JP2520189B2 - 入荷兼用走行台車 - Google Patents

入荷兼用走行台車

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JP2520189B2
JP2520189B2 JP2211086A JP21108690A JP2520189B2 JP 2520189 B2 JP2520189 B2 JP 2520189B2 JP 2211086 A JP2211086 A JP 2211086A JP 21108690 A JP21108690 A JP 21108690A JP 2520189 B2 JP2520189 B2 JP 2520189B2
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traveling
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はたとえばダム堤内に形成されるダム監査廊等
のトンネル内を走行する人荷兼用走行台車に関する。
従来の技術 第6図に示すように、ダム堤51内に形成される監査廊
のトンネル52は、水平経路(ロ)と傾斜経路(ハ)が交
互に連続して走行経路(イ)が構成されるため、トンネ
ル52内に配設される搬送台車は、水平経路(ロ)と傾斜
経路(ハ)とを連続して走行しても搬送台車の姿勢が変
化しない姿勢制御のしやすいものが選択される。
たとえばドンネル側壁に走行レールを設け、トンネル
底部の路面を走行する車輪を有する人荷兼用走行台車
は、実開平1−134567号に開示されている。
これは、下端に路面走行用の車行車輪を有するキャビ
ンと、走行レールに案内されて走行自在な走行体とを、
走行方向に所定間隔をあけてキャビン中心の前後位置に
配設した一対の可動ピンの一方を、選択的に出退させて
走行体とキャビンとを回動自在に連結し支持させるもの
であった。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来構成によれば、各傾斜経路ごとに両可
動ピンを出退制御する制御装置や検出装置が必要で装置
が複雑となり、また可動ピンごとに出退駆動制御が必要
で装置が大重量で大形になるものであった。
本発明は上記問題点を解決して、簡単な構造で安定し
た走行と姿勢維持が可能な人荷兼用走行台車を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、走行経路に沿
って側壁に配設された走行レールに移動自在に案内され
る走行体と、この走行体に姿勢調整装置を介して揺動自
在に連結され走行経路路面を走行する走行車輪を有する
キャビンと、前記走行レールに沿って走行可能で連結ロ
ッドを介して走行体を走行駆動させる走行駆動台車とを
備え、前記姿勢調整装置に、走行体に走行方向でキャビ
ン重心の前後対称位置に配置され走行方向に直交する水
平方向の一対の回動ピンを設けるとともに、前記キャビ
ンに、重心を挟んで反対側で上端に位置する回動ピンを
中心として下方に伸びる円弧状にそれぞれ形成され回動
ピンがそれぞれスライド自在に嵌合する一対のガイド孔
を有するガイドプレートを設け、前後方向に傾斜する傾
斜経路で走行レールと走行路路面との鉛直距離をキャビ
ンが正立姿勢となるように設定したものである。
作用 上記構成において、水平経路では走行駆動台車による
連結ロッドの押引動により、走行駆動力をガイド孔上端
の両回動ピンに伝達してキャビンを牽引動あるいは押出
動している。路面上に落下物があると、キャビンが走行
方向前方の回動ピンを中心に揺動して路面上の落下物を
容易に乗り越えることができ、安定した走行が行える。
また走行駆動台車が下方または上方に傾斜する傾斜経
路に移動すると、キャビンは自重によるモーメントによ
り、レールの傾斜に従って傾く走行体に相対して傾斜勾
配上位の回動ピンを中心に、下位の回動ピンがガイド孔
の上端部から下方にスライドして、キャビンを回動さ
せ、走行駆動力を上位の回動ピンを介してキャビンに伝
達するとともに、モーメントにより走行車輪を路面に接
地させてキャビンを安定した正立姿勢で走行させること
ができる。
実施例 以下本発明に係るダム堤内トンネル(監査廊)走行用
の搬送台車の一実施例を第1図〜第5図に基づいて説明
する。
第2図、第3図に示すように、この搬送台車は、トン
ネル1の一方の側壁2に走行経路Aに沿って配設された
走行レール3を走行自在な総抗体4と、この走行体4に
姿勢調整装置5を介して揺動自在に連結され走行経路A
の路面6を転動する走行車輪7を有するキャビン8と、
走行レール3に沿って走行可能で連結ロッド9を介して
走行体4およびキャビン8を走行させる走行駆動台車10
とで構成される。
走行レール3は断面H形のレール材が路面6から所定
距離l離れた側壁2に取付部材11を介して取付けられて
いる。
キャビン8は、前後面および一方の側面に監視窓12を
有し、一方の側面に乗降用の開閉扉13が取付けられてい
る。また、下面には路面6を転動する走行車輪7が回転
自在に取付けられている。
走行体4は、走行レール3の外フランジ3aの上下部を
前後位置で挟み付ける横ガイドローラ16と、外フランジ
3aの上下端面に前後位置で当接する縦ガイドローラ17と
が配設されて走行レール3に移動自在に支持され、ブラ
ケット15にピンを介して上下左右に揺動自在に連結ロッ
ド9が連結されている。
姿勢調整装置5は、第1図に示すように、走行経路A
が傾斜する場合でもキャビン8を常に正立姿勢に維持さ
せるもので、キャビン8の重心Gを通る中心線Bの走行
方向前後位置で走行方向に直交する水平方向に走行体4
に突設された前後一対の回動ピン18A,18Bと、キャビン
8の他方の側面に取付部材19を介して取付けられたガイ
ドプレート20に形成され反対側の回動ピン18A,18Bを中
心とする円弧方向に沿って下方に延び回動ピン18A,18B
がそれぞれスライド自在に嵌合される円弧状ガイド孔21
A,21Bと、ガイドプレート20の上部で互い反対側のガイ
ド孔21A,21B上端部を中心とする円弧状に形成された被
ガイド縁部22A,22Bと、走行体4の上部ブラケット23に
設けられて前記被ガイド縁部22A,22Bの一方を案内する
プレートガイド24とを備え、回動ピン18A,18Bの少なく
とも一方がガイド孔21A,21Bの上端部に位置するように
構成される。
これにより、走行体4とキャビン8は、ガイド孔21A,
21Bの上端位置にある回動ピン18A,18Bの一方を中心とし
て所定範囲(図面では最大45度)で矢印C,D方向に揺動
自在に連結される。そして、水平経路では前方側および
後方側の回動ピン18A,18B、傾斜経路では勾配上位側の
回動ピン18Aまたは18Bに、走行駆動台車10の駆動力を伝
達し、この回動ピン18Aまたは18Bを中心に走行体4とキ
ャビン8とを相対揺動自在に連結することにより、走行
体4が路面6上の障害物に乗り上げたり、走行レール3
の傾斜に従って傾斜しても、キャビン8を回動ピン18A,
18Bの一方を中心に回動させて障害物を容易に乗り越え
たり、走行レール3(回動ピン18A,18B)と路面6の鉛
直距離lの設定値に基づいて正立姿勢を維持することが
できる。これにより、キャビン8の自重により走行車輪
7を介して路面6に加わる回動ピン18A,18Bを中心とす
る回転モーメントM1,M2を有効に利用することができ、
安定した走行を実現できる。
第2図において25は走行体4に設けられた集電装置
で、走行レール3上方に配設された給電レール26に摺接
され、駆動電力や制御信号等が送られる。
走行駆動台車10は、第3図に示すように、走行体4の
前後一方の走行レール3上に配置され、走行レール3の
フランジ3aを挾持するガイドローラ27と、走行レール3
の連結材3b下面に取付けられた走行ラック28に噛合する
走行ピニオン29を駆動する2台の走行用モータ30とを備
えている。
上記構成において、第1図に示す水平経路で矢印E方
向に前進する場合、走行駆動台車10により連結ロッド9
を前方に押し出して走行体4を移動させ、走行駆動台車
10の駆動力を前後回動ピン18A,18Bおよびガイド孔21A,2
1Bを介してガイドプレート20、キャビン8に伝達する。
したがって、キャビン8は両回動ピン18A,18Bに引っ張
られかつ両回動ピン18A,18Bを中心としてそれぞれ回動
自在であることから、たとえば路面6に障害物があって
も、後回動ピン18Bがガイド孔21Bをスライドするととも
に、被ガイド縁部22Bがプレートガイド24に案内されて
キャビン8は矢印D方向に揺動し、容易に乗り越えるこ
とができ、またモーメントM1により元の正立姿勢に戻さ
れる。また反対に、水平経路で矢印F方向に後進する場
合は上記と逆に作用する。
第4図に示すように、前方が上位となる傾斜経路で矢
印E方向に前進上昇されると、走行体4が傾斜するとと
もに、路面6により走行車輪7を介してキャビン8が押
されることから、後回動ピン18Bがガイド孔21Bに沿って
スライドするとともにプレートガイド24が被ガイド縁部
22Bに沿ってスライドし、キャビン8の正立姿勢が維持
される。反対に、傾斜経路で矢印F方向に後進下降され
ると、走行体4およびキャビン8は自重により下降して
走行駆動台車10に下方から支えられる形となり走行す
る。したがって、キャビン8は、自重により生じる前回
動ピン18Aを中心とする回転モーメントM1が走行車輪7
を介して路面6に支持されることになり、路面6と走行
レール3(前回動ピン18A)との鉛直距離lの設定によ
り、キャビン8を安定した正立姿勢で走行させることが
できる。
第5図に示すように、後方が上位となる傾斜経路で矢
印E方向に前進下降されると走行体4が傾斜し、走行体
4およびキャビン8は、自重により連結ロッド9を引張
るとともに車輪7が路面に押され、前回動ピン18Aがガ
イド孔21Aに沿ってスライドするとともにプレートガイ
ド24が被ガイド縁部22Aに沿ってスライドし、キャビン
8は後回動ピン18Bを中心として揺動自在となり、路面
6と走行レール3(後回動ピン18B)との鉛直距離の設
定により正立姿勢が維持される。ここでキャビン8の自
重による走行力は、ガイドプレート20のガイド孔21Bが
後回動ピン18Bに支持されるとともに、被ガイド縁部24A
がプレートガイド24に支持され、また走行体4は連結ロ
ッド9を介して走行駆動台車10に支持される。反対に、
この傾斜経路で矢印F方向に後進上昇されると、走行体
4とキャビン8は後回動ピン18Bを中心として揺動自在
となる。したがって、キャビン8は、自重により生じる
後回動ピン18Bを中心とする回転モーメントM2が走行車
輪7を介して路面6に支持されることになり、路面6と
走行レール3(前回動ピン18A)との鉛直距離lの設定
により、キャビン8を安定した正立姿勢で走行させるこ
とができる。
上記実施例によれば、 水平経路ではキャビン8が重心Gより進行方向側の
回動ピン18Aまたは18Bを中心に走行体4に揺動自在に支
持されるので、路面6に落下物があっても容易に乗り越
えることができる。
傾斜経路では、キャビン8が重心Gより傾斜勾配上
方側の回動ピン18Aまたは18Bを中心に走行体4に揺動自
在に支持されるので、回動ピン18Aまたは18Bを中心とす
る回転モーメントM1またはM2が大きく働いて走行車輪7
を路面6に押し付ける。これによりキャビン8は走行レ
ール3と路面6の設定鉛直距離lに基づいて正立姿勢を
安定して維持できる。
回動ピン18A,18Bの選択は、キャビン8に生じるモ
ーメントM1,M2を利用して回動ピン18A,18Bとガイド孔21
A,21Bにより行うので、切換用の駆動源や傾斜、進行方
向の検出器が不要になるとともに、回動ピン18A,18Bの
出退駆動も不要となり、コンパクトでメンテナンスも容
易でかつ製造コストも低くできる。
発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば、姿勢調整装置
を、キャビン重心の走行方向前後位置に設けた一対の回
動ピンと、これら回動ピンがそれぞれスライド自在に案
内し反対側の回動ピンを中心とする円弧状に形成されて
下方に延びる一対のガイド孔とを設けることにより、前
後の回動ピンの少なくとも一方をガイド孔の上端に位置
させて他方をガイド孔に沿ってスライド自在とし、路面
と走行レール(走行体)との設定鉛直距離に基づいてキ
ャビンを走行体に相対して傾斜させることで、走行体が
走行レールに沿って傾斜してもキャビンを正立姿勢に維
持することができる。したがって、キャビンは一方の回
動ピンを中心とする大きいモーメントで走行車輪を介し
て路面に接地されるので、安定した正立姿勢を維持する
ことができる。しかも、回動ピンの選択は、検出器や制
御装置も不要で、きわめてシンプルで小形化できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は姿勢調整装置
の側面図、第2図は同背面断面図、第3図は全体側面
図、第4図および第5図は姿勢調整装置の動作を説明す
る側面図、第6図はダム堤内監査廊を示す断面図であ
る。 1……トンネル、2……側壁、3……走行レール、4…
…走行体、5……姿勢調整装置、6……路面、7……走
行車輪、8……キャビン、9……連結ロッド、10……走
行駆動台車、18A,18B……回動ピン、20……ガイドプレ
ート、21A,21B……ガイド孔、22A,22B……被ガイド縁
部、24……プレートガイド、28……走行ラック、30……
走行用モータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行経路に沿って側壁に配設された走行レ
    ールに移動自在に案内される走行体と、この走行体に姿
    勢調整装置を介して揺動自在に連結され走行経路路面を
    走行する走行車輪を有するキャビンと、前記走行レール
    に沿って走行可能で連結ロッドを介して走行体を走行駆
    動させる走行駆動台車とを備え、 前記姿勢調整装置に、 走行体に走行方向でキャビン重心の前後対称位置に配置
    され走行方向に直交する水平方向の一対の回動ピンを設
    けるとともに、 前記キャビンに、重心を挟んで反対側で上端に位置する
    回動ピンを中心として下方に伸びる円弧状にそれぞれ形
    成され回動ピンがそれぞれスライド自在に嵌合する一対
    のガイド孔を有するガイドプレートを設け、 前後方向に傾斜する傾斜経路で走行レールと走行路路面
    との鉛直距離をキャビンが正立姿勢となるように設定し
    た ことを特徴とする人荷兼用走行台車。
JP2211086A 1990-08-08 1990-08-08 入荷兼用走行台車 Expired - Lifetime JP2520189B2 (ja)

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JPH0492763A JPH0492763A (ja) 1992-03-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447020Y2 (ja) * 1987-10-21 1992-11-06
JPH01134567U (ja) * 1988-03-09 1989-09-13

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JPH0492763A (ja) 1992-03-25

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