JP2519762B2 - ドラム端部の塗膜除去装置 - Google Patents

ドラム端部の塗膜除去装置

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0525Coating methods

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、電子写真感光体ドラムを製造する
際に、円筒状のドラム外周面に感光性物質を含有する塗
布液を塗布することにより塗膜を形成し、その後に、ド
ラム端部の塗膜を除去する装置に関し、より詳しくは、
複数本のドラムを一度に処理し得る装置に関する。
(従来の技術及びその問題点) 例えば、円筒状のドラムに感光性物質を含有する塗布
液を塗布して、電子写真感光体ドラムを製造する方法と
しては、ドラム軸を略鉛直に保持しつつ塗布液中に浸漬
させ、該ドラムを軸方向に一定の速度で塗布液から退出
させることにより、ドラム外周面に均一な膜厚の感光層
を形成する浸漬法が一般的である。
電子写真感光体ドラムでは、ドラムの端部にフランジ
を嵌合させたり、導電処理するために、該ドラム端部に
は塗布液が塗布されていないことが好ましい。しかし、
上述の浸漬法ではドラム軸が略鉛直に保持されて、塗布
液内から退出されるため、そのドラムの下端部には、必
ず塗布液が塗布されて塗膜が形成される。このため、浸
漬法により塗膜液が塗布されたドラムは、端部に形成さ
れた塗膜を除去しなければならない。
このような問題を解決するために、例えば、特開昭60
−170858号公報には、ドラム外周面に形成された塗膜
を、該塗膜を溶解し得る溶剤内にドラム端部を浸漬させ
るとともに、浸漬されたドラム端部に柔軟性の板を摺擦
させることにより、該ドラム端部の不要な塗膜を除去さ
せる方法が開示されている。
この特開昭60−170858号公報に開示された方法では溶
剤に溶解した塗膜成分が、該溶剤内に浸漬されたドラム
端部に再び付着するおそれがある。このため、溶剤から
塗膜成分を除去したり、溶剤を汚染されていないものと
頻繁に入れ替えなければならない。また、溶剤内に浸漬
されたドラム端部に柔軟性の板を摺擦させると、該溶剤
に溶解した塗膜成分がこの板によりドラムに再付着され
るため、ドラム端部の塗膜を完全に除去することが容易
ではなく、その結果、塗膜を完全に除去するために長時
間を要してしまう。
この問題を解消するために本出願人は先に、特願昭62
−247618号を出願している。特願昭62−247618号におい
ては、周面に塗膜が形成されたドラム端部を、該塗膜を
溶解し得る溶剤槽内に浸漬及び退出させる工程を複数回
繰り返すことを特徴としている。
これによると、ドラム端部を溶剤内に浸漬することに
より、ドラム端部に形成された塗膜が溶解される。この
後、ドラムを退出させるとき、溶剤液が塗膜を脱離する
方向に流れを生じ、さらにドラム下端が溶剤液面から離
れたとき、端部から溶剤の雫が落下し、その際、溶解し
た塗膜が溶剤雫に伴って落下するため塗膜が脱離する。
これによりドラムの浸漬・退出工程を繰り返すと、溶剤
が塗膜を脱離する力が助長され、ドラム端部の塗膜の脱
離を確実に行うのである。
しかしながら、商業的な感光体ドラムの製造において
は、複数本のドラムの製造を一度に行うため、端部除去
装置も複数の処理槽からなるものが採用されなければな
らない。またドラム端部の除去を繰り返すと、溶解した
塗膜により溶剤が劣化し、適時溶剤を交換する必要があ
った。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑み、なされたものであり、その
目的は、ドラム端部外周面の塗膜を短時間に、且つ確実
に除去し得るドラム端部の塗膜除去装置を提供すること
にある。本発明の他の目的は、複数本のドラムの端部の
塗膜を効率よく除去し得る塗膜除去装置を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、周面に塗膜が形成されたドラム端部を、該
塗膜を溶解し得る溶剤内に浸漬させることによりドラム
端部の塗膜を除去する装置であって、複数個の略正方形
の処理槽から成り、該処理槽の各々には溶剤輸送用パイ
プにより、塗膜を除去し得る溶剤が流入されることを特
徴とした。
(実施例) 以下に本発明を、電子写真感光体ドラムを製造する場
合について説明する。
第1図は、本発明のドラム端部の塗膜除去装置の実施
状態の一例を示す斜視図であり、第2図はドラムの浸漬
状態を説明する断面図である。本発明装置は、例えば、
浸漬法により感光性物質を含有する塗布液が塗布され、
外周面全体に塗膜が形成されたドラムの端部の塗膜を除
去するために実施される。塗膜除去装置1は複数個(図
示8個)の処理槽20,20…から成る。それぞれの処理槽2
0は略正方形の枡状に構成され、その内部にはドラム10
外周面の塗膜を溶解し得る溶剤21が貯溜されている。
該処理槽20に貯溜される溶剤としては、ドラム10の外
周面に形成された感光物質を含有する塗膜を除去し得る
ものであればよく、例えば、テトラヒドロフラン(TH
F)が使用される。そして、該溶剤槽20内にTHFのような
揮発性の溶剤21が貯溜される場合には、該処理槽20の上
面には、該溶剤槽20内に貯溜される溶剤21上面とは所定
の間隔を有するように、蓋部22が配設される。該蓋部22
の中央部には、ドラム10が挿通し得る透孔22aが形成さ
れる。
塗膜除去装置1の外壁2には溶剤輸送用パイプ30が連
結されており、溶剤除去装置1内の各処理槽20に枝分か
れして溶剤21が流入されるようになっており、また各処
理槽には溶剤のオーバーフロー孔23が設けられている。
さらに塗膜除去装置1には、オーバーフローした溶剤の
排出孔31が設けられている。
本発明の装置によりドラム端部の塗膜を除去する原理
を以下に説明する。
例えば浸漬法により上端部を除く外周面に塗膜が形成
されたドラム10を、略鉛直に保持し、その下端部を、蓋
部22の透孔22aを通して、溶剤21内へ浸漬させる。この
場合、ドラム10は、塗膜を除去する必要がある下端部の
軸方向の所定の長さだけ溶剤21内に浸漬させる。この状
態で所定時間浸漬した後ドラム10を溶剤21から退出させ
る。ドラム10を退出させたならば0.5〜5秒間をおい
て、再度溶剤21内に浸漬する。このドラム10の浸漬・退
出工程を15乃至30回(最適値20回)繰り返すことにより
ドラム端部の塗膜が除去される。
溶剤21内にドラム10端部を浸漬することにより、端部
に形成された感光層が溶解される。次いでドラム10を退
出させる際、ドラム10の近傍と溶剤表面では第3図
(a)に示すような液の流れが生じる。このため、ドラ
ム10を液面から退出させる際に溶解した感光層をドラム
10表面から脱離させる。さらにドラム10を溶剤液面から
引き上げたとき、ドラム下端から溶剤の雫が落下する。
この際、第3図(b)に示すように溶解した感光層の塗
膜を伴って落下するため、ドラム端部から感光層が脱離
する。このドラムの浸漬・退出工程を繰り返せば、端部
の感光層が完全に脱離する。このドラムの浸漬・退出工
程は15乃至30回(最適値は20回)行うのがよい。15回よ
りも少ないと、ドラム端部の感光層に脱離が十分に行わ
れない。30回よりも多くなると溶剤蒸気がドラムの感光
層脱離領域以外の感光層にしみ込み、ドラム特性が悪く
なる。
ドラムの1回当りの浸漬時間は0.4乃至2秒間である
ことが望ましい。浸漬時間が0.4秒以下であると溶剤が
感光層に十分にしみ込まず、感光層の脱離が完全に行わ
れない。浸漬時間が4秒以上であると、脱離領域以外の
感光層にまで溶剤蒸気がしみ込み、また処理効率が低下
する。
上述した方法によりドラム端部の塗膜は除去されるが
処理中の溶剤21は感光膜が溶解乃至分散されているた
め、溶剤が劣化し除去効率が低下する。また剥離した感
光層が蓄積すると、ドラムに再付着するおそれがある。
本発明では、それぞれの処理槽に随時、溶剤を流入する
ことによりこの不具合を解消する。
第1図に示すように、塗膜除去装置1には溶剤輸送用
パイプ30が連結されており、図外の溶剤タンクから溶剤
として例えばTHFが輸送される。装置内においてパイプ3
0は各処理槽20に連結され、各処理槽に溶剤が流入され
る。各処理槽1個当りの溶剤の流入量V(cc/min)は下
記式で表される。
0.5X≦V≦4.0X ・・・・ 好ましくは、 0.625X≦V≦3.75X (X〔mm〕は処理槽の一辺の長さ) また、処理すべきドラムの外径をYとすると処理槽の
一辺の長さXは下記式で表される。
Y+15≦X≦Y+30 ・・・・ さらに各処理槽の溶剤深さZは15乃至30mm(中心値20
mm)の範囲に設定されるのが好ましい。
式において、溶剤の流入量Vが0.5Xよりも少ないと
処理槽内の溶剤が十分に循環せず、溶剤の劣化が顕著と
なりドラム端部の塗膜除去が十分に行われない。流入量
Vが4.0Xよりも多くなると溶剤の流れが早くなり過ぎ、
溶剤が飛びはねて感光層表面に付着し外観不良になると
ともに、非経済的である。
各処理層には随時溶剤が流入するため、オーバーフロ
ー用の孔23が設けられている。各処理層からオーバーフ
ローした溶剤は塗膜除去装置の溶剤排出孔31より外部に
排出される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の装置によると感光物質
などの塗膜が塗布されたドラム端部の不要部分を、短時
間にかつ確実に除去することが可能であり、複数個のド
ライの端部を除去するのに非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施状態の一例を示す斜視図であ
り、第2図はその要部断面図であり、第3図は本発明装
置の原理を説明する図である。 1……端部除去装置、10……ドラム、 20……処理槽、21……溶剤、 30……溶剤輸送用パイプ、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲に塗膜が形成されたドラム端部を、該
    塗膜を溶解し得る溶剤内に浸漬させることによりドラム
    の端部の塗膜を除去する装置であって、複数個の略正方
    形の処理槽から成り、該処理槽の各々には溶剤輸送用パ
    イプにより、塗膜を除去し得る溶剤が流入されることを
    特徴とするドラム端部の塗膜除去装置。
  2. 【請求項2】前記処理槽への溶剤の流入量V[cc/min]
    が、 0.5X≦V≦4.0X (X[mm]は処理槽の一辺の長さ) で表される特許請求の範囲第1項記載の塗膜除去装置。
  3. 【請求項3】前記処理槽への溶剤の流入量V[cc/min]
    が、 0.625X≦V≦3.75X で表される特許請求の範囲第1項記載の塗膜除去装置。
  4. 【請求項4】前記処理槽の一辺の長さはドラムの外径よ
    り15乃至30mm大きい特許請求の範囲第2項又は第3項記
    載の塗膜除去装置。
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