JPH09248504A - レジスト塗布装置 - Google Patents

レジスト塗布装置

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Publication number
JPH09248504A
JPH09248504A JP8056198A JP5619896A JPH09248504A JP H09248504 A JPH09248504 A JP H09248504A JP 8056198 A JP8056198 A JP 8056198A JP 5619896 A JP5619896 A JP 5619896A JP H09248504 A JPH09248504 A JP H09248504A
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JP
Japan
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resist
coating
resist solution
roll
roll bar
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Pending
Application number
JP8056198A
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English (en)
Inventor
Junichi Namiki
淳一 並木
Mitsuaki Shiba
光明 柴
Yoshihiro Ofuji
義洋 大藤
Koichi Mitobe
巧一 水戸部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロールバーの塗布ロール部端部に巻き上がるレ
ジスト溶液を除去して均一な膜厚のレジスト塗膜を形成
する。 【解決手段】ニップローラ2とロールバー3およびレジ
ストの受け皿5と、受け皿内に設置してロールバーをレ
ジスト溶液内で支持するロールバー保持部材6とを少な
くとも有し、ロールバー3のガラス基板1にレジスト溶
液を塗布する塗布ロール部3aの両端縁の表面および塗
布ロール部の両端縁に形成された凹部3d内壁のレジス
ト溶液をブローして除去するブローノズル11,12を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状体に流動性
材料を塗布する装置に係り、特に液晶パネル用ガラス基
板にカラーフィルタ等への薄層パターンの形成に好適な
レジスト塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置を構成する液晶パネ
ルは、各々透明電極群を形成した2枚の透明ガラス基板
の間に液晶層を注入してなり、上記表示面となる一方の
ガラス基板に複数色のそれぞれに対応する複数のカラー
フィルタを形成してなる構成を基本としている。
【0003】上記カラーフィルタは、ガラス基板の上に
ゼラチン/重クロメート等の水溶性の光硬化型感光性組
成物を塗布し、これを所定の画素パターンに対応するご
とくパターニングした後、所定の色に染色する工程を所
要回数繰り返して形成する方法が採用されていたが、フ
ィルタ濃度のばらつきや使用溶剤の毒性の問題等があ
り、安定した品質のカラーフィルタを効率よく製造する
ことが困難であり、また環境に悪影響をもたらす等の問
題を有していた。
【0004】上記の各問題点を解消するものとして、顔
料で着色した感光性組成物をガラス基板に塗布し、所定
のマスクを介して露光し、現像して所定の着色パターン
を形成する工程を所要回数繰り返す方法等が知られてい
る。
【0005】この顔料着色の感光性組成物(レジスト溶
液)をガラス基板に塗布する方法としては、溝付きゴム
ローラによってレジスト溶液を塗布するロールコート
法、あるいはガラス基板を回転させながらレジスト溶液
を遠心力で引延して塗布するスピンコート法、その他種
々の方法があるが、前者では塗膜の平滑性に限界があ
り、また、後者ではレジスト溶液の利用効率が極めて低
く、多数のガラス基板を効率よく処理することが困難で
あるという問題がある。
【0006】これに対して、例えば特開平2−2580
81号公報、あるいは特開平4−270346号公報に
開示されたようなワイヤーを巻き付けたロッド(以下、
ロールバーと称する)を用いて平面搬送されるガラス基
板の下面からレジスト溶液を塗布する、所謂ロッドコー
タ法を用いることで、連続して搬送される多数のガラス
基板に均一なレジストの塗膜を形成することができる。
【0007】従来、ロッドコート法によるカラーフィル
タの顔料レジスト塗布装置では、レジスト受け皿に溜め
たレジストの溶液をこの中に配置したロールバーにより
汲み上げ、当該ロールバーの上を通過するガラス基板の
上方からニップローラによってロールバーに押圧し、ロ
ールバーで汲み上げたレジスト溶液を接触させ、余剰の
レジスト溶液を掻き取りながら基板に均一に塗布してい
る。
【0008】このレジスト塗布装置では、ロールバーは
ニップローラによる押圧によって撓まないように当該ニ
ップローラの略々全長にわたって下面から保持するロー
ルバー保持具を備えている。
【0009】図8は本発明を適用するガラス基板へのレ
ジスト塗布装置の全体構成を説明する模式正面図であっ
て、1はガラス基板、1aは基板搬入装置、1bは搬送
ローラ、1cは搬出装置、1dは搬送ローラ、2はニッ
プローラ、3はロールバー、4はレジスト溶液、5はレ
ジスト溶液の受け皿、7は塗布部、7aは回転装置、7
bはガイドレール、7cは昇降装置、8は架台である。
【0010】同図において、レジスト溶液を塗布するガ
ラス基板1は図示しない基板供給部から搬送ローラ1b
を備えた基板搬入装置1aにより塗布部7に搬送され
る。
【0011】塗布部7は受け皿5に貯留されたレジスト
溶液4に一部を没設して回転するロールバー3とニップ
ローラ2、および回転装置7aで回転されるロールバー
3をガイドレール7bに沿って昇降する昇降装置7cか
ら構成され、この塗布部7に搬入されたガラス基板1の
裏面にロールバー3で汲み上げたレジスト溶液を接触さ
せて塗布すると共に、余剰のレジスト溶液を掻き落とし
て所要の膜厚のレジストを塗布する。
【0012】レジスト溶液が塗布されたガラス基板1は
ニップローラ2の回転で塗布部7から搬出される。この
搬出は搬送ローラ1dを備えた基板搬出装置1cで行わ
れ、後段の乾燥部(図示せず)に渡される。
【0013】上記ニップローラ2はガラス基板1へのレ
ジスト塗布時以外は昇降装置7cでロールバー3から離
れるように上昇されてロールバー3にレジストが付着し
ないように離脱される。
【0014】図9は従来のロールバーによるレジスト塗
布装置の塗布メカニズムを説明するための模式図であっ
て、1はレジストを塗布するガラス基板、2はガラス基
板1をロールバー3に押圧するニップローラ、3はレジ
スト溶液をガラス基板1に接触塗布するロールバー、4
はレジスト溶液、4aはロールバー3で汲み上げられた
レジスト溶液溜まり、4bは塗布されたレジストの塗
膜、5は受け皿、6はロールバー保持部材である。
【0015】図示したように、ガラス基板1は図示しな
い基板搬送装置によりロールバー3とニップローラ2の
対向部に搬入され、矢印B方向に回転するニップローラ
2の押圧力でロールバー3に押し付けられながら矢印A
方向に進行する。
【0016】受け皿5に貯留されたレジスト溶液4は矢
印C方向に回転するロールバー3の回転で汲み上げら
れ、ガラス基板1の搬入側にレジスト溶液溜まり4aを
形成する。このレジスト溶液溜まり4aがガラス基板1
に接触して塗布される。
【0017】ガラス基板1はその裏面にレジスト溶液が
塗布されてロールバー3を通過して搬出されるとき、ロ
ールバー3は塗布されたレジスト溶液の余剰分を掻き落
として所要の厚さの塗膜4bを形成する。
【0018】この塗膜4bの厚さは、レジスト溶液の粘
度、ガラス基板1の搬送速度、ロールバー3の直径およ
び周速度等の諸条件で決定される。
【0019】また、ロールバー保持部材6はレジスト溶
液の受け皿5に固定され、そのロールバー回転受け部分
の形状も使用されるロールバーの形状(直径、巻き付け
たワイヤーのサイズと間隔)に合わせて形成されてお
り、レジストの切替え(カラーフィルタの色切替え、
等)を行なう場合、あるいは塗布するレジストの膜厚を
変更したい場合はロールバー3と共にレジストの受け皿
5も一緒に交換して塗布を行なっている。
【0020】図10は図8に示したレジスト塗布装置の
レジスト塗布部をガラス基板の進行方向から見た要部構
成図であって、3aは塗布ローラ部、3bはローラ保持
部、3cは径小部、3dは凹部、図8と同一符号は同一
部分に対応する。
【0021】同図において、ニップローラ2とロールバ
ー3の塗布ローラ部3aの間に挟持されて搬送されるガ
ラス基板1は、その下面(ロールバー3側)にレジスト
が塗布される。ロールバー3の塗布ロール部3aの幅L
2はガラス基板1の塗布領域の幅L2に一致する。
【0022】ロールバー3の両端には径小部3cを介し
てロール保持部3bが形成されており、塗布ロール部3
aの塗布端には軸方向に陥没した凹部3dが形成され、
レジストの切れを良くするように構成されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記したレジスト塗布
装置においては、ロールバー3の塗布ロール部3aの端
縁で巻き上げられたレジスト溶液がロールバー3の表面
方向に流れる傾向があり、ガラス基板1がロールバー3
を通過しているガラス基板1の搬送方向端部の膜厚を厚
くしてレジスト塗膜の均一性を阻害する結果となってい
た。
【0024】図11はロールバーの塗布ロール部端縁で
のレジスト溶液の巻き上げ現象の説明図である。
【0025】同図(a)はロールバー3の塗布ロール部
端縁の要部拡大断面図であって、ロールバー3が回転す
ると、当該ロールバー3の塗布ロール部3aの端縁に形
成されている凹部3dの内壁を伝ってレジスト溶液4が
這い上がり、これがガラス基板1方向に巻き上げられ、
当該ガラス基板1が通過する塗布ロール部3aの端部表
面に入り込む。
【0026】同図(b)は(a)を矢印X方向から見た
側面図であって、ロールバー3が矢印C方向に回転する
ことにより、レジスト溶液4は矢印Yに示したようにガ
ラス基板1方向に巻き上げられる。
【0027】その結果、塗布ロール部3aの両端部に供
給されるレジスト溶液の量が多くなり、ガラス基板1の
搬送方向両端部のレジスト塗膜が厚くなる。
【0028】図12は従来のレジスト塗布装置によりレ
ジスト溶液が塗布されたガラス基板のレジスト塗膜の状
態の一例の説明図である。
【0029】同図に示したように、ガラス基板1の搬送
方向幅L1に対してレジスト塗布領域はL2となり、こ
のレジスト塗布領域の両端部に前記したレジスト溶液の
巻き上げに起因するレジスト塗膜4bの膜厚のスジむら
4dとなって現れる。
【0030】このような膜厚の不均一があると、後段の
露光工程において、ガラス基板と露光マスクとのギャッ
プむらとなり、パターニング不良を招くという問題があ
る。図13はロールバーの塗布ロール部端縁におけるレ
ジスト巻き上げを防止する従来技術の一例を説明する要
部模式図である。
【0031】同図に示したように、ロールバー3の塗布
ロール部3aの端部に掻き落とし爪9を設けてレジスト
溶液の掻き落としを行なうと共に、ブローノズル11か
らエアーDを吹き付けて端部レジストを除去していた。
【0032】しかし、前記図11に示したように、塗布
ロール部3aの端縁に形成されている凹部3dの内壁を
伝って這い上がるレジスト溶液4を効果的に除去するこ
とは困難であった。
【0033】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消して、ロールバーの塗布ロール部の両端に生じるレジ
ストの巻き上げを無くしてガラス基板のレジスト塗膜を
均一な膜厚とすることができる構成を備えたレジスト塗
布装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ロールバーの塗布ロール部両端の表面お
よび当該塗布ロール部の両端縁に形成された凹部内壁の
レジスト溶液をブローして除去するブローノズルを設け
たことを特徴とする。
【0035】また、本発明は、ロールバーの塗布ロール
部両端の表面のレジスト溶液を掻き落とす掻き落とし爪
を設けると共に、当該ロールバーの塗布ロール部両端に
形成されている凹部3dの内壁のレジストをブローする
ブローノズルを設けたことを特徴とする。
【0036】さらに、本発明は、ロールバーの塗布ロー
ル部両端に形成された凹部内壁のレジスト溶液を掻き落
とす掻き落とし爪を設けると共に、当該ロールバーの塗
布ロール部両端に形成されている凹部3dの内壁のレジ
スト溶液をブローするブローノズルを設けたことを特徴
とする。
【0037】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、ニップローラとロールバーおよびレジスト溶液の受
け皿と、前記受け皿内に設置して前記ロールバーをレジ
スト溶液内で支持するロールバー保持部材とを少なくと
も有し、前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラ
ス基板を通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記
ロールバーで汲み上げることにより、前記ガラス基板に
レジスト溶液を塗布するレジスト塗布装置において、前
記ロールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布す
る塗布ロール部両端縁の表面および当該塗布ロール部の
両端縁に形成された凹部内壁のレジスト溶液をブローし
て除去するブローノズルを設けたことを特徴とするレジ
スト塗布装置。
【0038】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記ロールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布す
る塗布ロール部両端縁の表面のレジストを除去する掻き
落とし爪を設けたことを特徴とする。
【0039】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
ニップローラとロールバーおよびレジスト溶液の受け皿
と、前記受け皿内に設置して前記ロールバーをレジスト
溶液内で支持するロールバー保持部材とを少なくとも有
し、前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラス基
板を通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記ロー
ルバーで汲み上げることにより、前記ガラス基板にレジ
スト溶液を塗布するレジスト塗布装置において、前記ロ
ールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布する塗
布ロール部両端縁に形成された凹部内壁のレジスト溶液
を除去する掻き落とし爪と、前記塗布ロール部両端縁の
表面のレジスト溶液をブローして除去するブローノズル
とを設けたことを特徴とする。
【0040】さらに、請求項4に記載の第4の発明は、
ニップローラとロールバーおよびレジスト溶液の受け皿
と、前記受け皿内に設置して前記ロールバーをレジスト
溶液内で支持するロールバー保持部材とを少なくとも有
し、前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラス基
板を通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記ロー
ルバーで汲み上げることにより、前記ガラス基板にレジ
スト溶液を塗布するレジスト塗布装置において、前記ロ
ールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布する塗
布ロール部両端縁に形成された凹部内壁のレジスト溶液
を除去する掻き落とし爪と、前記塗布ロール部両端縁の
表面のレジストをブローして除去するブローノズル、お
よび前記凹部内壁のレジスト溶液をブローして除去する
ブローノズルとを設けたことを特徴とする。
【0041】なお、本発明は液晶パネルのカラーフィル
タ形成用レジストに限らず、他の同様のレジスト類の塗
布装置に適用できる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0043】図1は本発明によるレジスト塗布装置の第
1実施例の構成を説明する要部模式図、図2は図1の矢
印U方向から見た底面図、図3は図1の矢印S方向から
見た側面図である。
【0044】図1〜図3図において、3はロールバー、
3aは塗布ロール部、3bはロール保持部、3cは径小
部、3dは凹部、9は掻き落とし爪、11は表面用のブ
ローノズル、12は内壁用のブローノズル、13はブラ
ケット、14はベース、15a,15bは取り付けボル
ト、16a,16bはコネクタである。
【0045】同図において、ロールバー3はSUS製で
あり、一体成形の塗布ロール部3aとロール保持部3b
および径小部3cからなり、ロール保持部3bの一方に
駆動機構(図示せず)が結合されてレジスト溶液に上部
を残して没した状態で回転駆動される。
【0046】また、塗布ロール部3aの両端には凹部3
dが形成されており、レジスト溶液の這い上がりを低減
している。
【0047】上記塗布ロール部3の両端縁の表面に近接
して掻き落とし爪9が設置され、さらに当該塗布ロール
部3の両端縁の表面に近接して表面のレジストをブロー
するブローノズル11と、上記凹部3dに臨んで当該凹
部のレジストをブローするブローノズル12とが設けて
ある。
【0048】これらのブローノズル11および12は、
ベース14に固定したブラケット13に取り付けられ、
当該ベースに設置されたコネクタ16a,16bから高
圧エアー等のガスDがそれぞれ供給される。
【0049】なお、ベース14は取り付けボルト15
a,15bでロールバー保持部材またはレジスト受け皿
等に固定されている。
【0050】本実施例の構成において、ロールバー3の
塗布ロール部3aの端縁に巻き上げられるレジスト溶液
は、ブローノズル11とブローノズル12により除去さ
れる。特に、ブローノズル12により塗布ロール部3a
の凹部3dから這い上がるレジストをブローするため、
塗布ロール部3aの表面に余剰なレジスト溶液が巻き上
げられるのが防止される。
【0051】なお、本実施例では、塗布ロール部3の両
端縁の表面に近接して掻き落とし爪9を設置することに
より、より効果的にレジスト除去を行なわせているが、
レジストの粘度が低い場合等ではこの掻き落とし爪9は
必ずしも必要でない。
【0052】このように、本実施例によれば、ロールバ
ーの塗布ロール部の両端に生じるレジストの巻き上げを
無くしてガラス基板のレジスト塗膜を均一な膜厚とする
ことができる。
【0053】図4は本発明によるレジスト塗布装置の第
2実施例の構成を説明する要部模式図、図5は図1の矢
印S方向から見た側面図である。
【0054】本実施例は、ロールバー3の塗布ロール部
3aの端縁の表面に巻き上げられるレジスト溶液を除去
するブローノズル11を設けると共に、ロールバー3の
ガラス基板にレジスト溶液を塗布する塗布ロール部3a
両端縁に形成された凹部3dの内壁のレジストを除去す
る掻き落とし爪10を設けたものである。
【0055】なお、上記掻き落とし爪10に塗布ロール
部3aの端縁の表面に巻き上げられるレジスト溶液を除
去する機能を付加することもできる。
【0056】このように、本実施例によれば、ロールバ
ーの塗布ロール部の両端に生じるレジストの巻き上げを
無くしてガラス基板のレジスト塗膜を均一な膜厚とする
ことができる。
【0057】図6は本発明によるレジスト塗布装置の第
3実施例の構成を説明する要部模式図、図7は図6の矢
印S方向から見た側面図である。
【0058】本実施例では、ロールバー3の塗布ロール
部3aの端縁の表面に巻き上げられるレジスト溶液を除
去するブローノズル11と当該塗布ロール部3aの端縁
に形成された凹部3dのレジスト溶液を除去するブロー
ノズル12を設けると共に、当該塗布ロール部3a両端
縁に形成された凹部3dの内壁のレジストを除去する掻
き落とし爪10を設けたものである。
【0059】なお、上記掻き落とし爪10に塗布ロール
部3aの端縁の表面に巻き上げられるレジスト溶液を除
去する機能を付加することもできる。
【0060】このように、本実施例によっても、ロール
バーの塗布ロール部の両端に生じるレジストの巻き上げ
を無くしてガラス基板のレジスト塗膜を均一な膜厚とす
ることができる。
【0061】以上の実施例は、液晶パネルのガラス基板
にフィルタ用のレジスト塗膜を形成するレジスト塗布装
置に本発明を適用したものであるが、本発明はこれに限
るものではなく、液晶表示パネルのガラス基板に形成す
る他の薄膜の形成にんも同様に適用でき、さらに、液晶
パネル以外の同様のレジスト塗膜の形成装置に提供でき
る。
【0062】また、本発明は、ロールバーの塗布ロール
部の両端に凹部を有するものに限るものではなく、当該
両端が単なる段差とした形式のロールバーにも同様に適
用できるものである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロールバーのガラス基板にレジスト溶液を塗布する塗布
ロール部の端縁で巻き上げられて当該塗布ロール部の表
面方向に流れるレジスト溶液をブローノズルおよび掻き
落とし爪で除去する構成としたことで、特に、上記ロー
ルバーの塗布ロール部の両端に形成された凹部の内壁に
這い上がるレジスト溶液を上記ブローノズルおよび/ま
たは掻き落とし爪で効果的に除去されるしたがって、塗
布ロール部からガラス基板には常に均一な量のレジスト
溶液の供給がなされて、前記した従来技術にような膜厚
むらの発生が防止され、均一なレジスト塗膜を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレジスト塗布装置の第1実施例の
構成を説明する要部模式図である。
【図2】図1の矢印U方向から見た底面図である。
【図3】図1の矢印S方向から見た側面図である。
【図4】本発明によるレジスト塗布装置の第2実施例の
構成を説明する要部模式図である。
【図5】図4の矢印S方向から見た側面図である。
【図6】本発明によるレジスト塗布装置の第3実施例の
構成を説明する要部模式図である。
【図7】図6の矢印S方向から見た側面図である。
【図8】本発明を適用するガラス基板へのレジスト塗布
装置の全体構成を説明する模式正面図である。
【図9】従来のロールバーによるレジスト塗布装置の塗
布メカニズムを説明するための模式図である。
【図10】図8に示したレジスト塗布装置のレジスト塗
布部をガラス基板の進行方向から見た要部構成図であ
る。
【図11】ロールバーの塗布ロール部端縁でのレジスト
溶液の巻き上げ現象の説明図である。
【図12】ガラス基板に塗布されたレジスト塗膜の膜厚
むらの一例の説明図である。
【図13】ロールバーの塗布ロール部端縁におけるレジ
スト巻き上げを防止する従来技術の一例を説明する要部
模式図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 1a 基板搬入装置 1b 搬送ローラ 1c 搬出装置 1d 搬送ローラ 2 ニップローラ 3 ロールバー 3a 塗布ロール部 3b ロール保持部 3c 径小部 3d 凹部 4 レジスト溶液 4a レジスト溜り 4b レジスト塗膜 4d すじむら 5 レジスト溶液の受け皿 6 ロールバー保持部材 7 塗布部 7a 回転装置 7b ガイドレール 7c 昇降装置 8 架台 9,10 掻き落とし爪 11,12 ブローノズル 13 ブラケット 14 ベース 15a,15b ボルト 16a,16b コネクタ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
フロントページの続き (72)発明者 水戸部 巧一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニップローラとロールバーおよびレジスト
    溶液の受け皿と、前記受け皿内に設置して前記ロールバ
    ーをレジスト溶液内で支持するロールバー保持部材とを
    少なくとも有し、 前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラス基板を
    通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記ロールバ
    ーで汲み上げることにより、前記ガラス基板にレジスト
    溶液を塗布するレジスト塗布装置において、 前記ロールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布
    する塗布ロール部両端縁の表面および当該塗布ロール部
    の両端縁に形成された凹部内壁のレジスト溶液をブロー
    して除去するブローノズルを設けたことを特徴とするレ
    ジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ロールバーの前記
    ガラス基板にレジスト溶液を塗布する塗布ロール部両端
    縁の表面のレジスト溶液を除去する掻き落とし爪を設け
    たことを特徴とするレジスト塗布装置。
  3. 【請求項3】ニップローラとロールバーおよびレジスト
    溶液の受け皿と、前記受け皿内に設置して前記ロールバ
    ーをレジスト溶液内で支持するロールバー保持部材とを
    少なくとも有し、 前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラス基板を
    通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記ロールバ
    ーで汲み上げることにより、前記ガラス基板にレジスト
    溶液を塗布するレジスト塗布装置において、 前記ロールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布
    する塗布ロール部両端縁に形成された凹部内壁のレジス
    ト溶液を除去する掻き落とし爪と、前記塗布ロール部両
    端縁の表面のレジスト溶液をブローして除去するブロー
    ノズルとを設けたことを特徴とするレジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】ニップローラとロールバーおよびレジスト
    溶液の受け皿と、前記受け皿内に設置して前記ロールバ
    ーをレジスト溶液内で支持するロールバー保持部材とを
    少なくとも有し、 前記ニップローラと前記ロールバーの間にガラス基板を
    通過させつつ前記受け皿のレジスト溶液を前記ロールバ
    ーで汲み上げることにより、前記ガラス基板にレジスト
    溶液を塗布するレジスト塗布装置において、 前記ロールバーの前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布
    する塗布ロール部両端縁に形成された凹部内壁のレジス
    トを除去する掻き落とし爪と、 前記塗布ロール部両端縁の表面のレジスト溶液をブロー
    して除去するブローノズル、および前記凹部内壁のレジ
    スト溶液をブローして除去するブローノズルとを設けた
    ことを特徴とするレジスト塗布装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178687A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Fujifilm Corp 塗布方法及び装置、及びインクジェット記録装置
CN110673445A (zh) * 2019-09-24 2020-01-10 浙江集迈科微电子有限公司 一种超厚胶膜的平坦化处理方法

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