JPS6144003Y2 - - Google Patents

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JPS6144003Y2
JPS6144003Y2 JP1977009987U JP998777U JPS6144003Y2 JP S6144003 Y2 JPS6144003 Y2 JP S6144003Y2 JP 1977009987 U JP1977009987 U JP 1977009987U JP 998777 U JP998777 U JP 998777U JP S6144003 Y2 JPS6144003 Y2 JP S6144003Y2
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JP
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pressure
valve
piston
pressure regulating
chamber
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JP1977009987U
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Description

【考案の詳細な説明】 一般に、アクチユエータのシリンダ内に摺動可
能に嵌装したピストンに圧縮空気を負荷し、この
圧力によつて移動されるピストンの動きを、この
ピストンにとりつけたロツドを介して仕事として
取り出すことは、広く行われているが、この圧縮
空気はシリンダのストロークごとに大気へ放出さ
れ確実に消費されている。この場合、シリンダの
ヘツド側あるいはロツド側管路の圧力のいずれか
を完全に大気へ放出しないで、ある圧力に封じ込
め、この圧力を次作動時に使用することにより、
空気消費量を節減できるのである。しかし従来の
使用例によると、第1図に示すように減圧弁1に
より圧力調整を行なつた後は、方向切換弁2によ
り、シリンダ3のヘツド側4、ロツド側5とも、
同じ圧力を加えており、これらの圧力はストロー
クごとに方向切換弁2から大気へ完全に放出され
ているため、無駄なエネルギを消費していること
になる。
このことをさらに詳細に説明すると、シリンダ
3のヘツド側4の圧力をPH(Kgf/cm2)、ロツド
側5の圧力をPR(Kgf/cm2)とし、シリンダの
内容積をV(l)とすると、ピストン6が図の左
方へ移動するストローク(作業ストローク)及び
右方へ移動するストロークの各ストロークにおけ
るそれぞれの空気消費量は、 作業ストローク時 V×(P+1.033/1.033)(Nl
) 復帰ストローク時 V×(P+1.033/1.033)(Nl
) こゝにNlは大気圧換算流量である。
したがつて、ヘツド側4内の圧力PHをPCなる圧
力に封じ込め、シリンダ3を駆動した場合の1往
復の空気消費量はPH=PRであるから、 V×(2P−P)/1.033+1)(Nl) となる。
一方従来のように作業ストローク、復帰ストロ
ークとも、同圧(PRKgf/cm2)で駆動した場合
の1往復の空気消費量は、 V×(2P/1.033+2)(Nl) となる。ここで空気消費量の差を具体的に述べる
と、たとえばPR=5(Kgf/cm2)、PC=3(Kg
f/cm2)にすると、従来の約67%の空気消費量で
済み、約33%の節減となる。
この圧縮空気のコストに対する設備投資は、ほ
とんどゼロに近いものと錯覚されがちであるが、
コンプレツサ及びその付帯設備に対する設備投資
とその償却、さらに電力消費などのランニングコ
スト等を考えた場合、その年間コストは莫大な金
額になる。したがつて、空気圧回路における省エ
ネルギ、すなわち、空気消費量の節減によつて、
大巾なトータルコストの低減が期待できる。
この考案の目的は、ピストン停止後、設定され
た圧力を管路内に封じ込める方式を採用すること
によつて空気消費量の節減によるエネルギの損失
を可及的に防止することができるようにした空気
圧回路を提供しようとするものである。
この考案の基本的な構成はアクチユエータのシ
リンダ内に、ピストンを摺動可能に嵌装し、この
ピストンによつて仕切られる2つの室の各々に対
して、空気圧を切り換え供給するようにした形式
の空気圧回路において、各室に連通する任意の管
路として、管路圧が任意に調整可能な圧力により
開閉可能な圧力調整弁と、供給側に前記圧力調整
弁と直列に構成された速度制御弁の機能を有する
圧力保持弁を配設し、ピストンの移動による排気
の際にはメータアウトで通常の速度制御を行なわ
せ、ピストン停止後設定された圧力を封じ込める
ことができ、また給気の際はフリーフローとなる
前記圧力保持弁を配設した管路と、通常の速度制
御弁を配設することにより速度制御させる管路と
から構成するものである。
次にこの考案を図面にしたがつて説明する。
第2図において、7はアクチユエータのシリン
ダであつて、このシリンダ7内にはピストン8が
摺動可能に嵌装されており、このピストン8によ
つて仕切られるシリンダ7内の室9、10に対し
て、それぞれ方向切換弁11に連通する管路1
2、13を開口させ、これら室9、10に圧縮空
気を選択的に圧入させることによつて、前記ピス
トン8をシリンダ7内で往復動させ、この運動を
ピストン8にとりつけたロツド14を介して外部
へ取り出し、適宜の仕事をさせるのである。一般
的には、ヘツド側の室9への圧縮空気の供給の際
のロツド14の動きで仕事をさせるのであつて、
この時の室9内の圧力をPHとし、これに対して
室10内の圧力をPRとする。
前記管路12内には圧力保持弁15を配設し、
管路13内には速度制御弁16を配設するもので
あつて、これら圧力保持弁15及び速度制御弁1
6はそれぞれ管路12、13において、前記方向
切換弁11に近接して配設するものとする。
前記管路12内に配設した圧力保持弁は第3図
に示すような構造を有する。すなわち、この図に
おいて、17はボデイであつて、このボデイ17
には方向切換弁11側に接続されるポート18
と、アクチユエータのシリンダ7側に接続される
ポート19とが設けられ、これらポート18、1
9間において前記ボデイ17内には空気の通路2
0が形成されるのである。この通路20内には前
者ポート18から後者ポート19に向つて絞り弁
21と圧力調整弁22とを直列に配設するのであ
るが、絞り弁21はポート19からポート18へ
向かう流れに対しては弁体23と通孔24との間
に形成される隙間を通つて空気が流れるようにな
つて絞りを構成するのであるが、逆方向すなわち
ポート18からポート19への流通に際しては前
記弁体23は単にその中心孔23′に弁桿25を
遊挿してあるだけなので空気の圧力によつて押し
動かされ、絞りの役をなさず、フリーフローとな
るのである。なお弁桿25は延長してボデイ17
外に突出しており、ボデイ17に設けた座体26
に対して、前記弁桿25はねじ込みによつて結合
しているので、この弁桿25の端面に形成した溝
27にドライバなどの先端を差し込んで回動する
ことにより、弁桿25を進退させ、前記隙間を変
更調節することができる。圧力調整弁22は、弁
座28に就座する弁体29と、この弁体29と一
体に形成されるピストン状劃壁30と調圧部材3
1との間に縮設される調圧ばね32とによつて構
成され、前記弁体29の上方へ作用する圧力が前
記調圧ばね32によつて設定した値を越えたと
き、ピストン状劃壁30の後退に伴なつて、弁体
29を弁座28から離隔される形式のものであ
る。この圧力調整弁22においても、前記調圧部
材31の端面に刻設した溝33にドライバなどの
先端を差し込んで回動することにより、ボデイ1
7にねじ込まれている調圧部材31を進退させ、
調圧ばね32の力を加減調節して設定圧を変更す
ることができる。
管路13内に配設した速度制御弁16は、絞り
34と逆止め弁35とを並列に構成したものであ
つて、これはメータアウト方式で配設されてい
る。
上記構成において、方向切換弁11を介して圧
力源36から管路12を通つて、シリンダ7のヘ
ツド側の室9に圧縮空気を送り込むとき、その圧
縮空気は前記圧力保持弁15の絞り弁21の弁体
23を押し開いて、フリーフローで前記圧力調整
弁22に至り、前記弁体29の上方へはもとの高
い圧力が供給されるため、調圧ばね32に抗して
弁体29を押開き、室9内へ圧入され、ピストン
8を第2図で右方へ移動させ、この時のロツド1
4の運動を仕事として外部へ取り出すのである。
この時、他方の室10内の空気は速度制御弁16
の絞り34を通つてメータアウト制御されながら
排出されるのである。
方向切換弁36を切り換えて、ロツド側の室1
0に圧縮空気を流入するときは、この空気は速度
制御弁16をフリーフローで通過して室10内に
入り、ピストン8の左行につれて室9内の圧縮空
気は圧力調整弁22の弁体29の上方へ調圧ばね
32により設定された圧力より高いため、弁体2
9を押し開き、絞り弁21で絞られてメータアウ
ト制御されるのであるが、この戻り行程の終端
で、弁体29の上方へ作用する管路12内の圧力
が調圧ばね32の設定圧よりも低下すると、前記
圧力調整弁22は閉止され、こゝに管路13内に
空気が封じ込まれるのである。
前記室9内の圧力PH及び室10内の圧力PR
ピストン8の動きaとの関係を圧力を縦座標に、
時間を横座標にとつてあらわしたのが第4図a,
bであつて、aはピストン8が仕事をする際のヘ
ツド側の室9に圧縮空気を供給した場合で、bは
ロツドの戻り行程の場合を示す。すなわち作業ス
トロークaの特性曲線において、ヘツド側の室9
内の圧力供給は前行程での封じ込められた圧力P
Cから行なわれ、また復帰ストロークbにおいて
はピストン8がストロークエンドに到達後、ヘツ
ド側の室9内の圧縮空気の排気はbから徐々に始
まり、cにおいて前記圧力保持弁22により設定
された圧力Pcで封じ込められるので、この封じ
込められた圧力Pc相当分の空気量が、次回行程
で活用されるため、空気消費量が節減できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気圧回路、第2図はこの考案
の回路図、第3図はその回路中に使用される圧力
保持弁の竪断面図で、第4図は特性曲線図であ
る。 なお図において、7……シリンダ、8……ピス
トン、9,10……室、11……方向切換弁、1
2,13……管路、14……ロツド、15……圧
力保持弁、16……速度制御弁 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータのシリンダ内に、ピストンを摺
    動可能に嵌装し、このピストンによつて仕切られ
    る2つの室の各々に対して、空気圧を切り換え供
    給するように形成した空気圧回路において、各室
    に連通する管路として、管路圧が任意に調整可能
    な圧力により開閉可能な圧力調整弁と、供給側に
    前記圧力調整弁と直列に構成されピストンの移動
    による排気の際にはメータアウトで通常の速度制
    御を行なわせ、ピストン停止後設定された圧力を
    封じ込めることができ、また給気の際にはフリー
    フローとなる速度制御弁の機能を有する圧力保持
    弁とを配設した管路と、通常の速度制御弁を配設
    することにより速度制御させる管路とから構成し
    て成る空気圧回路。
JP1977009987U 1977-02-01 1977-02-01 Expired JPS6144003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977009987U JPS6144003Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01

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JP1977009987U JPS6144003Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01

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Publication Number Publication Date
JPS53106596U JPS53106596U (ja) 1978-08-26
JPS6144003Y2 true JPS6144003Y2 (ja) 1986-12-12

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ID=28821746

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JP1977009987U Expired JPS6144003Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58155401U (ja) * 1982-04-10 1983-10-17 エスエムシ−株式会社 シリンダ駆動装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814990U (ja) * 1971-07-02 1973-02-20
JPS5037341A (ja) * 1973-06-19 1975-04-08

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814990U (ja) * 1971-07-02 1973-02-20
JPS5037341A (ja) * 1973-06-19 1975-04-08

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JPS53106596U (ja) 1978-08-26

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