JPH06151292A - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
- Publication number
- JPH06151292A JPH06151292A JP29320892A JP29320892A JPH06151292A JP H06151292 A JPH06151292 A JP H06151292A JP 29320892 A JP29320892 A JP 29320892A JP 29320892 A JP29320892 A JP 29320892A JP H06151292 A JPH06151292 A JP H06151292A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- bar coater
- coating
- speed
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
れる。 【構成】塗布液が入った容器にバーコータを設置し、バ
ーコータ上に送りローラを配置した塗布装置を用いて、
下記(i) 乃至(iii) の工程順にバーコータと送りローラ
との間に基板を搬送することによってバーコータの回転
とともに基板面にバーコータの周面に付着した塗布液を
層状に塗布せしめることを特徴とする塗布方法。 (i) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板を
搬送する。 (ii)バーコータの周速度を基板の搬送速度に比べて大き
くしながら基板を搬送するか、もしくは基板の搬送を止
める。 (iii) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送する。
Description
ているレジスト等を塗布する塗布方法に関するものであ
る。
光性レジストを用いた薄膜技術により形成する場合、そ
の感光性レジストはスピンコート法により塗布すること
が行われ、この方法により層厚を所要通りに制御できる
のであるが、その反面、レジスト液が飛散し、また、基
板の塗布面積が大きくなると適用できなくなるという難
点があった。そこで、この飛散という点を解決し、更に
この大面積基板に適した塗布法として塗布液が入った容
器の内部にバーコータを設置して成る塗布装置を用いる
方法、所謂バーコータを用いた塗布方法が提案されてい
る。
布装置1の概略図であり、2はある一定の粘性を有する
塗布液3が入った容器であり、この塗布液3の界面にバ
ーコータ4が設置されている。この容器2の上にはバー
コータ4と対向するように回転ローラ5が配置され、こ
の回転ローラ5とバーコータ4との間に基板6が挿入さ
れる。この挿入、並びに回転ローラ5とバーコータ4と
の間からの基板6の取り出しに際しては、この基板6を
搬送ローラ7でもって転がしながら行う。そして、回転
ローラ5はバーコータ4に対して押圧しながら回転して
基板6を搬送する。これにより、バーコータ4が回転し
ながらそのバーコータ4の周面に塗布液3を付着させ、
その付着した液3が基板6の面に塗布される。
の塗布方法によれば、バーコータ4の回転により塗布液
3の液面を越えて一定量の液が汲み上げられ、液溜まり
8ができるが、この液溜まり8は基板6の塗布開始端か
ら特定の位置で一斉に落下し、その結果、塗布方向に沿
った塗布長にわたって均一な膜厚とならないという問題
点があった。
に示すように300×360mmの寸法の基板6を用い
た場合には、その塗布開始箇所である端部から約57m
mの箇所で液溜まり8が一斉に落下することが判明し
た。
塗布液が入った容器の塗布液の界面付近にバーコータを
設置し、そのバーコータ上に送りローラを配置した塗布
装置を用いて、下記(i)乃至(iii) の工程順にバーコー
タと送りローラとの間に基板を搬送することによってバ
ーコータの回転とともに基板面にバーコータの周面に付
着した塗布液を層状に塗布せしめることを特徴とする。
た速度で基板を搬送する。
度に比べて大きくしながら基板を搬送するか、もしくは
基板の搬送を止める。
た速度で基板を搬送する。
いて、バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送することにより即座にバーコータに液溜まりがで
きるが、次の(ii)の工程において、バーコータの周速度
を基板の搬送速度に比べて大きくしながら基板を搬送す
るか、もしくは基板の搬送を止めることにより、その液
溜まりに保有する塗布液を速やかに基板に一時的に多く
塗着させ、これに伴って、液溜まりが特定の位置で一斉
に落下し、この余分な液溜まりがなくなり、その後の(i
ii) の工程において、バーコータの周速に実質上一致し
た速度で基板を搬送しても、バーコータで汲み上げられ
る液量が均一になり、そのため、バーコータと搬送され
てきた基板との間隙に、適当な塗布量になるように比較
的少量の液溜まりができた。このような3工程により、
(ii)の工程により基板への塗着後に速やかに塗布ムラが
できるが、この塗布ムラは塗布膜開始から短い塗布長に
発生するので、その余分な塗布長の塗布領域を除けば、
実質上の有効な塗布膜には何ら悪影響を及ぼすことがな
く、その結果、基板面に均一な層厚になった有効塗布膜
が得られる。
9、10の概略図であり、図3と同一箇所には同一符号
を付す。尚、本発明の塗布装置9は従来の塗布方法にお
いて説明した塗布装置1と同一構成である。
士ハントエレクトロニクステクノロジー(株)製のネガ
レジストCG−2000(粘度12cps)を使用し、
基板6は300×360×1.1mmの寸法のガラス基
板を使用した。更にバーコータ4は図5に示す通り、直
径12mmのステンレス製のロッド11の周面に0.1
〜0.2mmのステンレスワイヤ12を巻き付けたもの
を用いた。また、回転ローラ5は直径150mmの導電
性シリコンゴム(硬度40度)を、搬送ローラ7は直径
32mmのステンレス棒を用いた。
記(i) 乃至(iii) の工程順にバーコータ4と回転ローラ
5との間に基板6を搬送することによってバーコータ4
の回転とともに基板6の面にバーコータ4の周面に付着
した塗布液3を層状に塗布する。これらの工程を図6と
図7により説明する。
を示しており、13はその塗布ムラによるスジであっ
て、そして、14は塗布膜のうちの実質上有効になる塗
布領域(198×146mm)である。また、図7は下
記の工程の開始時からのバーコータ4の周速度W1を表
す。
致した速度W2で基板6を搬送する。
度W1に実質上一致した速度W2で基板6を搬送した場
合、回転ローラ5の周速度W3と搬送ローラ7の周速度
W4との関係は、例えばW1=W2=W3=W4=2m
/分となるが、これにより、即座にバーコータ4に従来
での液溜まり8と同様な液溜まりができる。
に比べて大きくしながら基板6を搬送する。
大きくすることにより、その液溜まりに保有する塗布液
が速やかに基板6に一時的に多く塗着し、これに伴って
液溜まりが特定の位置に一斉に落下して、この余分な液
溜まりがなくなる。これにより、図6に示すように有効
になる塗布領域14を外して塗布ムラによるスジ13を
作ることができる。本発明者等の実験によれば、W1>
W2=W3=W4=2m/分、W1=2.5〜6m/分
に設定して、基板端部から塗布したところ、その端部か
ら約13〜20mmの範囲で塗布ムラによるスジ13が
発生した。
一致した速度W2で基板6を搬送する。
度W1に実質上一致した速度W2で基板6を搬送して
も、バーコータ4で汲み上げられる液量が均一になり、
そのため、バーコータ4と搬送されてきた基板6との間
隙に、適当な塗布量になるように比較的少量の液溜まり
ができた。
より基板6への塗着後に速やかに塗布ムラ13ができる
が、この塗布ムラ13は塗布膜開始から短い塗布長に発
生するので、その余分な塗布長の塗布領域を除けば、実
質上の有効な塗布領域14には何ら悪影響を及ぼすこと
がなく、その結果、基板面に均一な層厚になった有効塗
布膜が得られる。
ば、基板6の搬送速度W2を1〜3m/分の範囲内に設
定すると、また、(i) の工程に要する時間を0.4秒以
下、最適には0.2秒以下にすれば、塗布膜開始から2
0mm以下の塗布長に塗布ムラが発生することになり、
これにより、本発明をより好適に達成することができ
た。
同図の塗布装置10は、上記(ii)の工程において、基板
6の搬送を止めることにより同様な作用効果をもたらす
ものである。尚、図1と同一箇所には同一符号を付す。
めるためにストッパ15を設けており、このストッパ1
5の上げ下げにより基板6を一時的に止めることができ
る。このように基板6を一時的に止めるには、次のよう
な方法がある。
もに回転を停止する。
もに回転を停止する。更にストッパ15のような基板搬
送停止手段を設けて、その搬送を確実に止める。
もに一定の速度で回転させるが、ストッパ15のような
基板搬送停止手段を設けて、基板6を止める。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更、改良等が何ら差し支えない。
(i) 乃至(iii) の3工程により、(ii)の工程により基板
への塗着後に速やかに塗布ムラができるが、この塗布ム
ラは塗布膜開始から短い塗布長に発生するので、その余
分な塗布長の塗布領域を除けば、実質上の有効な塗布膜
には何ら悪影響を及ぼすことがなく、その結果、基板面
に均一な層厚になった有効塗布膜が得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】 塗布液が入った容器の該塗布液の界面付
近にバーコータを設置し、該バーコータ上に送りローラ
を配置した塗布装置を用いて、下記(i) 乃至(iii) の工
程順にバーコータと送りローラとの間に基板を搬送する
ことによってバーコータの回転に伴うバーコータの周面
に付着した塗布液を基板に層状に塗布せしめることを特
徴とする塗布方法。 (i) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送する。 (ii) バーコータの周速度を基板の搬送速度に比べて大
きくしながら基板を搬送するか、もしくは基板の搬送を
止める。 (iii)バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29320892A JP3210744B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29320892A JP3210744B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 塗布方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06151292A true JPH06151292A (ja) | 1994-05-31 |
JP3210744B2 JP3210744B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=17791828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29320892A Expired - Fee Related JP3210744B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210744B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015531673A (ja) * | 2012-08-09 | 2015-11-05 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | ロールコーティング方法および装置 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP29320892A patent/JP3210744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015531673A (ja) * | 2012-08-09 | 2015-11-05 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | ロールコーティング方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3210744B2 (ja) | 2001-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS60210840A (ja) | スピン処理装置 | |
JPS61104623A (ja) | 回転塗布方法及び回転塗布装置 | |
JPH05337413A (ja) | ロールコータによる基板表面への塗液塗布方法 | |
JPH06151292A (ja) | 塗布方法 | |
JPH0474563A (ja) | ガラス乾板製造方法及び装置 | |
JP3200963B2 (ja) | バーコータによる塗布方法および塗布装置 | |
JP3040055B2 (ja) | 感光性樹脂の現像方法 | |
JP2005252045A (ja) | 塗布膜形成装置および塗布膜形成方法 | |
JP3213973B2 (ja) | 張力展開成膜方法及び張力展開成膜装置 | |
JPH08236415A (ja) | ロールコータ | |
JP2889748B2 (ja) | 硬基板塗布装置 | |
JPH06114309A (ja) | 塗布装置 | |
JPH0929149A (ja) | 枚葉型塗布装置 | |
JP2557289B2 (ja) | ロールコータ | |
JPH09248504A (ja) | レジスト塗布装置 | |
JPH047054A (ja) | ロール式コーティング装置 | |
JPH05326393A (ja) | 現像装置 | |
JPH0143704Y2 (ja) | ||
JP2868554B2 (ja) | 定着ローラのオイル供給装置 | |
JP2776708B2 (ja) | 基板表面への塗布液塗布方法 | |
JPH05317772A (ja) | レジスト塗布方法及び塗布装置 | |
JPH11151459A (ja) | 液体塗布用ロールおよび液体塗布方法 | |
JP3609134B2 (ja) | フォトレジスト塗布装置 | |
JPH1099752A (ja) | 連続塗布装置 | |
JP2000135460A (ja) | リバースロールコータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090713 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |