JP2517452B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2517452B2
JP2517452B2 JP2167625A JP16762590A JP2517452B2 JP 2517452 B2 JP2517452 B2 JP 2517452B2 JP 2167625 A JP2167625 A JP 2167625A JP 16762590 A JP16762590 A JP 16762590A JP 2517452 B2 JP2517452 B2 JP 2517452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は半導体装置に関するものであり、さらに詳し
く言えば、静電破壊耐圧と駆動電流を調節可能とした出
力回路に関するものである。
(ロ)従来の技術 近年高集積化された半導体集積回路において用いられ
るMOS電界効果トランジスタ(以下トランジスタとい
う)の最小ゲート長は、1μm程度以下に微細化されて
おり、このような微細トランジスタの構造は、ホットキ
ャリア耐性を向上させるためにいわゆるLDD(Lightly D
oped Drain)構造またはDDD(Double Difused Drain)
構造が用いられている。
ところでこのようなLDD構造またはDDD構造のトランジ
スタで出力回路等を構成した場合、静電破壊耐圧が著し
く低いという問題があった。
本願出願者は上記の問題を解決した半導体集積回路を
提案した。(特願平2−22394号) 以下その実施例を簡単に説明する。
第5図はオープンドレイン型の出力回路を示す回路図
であり、(1)は出力トランジスタ、(2)は保護用ト
ランジスタ、(3)はゲート制御回路、(4)は出力端
子である。
第6図は前記出力トランジスタ(1)、保護用トラン
ジスタ(2)の構造を示す断面図である。
図において(5)はP型Si基板、(6)はN-領域、
(7)はN+領域であり、(8)はゲート酸化膜、(9)
はゲート電極である。すなわち出力トランジスタ(1)
のソース・ドレインをN-領域(6)とN+領域(7)から
なるLDD構造とし、一方保護用トランジスタ(2)のソ
ース・ドレインをN+領域(7)からなる構造とすること
を特徴としている。
この出力回路構成によれば、保護トランジスタ(2)
のドレインはN+領域(7)からなるため、N-領域(6)
を有する出力トランジスタ(1)に比べてドレイン耐圧
を低くすることができる。
これにより、出力端子(4)にサージ電圧が印加され
るとこの保護用トランジスタ(2)にまず電流が流れる
ので出力トランジスタ(1)を保護し静電破壊耐圧を高
めることができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、新規に設計された出力回路の静電破壊耐圧
を定量的に予測するのは一般には困難である。したがっ
て試作評価の結果、該出力回路の静電破壊耐圧が十分で
ない場合がある。
この場合には保護用トランジスタのサイズを大きくす
るために複数のマスクレイヤーを設計変更する必要があ
り、またこれに伴って複数のフォトマスクを新たに作り
直さなければならない。
このため、集積回路の設計工数とフォトマスクの製造
工程が増加するという問題がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明にかかる課題に鑑みてなされたものであり、第
1図乃至第4図Bに示す如く、ドレイン(D1)〜(D5
が出力端子(11)に接続され、ソース(S1)〜(S5)が
接地電位線(VSS)に接続された複数のNチャンネルト
ランジスタ(Tr1)〜(Tr5)と、 前記Nチャンネルトランジスタ(Tr1)〜(Tr5)のゲ
ート(G1)〜(G5)と接地電位線(VSS)の間と該ゲー
ト(G1)〜(G5)とゲート制御信号線(12)との間のい
ずれかにN-領域(20)を設けることによって前記Nチャ
ンネルトランジスタ(Tr1)〜(Tr5)を保護用トランジ
スタと出力トランジスタのいずれかに切り換えるための
スイッチング装置とを具備し、 前記切り換えに応じて、前記保護用トランジスタのド
レインがN+領域(14)からなり、前記出力トランジスタ
のドレインがN-領域(15)とN+領域(14)とからなるこ
とによって上記問題点を解決した半導体装置を提供する
ものである。
(ホ)作用 本発明によれば、前記保護用トランジスタのドレイン
がN+領域(14)からなり、前記出力トランジスタのドレ
インがN-領域(15)とN+領域(14)とからなる。この点
は前述の如く本願発明者の特許出願(特願平2-22394
号)において開示されたものであり、静電破壊耐圧を高
める効果を基本的に有する。
本発明によれば、これに加えてNチャンネルトランジ
スタ(Tr1)〜(Tr5)を保護用トランジスタと出力トラ
ンジスタのいずれかに切り換えるためのスイッチング装
置(SW1)〜(SW5)を具備している。
これにより、静電破壊耐圧が不足している場合には、
前記の切り換えによって保護用トランジスタの数を増や
すことができるので耐圧をさらに高めることができる。
しかも前記スイッチング装置(SW1)〜(SW5)は、N-
領域(20)をゲート(G1)〜(G5)と接地電位線
(VSS)の間と該ゲート(G1)〜(G5)とゲート制御信
号線(12)との間のいずれかに設けることによりスイッ
チングさせているので、前記切り換えに伴う設計変更
は、N-マスクレイヤーに限られ設計工数およびフォトマ
スク製造工数を削減できる。
(ヘ)実施例 次に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の実施例に係る出力回路を示す回路図
である。図において、(Tr1)〜(Tr5)はNチャンネル
トランジスタであり、ドレイン(D1)〜(D5)が出力端
子(11)に接続され、ソース(S1)〜(S5)が接地電位
線(VSS)に接続されている。破線円で囲んだ部分(S
W1)〜(SW5)はゲート(G1)〜(G5)を接地電位線(V
SS)とゲート制御信号線(12)のいずれかに接続するた
めのスイッチング装置である。(13)はゲート制御回路
である。
このスイッチング装置を用いれば、Nチャンネルトラ
ンジスタ(Tr1)〜(Tr5)を保護用トランジスタと出力
トランジスタのいずれかに切り換えることができる。
第2図は保護用トランジスタと出力トランジスタのド
レイン構造を示す断面図である。図において、保護用ト
ランジスタのドレインは静電破壊耐圧を高めるためにN+
領域(14)からなり、出力トランジスタのドレインは高
ホットキャリア耐圧化のためにN-領域(15)とN+領域
(14)からなっている。ここでN-領域(15)はリン不純
物、N+領域(14)はヒ素不純物を含有してなる。
これにより、静電破壊耐圧が不足している場合には、
前記切り換えによって保護用トランジスタの数を増やす
ことができるので耐圧をさらに高めることが可能とな
る。
また出力回路の駆動電流が不足している場合には、同
様に前記切り換えによって出力トランジスタの数を増や
すことができるので、駆動電流を大きくすることも可能
である。
このように、スイッチング装置(SW1)〜(SW5)を用
いることにより静電破壊耐圧と駆動電流を調節可能とし
た出力回路を提供することができる。
第3図は、第1図のパターン図である。図において、
(Tr1)〜(Tr5)は同一サイズのNチャンネルトランジ
スタであり、(G1)〜(G5)はポリSiのゲートである。
(SW1)〜(SW5)はスイッチング装置である。(VSS
は接地電位線であり、(12)はゲート制御信号線であ
る。(M)は金属配線、(C)はコンタクトホール、
(F)は拡散層領域である。
第4図A、第4図Bはスイッチング装置(SW1)の構
造を示す断面図であって、第2図におけるX−X切断
線、Y−Y切断線における断面図である。
ここで保護用トランジスタが選択された場合(すなわ
ちゲート(G1)が接地電位線(VSS)に接続された場
合)について説明する。
第4図Aにおいて、(16)はP型Si基板、(17A),
(17B)はN+拡散層、(18)はBPSG等よりなる層間絶縁
膜、(19)はSiO2よりなるフィールド絶縁膜である。ゲ
ート信号線(12)、接地電位線(VSS)はN+拡散層(17
A),(17B)にコンタクトされている。(20)はイオン
注入法を以って形成されたN-領域である。このN-領域は
出力トランジスタのドレインを構成するN-領域(15)と
同一のイオン注入工程で形成されたものであって、同一
のリン濃度と拡散深さ(濃度:1×1017〜1×1018/cm3
程度、拡散深さ:0.2μm〜0.4μm)を有する。
第4図Bにおいては、N-領域(20)は形成されていな
いのでこの場合にはゲート(G1)はゲート制御信号線
(12)から絶縁されている。
なお、第4図A、第4図Bにおいて、N+拡散層(17
A),(17B)の間の基板(16)上には層間絶縁膜(18)
を介して接地電位線(VSS)が延在されている。
これによって、N-領域(20)が形成されない場合に基
板(16)表面がN型に反転して導通状態となるのを防止
することができる。
このように、スイッチング装置(SW1)〜(SW5)はN-
領域(20)をゲート(G1)〜(G5)と接地電位線
(VSS)の間と該ゲート(G1)〜(G5)とゲート制御信
号線(12)のいずれかに設けることによってスイッチン
グし、Nチャンネルトランジスタ(Tr1)〜(Tr5)を保
護用トランジスタと出力トランジスタのいずれかに切り
換えることができる。
これにより、静電破壊耐圧と駆動電流の調節が可能と
なる。さらにこの切り換えに伴う設計変更はN-マスクレ
イヤーに限られるので、設計工数およびフォトマスク製
造工数を削減できる。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によればNチャンネルト
ランジスタ(Tr1)〜(Tr5)を保護用トランジスタと出
力トランジスタのいずれかに切り換えるスイッチング装
置(SW1)〜(SW5)を具備しており、スイッチング装置
のN-領域(20)と出力トランジスタのドレインを構成す
るN-領域(15)が同一工程で形成されている。
これにより、静電破壊耐圧と駆動電流の調節が可能と
なるとともに、前記切り換えに伴う設計変更はN-マスク
レイヤーに限られるので設計工数およびフォトマスク製
造工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の出力回路を示す回路図、第2図は保護
用トランジスタおよび出力トランジスタのドレイン構造
を示す断面図、第3図は第1図のパターン図、第4図A
は第3図のX−X切断線における断面図、第4図Bは第
3図のY−Y切断線における断面図、第5図および第6
図は従来例に係る説明図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレインが出力端子に接続され、ソースが
    接地電位線に接続された複数のNチャンネルトランジス
    タと、 前記Nチャンネルトランジスタのゲートと接地電位線と
    の間と該ゲートとゲート制御信号線との間のいずれかに
    低濃度不純物領域を設けることによって、前記Nチャン
    ネルトランジスタを保護用トランジスタと出力トランジ
    スタのいずれかに切り換えるためのスイッチング装置と
    を具備し、 前記切り換えに応じて、前記保護用トランジスタのドレ
    インが高濃度不純物領域からなり、前記出力トランジス
    タのドレインが低濃度不純物領域と高濃度不純物領域と
    からなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記低濃度不純物領域がリン不純物、前記
    高濃度不純物領域がヒ素不純物からなることを特徴とす
    る請求項第1項記載の半導体装置。
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