JP2518734B2 - トラクション制御装置の全閉位置学習装置 - Google Patents

トラクション制御装置の全閉位置学習装置

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JP2518734B2 JP2303947A JP30394790A JP2518734B2 JP 2518734 B2 JP2518734 B2 JP 2518734B2 JP 2303947 A JP2303947 A JP 2303947A JP 30394790 A JP30394790 A JP 30394790A JP 2518734 B2 JP2518734 B2 JP 2518734B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、トラクション制御装置の全閉位置学習装置
に関する。
〈従来の技術〉 従来、氷結路や積雪路等の低摩擦係数路面での車両の
加速時に車輪がスリップして車両が横方向に振られるの
を防止するため、吸気通路にアクセルペダルと連動する
第1スロットル弁と直列に第2スロットル弁を設け、車
輪のスリップ状態検出時にこの第2スロットル弁を絞っ
て駆動力を低減させ、スリップを抑制する装置、所謂ト
ラクション制御装置を備えたものがある(特開平1−21
8932号公報等参照)。
ところで、かかるトラクション制御装置において、第
2スロットル弁の目標開度は、目標開度相当のデューテ
ィ信号を全閉〜全開を100%とした時の角度換算にて算
出するようにしている。
従って、トラクション制御の機関出力低減要求信号に
応じて閉弁要求信号を設定し、第2スロットル弁を常時
正確に駆動制御して機関の出力制御精度を向上すること
を目的として、機関の電源投入時(イグニッションスイ
ッチをオフからオンにした直後)に、第2スロットル弁
の開度に応じた信号を出力するスロットルセンサの出力
値から、全開時のスロットルセンサ出力値を学習した
後、更に、第2スロットル弁を一度全閉まで強制的に動
作させ、スロットルセンサの出力値から、全閉時のスロ
ットルセンサ出力値を学習するようにしている。
そして、これらの学習値を基礎として閉弁要求信号を
設定するようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかる従来の第2スロットル弁の全閉
学習の仕方には、次のような問題点があった。
即ち、イグニッションスイッチをオフからオンにする
と同時にスタートスイッチをオンして始動を行った場
合、上述のように第2スロットル弁の全閉位置出力値の
学習のため、該第2スロットル弁を一時的に全閉状態に
するため、瞬間的に空気量が低下し、機関に必要な空気
量が得られず、始動性が悪化するという問題点があっ
た。
これは、特に、機関温度の低い冷機時に顕著である。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、
電源投入時に、第2スロットル弁の強制的な全閉位置へ
の駆動制御を省略しつつ、全閉位置を把握することが可
能な構成とすることにより、機関始動時に、空気量不足
となることを極力防止して、始動性の向上を図るように
したトラクション制御装置の全閉位置学習装置を提供す
ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明は、第1図に示す
ように、 機関の吸気通路にアクセルペダルに連動して開弁され
る常閉の第1スロットル弁と直列に設けられ、閉弁要求
信号によって要求開度に閉弁される常開の第2スロット
ル弁(a)と、 第2スロットル弁の開度に応じた信号を出力するスロ
ットルセンサ(b)と、 第2スロットル弁の全閉時のスロットルセンサ出力軸
の学習値と全開時のスロットルセンサ出力値の学習値と
を基礎として前記閉弁要求信号を設定する閉弁要求信号
設定手段(c)と、 を備えてなるトラクション制御装置に、下記の(d)〜
(g)の手段を設ける構成とする。
(d) アイドル時に所定の条件で第2スロットル弁を
強制的に全閉位置に制御して第2スロットル弁の全閉時
のスロットルセンサ出力値を学習するアイドル時全閉位
置出力値学習手段 (e) 電源投入時に第2スロットル弁の全開時のスロ
ットルセンサ出力値を学習する全開位置出力値学習手段 (f) 全開位置出力値学習後に前回と今回の全開位置
出力値を比較する比較手段 (g) 比較手段による比較結果に基づいて前回と今回
の全開位置出力値の学習値がほぼ同一の時に前回の全閉
位置出力値の学習値を電源投入時からアイドル時全閉位
置出力値の学習が終了するまでの全閉位置出力値の学習
値とし、同一でない時に今回の全開位置出力値から第2
スロットル弁の作動範囲に相当する所定値を減算した値
を電源投入時からアイドル時全閉位置出力値の学習が終
了するまでの全閉位置出力値の学習値とする電源投入時
全閉位置出力値学習手段 〈作用〉 上記の構成によると、 第2スロットル弁の開度の制御のために用いる閉弁要
求信号を設定する基礎となる全開時のスロットルセンサ
出力値の学習値と全閉時のスロットルセンサ出力値の学
習値とを設定するにあたり、 アイドル時全閉位置出力値学習手段により、始動後の
アイドル時に所定の条件で第2スロットル弁を強制的に
全閉位置に制御して第2スロットル弁の全閉時のスロッ
トルセンサ出力値を学習し、 次の機関始動の際に、全開位置出力値学習手段によ
り、電源投入時に第2スロットル弁の全開時のスロット
ルセンサ出力値を学習し、 比較手段により、全開位置学習後に前回と今回の全開
位置出力値を比較し、 電源投入時全閉位置出力値学習手段により、比較手段
による比較結果に基づいて前回と今回の全閉位置出力値
の学習値がほぼ同一の時に前回の全閉位置出力値の学習
値を電源投入時からアイドル時全閉位置出力値の学習が
終了するまでの全閉位置出力値の学習値とし、同一でな
い時に今回の全開位置出力値から第2スロットル弁の作
動範囲に相当する所定値を減算した値を電源投入時から
アイドル時全閉位置出力値の学習が終了するまでの全閉
位置出力値の学習値とする ことにより設定することができる。
その後は、前述の如く、アイドル時全閉位置出力値学
習手段により、第2スロットル弁の実際の出力値を学習
する。
これにより、電源投入時に即機関の始動を開始して
も、始動時に、第2スロットル弁を強制的に閉弁するこ
とがないので、吸入空気量が不足して、始動性が悪化す
るという事態を回避することができる。
〈実施例〉 以下に、本発明に係る一実施例を第2図〜第4図に基
づいて説明する。
第2図において、機関1の吸気通路2には、アクセル
ペダル3に連動する第1スロットル弁4とその下流側に
後述するトラクション制御時に電磁式モータ等のアクチ
ュエータ6によって絞り制御される第2スロットル弁5
とが介装されており、第1スロットル弁4には、その開
度を検出する第1スロットルセンサ7Aが連結されてい
る。また、第2スロットル弁5には、その開度を検出す
る第2スロットルセンサ7Bが連結されている。
コントロールユニット11には、第1スロットルセンサ
7A,第2スロットルセンサ7Bからの信号及び車両の前後
左右の車輪それぞれの速度を検出する車輪速センサ12a
〜12dからの信号が入力され、また、エンジンキースイ
ッチ13による機関への電源投入が検出できるようになっ
ている。そして、後述する方法で、スリップを検出した
とき、これらの信号等に基づいて後述する演算等を行
い、アクチュエータ6に閉弁要求信号を出力して、第2
スロットル弁5を要求開度に閉弁(トラクション制御)
し、吸入空気量を自動的に減少させて、機関出力を低下
させることにより、スリップを抑制して走行性を安定さ
せる。
尚、コントロールユニット11は、各車輪速センサ12a
〜12dからの検出信号に基づいて各車輪速のばらつきか
らスリップ率を算出し、スリップ率が所定値以上である
時に、スリップ生じていると判断する。
次に、コントロールユニット11内の制御を第3図及び
第4図のフローチャートに基づいて説明する。
尚、このルーチンは、アイドル時の所定条件、つまり
初回のアイドル状態発生時に行われる。
ステップ1(図中、S1と記す。以下同様)で、第2ス
ロットル弁を強制的に、例えば30ms間、全閉位置に制御
して、ステップ2でこのときの第2スロットルセンサ7B
の出力値から、全閉位置出力値を学習する。尚、アイド
ル時は、第1スロットル弁4は閉弁されているので、第
2スロットル弁5を強制的に閉じても何ら不都合は生じ
ない。
そして、ステップ3で、後述するステップ11で学習し
た今回の全開位置出力値の学習値から、ステップ2で学
習した今回の全閉位置出力値の学習値を減算して、第2
スロットル弁5の作動範囲を演算する。
最後に、第2スロットル弁を強制全閉の状態から解除
して、通常の制御状態に開弁して、このルーチンを終了
する。
第4図に示すルーチンは、エンジンキースイッチ13に
よる機関への電源投入時に実行される。
ステップ11で、第2スロットルセンサ7Bの出力値から
第2スロットル弁5の全開位置出力値を学習する。
そして、ステップ12で、ステップ11で学習した今回の
全開位置出力値の学習値とステップ11で学習するまでの
今回の開弁位置出力値の学習値とを比較して、ほぼ等し
いときはステップ13に進み、前回の全閉位置出力値の学
習値を今回の仮の全閉位置出力値の学習値とする。つま
り、前回と今回の全開位置出力値が等しければ、前回と
今回の全閉位置出力値も等しいであろうとの仮定に基づ
いている。
また、ステップ12の比較において、等しくないとき
は、ステップ14で、今回の全開位置出力値の学習値から
ステップ3にて演算した第2スロットル弁5の作動範囲
に相当する所定値を減算して、今回の仮の全閉位置出力
値の学習値としてこのルーチンを終了する。つまり、電
源投入時に第2スロットル弁5を閉じることなく、仮の
全閉位置出力値の学習値を設定できる。
ステップ13及びステップ14で学習した仮の学習値は、
初回のアイドル時に実行されるルーチンのステップ2に
て、実際の第2スロットルセンサ7Bの出力値により学習
し直されまでの間使用される。
ここで、ステップ1,2がアイドル時全閉位置出力値学
習値手段に相当し、ステップ11が全開位置出力値学習手
段に相当し、ステップ12が比較手段に相当し、ステップ
13,14が電源投入時全閉位置出力値学習手段に相当す
る。
第3図及び第4図のフローチャートに示したルーチン
を実行することにより、第2スロットル弁の全開時の第
2スロットルセンサ出力値の学習値と全閉時のスロット
ルセンサ出力値の学習値を得て、これらを基礎として、
コントロールユニット11内の閉弁要求信号設定手段とし
ての別ルーチンで、比例計算にて、第2スロットル弁5
を閉弁制御するアクチュエータ6へ出力する閉弁要求信
号を設定して、トラクション制御が可能となる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、機関へ電源投
入時に、スロットルセンサの全閉位置出力値の学習のた
めに、第2スロットル弁を強制的に閉弁することがない
ので、電源投入直後に即機関の始動させようとした場合
に、従来のような吸入空気量の不足で始動性が悪化する
という事態は、全く生じず、もって、従来のものに較べ
て始動性の安定化を図るこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本発明の実施例を示すシステム図、第3図及び第4図は
制御内容を示すフローチャートである。 1……機関、2……吸気通路、3……アクセルペダル、
4……第1スロットル弁、5……第2スロットル弁、6
……アクチュエータ、7B……第2スロットルセンサ、11
……コントロールユニット、13……エンジンキースイッ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関の吸気通路にアクセルペダルに連動し
    て開弁される常閉の第1スロットル弁と直列に設けら
    れ、閉弁要求信号によって要求開度に閉弁される常開の
    第2スロットル弁と、 第2スロットル弁の開度に応じた信号を出力するスロッ
    トルセンサと、 第2スロットル弁の全閉時のスロットルセンサ出力軸の
    学習値と全開時のスロットルセンサ出力値の学習値とを
    基礎として前記閉弁要求信号を設定する閉弁要求信号設
    定手段と、 を備えてなるトラクション制御装置において、 アイドル時に所定の条件で第2スロットル弁を強制的に
    全閉位置に制御して第2スロットル弁の全閉時のスロッ
    トルセンサ出力値を学習するアイドル時全閉位置出力値
    学習手段と、 電源投入時に第2スロットル弁の全開時のスロットルセ
    ンサ出力値を学習する全開位置出力値学習手段と、 全開位置出力値学習後に前回と今回の全開位置出力値を
    比較する比較手段と、 比較手段による比較結果に基づいて前回と今回の全開位
    置出力値の学習値がほぼ同一の時に前回の全閉位置出力
    値の学習値を電源投入時からアイドル時全閉位置出力値
    の学習が終了するまでの全閉位置出力値の学習値とし、
    同一でない時に今回の全開位置出力値から第2スロット
    ル弁の作動範囲に相当する所定値を減算した値を電源投
    入時からアイドル時全閉位置出力値の学習が終了するま
    での全閉位置出力値の学習値とする電源投入時全閉位置
    出力値学習手段と、 を設けたことを特徴とするトラクション制御装置の全閉
    位置学習装置。
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