JP2002072508A - 感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置 - Google Patents
感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置Info
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- JP2002072508A JP2002072508A JP2000259334A JP2000259334A JP2002072508A JP 2002072508 A JP2002072508 A JP 2002072508A JP 2000259334 A JP2000259334 A JP 2000259334A JP 2000259334 A JP2000259334 A JP 2000259334A JP 2002072508 A JP2002072508 A JP 2002072508A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体ドラム塗工膜の剥離部において均一な
エッジを得るとともに、塗工膜の破壊を防止する。 【解決手段】 処理槽20内に液滴受け部材30を設置
して、移送中の感光体ドラム10から感光体ドラム10
が浸漬される領域の内側に垂れ落ちる塗工液滴を受け
る。一方、処理槽20の剥離液に液面近傍において周縁
に向かう流れを形成し、この流れによって、感光体ドラ
ム10が浸漬される領域の真下または外側に垂れ落ちた
塗工液滴による気泡を外周縁に運び、浸漬される感光体
ドラム10の近傍に気泡が滞留することを防止する。こ
れにより、処理槽20に浸漬される感光体ドラム10に
気泡が付着することを防止し、また気泡が破裂して生じ
る液飛びが感光体ドラム10に付着することを軽減す
る。
エッジを得るとともに、塗工膜の破壊を防止する。 【解決手段】 処理槽20内に液滴受け部材30を設置
して、移送中の感光体ドラム10から感光体ドラム10
が浸漬される領域の内側に垂れ落ちる塗工液滴を受け
る。一方、処理槽20の剥離液に液面近傍において周縁
に向かう流れを形成し、この流れによって、感光体ドラ
ム10が浸漬される領域の真下または外側に垂れ落ちた
塗工液滴による気泡を外周縁に運び、浸漬される感光体
ドラム10の近傍に気泡が滞留することを防止する。こ
れにより、処理槽20に浸漬される感光体ドラム10に
気泡が付着することを防止し、また気泡が破裂して生じ
る液飛びが感光体ドラム10に付着することを軽減す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬塗工方式によ
って塗工液が塗工された感光体ドラムに対して、その下
端部に付着した塗工液を剥離する塗工液剥離装置に関す
る。
って塗工液が塗工された感光体ドラムに対して、その下
端部に付着した塗工液を剥離する塗工液剥離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】浸漬塗工方式によって塗工液が塗工され
た感光体ドラムは、その下端部の内外面に塗工液が付着
している。感光体ドラムは、画像形成装置に組み込まれ
た際に、その両端部を回転自在に支持されるが、この回
転の中心位置決め精度を高めるため、この下端部の塗工
液を除去することが求められる。
た感光体ドラムは、その下端部の内外面に塗工液が付着
している。感光体ドラムは、画像形成装置に組み込まれ
た際に、その両端部を回転自在に支持されるが、この回
転の中心位置決め精度を高めるため、この下端部の塗工
液を除去することが求められる。
【0003】図4は、従来の塗工液剥離装置の一例であ
る。この装置は、剥離液が貯められた処理槽90と、こ
の処理槽90の上周縁部91から溢れ出た剥離液を送液
ポンプ92で処理槽90内に戻す剥離液の循環手段を備
えている。
る。この装置は、剥離液が貯められた処理槽90と、こ
の処理槽90の上周縁部91から溢れ出た剥離液を送液
ポンプ92で処理槽90内に戻す剥離液の循環手段を備
えている。
【0004】この装置では、処理槽90の側方位置等で
感光体ドラム10をチャック94で把持し、この感光体
ドラム10を横方向に移送して処理槽90上に位置させ
てから下降させることにより、感光体ドラム10の下端
部11を処理槽90の剥離液内に浸漬させて該下端部1
1に付着した塗工液を剥離するようになっている。
感光体ドラム10をチャック94で把持し、この感光体
ドラム10を横方向に移送して処理槽90上に位置させ
てから下降させることにより、感光体ドラム10の下端
部11を処理槽90の剥離液内に浸漬させて該下端部1
1に付着した塗工液を剥離するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな塗工液剥離装置においては、図4に示すように、感
光体ドラム10を処理槽90上に移送する際に、感光体
ドラム10から前工程で塗工された塗工液が処理槽90
内に垂れ落ちて、処理槽90の液面に気泡Bが形成され
てしまう場合がある。
うな塗工液剥離装置においては、図4に示すように、感
光体ドラム10を処理槽90上に移送する際に、感光体
ドラム10から前工程で塗工された塗工液が処理槽90
内に垂れ落ちて、処理槽90の液面に気泡Bが形成され
てしまう場合がある。
【0006】こうして気泡Bが形成されると、感光体ド
ラム10を処理槽90内に浸漬させたとき、図5および
図6に示すように、この気泡Bが感光体ドラム10下端
部11外面に付着して、塗工膜(感光層)の剥離部エッ
ジEが不均一になってしまうという問題があった。
ラム10を処理槽90内に浸漬させたとき、図5および
図6に示すように、この気泡Bが感光体ドラム10下端
部11外面に付着して、塗工膜(感光層)の剥離部エッ
ジEが不均一になってしまうという問題があった。
【0007】さらに、このような気泡Bの破裂によって
剥離液の液飛びSが感光体ドラム10の塗工膜(感光
層)13に付着すれば、塗工膜(感光層)13の一部D
が破壊されて品質が劣化してしまうという問題もあっ
た。
剥離液の液飛びSが感光体ドラム10の塗工膜(感光
層)13に付着すれば、塗工膜(感光層)13の一部D
が破壊されて品質が劣化してしまうという問題もあっ
た。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、感光体ドラム塗工膜の剥離部において均一なエ
ッジを得るとともに、塗工膜の破壊を防止することがで
きる感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置を提供するこ
とを目的とする。
であり、感光体ドラム塗工膜の剥離部において均一なエ
ッジを得るとともに、塗工膜の破壊を防止することがで
きる感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体ドラム
下端部の内外面に付着した塗工液を剥離する塗工液剥離
装置であって、剥離液が貯められた処理槽と、前記感光
体ドラムの内径寸法よりやや小さい外径寸法の上端面を
有し、その上端面が剥離液の液面上に位置するように前
記処理槽内に設置された液滴受け部材と、少なくとも剥
離液の液面近傍において前記液滴受け部材の設置位置か
ら前記処理槽周縁に向かう剥離液の流れを形成するよう
に、前記処理槽の上端周縁部から溢れ出た剥離液を前記
処理槽内に戻して剥離液を循環させる剥離液循環手段
と、前記感光体ドラムの下端部の内側に前記液滴受け部
材を位置させながら、前記感光体ドラムの下端部を前記
処理槽の剥離液に浸漬させるように前記感光体ドラムを
移送するドラム移送手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
下端部の内外面に付着した塗工液を剥離する塗工液剥離
装置であって、剥離液が貯められた処理槽と、前記感光
体ドラムの内径寸法よりやや小さい外径寸法の上端面を
有し、その上端面が剥離液の液面上に位置するように前
記処理槽内に設置された液滴受け部材と、少なくとも剥
離液の液面近傍において前記液滴受け部材の設置位置か
ら前記処理槽周縁に向かう剥離液の流れを形成するよう
に、前記処理槽の上端周縁部から溢れ出た剥離液を前記
処理槽内に戻して剥離液を循環させる剥離液循環手段
と、前記感光体ドラムの下端部の内側に前記液滴受け部
材を位置させながら、前記感光体ドラムの下端部を前記
処理槽の剥離液に浸漬させるように前記感光体ドラムを
移送するドラム移送手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0010】このような塗工液剥離装置によれば、ドラ
ム移送手段によって移送中の感光体ドラムから塗工液滴
が垂れ落ちても、感光体ドラムが浸漬される領域の内側
では、液滴受け部材によって剥離液の液面に垂れ落ちる
ことが防止されるため、気泡が形成されることが防止さ
れる。
ム移送手段によって移送中の感光体ドラムから塗工液滴
が垂れ落ちても、感光体ドラムが浸漬される領域の内側
では、液滴受け部材によって剥離液の液面に垂れ落ちる
ことが防止されるため、気泡が形成されることが防止さ
れる。
【0011】また、感光体ドラムが浸漬される領域の真
下および外側では垂れ落ちた塗工液滴によって気泡が形
成されうるが、剥離液循環手段によって形成される処理
槽周縁に向かう剥離液の流れによって、形成された気泡
の大半は感光体ドラムが浸漬されるまでに感光体ドラム
が浸漬される領域の外側に運ばれるため、浸漬される感
光体ドラムの近傍に気泡が滞留することがない。
下および外側では垂れ落ちた塗工液滴によって気泡が形
成されうるが、剥離液循環手段によって形成される処理
槽周縁に向かう剥離液の流れによって、形成された気泡
の大半は感光体ドラムが浸漬されるまでに感光体ドラム
が浸漬される領域の外側に運ばれるため、浸漬される感
光体ドラムの近傍に気泡が滞留することがない。
【0012】したがって、処理槽に浸漬される感光体ド
ラムに気泡が付着することがなく、塗工膜の剥離部にお
いて均一なエッジを得ることができる。
ラムに気泡が付着することがなく、塗工膜の剥離部にお
いて均一なエッジを得ることができる。
【0013】また、感光体ドラムの近傍に気泡が滞留す
ることがないため、気泡が破裂して生じる剥離液の液飛
びが感光体ドラムに付着することが軽減され、塗工膜の
破壊による品質の劣化を防止することができる。
ることがないため、気泡が破裂して生じる剥離液の液飛
びが感光体ドラムに付着することが軽減され、塗工膜の
破壊による品質の劣化を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる感光体ド
ラム下端部の塗工液剥離装置の一実施形態を示す全体図
である。なお、図4に示した従来の塗工液剥離装置と同
様の構成部分については、同一の符号を付している。
ラム下端部の塗工液剥離装置の一実施形態を示す全体図
である。なお、図4に示した従来の塗工液剥離装置と同
様の構成部分については、同一の符号を付している。
【0015】図1に示すように、この塗工液剥離装置
は、剥離液が貯められる処理槽20と、この処理槽20
内に設置された液滴受け部材30と、処理槽20の剥離
液を循環させる剥離液循環手段40と、感光体ドラム1
0を移送するドラム移送手段50とを備えている。
は、剥離液が貯められる処理槽20と、この処理槽20
内に設置された液滴受け部材30と、処理槽20の剥離
液を循環させる剥離液循環手段40と、感光体ドラム1
0を移送するドラム移送手段50とを備えている。
【0016】前記処理槽20は、その内部に貯められた
剥離液に感光体ドラム10の下端部11を浸漬させるよ
うに上面が開口している。
剥離液に感光体ドラム10の下端部11を浸漬させるよ
うに上面が開口している。
【0017】前記液滴受け部材30は、剥離処理が行わ
れる感光体ドラム10の内径寸法よりやや小さい外形寸
法を有する円盤状の上端面31を有しており、この上端
面31が剥離液の液面上に位置するように前記処理槽2
0内の略中央位置に立設されている。
れる感光体ドラム10の内径寸法よりやや小さい外形寸
法を有する円盤状の上端面31を有しており、この上端
面31が剥離液の液面上に位置するように前記処理槽2
0内の略中央位置に立設されている。
【0018】前記剥離液循環手段40は、処理槽20の
上周縁部21外側に設けられた液受け部41と、該液受
け部41が受けた剥離液を前記処理槽20内に戻す送液
ポンプ42とを備えている。そして、送液ポンプ42に
よって前記処理槽20内に底面の送液口から順次剥離液
を供給して、この処理槽20の上周縁部21から剥離液
を溢れさせることにより、剥離液の循環流れを形成して
剥離液の成分の均一化を図るとともに、図2に示すよう
に、剥離液の液面近傍において前記液滴受け部材30が
設置された略中央位置から処理槽20の周縁に向かう剥
離液の流れを形成するようになっている。
上周縁部21外側に設けられた液受け部41と、該液受
け部41が受けた剥離液を前記処理槽20内に戻す送液
ポンプ42とを備えている。そして、送液ポンプ42に
よって前記処理槽20内に底面の送液口から順次剥離液
を供給して、この処理槽20の上周縁部21から剥離液
を溢れさせることにより、剥離液の循環流れを形成して
剥離液の成分の均一化を図るとともに、図2に示すよう
に、剥離液の液面近傍において前記液滴受け部材30が
設置された略中央位置から処理槽20の周縁に向かう剥
離液の流れを形成するようになっている。
【0019】前記ドラム移送手段50は、感光体ドラム
10をその上端部内面側から把持するチャック51と、
このチャック51を水平方向および鉛直方向に移動動作
させることにより、チャック51に把持された感光体ド
ラム10の下端部11を前記処理槽20の所定位置に浸
漬させる図示しない移動手段とを備えている。
10をその上端部内面側から把持するチャック51と、
このチャック51を水平方向および鉛直方向に移動動作
させることにより、チャック51に把持された感光体ド
ラム10の下端部11を前記処理槽20の所定位置に浸
漬させる図示しない移動手段とを備えている。
【0020】次に、この塗工液剥離装置の作用について
説明する。
説明する。
【0021】この塗工液剥離装置における剥離処理の対
象となる感光体ドラム10は、前工程で感光層等をなす
塗工液が浸漬塗工によって塗工されたものである。
象となる感光体ドラム10は、前工程で感光層等をなす
塗工液が浸漬塗工によって塗工されたものである。
【0022】ドラム移送手段50は、チャック51によ
って、この感光体ドラム10の上端部を把持し、図示し
ない移動手段によって処理槽20の上方位置に移動させ
る。続いて、前記移動手段は、感光体ドラム10の内側
に前記液滴受け部材30が位置するように感光体ドラム
10を下降させ、図3に示すように、その下端部11の
所定の剥離幅に相当する部分を処理槽20内の剥離液に
浸漬させる。さらに、前記移動手段は、感光体ドラム1
0を上下に揺動動作させ、感光体ドラム10の下端部1
1をより多くの剥離液に曝して付着した塗工液を確実に
剥離させる。
って、この感光体ドラム10の上端部を把持し、図示し
ない移動手段によって処理槽20の上方位置に移動させ
る。続いて、前記移動手段は、感光体ドラム10の内側
に前記液滴受け部材30が位置するように感光体ドラム
10を下降させ、図3に示すように、その下端部11の
所定の剥離幅に相当する部分を処理槽20内の剥離液に
浸漬させる。さらに、前記移動手段は、感光体ドラム1
0を上下に揺動動作させ、感光体ドラム10の下端部1
1をより多くの剥離液に曝して付着した塗工液を確実に
剥離させる。
【0023】この感光体ドラム10の移送中に感光体ド
ラム10から塗工液滴が垂れ落ちても、感光体ドラム1
0が浸漬される領域の内側では、液滴受け部材30によ
って剥離液の液面に垂れ落ちることが防止されるため、
気泡が形成されることが防止される。
ラム10から塗工液滴が垂れ落ちても、感光体ドラム1
0が浸漬される領域の内側では、液滴受け部材30によ
って剥離液の液面に垂れ落ちることが防止されるため、
気泡が形成されることが防止される。
【0024】一方、感光体ドラム10が浸漬される領域
の真下および外側には液滴受け部材30がないため、垂
れ落ちた塗工液滴によって液面に気泡が形成されうる。
しかし、この液面近傍には剥離液循環手段40によって
処理槽20の周縁に向かう流れが形成されているため、
形成された気泡の大半はこの剥離液の流れによって、感
光体ドラム10が剥離液に浸漬されるまでに感光体ドラ
ム10が浸漬される領域の外側に運ばれ、浸漬される感
光体ドラム10の近傍に気泡が滞留することがない。
の真下および外側には液滴受け部材30がないため、垂
れ落ちた塗工液滴によって液面に気泡が形成されうる。
しかし、この液面近傍には剥離液循環手段40によって
処理槽20の周縁に向かう流れが形成されているため、
形成された気泡の大半はこの剥離液の流れによって、感
光体ドラム10が剥離液に浸漬されるまでに感光体ドラ
ム10が浸漬される領域の外側に運ばれ、浸漬される感
光体ドラム10の近傍に気泡が滞留することがない。
【0025】したがって、処理槽20に浸漬される感光
体ドラム10に気泡が付着することが防止され、塗工膜
の剥離部において均一なエッジを得ることができる。
体ドラム10に気泡が付着することが防止され、塗工膜
の剥離部において均一なエッジを得ることができる。
【0026】また、感光体ドラム10の近傍に気泡が滞
留することがないため、気泡が破裂して生じる剥離液の
液飛びが感光体ドラム10に付着することが軽減され、
塗工膜の破壊による品質の劣化を防止することができ
る。
留することがないため、気泡が破裂して生じる剥離液の
液飛びが感光体ドラム10に付着することが軽減され、
塗工膜の破壊による品質の劣化を防止することができ
る。
【0027】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる塗工液剥離装置は、上記実施形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範
囲で適宜構成を変更してもよい。
が、本発明にかかる塗工液剥離装置は、上記実施形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範
囲で適宜構成を変更してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる塗工液剥
離装置によると、ドラム移動手段によって移送中の感光
体ドラムから塗工液滴が垂れ落ちても、感光体ドラムが
浸漬される領域の内側では、液滴受け部材によって剥離
液の液面に垂れ落ちることが防止されるため、気泡が形
成されることが防止される。一方、感光体ドラムが浸漬
される領域の真下および外側で垂れ落ちた塗工液滴によ
って気泡が形成されても、剥離液循環手段によって形成
される処理槽周縁に向かう剥離液の流れによって、形成
された気泡の大半は感光体ドラムが浸漬されるまでに感
光体ドラムが浸漬される領域の外側に運ばれるため、浸
漬される感光体ドラムの近傍に気泡が滞留することがな
い。
離装置によると、ドラム移動手段によって移送中の感光
体ドラムから塗工液滴が垂れ落ちても、感光体ドラムが
浸漬される領域の内側では、液滴受け部材によって剥離
液の液面に垂れ落ちることが防止されるため、気泡が形
成されることが防止される。一方、感光体ドラムが浸漬
される領域の真下および外側で垂れ落ちた塗工液滴によ
って気泡が形成されても、剥離液循環手段によって形成
される処理槽周縁に向かう剥離液の流れによって、形成
された気泡の大半は感光体ドラムが浸漬されるまでに感
光体ドラムが浸漬される領域の外側に運ばれるため、浸
漬される感光体ドラムの近傍に気泡が滞留することがな
い。
【0029】したがって、処理槽に浸漬される感光体ド
ラムに気泡が付着することがなく、塗工膜の剥離部にお
いて均一なエッジを得ることができるとともに、気泡が
破裂して生じる剥離液の液飛びが感光体ドラムに付着す
ることが軽減され、塗工膜の破壊による品質の劣化を防
止することができる。
ラムに気泡が付着することがなく、塗工膜の剥離部にお
いて均一なエッジを得ることができるとともに、気泡が
破裂して生じる剥離液の液飛びが感光体ドラムに付着す
ることが軽減され、塗工膜の破壊による品質の劣化を防
止することができる。
【図1】本発明にかかる塗工液剥離装置の一実施形態を
示す全体説明図である。
示す全体説明図である。
【図2】処理槽の液面近傍における剥離液の流れを説明
する説明図である。
する説明図である。
【図3】同装置における剥離処理状態を示す説明図であ
る。
る。
【図4】従来の塗工液剥離装置の一例である。
【図5】従来の塗工液剥離装置における剥離処理を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】従来の塗工液剥離装置によって剥離処理された
感光体ドラムの一例である。
感光体ドラムの一例である。
10 感光体ドラム 11 下端部 20 処理槽 21 上周縁部 30 液滴受け部材 31 上端面 40 剥離液循環手段 41 液受け部 42 送液ポンプ 50 ドラム移送手段
Claims (1)
- 【請求項1】 感光体ドラム下端部の内外面に付着した
塗工液を剥離する塗工液剥離装置であって、 剥離液が貯められた処理槽と、 前記感光体ドラムの内径寸法よりやや小さい外径寸法の
上端面を有し、その上端面が剥離液の液面上に位置する
ように前記処理槽内に設置された液滴受け部材と、 少なくとも剥離液の液面近傍において前記液滴受け部材
の設置位置から前記処理槽周縁に向かう剥離液の流れを
形成するように、前記処理槽の上端周縁部から溢れ出た
剥離液を前記処理槽内に戻して剥離液を循環させる剥離
液循環手段と、 前記感光体ドラムの下端部の内側に前記液滴受け部材を
位置させながら、前記感光体ドラムの下端部を前記処理
槽の剥離液に浸漬させるように前記感光体ドラムを移送
するドラム移送手段と、を備えたことを特徴とする感光
体ドラム下端部の塗工液剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259334A JP2002072508A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259334A JP2002072508A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002072508A true JP2002072508A (ja) | 2002-03-12 |
Family
ID=18747523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000259334A Withdrawn JP2002072508A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 感光体ドラム下端部の塗工液剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002072508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169959A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259334A patent/JP2002072508A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169959A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |