JPH0743920Y2 - 押ボタン操作式回路遮断器 - Google Patents

押ボタン操作式回路遮断器

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JPH0743920Y2
JPH0743920Y2 JP1986022706U JP2270686U JPH0743920Y2 JP H0743920 Y2 JPH0743920 Y2 JP H0743920Y2 JP 1986022706 U JP1986022706 U JP 1986022706U JP 2270686 U JP2270686 U JP 2270686U JP H0743920 Y2 JPH0743920 Y2 JP H0743920Y2
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JP1986022706U
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JPS62135335U (ja
Inventor
嗣郎 犬飼
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は回路遮断器であって、接点を接続させるための
操作を押ボタン式にしたタイプに関し、操作に要する力
を自在に設計でき、かつ遊びが少なく、円滑な操作が可
能な回路遮断器を提案するものである。
また本考案は従来一般的な回転スイッチ式の回路遮断器
と大部分の部品を共通にして、最小限の部品を変えるだ
けで押ボタン式としたり回転スイッチ式とすることので
きる押ボタン操作式回路遮断器を提供するものである。
(従来の技術) 従来の回路遮断器は回転スイッチ式のタイプが大部分で
ある。この回路遮断器を例えばモータブレーカのように
頻繁に操作して利用するような場合を考慮して、接点の
入切操作を簡便化することを目的として押ボタン操作式
回路遮断器が提案されている。
押ボタン操作式回路遮断器は例えば実公昭51−37973号
公報などに開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の押ボタン操作式回路遮断器は実用上操作の円滑性
に欠け、接点投入力が比較的大きなものである。
また従来の押ボタン操作式回路遮断器の設計は回転スイ
ッチ式のタイプとは無関係に行なわれており、使用する
部品が大きく異なっている。このため部品の種類が増加
し、製造、保管、在庫管理等が非能率となり、製造コス
トの低減を妨げている。
そこで本考案では、操作の円滑性を確保し、接点投入力
を自在に設定でき、かつ回転スイッチ式のタイプと大部
分の部品(少なくても接点をオフさせる為の部品)を共
通とする押ボタン操作式回路遮断器を提供することを課
題とする。
(問題点を解決するための手段) 上記課題は以下の押ボタン操作式回路遮断器で実現され
る。
回路遮断器のカバー(60)に設けられた貫通口(78)に
スライド可能な押ボタン(2)と、前記押ボタンの下部
で押ボタンのスライド方向と直交方向に伸びる第1のピ
ン(6)と、前記第1のピンに各々垂直で遮断器の本体
に固定された左右一対のフレーム(18)と、前記フレー
ムに設けられ前記第1のピンと係合してその移動を案内
する前記押ボタンのスライド方向に伸びる第1の長孔
(4)と、前記第1のピンに枢支連結する第1のリンク
(10)と、前記第1のリンクの他端で前記第1のピンと
平行方向に伸びる第2のピン(12)と、前記フレームに
前記第1の長孔側から斜め下方に伸びるように設けられ
前記第2のピンと係合してその移動を案内する第2の長
孔(14)と、前記第2のピンに一端が枢支連結する第2
のリンク(20)と、その第2のリンク(20)の他端に枢
支連結する第3のリンク(41)と、その第3のリンク
(41)の他端に設けられたクロスバー(44)の移動を案
内する前記フレーム(18)に設けられた長孔(42)と、
前記クロスバー(44)の移動に追随して移動する可動接
点(38)と、前記第2のリンク(20)と第3のリンク
(41)の連結点に枢支連結する第4のリンク(28b)
と、その第4のリンク(28b)の他端に設けられた第3
のピン(28c)とを有し、その第3のピン(28c)の位置
が非トリップ時とトリップ時とで切換えられるものであ
る。
(作用) 上記構成の押ボタン操作式回路遮断器は以下の様に作動
する。
押ボタン(2)を挿入することにより、第1のピン
(6)が移動し、この動きは第1のリンク(10)を介し
て第2のピン(12)を移動させる。第2のピンの移動に
より、リンク機構の他の一端(44)が移動し、これに追
随して可動接点(38)が移動する。ここで可動接点(3
8)は固定接点(40)に接触する。回路遮断器に過負荷
電流あるいは短絡電流が流れるなどの異常時にはトリッ
プ機構のストッパが外れ、これにより可動接点に連接す
るリンク機構の一端(44)が移動し、可動接点(38)は
固定接点と離れる。
接点の投入力は押ボタン(2)のストロークに依存し、
これは第1の長孔(4)と第2の長孔(14)で形成され
る角度を調節することにより自在に設定できる。
また第1の長孔(4)は押ボタンのスライド方向に沿っ
て設けられていることから、押ボタンの挿入に無理がな
く、操作が円滑になされる。
(実施例) 次に図面を参照して本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案を具体化した回路遮断器の一例であり、
そのオフ状態を示す。回路遮断器のカバー60の上面には
貫通口78が開けられ、そこに押ボタン2が挿入されてい
る。押ボタン2の下端には第1のピン6が紙面に垂直に
伸びている。遮断器の内部には一対のフレーム18が固定
されている。各フレームは紙面に平行であり、第1のピ
ン6に垂直である。このフレームには垂直に長孔4が開
けられており、これに第1のピンが係合している。押ボ
タンはこの長孔4と貫通口78に案内されて垂直方向に移
動可能である。フレーム間に渡されたピン16を中心とし
て常時反時計方向に付勢されるばね8により、押ボタン
2は常時上方に付勢されている。第1のピン6には第1
のリンク10が枢支連結されている。リンク10の反対端部
には第2のピン12が紙面に垂直に伸びている。第2のピ
ンはフレーム18に傾斜して設けられた第2の長孔14に係
合している。第2のピン12には第2のリンク20が枢支連
結されている。第2のリンク20の他端には連結ピン28a
が紙面に垂直に伸び、これに第3のリンク41が枢支連結
されている。第3のリンクの他端にはクロスバー44が紙
面に垂直に伸び、クロスバー44はフレーム18に設けられ
た長孔42内を移動可能になっている。クロスバー44の下
側には可動接片48が配されている。可動接片48は常時上
方にばね46で付勢され、クロスバーに下から当接してい
る。可動接片の一端には可動接点38が設けられており、
他端側には電線53が接続されている。第1のピン6が第
1の長孔4の上端に位置した状態では可動接点38は固定
接点40から離れている。
連結ピン28aには第3のリンク41以外に第4のリンク28b
が連結されている。第4のリンク28bの他端には第3の
ピン28cが紙面に垂直に伸びている。本実施例では1本
の針金がコ字形状に曲げられ、中央の1辺が第4のリン
ク28bとして利用され、その両側の2辺がそれぞれ連結
ピン28a、第3のピン28cとして利用されている。この第
3のピン28cには爪22が枢支連結されている。爪22はフ
レーム間に渡されたピン32を中心に回転可能である。第
3のピン28cはフレーム18に設けられた円弧状の穴24を
貫通し、穴24内で位置を変えることが可能である。
爪22は第1図の状態ではフック片52に設けられたストッ
パピン76に係合して第3のピン28cを円弧状の穴24内で
図示右側に位置させる。フック片52はフレーム間に差し
渡されたピン74を中心として回転可能である。常時はば
ね72により反時計方向に付勢されている。
フック片の右側にはL字状の鉄片64が配置されている。
この鉄片64はばね62にひっぱられて図示の状態に安定し
ている。
次にこの回路遮断器がオン状態にセットされた状態を第
3図を参照して説明する。
押ボタン2を下方に押し下げると、第1のピン6が第1
の長孔4に案内されて下方に移動する。この移動は第1
のリンク10を介して第2のピン12に伝達され、第2のピ
ン12は第2の長孔14に案内されて左側に移動する。
連結ピン28aは円弧状の穴24の右端に位置している第3
のピン28cから所定の間隔(第4のリンク28bの長さ)に
保たれるから(なぜなら爪22がストッパピン76に係合し
て反時計方向に回転することが禁じられているから)、
この状態で第2のピンが上記したように移動すると第3
のリンク41の他端に存在するクロスバー44は長孔42に案
内されて下端に押しさげられる。このため可動接片48は
ばね46の力に抗して下方へ移動し、可動接点38と固定接
点40が接触する。この状態で端子36と56間は電線53,54
等を介して接続される。
つぎに接点を切り放した直後のトリップ状態を第2図を
参照して説明する。
回路遮断器に過負荷電流ないしは短絡電流が流れると、
コイル58の吸引力が増大し、鉄片64がばね62の力に抗し
て図示のように回転する。あるいはオフ用押ボタン70
(これは常時はばね68で上方に付勢されている)を押し
下げた場合にも、鉄片64は部材66で押されて図示の状態
に回転する。
鉄片64が回転すると図示のようにフック片52がばね72の
力に抗してピン74を中心として時計方向に回転し、この
状態では爪22とストッパピン76の係合がはずれる。スト
ッパピン76の係合が外れるとクロスバー44はばね46の力
を可動接片48を介して受けているから長孔42内を上方に
向けて移動する。このとき可動接点38が固定接点40から
はずれ回路が遮断される。この状態では爪22が図示のよ
うに反時計方向に回転し、第3のピン28cは円弧状の穴2
4内を図示左方に移動し、連結ピン28aも左へ移動する。
この場合、リンク20,41は図示の姿勢となる。すなわち
トリップは押ボタン2がなんらかの理由で押し込まれた
ままでも可能になっている。
トリップしたあと押ボタン2はばね8によって上昇し、
これに伴い第2のピン12は第2の長孔14に案内されて図
示ななめ上方に移動する。さらに連結ピン28aも右に移
動し第3のピン28cが円弧状の穴24内を右に移動する。
このときばね72の力に抗してフック片72を時計方向に回
転させ、爪22がストッパピン76に係合する。以上により
第1図のオフ状態に復帰する。なお図示34はアークの消
滅用の部材である。
本回路遮断器の接点投入に要する力は押ボタン2のスト
ロークに依存する。そしてストロークは第2の長孔14を
設ける角度によって調整される。第2の長孔を水平に近
ずければストロークが大きくなり投入力は低減される。
また第1の長孔4が押ボタン2の垂直下方に設けられ、
第1のピン6はこの長孔4に案内されて移動し、第1の
ピン6が常時押ボタン2の挿入に要する力の作用線上に
あるため、押ボタン2の挿入時に押ボタンがこじられる
ことがなく、挿入作動が円滑になされる。
第4図は上記実施例に対応する回転スイッチ式タイプの
回路遮断器である。
このタイプでは押ボタン2に代ってピン80を中心に回転
可能なレバー82によって操作される。このタイプでは実
施例の第2のリンク20よりも下方の部品とその配置構造
は全く同一である。実施例の第2のピン12に相当するピ
ン12Bはレバー82の一端に枢支されている。
オフ状態からオン状態への作動、オン状態からトリップ
状態への作動、トリップ状態からオフ状態への作動の様
子は連結ピン28aから押ボタン2ないしはレバー82まで
の間の作動を除いて全く同一である。
本実施例では回路を人為的に遮断する場合にも押ボタン
70を押すだけでよく、しかもこのとき異常状態の発生に
よって強制的に遮断する場合に回転する鉄片64を直接回
転させる構造になっている。このため構造が簡単で、回
路遮断のために用いられる部品は押しボタン式と回転ス
イッチ式を問わず共通に利用できる。
(効果) 本考案により、操作に要する力を自在に設計でき、かつ
遊びが少なく、円滑な操作が可能な押ボタン操作式回路
遮断器が実現される。
これによりモータブレーカとして利用する場合等頻繁に
操作する場合の使い勝手が向上している。
また本考案は従来一般的な回転スイッチ式の回路遮断器
と大部分の部品を共通に利用でき、最小限の部品を変え
るだけで押ボタンタイプとしたり回転スイッチ式とする
ことができるものである。
これにより、部品の種類の増加を防ぐことができ、製造
コストが低減でき、在庫管理等も容易となり、最終的に
は回路遮断器自体の製造コストを低下させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の回路遮断器のオフ状態の中央断面図を
示し、第2図はトリップ状態の中央断面図、第3図はオ
ン状態の中央断面図を示している。第4図は回転スイッ
チ式タイプの回路遮断器の中央断面図を示すものであ
る。 2……押ボタン、4……第1長孔 6……第1ピン、10……第1リンク 12……第2ピン、14……第2長孔 18……フレーム、28c……第3ピン 38……可動接点 44……リンク機構で可動接点に連接する一端 76……ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路遮断器のカバー(60)に設けられた貫
    通口(78)にスライド可能な押ボタン(2)と、前記押
    ボタンの下部で押ボタンのスライド方向と直交方向に伸
    びる第1のピン(6)と、前記第1のピンに各々垂直で
    遮断器の本体に固定された左右一対のフレーム(18)
    と、前記フレームに設けられ前記第1のピンと係合して
    その移動を案内する前記押ボタンのスライド方向に伸び
    る第1の長孔(4)と、前記第1のピンに枢支連結する
    第1のリンク(10)と、前記第1のリンクの他端で前記
    第1のピンと平行方向に伸びる第2のピン(12)と、前
    記フレームに前記第1の長孔側から斜め下方に伸びるよ
    うに設けられ前記第2のピンと係合してその移動を案内
    する第2の長孔(14)と、前記第2のピンに一端が枢支
    連結する第2のリンク(20)と、その第2のリンク(2
    0)の他端に枢支連結する第3のリンク(41)と、その
    第3のリンク(41)の他端に設けられたクロスバー(4
    4)の移動を案内する前記フレーム(18)に設けられた
    長孔(42)と、前記クロスバー(44)の移動に追随して
    移動する可動接点(38)と、前記第2のリンク(20)と
    第3のリンク(41)の連結点に枢支連結する第4のリン
    ク(28b)と、その第4のリンク(28b)の他端に設けら
    れた第3のピン(28c)とを有し、その第3のピン(28
    c)の位置が非トリップ時とトリップ時とで切換えられ
    る押ボタン操作式回路遮断器。
JP1986022706U 1986-02-19 1986-02-19 押ボタン操作式回路遮断器 Expired - Lifetime JPH0743920Y2 (ja)

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JPS62135335U JPS62135335U (ja) 1987-08-26
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ID=30820342

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JP1986022706U Expired - Lifetime JPH0743920Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19 押ボタン操作式回路遮断器

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JPS5137973Y2 (ja) * 1971-08-07 1976-09-17
JPS6139440Y2 (ja) * 1979-07-27 1986-11-12
US4323868A (en) * 1980-10-17 1982-04-06 North American Philips Controls Corp. Setting mechanism for snap action circuit breaker

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JPS62135335U (ja) 1987-08-26

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