JP2004061071A - ヒートポンプシステム - Google Patents
ヒートポンプシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004061071A JP2004061071A JP2002223641A JP2002223641A JP2004061071A JP 2004061071 A JP2004061071 A JP 2004061071A JP 2002223641 A JP2002223641 A JP 2002223641A JP 2002223641 A JP2002223641 A JP 2002223641A JP 2004061071 A JP2004061071 A JP 2004061071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- heat pump
- compressor
- heating
- condenser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
【課題】設定温度まで達した後の保温運転においてもコンプレッサ1からの吐出冷媒温度を高く保つことで、快適な加熱感を与えることのできるヒートポンプシステムを提供する。
【解決手段】コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路ACと、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁7とを設けると共に、制御手段40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合には制御弁7を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合には制御弁7を開弁して運転する。
これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度を高く保つことができ、快適な加熱感を得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路ACと、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁7とを設けると共に、制御手段40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合には制御弁7を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合には制御弁7を開弁して運転する。
これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度を高く保つことができ、快適な加熱感を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気・ブライン・水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムに関するものであり、空気を加熱して居室内の暖房を行なうヒートポンプ式空調装置等に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
空気・ブライン・水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムにおいて、例えば空気を加熱して居室内の暖房を行なうヒートポンプ式空調装置では、居室内の空気温度が設定温度にまで達すると、コンプレッサの回転を低下させると共に室内機の吹き出し風量も低下させ、それ以上の温度に上がらないよう暖房能力を低下させる制御を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなヒートポンプサイクル運転ではコンプレッサからの吐出冷媒ガス温度は変化しないか、むしろ低下してしまい、室内機からの冷風感が強まると同時に、風の到達距離は低下するため暖房フィーリングが悪化するという問題がある。
【0004】
コンプレッサからの吐出冷媒ガス温度を上げる方法として、膨張弁を絞りコンプレッサ吸入前のスーパーヒート(過熱度)を大きくとることが一般的に知られている。図4は、その、膨張弁を絞った場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【0005】
しかし、外気温の低い状態で行なう暖房運転で、このスーパーヒートを大きくとろうとすれば蒸発温度を低くせざるを得ず、室外熱交換器でのフロスト(霜着き)の発生や、コンプレッサへの吸入圧力が低下することによる冷媒循環量の低下で、大幅に能力や効率が低下するという問題が生じている。
【0006】
また、アキュームレータがコンプレッサの前に存在するため、アキュームレータ内の残留液冷媒によりアキュームレータ出口での冷媒は湿り度を帯びてしまいスーパーヒートがゼロ、もしくは冷媒の湿り度増加によりコンプレッサ吐出冷媒温度が低下してしまうという問題が生じている。
【0007】
本発明は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、設定温度まで達した後の保温運転においてもコンプレッサからの吐出冷媒温度を高く保つことで、快適な加熱感を与えることのできるヒートポンプシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、冷媒を減圧する減圧手段(4)、および冷媒を蒸発させる蒸発器(5)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、コンプレッサ(1)が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ(1)の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路(AC)と、そのホットガスバイパス路(AC)の流通を制御する制御弁(7)とを設けると共に、制御手段(40)は、凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には制御弁(7)を閉弁して運転し、凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には制御弁(7)を開弁して運転することを特徴とする。
【0009】
これは、コンプレッサ(1)の吐出冷媒ガスがスーパーヒートを持っているという点に着目したものであり、この高温の吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ(1)の吸入側へバイパスして吸入ガス冷媒と混合することにより吐出冷媒温度を高く保つものである。これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、冷媒を減圧する減圧手段(4)、冷媒を蒸発させる蒸発器(5)、および冷媒を気液分離して蓄えるアキュームレータ(6)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、
アキュームレータ(6)に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ(6)をバイパスしてコンプレッサ(1)の吸入側に流入するガスバイパス路(BC)と、そのガスバイパス路(BC)の流通を制御する制御弁(8)とを設けると共に、制御手段(40)は、凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には制御弁(8)を閉弁して運転し、凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には制御弁(8)を開弁して運転することを特徴とする。
【0011】
これは、アキュームレータ(6)をバイパスすることで冷媒が湿り度を帯びてしまうことを回避できるという点に着目したものであり、アキュームレータ(6)に流入する冷媒の一部をコンプレッサ(1)の吸入側へバイパスして循環させることにより、コンプレッサ吐出冷媒温度が低下してしまうのを防ごうとするものである。これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、冷凍サイクル(R)でヒートポンプ式空調装置、ヒートポンプ式暖房装置もしくはヒートポンプ式給湯加熱器を構成したことを特徴とする。これにより、例えば不凍液等のブライン(熱交換媒体)を加熱して行なう床暖房装置や給湯水を加熱する給湯加熱器にて、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0013】
特に空調装置として構成した場合、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度が高いことより室内への吹き出し温度も高くなって冷風感がなくなり、暖房フィーリングを向上させることができる。尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態におけるヒートポンプ式空調装置10の構成を示す模式図である。本実施形態は、内蔵する電動モータ等によって駆動されて任意に回転数を可変できるコンプレッサ1を使用したヒートポンプ式空調装置10であり、定置型あるいは車両搭載型の空調装置として用いて屋内や車室内を冷暖房することができるが、本実施形態では定置型に適用したものとして述べる。
【0015】
ヒートポンプ式空調装置10は、各冷凍サイクル機器の間を冷媒配管で接続して冷凍サイクルRを構成し、屋内暖房時には、コンプレッサ1→四方弁2→室内熱交換器(凝縮器)3→膨張弁(減圧手段)4→室外熱交換器(蒸発器)5→四方弁2→アキュームレータ6→コンプレッサ1の順に冷媒を流通(実線矢印)させて暖房している。
【0016】
また、屋内冷房時には、コンプレッサ1→四方弁2→室外熱交換器(凝縮器)5→膨張弁(減圧手段)4→室内熱交換器(蒸発器)3→四方弁2→アキュームレータ6→コンプレッサ1の順に冷媒を流通(破線矢印)させて冷房している。室内熱交換器3は、暖房時には凝縮器として機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室外熱交換器5は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房時には凝縮器として機能する。
【0017】
尚、3aは室内熱交換器3に室内空気を送風する室内ファンであり、5aは室外熱交換器5に外気を送風する室外ファンである。上記構成を有するヒートポンプ式空調装置10において、各構成要素のうち室内熱交換器3及び送風機3aは、室内機20を構成して室内の適所に設置され、その他のものは、室外機30を構成して室外の適所に設置されている。
【0018】
次に、本実施形態の特徴構成を説明する。本実施形態のヒートポンプ式空調装置10は、コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路AC(図1中のA点からC点)と、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁として電磁開閉弁7とを設けている。
【0019】
また、アキュームレータ6に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ6をバイパスしてコンプレッサ4の吸入側に流入するガスバイパス路BC(図1中のB点からC点)と、そのガスバイパス路BCの流通を制御する制御弁として電磁開閉弁8とを設けている。また、いずれのバイパス路AC・BCも所定のバイパス量が得られる流路面積となっている。
【0020】
そして、ヒートポンプ式空調装置10は、電子回路等からなる制御手段としての制御装置40を有する。この制御装置40は、室内に設けられた図示しないコントローラや図示しない室内温センサ・外気温センサ等の各種センサからの情報を入力し、コンプレッサ1、四方弁2、送風ファン3a・5a、電磁開閉弁7・8等を作動制御するようになっている。
【0021】
次に、本実施形態の作動を上記構成に基づいて説明する。制御装置40は、ヒートポンプ式空調装置10に電力供給されている時には、図示しないコントローラからの情報に基づいて、暖房運転時の制御処理、又は冷房運転時の制御処理のいずれかを実行する。
【0022】
まず、暖房運転時の作動について説明する。例えば外気温が低い時、図示しないコントローラの暖房スイッチがONされ、ON信号が制御装置40に入力されると、制御装置40は暖房運転時の制御処理を実行する。制御装置40は四方弁2を暖房側(実線)に切り替えると共に、電動モータを起動してコンプレッサ1を駆動する。
【0023】
コンプレッサ1を出た高温のガス冷媒は、四方弁2を通り、室内熱交換器3で凝縮することで暖房を行なった後、膨張弁4で減圧され、室外熱交換器5で蒸発し、四方弁2を再び通り、アキュームレータ6にて気液分離され、ガス冷媒がコンプレッサ1に戻る。
【0024】
次に、冷房運転時の作動について説明する。例えば外気温が高い時、図示しないコントローラの冷房スイッチがONされ、ON信号が制御装置40に入力されると、制御装置40は冷房運転時の制御処理を実行する。制御装置40は四方弁2を冷房側(破線)に切り替えると共に、電動モータを起動しコンプレッサ1を駆動する。
【0025】
コンプレッサ1を出た高温のガス冷媒は、四方弁2を通り、室外熱交換器5で凝縮し、膨張弁4で減圧され、室内熱交換器3で蒸発することで冷房を行なった後、四方弁2を再び通り、アキュームレータ6に送られて気液分離され、ガス冷媒がコンプレッサ1に戻る。
【0026】
次に、本発明の特徴である暖房運転における各機器の制御について説明する。図2は本発明の一実施形態おける暖房運転制御のフローチャートである。暖房運転がスタートすると、ステップS1でバルブ(電磁開閉弁)7・8を閉じ、その後ステップS2で、まず室温をコントローラで設定された温度にまでいち早く昇温するため、能力いっぱいでのヒートアップ運転が行なわれ、そのために最適なコンプレッサ1の回転数および送風ファン3a・5aの回転数が設定されて出力される。
【0027】
ステップS3では室温が設定温度にまで達したか否かを判定しており、室温が設定温度に達するまではステップS2のヒートアップ運転が行なわれ、室温が設定温度まで達したらステップS4へと進む。そのステップS4では、ステップS1で閉じていたバルブ7・8を開け、その後ステップS5で、室温を設定温度に維持するため、暖房能力を抑えての保温運転が行なわれ、そのために最適なコンプレッサ1の回転数および送風ファン3a・5aの回転数が設定されて出力される。
【0028】
ステップS6では室温が設定温度を下回っていないか否かを判定しており、室温が設定温度で保たれている場合はステップS5の保温運転が続行され、室温が設定温度を下回った場合はリターンしてヒートアップ運転からの順で繰り返される。
【0029】
次に本実施形態での特徴と効果を述べる。まず、コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路ACと、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁7とを設けると共に、制御装置40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合(本実施形態ではヒートアップ運転時)には制御弁7を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合(本実施形態では保温運転時)には制御弁7を開弁して運転している。
【0030】
この低負荷時に高温の吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスして吸入ガス冷媒と混合することにより、吐出冷媒温度は高く保たれ、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0031】
また、アキュームレータ6に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ6をバイパスしてコンプレッサ1の吸入側に流入するガスバイパス路BCと、そのガスバイパス路BCの流通を制御する制御弁8とを設けると共に、制御装置40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合には制御弁8を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合には制御弁8を開弁して運転している。
【0032】
この低負荷時にアキュームレータ6に流入する冷媒の一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスして循環させることにより、コンプレッサ1の吐出冷媒温度が低下してしまうのが防がれ、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0033】
また、このような冷凍サイクルRでヒートポンプ式空調装置、ヒートポンプ式暖房装置もしくはヒートポンプ式給湯加熱器を構成することにより、例えばブラインを加熱して行なう床暖房装置や給湯水を加熱する給湯加熱器にて、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができるうえ、特に空調装置として構成した場合、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度が高いことより室内への吹き出し温度も高くなって冷風感がなくなり、暖房フィーリングを向上させることができる。
【0034】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスしているが、本発明はこれに限らず、アキュームレータ6の入口上流側にバイパス接続点を持ってきても良い。また、上述の実施形態では、いずれのバイパス路AC・BCも所定のバイパス量が得られる流路面積としてコンプレッサ回転数を可変しているが、例えばコンプレッサを固定回転数としてバルブ7・8の開度を可変する制御であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるヒートポンプ式空調装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態おける暖房運転制御のフローチャートである。
【図3】図1の構成のヒートポンプ式空調装置において、制御弁を作動させた場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【図4】従来のヒートポンプシステムにおいて、膨張弁を絞った場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ
3 室内熱交換器(凝縮器)
4 膨張弁(減圧手段)
5 室外熱交換器(蒸発器)
6 アキュームレータ
7、8 電磁開閉弁(制御弁)
40 制御装置(制御手段)
R 冷凍サイクル
AC ホットガスバイパス路
BC ガスバイパス路
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気・ブライン・水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムに関するものであり、空気を加熱して居室内の暖房を行なうヒートポンプ式空調装置等に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
空気・ブライン・水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムにおいて、例えば空気を加熱して居室内の暖房を行なうヒートポンプ式空調装置では、居室内の空気温度が設定温度にまで達すると、コンプレッサの回転を低下させると共に室内機の吹き出し風量も低下させ、それ以上の温度に上がらないよう暖房能力を低下させる制御を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなヒートポンプサイクル運転ではコンプレッサからの吐出冷媒ガス温度は変化しないか、むしろ低下してしまい、室内機からの冷風感が強まると同時に、風の到達距離は低下するため暖房フィーリングが悪化するという問題がある。
【0004】
コンプレッサからの吐出冷媒ガス温度を上げる方法として、膨張弁を絞りコンプレッサ吸入前のスーパーヒート(過熱度)を大きくとることが一般的に知られている。図4は、その、膨張弁を絞った場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【0005】
しかし、外気温の低い状態で行なう暖房運転で、このスーパーヒートを大きくとろうとすれば蒸発温度を低くせざるを得ず、室外熱交換器でのフロスト(霜着き)の発生や、コンプレッサへの吸入圧力が低下することによる冷媒循環量の低下で、大幅に能力や効率が低下するという問題が生じている。
【0006】
また、アキュームレータがコンプレッサの前に存在するため、アキュームレータ内の残留液冷媒によりアキュームレータ出口での冷媒は湿り度を帯びてしまいスーパーヒートがゼロ、もしくは冷媒の湿り度増加によりコンプレッサ吐出冷媒温度が低下してしまうという問題が生じている。
【0007】
本発明は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、設定温度まで達した後の保温運転においてもコンプレッサからの吐出冷媒温度を高く保つことで、快適な加熱感を与えることのできるヒートポンプシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、冷媒を減圧する減圧手段(4)、および冷媒を蒸発させる蒸発器(5)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、コンプレッサ(1)が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ(1)の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路(AC)と、そのホットガスバイパス路(AC)の流通を制御する制御弁(7)とを設けると共に、制御手段(40)は、凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には制御弁(7)を閉弁して運転し、凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には制御弁(7)を開弁して運転することを特徴とする。
【0009】
これは、コンプレッサ(1)の吐出冷媒ガスがスーパーヒートを持っているという点に着目したものであり、この高温の吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ(1)の吸入側へバイパスして吸入ガス冷媒と混合することにより吐出冷媒温度を高く保つものである。これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、冷媒を減圧する減圧手段(4)、冷媒を蒸発させる蒸発器(5)、および冷媒を気液分離して蓄えるアキュームレータ(6)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、
アキュームレータ(6)に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ(6)をバイパスしてコンプレッサ(1)の吸入側に流入するガスバイパス路(BC)と、そのガスバイパス路(BC)の流通を制御する制御弁(8)とを設けると共に、制御手段(40)は、凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には制御弁(8)を閉弁して運転し、凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には制御弁(8)を開弁して運転することを特徴とする。
【0011】
これは、アキュームレータ(6)をバイパスすることで冷媒が湿り度を帯びてしまうことを回避できるという点に着目したものであり、アキュームレータ(6)に流入する冷媒の一部をコンプレッサ(1)の吸入側へバイパスして循環させることにより、コンプレッサ吐出冷媒温度が低下してしまうのを防ごうとするものである。これにより、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、冷凍サイクル(R)でヒートポンプ式空調装置、ヒートポンプ式暖房装置もしくはヒートポンプ式給湯加熱器を構成したことを特徴とする。これにより、例えば不凍液等のブライン(熱交換媒体)を加熱して行なう床暖房装置や給湯水を加熱する給湯加熱器にて、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0013】
特に空調装置として構成した場合、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度が高いことより室内への吹き出し温度も高くなって冷風感がなくなり、暖房フィーリングを向上させることができる。尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態におけるヒートポンプ式空調装置10の構成を示す模式図である。本実施形態は、内蔵する電動モータ等によって駆動されて任意に回転数を可変できるコンプレッサ1を使用したヒートポンプ式空調装置10であり、定置型あるいは車両搭載型の空調装置として用いて屋内や車室内を冷暖房することができるが、本実施形態では定置型に適用したものとして述べる。
【0015】
ヒートポンプ式空調装置10は、各冷凍サイクル機器の間を冷媒配管で接続して冷凍サイクルRを構成し、屋内暖房時には、コンプレッサ1→四方弁2→室内熱交換器(凝縮器)3→膨張弁(減圧手段)4→室外熱交換器(蒸発器)5→四方弁2→アキュームレータ6→コンプレッサ1の順に冷媒を流通(実線矢印)させて暖房している。
【0016】
また、屋内冷房時には、コンプレッサ1→四方弁2→室外熱交換器(凝縮器)5→膨張弁(減圧手段)4→室内熱交換器(蒸発器)3→四方弁2→アキュームレータ6→コンプレッサ1の順に冷媒を流通(破線矢印)させて冷房している。室内熱交換器3は、暖房時には凝縮器として機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室外熱交換器5は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房時には凝縮器として機能する。
【0017】
尚、3aは室内熱交換器3に室内空気を送風する室内ファンであり、5aは室外熱交換器5に外気を送風する室外ファンである。上記構成を有するヒートポンプ式空調装置10において、各構成要素のうち室内熱交換器3及び送風機3aは、室内機20を構成して室内の適所に設置され、その他のものは、室外機30を構成して室外の適所に設置されている。
【0018】
次に、本実施形態の特徴構成を説明する。本実施形態のヒートポンプ式空調装置10は、コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路AC(図1中のA点からC点)と、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁として電磁開閉弁7とを設けている。
【0019】
また、アキュームレータ6に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ6をバイパスしてコンプレッサ4の吸入側に流入するガスバイパス路BC(図1中のB点からC点)と、そのガスバイパス路BCの流通を制御する制御弁として電磁開閉弁8とを設けている。また、いずれのバイパス路AC・BCも所定のバイパス量が得られる流路面積となっている。
【0020】
そして、ヒートポンプ式空調装置10は、電子回路等からなる制御手段としての制御装置40を有する。この制御装置40は、室内に設けられた図示しないコントローラや図示しない室内温センサ・外気温センサ等の各種センサからの情報を入力し、コンプレッサ1、四方弁2、送風ファン3a・5a、電磁開閉弁7・8等を作動制御するようになっている。
【0021】
次に、本実施形態の作動を上記構成に基づいて説明する。制御装置40は、ヒートポンプ式空調装置10に電力供給されている時には、図示しないコントローラからの情報に基づいて、暖房運転時の制御処理、又は冷房運転時の制御処理のいずれかを実行する。
【0022】
まず、暖房運転時の作動について説明する。例えば外気温が低い時、図示しないコントローラの暖房スイッチがONされ、ON信号が制御装置40に入力されると、制御装置40は暖房運転時の制御処理を実行する。制御装置40は四方弁2を暖房側(実線)に切り替えると共に、電動モータを起動してコンプレッサ1を駆動する。
【0023】
コンプレッサ1を出た高温のガス冷媒は、四方弁2を通り、室内熱交換器3で凝縮することで暖房を行なった後、膨張弁4で減圧され、室外熱交換器5で蒸発し、四方弁2を再び通り、アキュームレータ6にて気液分離され、ガス冷媒がコンプレッサ1に戻る。
【0024】
次に、冷房運転時の作動について説明する。例えば外気温が高い時、図示しないコントローラの冷房スイッチがONされ、ON信号が制御装置40に入力されると、制御装置40は冷房運転時の制御処理を実行する。制御装置40は四方弁2を冷房側(破線)に切り替えると共に、電動モータを起動しコンプレッサ1を駆動する。
【0025】
コンプレッサ1を出た高温のガス冷媒は、四方弁2を通り、室外熱交換器5で凝縮し、膨張弁4で減圧され、室内熱交換器3で蒸発することで冷房を行なった後、四方弁2を再び通り、アキュームレータ6に送られて気液分離され、ガス冷媒がコンプレッサ1に戻る。
【0026】
次に、本発明の特徴である暖房運転における各機器の制御について説明する。図2は本発明の一実施形態おける暖房運転制御のフローチャートである。暖房運転がスタートすると、ステップS1でバルブ(電磁開閉弁)7・8を閉じ、その後ステップS2で、まず室温をコントローラで設定された温度にまでいち早く昇温するため、能力いっぱいでのヒートアップ運転が行なわれ、そのために最適なコンプレッサ1の回転数および送風ファン3a・5aの回転数が設定されて出力される。
【0027】
ステップS3では室温が設定温度にまで達したか否かを判定しており、室温が設定温度に達するまではステップS2のヒートアップ運転が行なわれ、室温が設定温度まで達したらステップS4へと進む。そのステップS4では、ステップS1で閉じていたバルブ7・8を開け、その後ステップS5で、室温を設定温度に維持するため、暖房能力を抑えての保温運転が行なわれ、そのために最適なコンプレッサ1の回転数および送風ファン3a・5aの回転数が設定されて出力される。
【0028】
ステップS6では室温が設定温度を下回っていないか否かを判定しており、室温が設定温度で保たれている場合はステップS5の保温運転が続行され、室温が設定温度を下回った場合はリターンしてヒートアップ運転からの順で繰り返される。
【0029】
次に本実施形態での特徴と効果を述べる。まず、コンプレッサ1が吐出する冷媒の一部を、コンプレッサ1の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路ACと、そのホットガスバイパス路ACの流通を制御する制御弁7とを設けると共に、制御装置40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合(本実施形態ではヒートアップ運転時)には制御弁7を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合(本実施形態では保温運転時)には制御弁7を開弁して運転している。
【0030】
この低負荷時に高温の吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスして吸入ガス冷媒と混合することにより、吐出冷媒温度は高く保たれ、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0031】
また、アキュームレータ6に流入する冷媒の一部を、アキュームレータ6をバイパスしてコンプレッサ1の吸入側に流入するガスバイパス路BCと、そのガスバイパス路BCの流通を制御する制御弁8とを設けると共に、制御装置40は、凝縮器3による加熱が高負荷の場合には制御弁8を閉弁して運転し、凝縮器3による加熱が低負荷の場合には制御弁8を開弁して運転している。
【0032】
この低負荷時にアキュームレータ6に流入する冷媒の一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスして循環させることにより、コンプレッサ1の吐出冷媒温度が低下してしまうのが防がれ、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができる。
【0033】
また、このような冷凍サイクルRでヒートポンプ式空調装置、ヒートポンプ式暖房装置もしくはヒートポンプ式給湯加熱器を構成することにより、例えばブラインを加熱して行なう床暖房装置や給湯水を加熱する給湯加熱器にて、設定温度まで達した後の保温運転においても快適な加熱感を得ることができるうえ、特に空調装置として構成した場合、設定温度まで達した後の保温運転においても吐出冷媒温度が高いことより室内への吹き出し温度も高くなって冷風感がなくなり、暖房フィーリングを向上させることができる。
【0034】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、吐出冷媒ガスの一部をコンプレッサ1の吸入側へバイパスしているが、本発明はこれに限らず、アキュームレータ6の入口上流側にバイパス接続点を持ってきても良い。また、上述の実施形態では、いずれのバイパス路AC・BCも所定のバイパス量が得られる流路面積としてコンプレッサ回転数を可変しているが、例えばコンプレッサを固定回転数としてバルブ7・8の開度を可変する制御であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるヒートポンプ式空調装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態おける暖房運転制御のフローチャートである。
【図3】図1の構成のヒートポンプ式空調装置において、制御弁を作動させた場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【図4】従来のヒートポンプシステムにおいて、膨張弁を絞った場合の冷凍サイクルの挙動を説明するモリエル線図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ
3 室内熱交換器(凝縮器)
4 膨張弁(減圧手段)
5 室外熱交換器(蒸発器)
6 アキュームレータ
7、8 電磁開閉弁(制御弁)
40 制御装置(制御手段)
R 冷凍サイクル
AC ホットガスバイパス路
BC ガスバイパス路
Claims (3)
- 冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、前記冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、前記冷媒を減圧する減圧手段(4)、および前記冷媒を蒸発させる蒸発器(5)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、
前記コンプレッサ(1)が吐出する前記冷媒の一部を、前記コンプレッサ(1)の吸入側にバイパスさせるホットガスバイパス路(AC)と、そのホットガスバイパス路(AC)の流通を制御する制御弁(7)とを設けると共に、
前記制御手段(40)は、前記凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には前記制御弁(7)を閉弁して運転し、前記凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には前記制御弁(7)を開弁して運転することを特徴とするヒートポンプシステム。 - 冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(1)、前記冷媒を凝縮させる凝縮器(3)、前記冷媒を減圧する減圧手段(4)、前記冷媒を蒸発させる蒸発器(5)、および前記冷媒を気液分離して蓄えるアキュームレータ(6)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、この冷凍サイクル(R)を制御する制御手段(40)とを備えるヒートポンプシステムにおいて、
前記アキュームレータ(6)に流入する前記冷媒の一部を、前記アキュームレータ(6)をバイパスして前記コンプレッサ(1)の吸入側に流入するガスバイパス路(BC)と、そのガスバイパス路(BC)の流通を制御する制御弁(8)とを設けると共に、
前記制御手段(40)は、前記凝縮器(3)による加熱が高負荷の場合には前記制御弁(8)を閉弁して運転し、前記凝縮器(3)による加熱が低負荷の場合には前記制御弁(8)を開弁して運転することを特徴とするヒートポンプシステム。 - 前記冷凍サイクル(R)でヒートポンプ式空調装置、ヒートポンプ式暖房装置もしくはヒートポンプ式給湯加熱器を構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002223641A JP2004061071A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ヒートポンプシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002223641A JP2004061071A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ヒートポンプシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004061071A true JP2004061071A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31943342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002223641A Pending JP2004061071A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ヒートポンプシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004061071A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155386A1 (ja) | 2010-06-11 | 2011-12-15 | ヤンマー株式会社 | エンジン駆動式給湯回路およびこれを使用したエンジン駆動式給湯器 |
WO2015046194A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置、電動圧縮機、及び車両の空調方法 |
EP2873936A2 (en) | 2013-11-13 | 2015-05-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat pump system |
WO2021100409A1 (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
JP2021156567A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-10-07 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
WO2024053334A1 (ja) * | 2022-09-07 | 2024-03-14 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
-
2002
- 2002-07-31 JP JP2002223641A patent/JP2004061071A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155386A1 (ja) | 2010-06-11 | 2011-12-15 | ヤンマー株式会社 | エンジン駆動式給湯回路およびこれを使用したエンジン駆動式給湯器 |
WO2015046194A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置、電動圧縮機、及び車両の空調方法 |
JP2015067206A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置、電動圧縮機、及び車両の空調方法 |
CN105408144A (zh) * | 2013-09-30 | 2016-03-16 | 三菱重工汽车空调系统株式会社 | 车用空调装置、电动压缩机以及车辆的空调方法 |
US10086677B2 (en) | 2013-09-30 | 2018-10-02 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | Vehicle air conditioning device, electric compressor, and vehicle air conditioning method |
EP2873936A2 (en) | 2013-11-13 | 2015-05-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat pump system |
WO2021100409A1 (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
JP2021156567A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-10-07 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
CN114761738A (zh) * | 2019-11-22 | 2022-07-15 | 株式会社电装 | 制冷循环装置 |
JP7298580B2 (ja) | 2019-11-22 | 2023-06-27 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
CN114761738B (zh) * | 2019-11-22 | 2024-04-09 | 株式会社电装 | 制冷循环装置 |
WO2024053334A1 (ja) * | 2022-09-07 | 2024-03-14 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4782941B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
US20090095005A1 (en) | Air-Conditioning System | |
JP2004218853A (ja) | 空調装置 | |
JP2003320838A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2005263200A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2003320837A (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2003083381A1 (fr) | Dispositif a cycle frigorifique | |
JP2010181104A (ja) | ヒートポンプ式給湯・空調装置 | |
CN110332654A (zh) | 空调系统及空调系统化霜控制方法 | |
EP1813888A2 (en) | Heat pump type air conditioner | |
JP3599011B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004338447A (ja) | 空調装置 | |
JP2004170023A (ja) | 多室形空気調和機の制御方法 | |
JPH11230646A (ja) | エンジン駆動ヒートポンプ | |
JP2004061071A (ja) | ヒートポンプシステム | |
JPH11159911A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP4252184B2 (ja) | 空気調和機の冷媒流量制御装置 | |
JP2006242480A (ja) | 蒸気圧縮サイクルシステム | |
JP2002005536A (ja) | ヒートポンプサイクル | |
JP2012076589A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6029569B2 (ja) | ヒートポンプシステム、及び、ヒートポンプ式給湯器 | |
JP2004150737A (ja) | 空気調和機 | |
JP2001246929A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP3723402B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2019188851A (ja) | 空調装置 |