JPH08197877A - 磁気可視カード - Google Patents

磁気可視カード

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JPH08197877A
JPH08197877A JP7031484A JP3148495A JPH08197877A JP H08197877 A JPH08197877 A JP H08197877A JP 7031484 A JP7031484 A JP 7031484A JP 3148495 A JP3148495 A JP 3148495A JP H08197877 A JPH08197877 A JP H08197877A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
visible
magnetic force
line
microcapsule
Prior art date
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Pending
Application number
JP7031484A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Shirakawa
博康 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 描画線の鮮明性の向上を図る。 【構成】 外部磁性体部材2からの磁場に応じて配向方
向変更可能な磁性フレーク3を封入流体4とともに収容
しているマイクロカプセル5を、基板6と磁性フレーク
3の配向方向に応じて可視入射光の反射により表示され
る表示部7との間にバインダ8により配設して可視表示
領域9を成すマイクロカプセル層10を形成してなる磁
気可視カード本体1Aを備えた磁気可視カードにおい
て、前記外部磁性体部材2に対して前記磁気可視カード
本体1Aの反対側に外部磁性体部材2の一端からの磁力
線Mを外部磁性体部材2の他端に案内する磁力線案内部
材11を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逐次書き換えられる磁
気情報を視認可能に表示する磁気可視カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の磁気可視カードとして
は、たとえば図5に示すようなものがある(特開昭48
−65918号公報等参照)。すなわち、この磁気可視
カード100は、外部磁性体部材としての磁気ペン10
1からの磁場に応じて配向方向変更可能な磁性フレーク
102を封入流体103とともに収容しているマイクロ
カプセル104を、基板105と磁性フレーク102の
配向方向に応じて可視入射光の反射により表示される表
示部106との間にバインダ107により配設して可視
表示領域108を成すマイクロカプセル層109を形成
してなるものである。
【0003】磁気ペン101は、たとえば棒状の永久磁
石から構成されている。また、基板105は非磁性黒色
体層を成している。さらに、表示部106は、たとえば
PTFEフィルムで、透明非磁性体層を成している。
【0004】そして、磁気ペン101を表示部106に
近づけることにより、その部分のマイクロカプセル層1
09のマイクロカプセル104内の磁性フレーク102
の配向方向が、磁気ペン101の磁力線Mに応じて非磁
性黒色体層を成す基板105に対してほぼ垂直となり、
基板105の黒色体層が可視入射光を反射することから
黒色体層が見えるようになり、表示部106を介して描
画されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合では、磁気可視カード100に対して
磁気ペン101のみで描画しているため、磁気ペン10
1のN極側を表示部106に近づけると磁力線Mは図5
に示すようにS極側(図示せず)へと向うため、隣接す
るマイクロカプセル104、いわゆる描画を意図としな
いマイクロカプセル104の部分(A矢視部)にも磁力
線Nが貫くことになる。
【0006】すなわち、その貫かれた磁力線Mに応じて
磁性フレーク102が傾くことになるので、基板105
の黒色体層がぼやけて見えたりする。その結果として、
ぼやけた鮮明性に欠ける描画線しか得られないという欠
点があった。
【0007】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
描画線の鮮明性の向上を図り得る磁気可視カードを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、外部磁性体部材からの磁場に応
じて配向方向変更可能な磁性フレークを封入流体ととも
に収容しているマイクロカプセルを、基板と磁性フレー
クの配向方向に応じて可視入射光の反射により表示され
る表示部との間にバインダにより配設して可視表示領域
を成すマイクロカプセル層を形成してなる磁気可視カー
ド本体を備えた磁気可視カードにおいて、前記外部磁性
体部材に対して前記磁気可視カード本体の反対側に外部
磁性体部材の一端からの磁力線を外部磁性体部材の他端
に案内する磁力線案内部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の磁気可視カードにあっては、外部磁
性体部材に対して磁気可視カード本体の反対側に外部磁
性体部材の一端からの磁力線を外部磁性体部材の他端に
案内する磁力線案内部材を設けたため、マイクロカプセ
ル層内の磁性フレークが基板に対して水平状態となって
いる磁気可視カード本体に、描画すべく外部磁性体部材
の一端を表示部に近づけると、その部分から生じた磁力
線が磁気可視カード本体を通過し、直接磁力線案内部材
に到達することになる。これにより、磁力線はマイクロ
カプセル層を高い密度で通過し、磁力線案内部材を介し
て外部磁性体部材の他端に案内される。
【0010】そのため、高い密度で通過したマイクロカ
プセル内の磁性フレークは基板に対してほぼ垂直にな
り、また描画を意図としないマイクロカプセル部分に
は、磁力線が通過しないので、そのマイクロカプセル内
の磁性フレークは基板に対して水平の状態を維持するこ
となる。その結果、コントラストのはっきりした鋭く鮮
明な線を描くことができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例に係る磁気可視
カードを示す概略断面図を示しており、この図1及び図
2を参照しつつ本発明に係る基本構成について説明す
る。
【0012】1は磁気可視カード全体を示しており、こ
の磁気可視カード1は、外部磁性体部材としての磁気ペ
ン2からの磁場に応じて配向方向変更可能な磁性フレー
ク3を封入流体4とともに収容しているマイクロカプセ
ル5を、基板6と磁性フレーク3の配向方向に応じて可
視入射光の反射により表示される表示部7との間にバイ
ンダ8により配設して可視表示領域9を成すマイクロカ
プセル層10を形成した磁気可視カード本体1Aを備え
てなり、その磁気可視カード本体1Aの下敷きとして磁
気ペン2の一端からの磁力線を磁気ペン2の他端へ案内
する磁力線案内部材としての磁性体シート11を設けて
いる。
【0013】すなわち、磁性体シート11は磁気ペン2
に対して磁気可視カード本体1Aの反対側に配置されて
いる。
【0014】磁気ペン2は、いわゆる棒状の永久磁石か
ら構成されており、描画(印字)書込み手段となってい
る。また、基板6は非磁性黒色体層を成している。さら
に、表示部7は、たとえばPTFEフィルムで、透明非
磁性体層を成している。
【0015】次に上記構成の磁気可視カード1の可視表
示領域9に描画したい文字又は絵を書き込む作用につい
て効果を含めて説明する。
【0016】まず、書込み前に一度水平な磁場を与え、
マイクロカプセル層10のマイクロカプセル5内の磁性
フレーク3を非磁性黒色体層を成す基板6に対して水平
にしておく。
【0017】そして、書込み時は図2(a)に示すよう
に磁気ペン2の一端(N極側)を可視表示領域9の表示
部7に近づけ、その一端から生じた磁力線Mは、磁性体
性シート11との最短距離を進もうとするので、直接磁
性体シート11に到達する。
【0018】そのため、書き込みを行なおうとするマイ
クロカプセル層10での磁力線Mの方向が基板6に対し
てほぼ垂直で密度が高くなり、マイクロカプセル5内の
磁性フレーク3も非磁性黒色体層を成す基板6に対して
ほぼ垂直方向となる。これにより、基板6の黒色体層が
可視入射光を反射することから透明非磁性体層を成す表
示部7を介して黒色体層が見えるようになり、表示部7
に線が描かれることになる。
【0019】また、マイクロカプセル層10を通った磁
力線Mは、磁性体シート11によって案内されて磁気ペ
ン2の他端(S極側)に進むことになる(図2(b)参
照)。従って、マイクロカプセル層10側に対する漏れ
磁束が非常に少なくなるため、書込みを行なうマイクロ
カプセル5の部分に隣接する書込みを行なおうとしない
マイクロカプセル5には磁力線Mが通過しない。
【0020】そのため、磁性フレーク3は基板6に対し
て水平になった状態を保っている。これにより、磁性フ
レーク3が可視入射光を反射することから基板6の黒色
体層が見えない。
【0021】以上のことから、コントラストのはっきり
した鋭く鮮明な線(字)を描くことができる。
【0022】上記実施例では、磁力線案内部材を磁気可
視カード本体1Aの下に敷く磁性体シート11としてい
るため、磁力線Mを磁気ペン2の他端に案内する際、磁
性体シート11のエッジ部からの磁力線Mにより、磁気
可視カード本体1Aのマイクロカプセル層10の端部の
マイクロカプセル5内の磁性フレーク3に影響を及ぼす
場合がある。
【0023】そこで、図3に示すように磁性体シート1
1のエッジ部からの磁力線Mがマイクロカプセル層10
に影響を及ぼさない程度の大きさが必要である。すなわ
ち、マイクロカプセル層10より大きい面積とすること
が好ましい。
【0024】図4には、本発明の他の実施例が示されて
いる。上記実施例では磁力線案内部材として、磁気可視
カード本体1Aの下に敷く磁性体シート11としたが、
この実施例では、棒状磁性体部材12としたものであ
る。これにより、磁性体シート11のようにエッジ部の
磁力線Mによる影響を考慮することがなくなり、平面方
向に大型になることはない。
【0025】本実施例の場合、棒状磁性体部材12の断
面形状は、磁力線Mを高い密度でマイクロカプセル層1
0に通過させるためには、磁気ペン2と同じで同面積で
あることが効果的である。また、本実施例では書込み位
置が限定されてしまうため、同一箇所への書込みを目的
とした場合に適している。
【0026】本実施例において、その他の構成及び作用
については上記第1実施例と同一なので、同一の構成部
分については図中同一の符号を付して、その説明は省略
する。
【0027】尚、上記各実施例では、外部磁性体部材と
して棒状の永久磁石の磁気ペン2としているが、コイル
を巻付けた電磁石でも良く、また形状も限定されず任意
である。
【0028】また、外部磁性体部材としての磁気ペン2
と磁力線案内部材としての磁性体シート11,棒状磁性
体部材12との位置は、外部磁性体部材が図中上側で、
磁力線案内部材が図中下側となっているが、外部磁性体
部材に対し、磁気可視カード本体1Aを挟んだ対称の位
置にあれば位置は逆でも良い。
【0029】さらに、外部磁性体部材の書込み側をN極
としているが、S極としても同様に適用できる。
【0030】また、基板を黒色体層としたものを例にと
って説明したが、磁性フレーク表面の色に対し、コント
ラストが得られれば何色でも良い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上の構成及び作用を有する
もので、外部磁性体部材に対して磁気可視カード本体の
反対側に外部磁性体部材の一端からの磁力線を外部磁性
体部材の他端に案内する磁力線案内部材を設けたので、
マイクロカプセル層内の磁性フレークが基板に対して水
平状態となっている磁気可視カード本体に、描画すべく
外部磁性体部材の一端を表示部に近づけると、その部分
から生じた磁力線が磁気可視カード本体を通過し、直接
磁力線案内部材に到達することになる。これにより、磁
力線はマイクロカプセル層を高い密度で通過し、磁力線
案内部材を介して外部磁性体部材の他端に案内される。
【0032】そのため、高い密度で通過したマイクロカ
プセル内の磁性フレークは基板に対してほぼ垂直にな
り、また描画を意図としないマイクロカプセル部分に
は、磁力線が通過しないので、そのマイクロカプセル内
の磁性フレークは基板に対して水平の状態を維持するこ
となる。その結果、コントラストのはっきりした鋭く鮮
明な線を描くことができ、描画線の鮮明性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る磁気可視カード
の概略断面図である。
【図2】図2(a)は図1の磁気可視カードの印字状態
を示す概略断面図であり、同図(b)は磁力線の方向を
示す全体模式図である。
【図3】図3(a)は本発明の一実施例に係る磁気可視
カードの平面図であり、同図(b)は同図(a)のX−
X線断面図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例に係る磁気可視カー
ドの概略断面図である。
【図5】図5は従来の磁気可視カードの概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気可視カード 1A 磁気可視カード本体 2 磁気ペン(外部磁性体部材) 3 磁性フレーク 4 封入流体 5 マイクロカプセル 6 基板 7 表示部 8 バインダ 9 可視表示領域 10 マイクロカプセル層 11 磁性体シート(磁力線案内部材) 12 棒状磁性体部材(磁力線案内部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部磁性体部材からの磁場に応じて配向
    方向変更可能な磁性フレークを封入流体とともに収容し
    ているマイクロカプセルを、基板と磁性フレークの配向
    方向に応じて可視入射光の反射により表示される表示部
    との間にバインダにより配設して可視表示領域を成すマ
    イクロカプセル層を形成してなる磁気可視カード本体を
    備えた磁気可視カードにおいて、 前記外部磁性体部材に対して前記磁気可視カード本体の
    反対側に外部磁性体部材の一端からの磁力線を外部磁性
    体部材の他端に案内する磁力線案内部材を設けたことを
    特徴とする磁気可視カード。
JP7031484A 1995-01-27 1995-01-27 磁気可視カード Pending JPH08197877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7031484A JPH08197877A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 磁気可視カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7031484A JPH08197877A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 磁気可視カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08197877A true JPH08197877A (ja) 1996-08-06

Family

ID=12332551

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7031484A Pending JPH08197877A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 磁気可視カード

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JP (1) JPH08197877A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001048548A1 (fr) * 1999-12-28 2001-07-05 Kabushiki Kaisha Pilot Outil d'orientation de magnetisme pour panneau d'affichage inverse en materiau magnetique et ensemble panneau d'affichage inverse en materiau magnetique
WO2001050188A1 (fr) * 1999-12-29 2001-07-12 Kabushiki Kaisha Pilot Panneau d'affichage a inversion de substance magnetique
JP2014228813A (ja) * 2013-05-25 2014-12-08 コニカミノルタ株式会社 磁気泳動表示装置

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