JP3271923B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3271923B2
JP3271923B2 JP08139397A JP8139397A JP3271923B2 JP 3271923 B2 JP3271923 B2 JP 3271923B2 JP 08139397 A JP08139397 A JP 08139397A JP 8139397 A JP8139397 A JP 8139397A JP 3271923 B2 JP3271923 B2 JP 3271923B2
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満 富田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数極の接点部を
備える回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平5−2982号公報に
記載されたもののように、複数極の接点部を絶縁壁によ
り仕切った構造の回路遮断器が提供されている(図1
3、図14参照)。この回路遮断器では、各極の接点部
を互いに絶縁するための絶縁壁をボディ11に連続一体
に設けた隔壁18とボディ11への嵌着時に隔壁18に
連続する補助壁19’とにより構成してある。また、各
極の接点部を通過する電流の不平衡により漏電を検出す
ると遮断開閉機構3を駆動して接点部を開極させる漏電
検出装置を備えている。漏電検出装置は零相変流器60
および零相変流器60の出力に基づいて遮断開閉機構3
を駆動する回路を実装したプリント基板62とを備え
る。この漏電検出装置を空きスペースであるボディ11
の底部に収納可能とするために補助壁19’を別部材と
して形成し、補助壁19’を外した状態で漏電検出装置
をボディ11に組み込んだ後に補助壁19’をボディ1
1に取り付けるのである。ここにおいて、従来構成にお
いては遮断開閉機構3を隔壁18に載置してボディ11
に取り付けた後に補助壁19’を取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構成
では、補助壁19’が遮断開閉機構3に重ならない部分
に形成され、遮断開閉機構3を隔壁18に載置した状態
で漏電検出装置を組み込むものであるから、ボディ11
の内部の限られた空間内では補助壁19’が小さいもの
になり、結果的に漏電検出装置をボディ11に組み込む
作業がやりにくい作業になっている。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、漏電検出装置のボディへの組み込み
を容易にした回路遮断器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
極の接点部を絶縁壁を介して区分けして収納するボディ
と、接点部を開閉する遮断開閉機構をボディとの間に収
納するようにボディに覆着されるカバーと、各極の接点
部を通過する電流の不平衡により漏電を検出すると遮断
開閉機構を駆動して接点部を開極させる漏電検出装置と
を備える回路遮断器において、ボディに連続一体に形成
された隔壁と、ボディとは別体に形成され隔壁に連続す
るようにボディに嵌合する補助隔壁部材とにより前記絶
縁壁が形成され、補助隔壁部材に対してボディの底部側
に前記漏電検出装置が配置され、補助隔壁部材の一部と
カバーとの間に遮断開閉機構が配設されるとともに遮断
開閉機構の一部に結合する結合部が補助隔壁部材に形成
されているものである。この構成によれば、ボディとは
別体に形成された補助隔壁部材に対してボディの底部側
に漏電検出装置を配置し、かつ補助隔壁部材に遮断開閉
機構を結合していることにより、漏電検出装置の組み込
み時には遮断開閉機構を取り付ける部位も開放した状態
で組み込み作業を行なうことができ、スペースが限られ
ているボディ内でありながら比較的広い場所を確保して
漏電検出装置の組み込の作業性を向上させることができ
。しかも、請求項1の発明は、前記接点部が、ボディ
に固定された固定接点と、遮断開閉機構により駆動され
る可動接触子に設けた可動接点とにより構成され、各極
の可動接触子は前記絶縁壁を通して各極に跨がるように
配設されたクロスバーに保持され、クロスバーが絶縁壁
に対応する部位に断面円形の軸部を有するとともに軸部
を中心として回動することにより各極の可動接触子を連
動して作動させ、前記隔壁と前記補助隔壁部材との間に
は互いに接触することなく前記軸部を軸支する軸受部が
形成されているものである。この構成によれば、クロス
バーが隔壁と補助隔壁部材との間に挟まれ、しかも両者
が互いに接触することなく軸受部を形成しているから、
ボディと補助隔壁部材とに多少の寸法誤差があっても接
触していない部位で寸法誤差を吸収することができ、補
助隔壁部材をボディに組み込むことができる。また、ク
ロスバーを隔壁と補助隔壁部材とにより挟んでいるか
ら、クロスバーの回転中心がほぼ定位置に保たれ、安定
した動作特性が得ら れる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点部が少なくとも3極設けられ、前記補助隔
壁部材が、各隔壁ともに各絶縁壁を形成する仕切片と、
各仕切片間を一体に連結する連結片とを備え、連結片の
近傍に前記結合部が形成されているものである。この構
成によれば、複数枚の仕切片を連結片で結合することに
より一体化しているから、補助隔壁部材と遮断開閉機構
とを結合した状態で1つの部材としてボディに組み込む
ことができ、組み込み作業が容易になる。また、遮断開
閉機構の操作時ないし作動時に補助隔壁部材に作用する
力を仕切片だけではなく連結片にも分散させることがで
き、補助隔壁部材の撓みを防止することができる。言い
換えると、補助隔壁部材と遮断開閉機構との結合強度が
大きくなる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記補助隔壁部材において前記遮断開閉機構から離
れている部位に仕切片間を一体に結合する補強片を設け
たものである。この構成によれば連結片とともに補強片
によっても仕切片間を連結するから、補助隔壁部材の強
度が一層大きくなる。つまり、遮断開閉機構に結合され
る部位では補助隔壁部材の仕切片間の撓みが遮断開閉機
構と連結片とにより抑制され、遮断開閉機構から離れて
いる部位では補助隔壁部材の仕切片間の撓みが補強片に
よって抑制される。
【0008】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記補助隔壁部材は遮断開閉機構と
クロスバーとの間に挟持されるものである。この構成に
よれば、遮断開閉機構とクロスバーおよび可動接触子と
補助隔壁部材とを結合して1つのブロックとして扱うこ
とが可能になり、ボディへの組み込み作業が容易になる
のである。
【0009】
【0010】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、隔壁におけるボディの底部からの立ち上がり縁に連
続して四分の一円状に立ち上がる第1の軸受半部と、第
1の軸受半部に対向する部位において補助隔壁部材に半
円状に形成された第2の軸受半部とにより軸受部が形成
されるものである。この構成によれば、第2の軸受半部
によりクロスバーの回転中心の位置を維持することがで
きる。また、第1の軸受半部が隔壁のボディの底部から
の立ち上がり縁に連続して四分の一円状に立ち上がるか
ら、第1の軸受半部を半円状に形成する場合に比較する
と、補助隔壁部材を外した状態でのボディの底部の開放
量をより大きくすることができ、漏電検出装置の組み込
み作業がより容易になる。
【0011】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、ボディが熱硬化性合成樹脂であって、補助隔壁部材
が耐衝撃性合成樹脂により形成されるものである。この
構成では、ボディが熱硬化性合成樹脂により形成されて
いるから絶縁性および耐熱性の高いものであるが、一般
的に言って熱硬化性合成樹脂は衝撃力に対して破損しや
すいものであるから、遮断開閉機構からの衝撃力が作用
しやすい補助隔壁部材として耐衝撃性合成樹脂を用いて
いることにより、補助隔壁部材の破損を防止することが
できる。
【0012】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、前記漏電検出装置が、不平衡電流を検出する電流検
出手段と、電流検出手段により検出された電流に基づい
て漏電の有無を判別する回路部を実装したプリント基板
とを備え、ボディの底には裏蓋が覆着され、隔壁が立設
されるボディの底板と裏蓋との間にはプリント基板を収
納する収納空間が形成されるものである。この構成によ
れば、ボディの底板とボディの底に覆着される裏蓋との
間にプリント基板を収納する収納空間を形成しているか
ら、プリント基板をボディ内に収納しやすく、とくに裏
蓋を外した状態でプリント基板をボディに収納すること
によりプリント基板の組み込み作業が容易になるもので
ある。また、プリント基板を隔壁が立設されたボディの
底板の背面側に配置していることにより、隔壁により分
離されている接点部とプリント基板との沿面距離を大き
くとることができ、接点部の開極時に生じるアークがプ
リント基板に回り込むのを防止することができる。
【0013】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、裏蓋にはプリント基板の一面に当接するリブが突設
されているものである。この構成によれば、プリント基
板の半田面または部品実装面の突出部分がリブに引っ掛
かることによってプリント基板の位置ずれを防止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態の回路遮断器は、3極
の接点部を単一の遮断開閉機構3によって開閉するもの
である。図1に示すように、回路遮断器の器体1は、図
1における上下両面が開放されたボディ11と、ボディ
11の下面側の開口部分に覆着される裏蓋12と、ボデ
ィ11の上面側の開口部分に覆着されるカバー13とか
らなる。ボディ11は一対の側壁14の両端部間をそれ
ぞれ端子台15,16により結合した形状に形成されて
いる。図8に示すように、両端子台15,16の間の部
位の一部には裏蓋12との間に後述するプリント基板6
2を収納する収納空間63を形成するように底板17が
形成され、残りの部分は上下に貫通している。
【0015】ボディ11には、側壁14と略平行になる
ように底板17に立設され各極毎に区分けする2枚の隔
壁18が連続一体に形成され、さらに、隔壁18と組み
合わせることにより絶縁壁を形成してボディ11の内部
空間を各極毎に区分けする補助隔壁部材19が配設され
る。隔壁18と補助隔壁部材19との一部は上下に重な
り合うものであり、図2に示すように、隔壁18と補助
隔壁部材19とにより端子台15,16の間にほぼ連続
した絶縁壁を形成する。
【0016】ところで、補助隔壁部材19は、略平行な
一対の仕切片19aの中間部間を連結片19bにより連
続一体に結合し、両仕切片19aの一端部間を補強片1
9cにより連続一体に結合した形状に形成される。ま
た、各仕切片19aの一端面には一方の端子台16に形
成された一対の嵌合溝16aにそれぞれ嵌合する嵌合突
起19dが突設されている。補強片19cは嵌合突起1
9dの近傍で仕切片19aから上方に突出する形に形成
される。また、各仕切片19aにおいて隔壁18の上に
載置される部位は補強片19cからもっとも遠い部位に
形成された突片19eであって、隔壁18には突片19
eに噛合する切欠18aが形成されている。連結片19
bと突片19eとの間の部位における仕切片19aの下
部には下向きに開放された半円形のガイド溝19fが形
成されている。隔壁18の一部はガイド溝19fの下方
に離間して対向する。連結片19bおよび突片19eに
は遮断開閉機構3を受けるための受け溝19g,19h
が形成されているが、これらについては後述する。
【0017】ボディ11に形成した各端子台15,16
にはそれぞれ端子ねじ23a,24aを有した端子2
3,24が取り付けられる。図3に示すように、一方の
端子23は接点部を構成する固定接点21を備え、他方
の端子24は電磁引外素子5を介して可動接触子25に
接続される。可動接触子25には固定接点21とともに
接点部を構成する可動接点22が設けられる。可動接触
子25は、隔壁18および補助隔壁部材19により区分
けされた3つの区画に跨がって配置されるクロスバー4
に保持され、クロスバー4において各区画に跨がる部位
には図8に示すように断面円形に形成された軸部41が
形成される。
【0018】軸部41は隔壁18の上面に形成された第
1の軸受半部である四分の一円状の軸受面18bに載置
され、また補助隔壁部材19に形成した第2の軸受半部
であるガイド溝19fにより位置保持される。ここに、
クロスバー4の軸部41を挟む軸受部を形成している軸
受面18bとガイド溝19fとの間には隙間があり、ボ
ディ11と補助隔壁部材19との寸法誤差はこの隙間に
より吸収される。また、軸受面18bはボディ11の底
板17からの隔壁18の立ち上がり縁に連続するように
形成され、立ち上がり縁側がもっとも下に位置し、立ち
上がり縁から離れるに従って上に位置するように形成さ
れている。軸受面18bをこのような形状に形成してい
ることにより、補助隔壁部材19をボディ11から外し
た状態ではボディ11の底部側がより開放された形にな
り、後述する漏電検出装置6の組み込み作業が容易にな
る。
【0019】クロスバー4は、図4に示すように、各極
の可動接触子25をそれぞれ保持する保持部42と、保
持部42間を連結する上述の軸部41とを備える。各保
持部42は、図5に示すように、一対の側板42aの間
をばね受け片42bと橋絡片42cとにより連続一体に
結合したものであって、ばね受け片42bと橋絡片42
cとは互いに離れて設けられる。可動接触子25は保持
部42の側板42a間でばね受け片42bと橋絡片42
cとの間に挿通されるのであって、可動接点22側を前
方と定義すれば、保持部42は下面から後面に跨がる部
位が開放され、また上面から前面に跨がる部位が開放さ
れることになる。言い換えると、上後部にばね受け片4
2bが形成され、下前部に橋絡片42cが形成されてい
る。各側板42aの内側面には可動接触子25の中間部
両側面に突設した軸ピン25aを受ける軸受溝42dが
形成されている。可動接触子25の上後部にはばね受け
舌片25bが突設され、ばね受け舌片25bの両側面に
はばね受けピン25cが突設されている。しかして、ば
ね受け片42bに突設したばね座42eとばね受け舌片
25b(ばね受けピン25c)との間に圧縮ばねとして
のコイルスプリングよりなる接点圧ばね43が保持され
る。このように、クロスバー4の下面側が開放されてい
ることにより、可動接触子25および接点圧ばね43を
クロスバー4の保持部42に組み込む作業が容易にな
る。また、接点圧ばね43が圧縮ばねであるから引張ば
ねに比較すると組み込みが容易である。
【0020】遮断開閉機構3は、フレーム30に対して
起倒自在に取り付けたハンドル31を備え、複数個のリ
ンクやばねをフレーム30に保持することにより、ハン
ドル31と電磁引外素子5と可動接触子25とを関連付
けて動作させるものである。この種の機構は、基本的に
は可動接点22を固定接点21に接触させた状態でばね
力により可動接点22を固定接点21に向かって付勢
し、電磁引外素子5の動作またはハンドル31の操作に
より、リンクおよびばねの平衡状態を崩壊させて、可動
接点22が固定接点21から離れる向きにばね力を作用
させるようにして接点部を急速に開極させるものであ
る。この種の遮断開閉機構3は各種構成のものが知られ
ているが、本発明では遮断開閉機構3そのものの構成は
問わないからとくに説明はしない。
【0021】遮断開閉機構3は、補助隔壁部材19とカ
バー13との間にフレーム30が挟持されることにより
器体1内に固定される。フレーム30の一端部には両側
方に一対の取付舌片30aが突設され、補助隔壁部材1
9の連結片19bに形成した受け溝19gに取付舌片3
0aが嵌合する。ここにおいて、取付舌片30aと受け
溝19gとの結合強度を高めるために、補助隔壁部材1
9の両仕切片19aには連結片19bとの間に取付舌片
30aを挟持する保持片19iが突設されている。この
ように、受け溝19gにより遮断開閉機構3を補助隔壁
部材19に結合する結合部が形成される。また、遮断開
閉機構3を構成するリンクをフレーム30に軸支する軸
ピン30bのうちの1本はフレーム30の両側面から突
出しており、この軸ピン30bは補隔壁部材19の受け
溝19hに載置される。ここに、遮断開閉機構3の取付
舌片30aを連結片19bの近傍に設けた受け溝19g
に嵌合させていることにより、遮断開閉機構3の作動時
に衝撃力が発生しても補助隔壁部材19に撓みが生じる
ことがなく、遮断開閉機構3が補助隔壁部材19から外
れるのを防止することができる。補助隔壁部材19は耐
衝撃性合成樹脂(一般には熱可塑性合成樹脂)により形
成されている。つまり、器体1を形成する熱硬化性合成
樹脂は耐トラッキング性や耐熱性に優れているものであ
るが、衝撃力を受けると欠けや割れを生じることがある
から、遮断開閉機構3からの衝撃力を受ける補助隔壁部
材19として耐衝撃性合成樹脂を用いることで、欠けや
割れを防止しているのである。
【0022】遮断開閉機構3は、作動時にクロスバー4
を回転させるように遮断開閉機構3に設けた1つのリン
ク32(図9参照)が中央の1極の可動接触子25に設
けた軸ピン25aに結合されている。遮断開閉機構3の
動作によりリンク32が軸ピン25aを下方に押圧して
いるときには可動接点22が固定接点21に接触し、リ
ンク32から軸ピン25aへの押圧力が解除されると可
動接点22を固定接点21から引き離す向きにクロスバ
ー4が回転する。このように、1極の可動接触子25の
可動接点22が固定接点21に離接すると、クロスバー
4が回転するから、他極の可動接触子25も連動して可
動接点22を固定接点21に対し離接させるのである。
ここに、補助隔壁部材19は遮断開閉機構3とクロスバ
ー4との間に挟持されることにより、組み込み時には遮
断開閉機構3とクロスバー4と補助隔壁部材19とを一
つのブロックとして扱うことができるようになってい
る。したがって、組立作業が容易になるものである。
【0023】電磁引外素子5は、コイル51の巻装され
たオイルダッシュポット52を備え、オイルダッシュポ
ット52の一端部に磁気結合された略L字形のヨーク5
3に揺動自在に取り付けたアマチュア54を、コイルス
プリングよりなる復帰ばね55によりオイルダッシュポ
ット52の他端部から離れる向きに付勢する構成を有し
たものである。オイルダッシュポット52は、筒状体の
内部に固定された第1の磁性体と、筒状体の内部で長手
方向に移動自在な第2の磁性体とを有し、筒状体の内部
に封入した粘度の比較的大きい流体(つまりオイル)に
より第2の磁性体の移動に抵抗を与えるようにしたもの
である。第2の磁性体は常時はヨーク53よりも下方に
位置するようにばねで付勢されており、コイル51に流
れる電流が大きくなると第1の磁性体に近づくように移
動して、ヨーク53を通る磁束を増加させる。
【0024】したがって、第2の磁性体が第1の磁性体
に十分に近づくとアマチュア54がオイルダッシュポッ
ト52に吸引されることになる。ここで、上述のように
第2の磁性体の移動に抵抗を与えることによって、コイ
ル51に流れる電流が定格の数倍程度であれば、アマチ
ュア54が吸引される位置まで第2の磁性体が移動する
のに要する時間分だけ応答が遅れるようにして比較的大
きな電流が短時間だけ流れてもアマチュア54が吸引さ
れないようにしてある。また、短絡電流のような大電流
がコイル51を通過したときには第2の磁性体の移動に
かかわりなくアマチュア54が瞬時に吸引されるように
なっている。定格電流ではアマチュア54が吸引される
程度まで第2の磁性体が移動しないように設計するのは
もちろんのことである。
【0025】コイル51の一端部は端子24に接続さ
れ、他端部には可撓性を有するとともに絶縁被覆が施さ
れた接続線56が接続されている。接続線56の芯線に
は編組線または撚り線が用いられる。3極の各端子24
に接続した3個の電磁引外素子5に接続された接続線5
6は、後述する零相変流器60を構成する円環状の1個
のコア61にまとめて挿通された後に各極の可動接触子
25に接続される。可動接触子25と接続線56との接
続位置は可動接触子25に設けた軸ピン25aを挟んで
可動接点22とは反対側の一端部になる。各接続線56
は電磁引外素子5から可動接触子25に向かって、コア
61の外周を一旦回った後にコア61を下から上に通り
抜け、可動接触子25に対して上方から接続されるよう
に組み込んである(図8参照)。
【0026】上述の説明から明らかなように、各極の両
端子23,24の間には電磁引外素子5と可動接点22
および固定接点21とからなる接点部を含む電路が形成
される。ところで、零相変流器60の出力は上記電路を
通して給電される配線系における漏電の有無を検出する
ために用いられる。したがって、零相変流器60の出力
は増幅回路などを含む漏電検出用の回路部を実装したプ
リント基板62に与えられる。つまり、零相変流器60
とプリント基板62とにより漏電検出装置6が構成され
ている。零相変流器60は図6に示すように、ボディ1
1において底板17を形成していない部位の下部に配置
される。上述のように、接続線56はコア61の外周を
一旦回った後にコア61に下から上に抜けるように挿通
されるから、接続線56がコア61を支持することにな
り、コア61の位置が安定するものである。図7に示す
ように、プリント基板62は底板17と裏蓋12との間
に形成された収納空間63に収納される。収納空間63
は、ボディ11に形成された底板17によって接点部と
の沿面距離が大きく取られているから、接点部の開極時
に生じるアークが収納空間63に回り込むことはない。
しかも、底板17には固定接点21の近傍で端子24側
にリブ17aが突設され、このリブ17aも上記沿面距
離を大きくする機能を持つ。
【0027】裏蓋12の中間部であって底板17の端縁
付近には、裏蓋12の周壁と同じ程度の寸法のリブ12
aが突設され、このリブ12aはプリント基板62を裏
蓋12から浮かせるためのスペーサとして機能するとと
もに、プリント基板62の半田面に形成される突出部分
(半田付けされたリード線など)を係止することにより
プリント基板62の横方向への位置ずれを防止する機能
も備える。つまり、リブ12aによってプリント基板6
2が零相変流器60に近づくのを防止することができ、
接続線56からプリント基板62の回路部がノイズを受
けて誤動作したり破損したりするのを防止することがで
きる。要するに、接続線56とプリント基板62との間
の絶縁を保つことができる。
【0028】ところで、接点部の閉極状態において、可
動接触子25と接続線56との接続点と可動接触子25
の軸支部(軸ピン25a)とを通る直線L1 (図10参
照)に対して、接続線56からの引張力の作用方向は可
動接点22とを設けた側とは反対向きになっている。接
続線56からの引張力は接続線56のスプリングバック
などにより生じる。しかして、可動接触子25には軸ピ
ン25aの回りで可動接点22を固定接点21に接触さ
せる向きの力が作用し、接点圧を高めることになる。ま
た、接続線56を確実にこの関係で配置することができ
るように、底板17の端部の裏面には端子24側の端縁
に向かって裏蓋12から離れる向きに傾斜する傾斜面1
7cを形成してあり、傾斜面17cの先端部、つまり底
板17の端縁付近には接続線56の下面側に当接する当
接部17dが形成される。つまり、接続線56を当接部
17dが支持することにより、可動接触子25に対する
接続線56の引出方向を規制することができるのであ
る。さらに、プリント基板62は零相変流器60と接続
線64を介して接続されており、この接続線64とプリ
ント基板62との接続部位が傾斜面17cに対応する部
位に位置するようにプリント基板62が配置される。接
続線64とプリント基板62との接続部位では接続線6
4が嵩張るから、上記構成によって底板17と裏蓋12
との間に充分な空間を確保することで、接続線64に無
理な力が作用しないようにし、接続線64が断線したり
プリント基板62から外れたりするのを防止することが
できるのである。
【0029】次に、動作について簡単に説明する。図9
はハンドル31をオフ位置(図の左端位置)に倒して接
点部を開極させている状態であって、この状態から図1
0のようにハンドル31をオン位置(図の右端位置)に
倒すと遮断開閉機構3を介してリンク32が可動接触子
25に下向きの押力を作用させ、遮断開閉機構3はその
状態でラッチされる。この状態においては、可動接触子
25の軸ピン25aと接点圧ばね43の一端であるばね
座42eとを結ぶ直線に対して、接点圧ばね43の他端
であるばね受け舌片25bが図の上側に位置するから、
接点圧ばね43のばね力は可動接点22を固定接点21
に押しつける向きに作用する。つまり、接点圧ばね43
により所定の接点圧が確保される。上述のように可動接
点22が固定接点21に接触している状態で、可動接触
子25への接続線56の接続点と軸ピン25aとを結ぶ
直線L1 よりも上から接続線56による引張力が作用す
るように接続線56が配置されている。したがって、上
述したように、可動接触子25は可動接点22を固定接
点21に押しつける向きに付勢される。
【0030】ところで、遮断開閉機構3は、各電磁引外
素子5のアマチュア54に対応する部位に、アマチュア
54がオイルダッシュポット52に吸引されたときにア
マチュア54に蹴られることにより回転する連動バー3
3を備える。アマチュア54に蹴られて連動バー33が
回転すると遮断開閉機構3のラッチが解除され、図11
に示すように、可動接点22を固定接点21から引き離
す。このとき、可動接触子25が軸ピン25aの回りで
回転し、接点圧ばね43が反転しようとするから(つま
り、軸ピン25aとばね座42eとを結ぶ直線に対し
て、ばね受け舌片25bが下向きに移動するから)、接
点圧ばね43の反転を防止するために、可動接触子25
が所定の角度以上に回転しないように回転角度を規制す
る必要がある。そこで、可動接触子25を底板17に衝
突させることにより接点圧ばね43の反転を防止してい
るのである。ここに、回転角度を規制する機能をボディ
11の底板17に持たせることによって、クロスバー4
にはこの機能が不要であるから、それだけクロスバー4
の上下方向の寸法を小さくすることができる。つまり、
従来は可動接触子25の回転角度の規制のためにクロス
バー4の保持部42の下部を閉塞したが、本実施形態で
はこの部位が開放されているから、保持部42の上下方
向の寸法を小さくすることができる。また、ボディ11
の底板17において可動接触子25の回転角度を規制す
る部位にはプリント基板62を収納可能な範囲で下方に
引き下げた凹所17bを形成してあり、この凹所17b
を設けているから、可動接触子25の配置位置をより下
方に引き下げることができ、結果的に器体1の上下方向
の寸法を小さくすることができる。
【0031】上述のようにして接触圧ばね43を反転さ
せることなく可動接点22が固定接点21から開極し、
遮断開閉機構3により可動接触子25がさらに上方に引
き上げられて図12のような状態に至るのである。とこ
ろで、上述した動作は、定格よりも大きな電流が流れて
電磁引外素子5の動作した場合についてのものである
が、本実施形態においては、零相変流器60の出力に基
づいてプリント基板62に実装した回路がソレノイド6
5を駆動した場合にも、ソレノイド65によって連動バ
ー33が回転して遮断開閉機構3が作動するようにして
ある。ここにおいて、零相変流器60の出力によりソレ
ノイド65が駆動されるのは、外部回路に地絡電流など
が流れることにより接続線56に不平衡電流が流れた場
合、もしくはテストスイッチ66が押操作されることに
よって零相変流器60のコア61に挿通したテスト線6
7に電流を流した場合である。また、ソレノイド65が
駆動された場合には表示釦68が器体1の上面に突出す
ることによって定格よりも大きい電流が流れることによ
り遮断開閉機構3が作動した場合とは区別される。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数極の接点部を絶
縁壁を介して区分けして収納するボディと、接点部を開
閉する遮断開閉機構をボディとの間に収納するようにボ
ディに覆着されるカバーと、各極の接点部を通過する電
流の不平衡により漏電を検出すると遮断開閉機構を駆動
して接点部を開極させる漏電検出装置とを備える回路遮
断器において、ボディに連続一体に形成された隔壁と、
ボディとは別体に形成され隔壁に連続するようにボディ
に嵌合する補助隔壁部材とにより前記絶縁壁が形成さ
れ、補助隔壁部材に対してボディの底部側に前記漏電検
出装置が配置され、補助隔壁部材の一部とカバーとの間
に遮断開閉機構が配設されるとともに遮断開閉機構の一
部に結合する結合部が補助隔壁部材に形成されているも
のであり、ボディとは別体に形成された補助隔壁部材に
対してボディの底部側に漏電検出装置を配置し、かつ補
助隔壁部材に遮断開閉機構を結合しているので、漏電検
出装置の組み込み時には遮断開閉機構を取り付ける部位
も開放した状態で組み込み作業を行なうことができ、ス
ペースが限られているボディ内でありながら比較的広い
場所を確保して漏電検出装置の組み込の作業性を向上さ
せることができるという利点を有する しかも、前記接
点部が、ボディに固定された固定接点と、遮断開閉機構
により駆動される可動接触子に設けた可動接点とにより
構成され、各極の可動接触子は前記絶縁壁を通して各極
に跨がるように配設されたクロスバーに保持され、クロ
スバーが絶縁壁に対応する部位に断面円形の軸部を有す
るとともに軸部を中心として回動することにより各極の
可動接触子を連動して作動させ、前記隔壁と前記補助隔
壁部材との間には互いに接触することなく前記軸部を軸
支する軸受部が形成されているものでは、クロスバーが
隔壁と補助隔壁部材との間に挟まれ、しかも両者が互い
に接触することなく軸受部を形成しているから、ボディ
と補助隔壁部材とに多少の寸法誤差があっても接触して
いない部位で寸法誤差を吸収することができ、機能補助
隔壁部材をボディに組み込むことができるという利点が
ある。また、クロスバーを隔壁と補助隔壁部材とにより
挟んでいるから、クロスバーの回転中心がほぼ定位置に
保たれ、安定した動作特性が得られるという利点があ
る。
【0033】請求項2の発明のように、前記接点部が少
なくとも3極設けられ、前記補助隔壁部材が、各隔壁と
もに各絶縁壁を形成する仕切片と、各仕切片間を一体に
連結する連結片とを備え、連結片の近傍に前記結合部が
形成されているものでは、複数枚の仕切片を連結片で結
合することにより一体化しているから、補助隔壁部材と
遮断開閉機構とを結合した状態で1つの部材としてボデ
ィに組み込むことができ、組み込み作業が容易になると
いう利点がある。また、遮断開閉機構の操作時ないし作
動時に補助隔壁部材に作用する力を仕切片だけではなく
連結片にも分散させることができ、補助隔壁部材の撓み
を防止することができるものであって、補助隔壁部材と
遮断開閉機構との結合強度が大きくなるという利点があ
る。
【0034】請求項3の発明のように、前記補助隔壁部
材において前記遮断開閉機構から離れている部位に仕切
片間を一体に結合する補強片を設けたものでは、連結片
とともに補強片によっても仕切片間を連結するから、補
助隔壁部材の強度が一層大きくなるという利点を有し、
遮断開閉機構に結合される部位では補助隔壁部材の仕切
片間の撓みが遮断開閉機構と連結片とにより抑制され、
遮断開閉機構から離れている部位では補助隔壁部材の仕
切片間の撓みが補強片によって抑制される。
【0035】請求項4の発明のように、前記補助隔壁部
材は遮断開閉機構とクロスバーとの間に挟持されるもの
では、遮断開閉機構とクロスバーおよび可動接触子と補
助隔壁部材とを結合して1つのブロックとして扱うこと
が可能になり、ボディへの組み込み作業が容易になると
いう利点がある。
【0036】
【0037】請求項の発明のように、隔壁におけるボ
ディの底部からの立ち上がり縁に連続して四分の一円状
に立ち上がる第1の軸受半部と、第1の軸受半部に対向
する部位において補助隔壁部材に半円状に形成された第
2の軸受半部とにより軸受部が形成されるものでは、第
2の軸受半部によりクロスバーの回転中心の位置を維持
することができるという利点がある。また、第1の軸受
半部が隔壁のボディの底部からの立ち上がり縁に連続し
て四分の一円状に立ち上がるから、第1の軸受半部を半
円状に形成する場合に比較すると、補助隔壁部材を外し
た状態でのボディの底部の開放量をより大きくすること
ができ、漏電検出装置の組み込み作業がより容易になる
という利点がある。
【0038】請求項の発明のように、ボディが熱硬化
性合成樹脂であって、補助隔壁部材が耐衝撃性合成樹脂
により形成されるものでは、ボディが熱硬化性合成樹脂
により形成されているから絶縁性および耐熱性の高いも
のであるが、一般的に言って熱硬化性合成樹脂は衝撃力
に対して破損しやすいものであるから、遮断開閉機構か
らの衝撃力が作用しやすい補助隔壁部材として耐衝撃性
合成樹脂を用いていることにより、補助隔壁部材の破損
を防止することができるという利点を有するものであ
る。
【0039】請求項の発明のように、前記漏電検出装
置が、不平衡電流を検出する電流検出手段と、電流検出
手段により検出された電流に基づいて漏電の有無を判別
する回路部を実装したプリント基板とを備え、ボディの
底には裏蓋が覆着され、隔壁が立設されるボディの底板
と裏蓋との間にはプリント基板を収納する収納空間が形
成されるものでは、ボディの底板とボディの底に覆着さ
れる裏蓋との間にプリント基板を収納する収納空間を形
成しているから、プリント基板をボディ内に収納しやす
く、とくに裏蓋を外した状態でプリント基板をボディに
収納することによりプリント基板の組み込み作業が容易
になるという利点がある。また、プリント基板を隔壁が
立設されたボディの底板の背面側に配置していることに
より、隔壁により分離されている接点部とプリント基板
との沿面距離を大きくとることができ、接点部の開極時
に生じるアークがプリント基板に回り込むのを防止する
ことができるという利点がある。
【0040】請求項の発明のように、裏蓋にプリント
基板の一面に当接するリブが突設されているものでは、
プリント基板の半田面または部品実装面の突出部分がリ
ブに引っ掛かることによってプリント基板の位置ずれを
防止することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いる器体の分解斜視図で
ある。
【図2】同上に用いる器体の分解斜視図である。
【図3】同上の要部分解斜視図である。
【図4】同上の要部分解斜視図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】同上の裏蓋を外した状態の斜視図である。
【図7】同上の要部断面図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【図14】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 器体 3 遮断開閉機構 4 クロスバー 6 漏電検出装置 11 ボディ 12 裏蓋 12a リブ 13 カバー 18 隔壁 18b 軸受面 19 補助隔壁部材 19a 仕切片 19b 連結片 19c 補強片 19f ガイド溝 19g 受け溝 21 固定接点 22 可動接点 41 軸部 60 零相変流器 62 プリント基板 63 収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 83/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数極の接点部を絶縁壁を介して区分け
    して収納するボディと、接点部を開閉する遮断開閉機構
    をボディとの間に収納するようにボディに覆着されるカ
    バーと、各極の接点部を通過する電流の不平衡により漏
    電を検出すると遮断開閉機構を駆動して接点部を開極さ
    せる漏電検出装置とを備える回路遮断器において、ボデ
    ィに連続一体に形成された隔壁と、ボディとは別体に形
    成され隔壁に連続するようにボディに嵌合する補助隔壁
    部材とにより前記絶縁壁が形成され、補助隔壁部材に対
    してボディの底部側に前記漏電検出装置が配置され、補
    助隔壁部材の一部とカバーとの間に遮断開閉機構が配設
    されるとともに遮断開閉機構の一部に結合する結合部が
    補助隔壁部材に形成され、前記接点部は、ボディに固定
    された固定接点と、遮断開閉機構により駆動される可動
    接触子に設けた可動接点とにより構成され、各極の可動
    接触子は前記絶縁壁を通して各極に跨がるように配設さ
    れたクロスバーに保持され、クロスバーは絶縁壁に対応
    する部位に断面円形の軸部を有するとともに軸部を中心
    として回動することにより各極の可動接触子を連動して
    作動させ、前記隔壁と前記補助隔壁部材との間には互い
    に接触することなく前記軸部を軸支する軸受部が形成さ
    れていることを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記接点部は少なくとも3極設けられ、
    前記補助隔壁部材は、各隔壁ともに各絶縁壁を形成する
    仕切片と、各仕切片間を一体に連結する連結片とを備
    え、連結片の近傍に前記結合部が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記補助隔壁部材において前記遮断開閉
    機構から離れている部位に仕切片間を一体に結合する補
    強片を設けたことを特徴とする請求項2記載の回路遮断
    器。
  4. 【請求項4】 前記補助隔壁部材は遮断開閉機構とクロ
    スバーとの間に挟持されることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 隔壁におけるボディの底部からの立ち上
    がり縁に連続して四分の一円状に立ち上がる第1の軸受
    半部と、第1の軸受半部に対向する部位において補助隔
    壁部材に半円状に形成された第2の軸受半部とにより軸
    受部が形成さ れることを特徴とする請求項1記載の回路
    遮断器。
  6. 【請求項6】 ボディは熱硬化性合成樹脂であって、補
    助隔壁部材は耐衝撃性合成樹脂により形成されることを
    特徴とする請求項記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 前記漏電検出装置は、不平衡電流を検出
    する電流検出手段と、電流検出手段により検出された電
    流に基づいて漏電の有無を判別する回路部を実装したプ
    リント基板とを備え、ボディの底には裏蓋が覆着され、
    隔壁が立設されるボディの底板と裏蓋との間にはプリン
    ト基板を収納する収納空間が形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の回路遮断器。
  8. 【請求項8】 裏蓋にはプリント基板の一面に当接する
    リブが突設されていることを特徴とする請求項記載の
    回路遮断器
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