JPH0616113Y2 - 案内軌条装置 - Google Patents

案内軌条装置

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JPH0616113Y2
JPH0616113Y2 JP1987099354U JP9935487U JPH0616113Y2 JP H0616113 Y2 JPH0616113 Y2 JP H0616113Y2 JP 1987099354 U JP1987099354 U JP 1987099354U JP 9935487 U JP9935487 U JP 9935487U JP H0616113 Y2 JPH0616113 Y2 JP H0616113Y2
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JP
Japan
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support frame
axle support
cross
hanger rail
guide rail
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徹 青柳
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ハンガーレールと、これを走行する車輪や車
軸支承フレームなどからなる走行機構とを主な構成部材
とする案内軌条装置に関する。
《従来の技術》 この種の案内軌条装置としては、例えば第3図に断面視
して示すようなものがあった。これは第4図に示すよう
に、開閉式屋根を採用する建造物において、自然光を屋
根から任意に採り入れ又は遮断できるようにするための
開閉式屋根の自然光遮断幕装置に使用しているものであ
る。
この自然光遮断幕装置の概要は、開閉式屋根が上部可動
屋根1と下部可動屋根2とを重ねた多層構造になってお
り、上部可動屋根1は下部可動屋根2上を前後方向に摺
動移動する。また、下部可動屋根2は上部可動屋根1を
載せた状態で、屋根支承梁3上を前後方向へ移動するも
のである。
各可動屋根1,2の外郭を構成する枠体4の内側には、
横桟5を平行に設けて小区分6を得るとともに、横桟5
は枠体4を補強する構造材を兼ねている。
可動屋根1,2を透過した自然光を遮断するための暗幕
7は、小区分6内に横方向へ拡縮自在に納められてい
る。
第3図の従来の案内軌条装置8は、横桟5を構成するH
形鋼のウェブ両側に固定し、これによって暗幕7を走行
移動させて拡縮できるようになっていた。
すなわち、ウェブの側面にリップ溝形鋼を横向きに取付
けてハンガーレール9を設ける。一方でT字形の車軸支
承フレーム10の上下端に回転自在な車輪11−11を
装着するとともに、フレーム10の水平辺端部にも中央
に溝を刻設した車輪13を具え、更にこの水平辺端部の
軸方向延長位置に暗幕7を片持ち支持するための取付金
具14を設けて構成した走行機構15を備えていた。
走行機構15の車輪13は、その溝がハンガーレール9
のリップに係合されて、上下のリップ間で走行可能に装
着されており、他方の車輪11の方は、ハンガーレール
9内において水平な状態に取り付けられて、ハンガーレ
ール9のリップ裏面及びこれと向かい合う底面に対して
車輪11の走行面が当接され、暗幕7の鉛直荷重を車輪
13で片持ち支持状態で受け持つとともに、水平荷重を
車輪11−11で受け持っていた。
取付金具14に暗幕7を開閉するための牽引ワイヤーを
取付け、ワイヤーを牽引操作すれば、走行機構15はハ
ンガーレール9内を移動し、暗幕7を円滑に開閉できる
ものであった。
《考案が解決しようとする問題点》 しかし、従来の走行機構15とハンガーレール9によれ
ば、ハンガーレール9がリップ溝形鋼で構成してあるた
めの剛的弱さもあり、車輪13がリップ間に噛み込んで
しまうことがあった。また、通常時に暗幕7が風に煽ら
れ上下方向に振動しているとき又は牽引ワイヤーの牽引
方向を上下方向に傾けて暗幕7を開閉すると、車軸支承
フレーム10の車輪13の車軸部分が仰角,俯角方向に
振れ、車輪13が最悪時にはハンガーレール9のリップ
間に咬み合い、或いは車輪11の回転抵抗が増え、走行
抵抗を増す原因になっていた。
上記状況は、車軸支承フレーム10の水平辺端部に暗幕
7を片持ち支持させたため車輪13に多くの負担がかか
ることからも誘引され易いものであった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は如何なる場合にも円滑な走行操作が得られるよう
にした案内軌条装置を提供するにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案の案内軌条装置は、
走行移動されて拡縮される膜体を片持ち支持しつつ案内
するための案内軌条装置において、上記膜体の走行方向
に沿って断面十字形の空洞状隘路が形成されたハンガー
レールと、該ハンガーレール内に移動自在に設けられた
十字形の車軸支承フレームと、該車軸支承フレームの各
端部に回転自在に設けられ、上記ハンガーレールの空洞
状隘路を走行する車輪と、上記膜体と上記車軸支承フレ
ームの十字形交差部との間に設けられ、該膜体を該車軸
支承フレームに支持させる支持アームと、を備えたこと
を特徴とする。
《作用》 本考案の作用について述べると、十字形のハンガーレー
ルと車軸フレーム、並びにその各端部に設けた車輪の構
成によって、横方向および縦方向に離れた一対の車輪が
得られ、傾きに対して車軸自体の傾斜角が小さく、膜体
の安定した走行状態を得ることができる。また、膜体を
車軸支承フレームに片持ち状態で支持させる構造に関し
て、膜体と車軸支承フレームの十字形交差部との間に、
膜体を車軸支承フレームに支持させる支持アームを設け
たので、膜体の荷重は車軸支承フレームの中央部に作用
することとなって、従来のように荷重が偏って加わるこ
とを防止でき、各車輪に対する荷重配分を均等化するこ
とができて走行安定性をさらに向上させることができ
る。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
第1図は、横桟5を縦断した断面図である。本実施例は
基本的には、走行移動されて拡縮される膜体としての暗
幕7を片持ち支持しつつ案内するための案内軌条装置に
おいて、暗幕7の走行方向に沿って断面十字形の空洞状
隘路26が形成されたハンガーレール22と、ハンガー
レール22内に移動自在に設けられた十字形の車軸支承
フレーム27と、車軸支承フレーム27の各端部に回転
自在に設けられ、ハンガーレール22の空洞状隘路26
を走行する車輪28,29と、暗幕7と車軸支承フレー
ム27の十字形交差部である矩形ブロック27aとの間
に設けられ、暗幕7を車軸支承フレーム27に支持させ
る支持アーム50と、を備えて構成される。
案内軌条装置は、走行機構21とハンガーレール22と
で主に構成されている。そして、この案内軌条装置は、
走行機構21に取付金具14を介して暗幕7の幕骨23
を片持ち支持状態で接続固定し、この取付金具14の箇
所に移動ワイヤー取付金具24が設けられている。ハン
ガーレール22は横桟5のウェブ25に沿って添設され
ている。走行機構21は暗幕7の端縁にその拡縮方向に
沿って間隔を隔てて複数配置されるが、移動ワイヤー取
付金具24は、暗幕7の先端に配置した走行機構21に
のみ取着される。暗幕7の開閉を行うには、暗幕7の先
端位置の走行機構21を牽引すれば充分だからである。
以下、本実施例に係る走行機構21と併せ、ハンガーレ
ール22の詳細を第1図および第2図によって説明す
る。
ハンガーレール22はアルミ製押出し成形によって加工
したもので、その中途部を縦に切断すると十字形の中空
々洞になった空洞状隘路26がハンガーレール22の軸
方向に形成してある。この空洞状隘路26内に、十字形
の車軸支承フレーム27の端部に回転自在に装着した水
平荷重用車輪28−28および垂直荷重用車輪29−2
9を有する走行機構21を収めているのである。殊に、
膜体7と車軸支承フレーム27の十字形交差部である、
後述する矩形ブロック27aとの間には、膜体7を車軸
支承フレーム27に支持させる支持アーム50が設けら
れている。
更に、このハンガーレール22の空洞状隘路26の水平
方向右側端部は外部へ開放されており、支持アーム50
に取付金具14が接続され、この取付金具14の外端部
がハンガーレール22の外部へ延びることを可能にして
いる。また、ハンガーレール22の外表面には半円形の
環30が形成してあって、ハンガーレール22の長手方
向に他のハンガーレールを接続する際、環30内に楔を
通すことで隣接するハンガーレール22同士の軸心位置
を正確に合せることができるとともに、ハンガーレール
22自体の補強部材としての役目も果している。
走行機構21は、中央に貫通口31を有する矩形ブロッ
ク27aと、この矩形ブロック27aの横方向両側に延
出された一対の横車軸33と、貫通口31の中央位置で
矩形ブロック27aを縦方向に貫通する1本の縦車軸3
2とからなる十字形の車軸支承フレーム27、並びにこ
れら各車軸32,33に回転自在に取り付けられた垂直
荷重用車輪29と水平荷重用車輪28とから構成されて
いる。
こうして、車軸支承フレーム27本体の縦・横方向各端
部に隔りをおいて一対の水平・垂直各荷重を支える車輪
28,29を有する走行機構21をハンガーレール22
内に安定的に、しかも接触面積を広くとって収納してお
り、かつまた車輪の幅を広くすれば車軸支承フレーム2
7に作用する斜め方向の荷重にも更に充分に安定的な走
行性能を確保できるのである。それ故に牽引ロープの牽
引方向が如何なる方向であっても円滑に走行する案内軌
条装置が得られる。
殊に本実施例では、暗幕7を片持ち支持する状態を考慮
し車軸支承フレーム27における荷重分散の均衡を図る
目的で、車軸支承フレーム27中央部の矩形ブロック2
7aから一体的に垂直荷重用車輪29の一方を囲む枠体
状の支持アーム50が形成されており、この支持アーム
50の端部に取付金具14を取付けたのである。図では
枠体状の支持アーム50が水平に配置されているが、垂
直に配置しても同じである。ただ、垂直に配置した場合
には、走行機構21をハンガーレール22の長手方向一
端側に整列配置したときの収まりスペースを小さくする
ことができる。
なお、このハンガーレール22と走行機構21によれ
ば、ハンガーレール22と車輪28,29の接触面積が
広く、水平・垂直の各方向の荷重を負担できる構造なの
で、重量物や大構造物への適用が可能で、実施例のよう
な屋根構造物以外に扉の開閉にも有用である。
以上の本実施例にあっては、水平・垂直方向に直交する
二軸の各軸端に車輪28,29を具えるので、水平およ
び垂直方向の荷重に対応できる走行機構21が得られ
る。
この走行機構21の各車輪28,29を案内するハンガ
ーレール22は断面十字形の空洞状隘路26を有し、こ
の空洞状隘路26内の水平・垂直方向に車輪28,29
を走行させるので、車輪28,29とハンガーレール2
2との接触面積を広くとり、しかも軸方向に離隔相対向
する車輪間隔も広くできるので、走行機構21は水平お
よび垂直の各方向において常に安定した姿勢で走行でき
る。そのために、走行機構21が自走式ではなく、その
車輪32,33乃至車軸支承フレーム27の一端を外力
によって牽引するとしても、牽引方向を問わず、安定し
た走行状態を得る効果がある。
《効果》 以上詳しく述べたように、本考案の案内軌条装置によれ
ば、十字形のハンガーレールと車軸フレーム、並びにそ
の各端部に設けた車輪の構成によって、横方向および縦
方向に離れた一対の車輪が得られ、傾きに対して車輪自
体の傾斜角が小さく、膜体の安定した走行状態を得るこ
とができる。また、膜体を車軸支承フレームに片持ち状
態で支持させる構造に関して、膜体と車軸支承フレーム
の十字形交差部との間に、膜体を車軸支承フレームに支
持させる支持アームを設けたので、膜体の荷重は車軸支
承フレームの中央部に作用することとなって、従来のよ
うに荷重が偏って加わることを防止でき、各車輪に対す
る荷重配分を均等化することができて走行安定性をさら
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断端面図、第2図は走
行機構の斜視図、第3図は従来の案内軌条装置を示す縦
断端面図、第4図は屋根から直射日光を遮断する暗幕の
開閉に第3図の案内軌条装置を利用していることを示し
た斜視図である。 7…暗幕 22…ハンガーレール 26…空洞状隘路 27…車軸支承フレーム 27a…車軸支承フレームの矩形ブロック 28,29…車輪 50…支持アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行移動されて拡縮される膜体を片持ち支
    持しつつ案内するための案内軌条装置において、上記膜
    体の走行方向に沿って断面十字形の空洞状隘路が形成さ
    れたハンガーレールと、該ハンガーレール内に移動自在
    に設けられた十字形の車軸支承フレームと、該車軸支承
    フレームの各端部に回転自在に設けられ、上記ハンガー
    レールの空洞状隘路を走行する車輪と、上記膜体と上記
    車軸支承フレームの十字形交差部との間に設けられ、該
    膜体を該車軸支承フレームに支持させる支持アームと、
    を備えたことを特徴とする案内軌条装置。
JP1987099354U 1987-06-30 1987-06-30 案内軌条装置 Expired - Lifetime JPH0616113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987099354U JPH0616113Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 案内軌条装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987099354U JPH0616113Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 案内軌条装置

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JPS644795U JPS644795U (ja) 1989-01-12
JPH0616113Y2 true JPH0616113Y2 (ja) 1994-04-27

Family

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159172U (ja) * 1984-04-02 1985-10-23 株式会社 ニチベイ スライデイングウオ−ル用ランナ−

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JPS644795U (ja) 1989-01-12

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