JPH01230578A - プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤 - Google Patents

プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤

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JPH01230578A
JPH01230578A JP5399588A JP5399588A JPH01230578A JP H01230578 A JPH01230578 A JP H01230578A JP 5399588 A JP5399588 A JP 5399588A JP 5399588 A JP5399588 A JP 5399588A JP H01230578 A JPH01230578 A JP H01230578A
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Atsushi Furukawa
淳 古川
Tadashi Yoshimoto
忠 芳本
Yukiyoshi Ajisawa
味澤 幸義
Seiichi Ikeguchi
池口 聖一
Yukihiko Kinoshita
木下 幸彦
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Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般式 (式中の^rはフェニル基またはナフチル基であり、Y
は酸素原子を介することもある炭素数1〜4の項原子を
含むこともある5〜6員環の飽和異項環であり、Rは水
素原子または低級アルコキシカルボニル基である)で表
される化合物を有効成分として含有することを特徴とす
るプロリルエンドペプチダーゼ阻害剤に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
人口の高齢化に伴って老人医療に関する問題が重要視さ
れてきている。なかでも老人性痴呆は社会的にも深刻な
問題であり、効果的な治療剤の早急な開発が望まれてい
る。
これまで、健忘症や痴呆の治療剤としては、脳血管拡張
などの作用による脳循環改善剤、酸素消費量亢進などの
作用による脳代謝賦活剤などが専ら用いられている。
また、近年、コリン作動系に作用する薬物、サイロトロ
ピン放出ホルモン(Thyrotropin−Rele
as−ing Hormone、以下TRHという)隨
作用物質など新しい作用による抗痴呆剤も種々見出され
てきている。
プロリルエンドペプチダーゼ(Prolyl Endo
−ρeptidaSe、以下PEPという)はプロIJ
ンを含む生理活性ペプチドや合成基質に作用し、プロリ
ンのカルボキシル側を特異的に切断する酵素として知ら
れている。この酵素は記憶と関係があるとされているバ
ゾプL/ シン(Vasopressin)やTRHな
どを分解することからこの酵素の阻害活性と抗健忘効果
の関連性について種々検討が行われ、その結果、PEP
阻害剤は痴呆や健忘の治療剤となり得ることが示唆され
(生化学、55巻、8号、831ページ、 1983年
)、注目を集めてきている。
これまで、PEPを阻害する化合物としては、C末端に
2−ホルミルピロリジン、2−クロロメチルカルボニル
ピロリジン、2−ジアゾメチルカルボニルピロリジンを
もつアミノ酸誘導体が知られているが、いずれも未だ実
用に供されるには至っていない。(日本特許公開公報昭
60−、188317号、同6〇−172929号)。
一方、本発明のような化合物として、既に式などの化合
物が知られている。〔プレチン オブザ ケミカル ソ
サイアティー オブ ジャパン(Bull、  Che
m、  Sac、  jap、)、  51巻、 1号
、201ページ、  1978年; ポリ? −(Po
!ymer)、  13巻、  1208ページ、 1
977年〕 しかしながら、これらはいずれも反応試剤の合成中間体
として製造されており、それ自体の薬理作用は何ら報告
されていない。
また、日本特許公開公報昭481078号には、式を含
むアミノ酸誘導体が抗アレルギー作用、抗アセチルコリ
ン作用を示すことが記載されているが、PEP阻害作用
に関しては全(確認されていない。
〔発明が解決しようとする課題′〕
従来PEP阻害活性を有する化合物はほとんどC末端に
2−ホルミルピロリジン、2−クロロメチルカルボニル
ピロリジン、2−ジアソ′メチルカルボニルピロリジン
などを有するアミノ酸誘導体であり、これらは安全性の
面で実用に供され難いものであった。
このため、より安全なPEP阻害剤の開発が望まれてい
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはより安全で阻害作用の強いPEP阻害剤を
見出すべく検討した結果、ある種のプロIJンの環状ア
ミド誘導体がPEP阻害活性を有し、目的が達成できる
ことを見出した。本発明はこのような知見に基づくもの
である。
本発明の前記一般式(I)で表される化合物は牛脳由来
のPEPに対する阻害活性を示し、毒性も表される飽和
異項環としては、ピロリジン、チアゾリジン、ピペリジ
ン、モルホリン、チオモルホリン等のような5〜6員環
の飽和異項環をあげることができる。これらの異項環の
中で5員環の異項環が好ましく、その中でも特にチアゾ
リジンが好ましい。
さらに、本発明の前記一般式式(1)の化合物における
アシル基としては、フェニルアセチル基、2−フェニル
プロピオニル基、3−フェニルプロピオニル基、4−フ
ェニルブタノイル基、シンナモイル基、フェナシル基、
フェノキシアセチル基、2−フェノキシプロピオニル基
、3−フェノキシプロピオニル基、ベンジルオキシカル
ボニル基などの基をあげることができる。これらのアシ
ル基のなかで最も好ましいものは、ベンジルオキシカル
ボニル基である。
本発明の前記一般式(1)の化合物には一部新規化合物
も含まれるが、前記文献(Bull、Chem。
5OC1Jap、51巻、 1号、201ページ、  
1978年;Polymer 18巻、 1208ペー
ジ、 1977年; 日本特許公開公報昭48−107
8号)記載の方法あるいはそれらの類似方法により製造
することができる。
例えば、式 (式中の^r、 Yおよびnは前記と同じ意味をもつ)
で表されるN−アシルプロリンまたはその反応性官能的
誘導体と、一般式 より製造することができる。
また、一般式 %式%) (式中の后、Yおよびnは前記と同じ意味をもつ)で表
されるカルボン酸またはその反応性官能的誘導体と、一
般式 でも製造することができる。
本発明の製造方法において出発原料として用いられる一
般式(II)、([[)、(IV)および(V)の化合
物はいずれも公知化合物であり、市販品として人手でき
るか、あるいは文献記載の方法により容易に製造するこ
とができる。 ・ 本発明の一般式(I)の化合物を一般式(I[)または
(rV)のカルボン酸と一般式(III)または(V)
の化合物と物を用いて製造する場合は、概ね縮合剤の存
在下に反応を行うが、このような縮合剤としてはペプチ
ド合成において一般に用いられる縮合剤、例えば、N、
 N’−ジシクロへキシルカルボジイミドなどが用いら
れる。
また、本発明の一般式(1)の化合物を一般式(II)
または(rV)の化合物の反応性骨脂的誘導体を用いて
製、造する場合、そのような誘導体としては、酸ハロゲ
ン化物、酸無水物、混合酸無水物、活性エステルなどを
あげることができる。
本発明の一般式(I)の化合物は常法に従い、種々の医
薬品製剤とすることができる。すなわち、必要に応じて
賦形剤、崩壊剤、縮合剤、滑沢剤等の医薬品添加物を加
え、常法に従って調剤することにより、種々の製剤、例
えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤等とすることがで
きる。
本発明の前記一般式(1)の化合物を健忘症等の治療に
用いる場合、その投与潰は患者の年令、体重、性別、症
状の度合等により適宜決定されるが、概ね成人1日当た
り経口投与の場合50〜1000■、非経口投与の場合
1〜500mgの範囲内で使用される。
〔発明の効果〕
本発明の前記一般式(I)の化合物はN−カルボベンゾ
キシ−し−グリシル−L−プロリル−β−ナフチルアミ
ド(以下7:−Gly−Pro−β−N^という)を基
質とした牛脳由来プロリルエンドペプチダーゼに対する
阻害活性測定試験において、概ね、5×10−5〜5X
10−’モル濃度で50%阻害活性を示す。
例えば、3−(N−カルボベンゾキシ−L−プロリル)
チアゾリジンのIC6゜値は4.57X10−9モルで
ある。
このように、本発明の前記一般式N)の化合物は強いP
IEP阻害活性を示し、しかも毒性も低いので、安全で
優れた健忘症治療剤として有用である。
〔実施例〕
本発明を以下の参考例および実施例を用いてさらに詳細
に説明する。なお、各参考例および実施例中の化合物の
融点はすべて未補正である。
参考例 I N−(3−フェニルプロピオニル)−し−プロリンし一
プロリン酸2.30gを2N−水酸化ナトリウム水溶液
IQmj!に溶解し、水冷下撹拌しつつ、3−フェニル
プロピオニルクロリド5.5gと2N−水酸化ナトリウ
ム水溶液15mNとを同時に滴下した。滴下後さらに室
温で2時間撹拌したのち、ジエチルエーテルで洗い、水
冷下に濃塩酸を加えて酸性とした。
30分間放置したのち酢酸エチルで抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下に溶媒を留去し、酢酸エチルで再結晶Lテ、N−(3
−フェニルプロピオニル)−L−ゾロリン3.85 g
 (77,9%)を得た。
融 点二83〜85℃  (酢酸エチル)IR(KBr
):  νco  1758.1610  cm−’〔
α]=−192° (C・0.5.塩化メチレン)口 MS (Bl): C1,H,?03N = 247.
28m/z  247 (M”)、 203.105.
91.70元素分析値’  (C+4H+tOJ とし
て)6%  8%  N% 計算値  67.99  6.93  5.66実測値
  68.02  6.91  5.61参考例 2 対応する原料を用い、参考例1と同様に反応を行って下
記の化合物を合成した。
(1)  N−(4−フェニルブタノイル)−シープロ
リン融 点:83〜84℃ (ジエチルエーテル)IR
(KBr):  vco  1715.1590  c
m−’〔α〕 ・−95,6° (C・0.6.酢酸エ
チル)IAs (El): C,5t(1903〜 −
261,31m/z  261 (M”)、 217.
157.113.91.70元素分析値:  (C,,
111903N として)0%  8%  N% 計算値  68.94  7.33  5.36実測値
  68.90  7.29  5.27(2)N−シ
ンナモイル−し−プロリン酸  点 ;   180〜
182℃ ” (酢酸エチル−メタノール) IR(KBr):  vca  1740.1650 
 cm−1〔α)  =  −64,0° (C=1.
0.  メタノール)MS  (FAB):  C,4
)1.50:IN  ・ 245.27m/z  24
6  (!J”+1) 元禦分析値: (ε+4tl+503N  として)0
%   8%   N% 計算値  6g、55  6,16  5.71実測値
  68.67  6.23  5.71(3)  N
−(1−ナフチルアセチル)−L−プロリン酸 点;1
80〜182℃  (酢酸エチル)IR(KBr): 
 vca  1730. 1600  cnr’〔α)
  =  −44,7゜ (cm0.77、ジメチルスルホキシド)MS (Bl
):  C,、H,103N  =  283.31m
/z  283 (M”)、 239.168.141
.114.70元素分析値:  (C,、H,0,N 
 として)0%  8%  N% 計算値  ?0.06  6.05  4.94実測値
  71.75  6.13  4.89実施例 l S−カルボベンゾキシ−し−プロリン2.49gとN−
ヒドロキンコハク酸イミド1.15gとをジオキサン2
〇−に溶解し、冷却下に撹拌しつつ、N、 N’−ジシ
クロへキシルカルボジイミド2.06g とジオキサン
5ITLi2の溶液を滴下した。冷所に一夜放置したの
ち、析出した結晶をろ去し、ろ液を減圧下に濃縮した。
残留油状物をジメトキシエタン15 mlに溶解し、水
冷下に撹拌しつつ、チアゾリジン0.89gを滴下した
。−夜装置したのち減圧下に溶媒を留去し、残留物に水
5Inlを加え、30分間かきまぜたのち、酢酸エチル
で抽出した。有機層をIN−塩酸、5%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液および飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸す)
 IJウムで乾燥後減圧下に溶媒を留去した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸
エチル/ベンゼン=6/4)で精製して無色針状結晶の
3−(N−カルボベンゾキシ−し−プロリル)チアゾリ
ジンを得た。
融  点 :  112〜114℃ IR(KBr) :  νc。 1700. 1650
  cm−’〔α)  =−15,’30°(cmo、
 5.  メタノール)MS  (εI):  CIe
H2oOyNzS  □ 320J9m/z  320
  (M”)、  204. 160. 91元素分析
値’  (C+5HzoOJ2S として)0%  8
%  N%  8% 計算値  59.99  6.29   g、75  
9.99実測値  59.93  6.27  8j2
 10.0g実施例 2 対応する原料を用い、実施例1と同様に反応を行って下
記の化合物を合成した。
融  点 =  129〜131℃ IR(KBr):  ”Co  1701.1640 
 cm−’〔α]  =−13,70’(cm0.3.
  メタノール)!、lS  (El):  C,、N
2゜03N2  =302.36m/z  302  
(M”)、  204. 160. 91元素分析社’
  (CI7H2203N2として)0%     8
%     8% 計算1直  67.52   7.33   9.27
実測1直  67.05   7.32   9.17
融  点 :  148〜150℃ IR(KBr):  vco  1690. 1639
  cm−’〔α〕 ・−24,90°(cm1.  
メタノール)MS  (El):  C,、N2□0.
N2  =318.36m/z  318  (M”)
、  204. 160. 91元素分析値:(C1□
H2□0.N2として)0%   8%   N% 計算値  64.13   6.97   8.80実
測値  64.00   6.98   8.81リジ
ン (化合物D) 融  点二  88〜90℃ IR(KBr):  νCo  1700.1640 
 cm ’〔α〕=−20.60°(C=1.  メタ
ノール)MS (Bl) : C+sH2<03Nz 
 = 316.39m/z  316 (M”)、 2
04.160.91元素分析値’  (C1l1824
03N2として)0%   8%   N% 計算値  68.33   7.65   8.85実
測値  68.41    ?、67   8.86融
 点:150〜152℃  (酢酸エチル)IR(KB
r)’  νCo  1650  cm−’〔α)  
=+16.98° (C=1.0.  メタノール)M
S (FAB): C,、N2Q02N2S  = 3
16.35m/z  317 (14”+1)、 22
8.185.131元素分析値:  (CI7H2(1
口、N2S として)0%   8%   N%   
8% 計算値  64.54  6.37  8.86 10
.12実測値  65.43  6.38  8.90
 10.061fi  点:  70〜71℃ (ジエ
チルエーテル)IR(KBr):  νCo  165
0. 1640  cm−’[α]  −+6.8° 
 (cm0.5.  酢酸エチル)MS (El) :
 C3aH240□N、  =300.39m/z  
300 (M”)、 229.202.167、 10
5゜91、70 元素分析値:  (C3aN240□N2として)0%
  8%  N% 計算値  71.97  8.05  9.33実測値
  71.23  7.94  9.20IR(nea
t):   vco  1650  cm−’  (B
r)〔α〕“・+4.1”   (C=0.63.  
酢酸エチル)MS  (El):  C1?L□0□N
2S  =  318.38m/z  318  (M
”)、  230. 202. 105. 91. 7
0元素分析値: (C+Jz20JzS−%HzOとし
て〉0%   8%   N%    8%計算値  
62.36  7.03  8.55  9.78実測
値  62.41  7.03   g、20  9.
42融  点 :   iio  〜 111℃IR(
KBr):  vco  1740. 1660. 1
640  cm−’〔α)  =  −82,0° (
cm0.5.  酢酸エチル)MS  (巳1):C,
。N2604N2   =  358.42m/z  
358  (M”)、  230. 202. 128
. 105. 91元素分析値:(C2゜LgOJzと
して)0%  8%  N% 計算値  67.02  7.31  7.81実測値
  67.02  7,25  7.74(8)1−[
N〜(4−フェニルブタノイル)−L−ブロワIR(n
eat):  vco  1640  c++r’ (
br)〔α)  =  +20.5° (cm0.8.
  酢酸エチル)1すS(εI>: C,9)1260
2L  = 314.41m/z  314 (M”)
、 216.147.91.70元素分析値:  (C
21N240□N2・’A H20として)6%  8
%  N% 計算値  70.56  8.35  8.66実測値
  70.27  8.35  8.45融  点 :
  51〜53℃ IR(neat):  vco  1650  cm−
’ (br)〔α〕 ・ +23.6° (C=0.5
.  酢酸エチル)MS(日+>、C,。12,0゜L
’l: = ’J2!!、A1m/z  332  (
M=)、216. 147,91.70元素分析値: 
 (C,、l+□、O□N、S として)6%  8%
  N%  8% 計算値  65.04  7.28  8.43  9
.62実測値  64.70   ?、20  8J3
  9.34IR(neat):  L’CO1740
,1660,1640cm−’〔α:]  =  −6
4,0° (C・0.5.酢酸エチル)MS (El)
: Cz+H2sO4Nz  = 372.45m/z
  372 (M”)、 341.268.244.2
16゜128、91.70 元素分析値:  (C,、N2.O,N2・各H20と
して)6%  8%  N% 計算値  66.12  7.60  7J4実測値 
 65,73  7,52  7.18ピロリジン  
(化合物L) IR(neat) :  vco  1650  cm
−’〔αE  =  −9,2° (cm0.52. 
 酢酸エチル)MS (El) : C218240□
N2=336.42m/z  336 (M”)、 2
65.238.168.141.70元素分析値:  
(C21H240□N2  ・’A H20として)6
%  8%  N% 計算値  73.01  7.24  8.10実測値
  73.00  7.22  7.92IR(nea
t):   vco 、 1740. 1658  c
m−’〔α〕 ・ −12,3° (cm0.60. 
 酢酸エチル)MS (旧): C2otlz202N
zS = 354.40m/z  354 (M”)、
 279.239.168.141.70元素分析値’
  (C2of12zOJzS−1/3LOとして)6
%    8%    N%    8%計算値  6
6.65  6.19  7.77 8.88実測値 
 66.76  6.45  7.52 8.50実施
例 3 PEP阻害活性測定実験 Z−Gly−Pro−β−NAを基質として用い、牛脳
由来PUPに対する阻害活性を測定した。
(測定方法) 10 d のIEDT^と10 mMの2−メルカプト
エタノールを含む20mMトリス塩酸緩衝液(20mM
−Tris HCIBuffer、  pH=7.0)
 0.7−1: PtEP (約0.14 u/af2
)100通および各濃度(0,10−’〜10−’ M
)  に調整した被験化合物の溶液100通を加え、3
7℃で5分間ブレインキュベーション(Preincu
bation) した。
次いでこれに1004の40%ジオキサンに溶かした各
々の濃度(5,0,2,5,1,25,0,625,0
,3125mM)の基質を加え、再び37℃で15分間
インキュベーションを行い、酵素反応を進行させた。2
5%トリクロル酢酸で反応を停止させ、3000 r、
p、m、で10分間遠心分離を行い、上清0.5n+j
2を分取し、これに0.5−の0.1%亜硝酸を加え、
さらに、3分後、0.05%のN−(1−ナフチル)エ
チレンジアミンジヒドロクロリドエタノール溶液を加え
た。混合液を37℃で25分放置した後、570 nm
での吸光度を測定し、次式によって各濃度での酸素活性
を試算し、それぞれの活性値から50%阻害濃度(IC
5O値)を求めた。
酵素活性単位(μmol/min/屁)=Δ00 Xo
、 42 X希釈率 (結 果) 化合物     IC6゜値 化合1011  A     4.57n14化合物 
B     540  nM 化合物 C56μM 化合物 E     1.8μM 実施例 4 製剤 以下のような処方に従い、各種製剤を製する。
なお、剤型の種類および処方は調剤例として挙げたもの
にかぎるものではない。
(A)散剤 処  方 化合物 A        25 g 乳  糖             975 g全  
 量           1000  g以上をよく
混和し、散剤を製する。
(B)散剤 処  方 化合物 A        5g 乳  糖             495 g以上を
よく混和し、散剤を製する。
(C)   錠  剤 処  方 化合物 A        25 g 乳  糖             140  g6%
NPC乳糖      110g パイレショデンブン   20 g ステアリン酸タルク   5g 以上をよく混和して打錠し、錠剤1000個を製する。
(D)   錠  剤 処  方 化合物 A        5g 乳  @              150  g6
%NPC乳糖      120g パイレショデンプン   20 g ステアリン酸タルク   5g 全   量           300 g以上をよ
く混和して打錠し、錠剤1000個を製する。
(E)  カプセル剤 処  方 化合物 A        25 g 乳  糖             220 gパイレ
ショデンブン   50 g ステアリン酸タルク   5g 以上をよく混和し、硬カプセルに充填し、カプセル剤1
000カプセルを製する。
(Eン カプセル剤 処  方 化合物 A        25 g 乳  糖             235 gパイレ
ショデンプン   55 g ステアリン酸タルク   5g 全   量           300 g以上をよ
く混和し、硬カプセルに充填し、カプセル剤1000カ
プセルを製する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のArはフェニル基またはナフチル基であり、Y
    は酸素原子を介することもある炭素数1〜4の飽和また
    は不飽和アルキレン基であり、nは0または1であり、
    ▲数式、化学式、表等があります▼は結合窒素原子以外
    の異項原子を含むこともある5〜6員環の飽和異項環で
    あり、Rは水素原子または低級アルコキシカルボニル基
    である)で表される化合物を有効成分として含有するこ
    とを特徴とするプロリルエンドペプチダーゼ阻害剤。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中の▲数式、化学式、表等があります▼およびRは
    請求項第1項記載と同じ意味をもつ)で表される化合物
    を有効成分として含有することを特徴とする請求項第1
    項記載のプロリルエンドペプチダーゼ阻害剤。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のAr、Yおよびnは第1項記載と同じ意味をも
    つ)で表される化合物を有効成分として含有することを
    特徴とする請求項第1項目記載のプロリルエンドペプチ
    ダーゼ阻害剤。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のArはフェニル基またはナフチル基であり、Y
    は酸素原子を介することもある炭素数1〜4の飽和また
    は不飽和アルキレン基であり、nは0または1である)
    で表されるプロリルチアゾリジン誘導体。
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