JP2519544B2 - 非標準信号検出装置およびクロック判定装置 - Google Patents

非標準信号検出装置およびクロック判定装置

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JP2519544B2
JP2519544B2 JP1272464A JP27246489A JP2519544B2 JP 2519544 B2 JP2519544 B2 JP 2519544B2 JP 1272464 A JP1272464 A JP 1272464A JP 27246489 A JP27246489 A JP 27246489A JP 2519544 B2 JP2519544 B2 JP 2519544B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばIDTV、EDTV等のテレビジョン受像
機に適用して好適な非標準信号検出装置およびクロック
判定装置に関する。
[従来の技術] 第5図は、テレビジョン受像機の一例を示すものであ
る。
同図において、入力端子1に供給される、例えばNTSC
方式のカラー映像信号SVはA/D変換器2でディジタル信
号に変換されたのち、メモリを有してなる3次元信号処
理回路3に供給される。
また、入力端子1に供給される映像信号SVはアナログ
のY/C分離回路14に供給され、このY/C分離回路(ライン
型フィルタ)14で分離される色信号Cは色復調回路15に
供給されて赤色差信号R−Yおよび青色差信号B−Yが
復調される。この色差信号R−Y、B−YはA/D変換器
2で点順次のディジタル信号に変換されたのち、信号処
理回路3に供給される。
信号処理回路3では、映像信号SVおよび色差信号R−
Y/B−Yのそれぞれに対して、Y/C分離処理および走査線
補間処理が行なわれる。
図示せずも、静止画部分では1フレーム期間前の信号
を用いてフレーム間処理によるY/C分離が行なわれると
共に、動画部分では1水平期間(1H)前の信号を用いて
ライン間処理によるY/C分離が行なわれる。
また、静止画部分では前後フィールドの同じ垂直位置
にある主走査線信号の平均値より補間走査線信号が形成
されると共に、動画部分では上下ラインの主走査線信号
の平均値より補間走査線信号が形成される。
なお、このような信号処理回路3は、例えば特願平1-
152527号に詳述されている。
信号処理回路3より出力される輝度信号Yの主走査線
信号Vrおよび補間走査線信号Yiは、倍速変換回路4に供
給されて倍速変換処理が行なわれる。つまり、主走査線
信号Yrおよび補間走査線信号Yiがそれぞれラインメモリ
に書き込まれると共に、H/2の期間をもって連続して読
み出される。これにより水平期間がH/2とされた順次走
査方式の輝度信号Y′が形成され、この輝度信号Y′は
マトリックス回路5に供給される。
また、信号処理回路3より出力される色差信号R−Y/
B−Yの補間走査線信号Ciは、倍速変換回路4に供給さ
れて倍速変換処理が行なわれる。つまり、この補間走査
線信号Ciはラインメモリに書き込まれると共に、H/2の
期間をもって2回連続して読み出される。これにより、
水平期間がH/2とされた順次走査方式の色差信号R′−
Y′、B′−Y′が形成され、これら色差信号R′−
Y′、B′−Y′はマトリックス回路5に供給される。
そして、マトリックス回路5より出力される順次走査
方式の赤、緑、青の原色信号R′、G′、B′は、D/A
変換器6でアナログ信号とされたのちカラー受像管7に
供給される。
また、入力端子1に供給される映像信号SVは同期分離
回路8に供給されて水平同期信号HDが分離され、この
水平同期信号HDは、例えばPL回路で構成されるクロッ
ク発生回路9に供給される。このクロック発生回路9か
らは、水平同期信号HDに位相追従した1820fh(fhは水
平同期信号HDの周波数)の周波数を有するクロックCLK
が出力される。
クロック発生回路9より出力されるクロックCLKは分
周器10で2分周されたのちA/D変換器2、信号処理回路
3に供給されると共に、倍速変換回路4に書き込みクロ
ックとして供給される。
また、クロックCLKは倍速変換回路4に読み出しクロ
ックとして供給されると共に、D/A変換器6および分周
器11に供給される。
分周器11ではクロックCLKが910分周され、水平同期信
号HDの2倍の周波数を有する倍速の水平同期信号H2D
が形成される。この水平同期信号H2Dは偏向回路12に供
給される。
また、D/A変換器6の出力信号より同期分離回路13で
垂直同期信号VDが分離され、この垂直同期信号VDは偏
向回路12に供給される。カラー受像管7の水平および垂
直の偏向制御は、この偏向回路12によって行なわれ、カ
ラー受像管7の画面上には順次走査方式の画像が表示さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] ここで、映像信号SVがNTSC方式の標準規格のもの(標
準信号)であるときには、水平周波数fhと色副搬送波周
波数f scとの関係は、次式のようになる。
f sc=455fh/2 ・・・(1) この関係を満足するとき、色副搬送波はライン間およ
びフレーム間で位相が反転しており、映像信号SVを構成
する輝度信号Yおよび色信号Cは周波数インターリーブ
関係を満足している。
したがって、映像信号SVが標準信号であるときには、
信号処理回路3でライン間処理あるいはフレーム間処理
によって良好にY/C分離を行なうことができる。
しかし、映像信号SVが、例えば家庭用VTRからの再生
信号でジッタがあるときには、(1)式の関係を満足し
なくなることがある。このように映像信号SVが非標準信
号となるときには、色副搬送波は特にフレームメモリの
入出力間での位相反転関係が成立しなくなり、信号処理
回路3ではフレーム間処理によるY/C分離が良好に行な
われず、画質を劣化させることになる。
したがって、映像信号SVが非標準信号であるときに
は、Y/C分離処理をライン間処理のみに固定することが
考えられる。
さらに、クロック発生回路9には、映像信号SVが標準
信号であるか非標準信号であるかによって、次のような
特性が要求される。つまり、標準信号であるときには、
信号処理回路3でY/C分離を良好に行なうために、水平
同期信号HDに含まれるジッタ等の影響を受けない安定
なクロックCLKを発生することが要求される。一方、非
標準信号であるときには、補間走査線信号を良好に形成
するために、水平同期信号HDに素早く追従するクロッ
クCLKを発生することが要求される。
したがって、映像信号SVが標準信号であるか非標準信
号であるかによって、クロック発生回路9を構成するPL
L回路のループフィルタの時定数を切り換えることが考
えられる。
この発明の目的は入力映像信号が非標準信号であるこ
とを良好に検出することができる非標準信号検出装置を
提供することにある。また、この発明の他の目的はシス
テムクロックがカラーバースト信号に位相ロックしてい
るかどうかを良好に判定することができるクロック判定
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1の発明に係る非標準信号検出装置によれば、入力
カラー映像信号より抽出されるカラーバースト信号に基
づいて水平同期信号を形成する第1の同期信号形成手段
と、入力カラー映像信号より分離される水平同期信号に
基づいて水平同期信号を形成する第2の同期信号形成手
段と、第1および第2の同期信号形成手段からの水平同
期信号の位相差を計測する位相差計測手段と、この位相
差計測手段で計測された位相差を所定時間遅延させる遅
延手段と、この遅延手段の入出力の差分を得る減算手段
と、この減算手段より出力される差分に基づいて入力カ
ラー映像信号が非標準信号であることを判定する判定手
段とを備えてなるものである。
第2の発明に係るクロック判定装置によれば、入力カ
ラー映像信号より抽出されるカラーバースト信号に基づ
いて水平同期信号を形成する第1の同期信号形成手段
と、映像信号処理回路に用いるシステムクロックに基づ
いて水平同期信号を形成する第2の同期信号形成手段
と、第1および第2の同期信号形成手段からの水平同期
信号の位相差を計測する位相差計測手段と、位相差計測
手段で計測された位相差を所定時間遅延させる遅延手段
と、遅延手段の入出力の差分を得る減算手段と、減算手
段より出力される差分に基づいてシステムクロックがカ
ラーバースト信号に位相ロックしていることを判定する
判定手段とを備えてなるものである。
[作用] 例えば、入力カラー映像信号SVがNTSC方式の標準規格
のもの(標準信号)であるときには、水平周波数fhと色
副搬送波周波数f scとの関係は、次式に示すようにな
る。
f sc=455fh/2 この場合、映像信号SVより抽出されるカラーバースト
信号に基づいて形成される水平同期信号HRと映像信号S
Vよ理分離される水平同期信号HDの位相差は一定とな
り、減算手段より出力される差分は0となる。
これに対して、映像信号SVが非標準信号であるときに
は、2つの水平同期信号の位相差は変動し、減算手段よ
り出力される差分は0より大きくなる。
したがって、第1の発明における判定手段では、減算
手段より出力される差分に基づいて映像信号SVが非標準
信号であることを判定し得る。
また、映像信号SVより抽出されるカラーバースト信号
に基づいて形成される水平同期信号HRと映像処理回路
に用いるシステムクロックに基づいて形成される水平同
期信号の位相差は、システムクロックがカラーバースト
信号に位相ロックしているときには一定となり、減算手
段より出力される差分は0となる。これに対して、シス
テムクロックがカラーバースト信号に位相ロックしてい
ないときには位相差は変動し、減算手段より出力される
差分は0より大きくなる。
したがって、第2の発明における判定手段では、減算
手段より出力される差分に基づいてシステムクロックが
カラーバースト信号に位相ロックしていることを判定し
得る。
[実施例] 以下、第1図を参照しながら、この発明の一実施例に
ついて説明する。この第1図において、第5図と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
同図において、入力端子1に供給される映像信号SVは
Y/C分離回路14に供給されると共に、切換スイッチ16の
a側の固定端子に供給される。Y/C分離回路14で分離さ
れる輝度信号Yは切換スイッチ16のb側の固定端子に供
給される。この切換スイッチ16の出力信号は、A/D変換
器2でディジタル信号に変換されたのち、第5図におけ
る映像信号SVの代わりとして信号処理回路3に供給され
る。
また、入力端子1に供給される映像信号SVはバースト
抽出回路21に供給される。バースト抽出回路21で抽出さ
れるカラーバースト信号SCはAFC回路あるいはAPC回路で
構成されるクロック発生回路22に供給され、このクロッ
ク発生回路22からは2・n・f sc(nは正の整数、f sc
は色副搬送波周波数)の周波数を有する基準クロックCL
KRが出力される。この基準クロックCLKRは分周回路23で
455・n分周されて基準の水平同期信号HRが形成され、
この水平同期信号HRは位相計測回路24に供給される。
また、同期分離回路8で分離される水平同期信号HD
はAFC回路25を介して位相計測回路24に供給される。こ
こで、同期分離回路8より安定に水平同期信号HDが分
離されれば、AFC回路25は不要である。しかし、同期分
離回路8では、ノイズ等によって抜けたりあるいは多数
出たり等の分離ミスが生じるので、AFC回路25を配して
安定化を図っている。
位相計測回路24では水平同期信号HRとHDとの位相差
が計測される。
この場合、映像信号SVがNTSC方式の標準規格のもの、
つまり標準信号であるときには、水平周波数fhと色副搬
送波周波数f scとの関係は、上述の(1)式のようにな
る。
この場合、映像信号SVより抽出されるカラーバースト
信号SCに基づいて形成される水平同期信号HRと映像信
号SVより分離される水平同期信号HDとの位相差は時間
に依らずほぼ一定となる。これに対して、映像信号SVが
非標準信号であるときには、2つの水平同期信号HRと
HDの位相差は時間と共に変動する。
位相計測回路24より出力される位相差データDPHは減
算回路26に直接供給されると共に、遅延回路27で所定時
間遅延されたのち減算回路26に供給される。
減算回路26からは遅延回路27の入出力の位相差データ
DPHの差分が演算される。映像信号SVが標準信号である
ときには、位相差データDPHが一定となるので、減算回
路26より出力される差分データDDIは0となる。これに
対して、映像信号SVが非標準信号であるときには、位相
差データDPHが変動するので、減算回路26より出力され
る差分データDDIは0より大きくなる。
減算回路26より出力される差分データDDIは判定回路
28に供給される。判定回路28では、水平同期信号HRと
HDの位相差の変動量が一定範囲内であり差分データDD
Iが所定値より小さい場合には映像信号SVを標準信号と
判定すると共に、その他の場合には映像信号SVを非標準
信号と判定する。この判定回路28からは、映像信号SVが
標準信号である場合には例えば低レベル“0"となり、非
標準信号である場合には高レベル“1"となる判定信号SD
が出力される。
この判定信号SDは切換スイッチ16に制御信号として供
給される。切換スイッチ16は、映像信号SVが標準信号で
あるときにはa側に接続され、一方、非標準信号である
ときにはb側に接続される。
したがって、信号処理回路3では、映像信号SVが標準
信号であるときには映像信号SVおよび色差信号R−Y/B
−Yのそれぞれに対して、一方、映像信号SVが非標準信
号であるときには輝度信号Yおよび色差信号R−Y/B−
Yのそれぞれに対してY/C分離処理および走査線補間処
理が行なわれる。つまり、映像信号SVが非標準信号であ
るときには、信号処理回路3にアナログのY/C分離回路1
4でライン間処理によって分離された輝度信号Yが供給
されるので、3次元処理によるY/C分離はほとんど無効
となり、走査線補間の働きしかしないことになる。結
局、映像信号SVが非標準信号であるとき、Y/C分離はラ
イン間処理のみで行なわれることになる。
また、判定回路28からの判定信号SDはクロック発生回
路9に制御信号として供給される。そして、クロック発
生回路9を構成するPLL回路のループフィルタは、映像
信号SVが標準信号であるときには時定数の大きなもの
が、一方、非標準信号であるときには時定数の小さなも
のが選択される。
第2図は、第1図例における要部の具体構成を示すも
のである。この第2図において、第1図と対応する部分
には、同一符号を付して示している。
同図において、AFC回路25からの水平同期信号HD(第
3図Aに図示)は位相計測回路24を構成するロード信号
作成器241に供給される。この作成器241にはクロック発
生回路22からの基準クロックCLKRが供給される。作成器
241では水平同期信号HDが基準クロックCLKRでサンプリ
ングされて、水平同期信号HDに同期した1クロック幅
のパルス(同図Bに図示)が作成される。
作成器241で作成されるパルスはロード信号としてカ
ウンタ242に供給される。このカウンタ242には基準クロ
ックCLKRがカウントクロックとして供給される。カウン
タ242では、ロード信号によって「0」がロードされ、
以後再びロード信号が供給されるまでの間、基準クロッ
クCLKRが供給されるたびに1だけカウントアップされる
(同図Cに図示)。
カウンタ242からのカウントデータはラッチ243に供給
される。このラッチ243には分周回路23で形成される基
準の水平同期信号HR(同図Eに図示)がラッチパルス
として供給される。ラッチ243では、水平同期信号HRの
立ち上がりでカウンタ242からのカウントデータがラッ
チされ、このラッチされたカウントデータx1,x2,x3,・
・・が位相差データDPH(同図Fに図示)として出力さ
れる。
ところで、映像信号SVが標準信号である場合には、垂
直同期信号VDの近傍以外では水平同期信号HRおよびH
Dの位相差の変動が少ないので、位相差データDPHの値
を一定範囲内に収めて、後述する遅延回路27を構成する
遅延素子271の規模を低減することが考えられる。位相
差データDPHの値に枠を設けるため、本例におけるカウ
ンタ242は、リップルキャリーRC等を用いて、一定の値
までカウントしたならばカウント動作が停止するように
される。これにより、カウンタ242からの実際のカウン
トデータは、第3図Dに示すようになる。
また、クロック発生回路22からの基準クロックCLKRは
分周回路23を構成する分周器231に供給される。この分
周器231ではトリガ信号STにより分周が開始されて水平
同期信号HRが形成される。トリガ信号STはトリガ発生
器232で発生されて分周器231に供給される。
トリガ発生器232にはAFC回路25からの水平同期信号H
Dが供給され、水平同期信号HDから位相差データDPHの
値に設けられた枠の半分の値分だけ遅延した時点でトリ
ガ信号STが発生される(第3図Gに図示)。これによ
り、上述したように位相差データDPHの値に枠を設けて
も、水平同期信号HRは枠内に位置するようになるの
で、位相計測回路24からは良好に位相差データDPHが出
力される。
ここで、映像信号SVの時間軸変動が大きくなると、水
平同期信号HRは枠内からはみ出るようになる。しかし
この場合には、トリガ発生器232に位相計測回路24のオ
ーバーフロー検出器244より高レベル“1"の信号が供給
され、上述したような時点で再びトリガ信号STが発生さ
れ、水平同期信号HRが枠内に位置するように制御され
る。
検出器244にはカウンタ242よりリップルキャリーRC
(第3図Hに図示)が供給され、このリップルキャリー
RCが水平同期信号HRのタイミングでラッチされる。つ
まり、水平同期信号HRが枠内よりはみ出るときには、
リップルキャリーRCは高レベル“1"となっており、検出
器244からは高レベル“1"の信号が出力される。
上述せずもトリガ発生器232には同期分離回路13で分
離される垂直同期信号VDが供給され、トリガ信号STが
垂直同期信号VDの近傍以外で発生されるようにされる。
また、垂直同期信号VDの近傍では、同期分離回路8
での同期分離が不十分なため、水平同期信号HRおよび
HDの位相差が変動することがあり、判定感度が悪化す
ることが考えられる。
これを解決するため、垂直同期信号VDがVマスク発
生器233に供給され、このVマスク発生器233で垂直同期
信号VDが供給されてから水平同期信号HDの乱れがおさ
まるまでの期間のマスク信号SMが形成される。そして、
このマスク信号SMはゲート234に供給され、分周器231で
形成される水平同期信号HRがマスク信号SMの期間は位
相計測回路24に供給されないようにされる。これによ
り、垂直同期信号VDの近傍での位相計測は停止され
る。
また、位相計測回路24のラッチ243からの位相差デー
タDPHは減算回路26に供給されると共に、遅延回路27の
遅延素子271を介して減算回路26に供給される。遅延素
子271は、例えば非同期メモリを用いて構成され、遅延
量設定器272によって遅延量が設定される。遅延素子271
には分周回路23からの水平同期信号HRが書き込みおよ
び読み出しクロックとして供給される。遅延量設定器27
2では水平同期信号HRおよび垂直同期信号VDが供給さ
れ、水平同期信号HRの整数倍に遅延量が設定される。
この場合、遅延量は、第1図における信号処理回路3
のシステムクロックがカラーバースト信号SCに位相ロッ
クしたクロックであるときは1フィールド、水平同期信
号HDに位相ロックしたクロックであるときには1フレ
ーム近くに設定するのが効率の点で最もよいので、本例
においては1フレーム近くに設定される。
減算回路26より出力される差分データDDIは、判定回
路28を構成する積分平均器281および絶対値化器282を介
して判定器283に供給される。
この場合、差分データDDIには、基準クロックCLKRに
よる水平同期信号HDのサンプリングタイミングの揺ら
ぎや、同期分離回路8で発生するジッタによる変動を有
するので、積分平均器281でもって平均されて安定化さ
れる。また、この値は正もしくは負の信号を持つので、
絶対値化器282でもって絶対値化される。
判定器283では、水平同期信号HRとHDの位相差の変
動量が一定範囲内であり差分データDDIが所定値より小
さい場合には映像信号SVを標準信号と判定すると共に、
その他の場合には映像信号SVを非標準信号と判定する。
そして、判定器28からは、映像信号SVが標準信号である
場合には例えば低レベル“0"となり、非標準信号である
場合には高レベル“1"となる判定信号が出力され、この
判定信号は混合器284を介して時間拡大器285に供給され
る。
上述したように映像信号のSVの時間軸変動が大きく、
位相計測回路24の検出器244より高レベル“1"の信号が
出力される場合には、判定器283の判定に依らずに、混
合器284によって時間拡大器285に供給される判定信号は
非標準であることを示す、例えば高レベル“1"の信号と
される。
また、NTSC方式ではカラーシーケンスが4フィールド
で一巡しているので、時間拡大器285では、一旦非標準
であるとの判定信号が供給されるときには、少なくとも
4フィールドの期間は、非標準であることを示す判定信
号を出力するようにされる。そして、この時間拡大器28
5の出力信号が判定信号SDとして切換スイッチ16に供給
される。
映像信号SVより抽出されたカラーバースト信号SCに基
づいて形成される水平同期信号HRと映像信号SVより分
離される水平同期信号HDの位相差は、上述したように
映像信号SVが標準信号であるときには一定となると共
に、映像信号SVが非標準信号であるときには変動する。
本例においては、位相計測回路24からは水平同期信号
HRおよびHDの位相差を示す位相差データDPHが出力さ
れると共に、減算回路26からは位相差の変動を示す差分
データDDIが出力され、この差分データDDIに基づい
て、映像信号SVが標準信号であるか非標準信号であるか
が判定される。したがって、本例によれば、映像信号SV
が非標準信号であるときには、これを良好に検出してY/
C分離の処理をライン処理に確実に変更することがで
き、また、クロック発生回路9からのクロックCLKの特
性を確実に変更でき、信号処理による画質劣化を防止で
きる。
また、本例によれば、第2図に示すように、位相差デ
ータDPHの値に枠を設けているので、位相差データDPH
のビット数を小さくでき、遅延素子271の規模を小さく
することができる。なお、カウンタ242もビット数の小
さなものを使用することができる。
また、本例によれば、第2図に示すように、マスク信
号SMによって垂直同期信号VDの近傍では分周回路23よ
り水平同期信号HRが出力されず、位相計測回路24で位
相の計測が行なわれないようにしているので、垂直同期
信号VDの近傍の位相変動による影響を除外することが
でき、非標準信号の検出を正確に行なうことができる。
また、本例によれば、第2図に示すように、減算回路
26からの差分データDDIを積分平均器281によって一定
期間に亘って平均化してから判定を行なうようにしてい
るので、判定回路28における判定を安定に行なうことが
できる。
なお、第1図の実施例においては、映像信号SVが標準
信号であるときクロック発生回路9より発生されるクロ
ック(システムクロック)CLKがカラーバースト信号SC
に当然に位相ロックしているものとして、単に映像信号
SVが標準信号か非標準信号かによってY/C分離を動き適
応の処理で行なうか、それともライン間処理のみで行な
うかを決めているが、このような信号処理の変更は、む
しろクロックCLKがフレーム間処理のY/C分離を行なえる
状態にあるかどうかで決めるのが望ましい。
第4図に示すように、クロック発生回路9からのクロ
ックCLKを分周回路29で1820分周して位相計測回路24に
供給することにより、他の回路変更を要することなく、
クロックCLKがバースト信号SCとどの程度位相ロックし
ているかを判定させることができる。この場合、判定回
路28より出力される判定信号SD′は、クロックCLKが良
好にフレーム間処理によるY/C分離が行なえる程度の位
相ロック状態にあるときには低レベル“0"となり、良好
に行なえない状態にあるときには高レベル“1"となる。
従って、第4図例では、この判定信号SD′によってY/
C分離を動き適応の処理で行なうか、それともライン間
処理のみで行なうかを決める切換スイッチ16が制御され
る。
なお、上述実施例においては、NTSC方式の映像信号に
ついて述べたものであるが、この発明は、水平同期信号
とカラーバースト信号との間に一定の周波数関係がある
PAL方式等の他の方式の映像信号に対しても同様に適用
できることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、第1の発明に係る非標準信号検
出装置によれば、映像信号より抽出されたカラーバース
ト信号に基づいて形成される水平同期信号と映像信号よ
り分離させる水平同期信号に基づいて形成される水平同
期信号の位相差の変動を監視して、映像信号が標準信号
か非標準信号かを判定するので、映像信号が非標準信号
であることを高精度かつ安定に検出することができる。
したがって、この発明は、映像信号が標準信号か非標準
信号かによって信号処理を変更するテレビジョン受像機
の検出装置として使用して好適なものとなる。
また、第2の発明に係るクロック判定装置によれば、
映像信号より抽出されたカラーバースト信号に基づいて
形成される水平同期信号と信号処理回路に用いるシステ
ムクロックに基づいて形成される水平同期信号の位相差
の変動を監視して、システムクロックがカラーバースト
信号に位相ロックしているか否かを高精度かつ安定に検
出することができる。したがって、この発明は、システ
ムクロックがカラーバースト信号に位相ロックしている
か否かによって信号処理を変更するテレビジョン受像機
の検出装置として使用して好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図は第
1図例の要部の具体構成図、第3図は第2図例の動作説
明図、第4図はこの発明の他の実施例を示す構成図、第
5図はテレビジョン受像機の一例の構成図である。 3……3次元信号処理回路 8……同期分離回路 9,22……クロック発生回路 16……切換スイッチ 21……バースト抽出回路 23……分周回路 24……位相計測回路 25……AFC回路 26……減算回路 27……遅延回路 28……判定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー映像信号より抽出されるカラー
    バースト信号に基づいて水平同期信号を形成する第1の
    同期信号形成手段と、 上記カラー映像信号より分離される水平同期信号に基づ
    いて水平同期信号を形成する第2の同期信号形成手段
    と、 上記第1および第2の同期信号形成手段からの水平同期
    信号の位相差を計測する位相差計測手段と、 上記位相差計測手段で計測された位相差を所定時間遅延
    させる遅延手段と、 上記遅延手段の入出力の差分を得る減算手段と、 上記減算手段より出力される差分に基づいて上記入力カ
    ラー映像信号が非標準信号であることを判定する判定手
    段とを備えてなる非標準信号検出装置。
  2. 【請求項2】入力カラー映像信号より抽出されるカラー
    バースト信号に基づいて水平同期信号を形成する第1の
    同期信号形成手段と、 映像信号処理回路に用いるシステムクロックに基づいて
    水平同期信号を形成する第2の同期信号形成手段と、 上記第1および第2の同期信号形成手段からの水平同期
    信号の位相差を計測する位相差計測手段と、 上記位相差計測手段で計測された位相差を所定時間遅延
    させる遅延手段と、 上記遅延手段の入出力の差分を得る減算手段と、 上記減算手段より出力される差分に基づいて上記システ
    ムクロックが上記カラーバースト信号に位相ロックして
    いることを判定する判定手段とを備えてなるクロック判
    定装置。
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