JP2520625B2 - ベンズアミド誘導体 - Google Patents
ベンズアミド誘導体Info
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- JP2520625B2 JP2520625B2 JP62045667A JP4566787A JP2520625B2 JP 2520625 B2 JP2520625 B2 JP 2520625B2 JP 62045667 A JP62045667 A JP 62045667A JP 4566787 A JP4566787 A JP 4566787A JP 2520625 B2 JP2520625 B2 JP 2520625B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般式 (式中Aは −CH2CH2N(R)2から選ばれる基(ただし、Rはメチ
ル基又はエチル基である) R2はハロゲン原子又は−OCH3 R1,R3はいづれか一方がニトロ基で、他方が水素原子、
ハロゲン原子、アミノ基、アシルアミノ基又はニトロ基
のいづれかである。) で示される作用点が末梢性であるベンズアミド誘導体に
係るものである。本発明によって提供されるベンズアミ
ド誘導体は、消化管の運動を盛んにする作用を持ってい
ることが判った。従って、本発明化合物は当該分野にお
ける用途を期待されるものである。
ル基又はエチル基である) R2はハロゲン原子又は−OCH3 R1,R3はいづれか一方がニトロ基で、他方が水素原子、
ハロゲン原子、アミノ基、アシルアミノ基又はニトロ基
のいづれかである。) で示される作用点が末梢性であるベンズアミド誘導体に
係るものである。本発明によって提供されるベンズアミ
ド誘導体は、消化管の運動を盛んにする作用を持ってい
ることが判った。従って、本発明化合物は当該分野にお
ける用途を期待されるものである。
(従来の技術) 本発明と同様ベンズアミド化合物として取り扱われて
いる化合物には、数多くのものがある。例えば、3,5−
ジニトロ−N−(β−ジエチルアミノエチル)ベンズア
ミド塩酸塩は結核菌の発育を阻止し(ケミカルアブスト
ラクト 83巻 109085w)、2−ニトロ−N−(β−ジ
エチルアミノエチル)ベンズアミド塩酸塩は血圧降下作
用を持っている(ケミカルアブストラクト 63巻 1885
7c)。また、3,5−ジメチル−N−(β−ジメチルアミ
ノエチル)ベンズアミドは局所麻酔作用を持っていると
同時に胃潰瘍の生成を抑えるとして知られている(ケミ
カルアブストラクト 56巻 15423h、ベルギー特許8181
12)。更に、2−メトキシ−4−アミノ−5−クロロ−
N−(β−ジエチルアミノエチル)ベンズアミドは一般
名メトクロプラミドとして知られている化合物である。
この化合物は消化管の運動を促進するとともに制吐作用
を持っている化合物として広く知られ、治療に使用され
ているが、時として錐体外路症状や、内分泌機能調整異
常を起こし乳汁分泌、無月経などの好ましくない現象を
生じることがある。1−エチル−2−(2−メトキシ−
5−スルファモイル)ベンズアミドメチルピロリジンは
潰瘍治療剤としてだけではなく精神科領域においても使
用されている化合物である。4−ニトロ−N−(β−ジ
メチルアミノエチル)ベンズアミドは鎮痛、鎮痙、制吐
作用を持つ化合物として知られている(特公昭45−3245
1号)。これらの多くは中枢神経系に作用点を持つもの
であると考えられているが、消化管の運動を促進するた
めの薬物は作用点が末梢性であるほど好ましく、即ち、
中枢への作用がなく、運動だけを促進する薬物の開発が
望まれるところである。
いる化合物には、数多くのものがある。例えば、3,5−
ジニトロ−N−(β−ジエチルアミノエチル)ベンズア
ミド塩酸塩は結核菌の発育を阻止し(ケミカルアブスト
ラクト 83巻 109085w)、2−ニトロ−N−(β−ジ
エチルアミノエチル)ベンズアミド塩酸塩は血圧降下作
用を持っている(ケミカルアブストラクト 63巻 1885
7c)。また、3,5−ジメチル−N−(β−ジメチルアミ
ノエチル)ベンズアミドは局所麻酔作用を持っていると
同時に胃潰瘍の生成を抑えるとして知られている(ケミ
カルアブストラクト 56巻 15423h、ベルギー特許8181
12)。更に、2−メトキシ−4−アミノ−5−クロロ−
N−(β−ジエチルアミノエチル)ベンズアミドは一般
名メトクロプラミドとして知られている化合物である。
この化合物は消化管の運動を促進するとともに制吐作用
を持っている化合物として広く知られ、治療に使用され
ているが、時として錐体外路症状や、内分泌機能調整異
常を起こし乳汁分泌、無月経などの好ましくない現象を
生じることがある。1−エチル−2−(2−メトキシ−
5−スルファモイル)ベンズアミドメチルピロリジンは
潰瘍治療剤としてだけではなく精神科領域においても使
用されている化合物である。4−ニトロ−N−(β−ジ
メチルアミノエチル)ベンズアミドは鎮痛、鎮痙、制吐
作用を持つ化合物として知られている(特公昭45−3245
1号)。これらの多くは中枢神経系に作用点を持つもの
であると考えられているが、消化管の運動を促進するた
めの薬物は作用点が末梢性であるほど好ましく、即ち、
中枢への作用がなく、運動だけを促進する薬物の開発が
望まれるところである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、中枢への作用がなく、消化管の運動を促進
するところの下記一般式で示される化合物ベンズアミド
誘導体の提供を目的とするものである。
するところの下記一般式で示される化合物ベンズアミド
誘導体の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記一般式で示される本発明目的化合物は次のように
して造られる。即ち、 (式中R1,R2,R3は前記と同じ) で示される化合物又はその反応性誘導体と式 H2N−A (Aは前記と同じ) で示される化合物とを反応させる。
して造られる。即ち、 (式中R1,R2,R3は前記と同じ) で示される化合物又はその反応性誘導体と式 H2N−A (Aは前記と同じ) で示される化合物とを反応させる。
ここにおいて、縮合剤としてN,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1,1′−カルボニルジイミダゾー
ル、1,1′−スルフィニルジイミダゾールなどを使うと
よい。又、反応性誘導体としては酸ハライド、炭酸モノ
エステルとの混合酸無水物、p−ニトロフェニルエステ
ルのような活性エステルなどが挙げられる。反応に際し
不活性溶媒として、例えばベンゼン、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、アセトニトリル、ジオキサンなどを使う
のがよく、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリ
ジンなどを溶媒乃至は反応促進のために使用することが
できる。
ルカルボジイミド、1,1′−カルボニルジイミダゾー
ル、1,1′−スルフィニルジイミダゾールなどを使うと
よい。又、反応性誘導体としては酸ハライド、炭酸モノ
エステルとの混合酸無水物、p−ニトロフェニルエステ
ルのような活性エステルなどが挙げられる。反応に際し
不活性溶媒として、例えばベンゼン、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、アセトニトリル、ジオキサンなどを使う
のがよく、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリ
ジンなどを溶媒乃至は反応促進のために使用することが
できる。
かくして得られる前記式で示される化合物は、中枢作
用の指標であるアポモルヒネ嘔吐に対する抑制作用を有
せず、消化管の運動を促進する作用を有する化合物であ
ることが判った。
用の指標であるアポモルヒネ嘔吐に対する抑制作用を有
せず、消化管の運動を促進する作用を有する化合物であ
ることが判った。
以下実施例を記述して具体的に説明する。
実施例.1 3−クロロ−2−ニトロ安息香酸1.97gをテトラヒド
ロフラン30mlに溶かし、氷水冷下N,N−ジエチルエチレ
ンジアミン1.26g.1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾ
ール1.52g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.
24gを順次加え、室温で22時間撹拌した。
ロフラン30mlに溶かし、氷水冷下N,N−ジエチルエチレ
ンジアミン1.26g.1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾ
ール1.52g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.
24gを順次加え、室温で22時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にした。これを静置して水溶液層
を分離し、炭酸カリウムを加えて中和した後、クロロホ
ルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にした。これを静置して水溶液層
を分離し、炭酸カリウムを加えて中和した後、クロロホ
ルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−クロロ−2−ニトロベンズアミド1.29gを得
た。
ル)−3−クロロ−2−ニトロベンズアミド1.29gを得
た。
得られた化合物1.29gをメタノール5mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−クロロ−2−ニトロベンズアミド・塩酸塩1.
25gを得た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−クロロ−2−ニトロベンズアミド・塩酸塩1.
25gを得た。
mp.182〜185℃ IR(Nujol)cm−1: 3200,2650,1670,1550,1370 実施例.2 3−メトキシ−2−ニトロ安息香酸2.43gをテトラヒ
ドロフラン50mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H
−ベンゾトリアゾール1.90g、N,N′−ジシクロヘキシル
カルボジイミド2.80g、N,N−ジエチルエチレンジアミン
1.58gを順次加え、室温で46時間撹拌した。
ドロフラン50mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H
−ベンゾトリアゾール1.90g、N,N′−ジシクロヘキシル
カルボジイミド2.80g、N,N−ジエチルエチレンジアミン
1.58gを順次加え、室温で46時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−メトキシ−2−ニトロベンズアミド3.81gを
得た。
ル)−3−メトキシ−2−ニトロベンズアミド3.81gを
得た。
得られた化合物3.81gをメタノール10mlに溶解し、冷
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−メトキシ−2−ニトロベンズアミド・塩酸塩
2.95gを得た。
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3−メトキシ−2−ニトロベンズアミド・塩酸塩
2.95gを得た。
mp.179〜182℃ IR(Nujol)cm−1: 3200,2650,1670,1540,1320 実施例.3 2−ニトロ−3,5−ジクロロ安息香酸5.00gをテトラヒ
ドロフラン80mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H
−ベンゾトリアゾール3.55g、N,N′−ジシクロヘキシル
カルボジイミド4.79g、N,N−ジエチルエチレンジアミン
2.70gを順次加え、室温で15時間撹拌した。
ドロフラン80mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H
−ベンゾトリアゾール3.55g、N,N′−ジシクロヘキシル
カルボジイミド4.79g、N,N−ジエチルエチレンジアミン
2.70gを順次加え、室温で15時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−ニトロ−3,5−ジクロロベンズアミドを得
た。
ル)−2−ニトロ−3,5−ジクロロベンズアミドを得
た。
得られた化合物をメタノール5mlに溶解し、冷却下14.
7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加え、析出
物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチル)−2
−ニトロ−3,5−ジクロロベンズアミド・塩酸塩2.65gを
得た。
7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加え、析出
物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチル)−2
−ニトロ−3,5−ジクロロベンズアミド・塩酸塩2.65gを
得た。
mp.164〜166℃(イソプロパノール) IR(Nujol)cm−1: 3200,2550,2480,1675,1550 1320 NMR(DMSO−d6/CDCl3)δ(TMS,ppm): 9.50(broad t) 8.10(d) 7.78(d) 4.0〜3.1(m) 3.22(q) 1.37(t) 実施例.4 2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸3.50gをN,N
−ジメチルホルムアミド35mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール2.36g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド3.18g、N,N−ジエチルエチ
レンジアミン1.64gを順次加え、室温で48時間撹拌し
た。
−ジメチルホルムアミド35mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール2.36g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド3.18g、N,N−ジエチルエチ
レンジアミン1.64gを順次加え、室温で48時間撹拌し
た。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド4.
18gを得た。
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド4.
18gを得た。
得られた化合物4.18gをメタノール30mlに溶解し、冷
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・
塩酸塩3.28gを得た。
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・
塩酸塩3.28gを得た。
mp.195〜198℃(分解)(エタノール/メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3200,2450,1670,1600,1540 1340 NMR(CD3OD)δ(TMS,ppm): 7.08(s) 4.07(s) 3.9〜3.1(m) 1.37(t) 実施例.5 3,5−ジメトキシ安息香酸3.0gをテトラヒドロフラン4
0mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール2.6g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド3.7g、N,N−ジエチルエチレンジアミン2.1gを順次
加え、室温で17時間撹拌した。
0mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール2.6g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド3.7g、N,N−ジエチルエチレンジアミン2.1gを順次
加え、室温で17時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3,5−ジメトキシベンズアミド4.3gを得た。
ル)−3,5−ジメトキシベンズアミド4.3gを得た。
得られた化合物4.3gをメタノール5mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩酸塩3.8gを得
た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩酸塩3.8gを得
た。
mp.138〜140℃(イソプロパノール) IR(Nujol)cm−1: 3270,2660,1670,1600 実施例.6 2−アセトアミド−6−ニトロ−3,5−ジメトキシ安
息香酸1.25gをテトラヒドロフラン20mlに溶かし、氷水
冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.77g、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.04g、N,N−
ジエチルエチルレンジアミン0.61gを順次加え、室温で1
9時間撹拌した。
息香酸1.25gをテトラヒドロフラン20mlに溶かし、氷水
冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.77g、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.04g、N,N−
ジエチルエチルレンジアミン0.61gを順次加え、室温で1
9時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−アセトアミド−6−ニトロ−3,5−ジメトキ
シベンズアミド1.80gを得た。
ル)−2−アセトアミド−6−ニトロ−3,5−ジメトキ
シベンズアミド1.80gを得た。
得られた化合物1.80gをクロロホルム10mlに溶解し、
冷却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを
加え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエ
チル)−2−アセトアミド−6−ニトロ−3,5−ジメト
キシベンズアミド・塩酸塩2.00gを得た。
冷却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液15mlを
加え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエ
チル)−2−アセトアミド−6−ニトロ−3,5−ジメト
キシベンズアミド・塩酸塩2.00gを得た。
mp.228〜234℃(エタノール) IR(Nujol)cm−1: 3400,2600,2490,1680,1610 1540,1350 NMR(DMSO−d6/CD3OD)δ(TMS,ppm): 7.25(s) 4.08(s) 4.02(s) 3.6〜3.0(m) 2.75(s) 1.37(t) 実施例.7 2−アミノ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸
1.10gをテトラヒドロフラン15mlに溶かし、氷水冷下1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.77g、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g、N,N−ジエチル
エチレンジアミン0.55gを順次加え、室温で48時間撹拌
した。
1.10gをテトラヒドロフラン15mlに溶かし、氷水冷下1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.77g、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g、N,N−ジエチル
エチレンジアミン0.55gを順次加え、室温で48時間撹拌
した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−アミノ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド1.54gを得た。
ル)−2−アミノ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド1.54gを得た。
得られた化合物1.54gをメタノール8mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液13mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−アミノ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド・二塩酸塩1.45gを得た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液13mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−アミノ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド・二塩酸塩1.45gを得た。
mp.224〜226℃ IR(Nujol)cm−1: 3300,2660,2500,1685,1610 1540,1350 NMR(CDCl3/CD3OD)δ(ppm): 7.07(s) 4.13(s) 4.05(s) 3.9〜3.0(m) 1.40(t) 実施例.8 2−ニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸2.00gをテトラ
ヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−
1H−ベンゾトリアゾール1.48g、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド2.00g、2−アミノメチル−1−エチ
ルピロリジン1.24gを順次加え、室温で18時間撹拌し
た。
ヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−
1H−ベンゾトリアゾール1.48g、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド2.00g、2−アミノメチル−1−エチ
ルピロリジン1.24gを順次加え、室温で18時間撹拌し
た。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(1−エチル−2−ピロリジ
ニルメチル)−2−ニトロ−3,5−メトキシベンズアミ
ド3.33gを得た。
ニルメチル)−2−ニトロ−3,5−メトキシベンズアミ
ド3.33gを得た。
得られた化合物3.33gをメタノール5mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、析出物を濾取してN−(1−エチル−2−ピロリジ
ニルメチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズア
ミド・塩酸塩2.68gを得た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、析出物を濾取してN−(1−エチル−2−ピロリジ
ニルメチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズア
ミド・塩酸塩2.68gを得た。
mp.217〜220℃(分解)(メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3200,2490,1670,1600,1540 1350 実施例.9 2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸1.50gをN,N
−ジメチルホルムアミド20mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.93g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.25g、2−アミノメチル
−1−エチルピロリジン0.85gを順次加え、室温で24時
間撹拌した。
−ジメチルホルムアミド20mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.93g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.25g、2−アミノメチル
−1−エチルピロリジン0.85gを順次加え、室温で24時
間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして水溶液層を分離し、炭酸カ
リウムを加えて中和した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして水溶液層を分離し、炭酸カ
リウムを加えて中和した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(1−エチル−2−ピロリジ
ニルメチル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズ
アミド1.80gを得た。
ニルメチル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズ
アミド1.80gを得た。
得られた化合物1.80gをメタノール75mlに溶解し、冷
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液11mlを加
え、さらにイソプロピルエーテル100mlを加えて、析出
物を濾取してN−(1−エチル−2−ピロリジニルメチ
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・
塩酸塩1.25gを得た。
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液11mlを加
え、さらにイソプロピルエーテル100mlを加えて、析出
物を濾取してN−(1−エチル−2−ピロリジニルメチ
ル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・
塩酸塩1.25gを得た。
mp.211〜216℃(分解)(メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3150,2550,2480,1680,1600 1540,1345 実施例.10 3,5−ジメトキシ安息香酸2.00gをテトラヒドロフラン
30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール1.84g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド2.49g、2−アミノメチル−1−エチルピロリジン
1.55gを順次加え、室温で18時間撹拌した。
30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール1.84g、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド2.49g、2−アミノメチル−1−エチルピロリジン
1.55gを順次加え、室温で18時間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(1−エチル−2−ピロリジ
ニルメチル)−3,5−ジメトキシベンズアミド3.50gを得
た。
ニルメチル)−3,5−ジメトキシベンズアミド3.50gを得
た。
得られた化合物3.50gをメタノール5mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、分離する油状物としてN−(1−エチル−2−ピロ
リジニルメチル)−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩
酸塩3.60gを得た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、分離する油状物としてN−(1−エチル−2−ピロ
リジニルメチル)−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩
酸塩3.60gを得た。
IR(Neat)cm−1: 3280,2640,1665,1600 実施例.11 2−ニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸2.00gをテトラ
ヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−
1H−ベンゾトリアゾール1.48g、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド1.99g、1−(2−アミノエチル)−
ピロリジン1.10gを順次加え、室温で41時間撹拌した。
ヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1−ヒドロキシ−
1H−ベンゾトリアゾール1.48g、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド1.99g、1−(2−アミノエチル)−
ピロリジン1.10gを順次加え、室温で41時間撹拌した。
不溶物を濾取し、これに水を加えて加熱し溶液部を分
離後、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層からク
ロロホルムを留去して、N−(2−(1−ピロリジニ
ル)−エチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズ
アミド1.85gを得た。
離後、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層からク
ロロホルムを留去して、N−(2−(1−ピロリジニ
ル)−エチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズ
アミド1.85gを得た。
得られた化合物1.85gをメタノール5mlに溶解し、冷却
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、析出物を濾取してN−(2−(1−ピロリジニル)
−エチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミ
ド・塩酸塩1.31gを得た。
下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液10mlを加
え、析出物を濾取してN−(2−(1−ピロリジニル)
−エチル)−2−ニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミ
ド・塩酸塩1.31gを得た。
mp.200〜203℃(エタノール/メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3200,2620,2480,1665,1600 1535,1345 実施例.12 2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸1.50gをN,N
−ジメチルホルムアミド20mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.93g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.25g、1−(2−アミノ
エチル)−ピロリジン0.75g、を順次加え、室温で16時
間撹拌した。
−ジメチルホルムアミド20mlに溶かし、氷水冷下1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.93g、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.25g、1−(2−アミノ
エチル)−ピロリジン0.75g、を順次加え、室温で16時
間撹拌した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
と水を加え、塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を
静置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和
した後、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(2−(1−ピロリジニル)
−エチル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズア
ミド1.86gを得た。
−エチル)−2,6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズア
ミド1.86gを得た。
得られた化合物1.86gをメタノール33mlに溶解し、冷
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液13mlを加
え、さらにイソプロピルエーテルを加えて、析出物を濾
取してN−(2−(1−ピロリジニル)−エチル)−2,
6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩酸塩1.
77gを得た。
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液13mlを加
え、さらにイソプロピルエーテルを加えて、析出物を濾
取してN−(2−(1−ピロリジニル)−エチル)−2,
6−ジニトロ−3,5−ジメトキシベンズアミド・塩酸塩1.
77gを得た。
mp.200〜202℃(分解)(メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3150,2570,2480,1695,1600 1540,1345 実施例.13 2−ブロモ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシ安息香酸
1.80gをテトラヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.75g、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.01g、N,N−ジエチル
エチレンジアミン0.57gを順次加え、室温で20時間撹拌
した。
1.80gをテトラヒドロフラン30mlに溶かし、氷水冷下1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール0.75g、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.01g、N,N−ジエチル
エチレンジアミン0.57gを順次加え、室温で20時間撹拌
した。
不溶物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣にクロロホルム
と水を加え塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を静
置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和し
た後、クロホルムで抽出した。
と水を加え塩酸酸性にして析出物を濾別した。濾液を静
置して水溶液層を分離し、炭酸カリウムを加えて中和し
た後、クロホルムで抽出した。
クロロホルム層からN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−ブロモ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド2.26gを得た。
ル)−2−ブロモ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド2.26gを得た。
得られた化合物2.26gをメタノール20mlに溶解し、冷
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−ブロモ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド・塩酸塩1.22gを得た。
却下14.7%塩化水素イソプロピルエーテル溶液5mlを加
え、析出物を濾取してN−(N,N−ジエチルアミノエチ
ル)−2−ブロモ−6−ニトロ−3,5−ジメトキシベン
ズアミド・塩酸塩1.22gを得た。
mp.219〜221℃(分解)(メタノール) IR(Nujol)cm−1: 3170,2570,2470,1670,1530 1345 NMR(CD3OD/DMSO−d6)δ(TMS,ppm): 6.94(s) 4.02(s) 3.98(s) 3.9〜3.0(m) 1.34(t) 実施例で得た化合物について生理活性試験を次の項目
について行った(結果は表1に一括して示す)。
について行った(結果は表1に一括して示す)。
イ)アポモルヒネ嘔吐に対する制吐作用 雄性の雑種成犬(体重7.0〜10.0kg)を用いた。検体
を皮下投与(0.1mg/kg)して直ちに固形飼料(クレアCD
−5)50gを与えた。その30分後にアポモルヒネ(Sigm
a)0.1mg/kgを皮下投与し、アポモルヒネによって誘導
される嘔吐が抑制されるか否かを30分間にわたり観察し
た。判定は嘔吐が完全に抑制されたものは+、抑制され
なかったものは−とした。
を皮下投与(0.1mg/kg)して直ちに固形飼料(クレアCD
−5)50gを与えた。その30分後にアポモルヒネ(Sigm
a)0.1mg/kgを皮下投与し、アポモルヒネによって誘導
される嘔吐が抑制されるか否かを30分間にわたり観察し
た。判定は嘔吐が完全に抑制されたものは+、抑制され
なかったものは−とした。
ロ)無麻酔下犬の胃腸運動に対する作用 予め胃および腸にフォース・トランスジューサーを縫
着させた雑種成犬(10〜15kg)に、検体1mg/kgを皮下又
は静脈内注射、あるいは2mg/kgを経口投与し、消化管の
運動を無麻酔下で観察した。消化管運動に対する作用の
評価は、メトクロプラミド2mg/kgを経口投与時の作用の
強さを++とし、それより弱い作用のみられたものを
+、強い作用のみられたものを+++とし、まったく作
用のみられなかったものを−とした。
着させた雑種成犬(10〜15kg)に、検体1mg/kgを皮下又
は静脈内注射、あるいは2mg/kgを経口投与し、消化管の
運動を無麻酔下で観察した。消化管運動に対する作用の
評価は、メトクロプラミド2mg/kgを経口投与時の作用の
強さを++とし、それより弱い作用のみられたものを
+、強い作用のみられたものを+++とし、まったく作
用のみられなかったものを−とした。
ハ)モルモット摘出胃標本に対する作用 モルモットより胃を摘出し、幽門部の粘膜を除去した
切片を、クレブス・リンガー液中に輪状筋方向に懸垂
し、張力の変化を、トランスジューサーを介し等尺的に
測定した。メトクロプラミド10-4Mを適用したときの収
縮高の平均(3例)を100とし、各検体10-4Mを適用した
ときの収縮高の平均(n=3〜5)を求めて、活性の強
さの指標とした。
切片を、クレブス・リンガー液中に輪状筋方向に懸垂
し、張力の変化を、トランスジューサーを介し等尺的に
測定した。メトクロプラミド10-4Mを適用したときの収
縮高の平均(3例)を100とし、各検体10-4Mを適用した
ときの収縮高の平均(n=3〜5)を求めて、活性の強
さの指標とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/165 AAT A61K 31/165 AAT ACJ ACJ (56)参考文献 特開 昭62−238253(JP,A) 米国特許3170955(US,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 (式中Aは −CH2CH2N(R)2から選ばれる基(ただし、Rはメチ
ル基又はエチル基である) R2はハロゲン原子又は−OCH3 R1,R3はいづれか一方がニトロ基で、他方が水素原子、
ハロゲン原子、アミノ基、アシルアミノ基又はニトロ基
のいづれかである。) で示されるところの作用点が末梢性であるベンズアミド
誘導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62045667A JP2520625B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | ベンズアミド誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62045667A JP2520625B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | ベンズアミド誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63211255A JPS63211255A (ja) | 1988-09-02 |
JP2520625B2 true JP2520625B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=12725737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62045667A Expired - Fee Related JP2520625B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | ベンズアミド誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520625B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02207065A (ja) * | 1989-02-07 | 1990-08-16 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | ベンズアミド誘導体 |
JPH02207064A (ja) * | 1989-02-07 | 1990-08-16 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | ベンズアミド誘導体 |
JPH02207063A (ja) * | 1989-02-07 | 1990-08-16 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | ベンズアミド誘導体 |
WO2003032893A2 (en) * | 2001-10-15 | 2003-04-24 | Aché Laboratórios Farmacêuticos S/A | Assignment |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3170955A (en) | 1958-04-25 | 1965-02-23 | Abbott Lab | Amino and halogen substituted-n-diloweralkylamino-alkyl-benzamides |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0755922B2 (ja) * | 1986-04-08 | 1995-06-14 | 帝国化学産業株式会社 | ベンズアミド誘導体 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP62045667A patent/JP2520625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3170955A (en) | 1958-04-25 | 1965-02-23 | Abbott Lab | Amino and halogen substituted-n-diloweralkylamino-alkyl-benzamides |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63211255A (ja) | 1988-09-02 |
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