JPH023093Y2 - - Google Patents

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JPH023093Y2
JPH023093Y2 JP16680383U JP16680383U JPH023093Y2 JP H023093 Y2 JPH023093 Y2 JP H023093Y2 JP 16680383 U JP16680383 U JP 16680383U JP 16680383 U JP16680383 U JP 16680383U JP H023093 Y2 JPH023093 Y2 JP H023093Y2
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JP16680383U
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、電動式膨張弁を備えた空気調和機
に関する。
〔考案の技術的背景〕
一般に、この種の空気調和機にあつては、運転
時、蒸発器の冷媒過熱度を検出し、この冷媒過熱
度と設定目標過熱度との差に応じて電動式膨張弁
の開度を制御し、これにより冷媒循環量を調節
し、冷媒過熱度を設定目標過熱度に至らせて安定
運転を行なうようにしている。
〔背景技術の問題点〕
ところで、このような空気調和機においては、
運転開始に際しての圧縮機の起動時、電動式膨張
弁を一旦全閉または全開してから上記開度制御を
行なうようにしているが、電動式膨張弁が運転に
最適な開度に至るまでに時間がかかり、運転の立
上がりが遅いという欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、運転の立上
がりを速めることができ、効率のよい快適な空調
を可能とする空気調和機を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、運転開始に際しての圧縮機起動時
は電動式膨張弁を初期開度に設定し、かつ室内温
度制御手段に基づく圧縮機の再起動時は電動式膨
張弁を圧縮機停止前の開度に設定するものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の第1の実施例について図面を
参照して説明する。
第1図に示すように、圧縮機1、四方弁2、室
外側熱交換器3、ドライヤ4、電動式膨張弁(パ
ルスモータ内蔵)5、室内側熱交換器6などが順
次連通され、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成
される。電動式膨張弁5と室内側熱交換器6との
相互連通部にはキヤピラリチユーブ7の一端が連
通される。そして、キヤピラリチユーブ7の他端
はバイパスサイクル8として圧縮機1の冷媒吸込
み側配管に連通される。こうして、冷房運転時は
図示実線矢印の方向に冷媒が流れて冷房サイクル
が形成され、室外側熱交換器3が凝縮器として作
用するとともに室内側熱交換器6が蒸発器として
作用する。暖房運転時は四方弁2が切換作動する
ことにより図示破線矢印の方向に冷媒が流れて暖
房サイクルが形成され、室内側熱交換器6が凝縮
器として作用するとともに室外側熱交換器3が蒸
発器として作用する。
また、圧縮機1の冷媒吸込み側配管において、
四方弁2とバイパスサイクル8の連通部との間に
は冷媒温度センサ(サーミスタ)9が設けられ
る。さらに、バイパスサイクル8には冷媒温度セ
ンサ(サーミスタ)10が設けられる。一方、圧
縮機1の冷媒吐出側配管には高圧スイツチ11が
設けられており、この高圧スイツチ11が作動す
ると圧縮機1の運転が停止するようになつてい
る。
そして、上記冷媒温度センサ9,10の出力は
主制御部20へ供給される。この主制御部20
は、マイクロコンピユータおよびその周辺回路か
らなり、運転操作部21で設定される運転条件お
よび室内温度センサ22の検知温度などに応じた
圧縮機1および四方弁2の制御、および温度セン
サ9,10の検知温度の差つまり冷媒過熱度に応
じた電動式膨張弁5の開度制御などを行なうもの
である。なお、この開度制御は膨張弁駆動回路2
3を用いて行なわれる。
つぎに、上記のような構成において第2図のフ
ローチヤートを参照しながら動作を説明する。
運転操作部21の電源スイツチをオンすると
(電源投入)、主制御部20は冷房運転が設定され
ているかそれとも暖房運転が設定されているかを
判別し、冷房運転であれば電動式膨張弁5を一定
の冷房用初期開度に設定し、暖房運転であれば四
方弁2を切換作動するとともに電動式膨張弁5を
一定の暖房用初期開度に設定する。しかして、運
転操作部21の運転スイツチをオンすると、圧縮
機1が起動して冷房運転あるいは暖房運転が開始
される。
運転が開始されると、主制御部20は、温度セ
ンサ9で検知される冷媒温度と温度センサ10で
検知される冷媒温度との差つまり蒸発器の冷媒加
熱度を一定時間毎に検出し、その検出した冷媒加
熱度が設定目標加熱度となるように電動式膨張弁
5の開度を制御する。しかして、冷媒加熱度が設
定目標加熱度に至ると、主制御部20は電動式膨
張弁5の開度をその都度記憶するとともに、室内
温度センサ22で検知される室内温度に応じて圧
縮機1の運転をオン、オフ制御する。すなわち、
冷房運転時は室内温度が設定温度まで低下または
それ以下になると圧縮機1を停止し、室内温度が
設定温度以上になると圧縮機1を再起動する。暖
房運転時は、室内温度が設定温度まで上昇または
それ以上になると圧縮機1を停止し、室内温度が
設定温度以下になると圧縮機1を再起動する。な
お、主制御部20は、圧縮機1の停止に際し、電
動式膨張弁5を一旦全閉し、所定時間後に全開し
て冷凍サイクルのガスバランスを行なう。
ところで、主制御部20は、圧縮機1の停止か
ら起動までの時間が一定時間以内であれば、その
起動が室内温度制御に基づく再起動であると判断
し、その再起動に際して電動式膨張弁5を記憶開
度(圧縮機停止前の開度)に設定する。また、圧
縮機1の停止から起動までの時間が一定時間以上
であれば、その起動が運転操作部21の運転スイ
ツチの操作によるものであると判断し、その起動
に際して電動式膨張弁5を前記冷房用初期開度ま
たは暖房用初期開度に設定する。
このように、運転開始に際しての圧縮機1の起
動時は電動式膨張弁5の開度を一定の冷房用初期
開度または暖房用初期開度に設定し、かつ室内温
度制御に基づく圧縮機1の再起動時は電動式膨張
弁5の開度を圧縮機停止前の開度に設定すること
により、常に速い立上がりをもつて運転を開始ま
たは再開することができ、これにより効率のよい
快適な空調が可能である。
なお、上記実施例では、冷房運転機能および暖
房運転機能を有するヒートポンプ式の空気調和機
を対象として説明したが、どちらか一方だけの運
転機能を有する空気調和機であれば、つまり冷房
運転から暖房運転への切換あるいは暖房運転から
冷房運転への切換がない空気調和機であれば、運
転開始に際しての電動式膨張弁5の初期開度を運
転停止前の開度とするようにしてもよい。
次に、この考案の第2の実施例について図面を
参照して説明する。ただし、図面において第1図
と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
第3図において、30は能力可変圧縮機、31
は室外フアン、32は室内フアンである。しかし
て、圧縮機30の冷媒吐出側配管と冷媒吸込み側
配管との間にはキヤピラリチユーブ33を介して
飽和温度生成用のバイパスサイクル34が設けら
れる。そして、冷媒吸込み側配管において、四方
弁2とバイパスサイクル34の連通部との間には
冷媒温度センサ9が設けられる。さらに、バイパ
スサイクル34には冷媒温度センサ10が設けら
れる。
第4図は制御回路である。40は三相交流電源
で、この電源40のR、S、T相には室外側制御
部41が接続され、この室外側制御部41の電源
ライン(R、T相)には室内側制御部42が接続
される。そして、室外側制御部41と室内側制御
部42との間ではたとえば電源電圧のオン、オフ
を利用したシリアル転送方式によつて情報の授受
がなされるようになつている。室外側制御部41
には、圧縮機モータ30M、フアンモータ31
M、四方弁2、電動式膨張弁5、および上記温度
センサ9,10が接続される。また、室内側制御
部42にはリモートコントロール式の運転操作部
45、フアンモータ32M、室内温度センサ4
4、および熱交温度センサ45が接続される。し
かして、室外側制御部41は、圧縮機モータ1M
をインバータ回路(図示しない)を介して電源4
0に接続しており、そのインバータ回路の出力の
周波数および電圧を調節することにより圧縮機3
0の能力を負荷に応じた最適な能力に設定するよ
うになつている。また、室外側制御部41は、圧
縮機モータ30Mへの駆動電流が一定値以上にな
るとそれを検知する過電流センサ50を有してお
り、駆動電流が一定値以上になるとインバータ回
路への通電を遮断してそのインバータ回路のトラ
ンジスタを保護するようになつている。すなわ
ち、インバータ回路に使用されているトランジス
タは過電流に弱いため、それに対する保護が必要
となつている。一方、室内側制御部42は、マイ
クロコンピユータおよびその周辺回路からなる主
制御部を有している。
つぎに、上記のような構成において第5図のフ
ローチヤートを参照しながら動作を説明する。
運転操作部43の運転スイツチをオンすると、
電動式膨張弁5をマツチングポイントに近い一定
の初期開度に設定するとともに、暖房運転であれ
ば四方弁2を切換作動する。しかして、室内温度
が設定温度以上であれば(冷房運転時)、また室
内温度が設定温度以下であれば(暖房運転時)、
圧縮機30を起動して冷房運転あるいは暖房運転
を開始する。
運転を開始すると、温度センサ9で検知される
吸込み冷媒温度と温度センサ10で検知される飽
和冷媒温度との差つまり蒸発器の冷媒加熱度を一
定時間毎に検出し、その検出した冷媒加熱度が設
定目標加熱度となるように電動式膨張弁5の開度
を制御する。しかして、冷媒加熱度が設定目標加
熱度に至ると、電動式膨張弁5の開度をその都度
記憶するとともに、室内温度センサ41で検知さ
れる室内温度に応じて圧縮機30の能力可変制御
を行なう。すなわち、室内温度が設定温度に近付
くにつれてインバータ回路の出力の周波数および
電圧を低下して圧縮機30の能力を低減してい
き、冷房運転時は室内温度が設定温度以下になる
と、また暖房運転時は設定温度以上になるとそれ
ぞれ圧縮機30を再起動する。なお、圧縮機30
が停止している間は開閉制御を行なわず、電動式
膨張弁5の開度を圧縮機停止前の記憶開度に維持
する。
ところで、圧縮機30の起動時は、冷凍サイク
ルのガスバランスの程度に応じた大きさの始動電
流が圧縮機モータ30Mに流れる。しかして、ガ
スバランスが不安定な状態で起動を行なうと始動
電流が一定値以上となるため、それを過電流セン
サ50で検知してインバータ回路への通電を遮断
し、圧縮機30を停止する。このとき、電動式膨
張弁5を一旦全開して完全なガスバランスを行な
い、所定時間(たとえば1分)後、起動時の開度
に戻して圧縮機30を再起動する。この再起動
時、始動電流が一定値以下の状態を30秒間継続す
れば、正常運転であるとしてそのまま運転を続行
する。ただし、始動電流が一定値以上となつて再
び保護機能が働くと、冷凍サイクルが異常である
と判断してそこで全ての運転を停止する。
このように、運転開始に際しての圧縮機30の
起動時は電動式膨張弁5の開度を一定の初期開度
に設定し、かつ室内温度制御に基づく圧縮機30
の再起動時は電動式膨張弁5の開度を圧縮機停止
前の開度に設定することにより、常に速い立上が
りをもつて運転を開始または再開することがで
き、これにより効率のよい快適な空調が可能であ
る。特に、圧縮機30の起動時(再起動も含む)、
過電流センサ50に基づく保護機能が働いた場合
には、完全なガスバランスを行なつてから圧縮機
30を再起動するようにしたので、不要な運転停
止を極力防ぐことができ、よつて効率のよい最適
な運転が可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案によれば、運転の立
上がりを速めることができ、効率のよい快適な空
調を可能とする空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す全体的
な構成図、第2図は同実施例の動作を説明するた
めのフローチヤート、第3図はこの考案の第2の
実施例を示す冷凍サイクルの構成図、第4図は同
実施例の制御回路の構成図、第5図は同実施例の
動作を説明するためのフローチヤートである。 1……圧縮機、3……室外側熱交換器、5……
電動式膨張弁、6……室内側熱交換器、9,10
……冷媒温度センサ、20……主制御部、30…
…能力可変圧縮機、41……室外側制御部、42
……室内側制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機、蒸発器、電動式膨張弁、凝縮器などを
    順次連通してなる冷凍サイクルを備え、前記蒸発
    器の冷媒加熱度に応じて前記電動式膨張弁の開度
    を制御する空気調和機において、室内温度に応じ
    て前記圧縮機の運転をオン、オフ制御する室内温
    度制御手段と、運転開始に際しての圧縮機起動時
    は前記電動式膨張弁を初期開度に設定し、かつ前
    記室内温度制御手段に基づく圧縮機の再起動時は
    電動式膨張弁を圧縮機停止前の開度に設定する手
    段とを具備したことを特徴とする空気調和機。
JP16680383U 1983-10-27 1983-10-27 空気調和機 Granted JPS6075864U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16680383U JPS6075864U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 空気調和機

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JP16680383U JPS6075864U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 空気調和機

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JPS6075864U JPS6075864U (ja) 1985-05-28
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JP16680383U Granted JPS6075864U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 空気調和機

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WO2022234860A1 (ja) * 2021-05-07 2022-11-10 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

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