JP2520102B2 - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JP2520102B2 JP59242675A JP24267584A JP2520102B2 JP 2520102 B2 JP2520102 B2 JP 2520102B2 JP 59242675 A JP59242675 A JP 59242675A JP 24267584 A JP24267584 A JP 24267584A JP 2520102 B2 JP2520102 B2 JP 2520102B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は組立ての自動化に対処できるように改善した
回路しや断器に関する。
〔発明の技術的背景〕
回路しや断器は、一般に固定及び可動の両接触子から
成る接触部と、可動接触子を接触及び開離させるための
操作機構と、過電流検出時に可動接触子が開離するよう
に操作機構を動作させるための電磁式引外し装置とを備
えている。
この回路しや断器には、組立に際し、可動接触子を操
作機構に組付けて両者を予めユニツトしておくタイプの
ものと、このようなユニツト化を行わず別個独立したも
のにしておくタイプのものとがある。
〔背景技術の問題点〕 ところが、いずれのタイプのものでも、第6図に示す
ように、可動接触子1と引外し装置のコイル2とは可撓
導体3によつて予め接続しておかねばならないため、ユ
ニツト化タイプのものでは回路しや断器のケースに操作
機構を組込む際には同時に引外し装置も組込まねばなら
ないこととなるが、そのとき操作機構と引外し装置とを
一定の位置関係に保ちつつケース内に挿入してゆかねば
ならず作業に熟練を要する。また、別個独立タイプのも
のでは、引外し装置と操作機構とを別々に組込めるの
で、上記ユニツト化タイプのものの欠点は生じないが、
可動接触子1は引外し装置に可撓導体3によつて連結さ
れているのみであるから可動接触子1を引外し装置に対
し一定の位置関係に保つことができないため、引外し装
置を回路しや断器のケース内に組込んだ後、可動接触子
1を正規の位置に保持した状態で操作機構を組込まねば
ならず作業性に劣るという問題があり、これが組立ての
自動化の要求が高い現況下においてその実現を阻む要因
になつていた。
〔発明の目的〕
本発明は、可動接触子を引外し装置に対し一定の位置
関係に保つことができ、組立てを容易に行い得、更には
組立ての自動化を達成できる回路しや断器を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の概要〕
電磁式引外し装置の磁路形成用の磁性部材に支持孔を
形成する一方、可動接触子の基端側に突部を形成してこ
の可動接触子の基端側を前記支持孔に突部による抜止め
状態に挿入支持すると共に、磁性部材の一端側に可動接
触子に対向する座部を形成してこの座部と可動接触子と
の間に開離用ばねを装着する構成とすることにより、引
外し装置と可動接触子と開離用ばねの三者を予めユニツ
ト化して可動接触子が引外し装置に対し一定の位置関係
に保たれるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図乃至第5図に基づいて
説明する。
第1図において、11は回路しや断器のケースで、プラ
スチツク等の絶縁材によつて形成された下ケース12及び
上ケース13から成る。14はケース11内に配設された回路
しや断用の接触部で、固定接触子15と可動接触子16とか
ら構成されている。固定接触子15は、下ケース12に固定
されており、ケース11内の一端側に接点15aを固着し、
ケース11外の他端側に電源側ケーブル(図示せず)を接
続するための端子部15bを形成している。また、可動接
触子16は、基端側たる右端側を後述のようにして電磁式
引外し装置17の磁性部材18に上下方向に回動可能に支持
し、先端側たる左端側には固定接触子15の接点15aに対
向する接点16aを固着している。19は圧縮コイルばねか
ら成る開離用ばねで、可動接触子16を常に開離方向たる
上方に付勢している。20は可動接触子16を押下げ操作す
るためのクロスバーで、下ケース12の内底部に突設され
た筒状部21内に上下動自在に嵌合支持されている。22は
操作機構で、第2図にも示すように、フレーム23に軸24
を介して回動可能に支持したハンドル25と、上端側をハ
ンドル25にピン26を介して連結した第1のリンク27と、
両端間の途中部位を第1のリンク27の下端側に連結ピン
28を介して連結した略L字形の第2のリンク29とから成
り、連結ピン28はフレーム23に形成した長孔30に挿入支
持され、また第1のリンク27は引張コイルばね31により
常時下方に付勢されている。32はフレーム23に軸33を介
して回動可能に支持されたキヤツチで、軸33の上下両側
にピン34及び35を有している。36は軸33に巻装されキヤ
ツチ32を常時時計回り方向に回動付勢するねじりコイル
ばねである。そして、第2のリンク29は、一端側をクロ
スバー20上端に当接させ、他端側をキヤツチ32のピン35
上に係止せしめている。
而して、電磁式引外し装置17は、第2図に示すよう
に、磁性材製の蓋37により密閉され板状の磁性部材18に
切起し形成した取付台部38に取着されたオイルダツシユ
ポツト39と、このオイルダツシユポツト39の上部位に巻
装した電磁コイル40と、一端側が磁性部材18に蓋37に対
向し他端側がキヤツチ32のピン34に対向するようにして
上下動可能に支持された可動鉄片41と、この可動鉄片41
と磁性部材18との間に掛け渡され可動鉄片41を蓋37から
離反する方向に回動付勢する引張コイルばね42とから構
成されている。尚、オイルダツシユポツト39内には、周
知のように、可動鉄心43、この可動鉄心43を下方に付勢
する圧縮コイルばね44及び制動油たるシリコンオイル45
が封入されている。
ここで、磁性部材18に対する前記可動接触子16の支持
構造につき説明する。即ち、磁性部材18には第3図に示
すように下方部に矩形状の支持孔46を形成すると共に、
下端部分を略直角に接曲して座部47を形成し、この座部
47に突片47aを切起し形成している。一方、可動接触子1
6には、基端側にこの基端部分を支持孔46より幅広にす
べく突部16bを形成すると共に、途中部位の下面に円形
の突起16cを膨出形成している。そして、可動接触子16
の基端側を第2図及び第4図に示すように支持孔46に挿
入して突部16bによる抜止め状態に支持すると共に、前
記開離用ばね19の下端部を突片47aに嵌合するようにし
て座部47に取着し上端部を突起16cに嵌合するようにし
て可動接触子16に取着している。このような支持構造の
可動接触子16は電磁式引外し装置17の組立て時に磁性部
材18に組込まれるものであり、これを第3図及び第4図
を参照して説明する。まず、電磁コイル40の一端部に負
荷側ケーブル(図示せず)を接続するための端子48をろ
う付けし、他端部を可撓導体49を介して可動接触子16に
ろう付けにより接続する。次に磁気コイル40をオイルダ
ツシユポツト39に装着し、このオイルダツシユポツト39
を磁性部材18の取付台部38に形成された孔50に挿入して
はんだにより固着する。次いで、引張コイルばね42の一
端を引掛けた可動鉄片41の溝41aを磁性部材18上端に形
成された切欠部51の両側縁に嵌込んで可動鉄片41を回動
可能に取付けると共に、引張コイルばね42の他端を磁性
部材18の支持孔46上部に連続的に形成された円弧状切欠
部46aに引掛ける。そして、最後に可動接触子16を支持
孔46内に挿入し、次いで可動接触子16と座部47との間に
開離用ばね19を装着する。以上により第4図に示すよう
に可動接触子16を組込んだ電磁式引外し装置17が組立て
られる。この場合、開離用ばね19は可動接触子16を上方
に付勢すると同時に支持孔46から左方に抜き出すような
力をも及ぼすが、可動接触子16には支持孔46より幅広な
突部16bが設けられているため、支持孔46から抜出るこ
とはなく、第4図に示す支持状態に保持される。
このように可動接触子16と引外し装置17と開離用ばね
19の三者をユニツト化して可動接触子16を引外し装置17
に対し一定の位置関係に保つことができるので、引外し
装置17をケース11内に組込む作業及びその後クロスバー
20,操作機構22をケース11内に組込む作業を容易に行う
ことができ、自動組立機の導入も可能となる。
次にこの回路しや断器の作用を説明する。第1図及び
第2図は両接点15a及び16aが接触したオン状態の場合を
示している。このオン状態では固定接触子15,可動接触
子16及び電磁コイル40を介して負荷に給電されているた
め、電磁コイル40は励磁され、第2図に一点鎖線で示す
ように磁性部材18を通る磁路が形成されている。さて、
このオン状態において回路に過電流が流れると、電磁コ
イル40の磁気力が強くなるため、可動鉄心43が第5図に
示すように圧縮コイルばね44のばね力に抗して上方に移
動すると共に、可動鉄片41が引張コイルばね42のばね力
に抗して時計回り方向に回動し蓋37に吸着される。可動
鉄片41はその回動によりキヤツチ32のピン34に当接して
これをねじりコイルばね36のばね力に抗して反時計回り
方向に回動せしめる。すると、キヤツチ32のピン35によ
る第2のリンク29の係止が外れるため、可動接触子16が
開離用ばね19のばね力によりクロスバー20を押上げつつ
上方に回動し、第5図に示すように接点16aが接点15aか
ら開離したトリツプ状態となる。このとき同時にハンド
ル25も引張コイルばね31のばね力により若干時計回り方
向に回動して第5図に示すトリツプ位置に至る。このト
リツプ状態から第1図及び第2図に示すオン状態に戻す
には、ハンドル25をまず時計回り方向に回動操作し、次
いで反時計回り方向に回動操作する。即ち第5図のトリ
ツプ状態からハンドル25を時計回り方向に回動操作する
と、第1のリンク27は引上げられるため、第2のリンク
29が元位置に復帰しているキヤツチ32のピン35を押しの
けるようにしてピン35を通過し、これにて第2のリンク
29がピン35に再係止される。そして、次にハンドル25を
反時計回り方向に回動操作すると、第1のリンク27が押
下げられるため、第2のリンク29がクロスバー20を押下
げて可動接触子16を下方に回動せしめ接点16aを接点15a
に接触させる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、電磁式引外し装置と可
動接触子と開離用ばねとを予めユニツト化して可動接触
子が引外し装置に対し一定の位置関係に保たれるように
することができ、組立て作業が容易であると共に組立て
の自動化も容易に達成できるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
回路しや断器全体の縦断面図、第2図は要部の縦断面
図、第3図は主要部の分解斜視図、第4図は電磁式引外
し装置の側面図、第5図は第2図と異なる状態で示す要
部の縦断面図であり、第6図は従来の電磁式引外し装置
と可動接触子の関係を示す側面図である。 図中、11はケース、15は固定接触子、15aは接点、16は
可動接触子、16aは接点、16bは突部、17は電磁式引外し
装置、18は磁性部材、22は操作機構、32はキヤツチ、39
はオイルダツシユポツト、40は電磁コイル、41は可動鉄
片、46は支持孔、47は座部、49は可撓導体である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に接点を有した固定接触子と、この
    固定接触子に対向する接点を先端側に有した可動接触子
    と、この可動接触子を前記固定接触子から開離する方向
    に付勢する開離用ばねと、前記可動接触子を固定接触子
    に対して接触及び開離させるための操作機構と、過電流
    検出時に前記可動接触子が固定接触子から開離するよう
    に前記操作機構を動作させるための電磁式引外し装置と
    を備えた回路しや断器において、前記引外し装置の磁路
    形成用の磁性部材に支持孔を形成する一方、前記可動接
    触子の基端側に突部を形成してこの可動接触子の基端側
    を前記支持孔に突部による抜止め状態に挿入支持すると
    共に、磁性部材の一端側に可動接触子に対向する座部を
    形成してこの座部と可動接触子との間に前記開離用ばね
    を装着したことを特徴とする回路しや断器。
JP59242675A 1984-11-16 1984-11-16 回路しや断器 Expired - Lifetime JP2520102B2 (ja)

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