材のそれぞれに形成した複数のガ
   イド孔で摺動案内するとともに、記録信号に基いてワイ
   ヤを突出駆動する型式のワイヤドットヘッドにおいて、
   ワイヤの先端寄りの少なくとも２個のガイド部材のガイ
   ド孔配列の一部または全部を互いにずらすことにより対
   応するワイヤを斜行させ、ヘッドギャップを変化させる
   ことにより、交互に時間をずらせて駆動するのに適した
   高速印字配列と高いドット密度で印字するのに適した高
   密度印字配列とに切替えることを特徴とするワイヤドッ
   トヘッド。