JP2517280B2 - 圧縮機の再起動防止装置 - Google Patents

圧縮機の再起動防止装置

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JP2517280B2 JP62130227A JP13022787A JP2517280B2 JP 2517280 B2 JP2517280 B2 JP 2517280B2 JP 62130227 A JP62130227 A JP 62130227A JP 13022787 A JP13022787 A JP 13022787A JP 2517280 B2 JP2517280 B2 JP 2517280B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は凝縮器、蒸発器の少なくともいずれか一方を
外気と熱交換できるように配設した冷凍サイクル中の圧
縮機の再起動防止装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 一般に従来の再起動防止装置としては、特開昭60−14
7048号公報に記載されているようなものがあった。
この公報に記載されたものは、圧縮機の最小停止時間
(再起動防止時間)を冷房運転時と暖房運転時とで変え
るようにしたものであり、暖房運転時には、圧縮機の運
転停止前に運転能力を小さくし、冷凍サイクル内の高低
圧力差を予め小さくすることによって、最小停止時間を
短くして、被調和室内の圧縮機の停止による温度低下の
幅を小さくするようにしたものであった。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 一般に冷凍サイクル中の高低圧力がバランスするまで
の時間は、圧縮機の停止時の高低圧力差、冷凍サイクル
中の抵抗値、外気温度等によって決まるものであった。
例えば外気温度が低い時には圧縮機の運転による冷凍サ
イクル中の高低圧力差は小さくなっているので、圧縮機
を停止した時にはこの高低圧力差がバランスする時間が
長くなり、最小停止時間が短いと、冷凍サイクル中に高
低圧力差がある程度残っているまま圧縮機の再起動が行
なわれ、圧縮機(特にロータリ型圧縮機)のロックによ
る過電流や巻線の焼損等が生じるものであった。また、
前記の従来技術を用いた場合には圧縮機の運転停止前に
圧縮機の能力をかなり小さくしなければ、圧縮機の再起
動時にこの圧縮機がロックすることがあった。
斯かる問題点に鑑み、本発明は圧縮機の最小停止時間
又は再起動防止時間を外気温度によって変えるようにし
た圧縮機の再起動防止装置を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷媒
配管で環状に接続して成り、凝縮器、蒸発器の少なくと
もいずれか一方を外気と熱交換できるように配置した冷
凍サイクルにおいて、前記圧縮機の再起動防止装置に
は、圧縮機の停止から予めセットされた所定時間の間こ
の圧縮機の起動を防止する起動防止部と、外気温度を検
出する温度検出部と、この温度検出部の検出する外気温
度に基づいて起動防止部にセットされた所定時間の値を
外気温度が下がるにつれて長くなるように自動的に変え
る制御部とを備えたものである。
(ホ) 作用 このように構成された圧縮機の再起動防止装置は外気
温度に基づいて圧縮機の再起動防止時間が変わるもので
ある。
(ヘ) 実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は本発明の装置を用いるヒートポンプ式空気調和機の
概略図であり、1は圧縮機、2は四方切換弁、3は室内
側熱交換器、4はキャピラリーチューブ、5は室外側熱
交換器、6はアキュムレータであり、これらを順次冷媒
配管を介して環状に接続して冷凍サイクルを構成してい
る。四方切換弁2の方向が図の実線に示す状態にある時
は、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒が室内側熱
交換器3で凝縮し凝縮熱を出して被調和室の暖房運転を
行ない、室外側熱交換器5で蒸発した後アキュムレータ
6を通って圧縮機1に再び吸入される。また四方切換弁
2の方向が図の点線に示す状態にある時は、圧縮機1か
ら吐出された高温高圧の冷媒が室外側熱交換器5で凝縮
し、室内側熱交換器3で蒸発して被調和室内の冷房運転
を行なう。7は室内側送風装置であり、室内側熱交換器
3に送風できる位置に設けられている。尚、この送風装
置は風量を小風量、中風量、大風量の3段階に切換える
ことができる。8は室外側送風装置であり、室外側熱交
換器5に送風できる位置を設けられている。尚、この送
風装置は風量を小風量、大風量の2段階に切換えること
ができる。
これらの圧縮機1、四方切換弁2、室内側送風装置
7、室外側送風装置8の制御は室内温度検出器10の検出
値、及び外気温度を検出する温度検出器11の検出値に基
づいて制御装置12が行なっている。
この制御装置12の要部電気回路図を第2図に示す。こ
の図において、第1図と同一構成要素である室内側送風
装置7、室外側送風装置8、室内温度検出器10、温度検
出器11は同一符号を付して説明は省略する。
第2図中の1,2は夫々第1図に示した圧縮機の運転リ
レー、四方切換弁の通電リレーであるが、実質的にはこ
れらのリレーの通電が夫々の機器の運転又は通電に相当
するので、以下の説明はこれらのリレーを圧縮機、四方
切換弁として説明する。
16,17は夫々抵抗であり、温度検出器10,11と接続され
ており、この接続点はマイコン18のアナログ入力端子
A0,A1に接続されている。これらの温度検出器10,11は検
出温度に基づいて抵抗値が変わるので、これらの接続点
の電圧も温度に基づいて変化する。マイコン18はこの電
圧を端子A0,A1から入力し、内部に構成されているA/D
(アナログ/デジタル)変換部を所定周期毎に作動させ
てデジタル値に変換した後、この温度に基づくデジタル
値を記憶する。
19は押圧している時のみ接点を閉じるプッシュ式のス
イッチ、20,21は夫々押圧毎に接点の開閉状態が切換わ
るスイッチである。スイッチ19は空気調和機の運転/停
止を切換えるものであり、スイッチ21は開状態で暖房運
転となる冷暖切換スイッチである。22は室内側送風装置
7の風量を切換えるグレイコードアウトプットスイッチ
であり、小風量、中風量、大風量の3段階に設定するこ
とができる。23は室温設定用のグレイコードアウトプッ
トスイッチであり、例えば室温を18度から30度まで1度
きざみで設定できる。これらのスイッチ19,21,22,23の
開閉又は設定状態はマイコン18の端子R0,R1,R2からの出
力を端子K0乃至K3でスキャンして、このマイコン12が入
力し、かつ記憶する。
24,26は夫々風量制御部であり、交流電源25と室内側
送風装置7(例えば単相誘導モータとファンとからな
る)、室外側送風装置8(例えば単相誘導モータとファ
ンとからなる)との間に接続されており、例えば位相制
御、印加電圧の制御、モータの固定子巻線の切換えなど
を用いて送風量を変えることができる。従って、風量制
御部24はマイコン18の端子R3,R4,R5の出力に基づいて室
内側送風装置7の風量を3段階に変え、風量制御部26は
マイコン18の端子R6,R7の出力に基づいて室外側送風装
置8の風量を2段階に変える。尚、27,28は運転コンデ
ンサである。
第3図は第2図に示したマイコン18の要部動作のフロ
ーチャートであり、予めセットされた所定時間の間この
圧縮機の起動を防止する起動防止部と、この起動防止部
にセットされた所定時間の値を変える制御部とをソフト
ウェアにて構成している。
まず電源を投入すると、ステップS1にてマイコン18の
イニシャライズ(タイマの計時値のクリアーなど)を行
なう。次にステップS2にて、スイッチ19,21の開閉又は
スイッチ22,23の設定状態をキースキャンして入力し、
かつ記憶する。次に、ステップS3にて、室内温度及び外
気温度を室内温度検出器10及び外気温度検出器11を用い
て入力し、かつ記憶する。次にステップS4にて外気温度
が“外気温度≦0"を満たしているか否かを判断し、この
条件を満たしている時は圧縮機の再起動防止時間を定め
るタイマの所定時間を4分にセットする。またこの条件
を満たしていない時にはこのタイマの所定時間を3分に
セットする。次にステップS5にて、冷暖切換スイッチ21
が冷房になっているか暖房になっているかを判断し、ス
テップS6による冷房運転又はステップS7による暖房運転
のいずれかを行なうものである。
ステップS6、ステップS7による冷房運転又は暖房運転
を行なう場合、室内温度と設定温度とを比較して圧縮機
の発停を制御する。この時圧縮機の再起動時には少なく
とも予めセットされた所定時間(本実施例では4分又は
3分のいずれか一方)の間は再起動が防止される。
以上のように構成された圧縮機の再起動防止装置を用
いた空気調和機では、外気温度が低い時(0℃以下)に
は圧縮機の再起動防止を行なう所定時間を長くセットし
て、冷凍サイクル内の高低圧力差が充分に小さくなって
から圧縮機の再起動を行なうことができる。従って、冷
凍サイクル内の高低圧力差がある程度残っているうちに
圧縮機の起動が成されて、圧縮機がロック状態となり圧
縮機モータが焼損したり駆動部が破損するのを抑制でき
るものである。
(ト) 発明の効果 本発明は、圧縮機の再起動防止装置において、圧縮機
の停止から予めセットされた所定時間の間この圧縮機の
起動を防止する起動防止部と、外気温度を検出する温度
検出部と、この温度検出部の検出する外気温度に基づい
て起動防止部にセットされた所定時間の値を外気温度が
下がるにつれて長くなるように自動的に変える制御部と
を備えたので、外気温度が低い時には起動防止部にセッ
トされる所定時間の値を長く設定することができる。従
って、外気温度が低く冷凍サイクル内の高低圧力差がバ
ランスしにくいような状態でも再起動防止時間を長くす
ることができ冷凍サイクル内の高低圧力差をある程度ま
で小さくすることができる。これによって圧縮機を再起
動する時には冷凍サイクル内の高低圧力差がある程度小
さくなっており、圧縮機のロックを抑制できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の装置を用いるヒートポンプ式
空気調和機の概略図、第2図は第1図に示した制御装置
の要部電気回路図、第3図は第2図に示したマイコンの
要部フローチャートである。 1……圧縮機、2……四方切換弁、3……室内側熱交換
器、4……キャピラリーチューブ、5……室外側熱交換
器、7……室内側送風装置、10……室内温度検出器、11
……外気温度検出器、18……マイコン、24,26……風量
制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷媒
    配管で環状に接続して成り、凝縮器、蒸発器の少なくと
    もいずれか一方を外気と熱交換できるように配置した冷
    凍サイクルにおいて、前記圧縮機の再起動防止装置に
    は、圧縮機の停止から予めセットされた所定時間の間こ
    の圧縮機の起動を防止する起動防止部と、外気温度を検
    出する温度検出部と、この温度検出部の検出する外気温
    度に基づいて起動防止部にセットされた所定時間の値を
    外気温度が下がるにつれて長くなるように自動的に変え
    る制御部とを備えたことを特徴とする圧縮機の再起動防
    止装置。
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