JPH034802Y2 - - Google Patents

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JPH034802Y2
JPH034802Y2 JP8090985U JP8090985U JPH034802Y2 JP H034802 Y2 JPH034802 Y2 JP H034802Y2 JP 8090985 U JP8090985 U JP 8090985U JP 8090985 U JP8090985 U JP 8090985U JP H034802 Y2 JPH034802 Y2 JP H034802Y2
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pressure
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port
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はアクチユエータのシリンダの駆動回
路において、負荷変動に関係なく速度を制御する
ことが可能な速度制御回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、第3図のような通常の速度制御弁1,2
によつて速度制御する場合、ストローク途中に負
荷3がある時は、シリンダ4のピストン5が上昇
し負荷3が加わつてから一時的な停止時間があ
る。これは室7内の圧力が速度制御弁2の絞りを
通り、方向切換弁8から徐々に排気されるため、
ピストン5の前後の室6,7に負荷3に相当する
圧力差が生じるのに時間が長くかかる。また特に
高負荷時の場合は、負荷変動後の速度が異なる等
の欠点があつた。
第4図はこれらの欠点を解決するため従来とら
れていた制御回路である。
第4図において、圧力源9からの流体は方向切
換弁10を通り、速度制御弁11をフリーフロー
でシリンダ12のヘツド側の室13に供給され
る。一方ロツド側の室14内の流体圧は速度制御
弁15の絞りにより制御され、ピストン16は上
昇する。すなわち負荷17に到達するまでの無負
荷時は、速度制御弁15でメータアウトにより速
度制御される。さらにシリンダ12のロツド18
が負荷に到達すると、リミツトスイツチ19を動
作させ、方向切換弁20を切り換えることによ
り、室14内の流体圧は速度制御弁21及び前記
速度制御弁15のそれぞれの絞りにより流量制御
され、ピストン16はさらに上昇する。すなわち
負荷後は2個の速度制御弁21,15でメータア
ウトにより速度制御され、負荷後の速度は速度制
御弁21により任意に調整可能である。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように従来の第4図に示す実施例において
は、負荷後の速度は任意に調整可能となり、負荷
後の一時的な停止時間は若干短縮されるが、多数
の機器とそれぞれの機器を接続するための空気圧
配管、電気配管等で複雑になる等、機器のコス
ト、配管、配線等の工数が必要となるため、大巾
なコストアツプになるという欠点を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいてこの考案はアクチユエータのシリ
ンダ内でピストンを摺動可能に嵌装し、このピス
トンによつて仕切つた2つの室の各々に対して流
体圧を切り換え供給するようにした形式の流体圧
回路において、各室に対する流体の供給排出を行
なう通路のうち、ロツド側の室に連通する通路内
に、圧力源に連通する1次側ポートとこの通路に
接続する2次側ポートとを有する速度制御弁を配
設し、この速度制御弁は1次側ポートから2次側
ポートに向つて直列に接続した圧力調整弁付速度
制御弁と速度制御弁とから成り、これらは一体的
に形成され前記圧力調整弁付速度制御弁は、前記
2次側ポートの流体圧が調圧ばねにより設定され
た圧力より高い場合に閉止する減圧弁と、この減
圧弁と並列に接続しかつ互いに直列に配設した絞
り弁と前記2次側ポートから1次側ポートへのみ
導通する逆止め弁とから構成し、前記速度制御弁
は前記2次側ポートの流体圧が調圧ばねにより常
時前記減圧弁の設定圧力より低く適宜に設定され
ると共に、その設定圧より高い場合に開放する調
圧弁と、この調圧弁と並列に接続しかつ互に直列
に配設した絞り弁と前記2次側ポートから1次側
ポートへのみ導通する逆止め弁とから構成し、一
方ヘツド側の室に連通する通路内には通常の速度
制御弁を配設してなる速度制御回路を提案するも
のである。
〔作用〕
この考案の速度制御回路において、ロツド側の
室に連通する通路内に設けた速度制御弁が、設定
された圧力以上において開放される調圧弁とを含
む速度制御弁と、設定された圧力以上において閉
止される減圧弁を含む圧力調整弁付速度制御弁と
を直列に備え、かつこれら調圧弁と減圧弁とに対
してそれぞれ並列に絞り弁と逆止め弁とを直列に
接続した回路を併設し、一方ヘツド側の通路には
通常の速度制御弁を配設してなる構成を有し、ロ
ツド押し出し時において、圧力源の圧力は前記通
常の速度制御弁をフリーフローで通過し、シリン
ダのヘツド側の室へ導入され、一方ロツド側の室
の圧力は上昇し、これによつて調圧弁を開放する
が、次の減圧弁は前記調圧弁より常時高く、適宜
に設定されているため閉止されるので、この減圧
弁と並列に形成した絞り弁を介してメータアウト
制御されるのであるが、負荷到達後はロツド側の
室の圧力は下降するため、減圧弁は開放され、逆
に調圧弁は閉止されるので、この調圧弁と並列に
形成した絞り弁を介して、メータアウト制御され
るのである。
〔実施例〕
次にこの考案を図面に示す実施例について説明
する。
第1図において、22はアクチユエータのシリ
ンダであり、このシリンダ22内で気水密に往復
動するピストン23によつて、このシリンダ22
内は室24,25に区画される。26はピストン
23にとりつけられたロツドであつて、前記シリ
ンダ22外に突出され、このロツド26の動きを
適宜仕事として取り出すのである。
前記シリンダ22の各室24,25に開口する管
路27,28は、それぞれ方向切換弁29を介し
て圧力源30に接続されているが、シリンダ22
のロツド側の室25に開口する管路28内に、速
度制御弁31を配設するのであつて、この速度制
御弁31は次のような構成から成る。すなわちこ
の速度制御弁31には、圧力源30に連通される
1次側ポート32と、ロツド側の室25に連通され
る2次側ポート33との間において、1次側ポー
ト32の側には、通路28内の流体の圧力が調圧
ばね34による設定値以上になつた時に閉止され
る減圧弁35と、この減圧弁35に対して並列的
で、かつ互いに直列的に配設した絞り弁36及び
逆止め弁37とから成る圧力調整弁付速度制御弁
38を配設し、速度制御弁31の2次側ポート3
3の側には通路28内の流体の圧力が調圧ばね3
9による設定値以上になつたときに開放される調
圧弁40と、この調圧弁40に対して並列的で、
かつ互いに直列的に配設した絞り弁41及び逆止
め弁42とから成るスプリング・オフセツト・パ
イロツト方式の2ポート2位置切換弁を有した速
度制御弁43とを直列に一体的に配設して成る。
他方前記ヘツド側の室24に開口する管路27内
には絞り弁44と逆止め弁45とから構成される
通常の速度制御弁46をメータアウト・タイプで
設ける。
圧力源30の圧力をPsとし、ヘツド側の室2
4の圧力をPH、ロツド側の室25の圧力をPR
した場合における、ピストンのストロークに対応
する各圧力PH,PRの状態を示したのが、第2図
のa,bであつて、aはロツド押し出し時、bは
ロツド引き込み時の圧力一時間線図である。aの
ロツド押し出し時において、圧力源30の圧力Ps
は、方向切換弁29を通り速度制御弁46をフリ
ーフローでシリンダ22のヘツド側の室24内へ
導入され、“c”から“d”まで圧力上昇する。
一方ロツド側の室25内の流体圧は、管路28内
の圧力が調圧ばね39により設定された圧力PR1
の値以上のときには調圧弁40が開放されてお
り、しかも前記圧力調整弁付速度制御弁38の減
圧弁35の調圧ばね34による設定圧PR2以上で
あるとき、減圧弁35の2次側ポート33から1
次側ポート32への流通は閉止されるため、絞り
弁36のみ流通可能となり流量制御され方向切換
弁29から大気へ放出される。したがつてロツド
26は負荷47に到達するまでの無負荷時におい
ては、“e”から“f”までストローク“l1”を
上昇し、その速度は圧力調整弁付速度制御弁38
の絞り弁36により調整され圧力差△P1でメー
タアウト制御される。ロツド26が負荷47に到
達すると、ロツド側の室25内の流体圧は絞り弁
36を通り徐々に放出されているため、“g”か
ら“h”まで降圧する。前記管路28内の圧力が
“g”から“h”まで降圧し、設定圧PR1になる
と、調圧ばね34の力により減圧弁35は開放にな
り、調圧弁40も開放されているため、ロツド側
の室25内の流体圧は、圧力調整弁付速度制御弁
38を通り、フリーフローで大気へ放出するため
“h”から“i”まで急速に圧力降下する。管路
28内の流体圧が“i”まで降圧し、設定圧力
PR2になると、調圧ばね39の力により調圧弁4
0の通路が閉塞され、ロツド側の室25内の流体
圧は絞り弁41により絞られ、“i”から“j”
まで圧力降下する。“j”まで圧力降下するにい
たり、ヘツド側の室24とロツド側の室25との
圧力差△P2が生じ、負荷後はこの圧力差△P2
シリンダ22が駆動され、“k”から“m”まで
ストローク“l2”を上昇し、その速度は速度制御
弁43の絞り弁41により任意に調整され、メー
タアウト制御される。なお図中“t1”は圧力差△
P2になるまでの時間で、負荷到達後シリンダ2
2が駆動するまでの一時的な停止時間を表わす。
この停止時間“t1”は、従来例の第3図の場合、
速度制御弁2の絞り弁により常時絞られているた
め、シリンダ4のロツド側の室7内の圧力は
“g”から“n”まで徐々に降圧するので、“t2
と大巾に見込まなければならないのである。
第2図bのロツド引き込み時においては、ロツ
ド側の室25への流体圧の供給は、方向切換弁2
9の切り換えにより減圧弁35の調圧ばね34に
より設定された圧力PR2が、速度制御弁43の調
圧ばね39により設定された圧力PR1より高いた
め、調圧弁40は開放されフリーフローで行なわ
れる。一方ヘツド側の室24内の流体圧は、速度
制御弁46の絞り弁44によりメータアウト制御
される。
〔考案の効果〕
この考案の上述の構成によれば、シリンダ内の
圧力を検出し速度制御する機能を一体的に形成し
た速度制御弁を配設することにより、負荷後の一
時的な停止時間を短縮し、しかも負荷後の速度を
任意に調整可能となるばかりでなく、従来例のよ
うな複数の機器は必要でなく、この考案では単一
機器で効果が得られるため、空気圧配管が簡単に
なり、電気配線が不要になる等、イニシヤルコス
ト、ランニングコスト等について大巾なコストダ
ウンが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の回路図、第2図
a,bはピストンのストロークに対するシリンダ
の各室内の圧力状況を示す図で、aはロツド押し
出し時、bはロツド引き込み時をあらわし、第3
図及び第4図は従来の空気圧回路例である。 なお図において、22……アクチユエータ、2
3……ピストン、24,25……室、26……ロ
ツド、27,28……管路、30……圧力源、3
1……速度制御弁、32……1次側ポート、33
……2次側ポート、35……減圧弁、36……絞
り弁、37……逆止め弁、38……圧力調整弁付
速度制御弁、40……調圧弁、41……絞り弁、
42……逆止め弁、43……速度制御弁、44…
…絞り弁、45……逆止め弁、46……通常の速
度制御弁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータのシリンダ内にピストンを摺動
    可能に嵌装し、このピストンによつて仕切つた2
    つの室の各々に対して流体圧を切り換え供給する
    ようにした形式の流体圧回路において、各室に対
    する流体の供給排出を行なう通路27,28のう
    ち、ロツド側の室に連通する通路28内に、圧力
    源30に連通する1次側ポート32とこの通路2
    8に接続する2次側ポート33とを有する速度制
    御弁31を配設し、この速度制御弁31は1次側
    ポート32から2次側ポート33に向つて直列に
    接続した圧力調整弁付速度制御弁38と速度制御
    弁43とから成り、これらは一体的に形成され、
    前記圧力調整弁付速度制御弁38は、前記2次側
    ポート33の流体圧が調圧ばねにより設定された
    圧力より高い場合に閉止する減圧弁35と、この
    減圧弁35と並列に接続しかつ互いに直列に配設
    した絞り弁36と前記2次側ポート33から1次
    側ポート32へのみ導通する逆止め弁37とから
    構成し、前記速度制御弁43は前記2次側ポート
    33の流体圧が調圧ばね39により常時前記減圧
    弁35の設定圧力より低く適宜に設定されると共
    に、その設定圧より高い場合に開放する調圧弁4
    0と、この調圧弁40と並列に接続しかつ互いに
    直列に配設した絞り弁41と前記2次側ポート3
    3から1次側ポート32へのみ導通する逆止め弁
    42とから構成し、一方ヘツド側の室に連通する
    通路27内には通常の速度制御弁46を配設して
    なる速度制御回路。
JP8090985U 1985-05-31 1985-05-31 速度制御回路 Granted JPS61503U (ja)

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JP8090985U JPS61503U (ja) 1985-05-31 1985-05-31 速度制御回路

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JPS61503U JPS61503U (ja) 1986-01-06
JPH034802Y2 true JPH034802Y2 (ja) 1991-02-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61503U (ja) 1986-01-06

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