JP3335100B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3335100B2 JP08139497A JP8139497A JP3335100B2 JP 3335100 B2 JP3335100 B2 JP 3335100B2 JP 08139497 A JP08139497 A JP 08139497A JP 8139497 A JP8139497 A JP 8139497A JP 3335100 B2 JP3335100 B2 JP 3335100B2
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満 富田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路遮断器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の回路遮断器では、特開平
5−2982号公報に記載されているように、ボディ1
1に固定された固定接点21に対して離接する可動接点
22を備えた可動接触子25に接続線56を介して電磁
引外素子5を接続している(図13参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の接続線56は
可撓性を有してはいるが比較的太いものを曲げて収納す
るから、スプリングバックによる比較的大きい力が作用
する。しかして、従来構成では、電磁引外素子5からの
接続線56を器体1の底に一旦つけた後に可動接触子2
5に接続しているものであるから、接続線56のスプリ
ングバックによって可動接触子25の回転中心の回りに
作用する力は、可動接点22を固定接点21から引き離
す向きに作用することになり、接点圧を弱めて可動接点
22と固定接点21との接触信頼性が低下するという問
題を有している。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、接続線により可動接触子に作用する
力の作用方向が接点部の接点圧を高める方向となるよう
にして接点部の接触信頼性を向上させた回路遮断器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器体
に固定された固定接点および固定接点に離接する可動接
点とにより構成された接点部と、器体に対して回動自在
となるように軸支されたクロスバーと、クロスバーに対
して中間部が軸支され一端部に可動接点を備える可動接
触子と、接点部を通る電路に挿入され過大電流の通過を
検出する過大電流検出装置と、過大電流検出装置により
過大電流が検出されると接点部を開極させるようにクロ
スバーを回転させる遮断開閉機構と、過大電流検出装置
と可動接触子の他端部とを接続する接続線とを備え、接
点部の閉極状態で接続線の引張力が可動接触子のクロス
バーに対する軸支部の周りで可動接点を固定接点に接触
させる向きに作用するように接続線が配置され、接点部
の閉極状態で接続線に当接することにより可動接触子か
らの接続線の引出方向を規制する当接部が器体内に設け
られているものである。この構成によれば、接点部の閉
極状態において接続線の引張力が接点部の接点圧を高め
る向きに作用するから、接点部の接触状態をより安定さ
せることができ、接触抵抗の増加を防止することができ
る。
【0006】しかも、接点部の閉極状態で接続線に当接
することにより可動接触子からの接続線の引出方向を規
制する当接部が器体内に設けられ、接続線を当接部によ
り支持することで接続線の可動接触子への配線向きを規
制することができるから、接点部の接触圧をより一層安
定的に作用させることができる。
【0007】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、複数極の接点部を器体内に備え、各接点部を通過す
る電流の不平衡を検出すると遮断開閉機構を作動させて
接点部を開極させる漏電検出装置を備え、漏電検出装置
は、各極の接続線が挿通され不平衡電流を検出する零相
変流器と、零相変流器により検出された電流に基づいて
漏電の有無を判別する回路部を実装したプリント基板と
を備え、器体は底板の一部が開放されたボディと、ボデ
ィの底面に覆着された裏蓋とを備え、ボディの底板と裏
蓋との間にプリント基板を収納する収納空間が形成さ
れ、ボディにおいて底板の形成されていない部位に零相
変流器が配設され、前記当接部は底板における零相変流
器側の端部に形成されているものである。この構成によ
れば、接続線が挿通された零相変流器はボディにおいて
底板の形成されていない部位に収納し、プリント基板は
ボディにおいて底板のある部位に配置するから、プリン
ト基板と零相変流器とをボディの深さ方向に配列する場
合よりもボディの厚みを小さくすることができて器体の
小型化につながり、しかも当接部を底板の端部に形成す
ることにより、零相変流器を通った接続線を当接部に容
易に当接させることができる。また、裏蓋を設けている
ことにより、裏蓋を外した状態でプリント基板や零相変
流器の器体への組み込み作業が行なえるから、組み込み
作業が容易になる。
【0008】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、前記当接部付近における前記底板の裏蓋との対向面
は、底板の端縁に近い部位ほど裏蓋から離れる向きに傾
斜する傾斜面を形成し、零相変流器からの第2の接続線
のプリント基板への接続部位が前記傾斜面に対応する部
位に位置するようにプリント基板が配置されるものであ
る。この構成によれば、底板の他の部位よりも裏蓋から
の距離が大きい当接部の近傍で底板に傾斜面を形成して
裏蓋との間に比較的広い空間を形成しているのであっ
て、この部位において零相変流器からの第2の接続線と
プリント基板との接続部位を収納するから、第2の接続
線とプリント基板との接続部位の収納スペースを確保す
ることができ、プリント基板を底板と裏蓋との間に収納
したときに前記接続部位に無理な力が作用して第2の接
続線がプリント基板から外れたりすることがなく、しか
も当接部を形成している部位の近傍で傾斜面を形成して
いるだけであるから、器体の寸法が増加することもな
い。
【0009】請求項の発明は、請求項2または請求項
の発明において、裏蓋における底板の端縁付近に対向
する部位に、プリント基板の一面に当接するリブが突設
されたものである。この構成によれば、プリント基板の
半田面あるいは部品実装面における突出部分がリブに引
っ掛かることによって裏蓋に対するプリント基板の位置
ずれを防止することができ、プリント基板が接続線に接
触しないように距離を保つことができ、結果的にプリン
ト基板を接続線から絶縁することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態の回路遮断器は、3極
の接点部を単一の遮断開閉機構3によって開閉するもの
である。図2に示すように、回路遮断器の器体1は、図
2における上下両面が開放されたボディ11と、ボディ
11の下面側の開口部分に覆着される裏蓋12と、ボデ
ィ11の上面側の開口部分に覆着されるカバー13とか
らなる。ボディ11は一対の側壁14の両端部間をそれ
ぞれ端子台15,16により結合した形状に形成されて
いる。図9に示すように、両端子台15,16の間の部
位の一部には裏蓋12との間に後述するプリント基板6
2を収納する収納空間63を形成するように底板17が
形成され、残りの部分は上下に貫通している。
【0011】ボディ11には、側壁14と略平行になる
ように底板17に立設され各極毎に区分けする2枚の隔
壁18が連続一体に形成され、さらに、隔壁18と組み
合わせることにより絶縁壁を形成してボディ11の内部
空間を各極毎に区分けする補助隔壁部材19が配設され
る。隔壁18と補助隔壁部材19との一部は上下に重な
り合うものであり、図3に示すように、隔壁18と補助
隔壁部材19とにより端子台15,16の間にほぼ連続
した絶縁壁を形成する。
【0012】ところで、補助隔壁部材19は、略平行な
一対の仕切片19aの中間部間を連結片19bにより連
続一体に結合し、両仕切片19aの一端部間を補強片1
9cにより連続一体に結合した形状に形成される。ま
た、各仕切片19aの一端面には一方の端子台16に形
成された一対の嵌合溝16aにそれぞれ嵌合する嵌合突
起19dが突設されている。補強片19cは嵌合突起1
9dの近傍で仕切片19aから上方に突出する形に形成
される。また、各仕切片19aにおいて隔壁18の上に
載置される部位は補強片19cからもっとも遠い部位に
形成された突片19eであって、隔壁18には突片19
eに噛合する切欠18aが形成されている。連結片19
bと突片19eとの間の部位における仕切片19aの下
部には下向きに開放された半円形のガイド溝19fが形
成されている。隔壁18の一部はガイド溝19fの下方
に離間して対向する。連結片19bおよび突片19eに
は遮断開閉機構3を受けるための受け溝19g,19h
が形成されているが、これらについては後述する。
【0013】ボディ11に形成した各端子台15,16
にはそれぞれ端子ねじ23a,24aを有した端子2
3,24が取り付けられる。図4に示すように、一方の
端子23は接点部を構成する固定接点21を備え、他方
の端子24は過大電流検出装置としての電磁引外素子5
を介して可動接触子25に接続される。可動接触子25
には固定接点21とともに接点部を構成する可動接点2
2が設けられる。可動接触子25は、隔壁18および補
助隔壁部材19により区分けされた3つの区画に跨がっ
て配置されるクロスバー4に保持され、クロスバー4に
おいて各区画に跨がる部位には図9に示すように断面円
形に形成された軸部41が形成される。
【0014】軸部41は隔壁18の上面に形成された第
1の軸受半部である四分の一円状の軸受面18bに載置
され、また補助隔壁部材19に形成した第2の軸受半部
であるガイド溝19fにより位置保持される。ここに、
クロスバー4の軸部41を挟む軸受部を形成している軸
受面18bとガイド溝19fとの間には隙間があり、ボ
ディ11と補助隔壁部材19との寸法誤差はこの隙間に
より吸収される。また、軸受面18bはボディ11の底
板17からの隔壁18の立ち上がり縁に連続するように
形成され、立ち上がり縁側がもっとも下に位置し、立ち
上がり縁から離れるに従って上に位置するように形成さ
れている。軸受面18bをこのような形状に形成してい
ることにより、補助隔壁部材19をボディ11から外し
た状態ではボディ11の底部側がより開放された形にな
り、後述する漏電検出装置6の組み込み作業が容易にな
る。
【0015】クロスバー4は、図5に示すように、各極
の可動接触子25をそれぞれ保持する保持部42と、保
持部42間を連結する上述の軸部41とを備える。各保
持部42は、図6に示すように、一対の側板42aの間
をばね受け片42bと橋絡片42cとにより連続一体に
結合したものであって、ばね受け片42bと橋絡片42
cとは互いに離れて設けられる。可動接触子25は保持
部42の側板42a間でばね受け片42bと橋絡片42
cとの間に挿通されるのであって、可動接点22側を前
方と定義すれば、保持部42は下面から後面に跨がる部
位が開放され、また上面から前面に跨がる部位が開放さ
れることになる。言い換えると、上後部にばね受け片4
2bが形成され、下前部に橋絡片42cが形成されてい
る。各側板42aの内側面には可動接触子25の中間部
両側面に突設した軸ピン25aを受ける軸受溝42dが
形成されている。可動接触子25の上後部にはばね受け
舌片25bが突設され、ばね受け舌片25bの両側面に
はばね受けピン25cが突設されている。しかして、ば
ね受け片42bに突設したばね座42eとばね受け舌片
25b(ばね受けピン25c)との間に圧縮ばねとして
のコイルスプリングよりなる接点圧ばね43が保持され
る。このようにクロスバー4の保持部42の下面の大部
分が開放されていることにより、可動接触子25および
接点圧ばね43をクロスバー4の保持部42に組み込む
作業が容易になる。しかも、接点圧ばね43が圧縮ばね
であるから、引張ばねに比較すると組み込み作業が容易
になるものである。
【0016】遮断開閉機構3は、フレーム30に対して
起倒自在に取り付けたハンドル31を備え、複数個のリ
ンクやばねをフレーム30に保持することにより、ハン
ドル31と電磁引外素子5と可動接触子25とを関連付
けて動作させるものである。この種の機構は、基本的に
は可動接点22を固定接点21に接触させた状態でばね
力により可動接点22を固定接点21に向かって付勢
し、電磁引外素子5の動作またはハンドル31の操作に
より、リンクおよびばねの平衡状態を崩壊させて、可動
接点22が固定接点21から離れる向きにばね力を作用
させるようにして接点部を急速に開極させるものであ
る。この種の遮断開閉機構3は各種構成のものが知られ
ているが、本発明では遮断開閉機構3そのものの構成は
問わないからとくに説明はしない。
【0017】遮断開閉機構3は、補助隔壁部材19とカ
バー13との間にフレーム30が挟持されることにより
器体1内に固定される。フレーム30の一端部には両側
方に一対の取付舌片30aが突設され、補助隔壁部材1
9の連結片19bに形成した受け溝19gに取付舌片3
0aが嵌合する。ここにおいて、取付舌片30aと受け
溝19gとの結合強度を高めるために、補助隔壁部材1
9の両仕切片19aには連結片19bとの間に取付舌片
30aを挟持する保持片19iが突設されている。この
ように、受け溝19gにより遮断開閉機構3を補助隔壁
部材19に結合する結合部が形成される。また、遮断開
閉機構3を構成するリンクをフレーム30に軸支する軸
ピン30bのうちの1本はフレーム30の両側面から突
出しており、この軸ピン30bは補隔壁部材19の受け
溝19hに載置される。ここに、遮断開閉機構3の取付
舌片30aを連結片19bの近傍に設けた受け溝19g
に嵌合させていることにより、遮断開閉機構3の作動時
に衝撃力が発生しても補助隔壁部材19に撓みが生じる
ことがなく、遮断開閉機構3が補助隔壁部材19から外
れるのを防止することができる。補助隔壁部材19は耐
衝撃性合成樹脂(一般には熱可塑性合成樹脂)により形
成されている。つまり、器体1を形成する熱硬化性合成
樹脂は耐トラッキング性や耐熱性に優れているものであ
るが、衝撃力を受けると欠けや割れを生じることがある
から、遮断開閉機構3からの衝撃力を受ける補助隔壁部
材19として耐衝撃性合成樹脂を用いることで、欠けや
割れを防止しているのである。
【0018】遮断開閉機構3は、作動時にクロスバー4
を回転させるように遮断開閉機構3に設けた1つのリン
ク32(図1参照)が中央の1極の可動接触子25に設
けた軸ピン25aに結合されている。遮断開閉機構3の
動作によりリンク32が軸ピン25aを下方に押圧して
いるときには可動接点22が固定接点21に接触し、リ
ンク32から軸ピン25aへの押圧力が解除されると可
動接点22を固定接点21から引き離す向きにクロスバ
ー4が回転する。このように、1極の可動接触子25の
可動接点22が固定接点21に離接すると、クロスバー
4が回転するから、他極の可動接触子25も連動して可
動接点22を固定接点21に対し離接させるのである。
ここに、補助隔壁部材19は遮断開閉機構3とクロスバ
ー4との間に挟持されることにより、組み込み時には遮
断開閉機構3とクロスバー4と補助隔壁部材19とを一
つのブロックとして扱うことができるようになってい
る。したがって、組立作業が容易になるものである。
【0019】電磁引外素子5は、コイル51の巻装され
たオイルダッシュポット52を備え、オイルダッシュポ
ット52の一端部に磁気結合された略L字形のヨーク5
3に揺動自在に取り付けたアマチュア54を、コイルス
プリングよりなる復帰ばね55によりオイルダッシュポ
ット52の他端部から離れる向きに付勢する構成を有し
たものである。オイルダッシュポット52は、筒状体の
内部に固定された第1の磁性体と、筒状体の内部で長手
方向に移動自在な第2の磁性体とを有し、筒状体の内部
に封入した粘度の比較的大きい流体(つまりオイル)に
より第2の磁性体の移動に抵抗を与えるようにしたもの
である。第2の磁性体は常時はヨーク53よりも下方に
位置するようにばねで付勢されており、コイル51に流
れる電流が大きくなると第1の磁性体に近づくように移
動して、ヨーク53を通る磁束を増加させる。
【0020】したがって、第2の磁性体が第1の磁性体
に十分に近づくとアマチュア54がオイルダッシュポッ
ト52に吸引されることになる。ここで、上述のように
第2の磁性体の移動に抵抗を与えることによって、コイ
ル51に流れる電流が定格の数倍程度であれば、アマチ
ュア54が吸引される位置まで第2の磁性体が移動する
のに要する時間分だけ応答が遅れるようにして比較的大
きな電流が短時間だけ流れてもアマチュア54が吸引さ
れないようにしてある。また、短絡電流のような大電流
がコイル51を通過したときには第2の磁性体の移動に
かかわりなくアマチュア54が瞬時に吸引されるように
なっている。定格電流ではアマチュア54が吸引される
程度まで第2の磁性体が移動しないように設計するのは
もちろんのことである。
【0021】コイル51の一端部は端子24に接続さ
れ、他端部には可撓性を有するとともに絶縁被覆が施さ
れた接続線56が接続されている。接続線56の芯線に
は編組線または撚り線が用いられる。3極の各端子24
に接続した3個の電磁引外素子5に接続された接続線5
6は、後述する零相変流器60を構成する円環状の1個
のコア61にまとめて挿通された後に各極の可動接触子
25に接続される。可動接触子25と接続線56との接
続位置は可動接触子25に設けた軸ピン25aを挟んで
可動接点22とは反対側の一端部になる。各接続線56
は電磁引外素子5から可動接触子25に向かって、コア
61の外周を一旦回った後にコア61を下から上に通り
抜け、可動接触子25に対して上方から接続されるよう
に組み込んである(図9参照)。
【0022】上述の説明から明らかなように、各極の両
端子23,24の間には電磁引外素子5と可動接点22
および固定接点21とからなる接点部を含む電路が形成
される。ところで、零相変流器60の出力は上記電路を
通して給電される配線系における漏電の有無を検出する
ために用いられる。したがって、零相変流器60の出力
は増幅回路などを含む漏電検出用の回路部を実装したプ
リント基板62に与えられる。つまり、零相変流器60
とプリント基板62とにより漏電検出装置6が構成され
ている。零相変流器60は図7に示すように、ボディ1
1において底板17を形成していない部位の下部に配置
される。上述のように、接続線56はコア61の外周を
一旦回った後にコア61に下から上に抜けるように挿通
されるから、接続線56がコア61を支持することにな
り、コア61の位置が安定するものである。図8に示す
ように、プリント基板62は底板17と裏蓋12との間
に形成された収納空間63に収納される。収納空間63
は、ボディ11に形成された底板17によって接点部と
の沿面距離が大きく取られているから、接点部の開極時
に生じるアークが収納空間63に回り込むことはない。
しかも、底板17には固定接点21の近傍で端子24側
にリブ17aが突設され、このリブ17aも上記沿面距
離を大きくする機能を持つ。
【0023】裏蓋12の中間部であって底板17の端縁
付近には、裏蓋12の周壁と同じ程度の寸法のリブ12
aが突設され、このリブ12aはプリント基板62を裏
蓋12から浮かせるためのスペーサとして機能するとと
もに、プリント基板62の半田面に形成される突出部分
(半田付けされたリード線など)を係止することにより
プリント基板62の横方向への位置ずれを防止する機能
も備える。つまり、リブ12aによってプリント基板6
2が零相変流器60に近づくのを防止することができ、
接続線56からプリント基板62の回路部がノイズを受
けて誤動作したり破損したりするのを防止することがで
きる。要するに、接続線56とプリント基板62との間
の絶縁を保つことができる。
【0024】ところで、接点部の閉極状態において、可
動接触子25と接続線56との接続点と可動接触子25
の軸支部(軸ピン25a)とを通る直線L1 (図10参
照)に対して、接続線56からの引張力の作用方向は可
動接点22とを設けた側とは反対向きになっている。接
続線56からの引張力は接続線56のスプリングバック
などにより生じるものである。しかして、可動接触子2
5には軸ピン25aの回りで可動接点22を固定接点2
1に接触させる向きの力が作用し、接点圧を高めること
になる。また、接続線56を確実にこの関係で配置する
ことができるように、底板17の端部の裏面には端子2
4側の端縁に向かって裏蓋12から離れる向きに傾斜す
る傾斜面17cを形成してあり、傾斜面17cの先端
部、つまり底板17の端縁付近には接続線56の下面側
に当接する当接部17dが形成される。つまり、接続線
56を当接部17dが支持することにより、可動接触子
25に対する接続線56の引出方向を規制することがで
きるのである。さらに、プリント基板62は零相変流器
60と接続線64を介して接続されており、この接続線
64とプリント基板62との接続部位が傾斜面17cに
対応する部位に位置するようにプリント基板62が配置
される。接続線64とプリント基板62との接続部位で
は接続線64が嵩張るから、上記構成によって底板17
と裏蓋12との間に充分な空間を確保することで、接続
線64に無理な力が作用しないようにし、接続線64が
断線したりプリント基板62から外れたりするのを防止
することができるのである。
【0025】次に、動作について簡単に説明する。図1
はハンドル31をオフ位置(図の左端位置)に倒して接
点部を開極させている状態であって、この状態から図1
0のようにハンドル31をオン位置(図の右端位置)に
倒すと遮断開閉機構3を介してリンク32が可動接触子
25に下向きの押力を作用させ、遮断開閉機構3はその
状態でラッチされる。この状態においては、可動接触子
25の軸ピン25aと接点圧ばね43の一端であるばね
座42eとを結ぶ直線に対して、接点圧ばね43の他端
であるばね受け舌片25bが図の上側に位置するから、
接点圧ばね43のばね力は可動接点22を固定接点21
に押しつける向きに作用する。つまり、接点圧ばね43
により所定の接点圧が確保される。上述のように可動接
点22が固定接点21に接触している状態で、可動接触
子25への接続線56の接続点と軸ピン25aとを結ぶ
直線L1 よりも上から接続線56による引張力が作用す
るように接続線56が配置されている。したがって、上
述したように、可動接触子25は可動接点22を固定接
点21に押しつける向きに付勢される。
【0026】ところで、遮断開閉機構3は、各電磁引外
素子5のアマチュア54に対応する部位に、アマチュア
54がオイルダッシュポット52に吸引されたときにア
マチュア54に蹴られることにより回転する連動バー3
3を備える。アマチュア54に蹴られて連動バー33が
回転すると遮断開閉機構3のラッチが解除され、図11
に示すように、可動接点22を固定接点21から引き離
す。このとき、可動接触子25が軸ピン25aの回りで
回転し、接点圧ばね43が反転しようとするから(つま
り、軸ピン25aとばね座42eとを結ぶ直線に対し
て、ばね受け舌片25bが下向きに移動するから)、接
点圧ばね43の反転を防止するために、可動接触子25
が所定の角度以上に回転しないように回転角度を規制す
る必要がある。そこで、可動接触子25を底板17に衝
突させることにより接点圧ばね43の反転を防止してい
るのである。ここに、回転角度を規制する機能をボディ
11の底板17に持たせることによって、クロスバー4
にはこの機能が不要であるから、それだけクロスバー4
の上下方向の寸法を小さくすることができる。つまり、
従来は可動接触子25の回転角度の規制のためにクロス
バー4の保持部42の下部を閉塞したが、本実施形態で
はこの部位が開放されているから、保持部42の上下方
向の寸法を小さくすることができる。また、ボディ11
の底板17において可動接触子25の回転角度を規制す
る部位にはプリント基板62を収納可能な範囲で下方に
引き下げた凹所17bを形成してあり、この凹所17b
を設けているから、可動接触子25の配置位置をより下
方に引き下げることができ、結果的に器体1の上下方向
の寸法を小さくすることができる。
【0027】上述のようにして接触圧ばね43を反転さ
せることなく可動接点22が固定接点21から開極し、
遮断開閉機構3により可動接触子25がさらに上方に引
き上げられて図12のような状態に至るのである。とこ
ろで、上述した動作は、定格よりも大きな電流が流れて
電磁引外素子5の動作した場合についてのものである
が、本実施形態においては、零相変流器60の出力に基
づいてプリント基板62に実装した回路がソレノイド6
5を駆動した場合にも、ソレノイド65によって連動バ
ー33が回転して遮断開閉機構3が作動するようにして
ある。ここにおいて、零相変流器60の出力によりソレ
ノイド65が駆動されるのは、外部回路に地絡電流など
が流れることにより接続線56に不平衡電流が流れた場
合、もしくはテストスイッチ66が押操作されることに
よって零相変流器60のコア61に挿通したテスト線6
7に電流を流した場合である。また、ソレノイド65が
駆動された場合には表示釦68が器体1の上面に突出す
ることによって定格よりも大きい電流が流れることによ
り遮断開閉機構3が作動した場合とは区別される。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、器体に固定された固
定接点および固定接点に離接する可動接点とにより構成
された接点部と、器体に対して回動自在となるように軸
支されたクロスバーと、クロスバーに対して中間部が軸
支され一端部に可動接点を備える可動接触子と、接点部
を通る電路に挿入され過大電流の通過を検出する過大電
流検出装置と、過大電流検出装置により過大電流が検出
されると接点部を開極させるようにクロスバーを回転さ
せる遮断開閉機構と、過大電流検出装置と可動接触子の
他端部とを接続する接続線とを備え、接点部の閉極状態
で接続線の引張力が可動接触子のクロスバーに対する軸
支部の周りで可動接点を固定接点に接触させる向きに
用するように接続線が配置され、接点部の閉極状態で接
続線に当接することにより可動接触子からの接続線の引
出方向を規制する当接部が器体内に設けられているもの
であり、接点部の閉極状態において接続線の引張力が接
点部の接点圧を高める向きに作用するから、接点部の接
触状態をより安定させることができ、接触抵抗の増加を
防止することができるという利点を有する。
【0029】しかも、接点部の閉極状態で接続線に当接
することにより可動接触子からの接続線の引出方向を規
制する当接部が器体内に設けられ、接続線を当接部によ
り支持することで接続線の可動接触子への配線向きを規
制することができるから、接点部の接触圧をより一層安
定的に作用させることができるという利点がある。
【0030】請求項の発明のように、複数極の接点部
を器体内に備え、各接点部を通過する電流の不平衡を検
出すると遮断開閉機構を作動させて接点部を開極させる
漏電検出装置を備え、漏電検出装置は、各極の接続線が
挿通され不平衡電流を検出する零相変流器と、零相変流
器により検出された電流に基づいて漏電の有無を判別す
る回路部を実装したプリント基板とを備え、器体は底板
の一部が開放されたボディと、ボディの底面に覆着され
た裏蓋とを備え、ボディの底板と裏蓋との間にプリント
基板を収納する収納空間が形成され、ボディにおいて底
板の形成されていない部位に零相変流器が配設され、前
記当接部は底板における零相変流器側の端部に形成され
ているものでは、接続線が挿通された零相変流器はボデ
ィにおいて底板の形成されていない部位に収納し、プリ
ント基板はボディにおいて底板のある部位に配置するか
ら、プリント基板と零相変流器とをボディの深さ方向に
配列する場合よりもボディの厚みを小さくすることがで
きて器体の小型化につながり、しかも当接部を底板の端
部に形成することにより、零相変流器を通った接続線を
当接部に容易に当接させることができるという利点があ
る。また、裏蓋を設けていることにより、裏蓋を外した
状態でプリント基板や零相変流器の器体への組み込み作
業が行なえるから、組み込み作業が容易になるという利
点がある。
【0031】請求項の発明のように、前記当接部付近
における前記底板の裏蓋との対向面は、底板の端縁に近
い部位ほど裏蓋から離れる向きに傾斜する傾斜面を形成
し、零相変流器からの第2の接続線のプリント基板への
接続部位が前記傾斜面に対応する部位に位置するように
プリント基板が配置されるものでは、底板の他の部位よ
りも裏蓋からの距離が大きい当接部の近傍で底板に傾斜
面を形成して裏蓋との間に比較的広い空間を形成してい
るのであって、この部位において零相変流器からの第2
の接続線とプリント基板との接続部位を収納するから、
第2の接続線とプリント基板との接続部位の収納スペー
スを確保することができ、プリント基板を底板と裏蓋と
の間に収納したときに前記接続部位に無理な力が作用し
て第2の接続線がプリント基板から外れたりすることが
ないという利点があり、しかも当接部を形成している部
位の近傍で傾斜面を形成しているだけであるから、器体
の寸法が増加することもないという利点がある。
【0032】請求項の発明のように、裏蓋における底
板の端縁付近に対向する部位に、プリント基板の一面に
当接するリブが突設されたものでは、プリント基板の半
田面あるいは部品実装面における突出部分がリブに引っ
掛かることによって裏蓋に対するプリント基板の位置ず
れを防止することができ、プリント基板が接続線に接触
しないように距離を保つことができ、結果的にプリント
基板を接続線から絶縁することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の断面図である。
【図2】同上に用いる器体の分解斜視図である。
【図3】同上に用いる器体の分解斜視図である。
【図4】同上の要部分解斜視図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】同上の要部分解斜視図である。
【図7】同上の裏蓋を外した状態の斜視図である。
【図8】同上の要部断面図である。
【図9】同上の断面図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 器体 3 遮断開閉機構 4 クロスバー 5 電磁引外素子 6 漏電検出装置 11 ボディ 12 裏蓋 12a リブ 17 底板 17c 傾斜面 17d 当接部 21 固定接点 22 可動接点 25 可動接触子 56 接続線 60 零相変流器 62 プリント基板 63 収納空間 64 接続線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−79318(JP,A) 特開 平4−118825(JP,A) 実開 昭60−177443(JP,U) 特公 平7−66736(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 83/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に固定された固定接点および固定接
    点に離接する可動接点とにより構成された接点部と、器
    体に対して回動自在となるように軸支されたクロスバー
    と、クロスバーに対して中間部が軸支され一端部に可動
    接点を備える可動接触子と、接点部を通る電路に挿入さ
    れ過大電流の通過を検出する過大電流検出装置と、過大
    電流検出装置により過大電流が検出されると接点部を開
    極させるようにクロスバーを回転させる遮断開閉機構
    と、過大電流検出装置と可動接触子の他端部とを接続す
    る接続線とを備え、接点部の閉極状態で接続線の引張力
    が可動接触子のクロスバーに対する軸支部の周りで可動
    接点を固定接点に接触させる向きに作用するように接続
    線が配置され、接点部の閉極状態で接続線に当接するこ
    とにより可動接触子からの接続線の引出方向を規制する
    当接部が器体内に設けられていることを特徴とする回路
    遮断器。
  2. 【請求項2】 複数極の接点部を器体内に備え、各接点
    部を通過する電流の不平衡を検出すると遮断開閉機構を
    作動させて接点部を開極させる漏電検出装置を備え、漏
    電検出装置は、各極の接続線が挿通され不平衡電流を検
    出する零相変流器と、零相変流器により検出された電流
    に基づいて漏電の有無を判別する回路部を実装したプリ
    ント基板とを備え、器体は底板の一部が開放されたボデ
    ィと、ボディの底面に覆着された裏蓋とを備え、ボディ
    の底板と裏蓋との間にプリント基板を収納する収納空間
    が形成され、ボディにおいて底板の形成されていない部
    位に零相変流器が配設され、前記当接部は底板における
    零相変流器側の端部に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記当接部付近における前記底板の裏蓋
    との対向面は、底板の端縁に近い部位ほど裏蓋から離れ
    る向きに傾斜する傾斜面を形成し、零相変流器からの第
    2の接続線のプリント基板への接続部位が前記傾斜面に
    対応する部位に位置するようにプリント基板が配置され
    ことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 裏蓋における底板の端縁付近に対向する
    部位に、プリント基板の一面に当接するリブが突設され
    ていることを特徴とする請求項2または請求項3記載
    回路遮断器
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