JPH02122857A - 水性コーティング材の皮ハリ防止装置及びその装置を用いたコーティング方法 - Google Patents

水性コーティング材の皮ハリ防止装置及びその装置を用いたコーティング方法

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JPH02122857A
JPH02122857A JP27589788A JP27589788A JPH02122857A JP H02122857 A JPH02122857 A JP H02122857A JP 27589788 A JP27589788 A JP 27589788A JP 27589788 A JP27589788 A JP 27589788A JP H02122857 A JPH02122857 A JP H02122857A
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JP
Japan
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water
paint
tank
coating material
water paint
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JP27589788A
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English (en)
Inventor
Minoru Nobata
野畑 稔
Seiichi Watanabe
渡辺 聖一
Yoshiaki Hiramatsu
義明 平松
Katsuo Kaneko
金子 勝男
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KASHIYUU KK
Original Assignee
KASHIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性コアティング材の皮ハリ防止装置及びその
装置を用いたコーティング方法に関し、更に詳細に説明
すると、水性塗料、水性接着剤及び水性インキ等の水性
コーティング材の槽内の液面の皮ハリを有効に防止する
ことが可能であり、且つ、コーティング不良がなく良好
な仕上がり感を有する塗膜を得ることが可能な水性コー
ティング材の皮ハリ防止装置及びその装置を用いたコー
ティング方法に関する。
[従来の技術〕 従来、例えば速乾性のエマルジョン型塗料の浸漬塗料槽
は、ポンプ循環若しくはプロペラ撹拌により塗料を循環
させ、塗料表面を流動させているが、長時間の使用に伴
い、プロペラシャフトの塗料液面付近等において、塗料
の皮ハリにより塗料が固着するという問題点を有してい
る。
更に、塗料液面の皮(塗料固形物)は、塗料液面の乾燥
に伴い、成長し、被塗物に付着して塗装不良を生せしめ
る。またプロペラシャフトの液面部分の固着物は、それ
が成長すると塗料液面を泡立たせ、ひいてはその泡が被
塗物に付着して、前記と同様に塗装不良の原因となると
いう問題点を有している。このことは水性接着剤及び水
性インキにおいても同様の問題点であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、水性コーティング材の槽内の液面の皮
ハリを有効に防止することが可能であり、且つ、コーテ
ィング不良がなく良好な仕上がり怒を有する塗膜を得る
ことが可能な水性コーティング材の皮ハリ防止装置を提
供することにある。
本発明の他の目的は、コーティング不良がなく良好な仕
上がり感を有する塗膜を得ることが可能な上記装置を用
いたコーティング方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、水性コ
ーティング材の液面上に水の微粒子を存在せしめること
が可能な手段を設けた水性コーティング材の皮ハリ防止
装置及び該装置を使用したコーティング方法により上記
目的が達成されることを見出し、本発明を完成するに到
った。
即ら、本発明の水性コーティング材の皮ハリ防止装置は
、水性コーティング材の液面上に水の微粒子を存在せし
めることが可能な手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
また、本発明の水性コーティング材の皮ハリ防止装置を
用いたコーティング方法は、水性コーティング材の液面
上に水の微粒子を存在せしめ、次いでコーティングする
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の皮ハリ防止装置に依れば水性コーティング材の
液面上に水の微粒子を存在させたので、水性コーティン
グ材の皮ハリを有効に防止することができると共に、コ
ーティング材槽及び撹拌機のプロペラシャフトの水性コ
ーティング材の液面付近にコーティング材固形物が発生
せず、また本発明に依れば、被塗物が上記水微粒子層中
を通過することになるが、本発明においては、塗膜の流
れ落ちもなく、且つ、コーティング不良がなく良好な仕
上がりの塗膜を得ることができる。
〔実施例〕
以下本発明に係る水性コーティング材の皮ハリ防止装置
及びその装置を用いたコーティング方法を図面を参照し
て詳述する。
第1図及び第2図には本発明の一実施例の概略が夫々示
されており、本実施例では水性コーティング材として水
性塗料を用いた場合として説明する。本発明の水性塗料
の皮ハリ防止装置1は、塗料槽2に供給された水性塗料
3の液面3a上に水性塗料3の乾燥を防止するための水
の微粒子6を存在せしめることが可能な手段としての超
音波加湿器4を有してなるものである。超音波加湿器4
は超音波を使用して加湿する手段であるが、この超音波
加湿器4を使用することが良好な塗膜を簡易に得ること
ができることから好ましい。また斯る水の微粒子6を存
在せしめることが可能な手段としては、塗料の乾燥を防
止し、水の微粒子6を存在せしめることが可能な装置で
あればいかなるものであってもよく、例えば、霧吹器等
による加湿手段であってもよい。尚、水蒸気を用いた場
合には、高温であるため被塗物11の表面に水蒸気が結
露して塗膜が流れ落ちることがあるため好ましくない。
水の微粒子6の給水量、微粒子6の層の厚さ及び相対湿
度、微粒子6の粒径等は塗料槽2の容量、表面積等によ
って異なるが、例えば、塗料槽2が1.5)ンで表面積
が2.5n(程度である場合には、200〜5001/
llr、、好ましくは350 ml / fir。
程度の給水量で十分であり、水分の蒸発、水性塗料3の
塗料槽2への補給を考慮すると、水性塗料3の粘度に対
する影響は殆ど無視することができる。水の微粒子6の
層の厚さは任意であるが、水性塗料3の水の蒸発を抑制
できる程度であればよく、その層の相対湿度は例えば、
90%±10%程度あればよい。水の微粒子6の粒径に
ついては、前記加湿手段としての超音波加湿器4により
発生される水粒子の粒径程度であれば特に問題はない。
塗料槽2は連続槽であってもバッチ式の槽であってもよ
い。
次に、第3図a及びbを参照して本発明の水性コーティ
ング材の皮ハリ防止装置1を用いたコーティング方法に
ついて前述の実施例と同様に水性コーティング材として
水性塗料を用いた場合として説明する。
本発明のコーティング方法は、水性塗料3の液面3a上
に水の微粒子6を存在せしめ、次いで塗装することを特
徴とするものであるが、水の微粒子6を存在せしめる手
段としては前記超音波加湿器4等の加湿装置を使用する
ことが可能である。
斯ろ水の微粒子6を水性塗料3の液面3aに存在せしめ
た塗料槽2に被塗物11を適宜、浸漬せしめ塗膜を形成
する。しかる後、塗膜を乾燥、硬化させ、塗装物を得る
。尚、第3図a及びb中、符号13はガイドレール、1
5はガイドレール13に案内されて移動し、且つ下端に
被塗物11を保持した保持部材であり、ガイドレール1
3に形成された下段部17に前記保持部材15が位置し
ている状態で被塗物11が塗料槽2内の水性塗料3に浸
漬される。
以下において、更に具体的な実験例を掲げ本発明を更に
詳しく説明する。
災!−土(皮ハリ状態比較試験) 第1図に示した280X220X50aunの塗料槽2
としてのバット(表面積600c+ll)に10100
Oの水系エマルジョン塗料3を入れ、超音波加湿器4を
用いて、80m1/Hr、の給水量で水の微粒子6を水
性塗料3表面に存在せしめた。25.”Cにおいて70
%の相対湿度(RH)の条件で放置し、水性塗料3表面
の皮ハリの有無を観察した。比較試料として、超音波加
湿器4を使用しなかった場合についても同様に観察した
。その結果を第1表に示す。
第1表 表中、○は皮ハリなしを、Xは皮/’%すした場合を夫
々表す。
災朕■−呈(加湿器使用時の塗料粘度変化)第2図に示
した撹拌機8を使用した塗料槽2(表面積500C[1
りに102の水系エマルジョン塗料3を入れ、超音波加
湿器4を用いて、80m1/llr。
の給水量で水の微粒子6を前記水性塗料3液面3a上に
存在せしめた。25”Cにおいて70%の相対湿度(R
H)の条件で撹拌し、水性塗料3の粘度変化を粘度計(
岩田カップNK−2)を用いて経時的に測定した。その
結果を第2表に示す。
第2表 第2表から明らかなように、10時間における撹拌にお
いても粘度の上昇は観察されず、撹拌機8のプロペラシ
ャフト8aへの水性塗料3の付着も全く観察されなかっ
た。これに対し、超音波加湿器4を使用せずに10時間
撹拌を行った場合には、塗料槽2及び撹拌機8のプロペ
ラシャフト8aの水性塗料3液面3a付近に夫々3cm
程度水性塗料3が固着していた。
爽験貫−主(加湿中でのセツティング)実験例2で使用
した第2図に示す装置1及び水性塗料3を用いて被塗物
11としての塗板(長さ:150an)を塗料槽2中に
浸漬し、その塗装を行い、セツティング時間を0〜10
分間に変えて塗板のIl!厚を測定した。膜厚の測定は
、被塗物11としての塗板の上部、中部及び下部の3か
所について膜厚計を用いて測定した。結果を第3表に示
す。
第3表 第3表から明らかなように、本発明の加湿を加えたもの
については殆ど水性塗料3の粘度増加が無いために、塗
膜の膜厚が厚くならず、また極端に薄くなることもない
尖施■−土 第3図に示した装置1を使用して塗装実験を行った。即
ち、塗料槽2として槽容量が1500 kg及び槽表面
積が2.5ボのものを使用し、カシューウォーターコー
ト#709(水溶性エマルジョン塗料、粘度:11〜1
2秒、岩田カップNK−2)(カシュー株式会社製)を
入れ、塗料補給量は30〜50 kg/dayとし、超
音波加湿器4から350〜400n+l/Hr、の給水
量で加湿した。
斯る塗料槽2中の水性塗料3を撹拌機8で撹拌しながら
、被塗物11を浸漬して塗装した。
その結果、塗装不良がない良好な塗膜を得ることができ
た。
上記実施例において、メインテナンスが楽になり、塗装
不良率が少なく、効果が良好であることが確認された。
また、本発明の装置及び方法は、塗料槽における塗料の
塗付時のみならず、塗料製造時及び塗料調整時(調色時
)等においても応用が可能である。
〔発明の効果〕
本発明に依れば、水性コーティング材の槽内の液面の皮
ハリを有効に防止することができ、且つ、コーティング
不良がなく良好な仕上がり感を有する塗膜を得ることが
できる水性コーティング材の皮ハリ防止装置及びその装
置を用いたコーティング方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の水性コーティング材の皮ハ
リ防止装置の一実施例の概略を夫々示すもので、第1図
は斜視説明図、第2図は本発明の水性コーティング材の
皮ハリ防止装置の変形例を示す断面説明図、第3図a及
びbは本発明の水性コーティング材の皮ハリ防止装置を
用いたコーティング方法の一実施例の概略を夫々示す正
面説明図及び側面説明図である。 図中1・・・水性コーティング材としての水性塗料の皮
ハリ防止装置、2・・・塗料槽、3・・・水性塗料、3
a・・・液面、4・・・超音波加湿器、6・・・水の微
粒子、8・・・撹拌機、11・・・被塗物、13・・・
ガイドレール、15・・・保持部材、17・・・下段部
。 第 図 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水性コーティング材の槽内の液面上に水の微粒子
    を存在せしめることが可能な手段を設けたことを特徴と
    する水性コーティング材の皮ハリ防止装置。
  2. (2)水性コーティング材の液面上に水の微粒子を存在
    せしめ、次いでコーティングすることを特徴とする水性
    コーティング材の皮ハリ防止装置を用いたコーティング
    方法。
  3. (3)前記水性コーティング材が水性塗料、水性接着剤
    及び水性インキの何れかであることを特徴とする請求項
    (1)または請求項(2)記載の水性コーティング材の
    皮ハリ防止装置またはその装置を用いたコーティング方
    法。
JP27589788A 1988-10-31 1988-10-31 水性コーティング材の皮ハリ防止装置及びその装置を用いたコーティング方法 Pending JPH02122857A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5462768A (en) * 1991-08-09 1995-10-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Screen printing process using water-based chemical composition
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