JP2518087Y2 - ガラリユニット - Google Patents

ガラリユニット

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JP2518087Y2
JP2518087Y2 JP1990065369U JP6536990U JP2518087Y2 JP 2518087 Y2 JP2518087 Y2 JP 2518087Y2 JP 1990065369 U JP1990065369 U JP 1990065369U JP 6536990 U JP6536990 U JP 6536990U JP 2518087 Y2 JP2518087 Y2 JP 2518087Y2
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憲昭 高橋
康文 畚野
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株式会社松村組
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築物の空調部と、室内、廊下等の被空調
空間との間の仕切壁等におけるガラリ装着開口部に装着
されるガラリユニットに関する。
〔従来の技術〕
今日、各種建築物において空調設備が採用されてい
る。空調設備は、一般に、空調機械室或いは空調機械室
とこれに連設されたダクトからなる空調部と、該空調部
に隣合う室内、廊下等の被空調空間との間の仕切壁等に
おけるガラリ装着開口部に設けたガラリを含んでおり、
ガラリの背後にはボリュームダンパやファイアダンパ等
のダンパおよびエアフィルタが配置される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記ガラリは、一般に、ガラリ装着開口部周
壁に周縁部が埋設される等して固定されるので、その背
後(空調部側)のダンパおよびエアフィルタの清掃、ダ
ンパにおけるダンパ開度の調節等のメインテナンスは、
作業者が天井等からガラリ背後へ回り込んで行わなけれ
ばならず、その作業はきわめて煩わしく、時間を要する
ものであった。
また、前記ガラリ、ダンパおよびエアフィルタは、そ
れぞれ独立して製作したものを現場へ搬送して相互の位
置精度を出しながら個々に取り付けていたので、取り付
けに要する時間および人件費が嵩むという問題があっ
た。
そこで本考案は、建築物における空調部と該空調部に
隣合う室内、廊下等の被空調空間との間に介在する壁体
のガラリ装着開口部に装着するガラリユニットであっ
て、大量生産により安価に提供でき、また該ガラリ装着
開口部への取付工事を簡単に行うことができるとともに
ガラリ、ダンパおよびエアフィルタの各部のメインテナ
ンスを極めて容易に行うことができ、それだけ取付工事
およびメインテナンスに要する時間と費用を節約できる
ガラリユニットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的に従い、建築物における空調部と該
空調部に隣合う被空調空間との間に介在する壁体のガラ
リ装着開口部に装着するガラリユニットであり、ガラリ
部と、前記ガラリ部の背面側に該ガラリ部に対し回動開
閉可能にヒンジ連結されたダンパ部と、前記ガラリ部お
よびダンパ部の少なくとも一方に設けられたエアフィル
タ部とを備え、前記建築物のガラリ装着開口部を前記被
空調空間側に回動開閉できるように該開口部にヒンジ連
結可能に構成されたガラリユニットを提供するものであ
る。
前記エアフィルタ部の取り付けとしては、ダンパ部背
面へのネジ留めを例示できるが、これに限定される必要
はない。
ガラリユニットのガラリ装着開口部への連結は、ガラ
リユニット全体の重量を支え得る部分を前記開口部に回
動開閉可能にヒンジ連結すればよい。いずれにしても、
室内、廊下等、作業者が容易に接近できる表側(被空調
空間側)から、且つ、その空間を利用して開閉できるよ
うにする。
なお、前記ダンパ部としては、主として風量調節を目
的としたボリュームダンパや火災時に閉じるようにした
ファイヤダンパ等の各種ダンパ部が考えられる。
〔作用〕
本考案ガラリユニットは、ガラリユニットに要求され
るガラリ部、ダンパ部およびエアフィルタ部を含む一つ
のユニットの形態で工場等において安価に大量生産する
ことができ、ユニットごと現場へ搬送してガラリ装着開
口部へ連結できる。
該連結後、エアフィルタ部等のメインテナンスの必要
が生じたときは、室内、廊下等の被空調空間に位置した
作業者が、ガラリ装着開口部表側(被空調空間側)から
ユニット全体を手前へ回動させて開き、さらに必要に応
じてダンパ部をガラリ部から回動させて開くことで必要
な作業を実施でき、作業終了後は、再びダンパ部をガラ
リ部に閉じ、ユニット全体を開口部へ戻して閉じること
ができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は壁体6のガラリ装着開口部7に連結したガラ
リユニット10の正面図であり、第2図は第1図のX-X線
に沿う概略断面図、第3図は第1図のX-X線に沿う一部
省略の断面図、第4図は第1図のY-Y線に沿う一部省略
の断面図である。
壁体6の背後は、第2図に示すように、空調機械室4
であり、壁体6の前面側(表側)は本例では室内5であ
る。機械室4の代わりに空調ダクトのこともある。
ガラリユニット10はガラリ部1、ダンパ部2およびエ
アフィルタ部3を備えている。
ガラリ部1は矩形の外枠11を備えており、この外枠内
に縦方向に延びる多数の板体12をほぼ等間隔で平行に配
置し、固定したものである。
ダンパ部2は第3図および第4図に示すように、矩形
の外枠21を備えており、この外枠内に横方向に延びるダ
ンパ22を複数、ほぼ等間隔で平行に配置し、各ダンパ22
を横軸23に固着するとともに該横軸両端を外枠21の左右
部材21a、21bに回転自在に支持させ、かくして各ダンパ
22を回動可能としたものである。
各ダンパ22の一端部にはアーム24が固着され、各アー
ム24は外枠21の表側へ突出し、縦ロッド25に回動自在に
連結されている。ロッド25の上端は部材27に回動自在に
連結され、部材27は外枠21の上側部材21cに回動自在に
連結されている。部材27の中間部には火災時に発生する
熱によって溶断されるヒューズ部26を備えている。ロッ
ド25の下端は引っ張りスプリング28により引っ張られた
状態で外枠21の下側部材21dに連結されている。かくし
て、各ダンパ22は第4図に示すように一定の角度で開い
た状態で設定されている。火災が発生し、ヒューズ部26
が溶断されると、ロッド25がスプリング28に引かれて下
方へ下がり、それによって各ダンパ22が第4図上、反時
計方向に回動し、二点鎖線で示す位置をとって互いに接
触しダンパ部を閉じる。
ダンパ部2の外枠右側縦部材21b(第3図参照)は蝶
番29によってガラリ部1の外枠右側縦部材11bに回動可
能に連結され、且つ、それによってダンパ部全体がガラ
リ部1に支持されている。ダンパ部2は蝶番29でガラリ
部1に連結されていることにより、ガラリ部1の背面側
に対し開閉することができる。
第3図はダンパ部2がガラリ部1に閉じた状態を示し
ており、この状態ではダンパ部2はガラリ部1にロック
装置8によってロックされている。ロック装置8はガラ
リ部外枠11の左側縦部材11aに固着した部材81、該部材
に昇降可能に設けたピン82およびダンパ部外枠21の左側
部材21aに固着され、ピン82が嵌脱できる孔83aを備えた
部材83からなっている。
なお、第3図において9はクッション材であり、ロッ
ク装置8の部材81に設けられ、ダンパ部外枠21の前面に
当接することができるものである。
エアフィルタ部3は矩形の外枠31およびこの外枠に支
持されたエアフィルタ部32を備えており、外枠31がねじ
33によりダンパ部外枠21に脱離可能に留められている。
かくしてガラリ部1はダンパ部2およびエアフィルタ
部3を支持した状態で、該ガラリ部の右側上下角の部分
がガラリ装着開口部縁枠70に蝶番13によって回動可能に
連結されている。
この連結によりガラリユニット10全体が蝶番13を支点
として各図に実線で示す閉じた位置から、第2図に二点
鎖線で示す開いた位置まで回動することができ、閉じら
れた状態ではガラリ部1の外枠左側部材11aに設けたロ
ック装置14が開口部縁枠70に係合することにより閉位置
に維持される。また、この閉位置では、第3図に示すよ
うに、ダンパ部外枠21の背面が開口部縁枠70内面に設け
た耐火用密閉シール材Sに当接している。
以上説明したガラリユニット10は工場等において大量
生産により安価に製作することができる利点があるう
え、ガラリユニット10が出来上がった時点で、ガラリ部
1、ダンパ部2およびエアフィルタ部3がお互いに正し
い位置関係で連結されているので、このガラリユニット
を現場においてガラリ装着開口部7に取り付ける際に、
各部相互の位置精度を出す作業は不要であり、ただ、ガ
ラリ部1を蝶番13によってガラリ装着開口部枠70に連結
すればよいだけであるから、現場における取り付け作業
を極めて短時間で人件費少なく行うことができる利点が
ある。
このようにしてガラリ装着開口部7に取り付けたガラ
リユニット10は、メインテナンスの必要が生じたときに
は、ガラリ部1のロック装置14を解いて第2図に二点鎖
線で示すように室内5側へ開け、さらに必要に応じダン
パ部2のロック装置8を解いてダンパ部2をガラリ部1
から開けることができ、さらに必要に応じダンパ部2か
らエアフィルタ部を取り外すことができるので、ガラリ
部1およびダンパ部2のそれぞれ表側および背面側に容
易に接近して必要なメインテナンス作業を行うことがで
きるとともに、エアフィルタ部3のメインテナンスも容
易に行うことができる。
必要なメインテナンス作業が終了した後は、エアフィ
ルタ部3をダンパ部2に取り付けた状態で該ダンパ部2
をガラリ部1に閉じてロック装置8でロック状態とな
し、しかるのちガラリ部1を開口部7に閉じてロック装
置14にてロックすればよい。
このようにメインテナンス作業が終了したあとの再取
り付けも極めて簡単に行うことができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、ほかにも種々の態様で実施できる。例えば、前記ダ
ンパ部2を各ダンパ22の開度調節を行えるように構成し
てもよい。
また、前記実施例では、ガラリ装着開口部7を一つの
ユニット10で開閉するようにしているが、開口部7の大
きさ等に応じて、本考案に係る複数のユニットを該開口
部に左右扉状等に設けてもよいし、上下数段に設けても
よく、開口部に対するユニットの数、配置状態は何ら限
定されない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によると、建築物における
空調部と該空調部に隣合う室内、廊下等の被空調空間と
の間に介在する壁体のガラリ装着開口部に装着するガラ
リユニットであって次の利点を有するものを提供するこ
とができる。
ガラリユニットに要求されるガラリ部、ダンパ部およ
びエアフィルタ部を含む一つのユニットの形態として大
量生産により安価に提供できる。
ユニットの形態故に前記ガラリ装着開口部への取付工
事を簡単に行うことができる。
ユニットの形態であり、且つ、該ユニットはガラリ装
着開口部に回動開閉可能にヒンジ連結され、ダンパ部は
ガラリ部に対し回動開閉可能にヒンジ連結されているか
ら、ユニット全体をガラリ装着開口部から簡単、容易に
被空調空間側へ回動させて開き、さらに必要に応じ、ダ
ンパ部をガラリ部から簡単、容易に回動させて開くこと
ができ、これらによりガラリ、ダンパおよびエアフィル
タ各部のメインテナンスをきわめて容易に行うことがで
きる。
上記、により取付工事およびメインテナンスに要
する時間と費用を節約できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は壁体の
ガラリ装着開口部に取り付けた状態の正面図であり、第
2図は第1図のX-X線に沿う概略断面図、第3図は第1
図のX-X線に沿う一部省略の断面図、第4図は第1図のY
-Y線に沿う一部省略の断面図である。 10……ガラリユニット 1……ガラリ部 2……ダンパ部 29……蝶番 8……ロック装置 3……エアフィルタ部 6……壁体 7……ガラリ装着開口部 70……開口部枠 4……空調機械室 5……室内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物における空調部と該空調部に隣合う
    被空調空間との間に介在する壁体のガラリ装着開口部に
    装着するガラリユニットであり、ガラリ部と、前記ガラ
    リ部の背面側に該ガラリ部に対し回動開閉可能にヒンジ
    連結されたダンパ部と、前記ガラリ部およびダンパ部の
    少なくとも一方に設けられたエアフィルタ部とを備え、
    前記建築物のガラリ装着開口部を前記被空調空間側で回
    動開閉できるように該開口部にヒンジ連結可能に構成さ
    れたガラリユニット。
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