JP2518094Y2 - 消音器のシェル構造 - Google Patents

消音器のシェル構造

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消音器のシェル構造に係わり、特に、外側
平坦部と内側平坦部との間に波状部を介装してなる消音
器のシェル構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の排気系には消音器が装着され、排気
系から外部に排出される排気音が低減されている。
このような消音器のシェル構造としては、例えば、実
開昭62-111919号公報等に開示されるようなものが知ら
れている。
第4図は、このようなシェル構造の消音器を示すもの
で、図において、符号11は、自動車の排気系に装着され
るシェルを示している。
このシェル11の左右両端には端板13,15がかしめられ
て固定されており、このシェル11は、仕切板17により横
方向に2つに仕切られている。
シェル11内には、排気ガスを導入する排気導入管19が
端板13を挿通して拡張室21内に開口しており、この拡張
室21内には、拡張室21に導入された排気ガスを外部に導
出する排気導出管23が開口している。この排気導出管23
は、仕切板17および端板15を挿通し、シェル11の外部に
突出している。
そして、シェル11は、第5図に示すように、平坦部2
5,27と波状部29が交互に連続して形成された板材を、平
坦部25,27の間に波状部29が位置するように3重に巻回
して形成されている。
このような消音器は、板材を3重に巻回した状態で、
板材の両端部をスポット溶接Aすることにより、シェル
11が仮止めされて筒状に保持される。
そして、このように形成されたシェル11内に仕切板17
を嵌入し、このシェル11の外面、即ち、外側平坦部27の
外側から、仕切板17に位置する部分をスポット溶接B
し、シェル11自体が溶着されるとともに、このシェル11
内に仕切板17が固着される。
この後、端板13,15や排気導入管19,排気導出管23を取
り付けて消音器が形成される。
以上のように構成された消音器では、シェル11が、平
坦部25,27の間に波状部29を介装して形成されているの
で、平坦部25,27間には空気層が2層形成されているこ
とになり、シェル11からの放射音を低減することができ
るとともに、シェル11自体を補強することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の消音器では、外側平
坦部27の外側から、仕切板17に位置する部分をスポット
溶接する際に、外側平坦部27を、第4図乃至第6図に示
すように、変形させる必要があり、多大な力が必要であ
るとともに、美観を損なうという問題があった。
即ち、多大な力で外側平坦部27を押圧すると、押圧し
た部分の外側平坦部27が潰れたり、波状部29が潰れた
り、外側平坦部27に亀裂が発生する虞があり、これによ
り、外観を損なうという問題があった。
一方、外側平坦部27に、予め波状部29に当接する凹部
を形成しておくと、力をそれほどかけることなく、容易
にスポット溶接することができるとともに、美観を向上
することができ、さらに、シェル11自体は補強にもな
る。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、力をそれほどかけることなく、容易にスポッ
ト溶接することができるとともに、美観を向上すること
ができる消音器のシェル構造を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の消音器のシェル構造は、筒状の外側平坦部内
に筒状の内側平坦部を収容するとともに、前記外側平坦
部と前記内側平坦部との間に波状部を介装してなる消音
器のシェル構造において、前記内側平坦部と前記波状部
とが当接している部分における前記外側平坦部に、前記
波状部に当接する凹部を形成してなるものである。
〔作用〕
本考案の消音器のシェル構造では、内側平坦部と波状
部とが当接している部分における外側平坦部に、波状部
に当接する凹部を形成したので、内側平坦部の外面に
は、内側平坦部側に突出する波状部が当接し、この内側
平坦部に当接した部分の波状部に外側平坦部の凹部の内
面が当接し、外側平坦部,内側平坦部および波状部の三
者が相互に当接する。
そして、この三者が相互に当接した部分がスポット溶
接され、外側平坦部,内側平坦部および波状部が一体に
溶着され、シェルが形成される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図および第2図は、本考案の消音器のシェル構造
の一実施例を示すもので、図において、符号31は、自動
車の排気系に装着される消音器のシェルを示している。
このシェル31は、平坦部33,35と波状部37が交互に連
続して形成された板材を、平坦部33,35の間に波状部37
が位置するように3重に巻回して形成されている。
即ち、内側平坦部33と外側平坦部35との間には、波状
部37が介装されており、波状部37には、外側平坦部35側
に突出する矩形状の凸部39が所定間隔を置いて形成され
ている。
このような凸部39は、シェル31の軸長方向に形成され
ており、凸部39間に位置する部分が内側平坦部33の当接
している。
そして、内側平坦部33と波状部37とが当接している部
分における外側平坦部35には、波状部37に当接する凹部
41が4か所形成されている。
即ち、任意の凸部39間における波状部37には、外側平
坦部35の凹部41が当接しており、これにより、外側平坦
部35の凹部41が波状部37に当接する位置において、外側
平坦部35,内側平坦部33および波状部37の三者が相互に
当接している。
以上のように構成された消音器のシェル構造では、板
材を、平坦部33,35の間に波状部37が位置するように3
重に巻回して形成し、板材の両端部をスポット溶接A
し、仮止めする。
この状態では、内側平坦部33と波状部37とが当接して
いる部分における外側平坦部35に、波状部37に当接する
凹部41を形成したので、内側平坦部33の外面には波状部
37が当接し、この当接部分における波状部37には、外側
平坦部35の凹部41の内面が当接し、外側平坦部35,内側
平坦部33および波状部37の三者が相互に当接している。
そして、シェル31内に嵌入される仕切板43に位置する
とともに、外側平坦部35,内側平坦部33および波状部37
が相互に当接している部分、即ち、仕切板43に位置する
部分における外側平坦部35の凹部41が、外側からスポッ
ト溶接Bされ、外側平坦部35,内側平坦部33および波状
部37が一体に溶着されて、消音器のシェル31が形成され
るとともに、シェル31内に仕切板43が溶着される。
従って、スポット溶接Bする際に、外側平坦部35の外
側から強く押圧する必要がなく、これにより、大きな力
を作用させることなく容易に溶接できるとともに、変形
することがないため美観を向上することができる。
即ち、多大な力で押圧する必要がないため、スポット
溶接Bする部分の外側平坦部35が潰れたり、波状部37が
潰れたり、外側平坦部35に亀裂が発生したりすることが
ない。
また、外側平坦部35に、凹部41がシェル31の軸長方向
に画一的に形成されているので、シェル31自体の補強を
行なうことができるとともに、シェル31の美観を積極的
に向上することができる。
尚、上記実施例では、外側平坦部35,波状部37および
内側平坦部33を相互に溶着するとともに、これらからな
るシェル31内に仕切板43を溶着した例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、外
側平坦部,波状部および外側平坦部を溶着する場合にの
み、本考案を適用しても良い。
また、上記実施例では、矩形状の凸部39が形成された
波状部37を、外側平坦部35と内側平坦部33との間に介装
した例について説明したが、本考案は上記実施例に限定
されるものではなく、外側平坦部と内側平坦部との間
に、第3図に示すような、サインカーブ状の凸部46が形
成された波状部47を介装しても、上記実施例とほぼ同様
の効果を得ることができる。
さらに、上記実施例では、外側平坦部35に、波状部37
に当接する凹部41を4か所形成した例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、外
側平坦部に凹部を複数形成すれば、上記実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では、外側平坦部35,波状部37およ
び内側平坦部33が形成された板材を3重に巻回してシェ
ル31を形成した例について説明したが、本考案は上記実
施例に限定されるものではなく、外側平坦部,波状部,
内側平坦部がそれぞれ形成された3枚の板材を、波状部
が外側平坦部と内側平坦部との間に位置するように筒状
に形成して、シェルを形成しても良い。
〔考案の効果〕
本考案の消音器のシェル構造では、内側平坦部と波状
部とが当接している部分における外側平坦部に、波状部
に当接する凹部を形成したので、内側平坦部の外面に
は、内側平坦部側に突出する波状部が当接し、この内側
平坦部に当接した部分の波状部に外側平坦部の凹部の内
面が当接し、外側平坦部,内側平坦部および波状部の三
者が相互に当接する。
そして、外側平坦部,内側平坦部および波状部が相互
に当接した部分がスポット溶接され、外側平坦部,内側
平坦部および波状部が一体に溶着され、消音器のシェル
が形成される。
従って、力をそれほどかけることなく、容易にスポッ
ト溶接することができるとともに、外側平坦部等の変形
がなく、外側平坦部の凹部が画一的に形成されるため美
観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の消音器のシェル構造の一実施例を示す
斜視図である。 第2図は第1図の外側平坦部の凹部およびその近傍を示
す縦断面図である。 第3図は波状部の他の例を示す縦断面図である。 第4図は従来のシェル構造を有する消音器の一部を切り
欠いて示す側面図である。 第5図は従来の消音器のシェル構造を示す斜視図であ
る。 第6図はスポット溶接する際に形成される凹部およびそ
の近傍を示す縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……シェル 33……内側平坦部 35……外側平坦部 37,47……波状部 41……凹部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の外側平坦部内に筒状の内側平坦部を
    収容するとともに、前記外側平坦部と前記内側平坦部と
    の間に波状部を介装してなる消音器のシェル構造におい
    て、前記内側平坦部と前記波状部とが当接している部分
    における前記外側平坦部に、前記波状部に当接する凹部
    を形成してなることを特徴とする消音器のシェル構造。
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