JP2520537Y2 - 無人車 - Google Patents

無人車

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JP2520537Y2
JP2520537Y2 JP1989020559U JP2055989U JP2520537Y2 JP 2520537 Y2 JP2520537 Y2 JP 2520537Y2 JP 1989020559 U JP1989020559 U JP 1989020559U JP 2055989 U JP2055989 U JP 2055989U JP 2520537 Y2 JP2520537 Y2 JP 2520537Y2
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JP
Japan
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traveling
unmanned vehicle
scraper
road surface
rubber plate
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JP1989020559U
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JPH02111811U (ja
Inventor
健児 松林
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は無人搬送システム等に使用される無人車に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の無人車としては走行路面に埋設した誘
導線に沿って走行制御、即ち無人運転されるものが一般
的に知られている。このような無人車を使用した無人搬
送システムは、コンベアのような固定設備に代わる物流
システムとして実用化されている。
そして、この無人搬送システでは、コンベアと同様に
所定の経路に沿って物の搬送を行うべく、無人車には誘
導線に沿った正確で滑らか走行が要求されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、無人車の走行路面上には種々の異物が
散在することがあり、その異物に無人車の走行輪が乗り
上げたり、異物で走行輪がスリップしたりして無人車が
予期せぬ動きをとり、正確で滑らかな走行が阻害される
といった虞がある。このため、無人車の走行に際して
は、走行路面上に散在した異物を適宜に排除することが
必要になっている。
この考案は前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、耐久性に優れた走行路面との間に隙間
をつくることないスクレーパを備え、走行路面上に散在
する異物を確実に排除しながら滑らかに走行し得る無人
車を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案においては、走
行路面上の異物を走行輪の側方へ排除するために、スク
レーパの下端を走行輪の進行方向前方にて前記走行路面
に密着させて車体に取着すると共に、そのスクレーパに
は前記走行輪の進行方向後方へ広がる開き角度を設けた
無人車において、第1のゴム板と同第1のゴム板とは別
体の第2のゴム板とを、両ゴム板のなす角度が前記走行
輪の進行方向後方へ広がる開き角度となるように並設し
た状態で支持して前記スクレーパを構成した。
〔作用〕
上記手段により、前方からくる異物や両斜め前方から
くる異物が第1及び第2のゴム板にてそれぞれ側方へ排
除される。ここで、本考案ではそれぞれ別体に構成され
た第1及び第2のゴム板の配置にてスクレーパが走行輪
の進行方向後方へ広がる開き角度となるようにしたの
で、第1及び第2のゴム板自身を撓ませて走行輪の進行
方向後方へ広がるスクレーパの開き角度を形成すること
はない。従って、第1及び第2のゴム板自身が撓むこと
によって、走行路面との間に隙間ができることはない。
しかも、第1及び第2のゴム板は疲労及び偏摩耗するこ
とはない。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に基いて
詳細に説明する。
第6図に示すように、この実施例の無人車1は無人搬
送システムに使用される運搬台車であって、図示しない
誘導線に沿って走行制御、即ち無人運転されるようにな
っている。この無人車1の車体2の下面には、図示しな
い走行用モータに駆動連結された駆動輪、その駆動輪の
走行に追従して回転走行する被動輪等を含むタイヤより
なる複数の走行輪(一部のみ図示した)3が配設されて
いる。又、車体2の上面中央位置には凹部4が形成さ
れ、この凹部4が搬送物を搭載するための荷台5になっ
ている。更に、車体2の上面にて荷台5の前後両側位置
には、所定の部品を収納整理しておくための部品棚6が
立設されている。
第1図は走行輪3の近傍を示す側面図であり、車体2
を構成するフレーム7の下側には、走行輪3の進行方向
Fの前方において走行路面8上の異物(例えば、ボルト
や機械油等)を側方へ排除するためのスクレーパ9が配
設されている。第2図はこのスクレーパ9を第1図の矢
印Aの方向から見た図であり、第3図は同スクレーパ9
を第1図の矢印Bの方向から見た図である。尚、この実
施例において、スクレーパ9は各走行輪3に対応して適
宜に設けられており、各スクレーパ9はそれぞれ同様の
構成をなしているので、以下にはその代表例について説
明する。
第1〜3図に示すように、スクレーパ9は、フレーム
7の斜状取付部7aにてボルト10を介して固定された板状
のブラケット11を備え、そのブラケット11の下側は走行
路面8へ向かって直角に垂下支持されている。又、この
ブラケット11の下側には横方向に延びる作用部11aが形
成され、同作用部11aと走行路面8との間にはわずかな
隙間が設けられている。更に、この作用部11aには、断
面形状をなす一対の固定用プレート12,13が複数のボ
ルト14,15を介して締付け固定されると共に、作用部11a
と両プレート12,13との間、両プレート12,13の間にはそ
れぞれ第1及び第2のゴム板16,17が挾持固定されてい
る。そして、各ゴム板16,17の下縁16a,17aは作用部11a
よりも下方へ突出されて、それぞれ走行路面8に密着さ
せて取付けられている。
作用部11aと両プレート12,13との間に挾持固定された
第1のゴム板16は第4図に示すように長方形をなし、そ
の両側にはボルト14に対応した上下方向に延びる長孔16
bが形成されている。又、両プレート12,13の間に挾持固
定された第2のゴム板17は第5図に示すように略正方形
をなし、その一側にはボルト15に対応した上下方向に延
びる長孔17bが形成されている。これらの長孔16b,17bは
各ゴム板16,17の位置調節用に形成されたものであり、
各ボルト14,15を緩めた状態で第4,5図に2点鎖線で示す
ように、各ゴム板16,17をそれらの長孔16b,17bの範囲内
でボルト14,15に沿って上下動させることにより、各ゴ
ム板16,17の下縁16a,17aが位置調節される。そして、各
下縁16a,17aが摩耗した場合には、各ゴム板16,17を位置
調節することにより、そのゴム板16,17と走行路面8と
の密着状態を適宜に修正することができる。
又、第2図に示すように、各ゴム板16,17には、ブラ
ケット11及び各プレート12,13の取付け角度の設定によ
り、走行輪3の進行方向Fの後方へ広がる開き角θ1,θ
2がそれぞれ付与されている。
従って、無人車1の走行に際して走行路面8上にボル
ト等の異物が散在している場合に、走行輪3の進行方向
Fの前方にある異物は、無人車1の走行に伴いスクレー
パ9の第1のゴム板16に接触して側方へ排除される。し
かも、その第1のゴム板16には進行方向Fの後方へ広が
る開き角θ1が付与されているので、第1のゴム板16に
接触した異物は第2図に矢印Pで示すように走行輪3に
接触することなく側方へ払い除けられる。
又、第2図に矢印Qで示すように、無人車1の側方か
ら転がってきた異物は第2のゴム板17に接触して走行輪
3の側方へ払い除けられる。このため、転がってきた異
物が第1のゴム板16と走行輪3との間に侵入することが
防止される。
更に、各ゴム板16,17の下縁16a,17aが走行路面8に密
着して摺接しながら移動することになるので、走行路面
8上に溢れている機械油や水等の液体も走行輪3の側方
へ払い除くことができる。しかも、第1及び第2のゴム
板16,17の開き角度θ1,θ2はブラケット11及び一対の
固定プレート12,13の取付け角度の設定によって形成さ
れるものであって、第1及び第2のゴム板16,17自身を
撓ませて形成したものではない。従って、第1及び第2
のゴム板16,17自身を撓ませることによってゴム板16,17
の下縁16a,17aと走行路面8との間に隙間が生じるとい
う不都合がなくなり、確実に機械油等の液体も払い除く
ことができる。しかも、上述のとおり第1及び第2のゴ
ム板16,17自身を撓ませるものではないので、第1及び
第2のゴム板16,17は疲労及び偏摩耗することはなく耐
久性に優れたものとなる。
上記のようにこの実施例では、無人車1の走行に伴っ
て走行輪3の前方にある異物が側方へ排除されるので、
走行輪3が異物に乗り上げたり、異物でスリップしたり
することを未然に防止することができる。この結果、無
人車1の正確で滑らかな走行を確保することができ、無
人車1の走行ピッチに狂いが生じることを未然に防止す
ることができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を
適宜に変更して次のように実施することもできる。
前記実施例では、スクレーパ9のブラケット11をフレ
ーム7に対して固定したが、走行輪がキャスタの場合に
は、スクレーパがキャスタと一体的に回動するように取
付けてもよい。
[考案の効果] 以上詳述したようにこの考案によれば、耐久性に優れ
走行路面との間に隙間をつくることないスクレーパを備
え、走行路面上に散在する異物を確実に排除しながら滑
らかに走行することができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例における無人車
のスクレーパの取付け状態を示す側面図、第2図は第1
図においてスクレーパを矢印Aの方向から見た図、第3
図は同じく第1図においてスクレーパを矢印Bの方向か
ら見た図、第4図及び第5図はスクレーパを構成するゴ
ム板の取付け状態を示す部分破断図、第6図は無人車の
斜視図である。 図中、2は車体、3は走行輪、8は走行路面、9,25はス
クレーパ、Fは進行方向、θ1,θ2は開き角である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行路面上の異物を走行輪の側方へ排除す
    るために、スクレーパの下端を走行輪の進行方向前方に
    て前記走行路面に密着させて車体に取着すると共に、そ
    のスクレーパには前記走行輪の進行方向後方へ広がる開
    き角度を設けた無人車において、 第1のゴム板と同第1のゴム板とは別体の第2のゴム板
    とを、両ゴム板のなす角度が前記走行輪の進行方向後方
    へ広がる開き角度となるように並設した状態で支持して
    前記スクレーパを構成した無人車。
JP1989020559U 1989-02-25 1989-02-25 無人車 Expired - Lifetime JP2520537Y2 (ja)

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JPH02111811U JPH02111811U (ja) 1990-09-06
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JPS61168403U (ja) * 1985-04-02 1986-10-18

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