JP2518048Y2 - 安全電磁弁 - Google Patents

安全電磁弁

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JP2518048Y2
JP2518048Y2 JP3556292U JP3556292U JP2518048Y2 JP 2518048 Y2 JP2518048 Y2 JP 2518048Y2 JP 3556292 U JP3556292 U JP 3556292U JP 3556292 U JP3556292 U JP 3556292U JP 2518048 Y2 JP2518048 Y2 JP 2518048Y2
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祖温 王
哲朗 徳田
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種機械の作動部材等
をエアアクチュエータによって作動させるためのエア機
器に用いられ、エアアクチュエータの排気側の圧力が所
定圧以下(例えば大気圧)の場合に飛び出し暴走を防止
し、またエアアクチュエータへのエア供給停止後にエア
アクチュエータの残圧を除去するための安全電磁弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】エア供給を長時間停止後あるいは残圧除
去後のエアアクチュエータには、その排気側の圧力が所
定圧以下(例えば大気圧)であるので、エアアクチュエ
ータ作動のためにエアを供給すると、ピストン等が飛び
出し暴走することがある。その対策として、従来は、主
切換弁(メインバルブ)にプレッシャセンタ形3位置弁
を使用して、エアアクチュエータにいったんエアを入れ
てから起動したり、メータイン制御をしたりしていた。
エア機器の故障修理、保全のための点検、非常停止後の
点検等のために、保全関係者がエア機器を操作する場合
に、エア供給停止後のエアアクチュエータに閉じ込めら
れていたエア(圧縮気体)によってエアアクチュエータ
が作動し、人身事故を起こすことがあった。その対策と
して、従来は、主エア回路に残圧除去弁を配設し、エア
の供給停止後に残圧除去弁を操作して主エア回路内のエ
アを大気中に開放し、残圧を除去していた。(従来の飛
び出し防止技術、残圧除去技術については、1989年
2月25日、オーム社発行「新版・油空圧便覧」第43
9〜440頁参照)
【0003】従来の飛び出し防止技術については、主切
換弁にプレッシャセンタ形3位置弁を使用できるのは特
殊な場合に限られ、またメータイン制御を飛び出し防止
のために用いると、その他の制御が限定され、希望する
動作の実現が困難となる。また、従来の残圧除去技術
は、主エア回路の残圧を除去するのみであるから、中央
位置でポートA,Bがブロックされたクローズセンタ形
の切換弁等を主切換弁として用いると、主空気圧回路の
残圧が除去されてもエアアクチュエータには残圧が存在
する。従来の残圧除去技術は、その適用可能な範囲が制
限されていた。このように、従来の飛び出し防止技術及
び残圧除去技術は、その適用範囲が極めて制限され利用
価値が低いという欠点がある。また、飛び出し防止技術
と残圧除去技術とは、互いに関係のない別々の技術であ
って、両技術を適用するとそれだけ部品数がふえること
となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の安全電磁弁
は、従来の前記欠点を解消するものであって、エアアク
チュエータを用いたあらゆるエア機器に適用でき、主切
換弁に飛び出し防止と残圧除去の両機能をもたせること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の安全電磁弁は、
前記課題を達成するために、4ポート又は5ポートを有
するボディ内に固定スリーブが配設され、4ポート又は
5ポートのうち2ポートはAポート、Bポートとし、他
の1ポートをPポートとし、残りのポートをRポート
(実施例ではRAポート、RBポート)とし、スプールが少
なくとも3位置を有し、固定スリーブ内に可動スリーブ
が摺動自在に嵌合され、可動スリーブ内にスプールが摺
動自在に挿通され、可動スリーブは通常位置と機能位置
との2位置を有し、機能位置においてAポート及びBポ
ートが絞りを介してPポートに連通することができるよ
うにされている。なお、本考案の解釈に当たっては、次
の事項を考慮しなければならない。 4ポート又は5ポートのうち2ポートはエアアクチ
ュエータ(例えば、エアシリンダ、エアモータ。)に連
通され、他の1ポートはエア源又は大気に選択的に連通
され、残りのポートは大気に連通される。なお、ここに
おいて、4ポートの安全電磁弁のときは、大気に連通さ
せるポートが1ポートであり、5ポートの安全電磁弁の
ときは、大気に連通させるポートが2ポートである 本考案において、安全電磁弁の操作方式はソレノイ
ド式、電磁エアパイロット式のみならず機械式、人力式
等のあらゆる操作手段を包含するものとする。 本考案において、安全電磁弁のスプールの作動位置
は、中央位置、前端位置、後端位置の3位置のみなら
ず、前記3位置の中間の任意の位置をとることができ、
スプール等を入力信号に比例した位置とする比例制御が
可能である。 本考案の安全電磁弁は、サブプレート(マニホール
ドブロック)と連結する構成にできることは勿論であ
る。 可動スリーブの切換え操作方式は、ソレノイド式、
電磁エアパイロット式のみならず機械式、人力式等のあ
らゆる操作手段を包含するものとする。
【0006】
【作用】Aポート及びBポートをエアアクチュエータに
連通させ、Pポートをエア源に連通させ、Rポートを大
気に連通させる。可動スリーブが通常位置にあるとき、
スプールを操作することにより、通常の切換弁(例えば
クローズセンター形)としての作用が生ずる。可動スリ
ーブが機能位置にあるとき、Pポートにエアを供給する
と、エアは絞りを介して徐々にエアアクチュエータに流
入して、エアアクチュエータの飛び出しが防止される。
可動スリーブが機能位置にあるとき、Pポートを大気に
連通させると、エアアクチュエータの残圧が除去され
る。
【0007】
【実施例】図1,図2は本考案の第1実施例の安全電磁
弁1をあらわし、図3は第1実施例の安全電磁弁1及び
第2実施例の安全電磁弁21を適用した状態をあらわす。
安全電磁弁1のボディ2(複数のブロックが連結された
もの)の軸方向に穿設された中央孔に固定スリーブ3が
配設、固定され、固定スリーブ3内に可動スリーブ4が
摺動自在に嵌合され、第1ランド6、中央ランド7、第
2ランド8を有するスプール5が、可動スリーブ4内に
摺動自在に挿通される。固定スリーブ3の前方(図1で
左方)にはピストン室9が形成され、可動スリーブ4の
前方に形成された環状ピストン10が、ピストン室9内に
摺動自在に嵌合される。可動スリーブ4の環状ピストン
10の前端面(図1で左端面)と前端壁11(呼吸孔13を有
する。)との間に、スプリング12が配設され、スプリン
グ12は可動スリーブ4を後方に弾圧する。ボディ2の一
側(図1で上側)にAポート、Bポートがボディ2の前
方から順に開口され、ボディ2の他側(図1で下側)に
PLポート、RAポート、Pポート、RBポートがボディ2の
前方から順に開口される。固定スリーブ3には通孔が5
ケ所穿設され、前方から順に第1通孔、第2通孔、第3
通孔、第4通孔、第5通孔と称する。固定スリーブ3の
第1通孔はRAポートに連通され、第2通孔はAポートに
連通され、第3通孔はPポートに連通され、第4通孔は
Bポートに連通され、第5通孔はRBポートに連通され
る。可動スリーブ4には通孔が5ケ所穿設され、前方か
ら順に第6通孔、第7通孔(外側に幅広の環状溝が形成
された段付の通孔。)、第8通孔(外側に幅広の環状溝
が形成された段付の通孔。)、第9通孔(外側に幅広の
環状溝が形成された段付の通孔。)、第10通孔と称す
る。図1に示す状態において、可動スリーブ4が前端位
置(図1で左端位置。通常位置。)にあり、第1通孔と
第6通孔とが連通され、同様に第2通孔と第7通孔、第
3通孔と第8通孔、第4通孔と第9通孔、第5通孔と第
10通孔がそれぞれ連通される。ボディ2の後端にダブル
ソレノイド15が配設され、ダブルソレノイド15(直動式
又はパイロット式)への入力信号に応じて、スプール5
が移動される。ボディ2の他側に開口するPLポートは、
ピストン室9の後端に連通される。
【0008】次に第1実施例の安全電磁弁1の作用につ
いて説明する。Aポート及びBポートはエアシリンダ16
に連通され、RAポート及びRBポートは大気に連通され、
Pポートは元バルブ14を介してエア源17に連通され、PL
ポートは補助切換弁(図示せず)を介してエア源に連通
されている。図1に示す状態のとき、エアが補助切換
弁、PLポートを通ってピストン室9に流入され、可動ス
リーブ4がスプリング12の弾発力に抗して移動されて前
端位置にあり、ダブルソレノイド15はすべて非通電であ
って、スプール5が中央位置(図3の安全電磁弁1の位
置)にある。第6通孔は第1ランドによって閉鎖さ
れ、第8通孔は中央ランドによって閉鎖され、第10通孔
は第2ランドによって閉鎖されるので、Aポート、Bポ
ート、RAポート、Pポート、RBポートがすべてブロック
される。(クローズセンター形となる。)図1に示す状
態において、元バルブ14をI位置に切り換えて安全電磁
弁1のPポートにエアを供給し、ダブルソレノイド15の
一方のソレノイドに通電すると、スプール5が前端位置
(図1で左端位置。図3の安全電磁弁1の位置)に切
り換えられる。エアはPポート、第3通孔、第8通孔、
第9通孔、第4通孔、Bポートを通ってエアシリンダの
ロッド側に流入し、エアシリンダのヘッド側のエアはA
ポート、第2通孔、第7通孔、第6通孔、第1通孔、RA
ポートを通って大気に流出される。反対にダブルソレノ
イド15の他方のソレノイドに通電すると、スプール5が
後端位置(図1で右端位置。図3の安全電磁弁1の位置
)に切り換えられ、エアはPポート、第3通孔、第8
通孔、第7通孔、第2通孔、Aポートを通ってエアシリ
ンダのヘッド側に流入し、エアシリンダのロッド側のエ
アはBポート、第4通孔、第9通孔、第10通孔、第5通
孔、RBポートを通って大気に流出される。このように、
可動スリーブ4が前端位置(通常位置)にあるときは、
通常の主切換弁としての作用を生ずる。
【0009】図1に示す状態において、元バルブ14を位
置IにしてPポートにエアを供給し、ダブルソレノイド
15をすべて非通電にすると、スプール5が中央位置に戻
される。次いで、補助切換弁を切り換え、ピストン室9
内のエアをPLポート、補助切換弁を通して大気中に流出
させると、可動スリーブ4が、スプリング12の弾発力に
よって移動され、後端位置(機能位置。図2に示す飛び
出し防止及び残圧除去の位置。)に切り換えられる。エ
アはPポートから第3通孔と第7通孔によって流量を調
整され、また第7通孔と第2通孔によって流量を調整さ
れ、Aポートを通ってエアシリンダのヘッド側に流入
し、同様にPポートから第3通孔と第8通孔によって流
量を調整され、また第8通孔と第4通孔によって流量を
調整され、Bポートを通ってエアシリンダのロッド側に
流入する。このように、エアシリンダへのエアが流量を
調整されて徐々に供給されるので、エアシリンダの飛び
出しが防止される。非常停止等のため残圧を除去したい
ときには、図2に示すように、スプール5を中央位置と
し、可動スリーブ4を後端位置(機能位置)に位置(図
3の安全電磁弁1の位置)させ、元バルブ14を位置II
に切り換えてPポートを大気に連通させる。エアシリン
ダヘッド側ののエアはAポートを通り、第2通孔と第7
通孔によって流量を調整され、また第7通孔と第3通孔
によって流量を調整され、Pポート、元バルブ14を通っ
て大気に開放され、同様にエアシリンダロッド側のエア
はBポートを通り、第4通孔と第9通孔によって流量を
調整され、また第8通孔と第3通孔によって流量を調整
され、Pポート、元バルブ14を通って大気に開放され
る。このようにして、エアシリンダ内の残圧が除去され
る。
【0010】図4,図5は本考案の第2実施例の安全電
磁弁21をあらわし、図3は第2実施例の安全電磁弁21を
適用した状態をもあらわす。第2実施例の安全電磁弁21
において、第1実施例の安全電磁弁1と同一の部分には
第2実施例の安全電磁弁21と同一の符号を用いることと
する。第2実施例の安全電磁弁21は、スプールのランド
の数が多く、スプールの移動方向とAポート、Bポート
との連通状態が、第1実施例の安全電磁弁1と逆になる
点で相違する。安全電磁弁21のボディ26(複数のブロッ
クが連結されたもの)の軸方向に穿設された中央孔に固
定スリーブ28が配設、固定され、固定スリーブ28内に可
動スリーブ29が摺動自在に嵌合され、第1ランド22、第
2ランド23、第3ランド24、第4ランド25、第5ランド
26を有するスプール27が、可動スリーブ29内に摺動自在
に挿通される。固定スリーブ28の前方(図4で左方)に
はピストン室9が形成され、可動スリーブ29の前方に形
成された環状ピストン10が、ピストン室9内に摺動自在
に嵌合される。可動スリーブ29の環状ピストン10の前端
面(図4で左端面)と前端壁11(呼吸孔13を有する。)
との間に、スプリング12が配設され、スプリング12は可
動スリーブ29を後方に弾圧する。ボディ26の一側(図4
で上側)にAポート、Bポートがボディ26の前方から順
に開口され、ボディ26の他側(図4で下側)にPLポー
ト、RAポート、Pポート、RBポートがボディ26の前方か
ら順に開口される。固定スリーブ28には通孔が5ケ所穿
設され、前方から順に第1通孔、第2通孔、第3通孔
(内側に幅広の環状溝が形成された段付の通孔)、第4
通孔、第5通孔と称する。固定スリーブ28の第1通孔は
RAポートに連通され、第2通孔はAポートに連通され、
第3通孔はPポートに連通され、第4通孔はBポートに
連通され、第5通孔はRBポートに連通される。可動スリ
ーブ29には通孔が5ケ所穿設され、前方から順に第6通
孔、第7通孔(外側にやや幅広の環状溝が形成された段
付の通孔)、第8通孔(外側に幅広の環状溝が形成され
た段付の通孔)、第9通孔、第10通孔と称する。図4に
示す状態において、可動スリーブ29が前端位置(図4で
左端位置。通常位置。)にあり、第1通孔と第6通孔と
が連通され、同様に第2通孔と第7通孔、第3通孔と第
8通孔、第4通孔と第9通孔、第5通孔と第10通孔がそ
れぞれ連通される。ボディ26の後端にダブルソレノイド
15が配設され、ダブルソレノイド15(直動式又はパイロ
ット式)への入力信号に応じて、スプール27が移動され
る。ボディ26の他側に開口するPLポートは、ピストン室
9の後端に連通される。
【0011】次に第2実施例の安全電磁弁21の作用につ
いて説明する。Aポート及びBポートはエアシリンダ16
に連通され、RAポート及びRBポートは大気に連通され、
Pポートは元バルブ14を介してエア源17に連通され、PL
ポートは補助切換弁(図示せず)を介してエア源に連通
されている。図4に示す状態のとき、エアが補助切換
弁、PLポートを通ってピストン室9に流入され、可動ス
リーブ29がスプリング12の弾発力に抗して移動されて前
端位置にあり、ダブルソレノイド15はすべて非通電であ
って、スプール27が中央位置(図3の安全電磁弁21の位
置)にある。第7通孔は第2ランド23によって閉鎖さ
れ、第9通孔は第3ランド24によって閉鎖されるので、
Aポート、Bポート、RAポート、Pポート、RBポートが
すべてブロックされる。(クローズセンター形とな
る。)図4に示す状態において、元バルブ14をI位置に
切り換えて安全電磁弁21のPポートにエアを供給し、ダ
ブルソレノイド15の一方のソレノイドに通電すると、ス
プール27が後端位置(図4で右端位置。図3の安全電磁
弁21の位置)に切り換えられる。エアはPポート、第
3通孔、第8通孔、第9通孔、第4通孔、Bポートを通
ってエアシリンダのロッド側に流入し、エアシリンダの
ヘッド側のエアはAポート、第2通孔、第7通孔、第6
通孔、第1通孔、RAポートを通って大気に流出される。
反対にダブルソレノイド15の他方のソレノイドに通電す
ると、スプール27が前端位置(図4で左端位置。図3の
安全電磁弁21の位置)に切り換えられ、エアはPポー
ト、第3通孔、第8通孔、第7通孔、第2通孔、Aポー
トを通ってエアシリンダのヘッド側に流入し、エアシリ
ンダのロッド側のエアはBポート、第4通孔、第9通
孔、第10通孔、第5通孔、RBポートを通って大気に流出
される。このように、可動スリーブ29が前端位置(通常
位置)にあるときは、通常の主切換弁としての作用を生
ずる。
【0012】図4に示す状態において、元バルブ14を位
置IにしてPポートにエアを供給し、ダブルソレノイド
15をすべて非通電にすると、スプール27が中央位置に戻
される。次いで、補助切換弁を切り換え、ピストン室9
内のエアをPLポート、補助切換弁を通して大気中に流出
させると、可動スリーブ29が、スプリング12の弾発力に
よって移動され、後端位置(機能位置。図5に示す飛び
出し防止及び残圧除去の位置。図3の安全電磁弁21の
位置。)に切り換えられる。エアはPポートから第3通
孔と第7通孔によって流量を調整され、また第7通孔と
第2通孔によって流量を調整され、Aポートを通ってエ
アシリンダのヘッド側に流入し、同様にPポートから第
3通孔と第8通孔によって流量を調整され、また第8通
孔と第4通孔によって流量を調整され、Bポートを通っ
てエアシリンダのロッド側に流入する。このように、エ
アシリンダへはエアが流量を調整されて徐々に供給され
るので、エアシリンダの飛び出しが防止される。非常停
止等のため残圧を除去したいときには、図5に示すよう
に、スプール27を中央位置とし、可動スリーブ29を後端
位置(機能位置)に位置(図3の安全電磁弁21の位置
)させ、元バルブ14を位置Iに切り換えてPポートを
大気に連通させる。エアシリンダヘッド側ののエアはA
ポートを通り、第2通孔と第7通孔によって流量を調整
され、また第7通孔と第3通孔によって流量を調整さ
れ、Pポート、元バルブ14を通って大気に開放され、同
様にエアシリンダロッド側のエアはBポートを通り、第
4通孔と第8通孔によって流量を調整され、また第8通
孔と第3通孔によって流量を調整され、Pポート、元バ
ルブ14を通って大気に開放される。このようにして、エ
アシリンダ内の残圧が除去される。
【0013】
【考案の効果】Aポート及びBポートをエアアクチュエ
ータに連通させ、Pポートをエア源に連通させ、Rポー
トを大気に連通させる。可動スリーブが通常位置にある
とき、スプールを操作することにより、通常の切換弁
(例えばクローズセンター形)としての作用が生ずる。
可動スリーブが機能位置にあるとき、Pポートにエアを
供給すると、エアは絞りを介して徐々にエアアクチュエ
ータに流入して、排気側の圧力が所定の圧力に上昇する
ので、エアアクチュエータの飛び出しが防止される。こ
のとき、Pポートを大気に連通させると、エアアクチュ
エータ内の残圧が大気に開放され、エアアクチュエータ
の残圧が除去される。本考案の安全電磁弁は、主切換弁
に飛び出し防止と残圧除去の両機能をもたせたものであ
って、エアアクチュエータを用いたあらゆるエア機器に
適用できる。しかも、この安全電磁弁を主切換弁として
用いると、飛び出し防止弁や残圧除去弁を別に配設しな
くても、飛び出し防止と残圧除去の作用を生ずるので、
部品点数の減少、製品の小型化、コストの低減等にも役
立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の安全電磁弁(通常の状態
にある)の縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例の安全電磁弁(飛び出し防
止及び残圧除去の位置にある)の縦断面図である。
【図3】本考案の第1実施例の安全電磁弁1及び第2実
施例の安全電磁弁を適用した状態をあらわす回路図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例の安全電磁弁(通常の状態
にある)の縦断面図である。
【図5】本考案の第2実施例の安全電磁弁(飛び出し防
止及び残圧除去の位置にある)の縦断面図である。
【符号の説明】
1 安全電磁弁 3 固定スリーブ 4 可動スリーブ 5 スプール 21 安全電磁弁 28 固定スプール 29 可動スプール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−134205(JP,A) 実開 平1−144501(JP,U) 実公 昭55−26616(JP,Y2) 実公 平2−10324(JP,Y2) 実公 平3−8801(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4ポート又は5ポートを有するボディ内
    に固定スリーブが配設され、4ポート又は5ポートのう
    ち2ポートはAポート、Bポートとし、他の1ポートを
    Pポートとし、残りのポートをRポートとし、スプール
    が少なくとも3位置を有する制御弁において、固定スリ
    ーブ内に可動スリーブが摺動自在に嵌合され、可動スリ
    ーブ内にスプールが摺動自在に挿通され、可動スリーブ
    は通常位置と機能位置との2位置を有し、機能位置にお
    いてAポート及びBポートが絞りを介してPポートに連
    通することができることを特徴とする安全電磁弁。
JP3556292U 1992-04-30 1992-04-30 安全電磁弁 Expired - Lifetime JP2518048Y2 (ja)

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