JP2002264798A - 可動ホーム柵装置 - Google Patents

可動ホーム柵装置

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JP2002264798A
JP2002264798A JP2001062024A JP2001062024A JP2002264798A JP 2002264798 A JP2002264798 A JP 2002264798A JP 2001062024 A JP2001062024 A JP 2001062024A JP 2001062024 A JP2001062024 A JP 2001062024A JP 2002264798 A JP2002264798 A JP 2002264798A
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fence
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Ko Kikuzawa
効 菊澤
Masahiro Yamaguchi
雅弘 山口
Tadaharu Matsuo
忠晴 松尾
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B61B1/02General arrangement of stations and platforms including protection devices for the passengers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F1/00Construction of station or like platforms or refuge islands or like islands in traffic areas, e.g. intersection or filling-station islands; Kerbs specially adapted for islands in traffic areas
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
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    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • E05F15/632Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
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    • E06B3/34Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing with only one kind of movement
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    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/40Application of doors, windows, wings or fittings thereof for gates
    • E05Y2900/404Application of doors, windows, wings or fittings thereof for gates for railway platform gates

Abstract

(57)【要約】 【課題】列車のドアの開口を迅速に開閉することができ
る可動ホーム柵装置を提供する。 【解決手段】リンク機構60の第3リンク部材63がそ
の上部リンク63aの一端部631を略中心にしてその
下部リンク63bの他端部632が戸袋柵11の側方へ
揺動することによって、第3リンク部材の上部リンク6
3aと下部リンク63bとの連結部である中間部633
に連結された第1乗降扉20に、第3リンク部材の下部
リンク63bの他端部632に連結された第2乗降扉3
0を連動し、第1乗降扉20および第2乗降扉30が並
行して列車TRのドアDRの開口を開閉するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホーム上
の側縁に沿って立設され、プラットホーム脇の定位置に
停止した列車との間に壁をなす可動ホーム柵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の鉄道旅客業界では、人件費削減等
の見地より、列車のワンマン運転化が推進されており、
これに伴ってプラットホームに可動ホーム柵等を設け、
列車を利用する乗客の安全を確保する必要があった。
【0003】従来の可動ホーム柵には、プラットホーム
脇の定位置に停止した列車の乗客ドア位置に対応して、
互いに両側方向に近接および離間して開閉する一対の乗
降扉が設けられており、各乗降扉の両脇には、各乗降扉
が開いた際にこれを収納する戸袋柵が固設される。
【0004】通常列車は予め決められた定位置に停止す
るが、この基準となる定位置に対して所定範囲内の許容
誤差がある。従って、前記可動ホーム柵における一対の
乗降扉の開口量、すなわち両戸袋柵の間口は、列車の停
止誤差を見込んで、列車側の乗客ドアの開口枠幅よりも
広く設定される。
【0005】このような列車のドアの開口を開閉するた
めの可動ホーム柵装置としては、例えば、特開2000
−177580号公報に開示されているものがある。す
なわち、乗降扉を2枚のスライドドアにより構成し、第
1スライドドアが第1係止部および第2係止部を有し、
第1スライドドアが戸袋柵の側方にある程度突出する
と、第1係止部または第2係止部が第2スライドドアに
当接して、第2スライドドアが第1スライドドアに追従
して戸袋柵の側方へ突出する一方、第1スライドドアが
戸袋柵の方へある程度没入すると、第1係止部または第
2係止部が第2スライドドアに当接して、第2スライド
ドアが第1スライドドアに追従して、戸袋柵の方へ突入
するようにしたものである。また、例えば、図6および
図7に示すように、各々のスライドドア1を戸袋柵2に
両側から没入させて、重ねた状態にして戸袋柵2に収納
するタイプのものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
可動ホーム柵では、前者においては、第1スライドドア
がある程度突出したり、没入したりして、第2スライド
ドアが第1スライドドアに追従するまでは、第2スライ
ドドアは出没動作しないので、列車のドアの開口を迅速
に開閉するには、第1スライドドアを高速で駆動させる
必要があり、第1スライドドアを高速で駆動させるには
高出力の原動機が必要になり、それにより、装置全体が
大型になる上に、製作コストが嵩むという問題点があっ
た。また、後者においては、列車TRのドアDRの開口
を開閉するための各スライドドア1のストロークが長
く、同じく、スライドドア1を高速で駆動させるべく、
高出力の原動機が必要になるという問題点があった。
【0007】本発明は、以上のような従来の技術が有す
る問題点に着目してなされたもので、駆動部によって第
1乗降扉および第2乗降扉が並行して開閉動作をするよ
うにして、列車のドアの開口を迅速に開閉することがで
きる可動ホーム柵装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]プラットホーム(PF)上の側縁に沿って立設さ
れ、プラットホーム(PF)脇の定位置に停止した列車
(TR)との間に壁をなす可動ホーム柵装置において、
前記プラットホーム(PF)に立設された戸袋柵(1
1)と、当該戸袋柵(11)から側方にそれぞれ突出し
て列車(TR)のドア(DR)の開口を覆うように閉じ
る一方、前記戸袋柵(11)に没入して前記列車(T
R)のドア(DR)の開口を開き可能な第1乗降扉(2
0)および第2乗降扉(30)と、駆動部(50)とを
備え、前記駆動部(50)は、駆動すべき前記第1乗降
扉(20)または前記第2乗降扉(30)の一方に前記
第1乗降扉(20)または前記第2乗降扉(30)の他
方が連動するように構成されていることを特徴とする可
動ホーム柵装置。
【0009】[2]プラットホーム(PF)上の側縁に
沿って立設され、プラットホーム(PF)脇の定位置に
停止した列車(TR)との間に壁をなす可動ホーム柵装
置において、前記プラットホーム(PF)に立設された
戸袋柵(11)と、当該戸袋柵(11)から側方にそれ
ぞれ突出して列車(TR)のドア(DR)の開口を覆う
ように閉じる一方、前記戸袋柵(11)に没入して前記
列車(TR)のドア(DR)の開口を開き可能な第1乗
降扉(20)および第2乗降扉(30)と、駆動部(5
0)とを備え、前記駆動部(50)は、リンク機構(6
0)を有し、前記リンク機構(60)は、駆動すべき前
記第1乗降扉(20)または前記第2乗降扉(30)の
一方に前記第1乗降扉(20)または前記第2乗降扉
(30)の他方が連動するように構成されていることを
特徴とする可動ホーム柵装置。
【0010】[3]前記リンク機構(60)は、前記戸
袋柵(11)側に連結された一端部(631)を略中心
にして、前記第1乗降扉(20)または前記第2乗降扉
(30)の一方側に連結された他端部(632)が前記
戸袋柵(11)から側方へ揺動可能なリンク部材(6
3)を有し、前記リンク部材(63)の一端部(63
1)と他端部(632)との間の中間部(633)に
は、前記第1乗降扉(20)または前記第2乗降扉(3
0)の他方が連結されていることを特徴とする[2]に
記載の可動ホーム柵装置。
【0011】[4]前記リンク機構(60)は、前記戸
袋柵(11)に第1リンク部材(61)を介して連結さ
れた一端部(631)を略中心にして、前記第1乗降扉
(20)または第2乗降扉(30)の一方に第2リンク
部材(62)を介して連結された他端部(632)が前
記戸袋柵(11)から側方へ揺動可能な第3リンク部材
(63)を有し、前記第3リンク部材(63)の一端部
(631)と他端部(632)との間の中間部(63
3)には、前記第1乗降扉(20)または前記第2乗降
扉(30)の他方が連結されていることを特徴とする
[2]に記載の可動ホーム柵装置。
【0012】[5]前記中間部(633)は、変位可能
に構成されていることを特徴とする[3]または[4]
に記載の可動ホーム柵装置。
【0013】[6]前記リンク機構(60)は、前記第
1乗降扉(20)または前記第2乗降扉(30)の一方
に連結された第4リンク部材(64)と、前記第1乗降
扉(20)または前記第2乗降扉(30)の他方に連結
された第5リンク部材(65)とを有し、前記第4リン
ク部材(64)および第5リンク部材(65)は、前記
第1乗降扉(20)および前記第2乗降扉(30)を出
没させるべく、折り畳み状態と展開した状態とに変動可
能なものであることを特徴とする[2]に記載の可動ホ
ーム柵装置。
【0014】[7]前記第1乗降扉(20)は、前記戸
袋柵(11)から側方へ出没可能に前記戸袋柵(11)
に支持され、前記第2乗降扉(30)は、前記第1乗降
扉(20)から側方へ出没可能に前記第1乗降扉(2
0)に支持されていることを特徴とする[1]または
[2]に記載の可動ホーム柵装置。
【0015】[8]前記第1乗降扉(20)および前記
第2乗降扉(30)は、前記戸袋柵(11)から側方へ
出没可能に前記戸袋柵(11)にそれぞれ支持されてい
ることを特徴とする[1]または[2]に記載の可動ホ
ーム柵装置。
【0016】次に前記発明の作用を説明する。前述の可
動ホーム柵装置(10)では、前記戸袋柵(11)にあ
る駆動部(50)によって駆動すべき第1乗降扉(2
0)または第2乗降扉(30)の一方に第1乗降扉(2
0)または第2乗降扉(30)の他方が連動して、第1
乗降扉(20)および第2乗降扉(30)は、戸袋柵
(11)から側方に突出する方向にそれぞれ移動し、定
位置に停車した列車(TR)のドア(DR)の開口枠を
覆うように閉じている。
【0017】乗客が列車(TR)へ乗降する際は、駆動
部(50)によって駆動すべき第1乗降扉(20)また
は第2乗降扉(30)の一方に第1乗降扉(20)また
は第2乗降扉(30)の他方が連動して、第1乗降扉
(20)および第2乗降扉(30)が戸袋柵(11)に
没入する方向にそれぞれ移動され、列車(TR)のドア
(DR)の前から側方に移動して、そのまま前記戸袋柵
(11)の収納部に収納される。
【0018】以上のように、駆動部(50)によって、
第1乗降扉(20)または第2乗降扉(30)の一方に
第1乗降扉(20)または第2乗降扉(30)の他方が
連動することで、第1乗降扉(20)および第2乗降扉
(30)の各々の開閉動作が並行になるように構成する
ことができ、第1乗降扉(20)および第2乗降扉(3
0)の開閉動作が連続的なものに比して、列車(TR)
のドア(DR)の開口を迅速に開閉することができる。
【0019】このような駆動部(50)はリンク機構
(60)により構成されている。すなわち、リンク機構
(60)により、戸袋柵(11)から側方に第1乗降扉
(20)または第2乗降扉(30)の一方が出没する
と、第1乗降扉(20)または第2乗降扉(30)の他
方が連動する。第1乗降扉(20)または第2乗降扉
(30)の一方に第1乗降扉(20)または第2乗降扉
(30)の他方を連動させるリンク機構(60)を設け
ることによって、第1乗降扉(20)および第2乗降扉
(30)をそれぞれ駆動するための駆動部(50)を各
々設ける必要がない。
【0020】リンク機構(60)のリンク部材(63)
は、戸袋柵(11)側に連結された一端部(631)を
略中心にして他端部(632)が戸袋柵(11)から側
方へ揺動可能なものである。このようなリンク部材(6
3)の一端部(631)と他端部(632)との間の中
間部(633)に第1乗降扉(20)または第2乗降扉
(30)の一方を連結し、リンク部材(63)の他端部
(632)に第1乗降扉(20)または第2乗降扉(3
0)の他方側を連結すれば、第1乗降扉(20)または
第2乗降扉(30)の一方に第1乗降扉(20)または
第2乗降扉(30)の他方が連動するようになる。
【0021】このとき、リンク部材(63)の中間部
(633)よりリンク部材(63)の他端部(632)
の方が戸袋柵(11)から側方へ大きく揺動するので、
リンク部材(63)の中間部(633)に連結された第
1乗降扉(20)または第2乗降扉(30)の一方の戸
袋柵(11)から側方へ突出する量より、リンク部材
(63)の他端部(632)に連結された第1乗降扉
(20)または第2乗降扉(30)の他方が大きく突出
するようになる。
【0022】リンク機構(60)は1つのリンク部材
(63)を有していてもよいが、第1リンク部材(6
1)、第2リンク部材(62)および、第3リンク部材
(63)の3つを有していてもよい。すなわち、戸袋柵
(11)に第1リンク部材(61)を介して連結された
第3リンク部材(63)の一端部(631)を略中心に
して、第3リンク部材(63)の他端部(632)が戸
袋柵(11)から側方へ揺動可能になっている。
【0023】このような第3リンク部材(63)の一端
部(631)と他端部(632)との間の中間部(63
3)に第1乗降扉(20)または第2乗降扉(30)の
一方を連結し、第3リンク部材(63)の他端部(63
2)に第2リンクを介して第1乗降扉(20)または第
2乗降扉(30)の他方側を連結すれば、第1乗降扉
(20)または第2乗降扉(30)の一方に第1乗降扉
(20)または第2乗降扉(30)の他方が連動するよ
うになる。
【0024】リンク部材(63)や第3リンク部材(6
3)の中間部(633)には第1乗降扉(20)または
第2乗降扉(30)の一方が連結され、その他端部(6
32)には第1乗降扉(20)または第2乗降扉(3
0)の他方が連結されるものであるが、リンク部材(6
3)等の中間部(633)を変位可能に構成することに
より、リンク部材(63)等の一端部(631)と中間
部(633)との間の長さと、リンク部材(63)等の
他端部(632)と中間部(633)との間の長さとの
比を変えることができ、第1乗降扉(20)や第2乗降
扉(30)の戸袋柵(11)から側方へ突出した位置、
反対に戸袋柵(11)側に没入した位置、および、戸袋
柵(11)から側方へ出没する量をそれぞれ変えること
ができる。
【0025】駆動部(50)のリンク機構(60)は、
第1乗降扉(20)が連結された第4リンク部材(6
4)と、第2乗降扉(30)が連結された第5リンク部
材(65)とを有しているものでもよい。すなわち、第
4リンク部材(64)および第5リンク部材(65)が
折り畳み状態にあるとき、第1乗降扉(20)および第
2乗降扉(30)は戸袋柵(11)内に没入し、第4リ
ンク部材(64)および第5リンク部材(65)が折り
畳み状態から展開した状態に変動すると、第1乗降扉
(20)および第2乗降扉(30)が戸袋柵(11)か
ら側方へ突出するようになる。
【0026】第1乗降扉(20)および第2乗降扉(3
0)は、戸袋柵(11)から側方へそれぞれ出没可能な
ものであるが、第1乗降扉(20)が戸袋柵(11)に
出没可能に支持され、そのような第1乗降扉(20)に
第2乗降扉(30)が第1乗降扉(20)から側方へ出
没可能に支持されているものであってもよい。一方、第
1乗降扉(20)および第2乗降扉(30)が戸袋柵
(11)から側方へ出没可能に戸袋柵(11)にそれぞ
れ支持されているものであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の
一実施の形態を示している。本実施の形態に係る可動ホ
ーム柵装置10は、プラットホームPF上の側縁に沿っ
て立設され、プラットホームPF脇に延びる線路上の定
位置に停止する列車との間に壁をなし、列車への乗降時
における乗客の安全性を確保するものである。
【0028】図3および図4に示すように、可動ホーム
柵装置10は、戸袋柵11と、当該戸袋柵11より側方
に出没可能な第1乗降扉20および第2乗降扉30とを
有している。
【0029】プラットホームPFに立設され戸袋柵11
と、第1乗降扉20と、第2乗降扉30とは一つのユニ
ットとして構成されている。戸袋柵11には駆動部50
が内設されている。また、戸袋柵11の収納部12は、
第1乗降扉20がちょうど収まる内寸に形成され、第2
乗降扉30は、第1乗降扉20内部に収まるように形成
されている。
【0030】可動ホーム柵装置10は、プラットホーム
PF脇の予め設定された定位置に停止する列車TRのド
アDRに対応するように配置されている。すなわち、可
動ホーム柵10は一対で用いられ、両方の戸袋柵11の
間口は列車TRのドアDRの開口枠が位置するように配
置され、両戸袋柵11の間口は、列車TRのドアDRの
開口枠の幅よりも広く設定されている。
【0031】駆動部50は、第1乗降扉20および第2
乗降扉30を突出方向にそれぞれ駆動して列車TRのド
アDRの開口を覆うように閉じる一方、没入方向にそれ
ぞれ駆動してドアDRの開口を開くものであって、リン
ク機構60を有している。
【0032】戸袋柵11の内側の上部および下部には、
戸袋柵11のほぼ幅一杯に渡って水平に配置された上部
フレーム13および下部フレーム14が架設されてあ
る。上部フレーム13の上面には、開閉移動する第1乗
降扉20を案内するための上部案内レール15が、また
下部フレーム14の下面には同じく第1乗降扉20を案
内するための下部案内レール16が取り付けてある。
【0033】駆動部50は、電動モータ53により回転
駆動されるスクリュー部材51と、このスクリュー部材
51に相対的に回転可能に螺合し、第1乗降扉20に固
設されたナット部材52とを備える。
【0034】スクリュー部材51は、前記下部フレーム
14の上面側に沿って延ばされ、軸受け55,55aに
よって両端が回動自在に下部フレーム14上に支持され
ている。スクリュー部材51の長さは、第1乗降扉20
の開閉行程距離よりもやや長く設定されている。電動モ
ータ53は、前記下部フレーム14上に軸受け55を介
して固設されている。この電動モータ53の出力軸は、
軸継手54を介してスクリュー部材51の基端部に回転
力伝達可能に連結されている。
【0035】ナット部材52は、図1に示すように、第
1乗降扉20の側壁の基端側に前後移動不能かつ回転不
能に固定されている。また、戸袋柵11の内部には、電
動モータ53の駆動制御等を行うための各種の電気部品
を実装した制御盤(図示省略)が取り付けてある。な
お、制御盤と電動モータ53等との間は、図示しないケ
ーブルによって電気配線されている。
【0036】第1乗降扉20は、前記戸袋柵11の収納
部12にちょうど収まる大きさの扁平な矩形箱型に形成
されている。第1乗降扉20における戸袋柵11寄りの
基端側近傍の上部には、前記上部案内レール15にその
表裏から挟むようにして当接する上段扉ガイドローラ2
7が、また下部には、前記下部案内レール16に上下方
向から挟むようにして当接する下段扉ガイドローラ28
がそれぞれ取り付けてある。
【0037】これらのガイドローラ27,28が案内レ
ール15,16に沿って転がることにより、第1乗降扉
20は、水平な出没方向に滑らかにスライドし開閉する
ようになっている。第1乗降扉20は、前記駆動部50
により突出方向に駆動された際、列車TRのドアDRの
開口枠を覆うように閉じ、没入方向に駆動されると開い
て前記戸袋柵11の収納部12に収納されるように設定
されている。
【0038】また、第1乗降扉20には、次述する第2
乗降扉30を収納する収納部22が形成されている。ま
た駆動部50は、第2乗降扉30を側方に出没させる開
閉動作を行うものである。
【0039】第1乗降扉20の内側の上部および下部に
は、第1乗降扉20のほぼ幅一杯に渡って水平に配置さ
れた上部フレーム23および下部フレーム24が設けて
ある。上部フレーム23には、開閉移動する第2乗降扉
30を案内するための上部案内レール25が、また下部
フレーム24には同じく第2乗降扉30を案内するため
の下部案内レール26が取り付けてある。
【0040】第2乗降扉30は、前記第1乗降扉20の
収納部22にちょうど収まる大きさの板状に形成されて
いる。第2乗降扉30における第1乗降扉20寄りの基
端側近傍の上部には、前記上部案内レール25を両側か
ら挟むようにして当接する上段扉ガイドローラ31が、
また下部には、前記下部案内レール26を両側から挟む
ようにして当接する下段扉ガイドローラ32がそれぞれ
取り付けてある。
【0041】これらのガイドローラ31,32が案内レ
ール25,26に沿って転がることにより、第2乗降扉
30は、水平な出没方向に滑らかにスライドし開閉する
ようになっている。第2乗降扉30は、駆動部50によ
り突出方向に駆動された際、列車TRにあるドアDRの
開口枠の片側略半分を覆うように閉じ、没入方向に駆動
されると開いて前記第1乗降扉20の収納部22に収納
されるように設定されている。なお、列車TRのドアD
Rの開口枠のもう片側略半分は、可動ホーム柵装置10
に対向する可動ホーム柵10の第1乗降扉20および第
2乗降扉30により開閉される。
【0042】また、駆動部50はリンク機構60を有し
ている。リンク機構60は、戸袋柵11から側方に出没
する第1乗降扉20に第2乗降扉30を連動させ、か
つ、第1乗降扉20の出没する量より大きく第2乗降扉
30を戸袋柵11から側方に出没させるものである。
【0043】具体的には、リンク機構60は、戸袋柵1
1側に連結された一端部を略中心にして、第2乗降扉3
0側が連結された他端部が戸袋柵11から側方へ揺動可
能な第3リンク部材63を有している。第3リンク部材
63は、上部リンク63aと下部リンク63bとから成
る。第3リンク部材63の上部リンク63aと下部リン
ク63bとの連結部である中間部633には、第1乗降
扉20が連結されている。すなわち、第1乗降扉20の
後縁に取付られた取付ブラケット28の枢支ピン29に
より第3リンク部材63の中間部633が回転可能に枢
着されている。
【0044】さらに、具体的には、第3リンク部材63
の上部リンク63aの一端部631は、第1リンク部材
61の一端部611に連結され、第1リンク部材61の
他端部612は戸袋柵11に回転可能に連結されてい
る。第3リンク部材63の下部リンク63bの他端部6
32は、第2リンク62の一端部621に連結され、第
2リンク62の他端部622は第2乗降扉30に回転可
能に連結されている。
【0045】また、上部リンク63aと下部リンク63
bとの連結部である中間部633は、変位可能に構成さ
れている。例えば、中間部633は、上部リンク63a
と下部リンク63bとの長さの比を変えることで変位可
能である。また、例えば、第1乗降扉20の後縁に対す
る取付ブラケット28の上下位置を移動調節すること
で、第3リンク部材63の中間部633を枢着する枢支
ピン29の位置が移動し、第3リンク部材63の一端部
631と中間部633との間の長さと、第2リンク部材
62と中間部633との間の長さとの比を変えることが
できる。
【0046】次に作用を説明する。乗客が列車へ乗降す
るとき以外は、可動ホーム柵装置10の戸袋柵11にあ
る駆動部50により、第1乗降扉20および第2乗降扉
30は、突出方向にそれぞれ駆動されていて、第1乗降
扉20は戸袋柵11より側方に突出して、その突出した
状態の第1乗降扉20よりさらに側方に第2乗降扉30
が突出して、定位置に停車した列車のドアの開口枠を覆
うように閉じている。
【0047】乗客が列車へ乗降する際は、駆動部50に
よって第1乗降扉20および第2乗降扉30が没入方向
にそれぞれ駆動され、列車のドアの前から側方に移動し
て、そのまま前記戸袋柵11の収納部12に収納され
る。このとき、戸袋柵11の収納部12内に収納された
第1乗降扉20の収納部22に、第2乗降扉30がさら
に収納された状態になる。
【0048】戸袋柵11の収納部12に収納される第1
乗降扉20は、上下のガイドローラ27,28やナット
部材52がある基端側だけを戸袋柵11内に残して、突
出方向に閉じるように移動できる。更にこの第1乗降扉
20の先端側からは、第2乗降扉30が、上下のガイド
ローラ31,32や第2リンク部材62がある基端側だ
けを前記第1乗降扉20内に残して、突出方向に閉じる
ように移動できる。
【0049】それにより、第1乗降扉20と第2乗降扉
30とにより開閉できる範囲は、これらが収納される戸
袋柵11の幅よりも相当大きなものとなり、前記列車T
RのドアDRを開閉することが可能となる。
【0050】第1乗降扉20を閉めるとき、駆動部50
の電動モータ53によってスクリュー部材51が一方向
に回転すると、その長手方向に沿ってナット部材52
が、電動モータ53から相対的に離れるように移動す
る。このため、第1乗降扉20は、第2乗降扉30を収
納した状態で、戸袋柵11より側方に伸び出る突出方向
に移動し、定位置に停車する列車TRのドアDRの開口
枠を覆うように閉じる。
【0051】第1乗降扉20が戸袋柵11より側方に伸
び出る突出方向に移動すると、第3リンク部材63の上
部リンク63aと下部リンク63bとの連結部である中
間部633も前記突出方向に揺動する。それにより、第
3リンク部材63が一端部631を略中心にして他端部
632も中間部633の突出する量より大きく戸袋柵1
1の側方に揺動する。それにより、第2乗降扉30は、
第1乗降扉20よりさらに側方に伸び出る突出方向に移
動し、定位置に停車する列車TRの乗客ドアDRの開口
枠の片側略半分を覆うように閉じる。
【0052】ドアDRの開口枠のもう片側略半分は、可
動ホーム柵装置10に対向する同じく可動ホーム柵10
の第1乗降扉20および第2乗降扉30により閉じられ
る。乗客が列車TRへ乗降するとき以外は、第1乗降扉
20および第2乗降扉30は閉じた状態に維持される。
【0053】乗客が列車TRへ乗降する場合は、第2乗
降扉30が駆動部50によって没入方向に駆動される。
すなわち、駆動部50の電動モータ53によってスクリ
ュー部材51が逆方向に回転すると、その長手方向に沿
ってナット部材52が、電動モータ53に相対的に近づ
くように移動する。
【0054】すると第1乗降扉30は、列車TRのドア
DRの前から側方に離れるように移動し、戸袋柵11の
収納部12に没入していきそのまま収納される。第1乗
降扉20が戸袋柵11の収納部12に没入するように移
動すると、第3リンク部材63の上部リンク63aと下
部リンク63bとの連結部である中間部633も前記没
入方向に揺動する。それにより、第3リンク部材63の
上部リンク63aが一端部631を略中心にして、下部
リンク63bの他端部632も中間部633の没入する
量より大きく没入方向に揺動する。
【0055】それにより、第2乗降扉30は、戸袋柵1
1の収納部12に没入していく第1乗降扉20の収納部
22にさらに没入していき、定位置に停車する列車TR
のドアDRの前から側方へ離れるように移動し、ドアD
Rの開口枠を開くようになる。
【0056】このように、駆動部50のリンク機構60
によって、第1乗降扉20に第2乗降扉30が連動する
ようになるので、第1乗降扉20および第2乗降扉30
の各々の開閉動作が並行になり、例えば、第1乗降扉2
0の開閉動作をした後に第2乗降扉30の開閉動作に移
行する構成に比して、列車TRのドアDRの開口を迅速
に開閉することができる。また、リンク機構60を設け
ることによって、第1乗降扉20用の駆動部と、第2乗
降扉30用の駆動部の如く、2つの駆動部を設ける必要
がない。
【0057】第1乗降扉20や第2乗降扉30の戸袋柵
11の収納部12内に没入した位置、戸袋柵11の側方
へ突出した位置、あるいは、第1乗降扉20や第2乗降
扉30の各々の出没する量(ストローク)を変えるに
は、次のようにすればよい。
【0058】例えば、上部リンク63aと下部リンク6
3bとの各々の長さを変えたものに交換することで、第
3リンク部材63の上部リンク63aの一端部631と
中間部633との間の長さと、下部リンク63bの他端
部632と中間部633との間の長さとの比を変えるこ
とができ、第1乗降扉20や第2乗降扉30の没入した
位置あるいは突出した位置または、出没する量(ストロ
ーク)をそれぞれ変えることができる。また、このと
き、第1リンク61の他端部612あるいは第2リンク
62の他端部622の位置を変えることにより、戸袋柵
11内において、第1リンク61あるいは第2リンク6
2を略水平な姿勢に配することができる。さらに、第1
リンク61の他端部612あるいは第2リンク62の他
端部622の位置を変えることにより、第1リンク61
や第2リンク62が、戸袋柵11に内蔵する他の機構と
干渉しないように配置することもできる。
【0059】なお、本発明に係る可動ホーム柵装置は、
前述した実施の形態に限定されるものではない。すなわ
ち、戸袋柵11に第1乗降扉20を収容するとともに、
第1乗降扉20に第2乗降扉30を収納するタイプでな
く、第1乗降扉20と第2乗降扉30とを重ねた状態に
して戸袋柵11に収納するタイプでもよい。
【0060】また、前記実施の形態では、第1乗降扉2
0が戸袋柵11から側方へ出没可能に戸袋柵11に案内
支持され、かつ、第2乗降扉30が第1乗降扉20から
側方へ出没可能に第1乗降扉20に案内支持されている
ものを示したが、第1乗降扉20および第2乗降扉30
が戸袋柵11から側方へ出没可能に戸袋柵11にそれぞ
れ案内支持されているものでもよい。
【0061】さらに、前記実施の形態では、第1乗降扉
20を駆動すべきものとして、第1乗降扉20に第2乗
降扉30が連動するものを示したが、第2乗降扉30を
駆動すべきものとして、第2乗降扉30に第1乗降扉2
0が連動するようにしてもよい。
【0062】さらに、前記実施の形態では、リンク機構
60を第1リンク部材61〜第3リンク部材63(上部
リンク63aと下部リンク63bとから成るリンク部
材)の3つのリンクにより構成したが、第1リンク部材
61や第2リンク部材62を介することなく、カムとカ
ムフォロアから成るカム機構を介して、第3リンク部材
63の上部リンク63aの一端部631および下部リン
ク63bの他端部632を戸袋柵11および第2乗降扉
30にそれぞれ連結するようにしてもよい。このとき、
カムとカムフォロアの一方が第3リンク部材63に設け
られ、カムとカムフォロアの他方が戸袋柵11あるいは
第2乗降扉30に設けられることになる。このとき、リ
ンク機構60を構成するリンクとしては第3リンク部材
631の1つになる。
【0063】さらに、リンク機構60は、第1リンク部
材61〜第3リンク部材63により構成したものに限ら
ず、第1乗降扉20および第2乗降扉30を戸袋柵11
の側方に出没させるべく、図5に示すように、第4リン
ク部材64および第5リンク部材65を展開した状態
(図5aで示す状態)と折り畳み状態(図5bで示す状
態)とに変動可能に構成してもよい。
【0064】さらに、第3リンク部材63の上部リンク
63aと下部リンク63bとの連結部である中間部63
3の変位は、前述した上部リンク63aと下部リンク6
3bとの各長さ調節に限らず、例えば、一体的に形成さ
れる第3リンク部材の中間部633に長孔を形成し、そ
の長孔の長手方向に枢支ピン29を移動可能なようにし
てもよい。
【0065】さらに、前記実施の形態においては、駆動
部50をスクリュー部材51とナット部材52により構
成したものを示したが、ベルト駆動、油圧または空圧シ
リンダ、あるいはリニア等によって構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る可動ホーム柵装置によれ
ば、駆動部によって駆動すべき第1乗降扉または第2乗
降扉の一方に第1乗降扉または第2乗降扉の他方を連動
させ、第1乗降扉および第2乗降扉の各々の開閉動作が
並行になるようにしたので、第1乗降扉および第2乗降
扉の開閉動作が連続的なものに比して、列車のドアの開
口を迅速に開閉することができる。
【0067】また、リンク機構によって第1乗降扉また
は第2乗降扉の一方に第1乗降扉または第2乗降扉の他
方が連動するように構成したので、第1乗降扉または第
2乗降扉の駆動部を別個に設ける必要がない。
【0068】さらに、リンク部材や第3リンク部材の中
間部に第1乗降扉または第2乗降扉の一方が連結され、
その他端部に第1乗降扉または第2乗降扉の他方が連結
され、リンク部材等の中間部を変位可能に構成したの
で、リンク部材等の中間部を変位させて、リンク部材等
の一端部と中間部との間の長さと、リンク部材等の他端
部と中間部との間の長さとの比を変えることができ、第
1乗降扉や第2乗降扉の戸袋柵から側方へ突出した位
置、反対に戸袋柵側へ没入した位置、および、戸袋柵か
ら側方へ出没する量をそれぞれ変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の内部を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
を内部を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の設置状態の正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の設置状態の平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る可動ホーム柵装置
の設置状態の正面図である。
【図6】従来例に係る可動ホーム柵装置の設置状態の正
面図である。
【図7】従来例に係る可動ホーム柵装置の設置状態の平
面図である。
【符号の説明】
DR…ドア PF…プラットホーム TR…列車 10…可動ホーム柵装置 11…戸袋柵 12…収納部 13…上部フレーム 14…下部フレーム 15…上部案内レール 16…下部案内レール 20…第1乗降扉 22…収納部 28…取付ブラケット 29…枢支ピン 30…第2乗降扉 50…駆動部 51…スクリュー部材 52…ナット部材 53…電動モータ 54…軸継手 55,55a…軸受け 60…リンク機構 61…第1リンク部材 62…第2リンク部材 63…第3リンク部材 63a…上部リンク 63b…下部リンク 64…第4リンク部材 65…第5リンク部材 631…一端部 632…他端部 633…中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 忠晴 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番地 の1 株式会社京三製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラットホーム上の側縁に沿って立設さ
    れ、プラットホーム脇の定位置に停止した列車との間に
    壁をなす可動ホーム柵装置において、 前記プラットホームに立設された戸袋柵と、当該戸袋柵
    から側方にそれぞれ突出して列車のドアの開口を覆うよ
    うに閉じる一方、前記戸袋柵に没入して前記列車のドア
    の開口を開き可能な第1乗降扉および第2乗降扉と、駆
    動部とを備え、 前記駆動部は、駆動すべき前記第1乗降扉または前記第
    2乗降扉の一方に前記第1乗降扉または前記第2乗降扉
    の他方が連動するように構成されていることを特徴とす
    る可動ホーム柵装置。
  2. 【請求項2】プラットホーム上の側縁に沿って立設さ
    れ、プラットホーム脇の定位置に停止した列車との間に
    壁をなす可動ホーム柵装置において、 前記プラットホームに立設された戸袋柵と、当該戸袋柵
    から側方にそれぞれ突出して列車のドアの開口を覆うよ
    うに閉じる一方、前記戸袋柵に没入して前記列車のドア
    の開口を開き可能な第1乗降扉および第2乗降扉と、駆
    動部とを備え、 前記駆動部は、リンク機構を有し、 前記リンク機構は、駆動すべき前記第1乗降扉または前
    記第2乗降扉の一方に前記第1乗降扉または前記第2乗
    降扉の他方が連動するように構成されていることを特徴
    とする可動ホーム柵装置。
  3. 【請求項3】前記リンク機構は、前記戸袋柵側に連結さ
    れた一端部を略中心にして、前記第1乗降扉または前記
    第2乗降扉の一方側に連結された他端部が前記戸袋柵か
    ら側方へ揺動可能なリンク部材を有し、 前記リンク部材の一端部と他端部との間の中間部には、
    前記第1乗降扉または前記第2乗降扉の他方が連結され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の可動ホーム柵
    装置。
  4. 【請求項4】前記リンク機構は、前記戸袋柵に第1リン
    ク部材を介して連結された一端部を略中心にして、前記
    第1乗降扉または第2乗降扉の一方に第2リンク部材を
    介して連結された他端部が前記戸袋柵から側方へ揺動可
    能な第3リンク部材を有し、 前記第3リンク部材の一端部と他端部との間の中間部に
    は、前記第1乗降扉または前記第2乗降扉の他方が連結
    されていることを特徴とする請求項2に記載の可動ホー
    ム柵装置。
  5. 【請求項5】前記中間部は、変位可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の可動ホーム
    柵装置。
  6. 【請求項6】前記リンク機構は、前記第1乗降扉または
    前記第2乗降扉の一方に連結された第4リンク部材と、
    前記第1乗降扉または前記第2乗降扉の他方に連結され
    た第5リンク部材とを有し、 前記第4リンク部材および第5リンク部材は、前記第1
    乗降扉および前記第2乗降扉を出没させるべく、折り畳
    み状態と展開した状態とに変動可能なものであることを
    特徴とする請求項2に記載の可動ホーム柵装置。
  7. 【請求項7】前記第1乗降扉は、前記戸袋柵から側方へ
    出没可能に前記戸袋柵に支持され、 前記第2乗降扉は、前記第1乗降扉から側方へ出没可能
    に前記第1乗降扉に支持されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の可動ホーム柵装置。
  8. 【請求項8】前記第1乗降扉および前記第2乗降扉は、
    前記戸袋柵から側方へ出没可能に前記戸袋柵にそれぞれ
    支持されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の可動ホーム柵装置。
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