JP2518666Y2 - 内燃機関における吸気圧力の検出装置 - Google Patents

内燃機関における吸気圧力の検出装置

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JP2518666Y2
JP2518666Y2 JP1783491U JP1783491U JP2518666Y2 JP 2518666 Y2 JP2518666 Y2 JP 2518666Y2 JP 1783491 U JP1783491 U JP 1783491U JP 1783491 U JP1783491 U JP 1783491U JP 2518666 Y2 JP2518666 Y2 JP 2518666Y2
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internal combustion
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関における吸気
マニホールド内における吸気圧力を検出するための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の内燃機関においては、吸気マニホ
ールド内における吸気圧力を検出して、この吸気圧力に
応じて燃料噴射量の制御を行ったり、或いは、吸気系に
対する排気ガス還流の制御を行ったりしているが、前記
吸気マニホールド内には脈動が存在し、この脈動によっ
て、吸気マニホールド内における燃料オイル及び水分等
が、当該吸気マニホールド内から圧力センサーへの圧力
伝達管路を通って圧力センサーに侵入することにより、
当該圧力センサーにおける吸気圧力の検出に誤差が発生
することになる。
【0003】そこで、従来は、例えば、特開昭58−6
6034号公報等に記載されているように、前記吸気マ
ニホールドから圧力センサーへの圧力伝達通路の途中
に、空間室を設けることによって、吸気マニホールド内
における燃料オイル及び水分等が圧力センサーに侵入す
ることを阻止又は低減するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このように、
吸気マニホールドから圧力センサーへの圧力伝達通路の
途中に、空間室を設けることは、それだけ部品の点数が
多くなるばかりか、組立てに要する手数が増大するか
ら、コストの大幅なアップを招来するのであり、しか
も、前記空間室を設けるだけのスペースを確保しなけれ
ばならないので、大型化をも招来するのであった。しか
も、前記空間室内に捕集した燃料オイル及び水分等が、
圧力伝達通路を介して再び吸気マニホールドに戻ると
き、前記圧力伝達通路を塞ぐことになるから、圧力セン
サーへの吸気圧力の伝達に遅れ又は不能が発生して、吸
気圧力の検出に、検出遅れが発生したり、或いは検出誤
差が発生するのであった。
【0005】本考案は、最近の内燃機関においては、吸
気マニホールドとして、蓋板付きチャンバーと該チャン
バーから分岐する複数本の分岐吸気管路とを備えた慣性
過給式の吸気マニホールドが使用されていることに着目
して、この慣性過給式吸気マニホールドにおけるチャン
バーを利用して、前記従来の問題を解消することを技術
的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、エアクリーナからの吸気を各気筒に分
配する吸気マニホールドを、上面開放型のチャンバーと
該チャンバーから分岐する複数本の分岐吸気管路とを備
え、且つ、前記チャンバーに蓋板を当該チャンバーの上
面開放部を塞ぐように取付けた形態に構成して成る内燃
機関において、前記チャンバーの内部に、圧力センサー
に圧力伝達通路を介して接続する空間室を、当該空間室
が前記チャンバーに対する蓋板の接合面に開口するよう
に形成して、この空間室の開口部を、前記チャンバーに
対する蓋板によって塞ぐように構成する一方、前記空間
室内と前記チャンバー内と、空間室の底部に設けた第1
通路と、空間室の上部に設けた第2通路とによって連通
するように構成した。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成すると、吸気マニ
ホールド内における燃料オイル及び水分等が圧力センサ
ーに侵入することを阻止又は低減するための空間室を、
前記吸気マニホールドにおけるチャンバー内に一体的に
形成することができるから、部品点数及び組立て手数の
増大を招来することを回避できると共に、チャンバーの
外形寸法の増大及びスペースの増大を招来することも回
避できるのである。一方、前記空間室内に捕集された燃
料オイル及び水分は、当該空間室の底部に設けた第1通
路からチャンバー内に流出する。このとき、前記空間室
内は、その上部に設けた第2通路を介してチャンバー内
に連通していることにより、チャンバー内における吸気
圧力が前記第2通路を介して常時伝達しているから、当
該空間室内に捕集された燃料オイル及び水分等のため
に、吸気圧力の検出に遅れが発生したり、誤差が発生し
たりすることを確実に防止できるのである。しかも、前
記空間室を、当該空間室が前記チャンバーに対する蓋板
の接合面に開口するように形成して、この空間室の開口
部を、前記チャンバーに対する蓋板によって塞ぐように
構成したことにより、前記空間室を形成することの加工
が容易になると共に、部品点数の増加を招来することが
ないのである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面について説明す
るに、図において符号1は、第1気筒A1 、第2気筒A
2 、第3気筒A3 及び第4気筒A4 を備えた直列4気筒
内燃機関を示し、該内燃機関1のシリンダヘッド2にお
ける長手側面2aには、前記各気筒A1 ,A2 ,A3
4 における吸気ポート3,4,5,6が開口してい
る。
【0009】符号7は、前記内燃機関1に対する慣性過
給式の吸気マニホールドを示し、該吸気マニホールド7
は、前記内燃機関1の側方に気筒列の方向に延びるよう
に配設した上面開放型のチャンバー8と、該チャンバー
8と、前記各吸気ポート3,4,5,6との間を各々別
々に独立して接続する4本の分岐吸気管路9,10,1
1,12とからなり、前記各分岐吸気管路9,10,1
1,12は、側面視において略L字状に湾曲している。
前記吸気マニホールド7は、アルミ合金等の軽金属材料
の鋳造によって製作され、前記チャンバー8の上面に
は、当該チャンバー8の上面における開口部を塞ぐため
の蓋板13が、複数本のボルト14にて取付けられてい
る。また、前記チャンバー8の上面と前記蓋板13との
間には、シール用のガスケット23が介挿され、更にま
た、前記チャンバー8の一端には、エアクリーナ(図示
せず)からの吸入空気の入口8aが設けられている。
【0010】そして、前記吸気マニホールド7における
チャンバー8の内部のうち隅部等の適宜位置には、肉盛
り部15を一体的に造形することによって、この肉盛り
部15の内部に、前記チャンバー8の上面に開口する空
間室16を形成して、この空間室16を、前記チャンバ
ー8に対する前記蓋板13によって塞ぐように構成する
一方、前記肉盛り部15に、前記空間室16の底部とチ
ャンバー8内とを連通する第1通路17を穿設する一
方、前記蓋板13の下面に、前記空間室16の上部とチ
ャンバー8内とを連通する溝型の第2通路18を設け
る。
【0011】また、前記チャンバー8の側面には、前記
空間室16に該当する部位に、雌ねじ孔19を穿設し
て、この雌ねじ孔19に螺着したエアフイルタ20を接
続して、このエアフイルタ20と、圧力センサー21と
の間を、圧力伝達用のホース22を介して接続する。
【0012】なお、前記空間室16は、図4に示すよう
に、ドリル24の穿設加工によって形成しても良いが、
吸気マニホールド7の鋳造に際して、鋳抜きによって同
時に形成するようにしても良い。また、前記第2通路1
8は、切削加工によって形成するようにしても良いが、
蓋板13の鋳造に際して、鋳抜きによって同時に形成す
るようにしても良い。更にまた、第一通路17は、ドリ
ルの穿設加工によって形成される。
【0013】このように構成すると、チャンバー8内
と、圧力センサー21とは、前記空間室16及び圧力伝
達用ホース22を介して連通することにより、チャンバ
ー8内における吸気圧力が、圧力センサー21に伝達さ
れる一方、チャンバー8における燃料オイル及び水分等
が、圧力センサー21に侵入することを、前記空間室1
6の存在によって阻止又は低減できるのである。そし
て、前記空間室16内に捕集された燃料オイル及び水分
等は、底部における第1通路17を介してチャンバー8
内に流出する一方、前記空間室16内は、その上部に設
けた第2通路18を介してチャンバー8内に常時連通し
ているので、当該空間室16内に捕集された燃料オイル
及び水分等のために、前記圧力センサー21への吸気圧
力の伝達に遅れが発生したり、誤差が発生したりするこ
とを確実に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の平面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】図3の分解状態を示す図である。
【図5】図4のV−V視底面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 A1 ,A2 ,A3 ,A4 気筒 3,4,5,6 吸気ポート 7 吸気マニホールド 8 チャンバー 9,10,11,12 分岐吸気管路 13 蓋板 15 肉盛り部 16 空間室 17 第1通路 18 第2通路 21 圧力センサー 22 圧力伝達用ホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアクリーナからの吸気を各気筒に分配す
    る吸気マニホールドを、上面開放型のチャンバーと該チ
    ャンバーから分岐する複数本の分岐吸気管路とを備え、
    且つ、前記チャンバーに蓋板を当該チャンバーの上面開
    放部を塞ぐように取付けた形態に構成して成る内燃機関
    において、前記チャンバーの内部に、圧力センサーに圧
    力伝達通路を介して接続する空間室を、当該空間室が前
    記チャンバーに対する蓋板の接合面に開口するように形
    成して、この空間室の開口部を、前記チャンバーに対す
    る蓋板によって塞ぐように構成する一方、前記空間室内
    と前記チャンバー内と、空間室の底部に設けた第1通路
    と、空間室の上部に設けた第2通路とによって連通する
    ように構成したことを特徴とする内燃機関における吸気
    圧力の検出装置。
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