JPH0133843Y2 - - Google Patents

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JPH0133843Y2
JPH0133843Y2 JP1982052347U JP5234782U JPH0133843Y2 JP H0133843 Y2 JPH0133843 Y2 JP H0133843Y2 JP 1982052347 U JP1982052347 U JP 1982052347U JP 5234782 U JP5234782 U JP 5234782U JP H0133843 Y2 JPH0133843 Y2 JP H0133843Y2
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pressure
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valve
exhaust
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JP1982052347U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダ駆動装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば抵抗溶接機用ガンシリンダは、第1図に
タイムチヤートによつて示すように、長ストロー
クの送り行程La〜Lbと一行程端近傍の限定スト
ロークLb〜Lcで高速加圧作業とくり返す作業工
程とを有するもので、空気圧シリンダの中でも特
に高速性(ストローク及び加圧力)が要求される
ものとして知られており、その駆動は、5ポート
切換弁で、高圧空気源からの圧力空気をシリンダ
のヘツド室とロツド室とに交互に供給することに
より行つている。
この場合、ヘツド室における使用済の圧力空気
をそのまま大気に排出すると、加圧作業時に、一
旦大気圧まで低下したヘツド室の空気圧を所定の
圧力まで再上昇させるのにかなりの長時間を必要
とし、これが作業の高速化を推進する上での障害
となる。しかも、加圧行程及び復帰行程のいずれ
においても圧力空気を大気に排出するため、空気
消費量が非常に多くなり、その結果経費が高くな
るという欠点があつた。
この問題を解決するものとして、シリンダのヘ
ツド室の排気圧を所定の圧力に保持するための圧
力保持弁を、5ポート切換弁とヘツド室との間の
流路に設けたシリンダ駆動装置が、実開昭53−
106596号公報によつて提案されている。
前記既提案のシリンダ駆動装置は、圧力保持弁
でヘツド室の排気圧を所定の圧力に保持すること
により、ヘツド室の排気圧の設定圧以下への低下
と、空気の無駄な消費とを防止することができる
が、ヘツド室への圧力空気の供給に関する配慮に
欠けるため、圧力保持弁がヘツド室の供給流路の
抵抗となり、例えば、圧力保持弁の設定圧を高く
すると弁開度が小さくなつて流路抵抗が増加する
ので、空気の供給量が少なくなつて駆動速度が遅
くなるという問題がある。また、排気調整用のス
ピードコントローラの開度によつて圧力保持弁の
フイードバツク圧が変化するため、圧力保持弁の
開度が変つて速度の調整が難しいという問題があ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が解決しようとする課題は、高速度で駆
動し、しかも空気消費量の少ないシリンダ駆動装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案は、複動シリ
ンダを5ポート切換弁を介して高圧空気源に接続
し、該空気源からの圧力空気をヘツド室とロツド
室とに交互に供給することにより上記複動シリン
ダを駆動するようにしたシリンダ駆動装置におい
て、上記5ポート切換弁におけるヘツド室側の排
気ポートに、該ヘツド室からの排気が設定圧力以
下に低下することを阻止するための圧力制御手段
を接続したことを特徴としている。
〔作用〕
シリンダの復帰ストローク端においては、ヘツ
ド室の圧力は、圧力制御手段によつて設定圧に維
持されている。
5ポート切換弁によつてヘツド室に圧力空気を
供給すると、そのヘツド側の排気ポートに接続さ
れた圧力制御手段がヘツド室の圧力空気の供給流
路と無関係になるため、圧力空気が圧力制御手段
を通ることなく直接ヘツド室に供給される。
したがつて、供給流路の抵抗が小さくて多量の
空気が供給されるので、、ヘツド室の圧力が設定
圧に維持されていることと相まつてシリンダが高
速度で駆動する。
5ポート切換弁を切換えてロツド室に圧力空気
を供給すると、圧力制御手段がヘツド室側の排出
流路に連通するので、ヘツド室の排気圧が設定圧
以下に低下することはない。
したがつて、シリンダを速やかに起動できるば
かりでなく、空気の消費量を節減することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するに、第2図において、1は鉛直方向下向
きに設置された複動シリンダであつて、該シリン
ダ1はピストン2によつて区画されたヘツド室1
aとロツド室1bとを備え、ピストン2と一体の
ピストンロツド2aには負荷3が取付けられてい
る。
また、上記シリンダ1のヘツド室1a及びロツ
ド室1bは、それぞれ絞り弁5とチエツク弁6と
からなる速度制御弁4を介して5ポート切換弁7
の出力ポート8a,8bに接続され、該切換弁7
の供給ポート9には高圧空気源10が接続され、
さらに切換弁7におけるヘツド室1a側の排気ポ
ート11aは排気制御弁12における圧力制御弁
13の排気ポート13cを介して大気に連通さ
れ、一方、ヘツド室1b側の排気ポート11bは
直接大気に開放せしめられている。
上記圧力制御弁12は、ヘツド室1aの排気圧
が設定圧力以下に低下することを阻止するための
圧力制御手段の一例であつて、リリーフ排気及び
減圧供給を行い得る圧力制御弁13と、それにパ
イロツト空気圧を供給するパイロツト弁14とに
よつて構成され、これらの圧力制御弁13及びパ
イロツト弁14における供給ポート13a及び1
4aは上記高圧空気源10に接続されている。
第3図は上記圧力制御弁13の具体的な構造例
を示すもので、この圧力制御弁13は、供給ポー
ト13a、出力ポート13b及び排気ポート13
cを備えた弁本体15内に供給弁座16及び排気
弁座17を互いに背向状態に形設し、これらの弁
座を開閉する供給弁体18及び排気弁体19をそ
れぞれスプリング20,21で閉弁方向に付勢さ
せて配設すると共に、それらの弁体に挿通したヘ
ツド22の軸方向変位によつて両弁体18,19
を選択的に開弁可能とし、該ロツド22の一端に
基準圧力室23とフイードバツク室24とを区画
する受圧体25を取付け、フイードバツク室24
を通孔26を介して出力ポート13bに連通さ
せ、基準圧力室23を上記パイロツト弁14に連
通させることにより構成し、基準圧力室23に作
用するパイロツト弁14からの設定圧力と出力ポ
ート13bからフイードバツク室24にフイード
バツクされる出力圧との差圧によつて受圧体25
即ちロツド22が軸方向に変位し、この変位によ
り排気弁体19または供給弁体18が選択的に開
放してリリーフ排気または減圧供給が行われるよ
うしたものである。
上記構成を有するシリンダ駆動装置を抵抗溶接
機用ガンシリンダの駆動に用いる場合には、シリ
ンダ1は第1図に示すタイムチヤートに従つて動
作せしめられる。即ち、5ポート切換弁の図示の
状態から逆の切換位置に切換わつてシリンダ1の
ヘツド室1aが高圧空気源10に接続され、ロツ
ド室1bが排気ポート11bを通じて大気に開放
されると、上昇端Laに位置していたピストン2
は下降端Lbまで下降する。そしてその後は、5
ポート切換弁7の切換えによつて圧力空気がヘツ
ド室1aとロツド室1bとに交互に供給され、下
降端の近傍におけるLb〜Lcの限定ストロークで
高速加圧作業がくり返される。
ここで、ピストン2がLcからLbまで下降する
加圧行程では、ヘツド室1a内に圧力空気が供給
されてその内圧はPsとなり、ロツド室1bは排
気ポート11bを通じて直接大気に連通される。
逆に、ピストン2がLbからLcまで上昇する復帰
工程では、シリンダ1のロツド室1bが高圧空気
源10に接続されると共に、ヘツド室1aが排気
制御弁12を介して大気に連通され、該ヘツド室
1aからは、その内圧が排気制御弁12による設
定圧力Peになるまで該排気制御弁12を通じて
排気が行われ、設定圧力以下での排気は阻止され
るため、該ヘツド室1a内には最終的にPeなる
残圧が保留せしめられる。従つて、次の加圧工程
では、PsとPeとの差圧分だけ圧力空気をヘツド
室1aに供給すればよく、この場合、圧力制御弁
12がヘツド室1aへの空気の供給流路と無関係
になつて流路抵抗が小さくなるので、多量の空気
をヘツド室1aに供給することができる。
したがつて、供給時間の短縮による速やかな起
動と相まつてシリンダを高速度で駆動することが
でき、且つ、排気の制限によつて空気消費量を大
幅に節減することができ、しかも、ロツド室1b
側の速度制御弁4によるシリンダの速度調整が容
易である。
この場合の節減空気量は、大気に全量排出する
場合に比べ、 A×(Lc−La)×Pe/1.03 〔Nl〕 A:ピストン面積 となる。
なお、上記ピストン2の復帰位置Lcでの停止
は、機械的または電気的なストツパ機構によつて
行われる。
第4図は上述したシリンダ駆動装置に関する実
測例であつて、次のような実験条件下で測定した
ものである。
シリンダ:内径125mmφ (鉛直下向き) ストローク250mm ピストンロツド径36mmφ La=0mm、Lb=240mm、 Lc=170mm 負荷重量:30Kgf(溶接電極) 空気圧制御配管系統サイズ:15A(1/2インチ) 供給圧:Ps=5Kgf/cm2 排気制御弁設定圧:Pe=3Kgf/cm2 この実測例によれば、加圧工程でのヘツド室1
aの内圧は、約0.30秒の短時間に4.5Kgf/cm2
(供給圧Psの90%)まで上昇し、約0.35秒では4.8
Kgf/cm2(供給圧Psの96%)まで達することが
分る。
第5図は、上述した排気制御弁12として直動
式のリリーフ弁を用いた場合であり、このような
リリーフ弁を用いても上記第1実施例と同様の効
果を得ることができる。
また、第6図は、上記排気制御弁12の代りに
設定圧力Peの空気圧タンクなどの低圧空気源2
7を接続し、ヘツド室1aからの排気を該低圧空
気源27内に回収して再利用するようにしたもの
で、省エネルギー率を前記各実施例の場合より大
幅に向上させることができる。
〔考案の効果〕
本考案のシリンダ駆動装置は、5ポート切換弁
のヘツド室側の排気ポートに、ヘツド室からの排
気が設定圧以下に低下することを阻止するための
圧力制御手段を接続したことにより、ヘツド室の
排気圧が上記設定圧に維持されるので、空気の消
費量を節減できるとともに、シリンダを速やかに
起軸することができる。
また、ヘツド室に圧力空気を供給する場合は、
圧力制御手段がヘツド室への空気の供給流路と無
関係になつて流路の抵抗が小さいので、多量の空
気を供給することができ、これによつてシリンダ
を高速度で駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複動シリンダの動作例の説明図、第2
図は本考案の一実施例を示す構成図、第3図は圧
力制御弁の構成例を示す断面図、第4図は本考案
のシリンダ駆動装置の実測例を示す線図、第5図
及び第6図はそれぞれ本考案の異なる実施例にお
ける要部構成図である。 1……シリンダ、1a……ヘツド室、1b……
ロツド室、7……5ポート切換弁、10……高圧
空気源、11a……排気ポート、12……排気制
御弁、27……低圧空気源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複動シリンダを5ポート切換弁を介して高圧空
    気源に接続し、該空気源からの圧力空気をヘツド
    室とロツド室とに交互に供給することにより上記
    複動シリンダを駆動するようにしたシリンダ駆動
    装置において、上記5ポート切換弁におけるヘツ
    ド室側の排出ポートに、該ヘツド室からの排気が
    設定圧力以下に低下することを阻止するための圧
    力制御手段を接続したことを特徴とするシリンダ
    駆動装置。
JP5234782U 1982-04-10 1982-04-10 シリンダ駆動装置 Granted JPS58155401U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5234782U JPS58155401U (ja) 1982-04-10 1982-04-10 シリンダ駆動装置

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JP5234782U JPS58155401U (ja) 1982-04-10 1982-04-10 シリンダ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58155401U JPS58155401U (ja) 1983-10-17
JPH0133843Y2 true JPH0133843Y2 (ja) 1989-10-16

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ID=30063055

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JP5234782U Granted JPS58155401U (ja) 1982-04-10 1982-04-10 シリンダ駆動装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554563U (ja) * 1978-06-24 1980-01-12

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144003Y2 (ja) * 1977-02-01 1986-12-12
JPH0249363Y2 (ja) * 1980-01-14 1990-12-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554563U (ja) * 1978-06-24 1980-01-12

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JPS58155401U (ja) 1983-10-17

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