JP2519738B2 - エンジンにおける発電機の駆動装置 - Google Patents
エンジンにおける発電機の駆動装置Info
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- JP2519738B2 JP2519738B2 JP62201149A JP20114987A JP2519738B2 JP 2519738 B2 JP2519738 B2 JP 2519738B2 JP 62201149 A JP62201149 A JP 62201149A JP 20114987 A JP20114987 A JP 20114987A JP 2519738 B2 JP2519738 B2 JP 2519738B2
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- generator
- shaft
- rotary shaft
- engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
- F02B63/042—Rotating electric generators
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動二輪車用のエンジンにおいて、
そのクランク軸で発電機を駆動するための駆動装置に関
する。
そのクランク軸で発電機を駆動するための駆動装置に関
する。
自動二輪車用のエンジンには、各種の保安用電気装置
への電力供給を行なう発電機が一体的に組み込まれてい
る。この発電機の駆動手段として、従来、例えば「実開
昭60−157943号公報」に見られるように、クランク軸の
後方に、このクランク軸によって駆動される回転軸を平
行に設け、この回転軸の軸方向一端側に発電機を配置す
るとともに、この発電機の発電機軸と回転軸との間に、
回転軸の回転を増速して発電機軸に伝えるベルト式の駆
動機構を介在させ、発電容量を増大させるようにしたも
のが知られている。
への電力供給を行なう発電機が一体的に組み込まれてい
る。この発電機の駆動手段として、従来、例えば「実開
昭60−157943号公報」に見られるように、クランク軸の
後方に、このクランク軸によって駆動される回転軸を平
行に設け、この回転軸の軸方向一端側に発電機を配置す
るとともに、この発電機の発電機軸と回転軸との間に、
回転軸の回転を増速して発電機軸に伝えるベルト式の駆
動機構を介在させ、発電容量を増大させるようにしたも
のが知られている。
ところが、この先行技術の駆動機構のように、発電機
軸と回転軸に夫々径の異なるプーリを設け、これらプー
リ間にベルトを巻き掛けることで、所定の増速比を得る
構成では、このベルトのスリップを防止するために、プ
ーリに対するベルトの巻き掛け長さをある程度確保しな
くてはならない。
軸と回転軸に夫々径の異なるプーリを設け、これらプー
リ間にベルトを巻き掛けることで、所定の増速比を得る
構成では、このベルトのスリップを防止するために、プ
ーリに対するベルトの巻き掛け長さをある程度確保しな
くてはならない。
したがって、プーリの配置間隔、ひいては回転軸と発
電機軸との軸間距離が自ずと長くなるから、発電機が回
転軸の径方向にずれてクランクケース上に大きく突出し
てしまい、エンジン全体のコンパクト化が妨げられると
いった不具合がある。
電機軸との軸間距離が自ずと長くなるから、発電機が回
転軸の径方向にずれてクランクケース上に大きく突出し
てしまい、エンジン全体のコンパクト化が妨げられると
いった不具合がある。
本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、
発電機がエンジンの周囲に大きく突出することもなく、
全体的にコンパクトなエンジンにおける発電機の駆動装
置の提供を目的とする。
発電機がエンジンの周囲に大きく突出することもなく、
全体的にコンパクトなエンジンにおける発電機の駆動装
置の提供を目的とする。
そこで、本発明においては、クランク軸と平行に、こ
のクランク軸からの動力伝達によって駆動される回転軸
を設け、この回転軸の軸方向一端側に発電機を対向させ
て配置するとともに、この発電機の発電機軸と回転軸と
の間に、回転軸の回転を変速して発電機軸に伝える変速
機構を介在させ、この変速機構は回転軸と発電機軸のい
ずれか一方の軸に内歯歯車を設けるとともに、他方の軸
に上記内歯歯車に内接して噛み合う小歯車を設けてなる
ことを特徴とする。
のクランク軸からの動力伝達によって駆動される回転軸
を設け、この回転軸の軸方向一端側に発電機を対向させ
て配置するとともに、この発電機の発電機軸と回転軸と
の間に、回転軸の回転を変速して発電機軸に伝える変速
機構を介在させ、この変速機構は回転軸と発電機軸のい
ずれか一方の軸に内歯歯車を設けるとともに、他方の軸
に上記内歯歯車に内接して噛み合う小歯車を設けてなる
ことを特徴とする。
この構成によれば、回転軸および発電機軸と連動する
一対の歯車は、互いに内噛み合いとなるので、従来のベ
ルト駆動あるいは外噛み合いに比べて場所をとらず、上
記回転軸と発電機軸との間の軸間距離を大幅に短縮する
ことができる。
一対の歯車は、互いに内噛み合いとなるので、従来のベ
ルト駆動あるいは外噛み合いに比べて場所をとらず、上
記回転軸と発電機軸との間の軸間距離を大幅に短縮する
ことができる。
したがって、発電機がエンジンの周囲に大きく突出す
ることもなく、このエンジンに対しコンパクトに組み込
むことができる。
ることもなく、このエンジンに対しコンパクトに組み込
むことができる。
以下本発明の第1実施例を、第1図ないし第6図にも
とづいて説明する。
とづいて説明する。
第6図は自動二輪車を示し、そのフレーム1には例え
ば4サイクル四気筒エンジン2が搭載されている。エン
ジン2のクランクケース3内には、クランク軸4が左右
方向に沿って横置きされており、このクランク軸4には
ピストン5に連なるコネクティングロッド6が連結され
ている。
ば4サイクル四気筒エンジン2が搭載されている。エン
ジン2のクランクケース3内には、クランク軸4が左右
方向に沿って横置きされており、このクランク軸4には
ピストン5に連なるコネクティングロッド6が連結され
ている。
また、クランクケース3の後部には歯車式変速機(図
示せず)を収容した変速機ケース7が一体に設けられて
いる。変速機ケース7には、クランク軸4と平行に中空
状の回転軸8が軸支されており、この回転軸8はクラン
ク軸4の後方上部に配置されている。そして、回転軸8
の外周面には動力伝達用の駆動ハブ9がスプライン係合
されており、この駆動ハブ9の一端面にはダンパ10を介
して駆動歯車11が連結されている。駆動歯車11は回転軸
8の軸方向略中間部に位置されており、この駆動歯車11
とクランク軸4上に設けた駆動歯車12との間には、クラ
ンク軸4の回転回転軸8に伝えるサイレントチェーン13
が巻回されている。
示せず)を収容した変速機ケース7が一体に設けられて
いる。変速機ケース7には、クランク軸4と平行に中空
状の回転軸8が軸支されており、この回転軸8はクラン
ク軸4の後方上部に配置されている。そして、回転軸8
の外周面には動力伝達用の駆動ハブ9がスプライン係合
されており、この駆動ハブ9の一端面にはダンパ10を介
して駆動歯車11が連結されている。駆動歯車11は回転軸
8の軸方向略中間部に位置されており、この駆動歯車11
とクランク軸4上に設けた駆動歯車12との間には、クラ
ンク軸4の回転回転軸8に伝えるサイレントチェーン13
が巻回されている。
ところで、回転軸8の軸方向に沿う一端側には、交流
発電機14が配置されている。交流発電機14は変速機ケー
ス7の上部側方、つまり、エンジン2のシリンダブロッ
ク30の背面(後方)に露出しており、変速機ケース7の
側面と対向して設けられている。交流発電機14の外郭と
なるケーシング15は、第1図に示すように、発電機軸16
の軸方向に沿って第1ないし第3のケーシング構成体1
7,18,19に三分割されている。これらケーシング構成体1
7,18,19は、通しボルト20によって一体的に締め付け固
定されており、その第1のケーシング構成体17がスペー
サ21を介して変速機ケース7の側面に着脱可能に固定さ
れている。
発電機14が配置されている。交流発電機14は変速機ケー
ス7の上部側方、つまり、エンジン2のシリンダブロッ
ク30の背面(後方)に露出しており、変速機ケース7の
側面と対向して設けられている。交流発電機14の外郭と
なるケーシング15は、第1図に示すように、発電機軸16
の軸方向に沿って第1ないし第3のケーシング構成体1
7,18,19に三分割されている。これらケーシング構成体1
7,18,19は、通しボルト20によって一体的に締め付け固
定されており、その第1のケーシング構成体17がスペー
サ21を介して変速機ケース7の側面に着脱可能に固定さ
れている。
スペーサ21は一定の厚みを有した板状をなしており、
本実施例の場合は、その一端面に突設した嵌合突部22
を、変速機ケース7の側面に開口する受口23に嵌め込む
とともに、外周面に設けたフランジ部24を、変速機ケー
ス7の側面にボルト25で締付けることで、この変速機ケ
ース7に支持されている。そして、スペーサ21の中央部
に開けた嵌合孔26に、第1のケーシング構成体17に突設
した円筒状の嵌合突部27が嵌め込まれて、いわゆるいん
ろう接合されており、この嵌合突部27の基端部に設けた
接合用フランジ部28を、スペーサ21の側面にボルト29で
諦付けることにより、交流発電機14が変速機ケース7に
支持されている。
本実施例の場合は、その一端面に突設した嵌合突部22
を、変速機ケース7の側面に開口する受口23に嵌め込む
とともに、外周面に設けたフランジ部24を、変速機ケー
ス7の側面にボルト25で締付けることで、この変速機ケ
ース7に支持されている。そして、スペーサ21の中央部
に開けた嵌合孔26に、第1のケーシング構成体17に突設
した円筒状の嵌合突部27が嵌め込まれて、いわゆるいん
ろう接合されており、この嵌合突部27の基端部に設けた
接合用フランジ部28を、スペーサ21の側面にボルト29で
諦付けることにより、交流発電機14が変速機ケース7に
支持されている。
また、回転軸8の一端は変速機ケース7を貫通すると
ともに、スペーサ21の嵌合孔26の内部で発電機軸16と対
向しており、これら回転軸8と発電機軸16との間には、
回転軸8の回転を増速して発電機軸16に伝える変速機構
35が介在されている。
ともに、スペーサ21の嵌合孔26の内部で発電機軸16と対
向しており、これら回転軸8と発電機軸16との間には、
回転軸8の回転を増速して発電機軸16に伝える変速機構
35が介在されている。
この変速機構35について説明を加えると、回転軸8の
一端部には内歯歯車36のリム部37が同軸状をなして一体
に形成されており、このリム部37は回転軸8の一端開口
部を閉塞する閉塞面37aを一体に有している。リム部37
の内周面には歯部36aが形成されており、この歯部36aに
小歯車38がピッチ円Pを内接させるようにして噛み合っ
ている。この小歯車38のボス部39は発電機軸16にスプラ
イン係合又は圧入されており、このため、第2図に示す
ように、回転軸8の軸心X1と発電機軸16の軸心x2とは、
上下方向に距離Lだけ偏心して位置されている。そし
て、この場合、内歯歯車36の歯数N1は小歯車38の歯数N2
よりも多くなっており、回転軸8の回転速度はN1/N2倍
に増速されて発電機軸16に伝えられる。
一端部には内歯歯車36のリム部37が同軸状をなして一体
に形成されており、このリム部37は回転軸8の一端開口
部を閉塞する閉塞面37aを一体に有している。リム部37
の内周面には歯部36aが形成されており、この歯部36aに
小歯車38がピッチ円Pを内接させるようにして噛み合っ
ている。この小歯車38のボス部39は発電機軸16にスプラ
イン係合又は圧入されており、このため、第2図に示す
ように、回転軸8の軸心X1と発電機軸16の軸心x2とは、
上下方向に距離Lだけ偏心して位置されている。そし
て、この場合、内歯歯車36の歯数N1は小歯車38の歯数N2
よりも多くなっており、回転軸8の回転速度はN1/N2倍
に増速されて発電機軸16に伝えられる。
また、回転軸8の内部空間8aには、第1図中矢印で示
すように内歯歯車36とは反対側の端部から潤滑オイルが
供給され、この潤滑オイルはリム部37の閉塞面37aに開
けたオイル噴出口37bを通じてリム部37の内側に噴出す
るようになっている。そして、本実施例の場合、リム部
37の内周面には歯部36aに隣接してオイル溝37cが形成さ
れている。このオイル溝37cには、回転軸8の回転中
に、オイル噴出孔37bから噴出した潤滑オイルが遠心力
を受けて流れ込み、ここから内歯歯車36と小歯車38との
噛み合い部分に順次流出して、この噛み合い部分を潤滑
するようになっている。
すように内歯歯車36とは反対側の端部から潤滑オイルが
供給され、この潤滑オイルはリム部37の閉塞面37aに開
けたオイル噴出口37bを通じてリム部37の内側に噴出す
るようになっている。そして、本実施例の場合、リム部
37の内周面には歯部36aに隣接してオイル溝37cが形成さ
れている。このオイル溝37cには、回転軸8の回転中
に、オイル噴出孔37bから噴出した潤滑オイルが遠心力
を受けて流れ込み、ここから内歯歯車36と小歯車38との
噛み合い部分に順次流出して、この噛み合い部分を潤滑
するようになっている。
変速機ケース7には交流発電機14の後方に位置して、
始動電動機40が組み込まれている。始動電動機40の回転
軸41は、枢軸42上に回転自在に設けた減大歯車43と噛み
合っており、この減大歯車43と一体をなす減小歯車44
は、回転軸8上に回転自在に設けた他の減大歯車45と噛
み合っている。この減大歯車45は始動電動機40から回転
軸8への動力伝達のみを許容する一方向クラッチ46を介
して駆動ハブ9に結合されている。このため、始動電動
機40の回転は、互いに噛み合う各歯車43,44,45により減
速された後、一旦回転軸8に伝達され、ここからサイレ
ントチェーン13を介してクランク軸4に伝えられる。
始動電動機40が組み込まれている。始動電動機40の回転
軸41は、枢軸42上に回転自在に設けた減大歯車43と噛み
合っており、この減大歯車43と一体をなす減小歯車44
は、回転軸8上に回転自在に設けた他の減大歯車45と噛
み合っている。この減大歯車45は始動電動機40から回転
軸8への動力伝達のみを許容する一方向クラッチ46を介
して駆動ハブ9に結合されている。このため、始動電動
機40の回転は、互いに噛み合う各歯車43,44,45により減
速された後、一旦回転軸8に伝達され、ここからサイレ
ントチェーン13を介してクランク軸4に伝えられる。
なお、第4図中符号47は冷却水ポンプであり、交流発
電機14の下方に位置されている。
電機14の下方に位置されている。
このような構成の第1実施例によれば、回転軸8に連
なる内歯歯車36と、発電機軸16に連なる小歯車38とは、
ピッチ円Pを内接させた内噛み合いとなるので、従来の
ベルト駆動や外噛み合いに比べて場所をとらず、回転軸
8と発電機軸16との間の軸間距離Lを大幅に短縮するこ
とができる。
なる内歯歯車36と、発電機軸16に連なる小歯車38とは、
ピッチ円Pを内接させた内噛み合いとなるので、従来の
ベルト駆動や外噛み合いに比べて場所をとらず、回転軸
8と発電機軸16との間の軸間距離Lを大幅に短縮するこ
とができる。
このため、交流発電機14を増速駆動するにも拘らず、
交流発電機14が変速機ケース7の周囲に大きく突出する
こともなく、エンジン2に対しコンパクトに組み込むこ
とができる。
交流発電機14が変速機ケース7の周囲に大きく突出する
こともなく、エンジン2に対しコンパクトに組み込むこ
とができる。
しかも、この実施例のように、始動電動機40の回転を
回転軸8を介してクランク軸4に伝えるものにおいて
は、交流発電機14の突出が抑えられる分だけ、交流発電
機14と始動電動機40とをより近づけて配置することがで
き、変速機ケース7回りのコンパクト化を図る上で好都
合となる等の利点がある。
回転軸8を介してクランク軸4に伝えるものにおいて
は、交流発電機14の突出が抑えられる分だけ、交流発電
機14と始動電動機40とをより近づけて配置することがで
き、変速機ケース7回りのコンパクト化を図る上で好都
合となる等の利点がある。
また、同一エンジン2であっても、仕様の違いにより
交流発電機14を増速駆動する場合と、増速しない場合が
あり、この交流発電機14を増速する場合と、増速しない
場合とでは、回転軸8に対する発電機軸16の偏心量が異
なってくるので、変速機ケース7の側面に設ける受口23
の位置も当然異なることになる。したがって、同一エン
ジン2であっても、受口23の開口位置が異なる二種類の
変速機ケース7を用意しなくてはならない。
交流発電機14を増速駆動する場合と、増速しない場合が
あり、この交流発電機14を増速する場合と、増速しない
場合とでは、回転軸8に対する発電機軸16の偏心量が異
なってくるので、変速機ケース7の側面に設ける受口23
の位置も当然異なることになる。したがって、同一エン
ジン2であっても、受口23の開口位置が異なる二種類の
変速機ケース7を用意しなくてはならない。
しかるに、この実施例の場合、交流発電機14のケーシ
ング15はスペーサ21を介して変速機ケース7に取付けら
れているから、このスペーサ21に、交流発電機14を増速
駆動する際の回転軸8と発電機軸16の偏心量に見合った
嵌合孔26を開けておけば良いことになる。
ング15はスペーサ21を介して変速機ケース7に取付けら
れているから、このスペーサ21に、交流発電機14を増速
駆動する際の回転軸8と発電機軸16の偏心量に見合った
嵌合孔26を開けておけば良いことになる。
よつて、交流発電機14を増速駆動する構成でありなが
ら、受口23の開口位置を変えた新たな変速機ケース7を
用意する必要はなく、高価な変速機ケース7は一種類で
済む。
ら、受口23の開口位置を変えた新たな変速機ケース7を
用意する必要はなく、高価な変速機ケース7は一種類で
済む。
なお、本発明は上述した第1実施例に特定されるもの
ではなく、第7図および第8図に第2実施例を示す。
ではなく、第7図および第8図に第2実施例を示す。
この実施例の交流発電機14は、第1のケーシング構成
体17に突設した嵌合突部27を、変速機ケース7の受口23
に直接嵌め込んでいんろう接合するとともに、フランジ
部28を変速機ケース7の側面に直接重ね合わせて、ボル
ト51により締付け固定したものであり、このフランジ部
28には、ボルト51が挿通されるガイド孔52が形成されて
いる。そして、このガイド孔52は第8図に示すように、
回転軸8の軸心X1と発電機軸16の軸心X2との中間点X3を
中心とする円弧状に形成されている。
体17に突設した嵌合突部27を、変速機ケース7の受口23
に直接嵌め込んでいんろう接合するとともに、フランジ
部28を変速機ケース7の側面に直接重ね合わせて、ボル
ト51により締付け固定したものであり、このフランジ部
28には、ボルト51が挿通されるガイド孔52が形成されて
いる。そして、このガイド孔52は第8図に示すように、
回転軸8の軸心X1と発電機軸16の軸心X2との中間点X3を
中心とする円弧状に形成されている。
したがって、ボルト51を弛めれば、小歯車38を含む交
流発電機14全体を、上記中間点X3を中心として回動させ
ることができ、この際、交流発電機14の回動中心X3は、
回転軸8の軸心X1および発電機軸16の軸心X2に対し偏心
しているので、内歯歯車36と小歯車38との噛み合い部分
のバックラッシ調整を行なえるようになっている。
流発電機14全体を、上記中間点X3を中心として回動させ
ることができ、この際、交流発電機14の回動中心X3は、
回転軸8の軸心X1および発電機軸16の軸心X2に対し偏心
しているので、内歯歯車36と小歯車38との噛み合い部分
のバックラッシ調整を行なえるようになっている。
また、この構成の場合、ケーシング15が変速機ケース
7に直接取付けられてはいるが、このケーシング15自体
が三分割構造をなしているので、変速機ケース7側の第
1のケーシング構成体17のみ、交流発電機14を増速する
場合としない場合の二種類を用意しておけば、たとえば
エンジン2の仕様の違いにより、発電機軸16と回転軸8
との偏心量が変わっても、第1のケーシング構成体17を
交換するだけで対処できる。
7に直接取付けられてはいるが、このケーシング15自体
が三分割構造をなしているので、変速機ケース7側の第
1のケーシング構成体17のみ、交流発電機14を増速する
場合としない場合の二種類を用意しておけば、たとえば
エンジン2の仕様の違いにより、発電機軸16と回転軸8
との偏心量が変わっても、第1のケーシング構成体17を
交換するだけで対処できる。
したがって、ケーシング15を直接変速機ケース7に取
付けたにも拘らず、高価な変速機ケース7を二種類用意
する必要はない。
付けたにも拘らず、高価な変速機ケース7を二種類用意
する必要はない。
なお、このようにケーシング15を変速機ケース7に直
接固定する場合には、第9図に示す第3実施例のよう
に、ケーシング15を変速機ケース7に対し移動不能に締
付け固定しても良い。
接固定する場合には、第9図に示す第3実施例のよう
に、ケーシング15を変速機ケース7に対し移動不能に締
付け固定しても良い。
また、上述した第1実施例では、サイレントチェーン
13が巻き掛けられる駆動歯車11を回転軸8の軸方向中間
部に設けたが、本発明はこれに限らず、第10図に示す第
4実施例のエンジン2のように、駆動歯車11を回転軸8
の他端部、つまり、交流発電機14とは反対側の端部に設
けても良い。
13が巻き掛けられる駆動歯車11を回転軸8の軸方向中間
部に設けたが、本発明はこれに限らず、第10図に示す第
4実施例のエンジン2のように、駆動歯車11を回転軸8
の他端部、つまり、交流発電機14とは反対側の端部に設
けても良い。
さらに、内歯歯車36は回転軸8に一体に形成するもの
に限らず、第11図に示す第5実施例のように、内歯歯車
36のリム部37の端面に、ボス部61を同軸状に突設し、こ
のボス部61を回転軸8の一端開口部8b内に差し込んでス
プライン係合させるようにしても良い。
に限らず、第11図に示す第5実施例のように、内歯歯車
36のリム部37の端面に、ボス部61を同軸状に突設し、こ
のボス部61を回転軸8の一端開口部8b内に差し込んでス
プライン係合させるようにしても良い。
また、上述した実施例では、内歯歯車を回転軸に設
け、小歯車を発電機軸に設けたが、これとは逆に、内歯
歯車を発電機軸に設けるとともに、小歯車を回転軸に設
けても良い。このため、駆動機構は回転軸の回転を増速
して発電機軸に伝えるものに限らず、例えば常用回転域
が高回転域にあるようなエンジンの場合には、回転軸の
回転を減速して発電機軸に伝えるものであっても良い。
け、小歯車を発電機軸に設けたが、これとは逆に、内歯
歯車を発電機軸に設けるとともに、小歯車を回転軸に設
けても良い。このため、駆動機構は回転軸の回転を増速
して発電機軸に伝えるものに限らず、例えば常用回転域
が高回転域にあるようなエンジンの場合には、回転軸の
回転を減速して発電機軸に伝えるものであっても良い。
以上詳述した本発明によれば、回転軸と発電機軸との
軸間距離を、従来に比べて大幅に短縮することができ、
このため、発電機をエンジンの周囲に大きく突出させる
ことなくコンパクトに組み込むことができ、その分、エ
ンジンの外観がすっきりと纏まる等の利点がある。
軸間距離を、従来に比べて大幅に短縮することができ、
このため、発電機をエンジンの周囲に大きく突出させる
ことなくコンパクトに組み込むことができ、その分、エ
ンジンの外観がすっきりと纏まる等の利点がある。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は交流発電機の組み込み部分の断面図、第2図は第1
図中II−II線に沿う断面図、第3図は第1図中III線方
向から見た側面図、第4図は自動二輪車用エンジンの側
面図、第5図はエンジンを一部断面した平面図、第6図
は自動二輪車の側面図、第7図および第8図は本発明の
第2実施例を示し、第7図は交流発電機の組み込み部分
の断面図、第8図は交流発電機の組み込み部分の側面
図、第9図は本発明の第3実施例を示す側面図、第10図
は本発明の第4実施例を示す断面図、第11図は本発明の
第5実施例を示す断面図である。 2……エンジン、4……クランク軸、8……回転軸、14
……発電機(交流発電機)、16……発電機軸、35……変
速機構、36……内歯歯車、38……小歯車。
図は交流発電機の組み込み部分の断面図、第2図は第1
図中II−II線に沿う断面図、第3図は第1図中III線方
向から見た側面図、第4図は自動二輪車用エンジンの側
面図、第5図はエンジンを一部断面した平面図、第6図
は自動二輪車の側面図、第7図および第8図は本発明の
第2実施例を示し、第7図は交流発電機の組み込み部分
の断面図、第8図は交流発電機の組み込み部分の側面
図、第9図は本発明の第3実施例を示す側面図、第10図
は本発明の第4実施例を示す断面図、第11図は本発明の
第5実施例を示す断面図である。 2……エンジン、4……クランク軸、8……回転軸、14
……発電機(交流発電機)、16……発電機軸、35……変
速機構、36……内歯歯車、38……小歯車。
Claims (1)
- 【請求項1】クランク軸と平行に、このクランク軸から
の動力伝達によって駆動される回転軸を設け、この回転
軸の軸方向一端側に発電機を対向させて配置するととも
に、この発電機の発電機軸と回転軸との間に、回転軸の
回転を変速して発電機軸に伝える変速機構を介在させ、
この変速機構は回転軸と発電機軸のいずれか一方の軸に
内歯歯車を設けるとともに、他方の軸に上記内歯歯車に
内接して噛み合う小歯車を設けてなることを特徴とする
エンジンにおける発電機の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62201149A JP2519738B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-08-12 | エンジンにおける発電機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-57425 | 1987-03-12 | ||
JP5742587 | 1987-03-12 | ||
JP62201149A JP2519738B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-08-12 | エンジンにおける発電機の駆動装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01323A JPH01323A (ja) | 1989-01-05 |
JPS64323A JPS64323A (en) | 1989-01-05 |
JP2519738B2 true JP2519738B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=26398468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62201149A Expired - Lifetime JP2519738B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-08-12 | エンジンにおける発電機の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519738B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2736686C2 (ru) * | 2016-03-22 | 2020-11-19 | Ман Трак Унд Бас Эстеррайх Гезмбх | Вспомогательная передача двигателя внутреннего сгорания |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04330369A (ja) * | 1991-04-30 | 1992-11-18 | Isuzu Motors Ltd | 燃料噴射ポンプのカム軸 |
KR100513459B1 (ko) * | 2002-12-12 | 2005-09-09 | 현대자동차주식회사 | 자동차 회전부품의 동력 전달 구조 |
FR2955059B1 (fr) * | 2010-01-11 | 2012-07-13 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Ensemble comportant un moteur thermique et une machine electrique reversible |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63259123A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-26 | Mazda Motor Corp | エンジンの補機駆動装置 |
-
1987
- 1987-08-12 JP JP62201149A patent/JP2519738B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2736686C2 (ru) * | 2016-03-22 | 2020-11-19 | Ман Трак Унд Бас Эстеррайх Гезмбх | Вспомогательная передача двигателя внутреннего сгорания |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64323A (en) | 1989-01-05 |
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