JP2522083Y2 - 残線検出装置 - Google Patents

残線検出装置

Info

Publication number
JP2522083Y2
JP2522083Y2 JP1990079509U JP7950990U JP2522083Y2 JP 2522083 Y2 JP2522083 Y2 JP 2522083Y2 JP 1990079509 U JP1990079509 U JP 1990079509U JP 7950990 U JP7950990 U JP 7950990U JP 2522083 Y2 JP2522083 Y2 JP 2522083Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
residual
metal
wire
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990079509U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0437166U (ja
Inventor
司 笠原
義明 内藤
力 得田
孝勇 照沼
修 松崎
州一 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP1990079509U priority Critical patent/JP2522083Y2/ja
Publication of JPH0437166U publication Critical patent/JPH0437166U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522083Y2 publication Critical patent/JP2522083Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、撚線工程等での送出し作業終了後の金属製
ボビンに残る線材の余長(これを残線と称する)を検出
するための残線検出装置に関するものである。
[従来の技術] ケーブルの集合工程や撚線工程においては、送出ボビ
ンには多少にかかわらず余長が残るように線材(心線)
が巻回されており、撚線等の作業終了後の残線処理は、
人手により行われているのが一般的であるが、最近、こ
の残線処理を機械により自動的に行うことが検討されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] 残線処理を自動化するに際しての技術的な課題の一つ
は、残線が確実に除かれたかどうかを判定することであ
る。
残線検出装置としては、第4図に示すように、ボビン
1の胴面に反射シート2を貼り、光電センサ4の受光量
の変化から線材(心線)3の残量を検出するものや、第
5図に示すように、金属製ボビン1の胴面に絶縁物5を
貼り付け、金属製ボビン1と導体7間の電気抵抗の変化
から線材(心線)3の残量を検出するものが知られてい
る。
しかしながら、これらの残線検出装置はいずれも送出
し作業中における線材(心線)の残量が少なくなったこ
とを検知し、送出しボビンを交換する信号を出力するも
のであり、ボビンから心線が完全になくなったことを確
実にかつ迅速に検出することはできない。また、第5図
に示す残線検出装置は、裸線に対してしか適用できず、
被覆線は対象外となる。
本考案は上記に基づいてなされたもので、送出し作業
終了後のボビンから残線が除かれているか否かを確実に
かつ迅速に検出することができる残線検出装置の提供を
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の残線検出装置は、撚線工程等での送出し作業
終了後の金属製ボビンの搬送経路途中に設けられ、金属
製ボビンの胴部上の残線の有無を検出する残線検出装置
であって、金属製ボビンの胴部からの距離に応じて電圧
レベルの出力が変動し、且つ金属製ボビンの胴部への一
回の押し付けで胴部の全幅での残線の有無を検出できる
ようにするため、複数個の近接センサをボビンの軸方向
に隙間のないように千鳥状に配置してなる検出部、また
はボビンの軸方向に配列した2個の近接センサの先端に
非金属板を設けてなる検出部のいずれか一方と、この検
出部の出力を取り込み、検出部を金属製ボビンの胴部上
に押し付けたときの電圧レベルにより残線の有無を判定
する判定器とから構成したことを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案においては、金属製ボビンの胴部からの距離に
応じて電圧レベルの出力が変動し、且つ金属製ボビンの
胴部への一回の押し付けで胴部の全幅での残線の有無を
検出できるようにするため、複数個の近接センサをボビ
ンの軸方向に隙間のないように千鳥状に配置してなる検
出部、またはボビンの軸方向に配列した2個の近接セン
サの先端に非金属板を設けてなる検出部のいずれか一方
と、この検出部の出力を取り込み、検出部を金属製ボビ
ンの胴部上に押し付けたときの電圧レベルにより残線の
有無を判定する判定器とにより残線検出装置を構成した
ため、金属製ボビンに巻かれた残線を確実かつ迅速に検
知することができ、これによって、残線処理を自動的に
行うことが可能となる。
すなわち、検出部を構成する近接センサは、測定対象
の金属からの距離に応じて電圧を出力するもので、一般
的には対象の金属に密着した時に出力が0(V)となる
ように調節されており、距離が離れるに従って出力レベ
ルが上昇するようになっている。また、対象となる金属
が近接センサの径に比べて小さいときは密着させても出
力は0(V)にならず、ある程度の電圧が出力される。
例えば市販されている近接センサを使用し、外径0.4m
mの銅線の外周に厚さ0.1mmの絶縁体を被覆した外径0.6m
mの心線の検出を行った場合、近接センサからの出力は
0.5(V)となることが確認されている。
なお、対象とする線材(心線)が裸線であっても被覆
線であっても、胴部に巻回された隣接線材間には少なか
らずギャップがあるので、残線の検出が可能となる。
[実施例] 以下、第1図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
送出し作業を終了し、その後の残線処理を完了した金
属製ボビン1は、コンベア11に搭載されて運搬される
が、この途中に設けられた残線検出装置により残線の有
無が検出されることになる。
残線検出装置は、検出部15と、検出部15の出力を取り
込み残線の有無を判定する判定器9と、近接センサ8を
金属製ボビン1の胴面に押し付けるエアシリンダ10とか
らなっている。
検出部15は、ボビン胴部への一回の押し付けで金属製
ボビン1の胴部の全幅で残線の有無を検出できるように
するため、複数個の近接センサ8をボビンの軸方向に隙
間のないように、且つ、これらの互いの干渉が生じない
ように千鳥状に配置し、一括してエアシリンダ10により
金属製ボビン1の胴部に押し付けるようになっている。
まず、図中矢印A方向より残線処理の済んだ金属製ボ
ビン1がコンベア11に搭載されて残線検出装置の所まで
運搬される。ここで、エアシリンダ10によって検出部15
が金属製ボビン1の胴面に押し付けられ、検出部15の各
近接センサ8の出力を判定器9に取り込み、残線の有無
が判定される。もし、残線が取り除かれていると判定さ
れれば、金属製ボビン1はコンベア11により図中矢印B
方向に送り出され、もし残線があると判定されれば、蹴
出装置12により図中矢印C方向に排除される。
なお、図中において13は制御装置であり、エアシリン
ダ10、蹴出装置12及びコンベア11の駆動モータを制御す
るものである。
上記実施例は、アナログ電圧を出力する近接センサを
利用する例であるが、金属物を近づけると出力がONまた
はOFFとなるスイッチを内蔵している近接センサも市販
されており、本考案ではこのような近接センサを使用す
ることも可能である。
第2図および第3図は、ON、OFFを出力するスイッチ
を内蔵した検出センサを用いた実施例の説明図であり、
ボビンの軸方向に配列した2個の近接センサ8aの先端に
プラスチック板のような非金属の板14を貼付けることに
より検出部16が構成されている。この場合、板14の厚さ
を金属製ボビン1の胴部に当接するように押し付けたと
きに出力がONとなり、そして第3図のように金属製ボビ
ン1の胴部との間に残線3が存在するようなときには出
力がOFFとなるように調整しておくことにより、上記し
た実施例と同様にして残線の有無を検出することができ
る。
[考案の効果] 以上の通り、本考案の残線検出装置は、撚線工程等で
の送出し作業終了後の金属製ボビンの搬送経路途中に設
けられ、金属製ボビンの胴部からの距離に応じて電圧レ
ベルの出力が変動し、且つ金属製ボビンの胴部への一回
の押し付けで胴部の全幅での残線の有無を検出できるよ
うにするため、複数個の近接センサをボビンの軸方向に
隙間のないように千鳥状に配置してなる検出部、または
ボビンの軸方向に配列した2個の近接センサの先端に非
金属板を設けてなる検出部のいずれか一方と、この検出
部の出力を取り込み、近接センサを金属製ボビンの胴部
上に押し付けたときの電圧レベルにより残線の有無を判
定する判定器とから構成したものであり、作業終了後の
ボビンから残線が除かれているか否かを確実にかつ迅速
に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の残線検出装置の一実施例の説明図、第
2図および第3図は本考案の残線検出装置の他の実施例
の説明図、第4図および第5図は従来の残線検出装置の
説明図である。 1:金属製ボビン 3:線材(心線) 8:近接センサ 8a:近接スイッチ 9:判定器 15、16:検出部
フロントページの続き (72)考案者 得田 力 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)考案者 照沼 孝勇 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)考案者 松崎 修 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)考案者 吉岡 州一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 実開 昭61−128254(JP,U) 実開 昭51−31774(JP,U) 実開 昭61−17287(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撚線工程等での送出し作業終了後の金属製
    ボビンの搬送経路途中に設けられ、金属製ボビンの胴部
    上の残線の有無を検出する残線検出装置であって、金属
    製ボビンの胴部からの距離に応じて電圧レベルの出力が
    変動し、且つ金属製ボビンの胴部への一回の押し付けで
    胴部の全幅での残線の有無を検出できるようにするた
    め、複数個の近接センサをボビンの軸方向に隙間のない
    ように千鳥状に配置してなる検出部、またはボビンの軸
    方向に配列した2個の近接センサの先端に非金属板を設
    けてなる検出部のいずれか一方と、この検出部の出力を
    取り込み、検出部を金属製ボビンの胴部上に押し付けた
    ときの電圧レベルにより残線の有無を判定する判定器と
    から構成したことを特徴とする残線検出装置。
JP1990079509U 1990-07-26 1990-07-26 残線検出装置 Expired - Lifetime JP2522083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990079509U JP2522083Y2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 残線検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990079509U JP2522083Y2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 残線検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0437166U JPH0437166U (ja) 1992-03-27
JP2522083Y2 true JP2522083Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=31623726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990079509U Expired - Lifetime JP2522083Y2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 残線検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522083Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414874Y2 (ja) * 1974-08-31 1979-06-18
JPS6117287U (ja) * 1984-07-02 1986-01-31 トヨタ自動車株式会社 溶接ワイヤ残量検出装置
JPS61128254U (ja) * 1985-01-30 1986-08-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0437166U (ja) 1992-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9803970B2 (en) Device to determine the diameter of the conductor of a wire
JPH02246716A (ja) 円形ケーブルの外装を除去されたケーブル端部を方位修正する方法並びに装置
JPH06155722A (ja) 印刷機の版胴における版板のレジスタ適正な当接をチェックする装置
JP2522083Y2 (ja) 残線検出装置
JPS61133844A (ja) 端子圧着電線の端子圧着部検査方法
JPH0787643A (ja) 芯線傷検出装置
KR870000998B1 (ko) 필름 원단감소 검지장치
CA2268909A1 (en) A method and measuring machine for analyzing a paper web
JP2713073B2 (ja) マーク判別機構付切断同時圧着装置
JP2987542B2 (ja) Uターン検尺する長尺電線の処理方法及びその装置
KR910003976Y1 (ko) 전자소자 선별기의 테이프 박리장치
JPS60182681A (ja) 電線の端子圧着装置
JP2975152B2 (ja) 金属ストリップの形状を検知できる搬送装置
JP3274003B2 (ja) 製品検査方法
JPH0129528Y2 (ja)
JPS62140980A (ja) ケ−ブルのテ−ピング検知方法
JPH08174714A (ja) 圧延機用耳ゴムカッター位置制御装置
JPH0291411U (ja)
JP3147796B2 (ja) 束状長尺材の欠尺検出方法
JPH10115598A (ja) 被覆不良検出方法
JPS6340870Y2 (ja)
JPH0714444A (ja) ジョイント検出機構を備えた電線送り装置
JP2556668B2 (ja) リード線の接続強度検査装置
JPH0331382B2 (ja)
JP3517128B2 (ja) 電線加工処理方法、及び電線加工処理装置