JP2519386B2 - ベルトドラムに作用するベルト予引張装置を備えたベルト引込装置 - Google Patents

ベルトドラムに作用するベルト予引張装置を備えたベルト引込装置

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JP2519386B2
JP2519386B2 JP5064073A JP6407393A JP2519386B2 JP 2519386 B2 JP2519386 B2 JP 2519386B2 JP 5064073 A JP5064073 A JP 5064073A JP 6407393 A JP6407393 A JP 6407393A JP 2519386 B2 JP2519386 B2 JP 2519386B2
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は、締付ローラ結合機構を介して
ベルトドラムに作用するベルト予引張装置を備えたベル
ト引込装置に関する。
【0002】
【従来技術】この種の従来技術のベルト巻取ロールの場
合(ドイツ特許第3,600,004号参照)、ベルト
を引締めてからベルトドラムをロックする。それは、締
付ローラを押込むことによって、結合機構がこのベルト
ドラムをこの予引張装置用の駆動装置としかっりと結合
し、その駆動装置それ自身はこの引締工程を終えてから
ロックロールシステムによってロックされるからであ
る。このベルトの負荷のピークを扱うためにこのベルト
を引締めた後にエネルギーを変換することによってベル
ト予引張装置を備えた安全システムの有効性を高めるた
めに種々の試みが既になされている。例えば、負荷を受
けて塑性変形をするようにこのベルトシステムの力の流
路に配置した引伸部材を使うことによって、エネルギー
を変換することは可能である。
【0003】
【発明の概要】この発明は、エネルギーを変換するため
の装置を含むベルト予引張装置を備えた新規な型式のベ
ルト引込装置を提供する。このベルト巻取装置は、結合
機構とベルトドラムの間の力の流路すなわち伝達径路
ねじり棒が配置され、それがこのベルトを引締めてから
このベルトによって伝えられる負荷の下でその軸周りね
じられることを特徴とする。このベルトを引締めてか
ら、そのねじり棒は、意図したエネルギー変換に十分以
上の回転角だけこのベルトドラムを逆回転可能にする。
適当な種類の鋼のねじり棒は、このねじり棒の両端間で
360℃以上のねじりを可能にする。もしこのねじり棒
の第1軸端が力を伝えるようにベルトドラムと結合さ
れ、第2軸端が円筒形結合ヘッドの形をしていて、それ
がこの結合機構の結合部材によって囲まれるならば、こ
のねじり棒をベルトドラムと一体にすると特別の利益が
あるかもしれない。この配置でこのねじり棒は、ベルト
ドラムの中に同軸に設置されているので、従来のベルト
巻取装置では通常ベルト固定ピンがふさぐスペースを占
めるにすぎない。
【0004】この発明の更なる特徴及び利点は、本発明
の好ましい実施例についての以下の説明及び図面から判
断できよう。
【0005】
【実施例】図1に示すベルト引込装置の設計の場合、ベ
ルトドラム12は荷重負担ハウジング10のリムの間に
取付けられている。このベルト引込装置の火工技術的に
ピストン及びシリンダを駆動するためのソケット14が
このハウジング10に取付けられている。このソケット
14には、シリンダ16の一端をねじ込むことができる
ねじ孔14aと火工技術的ガス発生装置18用の受孔1
4bがある。このシリンダ16の内部に、引張ケーブル
22のついたピストン20がある。このベルト予引張装
置の火工技術的駆動装置は普通の構成のもので、従って
詳細には説明しない。この引張ケーブル22は、プーリ
24の溝の中で複数個うずを巻いていて、その一端がこ
のプーリに固着されている。このプーリ24は、全体と
してベル状であり、締付ローラ結合機構の構成要素の一
つである。その締付ローラ26は、このベルト予引張装
置が作動したとき、このプーリ24が回転することによ
って、ねじり棒30上の円筒形結合ヘッド28と係合す
るように動かされ、そのネジリ棒はこのベルトドラム1
2の内部に同軸に取付けられている。ロックロール27
を備えた締付ローラロック機構がこのソケット14と一
体に結合された軸受リング15の中に配置されていて、
そのロール27はこのベルト巻出方向へのこのプーリ2
4の回転を防ぐ機能をする。更に、ハブ32がこの結合
ヘッド28と係合していて、うず巻ばね34の内端に係
合されている。そのうず巻ばねは、ばねハウジング36
の中に収容されていて、それにその外端が結合されてい
る。このうず巻ばね34は、このベルト巻取装置の巻取
ばねを構成し、そのばね力はこのハブ32とねじり棒を
介してこのベルトドラム12に伝えられる。
【0006】ねじり棒30は、その結合ヘッド28から
遠い軸端に、ローレットの切られたキャップ片38を備
え、それは、このベルトドラム12の適当な形状のくぼ
み40の中にはまり込むように配設されている。このベ
ルトドラム12は、実質的に二つの横フランジ12a及
び12bと、このベルトドラム12上に巻取るベルト4
2を通すためのスロット12dを有する実質的に中空円
筒形のケーシング12cから成る(図2参照)。ねじり
棒30は、このベルトドラムのケーシング12の円筒形
空洞を貫通している。このベルト42の端はループを形
成し、それをねじり棒30にはめ込む。このねじり棒3
0は、このローレットの切られたキャップ片38によっ
て相対的にねじれないような方法で、このドラム12と
結合されている。図1に示す中立位置で、締付ローラ
は、ベルトドラム12がねじり棒30と共に自由に回転
できるように、結合ヘッド28とは係合していない。
【0007】このベルト予引張装置が既知の方法で作動
状態になると、ガス発生装置18が放出するガスがシリ
ンダ16の中のピストン20をその自由端方向に動か
し、トルクが引張ケーブル22の媒介によってこのプー
リ24の外周に働く。すると最初に起こるこのプーリ2
4の回転のために、締付ローラ26は、このプーリ24
と結合ヘッド28が互いに相対的にねじれないような方
法で結合されるように、この円筒形結合ヘッド28と結
合係合に入る。ねじり棒30はこのコードドラム24の
回転をベルトドラム12に伝え、このドラム12がこの
安全システムのベルトのたるみを引締めるように巻取方
向に駆動される。このベルトが引締められたとき、相対
的にねじれないような方法でこのねじり棒30がプーリ
24と結合されたままであるように、締付ローラ26が
このプーリ24と結合ヘッド28の間に押し込まれる。
このプーリをそれ自身は、ベルト巻出方向に回転しない
ようにロックロール27によって軸受リング15上に固
定される。
【0008】さて、このベルトを引締めてしまった後に
この安全ベルトシステムに高い負荷が生じ、このベルト
によって数kNのかなり高いトルクがこのベルトドラム
に伝えられると、このねじり棒30はその軸周りのねじ
りによって塑性変形をし始める。この塑性変形は、エネ
ルギーを消費し、このベルトに生ずる負荷のピークがほ
ぼ吸収されることを意味する。このシステムの寸法と材
料を適当に選ぶことによって、このねじり棒30の塑性
変形が始まる閾値、及びこのシステムのその後の挙動と
それによって生ずる減衰作用の両方を多かれ少なかれ望
むように設定することができる。
【0009】上に説明した型式のベルト予引込装置は、
車両及びベルト検知ロック機構付にすることができる。
後者は、このベルトドラム12のフランジ12b上のラ
チェット歯52と協同するロック爪50を含む(図3参
照)。このベルトを引締めてからこのねじり棒30を変
形するためにこのベルトドラムの逆転を保証するために
は、このロック爪50がこのベルトドラム12のロック
歯52との係合から外れたままであることを保証するこ
とが必要である。このため、このソケット14と一体に
作られた軸受リング15にロック板54が取付けられて
いて、軸方向に動くことができる。このロック板54は
そのプーリ24に隣接する端が斜に切られていて該プー
リ24の傾斜路状くぼみにはまり、その反対端は、この
ベルト予引張装置が作用しない限り爪50に直接隣接し
ている(図4参照)。このプーリ24が回転を始めるや
否や、それはこのロック板54を軸方向にこの爪50の
回転運動の軌跡内に動かし、この爪はもうこのベルトド
ラム12のラチェット歯52と係合できなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト予引張装置を備えたベルト巻取装置の一
部の図。
【図2】図1の線II-II による断面図。
【図3】このベルト巻取装置のベルトドラム上のラチェ
ット歯と協同するロック爪を概略的に示す図。
【図4】図1の線IV-IV による断面図。
【符号の説明】
12 ベルトドラム 24 プーリ 26 結合機構 28 結合ヘッド 30 ねじり棒 32 ハブ 34 巻取ばね 38 第1軸端 42 ベルト 50 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭46−7710(JP,A) 特開 昭48−7412(JP,A) 実公 昭44−22657(JP,Y1) 西独国特許出願公開3600004(DE, A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締付ローラ結合機構(26)を介してベ
    ルトドラム(12)に作用するベルト予引張装置を備え
    たベルト引込装置であって、この結合機構(26)とベ
    ルトドラム(12)との間の力の伝達径路にねじり棒
    (30)が配置されていて、このねじり棒(30)は
    ベルト(42)の引締めの後、このベルト(42)によ
    って伝えられる負荷の下でエネルギーを消費して軸の
    りでねじられるように構成されているベルト引込装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベルト引込装置に
    、ねじり棒(30)の第1軸端(38)がベルトドラ
    ム(12)と力を伝達するように結合されていて、ね
    り棒(30)の第2軸端が円筒形の結合ヘッド(28)
    の形をしていて、該結合ヘッド(28)が前記結合機構
    の結合部材(26)によって囲まれているベルト引込
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のベルト引込装置に
    、ねじり棒(30)がベルトドラム(12)の中に同
    軸に設定されているベルト引込装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のベルト引込装置に
    て、前記ベルト(42)は、そのベルトドラム(12)
    に隣接した端がループに形成され、このループがねじ
    り棒(30)の周りで滑るように構成されているベルト
    引込装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか一つの項
    に記載のベルト引込装置であって、車両及びベルトの状
    態変化を検知する自動ロックシステムでベルトドラム
    (12)をロックするための少なくとも一つの爪(5
    0)と前記ベルト予引張装置が作用するようになったと
    き回転される駆動プーリ(24)とを備えたシステムを
    更に有するベルト引込装置にいて、前記爪(50)は
    駆動プーリ(24)が回転すると作動位置に動かされ
    ように構成されているベルト引込装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から5までのいずれか一つの項
    に記載のベルト引込装置であってベルト(42)をベル
    トドラム(12)上に巻取るための巻取ばね(34)を
    備えたベルト引込装置にいて、この巻取ばね(34)
    がハブ(32)を介し前記結合ヘッド(28)に接続
    されているベルト引込装置。
JP5064073A 1992-03-24 1993-03-23 ベルトドラムに作用するベルト予引張装置を備えたベルト引込装置 Expired - Lifetime JP2519386B2 (ja)

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DE4209540A DE4209540A1 (de) 1992-03-24 1992-03-24 Gurtaufroller mit an der Gurtspule angreifendem Gurtstraffer
DE42095409 1992-03-24

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JPH06156884A JPH06156884A (ja) 1994-06-03
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EP (1) EP0562423B1 (ja)
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DE (2) DE4209540A1 (ja)
ES (1) ES2043583T3 (ja)
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RU (1) RU2088440C1 (ja)

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