JP2522224Y2 - 磁気ディスプレイ装置 - Google Patents

磁気ディスプレイ装置

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JP2522224Y2
JP2522224Y2 JP1993054983U JP5498393U JP2522224Y2 JP 2522224 Y2 JP2522224 Y2 JP 2522224Y2 JP 1993054983 U JP1993054983 U JP 1993054983U JP 5498393 U JP5498393 U JP 5498393U JP 2522224 Y2 JP2522224 Y2 JP 2522224Y2
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JP
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magnetic
magnetic display
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light
pen
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實 厚木
真行 中西
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Tomy Co Ltd
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Tomy Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスプレイ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気ディスプレイ装置と
して、光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉とを油状
液体中に懸濁状態で封入したマイクロカプセルを利用し
たものが知られている。
【0003】この磁気ディスプレイ装置は、磁気ディス
プレイシートと、磁気ペンと、消去プレートとから構成
されている。このうち磁気ディスプレイシートは、非磁
性の基体シート面に多数個のマイクロカプセルを平面的
に塗布し、その表面に、磁気透過性を有する薄膜状の表
面保護シートを設けることによって構成されている。ま
た、磁気ペンは、その芯が前記光吸収性強磁性粉を吸引
可能な磁石によって構成されている。また、消去プレー
トは、前記光吸収性強磁性粉を吸引可能な磁石によって
構成され、磁気ディスプレイシートの裏面に設けられて
いる。
【0004】次に、この磁気ディスプレイ装置の使用方
法について説明すれば、磁気ディスプレイシートに絵柄
や文字などを描く場合、磁気ディスプレイシート表面に
対して磁気ペンを擦り付けるようにしつつ、磁気ペンを
所望の絵柄や文字に対応して動作させる。すると、磁気
ペンが走った部分には、所望の絵柄や文字が浮かび上が
る。つまり、磁気ペンが移動した部分は、マイクロカプ
セル中の光吸収性強磁性粉が表面側へ磁気吸引移動し、
光反射性非磁性微粉が相対的に沈降する。その結果、表
面の磁気ディスプレイシートに黒色の絵柄や文字などが
表示される。この絵柄や文字を消したい場合には、磁気
ディスプレイ裏面で消去プレートを移動させる。する
と、マイクロカプセル中の光吸収性磁性粉が裏面側へ磁
気吸引移動し、光反射性非磁性微粉が相対的に浮かび上
がる。その結果、表面の磁気ディスプレイシートの絵柄
や文字などが消去される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気ディスプレイ装置にあっては下記のような問題があ
った。
【0006】従来の磁気ディスプレイ装置によれば、磁
気ディスプレイシートの裏面を構成する基体シートは不
透明となっているため、裏面からは絵柄や文字は視認で
きない。また、消去プレートはその消去効率を考えて、
広幅で長尺のものとなっている。したがって、絵柄や文
字の細かい修正が極めて困難である。
【0007】また、従来の磁気ディスプレイ装置によれ
ば、磁気ペンの芯先は、一般に、光吸収性強磁性粉を磁
気吸引するような極性に構成されているため、当該磁気
ペンを移動させると、黒色の絵柄や文字が表示されるだ
けで、白黒反転した絵柄や文字を表示することはできな
かった。
【0008】本考案は、かかる点に鑑みなされたもの
で、絵柄や文字の部分修正が可能で、遊びのバリエーシ
ョンが豊富な磁気ディスプレイ装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスプレ
イ装置は、光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉とを
油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカプセ
ルを利用した磁気ディスプレイ装置において、前記多数
のマイクロカプセルを、平面的に密集させた状態で、磁
気透過性を有する薄膜状の表面保護シートによって挟持
することによって、磁気ディスプレイシートを構成し、
この磁気ディスプレイシートの両面を磁ディスプレイと
して使用できるようにしたものである。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、磁気ペンによって両面
から文字や絵柄を描くことができる。この場合、光吸収
性強磁性粉が集まっている側が黒っぽく、光反射性非磁
性微粉が集まっている側が白っぽくなるが、光反射性非
磁性微粉が集まっている側の面(A面)を磁気ペンでな
ぞれば、例えばマイクロカプセル中の光吸収性強磁性粉
がA面側に磁気吸引され、なぞった部分が黒くなる。一
方、その部分を反対側の面(B面)から見れば、当該部
分は白くなる。そして、その白くなった部分をB面側か
ら前記磁気ペンでなぞれば、当該部分に対応するマイク
ロカプセルでは、光吸収性強磁性粉がB面側に磁気吸引
されるので、なぞった部分でA面側の像が消える。この
ように本発明の磁気ディスプレイシートでは、A面側で
描いた絵柄や文字は、白黒反転はあるものの、B側でも
視認可能なので、白黒反転された絵柄や文字を表示する
ことができるとともに、修正したい個所をB面側からな
ぞることによって、修正したい個所だけを部分的に消す
こともできる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて、本考案の実施例に係
る磁気ディスプレイ装置について説明する。
【0012】図1には実施例の磁気ディスプレイ装置の
外観斜視図が示されている。この磁気ディスプレイ装置
1は、本体2、磁気ペン3および消磁部材4を備えてい
る。ここで、本体2はスケッチブック型に構成され、ジ
ャケット5に挟み込まれるようにして、磁気ディスプレ
イシート6が設けられている。
【0013】すなわち、図2に示すように、この磁気デ
ィスプレイシート6の外周部には多数のパンチ孔6aが
形成されている。そして、このパンチ孔6aには、表示
窓7aを有する樹脂枠7に付設されたボス7bが挿入さ
れ、この挿入されたボス7bは、表示窓8aを有する樹
脂枠8に付設された孔(図示せず)に嵌合し、樹脂枠
7,8によって磁気ディスプレイシート6は挟持され
る。また、それと同時に、樹脂製ヒンジ9が樹脂枠7,
8によって挟持される。そして、このヒンジ9はジャケ
ット5の背の内側に例えば接着剤などによって取り付け
られる。
【0014】次に、磁気ディスプレイシート6の詳細を
説明すれば、この磁気ディスプレイシート6は、図3に
示すように、光吸収性強磁性粉11および光反射性非磁
性微粉12を油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマ
イクロカプセル10を、平面的に密集させた状態で、磁
気透過性を有する薄膜状の表面保護シート13,13に
よって挟持したものである。この場合の表面保護シート
13,13の端部同士の接着は高周波ウェルダによって
なされている。
【0015】また、磁気ペン3について説明すれば、こ
の磁気ペン3は、図4および図5に示すように、バレル
30と、このバレル30先に取り付けられるペン先31
と、このペン先31内に設置される中座32と、この中
座32の芯受け部32aに着座する芯材33と、この芯
材33をペン先31から突出する方向に付勢するばね3
4とから構成されている。このうち芯材33は、ネオジ
ウム・鉄・ボロンの合金で作ったネオジウム系磁石や、
サマリウムという希土類元素とコバルトの合金で作った
磁石や、プラセオジウムを使った希土類磁石などで構成
されている。これらの磁石で芯材33を構成すれば、細
線でも鮮明に表示させることが可能である。
【0016】なお、消磁部材4としては、ここでは永久
磁石が用いられているが、その素材は磁気ペン3の芯材
33と同じであっても、あるいは違っていてもかまわな
い。但し、着磁線の数をできるだけ増やして、磁気ディ
スプレイシート6の絵柄や文字を簡単に消去できるよう
にしておくことが望ましい。
【0017】次に、実施例の磁気ディスプレイ装置1の
使用方法とその作用について説明する。まず、使用した
い面(A面)の裏側の面(B面)を消磁部材4で擦る。
すると、B面側に光吸収性強磁性粉11が磁気吸引さ
れ、A面側に光反射性非磁性微粉12が集まる。この場
合、光吸収性強磁性粉11が集まっている面(B面)が
黒っぽく、光反射性非磁性微粉12が集まっている面
(A面)が白っぽくなる。その後、A面を磁気ペン3で
なぞれば、マイクロカプセル10中の光吸収性強磁性粉
11がA面側に磁気吸引され、なぞった部分が黒くな
る。一方、その部分を反対側の面(B面)から見れば、
当該部分は白くなる。これにより、絵柄や文字などを表
示することができる。
【0018】また、途中で、絵柄や文字などを部分修正
したい場合には、B面の白くなった部分でかつ修正を施
したい部分を前記磁気ペン3でなぞれば、当該部分に対
応するマイクロカプセル10では、光吸収性強磁性粉1
1がB面側に磁気吸引されるので、なぞった部分でA面
側の像が消える。
【0019】このような磁気ディスプレイ装置1によれ
ば下記のような効果を得ることができる。
【0020】すなわち、A面側で描いた絵柄や文字は、
白黒反転はあるものの、B側でも視認可能である。した
がって、描いた絵柄や文字を両面から見て楽しむことが
できる。この場合、一方の絵柄や文字の形態と他方の絵
柄や文字の形態とは、完全には同じではなく、対称絵柄
や文字となっているため、それを利用した遊びをするこ
とも可能である。つまり、A面側で正規の文字を表示さ
せるのに、B面側で当該文字の対称文字を書くなどして
楽しむことができる。
【0021】また、一方の面に描いた絵柄や文字は、白
黒反転はされるものの、反対側の面でも視認可能なの
で、修正したい個所を反対側の面からなぞることによっ
て、修正したい個所だけを部分的に消すことができる。
【0022】以上、本考案者がなした実施例について説
明したが、本考案は、かかる実施例に限定されず、その
要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能であ
る。
【0023】なお、前記実施例では、付属品として磁気
ペン3と消磁部材4とを備えているが、本明細書におけ
る「磁気ディスプレイ装置」とは、磁気ディスプレイシ
ート単体の場合も意味していることに留意を要する。
【0024】
【考案の効果】本発明の磁気ディスプレイ装置は、光吸
収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉とを油状液体中に懸
濁状態で封入した多数のマイクロカプセルを利用した磁
気ディスプレイ装置において、前記多数のマイクロカプ
セルを、平面的に密集させた状態で、磁気透過性を有す
る薄膜状の表面保護シートによって挟持したので、一方
の面で描いた絵柄や文字は、白黒反転はあるものの、反
対側の面でも視認可能なので、白黒反転された絵柄や文
字を表示することができるとともに、修正したい個所を
B面側からなぞることによって、修正したい個所だけを
部分的に消すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る磁気ディスプレイ装置の
斜視図である。
【図2】本考案の実施例に係る磁気ディスプレイ装置の
本体の分解斜視図である。
【図3】本考案の実施例に係る磁気ディスプレイ装置の
磁気ディスプレイシートの縦断面図である。
【図4】本考案の実施例に係る磁気ディスプレイ装置の
磁気ペンの分解斜視図である。
【図5】本考案の実施例に係る磁気ディスプレイ装置の
磁気ペンのペン先部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスプレイ装置 6 磁気ディスプレイシート 10 マイクロカプセル 11 光吸収性強磁性粉 12 光反射性非磁性微粉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光吸収性強磁性粉と光反射性非磁性微粉
    とを油状液体中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカ
    プセルを利用した磁気ディスプレイ装置において、前記
    多数のマイクロカプセルを、平面的に密集させた状態
    で、磁気透過性を有する薄膜状の表面保護シートによっ
    て挟持することによって、磁気ディスプレイシートを構
    成し、この磁気ディスプレイシートの両面を磁気ディス
    プレイとして使用できるようにしたことを特徴とする磁
    気ディスプレイ装置。
JP1993054983U 1993-09-16 1993-09-16 磁気ディスプレイ装置 Expired - Lifetime JP2522224Y2 (ja)

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JPH0718893U JPH0718893U (ja) 1995-04-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5110959B2 (ja) * 1971-11-16 1976-04-07
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JP3119879U (ja) * 2005-11-26 2006-03-16 公二 宇野 自転車の前カゴ用片持ち接続装置

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