JP3116207B2 - 可視磁気カード - Google Patents
可視磁気カードInfo
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- JP3116207B2 JP3116207B2 JP06091692A JP9169294A JP3116207B2 JP 3116207 B2 JP3116207 B2 JP 3116207B2 JP 06091692 A JP06091692 A JP 06091692A JP 9169294 A JP9169294 A JP 9169294A JP 3116207 B2 JP3116207 B2 JP 3116207B2
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- Japan
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- magnetic
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
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Description
ペイカードなどに好適な、磁気記憶内容を視ることので
きる可視磁気カードに関するものである。
例を示す。図3はこの従来例の外観を示し、図4は断面
構成を示す。図3,図4に示すように、可視磁気カード
20は、一部に表面印刷層のある透明PET(ポリエチ
レン・テレフタレート)フィルム3,コア層フィルム
5,磁気媒体層21が接着剤層4,6で一体に接着さ
れ、透明フィルム3,コア層フィルム5,磁気媒体層2
1で囲まれた個所に磁性粒子11が移動自在に封入さた
構造となっている。
不図示のカードライタで残高の数字等を書き込むと、透
明フィルム3における表面印刷層2のない部分である透
明窓分12を通して残高の数字等の可視像22が表示さ
れる。
イタで可視磁気カード20における透明窓部12の裏面
部分16に数字等のパターンを書き込むと、磁気媒体層
21における裏面部分16の磁気層9に前記パターンに
対応する多数の微小磁石23が生成される。図5はこの
状態を模式的に示している。微小磁石23から漏れ磁束
24が出ており、磁性粒子11がこの漏れ磁束24に沿
って配列するので、この状態を透明窓部12を通して視
ることにより、数字等の可視像22を確認できる。
出しは、磁気データトラック14に対し行われる。
では、磁気カード本来の磁気データの書込み/読出しの
ため、磁気層9は、カードリーダ/ライタの磁気ヘッド
に接する側、すなわちベースフィルム8のコア層フィル
ム5とは反対側に設けられている。
8を介して磁気層9の磁力に引かれてベースフィルム8
に付着することになるため、付着力が弱く、可視像22
の視認性が悪いという問題がある。
れたもので、磁性粒子の付着力が強く、可視像の視認性
のよい可視磁気カードを提供することを目的とするもの
である。
め、本発明は、ベースフィルムの両面に磁気層を設けた
磁気媒体層を用いるもので、詳しくは、可視磁気カード
を次の(1),(2)のとおりに構成するものである。
子を移動自在に封入し、前記磁気媒体層の磁気による前
記磁性粒子の配列状態を前記可透視層を介して視るよう
にした可視磁気カードであって、前記磁性媒体層は、ベ
ースフィルムの両面に磁気層を設けたものである可視磁
気カード。
の磁気層の抗磁力を、反対側の磁気層より小さくした前
記(1)記載の可視磁気カード。
は、隣接する磁気層に直接付着する。前記(2)の構成
により、可視像のパターンを容易に書き換えることがで
きる。
外観を示す図であり、図2はその断面構成を示す図であ
る。従来例と同符号の部分は、従来例と同等部分であ
る。
ア層フィルム5,印刷層14及び磁気媒体層13により
囲まれた部分に、磁性粒子11が移動自在に封入されて
いる。本実施例の特徴は、磁気媒体層13はベースフィ
ルム8の両面に磁気層7,9が設けられていることであ
る。ここで、印刷層14は、磁気層7の磁性粒子側の面
に、きわめて薄く白色やシルバーで形成される。黒色の
磁気層をそのままベーースに用いると、磁性粒子11に
よる可視像を浮かび上がらせることができないからであ
る。
ビット(ビットセル)密度の高い磁気データを読み/書
きするため、カードリーダ/ライタの磁気ヘッドに密着
させなければならない。また磁石等により磁気データが
消されないようにするため、抗磁力は大きくしなければ
ならない。また、磁気層の透磁率は磁気ヘッドのコア材
に比べて十分小さいため、磁気層9があっても磁気層7
は書き換えることができる。しかし磁気層7は磁気ヘッ
ドに密着しないので、磁気層9より抗磁力を小さくしな
ければ書換えが困難となる。
(保磁力ともいう)はそれぞれ650〔Oe〕,175
0〔Oe〕とする。この場合、ベースフィルム8の厚さ
は、磁気層9に対して磁気層7における磁気ヘッドの磁
力が約650/1750(≒1/3)程度低くなるよう
決められる。実際には、磁気ヘッドのギャップ幅と同じ
値を選択する。
磁性粉の磁気特性は次のとおりである。なお、“磁気カ
ード〔Oe〕”は磁気カードでの抗磁力を示す。
磁気層7,9を設けたので、磁性粒子11はこの両方の
磁気層7,9からの漏れ磁束により駆動され、かつ、一
方の磁気層7は磁性粒子11に接しているので、より強
力に付着し、可視像15の視認性は大幅に改善される。
また、磁気層7は、ベースフィルム8,磁気層9がある
ため外部の磁石等の影響を受けにくく、抗磁力が小さく
ても磁気データが消される可能性は小さい。
は、磁気データトラック14により従来と同様に行われ
る。
定されるものではなく、透視可能であれば、窓は不透明
であっても、着色されていてもよい。
下の磁気層に書き込まれることを想定しているが、これ
に限らずネガパターンを書き込む形で実施することがで
きる。
が、これに限らず、磁性粒子を分散させた液体を封入す
る形で実施することができる。更に、磁性粒子を移動自
在に封入したマイクロカプセルを、基材裏面に塗布して
表示層を形成した可視磁気シートが特開昭64−396
30号公報により知られているが、本発明はこれと同様
に、磁性粒子をマイクロカプセル内に移動自在に封入す
る形で実施することができる。なお請求項における“磁
性粒子を封入”は前述の磁性粒子分散液,マイクロカプ
セル等をも含むものを封入する意味で用いている。
磁気粒子の付着力が強く、可視像の視認性が大幅に改善
される。
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気媒体層と可透視層の間に磁性粒子を
移動自在に封入し、前記磁気媒体層の磁気による前記磁
性粒子の配列状態を前記可透視層を介して視るようにし
た可視磁気カードであって、前記磁性媒体層は、ベース
フィルムの両面に磁気層を設けたものであることを特徴
とする可視磁気カード。 - 【請求項2】 磁性媒体層は、磁性粒子に接する側の磁
気層の抗磁力を、反対側の磁気層より小さくしたことを
特徴とする請求項1記載の可視磁気カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06091692A JP3116207B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 可視磁気カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06091692A JP3116207B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 可視磁気カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290868A JPH07290868A (ja) | 1995-11-07 |
JP3116207B2 true JP3116207B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=14033569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06091692A Expired - Lifetime JP3116207B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 可視磁気カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116207B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP06091692A patent/JP3116207B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07290868A (ja) | 1995-11-07 |
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Legal Events
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