JPH07249602A - 剥膜装置における搬送方法 - Google Patents

剥膜装置における搬送方法

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JPH07249602A
JPH07249602A JP6562194A JP6562194A JPH07249602A JP H07249602 A JPH07249602 A JP H07249602A JP 6562194 A JP6562194 A JP 6562194A JP 6562194 A JP6562194 A JP 6562194A JP H07249602 A JPH07249602 A JP H07249602A
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JP
Japan
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roller
liquid
cleaned
film
thin film
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Pending
Application number
JP6562194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Uchiyama
周司 内山
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ETSUCHINGU PLANT KK
Original Assignee
ETSUCHINGU PLANT KK
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨潤化装置11から剥膜装置12へ搬送する
際、ローラ15に膨潤化した不要薄膜22が付着しない
ような搬送方法を提供することを目的とする。 【構成】 ローラ15を容器19に満たされた液体30
に一部が浸るように配置するか、ローラ15を多孔質の
材料で形成し、中心の導孔28から液体30を圧入する
ことにより、ローラ15の小穴からローラ15の表面に
液体30を滲み出させるか、ローラ15の下に補助ロー
ラ29を介在し、この補助ローラ29を液体30に浸す
かして、ローラ15の表面に水膜31を形成して被洗浄
物14を搬送する。この結果、ローラ15の表面に不要
薄膜22が付着することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC素子用基板、電極
板などのマスクエッチング後に、不要なマスキング材
(レジスト)などの薄膜を除去するための剥膜装置にお
ける搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC素子用リード端子は、1枚の基板上
に多数のリード端子を写真印刷などの方法で一度にマス
キング材を印刷し、マスキング材の印刷されていない部
分を剥離装置により除去して形成される。一般に、不要
なマスキング材を被洗浄物14である基板から除去し、
洗浄するには、図5に示すような膨潤化装置11、剥膜
装置12、洗浄装置13からなる一連の装置が用いられ
る。この場合において、従来より、特開昭2−2192
28号公報記載のように、被洗浄物14である基板の一
端部に吊り孔をあけておき、洗浄の際に1個ずつリフト
に吊り下げてマスキング材の除去と洗浄の処理をする方
法がある。
【0003】この方法は、被洗浄物14である基板が垂
直に吊り下げられるので、装置が小型化でき、また、マ
スキング材の除去効果にも優れている。しかし、被洗浄
物14を1個ずつリフトに吊り下げたり、外したりする
作業を必要とするので、作業が面倒になり、また、装置
も複雑になる。そこで、図5に示すように、搬送装置と
してのローラ15の上に被洗浄物14を載せたままで、
不要薄膜22の除去ができれば、作業が簡単で装置も簡
略化できる。
【0004】この図5の装置をさらに詳しく説明する
と、被洗浄物14がローラ15に載せられて膨潤化装置
11に運ばれてきて容器16内の40〜120度の膨潤
液17に浸される。膨潤液17は、フィルタ内蔵の収納
タンクを経てポンプで循環している。マスキング材の膨
潤になった被洗浄物14は、常温に戻すために再び複数
このローラ15により所定距離だけ搬送されて剥膜装置
12に運ばれる。この剥膜装置12の内部を一定時間で
移動中に、剥膜用上部ノズル20と剥膜用下部ノズル2
1により上下から液体を噴射して膨潤化したマスキング
材を剥離除去する。剥膜用の液体は、フィルタ内蔵の収
納タンクを経てマスキング材が除かれ、ポンプで循環す
る。不要薄膜22の除去された被洗浄物14は、洗浄装
置13に運ばれて洗浄用上部ノズル24と洗浄用下部ノ
ズル25からの真水などの洗浄液で洗浄して取り出され
る。
【0005】「発明が解決しようとする課題」このような
装置は、以下のような問題点があった。図5のように、
高温の膨潤化装置11から常温の剥膜装置12へ移る際
に、送りローラ18で送り出された被洗浄物14の温度
を常温に下げるため、所定距離を有するローラ15で搬
送するが、膨潤化装置11で被洗浄物14の両面の不要
薄膜22が膨潤化されてその一部が、図6に示すよう
に、ローラ15の外周に付着する。すると、ローラ15
の外周径が次第に大きくなるばかりか、いびつになった
り、中央部分だけ大きくなったりする。また、送りロー
ラ18の送り速度とローラ15の搬送速度は同期するよ
うに設計されているが、ローラ15の外周径が次第に大
きくなったり、いびつになったり、中央部分だけ大きく
なったりすると、送りローラ18とローラ15との間、
隣合うローラ15、15の間の送り速度にずれが生じて
被洗浄物14の膨潤化した不要薄膜22により不必要な
摩擦が働き、剥膜装置12に到達する前に剥離が生じ
る。
【0006】送りローラ18、ローラ15は、被洗浄物
14の保護のため、軟質材でできているため、寸法精度
に限界があり、ローラ15に周速の違いが生ずると、最
近の被洗浄物14の構成が極めて細かで、かつ、厚さが
薄くなってきていることから、被洗浄物14が破損して
不良品になるという問題もあった。
【0007】本発明は、膨潤化装置11から剥膜装置1
2へ搬送する際、ローラ15に膨潤化した不要薄膜22
が付着しないような搬送方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被洗浄物14
の不要薄膜22を膨潤化してローラ15により搬送する
装置において、前記ローラ15を容器19に満たされた
液体30に一部が浸るように配置するか、前記ローラ1
5を多孔質の材料で形成し、中心に導孔28を穿設し
て、この導孔28から液体30を圧入することにより、
ローラ15の小穴からローラ15の表面に液体30を滲
み出させるか、前記ローラ15の下に補助ローラ29を
介在し、この補助ローラ29を液体30に浸すかして、
前記ローラ15の表面に水膜31を形成して被洗浄物1
4を搬送するようにしたことを特徴とする剥膜装置にお
ける搬送方法である。
【0009】
【作用】被洗浄物14の膨潤化された不要薄膜22の一
部が、ローラ15の外周に付着しようとしても、ローラ
15の表面に常時水膜31が形成されるので、不要薄膜
22が付着することはない。また、ローラ15を多孔質
の材料で形成し、中心の導孔28から液体30を圧入
し、ローラ15の小穴からローラ15の表面に液体30
が滲み出させて水膜31を形成するようにした場合に
は、膨潤化した不要薄膜22の一部が被洗浄物14から
剥離してローラ15に巻きつこうとしても水滴とともに
液体30に落下し、液体30を汚さない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。第1実施例を示す図1および図2において、15
は、搬送装置としてのローラで、このローラ15は、所
定の距離に所定の間隔で複数個並べて設けられている。
これらのローラ15は、比較的浅い容器19に満たされ
た液体30に一部が浸るように配置され、ローラ15の
回転により表面に常時水膜31が形成されるようになっ
ている。
【0011】前記液体30には、水が用いられるが、特
定の溶剤を用いることもできる。前記容器19の外周囲
には、溢れ出た液体30の受け皿23が設けられ、この
受け皿23は、フィルタ26を介して清浄にしてポンプ
27により再び容器19へ戻される。
【0012】以上のような構成によるを説明する。膨潤
化装置11でマスキング材(レジスト)である不要薄膜
22の膨潤化された被洗浄物14が、図1のように、ロ
ーラ15によりつぎの剥膜装置12に搬送される。この
搬送のとき、ローラ15は、容器19の液体30に一部
が浸された状態にあるので、ローラ15の回転により液
体30がローラ15の表面に付着しながら回転し、図2
に示すように、液体30の水膜31がローラ15の外周
全体にできる。
【0013】被洗浄物14は、ローラ15との間に前記
水膜31を介在しつつ搬送されるので、膨潤化した不要
薄膜22の一部が被洗浄物14から剥離してローラ15
に巻きつこうとしても巻きつくことなく液体30内に浮
遊する。次段以下のローラ15においても同様にして不
要薄膜22の一部が被洗浄物14から剥離してローラ1
5に巻きつこうとしても巻きつくことなく搬送される。
【0014】第1実施例では、ローラ15を容器19の
液体30に一部が浸された状態にし、ローラ15の回転
により液体30がローラ15の表面に付着しながら回転
し、液体30の水膜31ができるようにしたが、これに
限られるものではない。図3に示す本発明の第2実施例
では、ローラ15を多孔質の材料で形成し、中心に導孔
28を穿設して、この導孔28から液体30を圧入する
ことにより、ローラ15の小穴からローラ15の表面に
液体30が滲み出て、水膜31が形成されるようにした
ものである。このように形成することにより、膨潤化し
た不要薄膜22の一部が被洗浄物14から剥離してロー
ラ15に巻きつこうとしても巻きつくことなく、水滴と
ともに液体30に落下する。この例では、ローラ15が
容器19内の液体30に浸されていないので、剥離浮遊
している不要薄膜22が他のローラ15に悪影響を与え
ることが全くない。
【0015】図4に示す本発明の第3実施例では、ロー
ラ15の下に補助ローラ29を介在し、この補助ローラ
29を液体30に浸してローラ15の表面に水膜31を
形成するようにしたものである。このように形成するこ
とにより、膨潤化した不要薄膜22の一部が被洗浄物1
4から剥離してローラ15に巻きつこうとしても巻きつ
くことなく、液体30に落下する。この例では、ローラ
15が直接容器19内の液体30に浸されていないの
で、剥離浮遊している不要薄膜22が他のローラ15に
悪影響を与えることがない。
【0016】
【発明の効果】
(1)被洗浄物14の膨潤化された不要薄膜22の一部
が、ローラ15の外周に付着しようとしても、ローラ1
5の表面に常時水膜31が形成されて付着することがな
い。そのため、ローラ15の外周径が大きくなったり、
歪になったりせず、常に正常な搬送ができる。また、不
必要な摩擦による不要薄膜22の剥離がなくなる。
【0017】(2)ローラ15に周速の違いが生じない
ので、極めて細かで、かつ、厚さの薄い被洗浄物14で
あっても、破損して不良品になるということがない。
【0018】(3)ローラ15を多孔質の材料で形成
し、中心の導孔28から液体30を圧入し、ローラ15
の小穴からローラ15の表面に液体30が滲み出させて
水膜31を形成するようにした場合、またはローラ15
の下に補助ローラ29を介在し、この補助ローラ29を
液体30に浸してローラ15の表面に水膜31を形成し
て被洗浄物14を搬送するようにした場合には、膨潤化
した不要薄膜22の一部が被洗浄物14から剥離してロ
ーラ15に巻きつこうとしても水滴とともに液体30に
落下し、液体30を汚さないので、剥離浮遊している不
要薄膜22が他のローラ15に悪影響を与えることが全
くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による剥膜装置における搬送方法の第1
実施例を示す説明図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す説明図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す説明図である。
【図5】従来の剥膜装置の説明図である。
【図6】図5の要部の拡大図である。
【符号の説明】
11…膨潤化装置、12…剥膜装置、13…洗浄装置、
14…被洗浄物、15…搬送装置としてのローラ、16
…容器、17…膨潤液、18…送りローラ、19…容
器、20…剥膜用上部ノズル、21…剥膜用下部ノズ
ル、22…不要薄膜、23…受け皿、24…洗浄用上部
ノズル、25…洗浄用下部ノズル、26…フィルタ、2
7…ポンプ、28…導孔、29…補助ローラ、30…液
体、31…水膜。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物14の不要薄膜22を膨潤化し
    てローラ15により搬送する装置において、前記ローラ
    15を容器19に満たされた液体30に一部が浸るよう
    に配置し、ローラ15の表面に常時水膜31を形成して
    被洗浄物14を搬送するようにしたことを特徴とする剥
    膜装置における搬送方法。
  2. 【請求項2】 被洗浄物14の不要薄膜22を膨潤化し
    てローラ15により搬送する剥膜装置において、前記ロ
    ーラ15を多孔質の材料で形成し、中心に導孔28を穿
    設して、この導孔28から液体30を圧入することによ
    り、ローラ15の小穴からローラ15の表面に液体30
    を滲み出させて、水膜31を形成して被洗浄物14を搬
    送するようにしたことを特徴とする剥膜装置における搬
    送方法。
  3. 【請求項3】 被洗浄物14の不要薄膜22を膨潤化し
    てローラ15により搬送する剥膜装置において、前記ロ
    ーラ15の下に補助ローラ29を介在し、この補助ロー
    ラ29を液体30に浸して前記ローラ15の表面に水膜
    31を形成して被洗浄物14を搬送するようにしたこと
    を特徴とする剥膜装置における搬送方法。
JP6562194A 1994-03-09 1994-03-09 剥膜装置における搬送方法 Pending JPH07249602A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002162516A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の搬送ローラ
KR100864948B1 (ko) * 2007-02-01 2008-10-23 세메스 주식회사 기판 이송 장치
CN105346984A (zh) * 2015-11-23 2016-02-24 中国汽车工业工程有限公司 自清洁滚床
KR20160125182A (ko) * 2015-04-21 2016-10-31 삼성전기주식회사 기판 이송장치

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KR100864948B1 (ko) * 2007-02-01 2008-10-23 세메스 주식회사 기판 이송 장치
KR20160125182A (ko) * 2015-04-21 2016-10-31 삼성전기주식회사 기판 이송장치
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