JP2518254Y2 - 押釦スイツチ - Google Patents

押釦スイツチ

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JP2518254Y2
JP2518254Y2 JP40293890U JP40293890U JP2518254Y2 JP 2518254 Y2 JP2518254 Y2 JP 2518254Y2 JP 40293890 U JP40293890 U JP 40293890U JP 40293890 U JP40293890 U JP 40293890U JP 2518254 Y2 JP2518254 Y2 JP 2518254Y2
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秀之 都沢
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クリツクゴムを組み込
んでメンブレンスイツチ等のスイツチング部材を押圧駆
動する押釦スイツチに係り、特にクリツクゴムの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種の押釦スチツチを示
す断面図である。同図に示す押釦スイツチは、可撓性を
有する上部シート2の下面に設けた可動接点3を下部シ
ート4の上面に設けた固定接点5に対向せしめ、両シー
ト2,4間にスペーサ6を介設してなるメンブレンスイ
ツチ1と、このメンブレンスイツチ1上に載置され、環
状に起立する側壁部8が押圧突起9を突設した頂部10
を支持しているクリツクゴム7と、このクリツクゴム7
上に搭載され、ハウジング11の透孔12内を昇降自在
なキートツプ13とから構成されており、メンブレンス
イツチ1は金属板等の支持板14上に載置されている。
【0003】上記構成からなる押釦スイツチは、操作者
がキートツプ13の天面を押し込んでクリツクゴム7の
頂部10を下降させると、所定ストローク押し込んだ時
点でクリツクゴム7の側壁部8が座屈してクリツク感が
生起され、さらに頂部10を下降させると、クリツクゴ
ム7の天井面に突設された押圧突起9が上記シート2を
押し込んで可動接点3が固定接点5に接触し、スイツチ
オン状態となる。図4は、かかるクリツクゴム7の頂部
10の下降量と、キートツプ13が頂部10から受ける
反力との相関関係を示す特性図である。同図において、
点Aは側壁部8が座屈を開始した時点で、点Aを過ぎる
とキートツプ13が受ける反力は急激に減少するので、
操作者の手指にクリツク感が伝達される。また、点Bは
押圧突起9が上部シート2に当接した時点で、点Bを過
ぎで上部シート2が撓み始めるとすぐに、押圧突起9が
上部シート2から受ける反力が増加するため該押圧突起
9は自らを圧縮させながら上部シート2を押し込むこと
になり、それに伴つてキートツプ13が頂部10から受
ける反力も増大していき、点Cの時点で可動接点3が固
定接点5に接触してスイツチオン状態となる。つまり、
点Cがこの押釦スイツチのオンポイントである。そし
て、点Cを過ぎても押圧突起9は若干量圧縮されてい
き、点Dの時点で押圧突起9は圧縮不能となるので、2
点C,D間の下降量Sがこの押釦スイツチのオーバース
トロークとなる。なお、オン状態でキートツプ13に対
する押圧操作力を除去すると、クリツクゴム7は自らの
弾性で元の略円すい台形状に復帰するので、撓んでいた
上部シート2も元に戻つて可動接点3が固定接点5から
離間し、スイツチオフ状態となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の押
釦スイツチの操作感触を向上させるためには、オーバー
ストロークをある程度長く設定することが好ましく、そ
のためにはクリツクゴム7の押圧突起9の剛性を高め
て、上部シート2に当接してからオンポイント(点C)
に至るまでの押圧突起9の圧縮量が少なくなるように、
換言するならオンポイントが早まるようにすれば良い。
しかるに、押圧突起9に所望の剛性を付与するためにク
リツクゴム7の材質を変更すると、側壁部8の剛性も高
まつてしまうので、この側壁部8を座屈させるために必
要な作動力が大きくなつてしまうという不都合が起こ
る。そこで、クリツクゴムの天井面に別部材として、所
望の剛性を有する押圧突起を取り付けるという試みもな
されているが、その場合、製造工程が煩雑化してコスト
アツプを余儀なくされるという不都合がある。
【0005】したがつて本考案の目的とするところは、
作動力の増大やコストアツプを伴うことなくクリツクゴ
ムの押圧突起の剛性を高め、オーバーストロークが長く
設定できるようにした押釦スイツチを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、クリツクゴムの天井面で押圧突起の周囲に、該押圧
突起を側方から支持する補強リブを突設することによつ
て達成される。
【0007】
【作用】上記手段によれば、側方から補強リブに支持さ
れるため押圧突起の剛性が高まり、また、天井面に補強
リブを付設してもクリツクゴムの側壁部の剛性にはほと
んど影響しないので作動力が大きくなる心配はなく、ま
た、補強リブを追加した形状にクリツクゴムを成形する
だけなのでコストアツプの心配がない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。ここで、図1は本考案に係る押釦ス
イツチの全体構成を示す断面図、図2はこの押釦スイツ
チに用いたクリツクゴムの底面図であり、先に説明した
図3と対応する部分には同一符号が付してある。図1,
2に明らかなように、本実施例の押釦スイツチは、メン
ブレンスイツチ1とキートツプ13との間に介設される
クリツクゴム7の形状が従来例と異なつており、その天
井面で押圧突起9の周囲の4個所に、全体として略十文
字形状に延びる補強リブ15が突設してある。これらの
補強リブ15は、押圧突起9の外周面に連結されている
ので、該押圧突起9を側方から支持しており、そのため
補強リブ15が存在しない場合に比べて押圧突起9の剛
性が高まつている。
【0009】なお、クリツクゴム7の補強リブ15を除
いた部分の形状、およびこの押釦スイツチの特に説明し
ない部分の構成は、前記従来例と同等である。さて、天
井面に補強リブ15を付設して押圧突起9の剛性を高め
たクリツクゴム7を用いると、キートツプ13で頂部1
0を押し込んで側壁部8を座屈させた後、押圧突起9が
メンブレンスイツチ1の上部シート2を撓ませていく過
程で、この上部シート2の反力による押圧突起9の圧縮
量が少なくなるので、換言するなら、押圧突起9をさほ
ど圧縮させなくとも上部シート2を所定量撓ませて可動
接点3を固定接点5に接触させることができるので、オ
ンポイントが早まる。そして、両接点3,5が接触した
後、キートツプ13のさらなる押し込みによつて押圧突
起9は大きく圧縮されていくので、オーバーストローク
が長くなる。したがつて、この種押釦スイツチに期待さ
れている良好な操作感触が得られる。
【0010】しかも、クリツクゴム7の天井面に補強リ
ブ15を付設しても側壁部8の剛性にはほとんど影響し
ないので、側壁部8を座屈させるために必要な作動力が
大きくなる心配はなく、また、補強リブ15はクリツク
ゴム7の成形時に一括して形成されるもので別部材を取
り付けるわけではないので、コストアツプの心配もな
い。さらにまた、天井面に補強リブ15を突設したクリ
ツクゴム7を用いると、キートツプ13を過度に押し込
んで補強リブ15が上部シート2に当接した場合にも、
隣り合う補強リブ15,15間に空気溜りのスペースが
確保されるので、気圧差により頂部10が上部シート2
に貼り付いてしまうという事故が未然に防止でき、信頼
性が向上する。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案による押釦ス
イツチは、クリツクゴムの天井面に補強リブを設けて押
圧突起の剛性を高めているので、オーバーストロークが
長く設定できて良好な操作感触が得られ、しかも作動力
の増大やコストアツプを伴わないという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る押釦スイツチの全体構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示す押釦スイツチに用いたクリツクゴム
の底面図である。
【図3】従来例に係る押釦スイツチの全体構成を示す断
面図である。
【図4】従来例におけるクリツクゴムの頂部の下降量と
キートツプが該頂部から受ける反力との相関関係を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 メンブレンスイツチ 3 可動接点 5 固定接点 7 クリツクゴム 8 側壁部 9 押圧突起 10 頂部 13 キートツプ 15 補強リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キートツプと、天井面に押圧突起を突設し
    て座屈時にクリツク感を生起するクリツクゴムと、可動
    接点を固定接点に対向せしめたスイツチング部材とを備
    え、上記キートツプを押し込んで上記クリツクゴムを座
    屈させることにより上記押圧突起が上記スイツチング部
    材を押圧駆動する押釦スイツチにおいて、上記クリツク
    ゴムの天井面で上記押圧突起の周囲に、該押圧突起を側
    方から支持する補強リブを突設したことを特徴とする押
    釦スイツチ。
JP40293890U 1990-12-12 1990-12-12 押釦スイツチ Expired - Lifetime JP2518254Y2 (ja)

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JPH0488630U JPH0488630U (ja) 1992-07-31
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