JPH04109346U - 内燃機関における吸気圧力の検出装置 - Google Patents

内燃機関における吸気圧力の検出装置

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JPH04109346U
JPH04109346U JP1783491U JP1783491U JPH04109346U JP H04109346 U JPH04109346 U JP H04109346U JP 1783491 U JP1783491 U JP 1783491U JP 1783491 U JP1783491 U JP 1783491U JP H04109346 U JPH04109346 U JP H04109346U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気マニホールド7における吸気圧力を、圧
力センサー21に伝達する場合において、前記圧力セン
サー21に燃料オイルや水分等が入ることを、スペース
及び部品点数の増大を招来することなく、防止すると共
に、吸気圧力の伝達に遅れ又は誤差が発生しないように
する。 【構成】 吸気マニホールド7におけるチャンバー8内
に、圧力センサー21に対する空間室16を設け、この
空間室16を、その底部における第1通路17と、上部
における第2通路18とによって、前記チャンバー8内
に連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関における吸気マニホールド内における吸気圧力を検出する ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の内燃機関においては、吸気マニホールド内における吸気圧力を検出して 、この吸気圧力に応じて燃料噴射量の制御を行ったり、或いは、吸気系に対する 排気ガス還流の制御を行ったりしているが、前記吸気マニホールド内には脈動が 存在し、この脈動によって、吸気マニホールド内における燃料オイル及び水分等 が、当該吸気マニホールド内から圧力センサーへの圧力伝達管路を通って圧力セ ンサーに侵入することにより、当該圧力センサーにおける吸気圧力の検出に誤差 が発生することになる。
【0003】 そこで、従来は、例えば、特開昭58−66034号公報等に記載されている ように、前記吸気マニホールドから圧力センサーへの圧力伝達通路の途中に、空 間室を設けることによって、吸気マニホールド内における燃料オイル及び水分等 が圧力センサーに侵入することを阻止又は低減するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように、吸気マニホールドから圧力センサーへの圧力伝達通路の 途中に、空間室を設けることは、それだけ部品の点数が多くなるばかりか、組立 てに要する手数が増大するから、コストの大幅なアップを招来するのであり、し かも、前記空間室を設けるだけのスペースを確保しなければならないので、大型 化をも招来するのであった。 しかも、前記空間室内に捕集した燃料オイル及び水分等が、圧力伝達通路を介 して再び吸気マニホールドに戻るとき、前記圧力伝達通路を塞ぐことになるから 、圧力センサーへの吸気圧力の伝達に遅れ又は不能が発生して、吸気圧力の検出 に、検出遅れが発生したり、或いは検出誤差が発生するのであった。
【0005】 本考案は、最近の内燃機関においては、吸気マニホールドとして、蓋板付きチ ャンバーと該チャンバーから分岐する複数本の分岐吸気管路とを備えた慣性過給 式の吸気マニホールドが使用されていることに着目して、この慣性過給式吸気マ ニホールドにおけるチャンバーを利用して、前記従来の問題を解消することを技 術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、エアクリーナからの吸気を各気筒に 分配する吸気マニホールドを、上面開放型のチャンバーと該チャンバーから分岐 する複数本の分岐吸気管路とを備え、且つ、前記チャンバーに蓋板を当該チャン バーの上面開放部を塞ぐように取付けた形態に構成して成る内燃機関において、 前記チャンバーの内部に、圧力センサーに圧力伝達通路を介して接続する空間室 を、当該空間室が前記チャンバーに対する蓋板の接合面に開口するように形成し て、この空間室の開口部を、前記チャンバーに対する蓋板によって塞ぐように構 成する一方、前記空間室内と前記チャンバー内と、空間室の底部に設けた第1通 路と、空間室の上部に設けた第2通路とによって連通するように構成した。
【0007】
【考案の作用・効果】
このように構成すると、吸気マニホールド内における燃料オイル及び水分等が 圧力センサーに侵入することを阻止又は低減するための空間室を、前記吸気マニ ホールドにおけるチャンバー内に一体的に形成することができるから、部品点数 及び組立て手数の増大を招来することを回避できると共に、チャンバーの外形寸 法の増大及びスペースの増大を招来することも回避できるのである。 一方、前記空間室内に捕集された燃料オイル及び水分は、当該空間室の底部に 設けた第1通路からチャンバー内に流出する。このとき、前記空間室内は、その 上部に設けた第2通路を介してチャンバー内に連通していることにより、チャン バー内における吸気圧力が前記第2通路を介して常時伝達しているから、当該空 間室内に捕集された燃料オイル及び水分等のために、吸気圧力の検出に遅れが発 生したり、誤差が発生したりすることを確実に防止できるのである。 しかも、前記空間室を、当該空間室が前記チャンバーに対する蓋板の接合面に 開口するように形成して、この空間室の開口部を、前記チャンバーに対する蓋板 によって塞ぐように構成したことにより、前記空間室を形成することの加工が容 易になると共に、部品点数の増加を招来することがないのである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面について説明するに、図において符号1は、第1 気筒A1 、第2気筒A2 、第3気筒A3 及び第4気筒A4 を備えた直列4気筒内 燃機関を示し、該内燃機関1のシリンダヘッド2における長手側面2aには、前 記各気筒A1 ,A2 ,A3 ,A4 における吸気ポート3,4,5,6が開口して いる。
【0009】 符号7は、前記内燃機関1に対する慣性過給式の吸気マニホールドを示し、該 吸気マニホールド7は、前記内燃機関1の側方に気筒列の方向に延びるように配 設した上面開放型のチャンバー8と、該チャンバー8と、前記各吸気ポート3, 4,5,6との間を各々別々に独立して接続する4本の分岐吸気管路9,10, 11,12とからなり、前記各分岐吸気管路9,10,11,12は、側面視に おいて略L字状に湾曲している。 前記吸気マニホールド7は、アルミ合金等の軽金属材料の鋳造によって製作さ れ、前記チャンバー8の上面には、当該チャンバー8の上面における開口部を塞 ぐための蓋板13が、複数本のボルト14にて取付けられている。また、前記チ ャンバー8の上面と前記蓋板13との間には、シール用のガスケット23が介挿 され、更にまた、前記チャンバー8の一端には、エアクリーナ(図示せず)から の吸入空気の入口8aが設けられている。
【0010】 そして、前記吸気マニホールド7におけるチャンバー8の内部のうち隅部等の 適宜位置には、肉盛り部15を一体的に造形することによって、この肉盛り部1 5の内部に、前記チャンバー8の上面に開口する空間室16を形成して、この空 間室16を、前記チャンバー8に対する前記蓋板13によって塞ぐように構成す る一方、前記肉盛り部15に、前記空間室16の底部とチャンバー8内とを連通 する第1通路17を穿設する一方、前記蓋板13の下面に、前記空間室16の上 部とチャンバー8内とを連通する溝型の第2通路18を設ける。
【0011】 また、前記チャンバー8の側面には、前記空間室16に該当する部位に、雌ね じ孔19を穿設して、この雌ねじ孔19に螺着したエアフイルタ20を接続して 、このエアフイルタ20と、圧力センサー21との間を、圧力伝達用のホース2 2を介して接続する。
【0012】 なお、前記空間室16は、図4に示すように、ドリル24の穿設加工によって 形成しても良いが、吸気マニホールド7の鋳造に際して、鋳抜きによって同時に 形成するようにしても良い。また、前記第2通路18は、切削加工によって形成 するようにしても良いが、蓋板13の鋳造に際して、鋳抜きによって同時に形成 するようにしても良い。更にまた、第一通路17は、ドリルの穿設加工によって 形成される。
【0013】 このように構成すると、チャンバー8内と、圧力センサー21とは、前記空間 室16及び圧力伝達用ホース22を介して連通することにより、チャンバー8内 における吸気圧力が、圧力センサー21に伝達される一方、チャンバー8におけ る燃料オイル及び水分等が、圧力センサー21に侵入することを、前記空間室1 6の存在によって阻止又は低減できるのである。 そして、前記空間室16内に捕集された燃料オイル及び水分等は、底部におけ る第1通路17を介してチャンバー8内に流出する一方、前記空間室16内は、 その上部に設けた第2通路18を介してチャンバー8内に常時連通しているので 、当該空間室16内に捕集された燃料オイル及び水分等のために、前記圧力セン サー21への吸気圧力の伝達に遅れが発生したり、誤差が発生したりすることを 確実に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の平面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】図3の分解状態を示す図である。
【図5】図4のV−V視底面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 A1 ,A2 ,A3 ,A4 気筒 3,4,5,6 吸気ポート 7 吸気マニホールド 8 チャンバー 9,10,11,12 分岐吸気管路 13 蓋板 15 肉盛り部 16 空間室 17 第1通路 18 第2通路 21 圧力センサー 22 圧力伝達用ホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアクリーナからの吸気を各気筒に分配す
    る吸気マニホールドを、上面開放型のチャンバーと該チ
    ャンバーから分岐する複数本の分岐吸気管路とを備え、
    且つ、前記チャンバーに蓋板を当該チャンバーの上面開
    放部を塞ぐように取付けた形態に構成して成る内燃機関
    において、前記チャンバーの内部に、圧力センサーに圧
    力伝達通路を介して接続する空間室を、当該空間室が前
    記チャンバーに対する蓋板の接合面に開口するように形
    成して、この空間室の開口部を、前記チャンバーに対す
    る蓋板によって塞ぐように構成する一方、前記空間室内
    と前記チャンバー内と、空間室の底部に設けた第1通路
    と、空間室の上部に設けた第2通路とによって連通する
    ように構成したことを特徴とする内燃機関における吸気
    圧力の検出装置。
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