JPH06151292A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JPH06151292A
JPH06151292A JP29320892A JP29320892A JPH06151292A JP H06151292 A JPH06151292 A JP H06151292A JP 29320892 A JP29320892 A JP 29320892A JP 29320892 A JP29320892 A JP 29320892A JP H06151292 A JPH06151292 A JP H06151292A
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Hiroshi Hirakawa
浩 平川
Masayuki Nomoto
正幸 野元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基板面に均一な層厚になった有効塗布膜が得ら
れる。 【構成】塗布液が入った容器にバーコータを設置し、バ
ーコータ上に送りローラを配置した塗布装置を用いて、
下記(i) 乃至(iii) の工程順にバーコータと送りローラ
との間に基板を搬送することによってバーコータの回転
とともに基板面にバーコータの周面に付着した塗布液を
層状に塗布せしめることを特徴とする塗布方法。 (i) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板を
搬送する。 (ii)バーコータの周速度を基板の搬送速度に比べて大き
くしながら基板を搬送するか、もしくは基板の搬送を止
める。 (iii) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば液晶等に採用され
ているレジスト等を塗布する塗布方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶セル用の基板に配線パターン等を感
光性レジストを用いた薄膜技術により形成する場合、そ
の感光性レジストはスピンコート法により塗布すること
が行われ、この方法により層厚を所要通りに制御できる
のであるが、その反面、レジスト液が飛散し、また、基
板の塗布面積が大きくなると適用できなくなるという難
点があった。そこで、この飛散という点を解決し、更に
この大面積基板に適した塗布法として塗布液が入った容
器の内部にバーコータを設置して成る塗布装置を用いる
方法、所謂バーコータを用いた塗布方法が提案されてい
る。
【0003】図3は従来の塗布方法を説明するために塗
布装置1の概略図であり、2はある一定の粘性を有する
塗布液3が入った容器であり、この塗布液3の界面にバ
ーコータ4が設置されている。この容器2の上にはバー
コータ4と対向するように回転ローラ5が配置され、こ
の回転ローラ5とバーコータ4との間に基板6が挿入さ
れる。この挿入、並びに回転ローラ5とバーコータ4と
の間からの基板6の取り出しに際しては、この基板6を
搬送ローラ7でもって転がしながら行う。そして、回転
ローラ5はバーコータ4に対して押圧しながら回転して
基板6を搬送する。これにより、バーコータ4が回転し
ながらそのバーコータ4の周面に塗布液3を付着させ、
その付着した液3が基板6の面に塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
の塗布方法によれば、バーコータ4の回転により塗布液
3の液面を越えて一定量の液が汲み上げられ、液溜まり
8ができるが、この液溜まり8は基板6の塗布開始端か
ら特定の位置で一斉に落下し、その結果、塗布方向に沿
った塗布長にわたって均一な膜厚とならないという問題
点があった。
【0005】例えば本発明者等のテストによれば、図4
に示すように300×360mmの寸法の基板6を用い
た場合には、その塗布開始箇所である端部から約57m
mの箇所で液溜まり8が一斉に落下することが判明し
た。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明の塗布方法は、
塗布液が入った容器の塗布液の界面付近にバーコータを
設置し、そのバーコータ上に送りローラを配置した塗布
装置を用いて、下記(i)乃至(iii) の工程順にバーコー
タと送りローラとの間に基板を搬送することによってバ
ーコータの回転とともに基板面にバーコータの周面に付
着した塗布液を層状に塗布せしめることを特徴とする。
【0007】(i) バーコータの周速度に実質上一致し
た速度で基板を搬送する。
【0008】(ii) バーコータの周速度を基板の搬送速
度に比べて大きくしながら基板を搬送するか、もしくは
基板の搬送を止める。
【0009】(iii) バーコータの周速度に実質上一致し
た速度で基板を搬送する。
【0010】
【作用】上記構成の塗布方法によれば、(i) の工程にお
いて、バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
を搬送することにより即座にバーコータに液溜まりがで
きるが、次の(ii)の工程において、バーコータの周速度
を基板の搬送速度に比べて大きくしながら基板を搬送す
るか、もしくは基板の搬送を止めることにより、その液
溜まりに保有する塗布液を速やかに基板に一時的に多く
塗着させ、これに伴って、液溜まりが特定の位置で一斉
に落下し、この余分な液溜まりがなくなり、その後の(i
ii) の工程において、バーコータの周速に実質上一致し
た速度で基板を搬送しても、バーコータで汲み上げられ
る液量が均一になり、そのため、バーコータと搬送され
てきた基板との間隙に、適当な塗布量になるように比較
的少量の液溜まりができた。このような3工程により、
(ii)の工程により基板への塗着後に速やかに塗布ムラが
できるが、この塗布ムラは塗布膜開始から短い塗布長に
発生するので、その余分な塗布長の塗布領域を除けば、
実質上の有効な塗布膜には何ら悪影響を及ぼすことがな
く、その結果、基板面に均一な層厚になった有効塗布膜
が得られる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は、それぞれ本発明の塗布装置
9、10の概略図であり、図3と同一箇所には同一符号
を付す。尚、本発明の塗布装置9は従来の塗布方法にお
いて説明した塗布装置1と同一構成である。
【0012】図1の塗布装置9において、塗布液3は富
士ハントエレクトロニクステクノロジー(株)製のネガ
レジストCG−2000(粘度12cps)を使用し、
基板6は300×360×1.1mmの寸法のガラス基
板を使用した。更にバーコータ4は図5に示す通り、直
径12mmのステンレス製のロッド11の周面に0.1
〜0.2mmのステンレスワイヤ12を巻き付けたもの
を用いた。また、回転ローラ5は直径150mmの導電
性シリコンゴム(硬度40度)を、搬送ローラ7は直径
32mmのステンレス棒を用いた。
【0013】本実施例では、この塗布装置9を用いて下
記(i) 乃至(iii) の工程順にバーコータ4と回転ローラ
5との間に基板6を搬送することによってバーコータ4
の回転とともに基板6の面にバーコータ4の周面に付着
した塗布液3を層状に塗布する。これらの工程を図6と
図7により説明する。
【0014】図6は下記の工程により発生した塗布ムラ
を示しており、13はその塗布ムラによるスジであっ
て、そして、14は塗布膜のうちの実質上有効になる塗
布領域(198×146mm)である。また、図7は下
記の工程の開始時からのバーコータ4の周速度W1を表
す。
【0015】(i) バーコータ4の周速度W1に実質上一
致した速度W2で基板6を搬送する。
【0016】この工程においては、バーコータ4の周速
度W1に実質上一致した速度W2で基板6を搬送した場
合、回転ローラ5の周速度W3と搬送ローラ7の周速度
W4との関係は、例えばW1=W2=W3=W4=2m
/分となるが、これにより、即座にバーコータ4に従来
での液溜まり8と同様な液溜まりができる。
【0017】(ii)バーコータ4の周速度W1を速度W2
に比べて大きくしながら基板6を搬送する。
【0018】この工程においては、W1をW2に比べて
大きくすることにより、その液溜まりに保有する塗布液
が速やかに基板6に一時的に多く塗着し、これに伴って
液溜まりが特定の位置に一斉に落下して、この余分な液
溜まりがなくなる。これにより、図6に示すように有効
になる塗布領域14を外して塗布ムラによるスジ13を
作ることができる。本発明者等の実験によれば、W1>
W2=W3=W4=2m/分、W1=2.5〜6m/分
に設定して、基板端部から塗布したところ、その端部か
ら約13〜20mmの範囲で塗布ムラによるスジ13が
発生した。
【0019】(iii) バーコータ4の周速度W1に実質上
一致した速度W2で基板6を搬送する。
【0020】この工程においては、バーコータ4の周速
度W1に実質上一致した速度W2で基板6を搬送して
も、バーコータ4で汲み上げられる液量が均一になり、
そのため、バーコータ4と搬送されてきた基板6との間
隙に、適当な塗布量になるように比較的少量の液溜まり
ができた。
【0021】かくして、上記3工程により(ii)の工程に
より基板6への塗着後に速やかに塗布ムラ13ができる
が、この塗布ムラ13は塗布膜開始から短い塗布長に発
生するので、その余分な塗布長の塗布領域を除けば、実
質上の有効な塗布領域14には何ら悪影響を及ぼすこと
がなく、その結果、基板面に均一な層厚になった有効塗
布膜が得られる。
【0022】本発明者等が繰り返し行った実験によれ
ば、基板6の搬送速度W2を1〜3m/分の範囲内に設
定すると、また、(i) の工程に要する時間を0.4秒以
下、最適には0.2秒以下にすれば、塗布膜開始から2
0mm以下の塗布長に塗布ムラが発生することになり、
これにより、本発明をより好適に達成することができ
た。
【0023】次に他の本実施例を図2により説明する。
同図の塗布装置10は、上記(ii)の工程において、基板
6の搬送を止めることにより同様な作用効果をもたらす
ものである。尚、図1と同一箇所には同一符号を付す。
【0024】この塗布装置10には、基板6の搬送を止
めるためにストッパ15を設けており、このストッパ1
5の上げ下げにより基板6を一時的に止めることができ
る。このように基板6を一時的に止めるには、次のよう
な方法がある。
【0025】1.回転ローラ5と搬送ローラ7の両者と
もに回転を停止する。
【0026】2.回転ローラ5と搬送ローラ7の両者と
もに回転を停止する。更にストッパ15のような基板搬
送停止手段を設けて、その搬送を確実に止める。
【0027】3.回転ローラ5と搬送ローラ7の両者と
もに一定の速度で回転させるが、ストッパ15のような
基板搬送停止手段を設けて、基板6を止める。
【0028】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更、改良等が何ら差し支えない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗布装置は、
(i) 乃至(iii) の3工程により、(ii)の工程により基板
への塗着後に速やかに塗布ムラができるが、この塗布ム
ラは塗布膜開始から短い塗布長に発生するので、その余
分な塗布長の塗布領域を除けば、実質上の有効な塗布膜
には何ら悪影響を及ぼすことがなく、その結果、基板面
に均一な層厚になった有効塗布膜が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布装置の説明図である。
【図2】本発明の塗布装置の説明図である。
【図3】従来の塗布装置の説明図である。
【図4】従来の基板塗布状況を示す説明図である。
【図5】バーコータの斜視図である。
【図6】本発明の基板塗布状況を示す説明図である。
【図7】バーコータの周速度の線図である。
【符号の説明】
3・・・塗布液 4・・・バーコータ 5・・・回転ローラ 6・・・基板 7・・・搬送ローラ 15・・ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液が入った容器の該塗布液の界面付
    近にバーコータを設置し、該バーコータ上に送りローラ
    を配置した塗布装置を用いて、下記(i) 乃至(iii) の工
    程順にバーコータと送りローラとの間に基板を搬送する
    ことによってバーコータの回転に伴うバーコータの周面
    に付着した塗布液を基板に層状に塗布せしめることを特
    徴とする塗布方法。 (i) バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
    を搬送する。 (ii) バーコータの周速度を基板の搬送速度に比べて大
    きくしながら基板を搬送するか、もしくは基板の搬送を
    止める。 (iii)バーコータの周速度に実質上一致した速度で基板
    を搬送する。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531673A (ja) * 2012-08-09 2015-11-05 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ロールコーティング方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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