JP2000257984A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000257984A
JP2000257984A JP11063048A JP6304899A JP2000257984A JP 2000257984 A JP2000257984 A JP 2000257984A JP 11063048 A JP11063048 A JP 11063048A JP 6304899 A JP6304899 A JP 6304899A JP 2000257984 A JP2000257984 A JP 2000257984A
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徹 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房サイクルによるドライ運転時に室内側の
減圧器が閉塞状態で連続運転されるのを防止して、圧縮
機の信頼性を向上できると共に、快適なドライ運転を行
うことができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 圧縮機1,室外熱交換器3,電動膨張弁
4,第1室内熱交換器5,室内用電動膨張弁6および第2
室内熱交換器7とを環状に接続して構成された冷媒回路
を備える。冷房サイクルによるドライ運転時、電流検出
センサ14により検出された圧縮機1の入力電流が所定
電流値よりも小さく、かつ、回転数センサ13により検
出された圧縮機1の運転周波数が所定周波数よりも大き
いとき、制御部11は圧縮機1の運転を所定時間停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷房サイクルに
よる再熱ドライ運転を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機としては、図5に示す
ように、圧縮機1,四路弁2,室外熱交換器3,電動膨張
弁4,第1室内熱交換器5,室内用電動膨張弁6,室内熱
交換器7およびアキュムレータ8で構成された冷媒回路
を備え、冷房サイクルで再熱ドライ運転を行うものがあ
る。上記構成の空気調和機において、圧縮機1から吐出
された高圧冷媒は、室外ファン(図示せず)が停止してい
る室外熱交換器3と、全開状態の電動膨張弁4とを介し
て第1室内熱交換器5に流れ、第1室内熱交換器5で凝
縮した後、室内用電動膨張弁6で減圧される。そして、
減圧された低圧冷媒は、第2室内熱交換器7で蒸発した
後、四路弁2,アキュムレータ8を介して圧縮機1の吐
出側に戻る。こうして、第1室内熱交換器5で室内空気
を加熱する一方、第2室内熱交換器7で室内空気を除
湿,冷却することによって、室内温度を下げることな
く、除湿を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機では、室外熱交換器3で熱交換(凝縮)しないのが理
想であるが、自然風等により過大な熱交換が行われる
と、特に室内温度が高い場合に室内側の第1室内熱交換
器5で冷媒の蒸発が起こり、第1室内熱交換器5でガス
冷媒が増加するため、室内側の電動膨張弁6が閉塞状態
となって冷媒が流れなくなる。この場合、ポンプダウン
に近い運転となり、正常な再熱ドライ運転ができなくな
ると共に、冷媒回路に冷媒が循環しないため、冷媒循環
による圧縮機1のモータの冷却ができず、モータコイル
温度の異常上昇によりレアショートに至る恐れもある。
【0004】そこで、この発明の目的は、冷房サイクル
による再熱ドライ運転時に室内側の減圧器が閉塞状態で
連続運転されるのを防止して、圧縮機の信頼性を向上で
きると共に、快適な再熱ドライ運転を行うことができる
空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第
1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内
熱交換器とを環状に接続して構成された冷媒回路を備
え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転を行う空気調和
機において、上記圧縮機の入力電流を検出する電流セン
サと、上記電流センサにより検出された上記圧縮機の入
力電流が所定値よりも小さいという停止条件を満足する
とき、上記圧縮機の運転を所定時間停止する制御部を備
えたことを特徴としている。
【0006】上記請求項1の空気調和機によれば、冷房
サイクルによる再熱ドライ運転時、第1減圧器を全開に
する一方、第2減圧器を絞り、上記圧縮機から吐出され
た高圧冷媒は、室外熱交換器,第1減圧器を通って第1
室内熱交換器で凝縮して放熱し、凝縮した冷媒は、第2
減圧器で減圧された後、第2室内熱交換器で蒸発して、
第2室内熱交換器で室内空気の除湿と冷却が行われる。
このようにして、室内空気を第1室内熱交換器で暖め、
第2室内熱交換器で除湿,冷却することによって、室内
温度を下げることなく、快適な再熱ドライ運転を行う。
ところが、再熱ドライ運転中に上記室外熱交換器で自然
風等により過大な熱交換が行われると、室内温度が特に
高いときに凝縮器として働くべき室内側の第1室内熱交
換器で冷媒の蒸発が起こり、第1室内熱交換器でガス冷
媒が増加するために、室内側の第2減圧器が閉塞状態ま
たは閉塞状態に近い状態になって冷媒が流れにくくな
る。このとき、冷媒循環がほとんどないため、圧縮機の
負荷が軽くなり正常な再熱ドライ運転時に比べて圧縮機
の入力電流が小さくなる。したがつて、上記圧縮機の入
力電流が所定値よりも小さくなったとき、冷媒循環が止
まっているものとして、制御部により運転を所定時間停
止することによって、再熱ドライ運転時に室内側の減圧
器が閉塞状態で連続運転されるのを防止して、圧縮機の
信頼性を向上できると共に、快適な再熱ドライ運転を行
うことができる。
【0007】また、請求項2の空気調和機は、圧縮機,
室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧
器および第2室内熱交換器とを環状に接続して構成され
た冷媒回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転
を行う空気調和機において、室内温度を検出する室内温
度センサと、上記第2室内熱交換器の温度を検出する室
内熱交換器温度センサと、上記室内温度センサにより検
出された室内温度と、上記室内熱交換器温度センサによ
り検出された上記第2室内熱交換器の温度との温度差が
所定値よりも小さいという停止条件を満足するとき、上
記圧縮機の運転を所定時間停止する制御部とを備えたこ
とを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機によれば、再熱
ドライ運転中に上記室外熱交換器で自然風等により過大
な熱交換が行われると、室内温度が特に高いときに凝縮
器として働くべき室内側の第1室内熱交換器で冷媒の蒸
発が起こり、第1室内熱交換器でガス冷媒が増加するた
めに、室内側の第2減圧器が閉塞状態または閉塞状態に
近い状態になって冷媒が流れにくくなる。このとき、冷
媒循環がほとんどないため、正常な再熱ドライ運転時に
比べて、室内温度と第2室内熱交換器の温度との温度差
がほとんど無くなる。したがって、上記室内温度センサ
により検出された室内温度と室内熱交換器温度センサに
より検出された第2室内熱交換器の温度との温度差が所
定値よりも小さくなったとき、冷媒循環が止まっている
ものとして、制御部により運転を所定時間停止すること
によって、再熱ドライ運転時に室内側の減圧器が閉塞状
態で連続運転されるのを防止して、圧縮機の信頼性を向
上できると共に、快適な再熱ドライ運転を行うことがで
きる。
【0009】また、請求項3の空気調和機は、圧縮機,
室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧
器および第2室内熱交換器とを環状に接続して構成され
た冷媒回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転
を行う空気調和機において、室外温度を検出する室外温
度センサと、上記室外熱交換器の温度を検出する室外熱
交換器温度センサと、上記室外温度センサにより検出さ
れた室外温度と、上記室外熱交換器温度センサにより検
出された上記室外熱交換器の温度との温度差が所定値よ
りも小さいという停止条件を満足するとき、上記圧縮機
の運転を所定時間停止する制御部とを備えたことを特徴
としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機によれば、再熱
ドライ運転中に上記室外熱交換器で自然風等により過大
な熱交換が行われると、室内温度が特に高いときに凝縮
器として働くべき室内側の第1室内熱交換器で冷媒の蒸
発が起こり、第1室内熱交換器でガス冷媒が増加するた
めに、室内側の第2減圧器が閉塞状態または閉塞状態に
近い状態になって冷媒が流れにくくなる。このとき、冷
媒循環がほとんどないため、正常な再熱ドライ運転時に
比べて、室外温度と室外熱交換器の温度との温度差がほ
とんど無くなる。したがって、上記室外温度センサによ
り検出された室外温度と室外熱交換器温度センサにより
検出された室外熱交換器の温度との温度差が所定値より
も小さくなったとき、冷媒循環が止まっているものとし
て、制御部により運転を所定時間停止することによっ
て、再熱ドライ運転時に室内側の減圧器が閉塞状態で連
続運転されるのを防止して、圧縮機の信頼性を向上でき
ると共に、快適な再熱ドライ運転を行うことができる。
【0011】また、請求項4の空気調和機は、請求項1
乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上記停止
条件を満足し、かつ、上記圧縮機の運転周波数が所定周
波数よりも大きいという停止条件を満足するとき、上記
制御部は上記圧縮機の運転を上記所定時間停止すること
を特徴としている。
【0012】上記請求項4の空気調和機によれば、上記
圧縮機の運転周波数を低くして、再熱ドライ運転の能力
を下げた場合、例えば、圧縮機の入力電流のばらつきが
大きくなったり、室内温度と第2室内熱交換器の温度と
の温度差や室外温度と室外熱交換器の温度との温度差が
ほとんどなくなったりするので、運転周波数が所定周波
数以下のときは圧縮機を停止する条件から除外すること
によって、誤検出により圧縮機の停止を防止できる。
【0013】また、請求項5の空気調和機は、請求項1
乃至4のいずれか1つの空気調和機において、上記制御
部は、上記停止条件が所定時間継続したときに上記圧縮
機の運転を上記所定時間停止することを特徴としてい
る。
【0014】上記請求項5の空気調和機によれば、上記
停止条件が所定時間継続したときに上記圧縮機の運転を
所定時間停止することによって、上記停止条件を確実に
判定して、誤判定による圧縮機の停止を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機を図
示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の空気調和機の概略ブロック図を示している。な
お、この空気調和機の冷媒回路は、図5に示す従来の空
気調和機と同一の構成をしており、同一構成部は説明を
省略して、図5を援用する。
【0017】図1において、11は制御部としてのマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという)、12は上記
マイコン11により制御される圧縮機1を有する冷媒回
路部、13は上記圧縮機1の回転数を検出する回転数セ
ンサ、14は上記圧縮機1の入力電流を検出する電流セ
ンサである。上記冷媒回路部12は、図5と同様の構成
をしており、冷房サイクルによる再熱ドライ運転におい
て、四路弁2を実線の切換位置に切り換えて、圧縮機1
を起動する。そして、上記圧縮機1から吐出された高圧
冷媒は、室外熱交換器3と全開状態の第1減圧器として
の電動膨張弁4とを介して第1室内熱交換器5に流れ、
第1室内熱交換器5で凝縮した後、第2減圧器としての
室内用電動膨張弁6で減圧される。次に、減圧された低
圧冷媒は、第2室内熱交換器7で蒸発した後、四路弁
2,アキュムレータ8を介して圧縮機1の吐出側に戻
る。
【0018】上記構成の空気調和機において、冷房サイ
クルによる再熱ドライ運転時、上記冷媒回路部の室外熱
交換器3(図5に示す)で自然風等により過大な熱交換が
行われると、特に、室内温度が高いときに室内側の第1
室内熱交換器5(図5に示す)で冷媒の蒸発が起こり、第
1室内熱交換器5でガス冷媒が増加することによって、
室内側の電動膨張弁6(図5に示す)が閉塞状態となって
冷媒が流れなくなる。このとき、冷媒循環がないため、
圧縮機1の負荷が軽くなって、正常な再熱ドライ運転時
に比べて圧縮機1の入力電流が小さくなる。したがっ
て、冷媒循環がほとんどないときの圧縮機1の入力電流
近傍の値を、圧縮機1の入力電流を判定する所定値に設
定することによって、上記圧縮機1の入力電流が所定値
以下になったことを検知して、冷媒循環が止まっている
ことを知り、圧縮機1の運転を一旦停止することが可能
となる。
【0019】図2は上記空気調和機のマイコン11の動
作を示すフローチャートを示しており、マイコン11の
冷媒づまりを検知して運転を停止する処理を図2に従っ
て以下に説明する。
【0020】まず、再熱ドライ運転がスタートすると、
ステップS1で運転周波数が所定値FGAS1(例えば
60Hz)を越えているか否かを判別して、運転周波数が
所定値FGAS1以下と判別すると、ステップS1を繰
り返す一方、運転周波数が所定値FGAS1を越えてい
ると判別すると、ステップS2に進む。
【0021】次に、ステップS2で圧縮機1の電流値が
判定値(=a×運転周波数+b)未満か否かを判別して、
電流値が判定値以上であると判別すると、ステップS2
を繰り返す一方、電流値が判定値未満であると判別する
と、ステップS3に進む。
【0022】次に、ステップS3で運転周波数が所定値
FGAS1を越え、かつ、電流値が判定値未満である状
態が所定時間TGAS1(例えば10分間)継続したか否
かを判別して、継続していないと判別すると、再びステ
ップS1に戻る一方、継続したと判別すると、ステップ
S4に進む。
【0023】そして、ステップS4で一旦、運転を停止
し、所定時間(例えば3分間)経過後に圧縮機1の再起動
を行う。
【0024】このように、上記圧縮機1の入力電流が所
定値よりも小さくなったとき、室内用電動膨張弁6の閉
塞により冷媒循環が止まっているものと判定して、制御
部11により運転を一旦停止することによって、室内用
電動膨張弁6の閉塞状態が続くのを防いで、圧縮機1の
信頼性を向上できると共に、快適な再熱ドライ運転を行
うことができる。
【0025】また、上記圧縮機1の運転周波数を低くし
て、再熱ドライ運転の能力を下げた場合、圧縮機1の入
力電流のばらつきが大きくなるので、運転周波数が所定
値FGAS1以下のときは圧縮機1を停止しないことに
よって、誤検出による圧縮機1の停止を防ぐことができ
る。
【0026】また、上記制御部11は、圧縮機1の入力
電流が所定値よりも小さいという停止条件が所定時間T
GAS1継続したときに圧縮機1の運転を一旦停止する
ことによって、上記停止条件を確実に判定して、誤判定
による圧縮機1の停止を防ぐことができる。
【0027】(第2実施形態)図3はこの発明の第2実
施形態の空気調和機の概略ブロック図を示している。な
お、この空気調和機の冷媒回路は、図5に示す従来の空
気調和機と同一の構成をしており、同一構成部は説明を
省略して、図5を援用する。
【0028】図3において、21は制御部としてのマイ
コン、22は上記マイコン21により制御される圧縮機
1を有する冷媒回路部、23は上記圧縮機1の回転数を
検出する回転数センサ、24は室外熱交換器3(図5に
示す)の温度を検出する室外熱交換器温度センサ、25
は外気温度を検出する外気温度センサ、26は第2室内
熱交換器7(図5に示す)の温度を検出する室内熱交換器
温度センサ、27は室内温度を検出する室内温度センサ
である。上記冷媒回路部22は、図5と同様の構成をし
ており、第1実施形態の冷媒回路12と同様の冷房サイ
クルによる再熱ドライ運転を行う。
【0029】上記構成の空気調和機において、冷房サイ
クルによる再熱ドライ運転時、上記冷媒回路部の室外熱
交換器3(図5に示す)で自然風等により過大な熱交換が
行われると、特に、室内温度が高いときに室内側の第1
室内熱交換器5(図5に示す)で冷媒の蒸発が起こり、第
1室内熱交換器5でガス冷媒が増加することによって、
室内側の電動膨張弁6(図5に示す)が閉塞状態となって
冷媒が流れなくなる。このとき、冷媒循環がないため、
正常な再熱ドライ運転時に比べて室内温度と第2室内熱
交換器7の温度との温度差および室外温度と室外熱交換
器3の温度との温度差が小さくなる。したがって、冷媒
循環がほとんどないときの室内温度と第2室内熱交換器
7の温度との温度差に近い値および室外温度と室外熱交
換器3の温度との温度差に近い値を、各温度差を判定す
る所定値に夫々設定することによって、室内温度と第2
室内熱交換器7の温度との温度差が所定値より小さく、
かつ、室外温度と室外熱交換器3の温度との温度差が所
定値より小さくなったことを検知して、冷媒循環が止ま
っていることを知り、圧縮機1の運転を一旦停止するこ
とが可能となる。
【0030】図4は上記空気調和機のマイコン21の動
作を示すフローチャートを示しており、マイコン21の
冷媒づまりを検知して運転を停止する処理を図4に従っ
て以下に説明する。
【0031】まず、再熱ドライ運転がスタートすると、
ステップS11で条件が成立するか否かを判別する。
すなわち、室内温度センサ27により検出された室内温
度と、室内熱交換器温度センサ26により検出された第
2室内熱交換器7の温度との温度差がdNAI未満のと
きに条件が成立し、上記温度差がdNAI以上のとき
に条件が成立しないと判別するのである。そうして、
ステップS11で条件が成立しないと判別すると、ス
テップS11を繰り返す一方、条件が成立すると判別
すると、ステップS12に進む。
【0032】次に、ステップS12で室外ファン9の回
転数がRGAI2(例えば300rpm)を越えるか否かを
判別して、室外ファン9の回転数がRGAI2を越える
と判別すると、ステップS13に進み、室外ファン9の
回転数がRGAI2以下と判別すると、ステップS13
をスキップして、ステップS14に進む。
【0033】次に、ステップS13で条件が成立する
か否かを判別する。すなわち、室外温度と室外熱交換器
温度との温度差がdGAI未満のときに条件が成立
し、上記温度差がdGAI以上のときに条件が成立し
ないと判別するのである。そうして、ステップS13で
条件が成立しないと判別すると、ステップS13を繰
り返す一方、条件が成立すると判別すると、ステップ
S14に進む。
【0034】次に、ステップS14で条件,が成立
し、かつ、室外ファン9の回転数がRGAI2を越えた
状態が所定時間TGAS2(例えば10分間)継続したか
否かを判別して、継続していないと判別すると、再びス
テップS11に戻る一方、継続したと判別すると、ステ
ップS15に進む。または、ステップS14で条件が
成立し、かつ、室外ファン9の回転数がRGAI2以下
の状態が所定時間TGAS2(例えば10分間)継続した
か否かを判別して、継続していないと判別すると、再び
ステップS11に戻る一方、継続したと判別すると、ス
テップS15に進む。
【0035】そして、ステップS15で一旦、運転を停
止して、所定時間(例えば3分間)経過後に圧縮機1を再
起動する。
【0036】なお、上記ステップS12で室外ファン9
の回転数がRGAI2以下のときに条件を判断しない
のは、室外熱交換器3からの輻射等による誤検出を避け
るためである。
【0037】このように、室外ファン9の回転数がRG
AI2以下の場合は、室内温度と第2室内熱交換器7の
温度との温度差がdNAIよりも小さくなったとき、室
内用電動膨張弁6の閉塞により冷媒循環が止まっている
ものと判定して、制御部21により運転を一旦停止す
る。また、室外ファン9の回転数がRGAI2を越える
場合は、室内温度と第2室内熱交換器7の温度との温度
差がdNAIよりも小さく、かつ、室外温度と室外熱交
換器3の温度との温度差がdGAIよりも小さくなった
とき、室内用電動膨張弁6の閉塞により冷媒循環が止ま
っているものと判定して、制御部21により運転を一旦
停止する。したがって、上記室内用電動膨張弁6の閉塞
状態が続くのを防いで、圧縮機1の信頼性を向上できる
と共に、快適な再熱ドライ運転を行うことができる。
【0038】また、上記圧縮機1の運転周波数を低くし
て、再熱ドライ運転の能力を下げた場合、室内温度と第
2室内熱交換器7の温度との温度差および室外温度と室
外熱交換器3の温度との温度差がほとんど無くなるの
で、運転周波数が所定値RGAI2以下のときは圧縮機
1を停止する条件から除外することによって、誤検出に
より圧縮機1の停止を防止することができる。
【0039】また、上記制御部21は、室内温度と第2
室内熱交換器7の温度との温度差がdNAIよりも小さ
く、かつ、室外温度と室外熱交換器3の温度との温度差
がdGAIよりも小さいという停止条件が所定時間TG
AS2継続したときに圧縮機1の運転を一旦停止するこ
とによって、上記停止条件を確実に判定して、誤判定に
よる圧縮機1の停止を防止することができる。
【0040】上記第1,第2実施形態における冷媒づま
りを検知して運転を停止する処理の両方を1つの空気調
和機に適用してもよい。
【0041】また、上記第2実施形態では、条件と条
件のうちの少なくとも条件が成立したときに運転を
停止したが、条件と条件のうちの少なくとも条件
が成立したときに運転を停止してもよい。また、条件
と条件のうちのいずれか一方のみを判定して、その判
定結果に基づいて運転を停止する空気調和機でもよい。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第1減圧器,
第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内熱交換器
とを環状に接続して構成された冷媒回路を備え、冷房サ
イクルにより再熱ドライ運転を行う空気調和機におい
て、上記圧縮機の入力電流を検出する電流センサと、上
記電流センサにより検出された上記圧縮機の入力電流が
所定値よりも小さいという停止条件を満足するとき、制
御部は圧縮機の運転を所定時間停止するものである。
【0043】したがって、請求項1の発明の空気調和機
によれば、冷房サイクルによる再熱ドライ運転時、室内
側の第2減圧器が閉塞状態または閉塞状態に近い状態に
なって冷媒が流れにくくなって冷媒循環がほとんどな
く、圧縮機の入力電流が所定値よりも小さくなると、冷
媒循環が止まっているものとして、制御部により運転を
所定時間停止するので、冷房サイクルによる再熱ドライ
運転時に室内側の減圧器が閉塞状態で連続運転されるの
を防止して、圧縮機の信頼性を向上できると共に、快適
な再熱ドライ運転を行うことができる。
【0044】また、請求項2の発明の空気調和機は、圧
縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2
減圧器および第2室内熱交換器とを環状に接続して構成
された冷媒回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ
運転を行う空気調和機において、室内温度を検出する室
内温度センサと、上記第2室内熱交換器の温度を検出す
る室内熱交換器温度センサと、上記室内温度センサによ
り検出された室内温度と、上記室内熱交換器温度センサ
により検出された第2室内熱交換器の温度との温度差が
所定値よりも小さいという停止条件を満足するとき、制
御部により圧縮機の運転を所定時間停止するものであ
る。
【0045】したがって、請求項2の発明の空気調和機
によれば、冷房サイクルによる再熱ドライ運転時、室内
側の第2減圧器が閉塞状態または閉塞状態に近い状態に
なって冷媒が流れにくくなって冷媒循環がほとんどな
く、室内温度と第2室内熱交換器の温度との温度差が所
定値よりも小さくなると、冷媒循環が止まっているもの
として、制御部により運転を所定時間停止するので、冷
房サイクルによる再熱ドライ運転時に室内側の減圧器が
閉塞状態で連続運転されるのを防止して、圧縮機の信頼
性を向上できると共に、快適な再熱ドライ運転を行うこ
とができる。
【0046】また、請求項3の発明の空気調和機は、圧
縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2
減圧器および第2室内熱交換器とを環状に接続して構成
された冷媒回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ
運転を行う空気調和機において、室外温度を検出する室
外温度センサと、上記室外熱交換器の温度を検出する室
外熱交換器温度センサと、上記室外温度センサにより検
出された室外温度と、上記室外熱交換器温度センサによ
り検出された上記室外熱交換器の温度との温度差が所定
値よりも小さいという停止条件を満足するとき、上記圧
縮機の運転を所定時間停止する制御部とを備えたことを
特徴としている。
【0047】したがって、請求項3の発明の空気調和機
によれば、冷房サイクルによる再熱ドライ運転時、室内
側の第2減圧器が閉塞状態または閉塞状態に近い状態に
なって冷媒が流れにくくなって冷媒循環がほとんどな
く、室外温度と室外熱交換器の温度との温度差が所定値
よりも小さくなると、冷媒循環が止まっているものとし
て、制御部により運転を所定時間停止するので、冷房サ
イクルによる再熱ドライ運転時に室内側の減圧器が閉塞
状態で連続運転されるのを防止して、圧縮機の信頼性を
向上できると共に、快適な再熱ドライ運転を行うことが
できる。
【0048】また、請求項4の発明の空気調和機は、請
求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上
記停止条件を満足し、かつ、上記圧縮機の運転周波数が
所定周波数よりも大きいという停止条件を満足すると
き、上記制御部は上記圧縮機の運転を所定時間停止する
ので、再熱ドライ運転の能力を下げるために圧縮機の運
転周波数を低くした場合、例えば、圧縮機の入力電流の
ばらつきが大きくなったり、室内温度と第2室内熱交換
器の温度との温度差や室外温度と室外熱交換器の温度と
の温度差がほとんどなったりするので、運転周波数が所
定周波数以下のときは圧縮機を停止する条件から除外す
ることによって、誤検出により圧縮機の停止を防止でき
る。
【0049】また、請求項5の発明の空気調和機は、請
求項1乃至4のいずれか1つの空気調和機において、上
記制御部は、上記停止条件が所定時間継続したときに上
記圧縮機の運転を所定時間停止するので、上記停止条件
を確実に判定して、誤判定による圧縮機の停止を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機
の概略ブロック図である。
【図2】 図2は上記空気調和機のマイコンの動作を説
明するフローチャートである。
【図3】 図3はこの発明の第1実施形態の空気調和機
の概略ブロック図である。
【図4】 図4は上記空気調和機のマイコンの動作を説
明するフローチャートである。
【図5】 図5は従来の空気調和機の回路図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四路弁、3…室外熱交換器、4…電動
膨張弁、5…第1室内熱交換器、6…室内用電動膨張
弁、7…第2室内熱交換器、8…アキュムレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 1/00 341 F25B 1/00 341K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1),室外熱交換器(3),第1減圧
    器(4),第1室内熱交換器(5),第2減圧器(6)および第
    2室内熱交換器(7)とを環状に接続して構成された冷媒
    回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転を行う
    空気調和機において、 上記圧縮機(1)の入力電流を検出する電流センサ(14)
    と、 再熱ドライ運転中に、上記電流センサ(14)により検出
    された上記圧縮機(1)の入力電流が所定値よりも小さい
    という停止条件を満足するとき、上記圧縮機(1)の運転
    を所定時間停止する制御部(11)を備えたことを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1),室外熱交換器(3),第1減圧
    器(4),第1室内熱交換器(5),第2減圧器(6)および第
    2室内熱交換器(7)とを環状に接続して構成された冷媒
    回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転を行う
    空気調和機において、 室内温度を検出する室内温度センサ(27)と、 上記第2室内熱交換器(7)の温度を検出する室内熱交換
    器温度センサ(26)と、 再熱ドライ運転中に、上記室内温度センサ(27)により
    検出された室内温度と、上記室内熱交換器温度センサ
    (26)により検出された上記第2室内熱交換器(7)の温
    度との温度差が所定値よりも小さいという停止条件を満
    足するとき、上記圧縮機(1)の運転を所定時間停止する
    制御部(21)とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機(1),室外熱交換器(3),第1減圧
    器(4),第1室内熱交換器(5),第2減圧器(6)および第
    2室内熱交換器(7)とを環状に接続して構成された冷媒
    回路を備え、冷房サイクルにより再熱ドライ運転を行う
    空気調和機において、 室外温度を検出する室外温度センサ(25)と、 上記室外熱交換器(3)の温度を検出する室外熱交換器温
    度センサ(24)と、 再熱ドライ運転中に、上記室外温度センサ(25)により
    検出された室外温度と、上記室外熱交換器温度センサ
    (24)により検出された上記室外熱交換器(3)の温度と
    の温度差が所定値よりも小さいという停止条件を満足す
    るとき、上記圧縮機(1)の運転を所定時間停止する制御
    部(21)とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、 上記停止条件を満足し、かつ、上記圧縮機(1)の運転周
    波数が所定周波数よりも大きいという停止条件を満足す
    るとき、上記制御部(11)は上記圧縮機(1)の運転を上
    記所定時間停止することを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、 上記制御部(11,21)は、上記停止条件が所定時間継
    続したときに上記圧縮機(1)の運転を上記所定時間停止
    することを特徴とする空気調和機。
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