JP2004150737A - 空気調和機 - Google Patents

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輝夫 藤社
Yuji Takeda
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Abstract

【課題】運転モード切換時に電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上できる空気調和機を提供する。
【解決手段】再熱除湿運転モードから冷房運転モード(または暖房運転モード)に切り換えるときの圧縮機1を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間を、再熱除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの圧縮機1を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間よりも長くなるように設定する。また、再熱除湿運転モードから冷房運転モード(または暖房運転モード)に切り換えるとき、制御部10は、圧縮機1を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、圧縮機1を1回転だけ逆回転させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、除湿運転を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気調和機としては、圧縮機,四路弁,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器,室内熱交換器を環状に接続して構成された冷媒回路を備え、冷房運転サイクルで再熱除湿運転を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記構成の空気調和機では、圧縮機から吐出された高圧冷媒は、室外熱交換器,全開状態の第1減圧器,第1室内熱交換器,減圧状態の第2減圧器,第2室内熱交換器を循環して、冷媒が凝縮される第1室内熱交換器で室内空気を加熱する一方、冷媒が蒸発する第2室内熱交換器で室内空気を除湿,冷却することによって、室内温度を下げることなく除湿を行う。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−206795号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記空気調和機では、運転モードを切り換える場合、圧縮機を一旦停止させて冷媒回路内を均圧化してから他の運転モードで圧縮機を再び正回転させている。ところが、上記空気調和機では、第2減圧器に用いられる電動弁の前後の差圧が所定値以下にならないと電動弁が復帰状態(全開状態)に戻らないため、再熱除湿運転モードから冷房運転モード(または暖房運転モード)に切り換える時に、電動弁の前後の差圧が所定値以下になるのに時間がかかるため、圧縮機の停止時間が短いと、電動弁が確実に復帰しない恐れがある。この場合、切り換え後の運転モードにおいて正常な運転ができなくなる。また、上記空気調和機では、電動弁の前後の差圧が上記所定値以下になる時間よりも長くなるように圧縮機の停止時間を定めると、再熱除湿運転以外のモードから他の運転モードへの切り換え時も必要以上に長くなり、室内の快適性が損なわれるという問題がある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、運転モード切換時に電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上できる空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内熱交換器が環状に接続された冷媒回路を備え、上記第1減圧器を開状態にして上記第2減圧器をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるときに、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間を、上記除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間よりも長くなるように設定したことを特徴としている。
【0008】
上記請求項1の空気調和機によれば、例えば、冷房運転時は、上記第1減圧器を絞る一方、第2減圧器を全開にし、上記圧縮機から吐出された高圧冷媒は、室外熱交換器で凝縮して、第1減圧器で減圧された後、第1,第2室内熱交換器で蒸発して、第1,第2室内熱交換器で室内空気を冷やす。また、冷房運転サイクルによる除湿運転時は、第1減圧器を全開にする一方、第2減圧器を絞り、圧縮機から吐出された高圧冷媒は、室外熱交換器,第1減圧器を通って第1室内熱交換器で凝縮して第2減圧器で減圧された後、第2室内熱交換器で蒸発して、第1室内熱交換器で室内空気を暖めると共に、第2室内熱交換器で室内空気の除湿と冷却を行う。なお、除湿運転は、暖房運転サイクルによる除湿運転でもよい。
【0009】
このような空気調和機において、除湿運転から他の運転(冷房運転または暖房運転)モードに切り換えるとき、第2減圧器に用いられる電動弁前後の差圧が所定値以下にならないと復帰しないため、上記圧縮機を一旦停止してから均圧に要する時間が、上記除湿運転以外の運転(冷房運転または暖房運転)モードから他の運転モードに切り換えるときの均圧時間を長くする必要がある。そこで、除湿運転モードから他の運転(冷房運転または暖房運転)モードに切り換えるときの均圧時間を、除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの均圧時間よりも長くなるように設定することによって、運転モード切換時に上記第2減圧器として用いられる電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上できる。
【0010】
また、請求項2の空気調和機は、請求項1に記載の空気調和機において、上記除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機を所定回転数だけ逆回転させることを特徴としている。
【0011】
上記請求項2の空気調和機によれば、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機を所定回転数だけ逆回転させることによって、圧縮機の前後の差圧を十分に低下させることができ、上記第2減圧器に用いられる電磁弁をより確実に作動させることができる。
【0012】
また、請求項3の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内熱交換器が環状に接続された冷媒回路を備え、上記第1減圧器を開状態にして上記第2減圧器をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機を所定回転数だけ逆回転させる制御部を備えたことを特徴としている。
【0013】
上記請求項3の空気調和機によれば、例えば、冷房運転時は、上記第1減圧器を絞る一方、第2減圧器を全開にし、上記圧縮機から吐出された高圧冷媒は、室外熱交換器で凝縮して、第1減圧器で減圧された後、第1,第2室内熱交換器で蒸発して、第1,第2室内熱交換器で室内空気を冷やす。また、冷房運転サイクルによる除湿運転時は、第1減圧器を全開にする一方、第2減圧器を絞り、圧縮機から吐出された高圧冷媒は、室外熱交換器,第1減圧器を通って第1室内熱交換器で凝縮して第2減圧器で減圧された後、第2室内熱交換器で蒸発して、第1室内熱交換器で室内空気を暖めると共に、第2室内熱交換器で室内空気の除湿と冷却を行う。なお、除湿運転は、暖房運転サイクルによる除湿運転でもよい。
【0014】
このような空気調和機において、除湿運転から他の運転(冷房運転または暖房運転)モードに切り換えるとき、第2減圧器に用いられる電動弁前後の差圧が所定値以下にならないと復帰しないため、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間を長くする必要がある。そこで、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機を所定回転数だけ逆回転させることによって、圧縮機の前後の差圧を十分に低下させることができ、運転モード切換時に上記第2減圧器として用いられる電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上できる。また、除湿運転モードから他の運転モードへの均圧時間を短縮化することも可能となり、圧縮機の停止時間を短くできる。
【0015】
また、請求項4の空気調和機は、請求項2または3の空気調和機において、上記圧縮機は、ロータリ圧縮機であることを特徴としている。
【0016】
上記請求項4の空気調和機によれば、上記ロータリ圧縮機では、高圧側と低圧側との間で差圧がついた状態で停止したとき、圧縮機を所定回転数(少なくとも1回転)だけ逆回転させることで、ロータリ圧縮機の高圧側から低圧側に高圧の冷媒が抜け、差圧を十分に低下させることができる。したがって、上記第2減圧器として、差圧が低くないと復帰状態に戻らない電磁弁を用いた場合に、電磁弁をより確実に復帰状態に戻すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】
図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の回路図であり、1は圧縮機、2は上記圧縮機1の吐出側に接続された四路弁、3は上記四路弁2の一端に一端が接続された室外熱交換器、4は上記室外熱交換器3の他端に一端が接続された第1減圧器の一例としての膨張弁、5は上記膨張弁4の他端に一端が接続された第1室内熱交換器、6は上記第1室内熱交換器5の他端に一端が接続された第2減圧器の一例としての電動弁、7は上記電動弁6の他端に一端が接続された第2室内熱交換器、8は上記第2室内熱交換器7の他端に四路弁2を介して一端が接続され、他端が圧縮機1の吸込側に接続されたアキュムレータ、10は上記圧縮機1等を制御する制御部、11,12は閉鎖弁である。なお、図示しないが、上記空気調和機は、室外熱交換器3の近傍に配置された室外ファンと、上記第1,第2室内熱交換器5,7の近傍に配置された室内ファンを備えている。また、上記圧縮機1は、図示しないインバータによって駆動されるロータリ圧縮機である。
【0019】
上記構成の空気調和機は、冷房運転時は、電動弁6を開いた状態で四路弁2を実線の位置に切り換えて、圧縮機1を起動し、圧縮機1から吐出された冷媒は、室外熱交換器3、膨張弁4、第1室内熱交換器5、電動弁6、第2室内熱交換器7を介して圧縮機1の吸込側に戻る。この冷凍サイクルにおいて、凝縮器として働く室外熱交換器3で放熱し、蒸発器として働く第1,第2室内熱交換器5,7で室内空気を冷却して冷房を行う。一方、暖房運転時は、電動弁6を開いた状態で四路弁2を点線の位置に切り換えて、冷房運転時とは逆の冷凍サイクルで暖房を行う。
【0020】
そして、室内温度を下げずに除湿を行う再熱除湿運転では、膨張弁4を開くと共に電動弁6を閉じて絞り状態にし、さらに四路弁2を実線の位置に切り換えて、圧縮機1を起動すると、室外熱交換器3と第1室内熱交換器5が凝縮器として働く一方、第2室内熱交換器7が蒸発器として働く。そうすることにより、第1室内熱交換器5で室内空気を温めつつ第2室内熱交換器7で除湿と冷却が行われて、室内温度を下げずに除湿を行う。
【0021】
図2は上記空気調和機の制御部10の運転モード切換時の処理を説明するためのフローチャートを示している。
【0022】
まず、処理がスタートすると、ステップS1で運転モードの変更指令か否かを判定する。そして、運転モードの変更指令でないと判定すると、この処理を終了する一方、運転モードの変更指令であると判定すると、ステップS2に進む。
【0023】
次に、ステップS2で圧縮機1の運転を停止する。
【0024】
次に、ステップS3に進み、前回の運転モードが再熱除湿運転か否かを判定して、前回の運転モードすなわち運転モードの変更指令までに行われていた運転モードが再熱除湿運転であると判定すると、ステップS4に進む。
【0025】
そして、ステップS4で電磁弁6の励磁をオフにする。
【0026】
次に、ステップS5で3分間待機した後、ステップS6に進み、圧縮機1を逆回転させ、ステップS8に進む。このステップS6では、3分間の待機により差圧がある程度低下して均圧化されているが、インバータ(図示せず)を制御して圧縮機1を1回転だけ逆回転させることにより、圧縮機1で高圧側から低圧側に高圧の冷媒が確実に抜けて、差圧がさらに下がる。
【0027】
一方、ステップS3で前回の運転モードが再熱除湿運転でないと判定すると、ステップS7に進み、2分間待機した後、ステップS8に進む。
【0028】
次に、ステップS8で指定された運転モードで圧縮機1の運転を開始し、この処理を終了する。
【0029】
この運転モード切換時の処理は、空調運転中、繰り返し行われる。
【0030】
このように、再熱除湿運転モードから他の運転(冷房運転または暖房運転)モードに切り換えるときの均圧時間を3分間とし、再熱除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの均圧時間の2分間よりも長くなるように設定することによって、運転モード切換時に電磁弁6を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上することができる。
【0031】
また、再熱除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、圧縮機1を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中かつ正回転直前に、圧縮機1を1回転だけ逆回転させることによって、圧縮機1の前後の差圧を十分に低下させることができ、電磁弁6をより確実に作動させることができる。また、上記圧縮機1を一旦停止してから正回転させるまでの均圧期間中に圧縮機1を逆回転させることにより、再熱除湿運転モードから他の運転モードへの均圧時間を短縮して、圧縮機の停止時間を短くすることも可能である。上記ロータリ圧縮機では、高圧側(圧縮室)と低圧側(吸入室)との間に差圧がある状態で停止したとき、圧縮機を1回転逆回転することで、高圧側(圧縮室)の空間が拡張して低圧側に高圧の冷媒が抜けることにより差圧を低減することが可能である。上記ロータリ圧縮機では、構造上、停止時にロータがどの位置にあっても、少なくとも1回転させることで確実に圧縮機の高圧側から低圧側に高圧の冷媒が抜ける。
【0032】
また、図3は圧縮機1の停止から起動までの電動弁の前後の圧力変化を示している。図3において、横軸は経過時間[sec]を表し、縦軸は圧力[kgf/cm]を表しており、黒四角印は高圧側の圧力であり、白四角印は低圧側の圧力である。図3に示すように、圧縮機1の停止直後は、差圧が20kgf/cm(1.96×10Pa)あり、120秒後には小さくなり、圧縮機1を再び正回転させるが、その直前に圧縮機1を1回転だけ逆回転させることにより、差圧が0.15kgf/cm(1.47×10Pa)以下となって電磁弁6が確実に復帰する(この実施の形態で用いられた電動弁6は、差圧が0.15kgf/cm(1.47×10Pa)以下で確実な復帰動作が保障されている)。
【0033】
上記実施の形態では、ロータリ圧縮機を逆回転させたが、逆回転可能な他のタイプの圧縮機であってもよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、インバータの出力を制御して、圧縮機1を1回転だけ逆回転させたが、逆回転させる回転数は1回転以上であればよく、また、インバータ制御の圧縮機に限らず、他の駆動方式の圧縮機でもよい。
【0035】
また、上記実施の形態では、冷房運転サイクルによる再熱除湿運転を行う空気調和機の再熱除湿運転モードと冷房運転モードおよび暖房運転モードの切り換えについて説明したが、暖房運転サイクルによる除湿運転を行う空気調和機の再熱除湿運転モードと冷房運転モード(または暖房運転モード)の切換処理にこの発明を適用してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内熱交換器が環状に接続された冷媒回路を備え、第1減圧器を開状態にして第2減圧器をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるときに、圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間を、除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間よりも長くなるように設定したものである。
【0037】
したがって、請求項1の発明の空気調和機によれば、除湿運転モードから他の運転(冷房運転または暖房運転)モードに切り換えるときの均圧時間を、除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの均圧時間よりも長くなるように設定することによって、運転モード切換時に電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上することができる。
【0038】
また、請求項2の発明の空気調和機によれば、請求項1に記載の空気調和機において、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機を所定回転数だけ逆回転させることによって、圧縮機の前後の差圧を十分に低減することができ、上記第2減圧器に用いられる電磁弁をより確実に作動させることができる。
【0039】
また、請求項3の発明の空気調和機は、圧縮機,室外熱交換器,第1減圧器,第1室内熱交換器,第2減圧器および第2室内熱交換器が環状に接続された冷媒回路を備え、第1減圧器を開状態にして第2減圧器をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、圧縮機を所定回転数だけ逆回転させる制御部を備えたものである。
【0040】
したがって、請求項3の発明の空気調和機によれば、除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、圧縮機を所定回転数だけ逆回転させることによって、圧縮機の前後の差圧を十分に低下させて、運転モード切換時に電磁弁を確実に作動させることができ、室内の快適性を向上することができる。また、除湿運転モードから他の運転モードへの均圧時間を短縮して、圧縮機の停止時間を短くすることも可能である。
【0041】
また、請求項4の発明の空気調和機によれば、請求項3の空気調和機において、上記圧縮機がロータリ圧縮機であるので、高圧側と低圧側との間で差圧がついた状態で停止したとき、圧縮機を所定回転数(少なくとも1回転)だけ逆回転させることで、圧縮機で高圧側から低圧側に高圧の冷媒が抜けて差圧を低減するので、上記第2減圧器に、差圧が低くならないと復帰状態に戻らない電磁弁を用いた場合、そのような電磁弁をより確実に復帰状態に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の回路図である。
【図2】図2は上記空気調和機の制御部の運転モード切換時の処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は上記空気調和機の圧縮機の停止から起動までの電動弁の前後の圧力変化を示す図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、
2…四路弁、
3…室外熱交換器、
4…膨張弁、
5…第1室内熱交換器、
6…電動弁、
7…第2室内熱交換器、
8…アキュムレータ、
10…制御部、
11,12…閉鎖弁。

Claims (4)

  1. 圧縮機(1),室外熱交換器(3),第1減圧器(4),第1室内熱交換器(5),第2減圧器(6)および第2室内熱交換器(7)が環状に接続された冷媒回路を備え、上記第1減圧器(4)を開状態にして上記第2減圧器(6)をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、
    除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるときに、上記圧縮機(1)を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間を、上記除湿運転以外の運転モードから他の運転モードに切り換えるときの上記圧縮機(1)を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間よりも長くなるように設定したことを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機(1)を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機(1)を所定回転数だけ逆回転させることを特徴とする空気調和機。
  3. 圧縮機(1),室外熱交換器(3),第1減圧器(4),第1室内熱交換器(5),第2減圧器(6)および第2室内熱交換器(7)が環状に接続された冷媒回路を備え、上記第1減圧器(4)を開状態にして上記第2減圧器(6)をしぼり状態にすることにより除湿運転を行う空気調和機であって、
    除湿運転モードから冷房運転モードまたは暖房運転モードに切り換えるとき、上記圧縮機(1)を一旦停止してから正回転させるまでの均圧時間中に、上記圧縮機(1)を所定回転数だけ逆回転させる制御部(10)を備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項2または3に記載の空気調和機において、
    上記圧縮機(1)は、ロータリ圧縮機であることを特徴とする空気調和機。
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