JPH0548222Y2 - - Google Patents

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JPH0548222Y2
JPH0548222Y2 JP1988098161U JP9816188U JPH0548222Y2 JP H0548222 Y2 JPH0548222 Y2 JP H0548222Y2 JP 1988098161 U JP1988098161 U JP 1988098161U JP 9816188 U JP9816188 U JP 9816188U JP H0548222 Y2 JPH0548222 Y2 JP H0548222Y2
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magnetic sheet
magnetic
annular magnet
band
back side
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、記録及び消去をほぼ永久に繰り返し
可能で信頼性が高い磁気を利用したデイスプレイ
装置に係り、特に薄くしなやかで取扱いが簡単な
磁気シートを利用して鮮明かつ繊細な文字、図
形、模様等を容易に表示できることは勿論のこ
と、シート表面の色も好みによつて選択可能な磁
気デイスプレイ装置に関する。
[従来の技術] 従来のデイスプレイ装置としては、テレビ式大
型デイスプレイ装置、文字、記号等を掃引して表
示する放電表示装置、小さな多面体の各面に着色
した駒を全面に多数配置し回転させて表示させる
デイスプレイ装置等用途に応じて多種多様なもの
が存在する。
但し、磁気を直接利用したデイスプレイ装置は
殆ど無く、特に磁気シートを使用したものは今ま
で全く存在しなかつた。
この磁気シートは、磁石の磁界視認用という極
めて専用的な分野でのみ使用されており、第2
図,第3図に示す通り表面に透明の保護フイルム
11と、その下に鉄、ニツケル等からなる多数の
微小金属鱗片15を染料と油の混和液16と共に
球形のゼラチンカプセル壁14の中に封入したマ
イクロカプセル12を多数密接した層と、更にそ
の下に黒色等の光吸収層13を設けたものであ
る。
この磁気シート10に磁石を密着させると、そ
の磁石の磁界のうち、磁気シート面に対して垂直
成分の磁界が及ぶマイクロカプセル12内の金属
鱗片15は、その平面を磁気シート面に対して平
行に向ける。そしてどちらの方向の場合であつて
も、その後磁界が去つても、金属鱗片15は粘性
を有する油によつて、その平面の方向を保ち続け
る。
第4図に示すように金属鱗片15の平面が前記
磁気シート面に対して垂直になると、磁気シート
10に当たる光17はマイクロカプセル12内を
透過し、その下の光吸収層13で吸収され、この
マイクロカプセル12は黒く見える。
また、金属鱗片15の平面が前記磁気シート面
に対して平行になると、磁気シート10に当たる
光17は金属鱗片15の平面で反射されるため、
このマイクロカプセル12は、その内部に溶け込
んでいる染料の色に見える。
前述のように磁気シート10には黒と染料の色
とによる模様ができて、本来目に見えない磁界を
間接的に目で確認することができるようになつ
た。
[考案が解決しようとする課題] 前述のデイスプレイ装置の、テレビ式大型デイ
スプレイ装置、放電表示装置、駒の回転によるデ
イスプレイ装置等は、いずれも装置として非常に
高価であり、また放電管等の有寿命の部品の使用
を余儀なくされるので維持費が掛かり、更には、
デイスプレイ装置を動作させている間中、たとえ
表示を止めてもかなりの電力を消費するので運転
経費が掛かる。
そこで本考案にあつては、今までデイスプレイ
装置として使用されることのなかつた磁気シート
に着目した。
しかしこの磁気シートをデイスプレイ装置とし
て利用するからには、記録及び消去が自在に行え
ることが必要であるが、磁気シート全面を一様な
色に替えるには、第5図の如き帯状もしくはシー
ト状で、一方の面がN極またはS極で対内面がS
極またはN極である磁石か、もしくは前記磁石の
複数の列を、前記N極とS極の境界線に対し垂直
方向に磁気シート10に密着させて移動させるこ
とにより、前記磁石から磁気シート10に及ぼす
垂直磁界で金属鱗片15の平面を磁気シート10
に対して垂直にする、つまり磁気シート10を黒
くする方法しかなかつた。
この黒く表示した磁気シートを磁気記録媒体と
して使用すると、磁気シートに密着させた磁石か
らの磁界のうち磁気シートに密着した部分にあつ
てはほとんどが垂直成分であり、わずかに磁石の
縁においてのみ水平成分が形成されるため、磁気
シート面に磁石で文字、図形、模様等を記録しよ
うとしても、黒色の面に黒色で描くことになり、
意図した文字、図形、模様等にならず、せいぜい
にじんだ線か縁取られた形でしか描けなかつた。
そこで本考案にあつては、筆記体として磁石を
使用し、磁気シート面に鮮明且つ繊細な文字、図
形、模様等が記録できるように、前記マイクロカ
プセル内の金属鱗片の平面を磁気シート面に対し
て、垂直にするだけでなく、平行にする機構を案
出し、これにより、装置自体が安価で、維持費が
掛からず、更に運転経費が安く済むという省エネ
ルギー型で、コンピユータ制御で鮮明且つ繊細な
文字、図形、模様等が容易に記録できる磁気デイ
スプレイ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前述した課題は、ガラスもしくは透明樹脂等か
ら成る平板状の透光板の裏面に、透明の保護フイ
ルムと該フイルムの下には磁性体である複数の微
小金属鱗片と染料とを粘性を有する油と共に略球
形の膜体に封入したマイクロカプセルを多数密着
させたマイクロカプセル層と該マイクロカプセル
層の下に光吸収層を形成した磁気シートを、前記
保護フイルムを対向させて密着させ、前記磁気シ
ート裏面側に、動作をコンピユータで制御され先
端に磁石を突設した筆記体を配設し、前記磁気シ
ート裏面に、交互に着磁されたN極とS極とを長
手方向に複数連接した環状磁石帯を当接させ、該
環状磁石帯の環の内側に2個の略円筒状のローラ
ーを、前記環状磁石帯を張架させつつ一定間隔を
置いて配設し、前記ローラーを回転させつつ前記
環状磁石帯を前記磁気シートに密接させたまま、
前記ローラーの軸方向に移動させ、前記環状磁石
帯の縁端部に発生する前記磁気シートに体する水
平磁界を、前記磁気シート全面に及ぼすことによ
つて、前記微小金属鱗片の平面を前記磁気シート
に対して略平行に揃えることを特徴とする磁気デ
イスプレイ装置によつて解決する。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図は本考案に係る磁気デイスプレイ装置の
一実施例を示す概略斜視図である。
磁気デイスプレイ装置1は、正面にガラス若し
くはアクリル等の透明樹脂からなる透光板2を設
け、この裏面に保護フイルムを表に向けた磁気シ
ート3を密接させ、磁気シート3の裏面側には、
先端に小さな磁界の磁石を突設した筆記体4を、
前記磁石を磁気シート3の裏面に向けて配し、こ
の筆記体4は、図示しないが、コンピユータ制御
によりX軸、Y軸、Z軸に自在に運動できる自由
度を有し、コンピユータにデータを入力すること
で、所望の文字、図形、模様等を磁気シート3に
記録し、表示させることができる。
そして、薄く帯状で柔軟性を有する磁性体を、
長手方向に小間隔でN極とS極とを交互に着磁し
て環状磁石帯5を、前記磁気シート3の裏面にそ
の左右辺に略平行に当接させ、環状磁石帯5の内
側の上下に略円筒状の2個のローラー6を、前記
環状磁石帯5を張架させて軸止させる。このロー
ラー6は回転方向と軸方向とに運動の自由度があ
り、図示しないがローラー6を回転させつつロー
ラー5を左右方向に移動させるモーター等から成
る機構を有している。
そして、ローラー6の回転による環状磁石帯5
の回転移動速度に比べ、ローラー6の左右方向の
移動速度を比較的小さくすることによつて環状磁
石帯5の縁端に発生する水平磁界を、磁気シート
3に及ぼすことができる。これにより、磁気シー
ト3の表面はマイクロカプセル内の染料の色に替
わる。この状態の磁気シート3に筆記体4の先端
の磁石を当接すると、当接した部分のマイクロカ
プセル内の金属鱗片の平面が磁気シート3面に対
して略垂直方向を向き、磁気シート3の表面に当
たる光を吸収して、このマイクロカプセルが黒く
なり、所望の文字、図形、模様等を容易に且つ鮮
明に描くことができる。
また、所望した表示内容の記録が終了すると、
次に表示面の消去及び次の記録を行うまでの間、
本考案に係るる磁気デイスプレイ装置はその表面
の磁気シート面に電力等を不要として表示し続け
ることができる。
[考案の作用及び効果] 以上詳述の如く、本考案に係る磁気デイスプレ
イ装置によつて、磁気シートに一様な水平磁界を
及ぼすことが簡単に行えることにより、磁石を筆
記体として鮮明且つ繊細な文字、図形、模様等を
記録して表示させることを可能とし、更に磁気シ
ートの既表示面を容易に消去することも可能とな
つた。
また、表示面である磁気シートの裏側に、記録
用の筆記体と消去用の環状磁石帯を配したことに
より、表面の美観を保つたまま記録、表示そして
消去することができる。そして、記録に際して
は、コンピユータ制御された筆記体を使用するこ
とにより、プロツターで描く如く鮮明で繊細な文
字、図形、模様等を記録することが可能である。
更に、本考案に係る磁気デイスプレイ装置にあ
つては、寿命がくることがない磁気シートを記録
媒体及び表示体とすることから、信頼性が高く、
維持費、運転経費等の経済性に優れた効果を発揮
することができる。
そして、磁気シート表面の色は、マイクロカプ
セル内の染料の色を替えることで何色にすること
も可能であることから、多様な色彩のデイスプレ
イ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気デイスプレイ装置の
一実施例を示す概略斜視図、第2図は本考案に供
される磁気シートを示す概略断面図、第3図は磁
気シートの構成部材のマイクロカプセルの概略断
面図、第4図は第3図に示すマイクロカプセルの
列を示す概略断面図、第5図は磁気シートの金属
鱗片の平面の向きを一様に変える従来の手段を示
す概略斜視図である。 1……磁気デイスプレイ装置、2……透光板、
3……磁気シート、4……筆記体、5……環状磁
石帯、6……ローラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスもしくは透明樹脂等から成る平板状の透
    光板の裏面に、透明の保護フイルムと該フイルム
    の下には磁性体である複数の微小金属鱗片と染料
    とを粘性を有する油と共に略球形の膜体に封入し
    たマイクロカプセルを多数密着させたマイクロカ
    プセル層と該マイクロカプセル層の下に光吸収層
    を形成した磁気シートを、前記保護フイルムを対
    向させて密着させ、前記磁気シート裏面側に、動
    作をコンピユータで制御され先端に磁石を突設し
    た筆記体を配設し、前記磁気シート裏面に、交互
    に着磁されたN極とS極とを長手方向に複数連接
    した環状磁石帯を当接させ、該環状磁石帯の環の
    内側に2個の略円筒状のローラーを、前記環状磁
    石帯を張架させつつ一定間隔を置いて配設し、前
    記ローラーを回転させつつ前記環状磁石帯を前記
    磁気シートに密接させたまま、前記ローラーの軸
    方向に移動させ、前記環状磁石帯の縁端部に発生
    する前記磁気シートに体する水平磁界を、前記磁
    気シート全面に及ぼすことによつて、前記微小金
    属鱗片の平面を前記磁気シートに対して略平行に
    揃えることを特徴とする磁気デイスプレイ装置。
JP1988098161U 1988-07-25 1988-07-25 Expired - Lifetime JPH0548222Y2 (ja)

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JPH0219186U JPH0219186U (ja) 1990-02-08
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