JPH052895Y2 - - Google Patents

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JPH052895Y2
JPH052895Y2 JP1986068144U JP6814486U JPH052895Y2 JP H052895 Y2 JPH052895 Y2 JP H052895Y2 JP 1986068144 U JP1986068144 U JP 1986068144U JP 6814486 U JP6814486 U JP 6814486U JP H052895 Y2 JPH052895 Y2 JP H052895Y2
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magnetic
fine particles
sheet
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magnetic sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気微粒子を泳動させて文字画像等を
表示する磁気泳動デイスプレイ装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来この種の装置としては子供の教育用玩具と
して市販されているものがある(たとえばタカラ
「せんせい」黒板(商品名))。これは白板にフエ
ライトペンにて磁気書きこみ或いは消去を行うも
のである。また、同じく磁気泳動を利用したもの
で、裏面から電気機械的に書きこむことにより文
字を表示するデイスプレイが提案されている(パ
イロツト万年筆「マグメデイア」(商品名))。こ
こで上記装置の原理について述べる。2枚のプラ
スチツク板(前面板は透明とする)の間に適当な
メツシユ状スペーサをはさみ、両板の間隔を20〜
30μmに維持させてこの間に適当な比重、粘性の
乳白色の液を入れる。この液の中には0.2〜
0.3μmφの鉄等の微粒子を少量混入させる。また、
微粒子どうしが互いにくつつかないように微粒子
の表面にあらかじめ活性剤処理を施しておく。こ
れら微粒子と乳白色の液とはみかけ上同じ比重と
なる。上記のように構成されたボードの表面又は
裏面から磁性ペン(フエライト棒)でなぞること
により、又は磁気ヘツドで書きこむことにより、
微粒子は磁性ペン又は磁気ヘツドの方向に吸引さ
れ、磁性ペンでなぞつた側或は磁気ヘツド側の面
は黒色を呈し、反対側の面は白色を呈する。この
ような動作により、黒板のように書きこんだり、
消去したりすることができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のデイスプレイ装置で
は、磁性ペンを用いるため或いは磁気ヘツドでパ
ネルに直接書きこんでいるため磁力線のもれが大
きく解像度が低いこと。又マルチペン動作がやり
にくいこと、書きこみ速度がやや遅いこと等の欠
点があり又媒体液と微粒子(鉄粉等)のコントラ
ストもよくなく、実用向けには殆ど使われていな
かつた。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであつて、解像度が高く、高速な書
きこみが可能で、フラツトで比較的大型化が可能
な磁気泳動デイスプレイ装置を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案の磁気泳動デイスプレイ装置は、磁気
微粒子と該磁気微粒子を混合状態の保持する媒体
液とを対向する2枚のパネル間に封入し、前記パ
ネル間に封入された前記磁気微粒子に前記パネル
を介して磁界を作用させて泳動させ、情報の書き
込みをすることにより、表示をするものであつ
て、前記パネルの一方は透明な板からなり、前記
パネルの他方は磁気的に書き込みが可能な磁気シ
ートからなり、前記磁気シートの面に沿つてその
長軸方向に移動可能な磁気ヘツドアツセンブリ
と、前記長軸方向と交差する方向に移動可能に、
前記磁気ヘツドアツセンブリ上に搭載させれると
共に、前記磁気微粒子に接触する前記磁気シート
の第1面の反対側である第2の面から前記磁気シ
ートに磁気的な書き込みをするように互いに間隔
を置いて配列された複数の磁気ヘツドとを備え、
前記複数の磁気ヘツドにより書き込まれた前記磁
気シート上の残留磁束により磁気微粒子を泳動さ
せて書き込まれた情報の表示をすることを特徴と
するものである。
(作用) 表示を行う際、磁気ヘツドを移動させることに
より表示すべきデータが磁気シート上に書きこま
れる。この書きこみにより磁気シート上には残留
磁束が発生し、その残留磁束が磁気微粒子の磁気
泳動動作を起こさせる。そして磁力線により磁気
微粒子が吸引されるので磁力線のもれが少なく高
解像度で文字画像等の表示が行われる。したがつ
て高速書きこみ及び高精細書きこみが可能となり
前記従来技術の問題点が解決される。
(実施例) 以下本考案の一実施例について詳細に説明す
る。
第1図a及びbは本実施例の磁気泳動デイスプ
レイ装置の正面図及び断面図である。図中1は磁
気泳動用パネル、2は磁気ヘツドアツセンブリ、
3はガイド、4は記録ヘツドユニツト、5は消去
用フエライトヘツドである。磁気泳動用パネル1
の構造の詳細は後述する。磁気ヘツドアツセンブ
リ2は、たとえば10個前後の記録用磁気ヘツドを
直線状に配設した記録ヘツドユニツト4と、消去
用フエライトヘツド5から成る。磁気泳動用パネ
ル1の両側(第1図aの上下)にはガイド3がと
りつけられており、このガイド3上を磁気ヘツド
アツセンブリ2が往復動自在に走行するようにな
つている。記録ヘツドユニツト4は磁気ヘツドの
間隔だけ上下に往復運動しながら1ライン分の表
示データを書きこむものである。消去用フエライ
トヘツド5は、書きこみの直前にパネル前面から
磁界をかけ磁気微粒子をすべてパネル前面に吸引
し前の表示データを消去するものである。
第2図は磁気泳動用パネル1の構成を示す断面
図である。図中11は透明板、12は磁気シー
ト、13はスペーサ、14は磁気泳動媒体、15
は磁気ヘツドである。本実施例の磁気泳動用パネ
ル1は透明板11と磁気シート12との2枚のパ
ネル板の間にスペーサ13を介在させ、その間に
磁気微粒子(図示せず)を混入した磁気泳動媒体
14を封入する。透明板11としてはたとえばガ
ラス、透明なプラスチツク等の樹脂板が用いられ
る。磁気シート12としてはたとえばシート生地
上に厚めに酸化鉄を塗布したものが用いられる。
シート生地は機械的強度のため厚さが100μm程度
であるのが望ましい。透明板11と磁気シート1
2との間隔はスペーサ13により10μm〜30μmに
維持する。封入する磁気泳動媒体14の媒体液と
しては磁気微粒子と化学反応せず、比重が磁気微
粒子と同じ程度で粘性の小さい乳白色不活性液
体、たとえばオイル、キシレン等が使用される。
磁気微粒子はたとえば鉄又は酸化鉄で直径が
0.2μm程度のものが使用される。磁気微粒子は媒
体液に5〜10%混合する。なお、磁気泳動媒体1
4の封入に際しては、液体の厚さを保つため所定
の直径のガラスボールを数%混入しスペーサ13
とすることもできる。
動作について説明すると、表示を行うために書
きこみを行う直前に消去用フエライトヘツド5に
より表面側に磁気微粒子を吸引し前の表示データ
を消去する。その後、磁気ヘツドアツセンブリ2
をパネル1の裏面から走行させてデータを磁気シ
ート12上に書きこむ。この書きこみは、記録ヘ
ツドユニツト4の複数の磁気ヘツドを磁気ヘツド
の間隔だけ上下に往復運動させながら行われる。
この時の書きこみパターンの一例を第3図に示
す。第3図に示すように書きこみをしないところ
は磁化をすべて一定の方向に向け、書きこみをす
るところは1ピクセル分を2分しそのうち後半の
半分の磁化を反転させる。これにより、磁気のN
とNが向いあつたところ及びSとSが向いあつた
ところから磁力線がでて、この磁力線により磁気
微粒子が吸引され、パネル前面から見ると白色書
きこみがなされたことになる。
上記実施例の装置によれば、複数の磁気ヘツド
が磁気シート12に書きこみを行う速度は、機械
的安定度と磁気ヘツドの周波数特性のみに依存す
るようになり、また磁気シート12への書きこみ
後に表示動作を行うので、高速表示及び高精細表
示が可能となり、解像度が向上する。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
従来のように磁性ペン又は磁気ヘツドで磁気泳動
用パネルに直接書きこみを行うのではなく、先ず
磁気シートに磁化反転で書きこみを行ないこれに
より生じた磁力線により泳動動作を行わせるよう
にしたので、従来の装置に比べより高速にかつよ
り高精細に文字画像等の表示を行うことが可能と
なる。また本考案によれば、たとえば一辺が1m
以上の大型デイスプレイ装置の実現が期待でき
る。さらに、本考案の装置における書きこみは、
磁気書きこみ潜像を磁気トナーにて現像表示する
マグネツトグラフイー方法に比べたとき、トナー
の直接取扱がないため、現像処理、トナー回収処
理、クリーニング等の手段が必要でなくなり、極
めて簡単かつ有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本考案の一実施例の磁気泳
動デイスプレイ装置の正面図及び断面図、第2図
は磁気泳動パネルの構成を詳細に示す断面図、第
3図は磁気シートへの書きこみの様子を示す図で
ある。 1……磁気泳動用パネル、2……ヘツドアツセ
ンブリ、3……ガイド、4……記録ヘツドユニツ
ト、5……消去用フエライトヘツド、11……透
明板、12……磁気シート、13……スペーサ、
14……磁気泳動媒体、15……磁気ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気微粒子と該磁気微粒子を混合状態の保持す
    る媒体液とを対向する2枚のパネル間に封入し、
    前記パネル間に封入された前記磁気微粒子に前記
    パネルを介して磁界を作用させて泳動させ、情報
    の書き込みをすることにより、表示をする磁気泳
    動デイスプレイ装置において、 前記パネルの一方は透明な板からなり、前記パ
    ネルの他方は磁気的に書き込みが可能な磁気シー
    トからなり、 前記磁気シートの面に沿つてその長軸方向に移
    動可能な磁気ヘツドアツセンブリと、 前記長軸方向と交差する方向に移動可能に、前
    記磁気ヘツドアツセンブリ上に搭載させれると共
    に、前記磁気微粒子に接触する前記磁気シートの
    第1面の反対側である第2の面から前記磁気シー
    トに磁気的な書き込みをするように互いに間隔を
    置いて配列された複数の磁気ヘツドと を備え、前記複数の磁気ヘツドにより書き込まれ
    た前記磁気シート上の残留磁束により磁気微粒子
    を泳動させて書き込まれた情報の表示をすること
    を特徴とする磁気泳動デイスプレイ装置。
JP1986068144U 1986-05-08 1986-05-08 Expired - Lifetime JPH052895Y2 (ja)

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JPS62181932U JPS62181932U (ja) 1987-11-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002082363A (ja) * 2000-07-05 2002-03-22 Pilot Corp 磁性体反転表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237059A (en) * 1975-09-18 1977-03-22 Pilot Pen Co Ltd:The Magnetrophresis indication apparatus
JPS5468252A (en) * 1977-11-10 1979-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mageneic fluid recording method

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