JPH05104955A - 車両前部ドア開閉方法 - Google Patents

車両前部ドア開閉方法

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JPH05104955A
JPH05104955A JP29221991A JP29221991A JPH05104955A JP H05104955 A JPH05104955 A JP H05104955A JP 29221991 A JP29221991 A JP 29221991A JP 29221991 A JP29221991 A JP 29221991A JP H05104955 A JPH05104955 A JP H05104955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
side wall
cab
bracket
slide shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29221991A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Mihira
武明 三平
Tomoji Yoshizawa
友二 吉沢
Akihiko Saito
愛彦 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP29221991A priority Critical patent/JPH05104955A/ja
Publication of JPH05104955A publication Critical patent/JPH05104955A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャブ側壁面に取付けられた前部ドアを、確
実・安全に開閉する方法を提供する事を目的とする。 【構成】 キャブ側壁面に取付けられた前部ドアを、前
記側壁面より離間する方向に移動させた後、該側壁面と
略平行状態を維持しながら前記ドア側に設けたガイドレ
ールに沿って該ドアをキャブ前面より突出するごとく移
動させる事を特徴とし、又適宜制御駆動機構を配設する
事により、自動ドアとして開閉機能させる事もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部ドア開閉方
法に係り、特に、トラック等の大型車量のキャブに取付
けた前部ドアの開閉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のドアの形状は、最も
一般的なヒンジを用いた開扉、バスに見られる折扉、及
びワゴン車に見られる引扉に大別する事ができる。トラ
ックにあっても通常ヒンジを用いた開扉が利用されてい
るが、年々車両が大型化するに追従してキャブ及びドア
も大型化し、必然的にドアを開放した場合に側面側に大
きく張り出す事になる。この事は、ヒンジを中心とする
回転半径で、道路に扉を展開する事であり、後方から同
一方向に進行していた車両が開いた扉に衝突して、事故
の原因となる恐れがある。又、狭隘な道路にトラックが
侵入した場合、車両側部における余裕スペースが狭小で
あるために、乗員の乗降を一層不便にし、ときには乗員
が乗降できるだけのドア開放角度が得られずに乗降を諦
めなければならない場合もあった。
【0003】前記の問題を解決するために、折扉を車内
に開く構造を採用する事も可能であるが、折扉の折畳空
間域だけ室内の利用空間が制限され、好ましくない。そ
の点、引戸は、扉の開閉によって車内空間を占拠される
事もなく、しかも道路空間に扉を大きく展開する事もな
いので、最も好ましい。従って、前記ワゴン車の後方扉
のように、大きな開口が要求される所には、引戸が好適
に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ワ
ゴン車における引戸は、該引戸を車体側壁の略中央に配
設し、車体後方に引戸を案内するガイドレールや敷居を
移動終端に至るまで延在せしめ、該案内により確実・安
全に開閉可能に形成されている。しかし、キャブオーバ
タイプ車の前部ドアを引戸としても、多くの場合後方荷
台と干渉する為に、引戸のガイドレールや敷居等の案内
機構を後方に移動終端に至るまで延在せしめ、十分に開
放する事は不可能であった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、
キャブ側壁面に取付けられた前部ドアを、確実・安全に
開閉する方法を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明はキャブ側壁面に取
付けられた前部ドアについて前記したキャブ側壁面に沿
って平行移動する引扉(スライドドア)を用いるも、ス
ライドさせるレール状若しくはシャフト状ガイド手段を
車体側に設ける事なくドア側に設けた点を特徴とする。
そして第2の特徴とする所は、前記ドアをキャブ前面よ
り張り出すごとく移動させる点にある。即ち本発明は、
キャブ側壁面に取付けられた前部ドアを、前記側壁面よ
り離間する方向に移動させた後、側壁面と略平行状態を
維持しながら前記ドア側に設けたガイド手段に沿って該
ドアをキャブ前面より張り出すごとく移動させる事を特
徴とする。
【0007】従って、スライドドアであるから、従来技
術のように、道路側に扉を大きく展開する事もなく、ま
た、狭隘な道路においても、乗員の乗降に困難・不便を
来す事もない。
【0008】なお、前記前部ドアをキャブ側壁面より離
間させる手段としては、下記実施例に示す平行リンク機
構のみならず、例えば、流体シリンダ等を用いる事もで
きる。
【0009】また、レール状若しくはシャフト状ガイド
手段は、一本でもよいが、複数本平行に配設した方が多
点支持となり、ドアの重量を分担し、安定した姿勢を維
持しながら略平行に移動できるので、好ましい。また、
レール状若しくはシャフト状ガイド手段は独立して設け
る事なく、駆動軸として兼用してもよい。例えば、本実
施例によれば、2本のレール状若しくはシャフト状ガイ
ド手段の内1本をドア駆動用のスライドシャフトに兼用
させている。
【0010】また、ガイド手段と別個に若しくはガイド
手段の一部をなすスライド駆動手段としては、スライド
シャフト/ボールナット構造のみならず、ラック/ピニ
オンその他の直線駆動手段を用いる事もできる。しか
し、スライドシャフト/ボールナット構造は、ラックや
ねじ軸のように、軸方向に移動規制がなされていない為
に、駆動モータによりスライドシャフトを回転させる事
による自動開閉と、ドア取手を利用した手動開閉(スラ
イドシャフトの軸方向移動)の両方が可能であり、好ま
しい。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0012】図1は、本発明の実施例に係る車両前部ド
アの概略構成と動作状態を示す平面図で、(A)は該ド
アの閉鎖状態(実線)と離間状態3A、(B)は該ドア
の離間状態3Aと平行移動状態3Bを示し、図2は前記
ドアの概略構成を示す斜視図である。図中、1はキャブ
4の側壁で、3は該キャブ側壁1に取付けられた車両の
前部ドアである。
【0013】該キャブ側壁1の前方に位置するピラー2
には、リンクベース10が、下記ブラケット20に対応
する適宜個所に、固設されている。
【0014】一方、前記ドア3の裏面略中央部には、適
宜高さのベースプレート30が略ドア裏面全幅に亙って
略水平に固設されている。該ベースプレート30上に
は、V溝34を有しストッパ32,33を両端に配した
ガイドレール31と、スライドシャフト受け36,37
に回動自在に軸支されたスライドシャフト35とが、夫
々所定間隔を介して平行に略水平に配設されている。
【0015】前記ガイドレール31には、該ガイドレー
ル31を把持しながら摺動可能なブラケット20が嵌装
されている。また、該ブラケット20下面には、前記ス
ライドシャフト35が摺動可能に貫装され、且つ、一列
に並んだ複数のボールが該スライドシャフト35に螺旋
状に当接し、列の両端側を接続し更に複数のボールが充
填された還流管によってループ状に配列されたボール
(不図示)を内蔵するボールナットボックス26が固設
されている。
【0016】前記リンクベース10とブラケット20と
は、互に軸間距離が等しく、また、互に平行に所定角度
回動可能な一対のリンク11,12によって、夫々略垂
直に植設された支軸13,21と14,22を介して連
結し、平行リンク機構を構成している。
【0017】次に図2に基づいて駆動機構を説明する。
即ち平行リンク機構の駆動機構は、支軸13とリンク1
1とを固定し、該支軸13にスイングギヤ42を固設
し、前記リンクベース10に配設したスイングモータ4
0により、該モータの出力であるピニオン41を前記ス
イングギヤ42と歯合させて、前記リンク11を所定角
度回動可能に構成する。
【0018】一方ドアスライド動作用の駆動機構は、ド
ア3裏側に配設されたベースプレート30に、スライド
モータベース44を介してスライドモータ45を配設
し、且つ、該スライドモータ45の出力軸側のギヤボッ
クス46を介して、スライドシャフト受け36を貫通延
長させたスライドシャフト35を回動可能に係合構成す
る。なお、スライドシャフト受け36,37には、夫々
ボールベアリングを介在せしめる。
【0019】前記のように構成されたドア開閉機構の作
用を自動開閉と手動開閉の両者にわけて、説明する。先
ず全自動の場合はスイッチ操作により、スイングモータ
40を図示しない制御機構により駆動させると、前記ピ
ニオン41及びスイングギヤ42を介して、リンク11
は、所定角度反時計方向に回動し、ブラケット20を外
側に進出させる。但し、前記ブラケット20とリンクベ
ース10との間には、他の平行リンク12が介在されて
いるために、前記ブラケット20は、ガイドレール31
及びスライドシャフト35を介して、ドア3をキャブ側
壁1と平行に移動させて、3Aの状態に押出す。
【0020】続いて、スライドモータ45を制御機構に
より駆動させると、前記スライドシャフト35が回転す
る。該スライドシャフト35には特に螺旋溝を刻設して
はないものの、ボールナット26内のボールを螺旋状に
配列しているために、前記スライドシャフト35の回転
は、ドア3を前進させて、ドアをキャブ前面より張り出
させ3Bの位置に至らしめる。
【0021】即ち、スイングモータ40とスライドモー
タ45を適宜制御駆動する事により、ドア3を自動ドア
として開閉機能させる事ができる。
【0022】次に手動の場合は、ドア3をドア取手(不
図示)により外側に押すと、ピラー2に固定されたリン
クベース10とドア3裏面側に配設されたブラケット2
0とは、前記一対の平行リンク11,12によって連結
されており、該平行リンクが所定角度回動する事によ
り、該ドア3は地面に略垂直な姿勢を保ちながら、キャ
ブ側壁1の外側に略平行に3Aの位置に移動する。
【0023】いま、該平行リンク11,12の回転軸間
距離が、キャブ側壁1の外壁面とドア3の裏面との間に
適宜間隔を介して離間するに十分な距離に設定されてい
れば、続いて3Aの状態にあるドア3をドア取手により
前方に押すと、ドア3裏面側に配設された前記ガイドレ
ール31はブラケット20に把持されながら摺動し、ま
た、前記スライドシャフト35はボールナットボックス
26に保持され内蔵するボールを軸方向に転動させなが
ら、前方に移動する。
【0024】従って、ドア3は、キャブ側壁1の外壁面
と略平行状態を維持しながら、キャブ4より前面に張り
出すように移動して、3Bの状態になる。なお、ガイド
レール31及びスライドシャフト35の長さを、略ドア
全幅相当の長さに設定しておくならば、ドア3が3Bの
状態に開いたとき、乗員の乗降に支障を来す事はない。
しかも、3Bの状態はスライドさせて開いたドアを示
し、開扉の様に路上に大きく展開する事もないため、狭
隘な道路にあってもドアへの近接が容易になる。
【0025】
【効果】以上記載した如く本発明によれば、キャブ側壁
面に取付けられた前部ドアにあっても、安全・確実にド
アを開閉する事ができる。また、本発明によれば、適宜
制御駆動機構を配設する事により、自動ドアとして開閉
機能させる事もできる。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両前部ドアの概略構成
と動作状態を示す平面図
【図2】前記ドアの概略構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 キャブ側壁 3 車両前部ドア 4 キャブ 31,35 レール状若しくはシャフト状ガイド手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 友二 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社東京事業 所内 (72)発明者 斉藤 愛彦 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社東京事業 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ側壁面に取付けられた前部ドア
    を、前記側壁面より離間する方向に移動させた後、該側
    壁面と略平行状態を維持しながら前記ドア側に設けたレ
    ール状若しくはシャフト状ガイド手段に沿って該ドアを
    キャブ前面より張り出すごとく移動させる事を特徴とす
    る車両前部ドア開閉方法
JP29221991A 1991-10-11 1991-10-11 車両前部ドア開閉方法 Withdrawn JPH05104955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29221991A JPH05104955A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 車両前部ドア開閉方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP29221991A JPH05104955A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 車両前部ドア開閉方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05104955A true JPH05104955A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17779052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29221991A Withdrawn JPH05104955A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 車両前部ドア開閉方法

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JP (1) JPH05104955A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316615A (ja) * 2005-05-09 2006-11-24 Dura Automotive Body & Glass Systems Gmbh 自動車用スライドドア
JP2008062795A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Mitsubishi Motors Corp 車両のスライドドア構造
JP2008062794A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Mitsubishi Motors Corp 車両のスライドドア構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316615A (ja) * 2005-05-09 2006-11-24 Dura Automotive Body & Glass Systems Gmbh 自動車用スライドドア
JP2008062795A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Mitsubishi Motors Corp 車両のスライドドア構造
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107