JPH05179462A - レジスト塗布方法 - Google Patents

レジスト塗布方法

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Publication number
JPH05179462A
JPH05179462A JP34653491A JP34653491A JPH05179462A JP H05179462 A JPH05179462 A JP H05179462A JP 34653491 A JP34653491 A JP 34653491A JP 34653491 A JP34653491 A JP 34653491A JP H05179462 A JPH05179462 A JP H05179462A
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JP
Japan
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resist
viscosity
coated
low
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP34653491A
Other languages
English (en)
Inventor
雅克 ▲高▼石
Masakatsu Takaishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP34653491A priority Critical patent/JPH05179462A/ja
Publication of JPH05179462A publication Critical patent/JPH05179462A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被塗布物に付着する異物の排除と,微細なキズ
部分へのレジスト充填をなすことのできるレジスト塗布
方法を提供する。 【構成】所定粘度に調合された所定粘度レジスト液11
が貯溜された第1のレジスト槽1と,超音波加振装置3
を備え,超低粘度に調合された低粘度レジスト液12が
貯溜された第2のレジスト槽2とを設け,被塗布物9を
第2のレジスト槽2,第1のレジスト槽1の順に浸漬さ
せレジスト塗布を実行する。第2のレジスト槽2に浸漬
された被塗布物9は,超音波振動とレジストを希釈した
溶剤による洗浄効果とにより表面に付着した異物が除去
されると共に,低粘度レジスト液12の高い浸透性によ
り微細なキズ部分にもレジスト液が浸透し,次に所定粘
度レジスト液11に浸漬されたとき濡れ性が向上してい
るため,キズ部分にレジストが充填されやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリント配線基板等の
製造工程などにおいて,エッチングを行う基板の表面に
レジストを塗布するためのレジスト塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,基板上に回路パターンを形成し
てプリント配線基板を構成するために,銅箔等が貼着さ
れた基板にフォトレジストを塗布した後,回路パターン
を露光させ,現像,エッチングの工程を経ることにより
基板上に銅箔による回路パターンのみが形成される。上
記のようなエッチング技術によるプリント配線基板やI
C,印刷版等の製作工程において,レジスト塗布技術が
重要視されており,均一な膜厚にレジストが塗布される
と共に,異物の付着を排除し,表面の微細なキズ部分に
もレジストが充填されるレジスト塗布方法が要求されて
いる。図2に浸漬法によりレジストを塗布するための塗
布装置の従来例を示す。浸漬法によるレジストの塗布方
法は,所定粘度に希釈されたレジスト液内に被塗布物を
浸漬させ,被塗布物を引き上げるときの引き上げ速度と
レジスト液の表面張力とにより,被塗布物の表面に膜状
に形成されるレジストの膜厚を管理するものである。図
2において,レジスト槽21内にはレジストが所定粘度
に希釈されたレジスト液22が貯溜されており,ポンプ
25によりレジスト槽21内のレジスト液22を攪拌さ
せると共にフィルタ26を通して循環させ,レジスト液
22内の異物を除去するように構成されている。このレ
ジスト槽21内に被塗布物23を浸漬させ,定速度で引
き上げることにより被塗布物23の表面にレジストが均
一に塗布される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記レジスト塗布方法
において,レジスト液22内に浸漬させる被塗布物23
に異物が付着しているとき,レジスト液22の還流によ
る攪拌程度では容易に離反せず,また,離反しても被塗
布物23の周囲に漂うため,図3に示すように被塗布物
23を引き上げるとき,被塗布物23に塗布されるレジ
スト液22と共に異物24が吸着され再び被塗布物23
に付着する。また,レジスト槽21内に残存する異物2
4も同様にして被塗布物23に付着する。レジストを塗
布する被塗布物23がIC等の微細加工を行うものであ
るほど,異物の付着は完成品の不良発生の源となりやす
く,被塗布物23に付着する異物の除去,異物を付着さ
せないレジスト塗布方法が要求されるが,従来のレジス
ト塗布方法においては異物排除に上記のような問題点を
有していた。また,被塗布物23の表面に微細なキズ
(微細凹部)があるとき,そのキズ部分にレジスト液2
2が浸透せず塗布がなされなかったときには,エッチン
グ工程において浸食される不良が発生する。しかし,被
塗布物23の表面に所定厚さのレジスト膜を形成するた
めには所定粘度に希釈されたレジスト液22を使う必要
があり,このようなある程度高い粘度のレジスト液のキ
ズ部分への浸透には,おのずと限界があり,従来のレジ
スト塗布方法においては微細なキズ部分にレジストが充
填されない場合が発生する問題点を有していた。本発明
は上記問題点に鑑み創案されたもので,被塗布物に対す
る異物の排除と,微細なキズ部分へのレジスト充填をな
すことのできるレジスト塗布方法を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する方法は,所定粘度に調合された所定
粘度レジスト液内に被塗布物を浸漬させたのち定速度で
引き上げ,前記被塗布物にレジストを塗布するレジスト
塗布方法において,前記所定粘度レジスト液より低い粘
度に調合された低粘度レジスト液内に被塗布物を浸漬さ
せた状態で前記低粘度レジスト液または被塗布物を加振
した後引上げ、その後前記被塗布物を前記所定粘度レジ
スト液に浸漬させてレジストを塗布することを特徴とす
るレジスト塗布方法である。
【0005】
【作用】本発明によるレジスト塗布方法によれば,所定
の膜厚にレジストが塗布されるように所定の粘度に調合
された所定粘度レジスト液を貯溜する第1のレジスト槽
と,超低粘度に調合された低粘度レジスト液を貯溜し超
音波等による加振装置を備えた第2のレジスト槽を設
け,被塗布物を第2のレジスト槽,前記第1のレジスト
槽の順に浸漬させレジスト塗布を実行する。第2のレジ
スト槽に浸漬された被塗布物は,超音波等による振動と
レジストを希釈した溶剤による洗浄効果とにより表面に
付着した異物が除去されると共に,低粘度レジスト液の
高い浸透性により微細なキズ部分にもレジスト液が浸透
し,次に所定粘度レジスト液に浸漬されたとき濡れ性が
向上しているため,キズ部分にレジストが充填されやす
くなる。低粘度レジスト液により薄いレジスト膜が形成
された被塗布物は,レジスト液の濡れ性がよくなってい
るので,所定粘度レジスト液から引き上げられるときに
気泡の付着もなく基板等のキズ部分にもレジストが浸み
込んで所定の膜厚にレジストが塗布される。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明
の技術的範囲を限定するものではない。図1は本実施例
に係るレジスト塗布方法を実行するためのレジスト塗布
装置15の構成図を示し,第1のレジスト槽1と第2の
レジスト槽2を備え,第1のレジスト槽1には所定の粘
度に調合された所定粘度レジスト液11が貯溜されてお
り,所定粘度レジスト液11はポンプ13により循環さ
れると共に,循環経路にフィルタ14を配して所定粘度
レジスト液11内に混入した異物を濾過している。第2
のレジスト槽2には,超低粘度に調合された低粘度レジ
スト液12が貯溜されており,低粘度レジスト液12は
ポンプ5により循環されると共に,循環経路にフィルタ
6を配して低粘度レジスト液12内に混入した異物を濾
過している。さらに,第2のレジスト槽2の底部には超
音波加振装置3が設置され,低粘度レジスト液12に超
音波振動が加わるよう構成されている。尚,4は前記超
音波加振装置の電源装置である。上記のように構成され
たレジスト塗布装置15による被塗布物9へのレジスト
塗布方法は,図1に示すように被塗布物9を搬送装置1
0で挟持して,まず第2のレジスト槽2内に浸漬する。
低粘度レジスト液12には超音波振動8が加わっている
ので,低粘度レジスト液12を超低粘度に希釈した溶剤
の洗浄効果と相まって,被塗布物9の表面に付着した異
物7が除去される。除去された異物7はポンプ5による
レジスト液12の循環によりフィルタ6で濾過される。
被塗布物9が引き上げられるとき,低粘度レジスト液1
2内に残る異物7もレジスト液12が超低粘度に調合さ
れていることと振動が加えられていることにより,被塗
布物9に付着する度合いは少なくなる。
【0007】また,被塗布物9の表面に微細なキズ等の
微細凹部があるとき,所定粘度のレジスト液では浸透し
難く,レジスト塗布がなされない場合が発生するが,低
粘度レジスト液12は超低粘度に調合されているため微
細凹部にも浸透し薄いレジスト膜が形成される。第2の
レジスト槽2に所定時間浸漬させた後,被塗布物9は搬
送装置10により引き上げられ第1のレジスト槽1に移
動し,所定粘度レジスト液11内に浸漬される。このと
きの被塗布物9は異物7が除去され,表面に薄いレジス
ト膜が形成されているためレジスト液11との濡れ性が
向上しており,搬送装置10により被塗布物9を所定の
速度で引き上げることにより,所定の膜厚にレジストが
塗布される。この引き上げ速度によりレジスト膜厚を調
整することができる。尚,超音波による加振は一例にす
ぎず,他の機械的,電磁的等種々の加振方法が採用可能
である。また低粘度レジスト液12を加振するばかり
か,これを併用して,又は別個に被塗装物9自身を加振
動してもよい。
【0008】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,所定
の粘度に調合された所定粘度レジスト液を貯溜する第1
のレジスト槽とは別に,超低粘度に調合された低粘度レ
ジスト液を貯溜し超音波等による加振装置を備えた第2
のレジスト槽を設けて,被塗布物を第2のレジスト槽,
第1のレジスト槽の順に浸漬させレジスト塗布を実行す
る。第2のレジスト槽に浸漬された被塗布物は,超音波
振動とレジストを希釈した溶剤による洗浄効果とにより
表面に付着した異物が除去されると共に,低粘度レジス
ト液の高い浸透性により微細なキズ部分にもレジスト液
が浸透し,次に所定粘度のレジスト液に浸漬されたとき
濡れ性が向上しているため,キズ部分にレジストが充填
されやすくなる。第2のレジスト槽で薄いレジスト膜が
形成された被塗布物は,所定粘度レジスト液に浸漬され
たときにレジストの密着性がよくなっているので,気泡
の付着もなく所定の膜厚にレジストが塗布される。よっ
て本発明によれば,ゴミ等の異物が付着せず,微細なキ
ズ部分にもレジストが充填されるレジスト塗布方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレジスト塗布方法を実行するた
めのレジスト塗布装置の構成図。
【図2】 従来例のレジスト塗布方法を実行するレジス
ト塗布装置の構成図。
【図3】 従来例レジスト塗布方法による被塗布物の引
き上げ時に異物が付着する様子を示す説明図。
【符号の説明】
1…第1のレジスト槽 2…第2のレジスト槽 3…超音波加振装置 9…被塗布物 11…所定粘度レジスト液 12…低粘度レジスト液 15…レジスト塗布装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 H05K 3/06 F 6921−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定粘度に調合された所定粘度レジスト
    液内に被塗布物を浸漬させたのち定速度で引き上げ,前
    記被塗布物にレジストを塗布するレジスト塗布方法にお
    いて,前記所定粘度レジスト液より低い粘度に調合され
    た低粘度レジスト液内に被塗布物を浸漬させた状態で前
    記低粘度レジスト液または被塗布物を加振した後引き上
    げ、その後前記被塗布物を前記所定粘度レジスト液に浸
    漬させてレジストを塗布することを特徴とするレジスト
    塗布方法。
JP34653491A 1991-12-27 1991-12-27 レジスト塗布方法 Pending JPH05179462A (ja)

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JP34653491A JPH05179462A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 レジスト塗布方法

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JP34653491A JPH05179462A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 レジスト塗布方法

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JPH05179462A true JPH05179462A (ja) 1993-07-20

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JP34653491A Pending JPH05179462A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 レジスト塗布方法

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JP (1) JPH05179462A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314156A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Sanken Electric Co Ltd レジストパタ−ンの形成方法
JPWO2004114021A1 (ja) * 2003-06-23 2006-08-03 三井化学株式会社 感光性組成物及びそれを用いたプリント配線基板の製造方法
KR101102023B1 (ko) * 2004-10-27 2012-01-04 엘지디스플레이 주식회사 셀캡에 실링제를 도포하는 방법 및 상기 셀캡을 이용하여기판을 실링하는 방법

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KR101102023B1 (ko) * 2004-10-27 2012-01-04 엘지디스플레이 주식회사 셀캡에 실링제를 도포하는 방법 및 상기 셀캡을 이용하여기판을 실링하는 방법

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